industrious
強勢は「ダ」に置かれます。最初の 'i' は日本語の『イ』よりも口を少し開き、短く発音します。'u' は曖昧母音(シュワ)に近い音で、口の力を抜いて軽く発音しましょう。語尾の '-ious' は『アス』と発音しがちですが、実際は『ィアス』に近い音です。's' の音を意識しすぎず、自然に繋げるように発音するとよりネイティブらしく聞こえます。
勤勉な
コツコツと努力を重ねる様子。単に働くのではなく、目標達成のために意欲的に努力するニュアンスを含む。計画的に努力する人に対して使うことが多い。
My brother is an industrious student, always studying late at night for his exams.
私の弟はとても勤勉な生徒で、いつも試験のために夜遅くまで勉強しています。
※ この例文は、学生が試験勉強に真剣に取り組む姿を描写しています。「いつも夜遅くまで勉強している」という具体的な行動が、彼の勤勉さを鮮やかに伝えます。このように、industriousは努力家でコツコツと頑張る人に対してよく使われる形容詞です。
Mr. Tanaka is very industrious, always the first to arrive and the last to leave the office.
田中さんは非常に勤勉で、いつも一番に出社し、一番最後に会社を出ます。
※ この例文は、職場で働く人の勤勉さを表しています。「一番最初に来て、一番最後に帰る」という行動は、仕事への熱意と献身を示す典型的な例です。industriousは、責任感が強く、与えられた仕事を真面目にこなす人を褒める際にぴったりの言葉です。
The old farmer was an industrious man who worked in his field from dawn till dusk every day.
その老農夫は勤勉な人で、毎日夜明けから夕暮れまで畑で働きました。
※ この例文では、昔ながらの「働き者」のイメージを伝えています。「夜明けから夕暮れまで毎日畑で働く」という描写は、肉体的な労働をいとわず、地道に努力を続ける姿を強調します。このように、industriousは、ある目標に向かって粘り強く努力する人全般に使うことができます。
精を出す
仕事や勉強などに一生懸命取り組む様子。特に、目に見える成果を出すために努力している状態を表す。
My daughter is an industrious student who always finishes her homework.
私の娘は、いつも宿題をやり終える勤勉な生徒です。
※ 娘さんが机に向かって、きちんと宿題を終わらせる情景が目に浮かびますね。「industrious」は、このようにコツコツと努力を続ける人を褒める時によく使われます。特に、学生が勉強熱心な様子を表すのにぴったりです。
The team was industrious, working late to finish the project on time.
そのチームは精力的で、プロジェクトを期限内に終わらせるため遅くまで働いた。
※ プロジェクトの締め切りが迫り、チームのメンバー全員が遅くまで残業して頑張っている様子が伝わります。「industrious」は、個人だけでなく、このように集団や組織が目標達成のために熱心に働く様子を表すのにも使えます。ビジネスシーンでよく聞かれる表現です。
Look at the ants! They are so industrious, carrying tiny crumbs back to their nest.
