remain
最初の音節 /rɪ/ は、日本語の「リ」よりも舌を丸める意識を持つとより近づきます。二つ目の音節 /ˈmeɪn/ は二重母音で、/eɪ/ は「エ」から「イ」へスムーズに移行するイメージです。強勢は二つ目の音節に置かれるため、「メェィン」を意識して強く発音しましょう。最後に軽く「ン」を添えるように発音すると自然です。
残る
ある場所や状態から動かず、変化せずに存在し続けることを意味します。物理的な場所だけでなく、抽象的な状態(例:記憶に残る)にも使われます。
After everyone ate, a lot of pizza still remained on the table.
みんなが食べた後も、まだたくさんのピザがテーブルに残っていた。
※ 家族や友人との食事の後に、食べ物がまだ残っているおなじみの光景です。「remain」は、何かを消費したり使ったりした後でも、その一部が「残っている」という状況でよく使われます。ここでは「まだ(still)たくさん残っていた」という状態を表しています。
After the meeting, he remained in the room to finish his work.
会議の後、彼は仕事を終えるために部屋に残った。
※ 会議が終わってみんなが帰り支度をする中、彼だけが仕事のために部屋に留まる様子が目に浮かびます。「remain」は、他の人が去ったり、状況が変わったりしても、ある場所や状態に「とどまる」「残る」という場合によく使われます。特に「remain in + 場所」で「〜に留まる」と表現できます。
After the heavy rain, small puddles remained on the street.
激しい雨の後、小さな水たまりが道に残っていた。
※ 大雨が降った後、道路に水たまりが点々と残っている様子が目に浮かびます。「remain」は、ある出来事(ここでは「激しい雨」)の結果として、その痕跡や一部が「残る」という状況で自然に使われます。自然現象や時間の経過によって何かが残る場合にも使える便利な表現です。
~のままでいる
特定の状態や性質を維持し続けることを意味します。変化がないこと、あるいは変化が小さいことを強調します。(例:冷静なままでいる、秘密のままでいる)
She remained silent during the whole meeting.
彼女は会議中ずっと黙ったままでした。
※ 会議で彼女が何も話さず、ずっと静かにしている場面です。何か言いたくても言えない、あるいはじっと考えているような状況が想像できますね。「remain + 形容詞」で「~のままでいる」という状態を表す最も基本的な使い方です。人の感情や態度が変化しない様子を伝えるのに便利です。
The old shop door remained closed all day long.
その古い店のドアは一日中閉まったままでした。
※ 昔からあるお店のドアが、朝から晩までずっと閉まったままで、開く気配がない様子です。お店が休みなのか、それとも何かあったのか、少し心配になるような場面ですね。「closed」は「閉まっている」という状態を表す形容詞です。物が特定の状態を保っていることを示すときによく使われます。
Even after the rain, the ground remained wet.
雨が降った後も、地面は濡れたままでした。
※ 雨がやんで時間が経っても、地面がまだしっとりと濡れている様子です。水はけが悪い場所や、日陰の場所などでよく見られる光景ですね。「wet」は「濡れている」という状態を表す形容詞です。天候や物理的な環境の変化にもかかわらず、何かの状態が変わらないことを表現するのにぴったりです。
残り
何かを使った後に残ったもの、または残りの期間や時間などを指します。複数形で使われることが多いです。(例:remains of the day, human remains)
My son left the remains of his lunch on the plate.
息子はお昼ご飯の食べ残しをお皿の上に残しました。
※ 食べかけの食事や、何かを使った後の「残り物」を指す典型的な使い方です。お子さんが食べ物を残した時の、少しがっかりするけれど日常的なシーンが目に浮かびますね。「the remains of ~」で「〜の残り」と表現します。
After the big fire, only the remains of the old building stood.
大火事の後、古い建物の残骸だけが残っていました。
※ 災害や事故などで破壊された後の「残骸」「瓦礫(がれき)」を指す場合によく使われます。悲しいけれど、ニュースなどで耳にするような情景です。「stood」は「立っていた」という意味で、残骸がそのままの形で残っていた様子を表します。
After the lively party, only the remains of snacks were left on the table.
