conserve
第一音節の /ə/ は、曖昧母音で、力を抜いた「ア」に近い音です。第二音節の /ɜːr/ は、口を少し開け、舌を丸めて喉の奥から出すような音で、日本語の「アー」よりもこもった響きになります。最後の 'v' は有声の唇歯摩擦音で、上の前歯を下唇に軽く当てて音を出します。日本語にはない音なので、意識して練習しましょう。強勢は第二音節にあります。
守り抜く
貴重な資源、文化、伝統などを保護し、維持するニュアンス。単に保持するだけでなく、積極的に働きかけて劣化や消失を防ぐ意味合いが含まれる。例:自然を保護する、文化遺産を守る
My mom always tells me to conserve water when I brush my teeth.
母はいつも、歯を磨く時に水を節約しなさいと言います。
※ この例文は、日常生活で「水や電気などの資源を無駄遣いせず大切に使う(節約する)」という『conserve』の典型的な使い方を示しています。お母さんが子供に教えるように、身近な行動をイメージしやすいでしょう。ここでは「to conserve」が「〜するように」という目的を表しています。
The runner tried to conserve his energy for the final sprint.
そのランナーは最後のスパートのためにエネルギーを温存しようとしました。
※ ここでは『conserve』が「体力やエネルギーを使いすぎないように温存する」という意味で使われています。マラソン選手がゴールに向けて計画的に力を残しておく様子が目に浮かびますね。スポーツや長時間の作業などで、無駄な消費を抑える場面でよく使われます。
They work hard to conserve the old castle for future generations.
彼らは未来の世代のためにその古いお城を守り抜こうと一生懸命働いています。
※ この例文は、『conserve』が「貴重なもの(文化遺産、自然環境など)を壊さずに守り、良い状態を保つ」という意味で使われる典型例です。単に「守る」だけでなく、未来に引き継ぐために大切に維持するというニュアンスが含まれています。
節約する
資源やエネルギーなどを無駄遣いせず、大切に使うこと。将来のために、計画的に消費を抑える意味合いが強い。例:水を節約する、エネルギーを節約する
My mom always tells us to conserve electricity by turning off the lights.
母はいつも私たちに、電気を消して電気を節約するように言います。
※ 【情景】お母さんが家族に電気の無駄遣いをしないよう促している場面です。家庭で「電気代を節約する」という、日常的で身近な状況でよく使われる表現です。 【ヒント】"conserve electricity"(電気を節約する)や "conserve water"(水を節約する)は、家庭や職場でよく使われるフレーズです。
We must conserve water because the town is facing a serious drought.
町が深刻な干ばつに直面しているので、私たちは水を節約しなければなりません。
※ 【情景】水不足に苦しむ町で、人々が協力して水を大切に使おうと努力している場面です。"conserve" は、地球の資源や環境を守るために「資源を節約する、大切に使う」という意味でよく使われます。 【文法】"must" は「~しなければならない」という義務や必要性を表します。
To conserve money, I decided to cook my own meals during the trip.
お金を節約するために、私は旅行中、自分で食事を作ることにしました。
※ 【情景】旅行中に、予算内で旅を続けるため、食費を抑えようと自分で料理をしている場面です。"conserve" は、お金や時間など、個人的なリソースを「無駄なく使う」「大切に使う」という意味でも使われます。 【文法】"To conserve..." のように、文の初めに「~するために」と目的を表す形でよく使われます。
コロケーション
エネルギーを節約する
※ 最も一般的なコロケーションの一つで、電気、ガス、石油などのエネルギー資源の無駄遣いを避けることを指します。環境保護の文脈で頻繁に使われ、省エネ家電の使用や節電行動などを促す際に用いられます。 'Energy conservation' (エネルギー節約)という名詞形も非常によく使われます。
資源を保護する、資源を大切に使う
※ 水、森林、鉱物など、天然資源の枯渇を防ぎ、持続可能な利用を目指すことを意味します。環境問題、経済政策、国際関係など、幅広い分野で用いられます。 'Resource conservation' (資源保護)という名詞形も一般的です。