アリを見て!彼らはとても働き者で、小さなパンくずを巣に運んでいるよ。
※ 庭や公園で、小さなアリたちが一生懸命に食べ物を運んでいる姿を想像してみてください。この例文のように、「industrious」は動物の行動に対しても使われ、彼らが本能的に、あるいは群れのために精力的に働く様子を表現できます。日常会話で、何かに感心した時に「so industrious!」のように使うこともできますよ。
コロケーション
勤勉な学生
※ 学生が勉強や課題に真剣に取り組み、努力を惜しまない様子を表します。単に『勉強ができる』だけでなく、『努力家』というニュアンスが重要です。例えば、試験前に一夜漬けをするのではなく、日々の授業を大切にし、予習・復習を欠かさない学生を指します。成績優秀な学生だけでなく、苦手な分野でも諦めずに努力する学生にも使えます。形容詞+名詞の基本的な組み合わせですが、努力の方向性や過程に注目する点で、単なる『優秀な学生 (excellent student)』とは異なります。
勤勉な労働者、働き者
※ 仕事に熱心に取り組み、常に生産性を高めようとする労働者を指します。単に仕事が終わるのが早いだけでなく、質の高い仕事をすること、同僚と協力してチーム全体の効率を上げることなども含まれます。企業の人事評価や推薦状でよく用いられ、昇進や昇給の理由として挙げられることもあります。口語よりはビジネスシーンで使われることが多いでしょう。類義語としては『hardworking』がありますが、『industrious』はよりフォーマルで、組織への貢献度を強調するニュアンスがあります。
勤勉な努力
※ 目標達成のために粘り強く努力することを指します。単に努力するだけでなく、計画的に、そして継続的に努力するニュアンスが含まれます。研究、開発、プロジェクトなど、長期にわたる取り組みに対して使われることが多いです。例えば、『industrious efforts led to a breakthrough in cancer research(勤勉な努力が癌研究のブレークスルーにつながった)』のように使われます。抽象名詞と形容詞の組み合わせで、具体的な行動よりも、努力の質や姿勢を強調します。
勤勉な習慣
※ 日々の生活の中で、目標達成のために継続的に行っている行動を指します。早起きして勉強する、毎日欠かさず運動するなど、自己啓発やスキルアップに繋がる習慣を指すことが多いです。『industrious habits are essential for success(勤勉な習慣は成功に不可欠だ)』のように、格言めいた文脈で使われることもあります。単に『good habits (良い習慣)』と言うよりも、より意識的で、努力を伴うニュアンスが含まれます。
勤勉に耕す、丹精込めて育てる
※ 土地や才能などを、熱心に手入れし、発展させることを意味します。農業分野だけでなく、比喩的に、人間関係やスキルなどを育成する場面でも使われます。例えば、『industriously cultivate relationships with clients(顧客との関係を丹精込めて育てる)』のように使われます。副詞+動詞の組み合わせで、行動の熱心さや丁寧さを強調します。単に『cultivate (耕す、育てる)』と言うよりも、努力の過程や愛情が感じられる表現です。
勤勉なアリ
※ イソップ物語などの寓話に登場するアリのイメージから、勤勉さの象徴として使われる表現です。アリは夏の間、冬に備えて食料を蓄えることから、計画性と勤勉さの象徴とされています。子供向けの物語や、教訓的な話でよく使われます。比喩的に、人間に対しても『be as industrious as an ant(アリのように勤勉であれ)』のように使われます。形容詞+名詞の組み合わせですが、単なる説明ではなく、文化的背景や寓意を含んだ表現です。
使用シーン
学術論文や研究発表で、研究者や学生の勤勉さ、研究への熱心さを表現する際に使われます。例:「The industrious researchers spent countless hours analyzing the data.(勤勉な研究者たちは、数えきれないほどの時間をかけてデータを分析した)」のように、研究の質を高める姿勢を示す文脈で用いられます。
ビジネスシーンでは、従業員の評価や推薦状など、フォーマルな文書で使われることがあります。例:「Mr. Tanaka is an industrious employee who consistently exceeds expectations.(田中氏は常に期待以上の成果を上げる勤勉な従業員です)」のように、個人の能力や貢献度を強調する際に用いられます。口語的な場面では、より一般的な「hardworking」が好まれます。