賑やかなパーティーの後、お菓子の食べ残しだけがテーブルに残っていました。
※ 楽しいイベントが終わった後の、少し寂しいけれど現実的なシーンです。この「remains」は、食べ物や飲み物の「残り物」を指します。パーティーの余韻と、散らかったテーブルの様子が想像できますね。「were left」は「残されていた」という受け身の形です。
コロケーション
沈黙を守る、黙秘する
※ 単に『静かにしている』だけでなく、『何かを知っている、あるいは意見を持っているにも関わらず、あえて何も言わない』というニュアンスを含みます。法廷で証人が証言を拒否する際や、政治的なスキャンダルで関係者がコメントを避ける場合など、特定の意図を持った沈黙に使われることが多いです。"The suspect remained silent during questioning." (容疑者は取り調べの間、黙秘を続けた)のように使われます。
献身的な姿勢を維持する、尽力し続ける
※ ある目標や活動、関係性に対して、引き続き強い責任感と熱意を持ち続けることを表します。ビジネスシーンでは、プロジェクトの成功や顧客満足度向上への継続的な努力を示す際に用いられます。 "We remain committed to providing high-quality service." (我々は、高品質なサービスを提供し続けることをお約束します)のように使われます。"committed to"は「〜にコミットする」という日本語としても定着しており、その状態を維持するという意味合いです。
希望を持ち続ける、楽観視する
※ 困難な状況や不確実な状況下でも、良い結果を期待し続ける心の状態を指します。単に「希望を持つ」だけでなく、状況が改善する可能性を信じて積極的に行動しようとするニュアンスを含みます。"Despite the challenges, we remain hopeful about the future." (困難はありますが、我々は未来に希望を持ち続けています)のように使われます。 "optimistic" (楽観的な)と似ていますが、 "hopeful"はより感情的なニュアンスが強いです。
変わらないままでいる、不変である
※ 状態、状況、意見などが変化せずに、以前の状態を維持していることを意味します。物理的なものから抽象的な概念まで、幅広く使用されます。"The law remained unchanged despite public protests." (国民の抗議にもかかわらず、法律は変わらなかった)のように使われます。 "status quo" (現状維持)という表現と関連付けられることもあります。
まだわからない、今後の成り行きを見守る必要がある
※ 結果や真実がまだ明らかになっておらず、将来の結果によって判断されることを意味するイディオムです。不確実性を強調する際に用いられ、しばしば未来に対する期待や懸念を含みます。 "Whether the new policy will be successful remains to be seen." (新しい政策が成功するかどうかは、まだわからない)のように使われます。ややフォーマルな表現です。
立っている、持ちこたえる、生き残る
※ 物理的に立っている状態だけでなく、困難や試練を乗り越えて、組織やシステムが存続していることを比喩的に表すこともあります。 "Only a few buildings remained standing after the earthquake." (地震の後、わずかな建物だけが残った)のように使われます。比喩的な用法では、企業の倒産や戦争など、より深刻な状況で使われることが多いです。
冷静さを保つ、落ち着いている
※ 緊急時やプレッシャーのかかる状況下で、感情的にならずに冷静に行動することを意味します。自己制御能力や状況を客観的に判断する能力が求められる場面で重要となります。"It's important to remain calm in an emergency situation." (緊急時には冷静さを保つことが重要です)のように使われます。 "keep one's head" (冷静さを保つ)という類似表現もあります。
使用シーン
学術論文や教科書で頻繁に使用されます。「~という疑問が残る(remain)」のように、未解決の問題点や今後の研究課題を示す際に用いられることが多いです。また、統計データの説明で「サンプルサイズを固定したまま(remain constant)」のように、条件設定を示す際にも使われます。研究発表など、フォーマルな場面でよく見られます。
ビジネス文書や会議などで、状況や状態が継続していることを説明する際に使われます。「未払い金が残っている(remain unpaid)」のように、タスクの進捗状況を報告する場面や、「需要は依然として高いままである(demand remains high)」のように、市場の動向を分析する際に用いられます。フォーマルなメールや報告書でよく見られます。