水を節約する
※ 飲料水、農業用水、工業用水など、あらゆる種類の水の無駄遣いを防ぐことを指します。特に乾燥地帯や水不足が深刻な地域では、日常生活における節水行動が重要視されます。 'Water conservation' (節水)は、具体的な対策(節水型シャワーヘッドの使用など)とともに語られることが多いです。
環境を保護する
※ 自然環境の破壊を防ぎ、生態系を維持することを意味します。環境保護団体や政府機関のスローガンとしてよく用いられます。 'Environmental conservation' (環境保護)は、より専門的な文脈で使用されることが多いです。
野生生物を保護する
※ 絶滅の危機に瀕している動物や植物を保護し、生息地を守ることを指します。動物保護団体や自然保護区の活動内容を説明する際によく用いられます。 'Wildlife conservation' (野生生物保護)は、密猟対策や生息地復元など、具体的な活動内容を伴うことが多いです。
燃料を節約する
※ ガソリン、軽油、灯油などの燃料の消費を抑えることを意味します。燃費の良い運転や公共交通機関の利用などを促す際に用いられます。経済的な理由だけでなく、環境保護の観点からも重要視されます。
文化財を保存する
※ 歴史的、文化的に価値のある物品を劣化から守り、後世に伝えることを指します。博物館や美術館の活動内容を説明する際によく用いられます。'Artifact conservation' (文化財保存)は、専門的な知識や技術を必要とする分野です。
伝統を守る
※ 古くから受け継がれてきた習慣、儀式、文化などを維持することを意味します。地域社会のアイデンティティを保つ上で重要な役割を果たします。グローバル化が進む現代において、伝統文化の保護は重要な課題となっています。
使用シーン
学術論文や研究発表で頻繁に使用されます。特に、資源の保護やエネルギーの節約、歴史的建造物の保存など、持続可能性に関連する研究分野でよく見られます。例えば、「The study aims to conserve biodiversity in the Amazon rainforest.(この研究はアマゾン熱帯雨林の生物多様性を保護することを目的とする)」のように使われます。また、歴史学においては、「to conserve historical documents(歴史的文書を保存する)」のように、文化遺産の維持に関する文脈で用いられます。
ビジネス文書や会議で、資源の効率的な利用やコスト削減、環境保護に関する議論で使われます。例えば、「We need to conserve energy to reduce operational costs.(運営コストを削減するために、エネルギーを節約する必要がある)」のように、具体的な行動計画を述べる際に用いられます。企業のCSR(企業の社会的責任)報告書など、公式な文書で目にすることが多いでしょう。
日常生活に関するニュースやドキュメンタリー、環境問題に関する議論などで使われます。例えば、「We should conserve water by taking shorter showers.(シャワーの時間を短くすることで水を節約すべきだ)」のように、個人の行動を促す文脈で用いられます。また、食品の保存方法について議論する際にも、「Conserve food in the refrigerator to prevent spoilage.(食品の腐敗を防ぐために冷蔵庫で保存する)」のように使われます。
関連語
類義語
何かを元の状態のまま維持し、保護することを意味します。博物館での文化財の保存、自然保護区での生態系の保護など、比較的フォーマルな場面で使われます。 【ニュアンスの違い】"conserve"は資源やエネルギーの消費を抑えるニュアンスが強いのに対し、"preserve"は品質や状態を維持することに重点が置かれます。また、"preserve"はジャムなどの食品を加工して保存するという意味もあります。 【混同しやすい点】どちらも「保存する」という意味ですが、対象が異なります。"conserve"は資源やエネルギー、"preserve"は文化財や食品など、具体的なモノの状態維持に使われることが多いです。
ある状態や水準を維持し続けることを意味します。機械のメンテナンス、良好な人間関係の維持など、幅広い場面で使われます。日常会話でもビジネスシーンでも頻繁に使われます。 【ニュアンスの違い】"conserve"は積極的に節約したり保護したりするニュアンスがあるのに対し、"maintain"は現状を維持することに重点が置かれます。悪化させないように維持するといった意味合いです。 【混同しやすい点】"conserve"は資源の節約など、将来のために何かを保持する意味合いが強いですが、"maintain"は現状維持が主な意味です。例えば、"maintain a healthy lifestyle"(健康的な生活を維持する)のように使います。