日常会話ではあまり使われませんが、ニュース記事やノンフィクション作品などで、特定の人物の努力や成果を称賛する際に用いられることがあります。例:「She was an industrious woman who built a successful business from scratch.(彼女はゼロからビジネスを成功させた勤勉な女性だった)」のように、感銘を与えるストーリーを語る際に登場します。日常会話では「hardworking」や「diligent」がより自然です。
関連語
類義語
勤勉で、注意深く、粘り強く仕事や課題に取り組むことを意味します。主に仕事や学業など、フォーマルな場面で使われます。 【ニュアンスの違い】"industrious"と同様に勤勉さを表しますが、"diligent"はより細部への注意や、義務を果たすことに重点が置かれています。また、感情的なニュアンスは薄く、客観的な評価として用いられることが多いです。 【混同しやすい点】"diligent"は、"industrious"よりもフォーマルな文脈で好まれる傾向があり、日常会話ではやや硬い印象を与えることがあります。また、"industrious"が漠然とした勤勉さを指すのに対し、"diligent"は特定のタスクや目標に対する意識的な努力を示唆します。
熱心に仕事をする、努力を惜しまないという意味で、日常会話からビジネスシーンまで幅広く使われます。人柄を評価する際にも用いられます。 【ニュアンスの違い】"industrious"と非常に近い意味を持ちますが、"hardworking"はより直接的でシンプルな表現です。努力の過程や姿勢に重点が置かれ、結果よりもプロセスを評価するニュアンスがあります。 【混同しやすい点】"hardworking"は、"industrious"よりもカジュアルな表現であり、フォーマルな文書やスピーチでは"industrious"や"diligent"が好まれることがあります。また、"hardworking"は必ずしも知的労働を意味せず、肉体労働にも適用できる点が異なります。
非常に注意深く、根気強く、細部にまで気を配って仕事や課題に取り組むことを意味します。学術的な文脈や、専門的な分野で用いられることが多いです。 【ニュアンスの違い】"industrious"よりも、より専門的で高度なスキルを必要とする仕事への献身を表します。単に勤勉であるだけでなく、卓越した能力と集中力を持って取り組む姿勢を示唆します。 【混同しやすい点】"assiduous"は、日常会話ではほとんど使われず、フォーマルな場面でも頻繁には用いられません。また、努力の結果だけでなく、その過程における徹底的な注意深さを強調する点が、"industrious"との大きな違いです。
- sedulous
粘り強く、根気強く、着実に目標に向かって努力することを意味します。文学的な表現や、やや古風な言い回しとして用いられることがあります。 【ニュアンスの違い】"industrious"よりも、より忍耐強く、困難な状況にも屈せずに努力を続けるニュアンスがあります。また、目標達成までの道のりが長く、困難であることを示唆することがあります。 【混同しやすい点】"sedulous"は、現代英語ではあまり一般的ではなく、使用頻度は低い単語です。フォーマルな文脈でも、他の類義語の方が好まれる傾向があります。また、やや古めかしい印象を与えるため、使用する場面を選ぶ必要があります。
新しいことや困難なことに積極的に挑戦する、進取の気性に富むという意味です。ビジネスシーンや、個人の性格を評価する際に用いられます。 【ニュアンスの違い】"industrious"が単に勤勉であることを指すのに対し、"enterprising"は創造性や革新性、リスクを恐れない姿勢を含みます。新しい事業を始める人や、困難な課題に果敢に挑戦する人を形容するのに適しています。 【混同しやすい点】"enterprising"は、必ずしも長時間労働や努力を意味するわけではありません。アイデアや計画を実行に移す能力や、新しい機会を積極的に探す姿勢を重視する点が、"industrious"との違いです。
派生語
名詞で「勤勉」「産業」の意味。「industrious」の語源であるラテン語の「industria(熱心さ、活動)」から派生。元々は「熱心さ」の意味合いが強く、それが転じて「産業」の意味にもなった。ビジネスや経済の文脈で頻繁に使用される。
形容詞で「産業の」「工業の」の意味。「industry」に形容詞化の接尾辞「-al」が付いた形。産業革命以降、特に技術、経済、社会に関する議論で不可欠な語となった。例えば、「industrial revolution(産業革命)」のように使われる。
- industrially
副詞で「産業的に」「工業的に」の意味。「industrial」に副詞化の接尾辞「-ly」が付いた形。製造プロセス、経済活動、または政策が産業にどのように関連しているかを示す際に使用される。「industrially produced(工業的に生産された)」のように使われる。
反意語
