set out
「set」の母音 /ɛ/ は、日本語の「エ」よりも少し口を横に開いて発音します。語尾の「t」は破裂音ですが、後に母音が続く場合は軽く発音されることが多いです(トゥ)。「out」の /aʊ/ は二重母音で、「ア」から「ウ」へスムーズに移行するイメージで。全体的に強勢は「set」に置かれます。
出発する
旅行や冒険など、ある場所から目的地へ向かって動き出すことを意味します。計画や意図を持って行動を開始するニュアンスを含みます。
We set out early in the morning for our exciting road trip.
私たちは、ワクワクするロードトリップのために、朝早く出発しました。
※ この例文は、家族や友人と一緒に、期待に胸を膨らませて旅に出る情景を描いています。「set out」は、このように「ある程度の距離を移動する旅の始まり」や「新しい冒険への出発」というニュアンスでよく使われます。まるで、みんなで荷物を積み込み、エンジンをかけたばかりの車の前に立っているような場面が目に浮かびますね。
The brave explorers set out to find the hidden treasure in the jungle.
勇敢な探検家たちは、ジャングルに隠された宝物を見つけるために出発しました。
※ ここでは、探検家たちが明確な目的(宝物を見つけること)を持って出発する様子が描かれています。「set out」は、このように「特定の目的や目標を達成するために出発する」という文脈で非常によく使われます。「to do something」の形で、「~するために出発する」という意味合いが強調されます。
Despite the heavy rain, the mailman set out to deliver all the letters on time.
激しい雨にもかかわらず、郵便配達員はすべての手紙を時間通りに届けるために出発しました。
※ この例文は、悪天候という困難な状況の中でも、決意を持って仕事に向かう郵便配達員の姿を想像させます。「set out」は、単に「出発する」だけでなく、このように「困難な状況や障害があっても、覚悟を決めて出発する」というニュアンスを含むことがあります。「despite ~(~にもかかわらず)」という表現と一緒に使うことで、その決意がより強調されます。
始める
新しい事業、プロジェクト、または目標など、何かを意図的に開始することを意味します。計画を立て、準備をして、実行に移すイメージです。
We set out early in the morning for our summer trip, feeling excited.
私たちは夏の旅行のため、わくわくしながら早朝に出発しました。
※ 夏の旅行に出かける家族のわくわくした気持ちが伝わる場面ですね。「set out for 場所」で「〜へ向かって出発する」という使い方です。旅や遠出の始まりによく使われます。
The young artist set out to create a unique painting series.
その若い芸術家は、独自の絵画シリーズを制作し始めました。
※ 新しい作品に挑戦するアーティストの情熱が伝わってきますね。「set out to do something」は「〜しようと(決意して)始める/着手する」という意味で、新しい目標や計画に取り掛かる際によく使われます。
The teacher set out the main points of the lesson clearly.
先生は授業の主要な点を明確に説明し始めました。
※ 先生が大事なことを生徒に伝えようとしている場面が目に浮かびますね。「set out A」のように、ある事柄(A)を順序立てて説明したり、提示したりし始める場合にも使われます。特に、計画や事実などを詳しく述べる際に便利です。
提示する
意見、考え、事実などを明確に示したり、説明したりすることを意味します。議論や会議などで、自分の立場や提案を表明する際に使われます。
The team leader clearly set out our goals for the new project.
チームリーダーは、新しいプロジェクトの私たちの目標を明確に提示しました。
※ チームリーダーが、みんなの目を見て、ホワイトボードに書かれた目標を指しながら、力強く説明している場面です。「set out」は、計画や目標、考えなどを順序立てて分かりやすく説明する時によく使われます。
The teacher set out the main points of the lesson on the board.
先生は、その授業の主要なポイントを黒板に提示しました。
※ 先生が、生徒たちが理解しやすいように、授業の最も大切な部分(主要なポイント)を板書しながら説明している場面です。「set out」は、情報や事実を整理して示す時にも自然に使えます。
The travel guide clearly sets out safety tips for tourists.