何かを危険や損失から守る、または将来のために蓄えておくことを意味します。お金を貯金する、データを保存するなど、日常的な場面で広く使われます。 【ニュアンスの違い】"conserve"は資源の効率的な利用や節約に重点があるのに対し、"save"は危険からの保護や将来のための蓄えというニュアンスが強いです。また、"save"は時間や手間を省くという意味もあります。 【混同しやすい点】"conserve"は環境保護や資源保護といった文脈で使われることが多いですが、"save"はより個人的なレベルでの保護や蓄えに使われることが多いです。例えば、"save money"(お金を貯める)のように使います。
何かを危険や損害から守ることを意味します。自然保護区で動物を保護する、個人情報を保護するなど、幅広い場面で使われます。 【ニュアンスの違い】"conserve"は資源の持続可能性に焦点を当てるのに対し、"protect"は直接的な危険や損害から守るというニュアンスが強いです。"conserve"は長期的な視点、"protect"はより短期的な視点を持つことが多いです。 【混同しやすい点】"conserve"は資源などを守りながら利用するというニュアンスを含むのに対し、"protect"は損害や危険から守ることに重点が置かれます。例えば、"protect endangered species"(絶滅危惧種を保護する)のように使います。
費用や資源を節約することを意味します。家計を節約する、燃料を節約するなど、経済的な文脈でよく使われます。ビジネスシーンでも頻繁に使われます。 【ニュアンスの違い】"conserve"は資源の有効活用や持続可能性に焦点を当てるのに対し、"economize"は費用を削減することに重点が置かれます。より直接的な金銭的な利益を目的とすることが多いです。 【混同しやすい点】"conserve"は環境保護の意識を持って資源を節約するニュアンスがあるのに対し、"economize"は単に費用を削減するという意味合いが強いです。例えば、"economize on fuel"(燃料を節約する)のように使います。
派生語
『保護』『保全』を意味する名詞。動詞『conserve』に名詞化の接尾辞『-ation』が付いた形で、資源、環境、文化遺産など、価値あるものを維持・保護する行為や概念を表します。学術論文や政策文書、環境保護に関するニュースなどで頻繁に使用されます。単に『保存』するだけでなく、積極的に価値を維持・向上させるニュアンスを含みます。
『保守的な』という意味の形容詞。動詞『conserve』に形容詞化の接尾辞『-ative』が付いた形で、『現状維持を重視する』『伝統を重んじる』といった意味合いを持ちます。政治、経済、社会など幅広い分野で使用され、変化を避け、既存の価値観や制度を守ろうとする態度を表します。ビジネスシーンでは、リスクを避け慎重な戦略をとる場合に用いられます。
もともとは『保存のための場所』を意味し、植物を保護・育成するための温室や音楽学校を指します。動詞『conserve』が『場所』の意味合いを持つ名詞に発展した例です。植物園や音楽大学など、特定の分野に特化した施設を指す専門用語として使われます。
反意語
『浪費する』『無駄にする』という意味の動詞。『conserve』が資源やエネルギーを大切に使い、無駄を避けることを意味するのに対し、『waste』はそれらを不注意に、あるいは過剰に使用し、価値を損なうことを指します。日常会話からビジネス、環境問題まで幅広い文脈で使用されます。資源の枯渇や環境汚染といった問題と関連付けて使われることが多いです。
- deplete
『使い果たす』『減少させる』という意味の動詞。『conserve』が資源やエネルギーを維持・保護するのに対し、『deplete』はそれらを消費し、量を減らすことを意味します。資源、資金、体力など、様々なものが減少する場合に使われます。学術論文やニュース記事で、資源の枯渇や生態系の破壊といった文脈でよく用いられます。
『浪費する』『無駄遣いする』という意味の動詞。『waste』と似ていますが、『squander』は特に時間、お金、機会などを軽率に使い、後悔するニュアンスを含みます。『conserve』が計画的に資源を管理するのに対し、『squander』は無計画で無責任な行動を示します。日常会話や文学作品で、個人の行動や社会の状況を批判的に描写する際に用いられます。
語源