日常会話やニュース記事などで、何かが残っている状態や、変化せずにいる状態を表す際に使われます。「残り物(remains)」という名詞形で使われることもあります。「まだ宿題が残っている(homework remains)」のように、やるべきことが残っていることを伝える場面や、「彼は無口なままだ(He remains silent)」のように、人の状態を表す際に用いられます。カジュアルな会話でも使われますが、ややフォーマルな印象を与えることもあります。
関連語
類義語
一時的な滞在や、ある場所から離れないことを意味する。日常会話で頻繁に使用される。 【ニュアンスの違い】『remain』よりも口語的で、より一時的な状況を表すことが多い。また、『stay』はホテルなどに宿泊する場合にも使われる。 【混同しやすい点】『remain』がある状態の継続を強調するのに対し、『stay』は場所的な滞在や、変化しないことを表すことが多い。例:『Stay calm』は一時的に落ち着いているように、という意味合いが強い。
ある行動や状態が中断せずに続くことを意味する。ビジネスや学術的な文脈でも使用される。 【ニュアンスの違い】『remain』は状態の維持に重点を置くのに対し、『continue』は活動やプロセスの継続に重点を置く。時間の経過や変化を伴うことが多い。 【混同しやすい点】『continue』は動詞であり、具体的な行動やプロセスが続くことを示す。一方、『remain』は名詞や形容詞的な状態が残ることを示す。
困難な状況にもかかわらず、何かを根気強く続けることを意味する。ややフォーマルな場面や、ネガティブな状況で使われることが多い。 【ニュアンスの違い】『remain』が単に状態が続くことを意味するのに対し、『persist』は障害や反対があるにもかかわらず、固執して続けるというニュアンスを含む。強い意志や粘り強さが感じられる。 【混同しやすい点】『persist』は通常、困難や反対が存在する状況で使用される。単に何かが残るという意味では『remain』が適切。
困難や苦痛を耐え忍ぶことを意味する。文学作品や歴史的な文脈でよく見られる。 【ニュアンスの違い】『remain』が客観的な状態の継続を示すのに対し、『endure』は苦難や試練に耐えるという主観的な経験を表す。精神的な強さや忍耐力が強調される。 【混同しやすい点】『endure』は感情的な、あるいは肉体的な苦痛に耐える場合に使われる。単に何かが残るという意味では不適切。
ある期間にわたって持続することを意味する。時間的な持続性を示す場合に用いられる。 【ニュアンスの違い】『remain』が状態の継続を表すのに対し、『last』は時間の経過とともに持続することを強調する。耐久性や持続期間に焦点が当てられる。 【混同しやすい点】『last』は時間的な概念と結びつきやすく、『remain』が示す状態の継続とは意味合いが異なる。例えば、『How long will it last?』のように使われる。
(古風な表現)ある場所にとどまる、またはある状態を維持することを意味する。現代英語では、法律や規則に従うという意味で使われることが多い。 【ニュアンスの違い】『remain』よりもフォーマルで、古風な響きを持つ。現代英語では『abide by』の形で規則や決定に従うという意味で使われることが一般的。 【混同しやすい点】『abide』は単独で「とどまる」という意味で使用されることは少ない。現代英語では『abide by』の形で使用され、意味も「従う」に変化している点に注意。
派生語
『残り』『残余』という意味の名詞。動詞『remain』から派生し、文字通り『残ったもの』を指す。会計、数学、日常会話など幅広い分野で使用され、『the remainder of...』の形で頻出。
『残り』『切れ端』という意味の名詞。『remain』と語源を共有し、より具体的な『残った部分』を指す。布地や材料の残り、過去の遺物など、物理的な残存物を表すことが多い。歴史や考古学分野でも用いられる。
『残り』『遺骸』という意味の名詞(複数形)。『remain』から派生し、特に人や動物の死体、建物の残骸などを指す。フォーマルな文脈や報道で使われることが多い。単数形は通常使われない。
反意語
『出発する』という意味。場所から離れるという点で『remain(留まる)』と対照的。日常会話からフォーマルな場面まで幅広く使用される。旅行、移動、人生の転換期など、様々な文脈で用いられる。
『去る』『残す』という意味。場所や状況から離れる、または何かを後に残すという点で『remain』と対立する。日常会話で頻繁に使われ、物理的な移動だけでなく、抽象的な状況の変化も表す。