その旅行ガイドは、旅行者向けの安全のヒントを明確に提示しています。
※ 旅行者が、初めての国で手にしたガイドブックを真剣に読んでいる場面。そこには、安全に旅を楽しむための大切なヒントが、分かりやすい言葉で書かれています。規則や指示、手順などを「明確に提示する」という時にぴったりです。
コロケーション
露店を出す、商売を始める
※ 文字通りには「屋台を設置する」という意味ですが、比喩的に「事業を開始する」「商売を始める」という意味で使われます。特に、小規模なビジネスや、新しい分野に挑戦する際に用いられることが多いです。例えば、「彼は退職後、趣味の木工品を売るために市場にset out a stallした」のように使います。イギリス英語でよく見られる表現です。
自分の主張を述べる、弁明する
※ 「case」は「主張」「言い分」を意味し、「set out」と組み合わさることで、自分の立場や意見を明確に、詳細に説明することを指します。法廷や会議など、公式な場面でよく用いられます。「弁護士は依頼人のためにset out his caseした」のように使われます。単に「説明する」だけでなく、「相手を説得する」ニュアンスが含まれます。
ガイドラインを定める、指針を示す
※ 「guidelines」は「指針」「ガイドライン」を意味し、「set out」と組み合わさることで、規則や手順、推奨事項などを公式に定めることを指します。企業や政府機関などが、方針や基準を示す際に用いられます。「新しいプロジェクトのために、set out guidelinesを定める必要がある」のように使われます。明確さと透明性を示すニュアンスがあります。
旅に出る、冒険に出発する
※ 文字通りの意味合いで、旅行や冒険に出かけることを指します。物理的な旅だけでなく、比喩的に新しい挑戦や目標に向かって進むことも意味します。「彼は新しいキャリアを求めてset out on a journeyした」のように使われます。しばしば、未知の領域への期待や不安が込められています。文学的な表現としてもよく用いられます。
自分の立場を明確にする、自分の考えを表明する
※ ビジネスシーンでよく使われる表現で、「自分の考えや能力をアピールする」「自分の立場を明確にする」という意味合いがあります。例えば、新しいプロジェクトの提案時に、自分の専門知識や経験をアピールする際に「I'd like to set out my stall on this matter」のように使います。自分の意見を積極的に主張するニュアンスが含まれます。
~しようと試みる、~するつもりである
※ 何か特定の目標や意図を持って行動を開始することを意味します。「I set out to learn Spanish this year.(今年、スペイン語を学ぼうと決めた)」のように使われます。この表現は、単に「する」という事実だけでなく、「意図」「目的」「計画」といったニュアンスを含みます。フォーマルな場面でもカジュアルな場面でも使用できます。
条件を提示する、契約条件を明示する
※ 契約や合意などの条件を明確に示すことを意味します。ビジネスシーンで頻繁に使われ、「We need to set out the terms of the agreement clearly.(契約条件を明確に提示する必要があります)」のように使われます。曖昧さを避け、誤解を防ぐために、条件を詳細に説明するニュアンスが含まれています。
使用シーン
学術論文や研究発表で、「~を提示する」「~を説明する」という意味で使われます。例えば、研究の目的や仮説を「The study sets out to investigate...(本研究は~を調査することを目的とする)」のように述べることがあります。また、「set out a theory(理論を提唱する)」のように、自身の考えを明確に示す際にも用いられます。文語的な表現です。
ビジネスシーンでは、計画や目標を「設定する」「提示する」という意味で使われます。例えば、プロジェクトの目標を「We need to set out clear objectives for this project.(このプロジェクトの明確な目標を設定する必要がある)」のように表現します。また、会議のアジェンダや提案書で、議題や方針を説明する際に「set out」を使うこともあります。フォーマルな文脈で用いられることが多いです。
日常会話では「出発する」という意味で使われることがあります。例えば、旅行の計画を立てる際に「We set out early in the morning.(朝早く出発する)」のように言います。ただし、より口語的な表現としては「leave」や「head out」が一般的です。また、ニュース記事やドキュメンタリーなどで、探検家や冒険家が新たな旅に出る様子を伝える際に「set out」が使われることもあります。