「conserve」は、ラテン語の「conservare」に由来します。「con-」は「共に、完全に」を意味する接頭辞で、「servare」は「守る、保つ」という意味です。つまり、「conservare」は「完全に守る、保全する」という概念を表していました。この語が古フランス語を経て英語に入り、「conserve」という形になったのです。日本語で考えると、「conserve」は、大切なものを「コン(共に)」「サーブ(守る)」するイメージです。たとえば、貴重な資源をみんなで協力して守り、未来に引き継ぐ、といったニュアンスが含まれています。節約するという意味合いも、資源を無駄にせず、守り保つという根源的な意味から派生しています。
暗記法
「conserve」は単に守るのではなく、過去の価値を未来へ繋ぐ文化的責任。美術修復は、作品の美的価値に加え、歴史や作者の意図を未来へ伝える行為。自然保護では、森林の生態系や精神的価値を守り、次世代へ恩恵を繋ぐ意志を示す。保守主義は、伝統を尊重し過去の知恵を未来に活かす姿勢。「conserve」は文化、自然、政治で過去と未来を結び、持続可能な社会を築く概念。
混同しやすい単語
『conserve』と『preserve』は、どちらも「保存する」という意味を持つ動詞ですが、ニュアンスが異なります。『conserve』は資源やエネルギーなどを保護・節約して維持するニュアンスが強いのに対し、『preserve』は元の状態を維持し、腐敗や劣化を防ぐニュアンスが強いです。発音も似ているため、文脈で判断する必要があります。語源的には、どちらもラテン語の『servare(守る)』に由来しますが、接頭辞が異なります(con-:共に、pre-:前に)。
『conserve』と『converse』は、最初の部分が同じ 'con-' で始まるため、スペルが似ていると感じやすいかもしれません。『converse』は「会話する」という意味の動詞、または「逆の」という意味の形容詞です。発音もアクセントの位置が異なるため(con*serve* vs. *con*verse)、注意が必要です。語源的には、ラテン語の『conversari(一緒に生活する、話す)』に由来します。
『conserve』と『concern』は、どちらも 'con-' で始まるため、スペルが似ています。『concern』は「心配する」「関心を持つ」という意味の動詞、または「心配事」「関心事」という意味の名詞です。発音も似ていますが、母音の音が異なります。意味も文脈も異なるため、混同しないように注意が必要です。
『conserve』と『reserve』は、どちらも「保存する」という意味合いを持ち、スペルも似ているため混同しやすいです。『reserve』は「予約する」「蓄える」などの意味があり、conserveよりも用途が広いです。発音も少し似ているため、文脈で判断する必要があります。語源的には、どちらもラテン語の『servare(守る)』に由来しますが、接頭辞が異なります(re-:再び)。
『conserve』と『convert』は、最初の 'con-' の部分が共通しており、スペルが似ているため、特に初学者には混同されやすいです。『convert』は「変える」「転換する」という意味の動詞で、名詞形は『conversion』です。発音も似ていますが、アクセントの位置が異なります(con*serve* vs. *con*vert)。意味が全く異なるため、注意が必要です。
『conserve』と『deserve』は、語尾の '-serve' の部分が共通しているため、スペルが似ていると感じるかもしれません。『deserve』は「値する」「当然である」という意味の動詞です。発音も母音の音が異なるため、注意が必要です。意味が全く異なるため、文脈で判断する必要があります。
誤用例
日本人は『conserve』を『現状維持』の意味で捉えがちですが、これは誤りです。『conserve』は資源やエネルギーなどを『保護・節約する』意味合いが強く、対象が具体的な物(家など)の場合は、文化財や歴史的建造物を『保護・保存する』意味合いの『preserve』がより適切です。日本語の『維持』という言葉にとらわれず、英語の語彙が持つニュアンスを理解することが重要です。また、conserve は「(エネルギーなどを)浪費しないように使う」という意味合いが強く、「古い家を浪費しないように使う」というニュアンスは不自然です。
『conserve』は抽象的な文化や伝統に対して使うと、不自然に聞こえることがあります。伝統は『節約』するものではなく、『保護・保存』する対象だからです。文化や伝統などの無形物を守る場合は、『preserve』を使うのが一般的です。日本人が『〜を保護する』という日本語から直訳しようとすると、つい『conserve』を選んでしまいがちですが、英語では対象によって適切な動詞を選ぶ必要があります。