形容詞で「怠惰な」「無精な」の意味。「industrious」が積極的に努力する様子を表すのに対し、「lazy」は努力を避ける状態を示す。日常会話で人の性格を表す際によく用いられる。例えば、「He is a lazy student.(彼は怠惰な学生だ。)」のように使われる。
形容詞で「怠惰な」「何もしていない」の意味。「industrious」が活動的であるのに対し、「idle」は活動がない状態を指す。機械などが「停止している」という意味でも使われる。例えば、「idle hands are the devil's tools.(怠惰な手は悪魔の道具。)」のように、教訓的な文脈でも使われる。
形容詞で「怠惰な」「無気力な」の意味。「in-(否定)」+「dolent(苦痛を感じる)」が語源で、「苦痛を感じないほど無気力」というニュアンスがある。「industrious」とは対照的に、行動を起こすことへの嫌悪感を示す。ややフォーマルな表現で、文学作品や心理学の文脈で見られることがある。
語源
"industrious"は、「勤勉な」「精を出す」という意味ですが、その語源はラテン語の"industrius"に遡ります。"industrius"は、"in-"(~の中に、~へ向かって)と"struere"(築く、建設する)という二つの要素から構成されています。つまり、文字通りには「何かを築き上げることに向かっている」という意味合いです。この「築き上げる」というイメージが、努力を重ねて何かを成し遂げようとする「勤勉さ」へと意味が発展しました。日本語で例えるなら、「道を切り開く」という表現が近いかもしれません。目の前の困難を乗り越え、自らの手で未来を築き上げていく、そんな積極的な姿勢が「industrious」という言葉に込められています。
暗記法
「勤勉」は西洋で神聖な美徳。プロテスタント倫理では救済の証と見なされました。産業革命後、工場労働のイメージが強いですが、本来は知恵と工夫による努力を意味します。啓蒙思想家は科学技術の進歩を「人間の勤勉さの賜物」と称えました。ディケンズの小説には勤勉な人々が登場し、アメリカンドリームの原点にも。ただし、過度な勤勉はワーカホリズムに繋がることも。真の勤勉とは、目的意識を持ち、効率的に努力することなのです。
混同しやすい単語
『industrious』と『industrial』は、スペルと発音が非常に似ているため混同しやすいです。『industrious』は「勤勉な」という意味の形容詞ですが、『industrial』は「産業の」「工業の」という意味の形容詞です。日本人学習者は、文脈からどちらの単語が適切かを判断する必要があります。語源的には、どちらも「熱心さ」「努力」といった意味合いのラテン語に由来しますが、現代英語では意味が大きく異なります。
『industrious』と『industries』は、語尾が異なるだけでスペルが酷似しています。『industrious』が形容詞であるのに対し、『industries』は名詞『industry』(産業)の複数形です。発音もストレスの位置が異なるため注意が必要です。『industrious』は第2音節にストレスがありますが、『industries』は第1音節にストレスがあります。日本語のカタカナ英語『インダストリー』に引きずられないようにしましょう。
『industrious』と『mysterious』は、語尾の『-ious』という綴りが共通しているため、視覚的に混同しやすいです。しかし、意味は大きく異なり、『mysterious』は「神秘的な」「不可解な」という意味です。発音も異なり、『mysterious』は第2音節にストレスがあります。単語全体のリズムを意識して覚えることが重要です。
『industrious』と『arduous』は、どちらも何かを成し遂げるために努力を要するニュアンスを含む形容詞ですが、『industrious』が人の性質を表すのに対し、『arduous』は「骨の折れる」「困難な」という意味で、仕事やタスクの性質を表します。発音も似ていますが、『arduous』は第1音節にストレスがあります。文脈によって使い分ける必要があります。
『industrious』と『envious』は、語尾の『-ious』という綴りが共通しており、どちらも人の感情や性質を表す形容詞であるため、混同しやすいです。『industrious』が「勤勉な」という意味であるのに対し、『envious』は「妬ましい」「羨ましい」という意味です。感情を表す単語は特に、混同するとコミュニケーションに支障をきたす可能性があるため、注意が必要です。
『industrious』と『illustrious』は、スペルが似ており、どちらも形容詞で、人の性質や業績を評価する際に使われることがあります。しかし、『industrious』が「勤勉な」という意味であるのに対し、『illustrious』は「著名な」「輝かしい」という意味です。発音も異なり、『illustrious』は第2音節にストレスがあります。文脈からどちらの単語が適切かを判断することが重要です。