関連語
類義語
何かを開始するという一般的な意味。行動、プロセス、イベントなどが始まることを指す。日常会話、ビジネス、学術など、あらゆる場面で使用される。 【ニュアンスの違い】"set out"が具体的な行動の開始を意味するのに対し、"begin"はより一般的な開始を意味する。"set out"はしばしば目標や目的を持って開始するニュアンスを含む。 【混同しやすい点】"begin"は自動詞としても他動詞としても使えるが、"set out"は通常、特定の目的や旅路の開始を指す場合に用いられ、より具体的な状況で使用される。
フォーマルな文脈で「開始する」という意味。式典、会議、法的プロセスなど、公式なイベントや活動の開始に使われる。ビジネス文書や公式なスピーチでよく見られる。 【ニュアンスの違い】"set out"よりもはるかにフォーマルで、日常会話ではほとんど使われない。公式な、または重要な出来事の開始を強調する。 【混同しやすい点】"commence"は日常会話では不自然に聞こえるほどフォーマルな語である。"set out"のように具体的な行動の開始を指す場合もあるが、より抽象的な概念の開始にも使える。
新しい冒険、事業、または活動を開始するという意味。しばしば、ある程度の規模と重要性を持つものごとに対して用いられる。たとえば、新しいキャリア、研究プロジェクト、または旅行など。 【ニュアンスの違い】"set out"が単に何かを始めることを意味するのに対し、"embark"はより意図的で、しばしば困難や挑戦を伴う新しい旅の始まりを暗示する。 【混同しやすい点】"embark"は文字通り船に乗るという意味もあるため、比喩的な意味で使う際には、文脈が重要となる。また、"embark"は通常、個人的な決意や冒険に関連付けられる。
最も一般的な「開始する」という意味の言葉。あらゆる種類の活動、プロセス、または出来事の開始に使われる。日常会話、ビジネス、学術など、あらゆる場面で使用される。 【ニュアンスの違い】"set out"よりも一般的で中立的な表現。"set out"はしばしば特定の目的や計画を持って開始するというニュアンスを含むが、"start"にはそのようなニュアンスは薄い。 【混同しやすい点】"start"は自動詞としても他動詞としても使えるため、文法的な誤りが起こりやすい。"set out"は通常、特定の場所や目標に向かって出発するという意味合いで使用される。
新しい製品、サービス、またはプロジェクトを市場に投入するという意味。ビジネスやマーケティングの文脈でよく使われる。 【ニュアンスの違い】"set out"が一般的な開始を意味するのに対し、"launch"はより大規模で、公に発表されるような開始を意味する。しばしば、宣伝やプロモーションを伴う。 【混同しやすい点】"launch"はロケットの発射など、物理的な打ち上げにも使われるため、文脈によって意味が大きく異なる。また、"launch"は通常、ビジネスやテクノロジー関連の文脈で使用される。
何か困難なことや責任のあることを引き受けるという意味。プロジェクト、任務、または研究などを始める際に使われる。フォーマルな文脈でよく見られる。 【ニュアンスの違い】"set out"が単に何かを始めることを意味するのに対し、"undertake"はより真剣で、困難を伴う可能性のある活動を開始するというニュアンスを含む。責任感や義務感が強調される。 【混同しやすい点】"undertake"は日常会話ではあまり使われず、ビジネスや学術的な文脈で使用されることが多い。また、"undertake"は通常、個人的な決意や責任に関連付けられる。
派生語
『入植者』という意味の名詞。『set out』が『出発する』から転じて、『新しい土地に定住する』という意味合いが強まった。接尾辞『-er』は人を表す。アメリカ開拓時代のような文脈でよく使われる。
『設定』という意味の名詞。『set out』が『準備する』という意味を持つことから派生し、『舞台設定』や『環境設定』のように、何らかの状況や状態を整えることを指す。日常会話から技術文書まで幅広く使用される。
『初め』や『開始』を意味する名詞。『set out』の『出発』という原義が、時間的な始まりを表すようになった。例えば、『at the outset』という形で、ビジネスやフォーマルな場面でよく用いられる。
反意語
- stay in
『set out』が『出発する』という意味であるのに対し、『stay in』は『家にいる』や『外出しない』という意味。旅行や冒険など、積極的に行動する状況と対比して使われる。日常会話で頻繁に使用される。
『とどまる』という意味の動詞。『set out』が『移動する』ことを意味するのに対し、『remain』はある場所に留まることを示す。例えば、学術論文や報告書で『課題が依然として残る』のように、抽象的な意味でも用いられる。