『strength』は『体力』や『腕力』といった意味合いが強く、抽象的な『エネルギー』を指す場合は『energy』を使う方が自然です。『conserve』は資源やエネルギーの節約を意味するため、『体力』よりも『エネルギー』の方が文脈に合致します。日本人が『体力』という言葉に引っ張られて『strength』を選んでしまうのは、日本語の直訳に頼りすぎていることが原因の一つです。英語では、抽象的な概念を表現する際に、より適切な語彙を選ぶことが重要になります。
文化的背景
「conserve」という言葉は、単に物を守るだけでなく、過去から受け継いだ価値や美徳を未来へと繋ぐ、文化的な責任感を伴う行為を意味します。それは、単なる現状維持ではなく、より良い未来のために過去を尊重するという、積極的な意志の表れなのです。
「conserve」の語源を辿ると、ラテン語の「conservare(保つ、守る)」に由来しますが、この言葉が持つ文化的ニュアンスは、単なる物理的な保護を超越しています。例えば、西洋美術における修復(conservation)は、単に絵画や彫刻を元の状態に戻すだけでなく、その作品が持つ歴史的、芸術的価値を未来の世代に伝えるための重要なプロセスです。修復家たちは、作品の表面的な美しさだけでなく、その作品が生まれた時代背景、作者の意図、そして作品が辿ってきた歴史そのものを理解し、尊重しながら作業を進めます。彼らはまるで、過去と未来を結ぶ橋渡し役であるかのように、作品に込められたメッセージを未来へと繋いでいるのです。
また、「conserve」は、自然保護の文脈でも頻繁に使われます。環境保護団体が「conserve our forests(森林を保護しよう)」と訴えるとき、彼らは単に木を切らないように訴えているのではありません。彼らは、森林が持つ生態系、生物多様性、そして人類にとっての精神的な価値を守り、未来の世代にもその恩恵を享受できるように訴えているのです。森林は、単なる資源ではなく、地球の歴史と生命の営みを象徴する存在であり、「conserve」という言葉は、その象徴的な価値を守るという強い意志を表しています。
政治的な文脈においても、「conservative(保守的な)」という言葉は、「conserve」の文化的意義を反映しています。保守主義者は、伝統的な価値観や社会制度を尊重し、急激な変化を避けることを重視します。彼らは、過去の経験から学び、時間をかけて培われた知恵を未来に活かすことを目指します。しかし、それは単に過去に固執するのではなく、変化の必要性を認めつつも、過去の遺産を慎重に評価し、未来への道標とする姿勢なのです。「conserve」という言葉は、このように、文化、自然、政治といった様々な領域において、過去と未来を結びつけ、持続可能な社会を築くための重要な概念として、深く根付いているのです。
試験傾向
- 出題形式: 主に語彙問題、長文読解。稀にリスニング
- 頻度と級・パート: 準1級・1級で頻出。2級でも長文読解で登場する可能性あり
- 文脈・例題の特徴: 環境問題、資源保護、歴史などアカデミックな文脈が多い
- 学習者への注意点・アドバイス: 動詞としての「保護する、保全する」の意味を確実に。名詞形 conservation とセットで覚える。同義語 preserve, protect とのニュアンスの違いも理解しておくと有利。
- 出題形式: Part 5(短文穴埋め問題)、Part 7(長文読解問題)
- 頻度と級・パート: Part 5, 7で中程度の頻度。特にビジネス関連の長文で登場しやすい
- 文脈・例題の特徴: 企業の資源管理、エネルギー効率、環境保護活動などビジネスシーンでの使用が多い
- 学習者への注意点・アドバイス: コスト削減や効率化といった文脈で使われることが多い。同義語 maintain, preserve との使い分けを意識する。形容詞 conservative(保守的な)との混同に注意。
- 出題形式: リーディングセクション
- 頻度と級・パート: アカデミックな文章で頻出
- 文脈・例題の特徴: 科学、環境、歴史など、学術的な内容の文章でよく用いられる
- 学習者への注意点・アドバイス: 抽象的な概念や理論に関連して使われることが多い。類似語の reserve, maintain とのニュアンスの違いを理解することが重要。文脈から正確な意味を把握する練習が必要。
- 出題形式: 長文読解、語彙問題(同意語選択、空所補充など)
- 頻度と級・パート: 難関大学ほど頻出。標準的な大学でも環境問題などを扱った文章で登場する可能性あり
- 文脈・例題の特徴: 環境問題、資源、エネルギー、文化遺産など幅広いテーマで登場
- 学習者への注意点・アドバイス: 文脈から意味を推測する能力が重要。同義語や反意語(wasteなど)を覚えておく。派生語(conservation, conservative)も一緒に学習する。