『消え去る』という意味。『remain』と対照的に、存在が完全に消滅することを表す。比喩的な表現として、希望、機会、記憶などが消え去る様子を表現する際にも用いられる。物語やファンタジー作品で頻繁に登場する。
語源
"remain」は、ラテン語の「remanere(残る、とどまる)」に由来します。これは「re-(再び、後ろへ)」と「manere(とどまる、滞在する)」という二つの要素から構成されています。「manere」は「マンション(mansion)」や「permanent(永続的な)」といった単語にも見られるように、「持続する」という概念を表します。つまり、「remain」は文字通りには「再びとどまる」という意味合いを持ち、何かが元の場所や状態に留まり続けることを示唆します。日本語で例えるなら、「元の場所に居続ける」というイメージです。一度離れたものが再び戻ってとどまる、あるいは変化せずにその状態を維持するというニュアンスを含んでいます。
暗記法
「remain」は、過ぎ去った時代の亡霊。古城や廃墟は、権力や栄華の記憶とともに畏敬の念を呼び起こし、伝統は共同体のアイデンティティを支える。文学では、遺言や過去の出来事が物語を左右し、ゴシック小説では、呪いが不安を煽る。現代では、ブレグジットにおける「remain」のように、失われた価値観への抵抗を示す象徴として、人々の記憶や感情と深く結びつき、存在し続ける。
混同しやすい単語
これは 'remain' の過去形または過去分詞形である可能性があり、発音はほぼ同じだが、文法的な役割が異なるため混同されることがあります。'remain' は現在形または原形であり、『残る』という意味の動詞ですが、'remained' は過去の出来事を指します。文脈を注意深く読み、時制を意識することが重要です。
接頭辞 're-' が共通しており、視覚的に似ているため混同しやすいです。'remain' は『残る』ですが、'regain' は『取り戻す』という意味で、意味が大きく異なります。're-' は『再び』という意味を持つ接頭辞であることを理解すると、区別しやすくなります。
発音は似ていますが、スペルと意味が異なります。'remain' は『残る』ですが、'reign' は『統治する』という意味です。特に、物語や歴史的な文脈では 'reign' が使われることが多いので、文脈から判断することが重要です。'reign' は『王の治世』という意味の名詞としても使われます。
接頭辞 're-' が共通しており、'train' の部分も視覚的に似ているため、意味の誤解を招きやすいです。'remain' は『残る』ですが、'retrain' は『再訓練する』という意味です。're-' は『再び』、'train' は『訓練する』という意味であることを理解すると、区別しやすくなります。
最後の '-main' の部分が共通しているため、視覚的に混同しやすいです。'remain' は動詞ですが、'domain' は『領域』や『分野』を意味する名詞です。IT 関連の文脈では、ウェブサイトのドメイン名などでよく使われます。
スペルが似ており、特に手書きの場合などには誤読しやすいです。'remain' は『残る』ですが、'romaine' は『ロメインレタス』というサラダに使われるレタスの種類を指します。食品に関する文脈で登場することが多いです。発音も厳密には異なります(romaine: /roʊˈmeɪn/)。
誤用例
日本語の『遠慮』を『shy』と捉えがちですが、英語の『shy』は内気で人見知りな性格を表します。相手への敬意や配慮から発言を控える場合は、『deference』を使う方が適切です。日本的な奥ゆかしさを伝えるには、文化的背景を考慮した語彙選択が重要です。日本語の『〜なので』という安易な理由付けを避け、文脈に合ったニュアンスを捉えましょう。
『remain』は状態の継続を表しますが、『as it was』を伴うと、まるで変化がないことを強調しすぎるニュアンスになります。問題が解決されずに存在し続けていることを伝えたい場合は、より直接的に『persist』を使う方が自然です。また、ビジネスシーンなどでは、問題が『残っている』というよりも『持続している』というニュアンスの方が適切である場合が多いです。日本語の『〜のまま』という表現を直訳すると、不自然な英語になることがあります。
『remain』は、すでに存在している状態を表すため、受動態の『to be seen』を続けると不自然です。『remain』だけで、残っているメンバーが(活動を)見られる状態であることを示唆できます。これは、日本語の『〜される』という受動態の多用が、英語では冗長になる典型的な例です。英語では能動態を好む傾向があり、簡潔で直接的な表現が好まれます。
文化的背景