『撤退する』や『引きこもる』という意味の動詞。『set out』が積極的に外へ向かうのに対し、『withdraw』は内側へ引きこもるニュアンスを持つ。ビジネスシーンで『市場から撤退する』、または心理的な状態を表す際にも使用される。
語源
"Set out」は、比較的分かりやすい構成の句動詞です。 "set" はゲルマン祖語に由来し、「置く」「据える」といった意味を持ちます。日本語の「据え膳(すえぜん)」の「据える」に近いイメージです。一方、"out" は古英語の "ūt" に由来し、「外へ」「離れて」という意味を持ちます。これらが組み合わさることで、"set out" は文字通り「外へ置く」から、「出発する」「始める」という意味合いに発展しました。何かを始める際に、文字通り物理的な場所から「外へ」出て行くイメージ、あるいは、計画や考えを「外へ」提示するというイメージを持つと、記憶に残りやすいでしょう。例えば、遠足の準備で荷物を「外に置く」ことが、遠足の「出発」に繋がると考えると理解しやすいかもしれません。
暗記法
「Set out」は、騎士道物語の英雄が困難な旅に出る姿、大航海時代の探検家が未知の世界へ挑む姿と重なります。自己実現のため、内なる声に導かれるように「出発する」イメージです。それは単なる移動ではなく、勇気、決意、そして未来への希望を胸に、自らの運命を切り開く行為。新たなビジネスを始める起業家、未知の学問に挑む学生…「Set out」は、常に前向きな挑戦の象徴なのです。
混同しやすい単語
『set out』と発音が似ており、特に会話の中では区別が難しいことがあります。意味は『(ゲームなどを)休む』、『参加しない』となり、自動詞として使われることが多いです。前置詞の有無が意味を大きく変えるため、文脈で判断する必要があります。sit の過去形 sat と set の混同にも注意が必要です。
『set out』と同様に句動詞であり、発音が似ています。意味は『整理する』、『解決する』となり、問題解決や分類の文脈でよく使われます。sort の発音の母音部分が set と異なるため、意識して聞き分けることが重要です。また、sort は名詞で『種類』という意味もあるため、品詞にも注意が必要です。
『set out』と母音の音が似ており、句動詞である点も共通しています。意味は『締め出す』、『拒絶する』となり、文字通りドアを閉めて中に入れない状況や、比喩的に機会を奪う状況を表します。shut は過去形も shut であるため、時制に注意が必要です。set と shut の母音の違いを意識して発音練習をすることが効果的です。
『set out』と発音が似ており、特に早口で話されると区別が難しくなります。『sat out』は『sit out』の過去形であり、『(活動に)参加しなかった』という意味になります。動詞の活用形と前置詞の有無に注意し、文脈から判断する必要があります。sit の過去形 sat と set の混同は、多くの日本人学習者が経験する課題です。
『set out』の set と upset の発音が似ており、特に語頭の子音の有無に注意が必要です。upset は『動揺させる』、『ひっくり返す』という意味の動詞であり、形容詞としては『動揺した』という意味になります。また、名詞としても『動揺』という意味があります。文脈によって品詞と意味が異なるため、注意が必要です。up- という接頭辞がつくことで意味が大きく変わることを理解しておくと、他の単語を覚える際にも役立ちます。
『set out』とはスペルも意味も大きく異なりますが、発音が似ているため、聞き間違いやすい単語です。soot は『すす』という意味の名詞であり、煙突や火事の現場でよく見られます。発音記号は /sʊt/ であり、set の /e/ と soot の /ʊ/ の違いを意識して発音練習することが重要です。また、soot は不可算名詞であるため、複数形は存在しない点にも注意が必要です。
誤用例
日本語の「(会議などを)設定する」という表現を直訳すると、つい set out を使ってしまいがちですが、set out は「出発する」「始める」という意味合いが強く、予定を組む意味では不自然です。arrange の方が、会議や会合の予定を「手配する」「準備する」ニュアンスに近く、より適切です。日本人が「設定」という言葉に持つ、システム的な設定や準備というイメージが、set out の持つ意味とずれていることが原因です。
set out は「(旅行などに)出発する」という意味が根幹にあり、そこから派生して「事業などを始める」という意味でも使われます。意見を述べる文脈で set out を使うと、何か新しいことを始めるようなニュアンスが出てしまい、単に意見を表明するだけの場合には不適切です。ここでは、意見を『述べる』という意味で、より直接的な動詞である state を使うのが自然です。日本人が『set out = 提示する』と安易に捉えがちな点が誤用の原因です。