誤用例
『Industrious』は一般的に勤勉さ、努力を意味しますが、不正な手段を使ってまで利益を追求するようなニュアンスは含みません。この文脈では、株価を操作しようとする意図があるので、単に『industrious』を使うと、本来の語感とずれが生じます。より適切なのは、注意深く分析し、情報に基づいた判断をするという意味合いを持つ『diligent』です。日本人が『熱心な』という言葉を安易に『industrious』に置き換えてしまうことで生じる誤用です。日本語の『熱心』は良い意味にも悪い意味にも使えるため、英語に直訳する際には注意が必要です。
『Industrious』は、目的を達成するために精力的に働くことを指します。ゴシップは通常、生産的な活動とは見なされないため、この文脈では不適切です。より適切なのは、単に活発であることを示す『active』です。日本人は『精力的』という言葉を文字通りに捉え、活動内容に関わらず『industrious』を使ってしまうことがあります。英語では、価値のある活動に対してのみ『industrious』を使うという文化的な背景があります。目的語がポジティブな行為でない場合は、別の単語を選ぶ必要があります。
『Industrious』は勤勉さを強調する言葉ですが、長期休暇を取るという行為と直接結びつけると、文脈によっては皮肉な響きになる可能性があります。日本語では「働き者の社長が休暇を取る」という表現に違和感がなくても、英語では勤勉な人が休暇を取るという事実に驚きや意外性を感じることがあります。したがって、皮肉な意味合いを避けるためには、補足的な表現を加えるなど工夫が必要です。または、休暇を取る理由(burnout防止など)を具体的に記述することで、より自然な英語になります。
文化的背景
勤勉さ(industriousness)は、西洋文化において単なる労働倫理を超え、神に祝福された美徳、あるいは社会秩序を支える基盤として長く尊重されてきました。特にプロテスタンティズムの倫理観においては、勤勉は救済の証とさえ見なされ、その影響は現代社会における仕事への価値観にも深く根付いています。
産業革命以降、industriousという言葉は、工場労働者のイメージと強く結びつくようになりました。しかし、元来この言葉は、単に肉体労働に励むだけでなく、知恵を働かせ、創意工夫を凝らし、目的を達成するために努力する姿勢を指していました。例えば、18世紀の啓蒙思想家たちは、科学技術の進歩を「人間のindustriousnessの賜物」と称え、社会全体の繁栄は、個々人のたゆまぬ努力によってもたらされると説きました。ベンジャミン・フランクリンの自伝には、勤勉、節約、誠実といった徳目が成功の鍵として強調されており、アメリカンドリームの原点とも言えるでしょう。
文学作品においても、industriousは登場人物の性格を特徴づける重要な要素となります。ディケンズの小説には、貧困から抜け出すために懸命に働く人々が描かれ、その姿は読者に感動と希望を与えます。また、寓話においては、アリとキリギリスのように、勤勉なアリが怠惰なキリギリスよりも最終的に報われるという教訓が、子供たちに勤勉の大切さを教えます。現代においても、自己啓発書やビジネス書では、成功を収めるための秘訣として、勤勉さ、努力、粘り強さが強調され続けています。
ただし、industriousという言葉には、注意すべき文化的ニュアンスも存在します。過度な勤勉さは、ワーカホリズムや過労死といった問題を引き起こす可能性も指摘されています。また、社会構造的な不平等が、一部の人々に過酷な労働を強いている現実も無視できません。真にindustriousであるとは、単に長時間働くことではなく、目的意識を持ち、効率的に努力し、そして何よりも、自身の幸福と社会全体の発展に貢献することを目指すことだと言えるでしょう。
試験傾向
準1級、1級の語彙問題で出題される可能性あり。長文読解でも、文脈から意味を推測させる形で登場することがある。会話文では稀。類義語(diligent, assiduous)との使い分けがポイント。
Part 5の語彙問題、Part 7の長文読解で出題される可能性がある。ビジネスシーンでの従業員の評価やプロジェクトの進捗状況などを説明する文脈で使われやすい。同義語、反意語をセットで覚えること。
アカデミックな文章で、研究や労働倫理に関する文脈で出題されることが多い。読解問題で、文章全体のテーマを理解する上で重要なキーワードとなることがある。類義語(hard-working, productive)とのニュアンスの違いを理解することが重要。
難関大学の長文読解で出題される可能性がある。文脈から意味を推測させる問題や、同意語を選ぶ問題として出題されることが多い。単語の意味だけでなく、文章全体の内容を理解する力が求められる。