「remain」は、単に「残る」という意味だけでなく、失われた過去や変わらぬ価値観への静かな抵抗、あるいは過ぎ去った時代の亡霊のような存在感を示唆することがあります。この言葉は、変化の波に洗われながらも、過去の遺産や記憶、信念が「残存」し、現在に影響を与え続ける様子を表現する際に、独特の重みを持つニュアンスを帯びます。
「remain」が持つ文化的深みは、歴史的な建造物や風景に対する人々の感情に顕著に表れます。例えば、古城や廃墟は、かつての権力や栄華を物語るだけでなく、時の流れに抗い、今もなお「残って」いること自体が、人々に畏敬の念や郷愁の念を抱かせます。これらの建造物は、物理的に「残って」いるだけでなく、その場所にまつわる物語や伝説、そして人々の記憶の中に深く刻まれた感情とともに「残存」しているのです。同様に、伝統的な儀式や習慣も、現代社会において形を変えながらも「残って」いる場合、過去との連続性を示す象徴として、共同体のアイデンティティを支える役割を果たします。
文学作品における「remain」の使われ方も、その文化的含意を豊かにしています。例えば、シェイクスピアの作品では、登場人物の遺言や手紙、あるいは語られざる過去の出来事が、物語の展開に大きな影響を与える要素として「残って」います。これらの「remain」は、単なる情報としてだけでなく、登場人物の心理や運命を左右する力強い存在として描かれます。また、ゴシック小説においては、幽霊や過去の呪いが「残って」いる邸宅が、主人公を恐怖に陥れる舞台装置として機能し、人間の心の奥底に潜む不安や罪悪感を象徴的に表現します。
現代社会においても、「remain」は、政治的な文脈や社会的な議論において、重要な意味を持ちます。例えば、ブレグジット(Brexit)の国民投票後、「remain」という言葉は、EU残留を支持した人々の運動や、その後の政治的な議論において、頻繁に用いられました。この場合、「remain」は、単に「残留」を意味するだけでなく、グローバル化や多文化主義といった価値観を守り、過去の歴史的な繋がりを維持しようとする人々の願いを象徴する言葉として、特別な意味を持つようになりました。このように、「remain」は、時代や社会の変化とともに、その意味合いを変化させながらも、常に人々の記憶や感情、そして社会的な価値観と深く結びついた言葉として、存在し続けているのです。
試験傾向
- 出題形式: 語彙問題、長文読解、リスニング(会話形式)
- 頻度と級・パート: 準1級、1級で頻出。2級でも長文読解で登場する可能性あり。
- 文脈・例題の特徴: 幅広いトピックで登場。科学、社会問題、歴史などアカデミックな内容が多い。会話では日常的な話題で使われる。
- 学習者への注意点・アドバイス: 「残る」「~のままでいる」の意味に加え、「残り」「遺物」といった名詞の用法も重要。remain + 形容詞 / 過去分詞の形も頻出。類義語のrest, stayとのニュアンスの違いを理解する。
- 出題形式: Part 5(短文穴埋め)、Part 6(長文穴埋め)、Part 7(長文読解)
- 頻度と級・パート: Part 5, 6で比較的頻出。Part 7でも重要なキーワードとして登場する。
- 文脈・例題の特徴: ビジネスシーン(会議、報告書、メールなど)で頻出。「未解決の課題が残っている」「在庫が残っている」といった文脈で使われる。
- 学習者への注意点・アドバイス: remain + to不定詞の形はTOEIC頻出。remain competitive, remain openなどのコロケーションを覚える。類義語のlastとの使い分け(remainは状態の継続、lastは期間の継続)に注意。
- 出題形式: リーディング、ライティング
- 頻度と級・パート: リーディングセクションで頻出。ライティングセクションでも使用できると高評価につながる。
- 文脈・例題の特徴: アカデミックな内容(科学、歴史、社会学など)で頻出。抽象的な概念や理論の説明で「~のままである」という意味合いで使われる。
- 学習者への注意点・アドバイス: remainの後に続く語句によって意味が大きく変わる点に注意。remain consistent, remain unchangedなどの表現を覚える。ライティングでは、安易な単語の使用を避け、remainを効果的に使うことで語彙力をアピールできる。
- 出題形式: 長文読解、和訳、英作文
- 頻度と級・パート: 難関大学の長文読解で頻出。和訳問題や英作文でも使用する機会がある。
- 文脈・例題の特徴: 幅広いテーマで登場。評論、物語、科学記事など、多様なジャンルで使われる。
- 学習者への注意点・アドバイス: 文脈からremainの意味を正確に把握する必要がある。remainの後に続く語句(形容詞、過去分詞、to不定詞など)に注目して、文全体の意味を理解する。remainders(残り物、遺物)など、関連語も覚えておくと役立つ。