set out to do は「〜しようと試みる」「〜を目指して出発する」という意味ですが、この文脈では少し大げさなニュアンスになります。日本語の「控えめにしようとした」を直訳的に set out を使って表現しようとすると、意図したよりも強い意味合いになってしまいます。aim to do (〜することを目指す) の方が、控えめな努力や意図を表すのに適しており、より自然な英語表現となります。文化的な背景として、英語では自己主張が強いと見られることを避けるために、より婉曲的な表現を選ぶことが重要です。
文化的背景
「Set out」は、単に「出発する」という意味を超え、しばしば未知への挑戦、自己実現の旅立ち、あるいは人生における重要な転換点を象徴する言葉として用いられます。それは、内なる探求の始まりであり、個人の成長と変化を伴う冒険の幕開けを意味するのです。
「Set out」という表現は、中世の騎士道物語や冒険譚にそのルーツを辿ることができます。騎士たちは、名誉や正義のために危険な旅に出る際に「set out」しました。彼らは困難な試練を乗り越え、自己の限界に挑戦することで、英雄としての地位を確立しました。この文脈における「set out」は、単なる物理的な移動だけでなく、精神的な成長と自己超越への意志を示すものでした。また、大航海時代には、探検家たちが新たな世界を目指して「set out」しました。彼らは未知の海域に乗り出し、数々の困難に直面しながらも、探求心と冒険心を持って前進しました。これらの歴史的な背景から、「set out」は勇気、決意、そして未来への希望を象徴する言葉として、人々の心に深く刻まれていったのです。
文学作品においても、「set out」は重要な意味を持つ場面で頻繁に登場します。例えば、ジョゼフ・キャンベルの『千の顔を持つ英雄』では、主人公が日常から非日常の世界へと旅立つ瞬間が「set out」として描かれています。主人公は、自己の内なる声に導かれ、困難な冒険を通じて自己を発見し、成長していきます。また、ロード・オブ・ザ・リングでは、フロドが指輪を破壊するために危険な旅に出る場面で「set out」が用いられます。フロドは、自身の使命を果たすために、安寧な生活を捨て、困難な道を選びます。これらの例から、「set out」は、自己の運命を切り開くための重要な決断と行動を象徴する言葉として理解できます。
現代社会においても、「set out」は様々な場面で使用されます。例えば、起業家が新たなビジネスを始める際に「set out」という言葉が使われることがあります。彼らは、リスクを承知の上で、自身のアイデアを実現するために行動を起こします。また、学生が新たな学問分野を学ぶために大学に入学する際にも「set out」が用いられます。彼らは、知識を習得し、自己の可能性を広げるために努力します。このように、「set out」は、目標達成のために行動を開始する、あらゆる状況において使用され、常に前向きな意味合いを持ちます。それは、過去の制約を乗り越え、未来に向かって進む人々の勇気を称える言葉なのです。
試験傾向
- 出題形式: 主に長文読解、語彙問題。稀にリスニング
- 頻度と級・パート: 準1級以上で頻出。1級でも出題される可能性がある
- 文脈・例題の特徴: アカデミックな内容、物語文など多様。具体的な行動を開始する、計画を立てるなどの意味で使われることが多い
- 学習者への注意点・アドバイス: 「出発する」以外に「(計画などを)立てる」「(物を)並べる」の意味があることに注意。文脈から判断する必要がある
- 出題形式: Part 5(短文穴埋め)、Part 7(長文読解)
- 頻度と級・パート: 頻出。特にビジネス関連の文書でよく見られる
- 文脈・例題の特徴: ビジネスシーン(プロジェクトの開始、旅行の手配など)で使われることが多い
- 学習者への注意点・アドバイス: 「始める」「出発する」の意味で使われることが多い。類義語の 'begin', 'start', 'launch' などとの使い分けに注意
- 出題形式: リーディング
- 頻度と級・パート: 頻出。アカデミックな文章でよく使われる
- 文脈・例題の特徴: 研究、歴史、社会科学など、アカデミックな文脈でよく使われる
- 学習者への注意点・アドバイス: 「(計画などを)立てる」「(事実などを)提示する」といった意味で使われることが多い。抽象的な内容で使われることが多いので、文脈を正確に把握する必要がある
- 出題形式: 長文読解、語彙問題
- 頻度と級・パート: 難関大学で頻出
- 文脈・例題の特徴: 評論文、物語文など多様。文脈理解を問う問題が多い
- 学習者への注意点・アドバイス: 多義語であるため、文脈から適切な意味を判断する必要がある。比喩的な意味で使われることもあるので注意。