arduous
最初の音節 /ˈɑːr/ は、日本語の「アー」よりも口を大きく開け、舌を少し奥に引いて発音します。続く /dʒ/ は、英語の "j" の音で、日本語の「ジャ」行に近いですが、より鋭く発音します。最後の /əs/ は、曖昧母音(シュワー)で弱く発音し、ほとんど聞こえないくらいが自然です。全体としては、最初の音節に最も強いアクセントを置いてください。
骨の折れる
困難で、多大な努力や忍耐を要する様子。肉体的、精神的な厳しさを伴う場合に用いられる。類義語:difficult, challenging
The long climb up the mountain was truly arduous.
その山を長く登ることは、本当に骨の折れることだった。
※ 険しい山道を、一歩一歩汗を流しながら登っていく様子を想像してみてください。この例文は、肉体的な努力や忍耐が必要な状況で「arduous」が使われる典型的な例です。単に「難しい」だけでなく、「大変な労力と時間がかかる」というニュアンスが伝わります。
Learning a new language can be an arduous process at first.
新しい言語を学ぶことは、最初は骨の折れる過程になりえます。
※ 初めての単語や文法に苦戦し、なかなか上達しないときに感じる、精神的な大変さや忍耐を要する状況を表しています。語学学習のように、時間をかけて地道な努力が必要な場合に「arduous process(骨の折れる過程)」という形でよく使われます。「at first(最初は)」という言葉で、最初は大変でも続けていけば慣れる、というニュアンスも伝わります。
Cleaning the entire house after the party was an arduous job.
パーティーの後、家全体を掃除するのは骨の折れる仕事だった。
※ パーティーで散らかった家を、一人で広い範囲を掃除する状況を想像してみてください。うんざりしながらも、一つ一つ片付けていく面倒で時間のかかる作業を「arduous job(骨の折れる仕事)」と表現しています。日常の面倒な家事や雑務など、地味だが大変な作業にも「arduous」は使われます。
険しい
道や地形が急で、進むのが難しい様子。比喩的に、目標達成が困難な状況を指すこともある。
The hike up the mountain was arduous, making my legs tired.
山を登るハイキングは険しく、足が疲れました。
※ 険しい山道を登り、へとへとになっている情景が目に浮かびますね。実際に体が疲れるような「きつい道のり」や「大変な作業」を表すときによく使われます。
Learning a new language can be an arduous process for many people.
新しい言語を学ぶことは、多くの人にとって険しい道のりになり得ます。
※ この例文では、物理的な道だけでなく、新しいスキルや知識を習得するまでの「大変な過程」や「骨の折れる道のり」を表すのにarduousが使われています。途中で挫けそうになりながらも、努力を続ける様子が伝わります。
Finishing the big report was an arduous task, but we finally did it.
その大きなレポートを完成させるのは険しい作業でしたが、私たちはついにやり遂げました。
※ 仕事やプロジェクトなど、完了するのに大変な努力や集中力を要する「骨の折れる仕事」や「困難な課題」を表すのにぴったりです。大変だったけれど、やり遂げた達成感が感じられる例文ですね。
コロケーション
骨の折れる仕事、困難な任務
※ 最も直接的で一般的なコロケーションです。肉体的にも精神的にも大きな努力を要する仕事や作業を指します。ビジネスシーンから日常会話まで幅広く使われますが、ややフォーマルな響きがあります。類似表現として 'demanding task' などがありますが、'arduous' はより長期にわたる努力や忍耐を伴うニュアンスを含みます。
苦難の旅、困難な道のり
※ 物理的な旅だけでなく、目標達成までの道のりを比喩的に表す際にも使われます。困難、危険、疲労などを伴う旅を意味し、文字通り長距離の移動だけでなく、精神的な成長や試練の過程を指すこともあります。例えば、'The arduous journey to recovery' (回復への苦難の道のり) のように使われます。文学作品やドキュメンタリーなどでよく見られる表現です。
困難な登攀、苦しい上昇
※ 文字通り山を登る行為だけでなく、地位や名声を得るための努力を比喩的に表すこともあります。肉体的な苦労だけでなく、精神的なプレッシャーや競争を伴うニュアンスを含みます。'The arduous climb to the top of the corporate ladder' (企業内でのし上がる苦しい道のり) のように使われます。
骨の折れるプロセス、困難な過程
※ 何かを成し遂げるための複雑で時間のかかるプロセスを指します。研究開発、法的手続き、プロジェクトの立ち上げなど、多くの段階と努力を必要とする場合に用いられます。'The arduous process of obtaining a patent' (特許を取得する苦難の過程) のように使われます。
厳しい訓練、過酷なトレーニング
※ 肉体的にも精神的にも非常に厳しいトレーニングを指します。スポーツ選手、軍人、ダンサーなど、高いレベルを目指す人々が行う訓練を表現する際に適しています。単に 'hard training' と言うよりも、より困難で過酷なニュアンスが強調されます。
大変な努力、骨身を惜しまない努力
※ 目標達成のために払う、並大抵ではない努力を指します。'arduous' は、単なる 'great effort' よりも、より困難で持続的な努力を強調します。プロジェクトの成功や困難な状況の克服など、具体的な成果に結びつく努力を表現する際に適しています。
使用シーン
学術論文や教科書で、特に努力や困難を伴う研究、実験、学習プロセスなどを記述する際に用いられます。例:「データ収集のプロセスは非常に骨の折れるものだった(The data collection process was extremely arduous.)」のように、研究の困難さを強調する文脈で使われます。文語的な表現です。
ビジネス文書やプレゼンテーションで、プロジェクトの難しさや達成までの道のりの厳しさを表現する際に使われます。例:「市場参入は骨の折れるプロセスになるだろう(Entering the market will be an arduous process.)」のように、困難な事業であることを伝える場面で用いられます。フォーマルな印象を与えるため、口語よりは書き言葉で使われることが多いです。
日常会話ではあまり使われませんが、困難な状況や努力を要する活動について話す際に、比喩的に用いられることがあります。例:「山登りは骨の折れる道のりだった(The mountain climb was an arduous journey.)」のように、肉体的、精神的な苦労を伴う経験を語る際に使われます。やや硬い印象を与えるため、親しい間柄では別の表現が好まれるかもしれません。
関連語
類義語
重荷となる、負担の大きい、という意味。義務、責任、仕事など、精神的、肉体的に重くのしかかるものに対して使われる。ビジネスや法律関連の文書でよく見られる、ややフォーマルな語。 【ニュアンスの違い】「arduous」よりも、義務や責任といった『課せられたもの』が重いというニュアンスが強い。主語は通常、仕事、責任、義務など。 【混同しやすい点】「onerous」は、それが課せられた人にとって不快であるという感情を伴うことが多い。「arduous」は単に困難さを指し、感情的なニュアンスは薄い。
- laborious
骨の折れる、手間のかかる、という意味。肉体的、精神的な努力を要する作業に対して使われる。特に、細部にわたる注意や反復作業が必要な場合に適する。 【ニュアンスの違い】「arduous」と同様に努力を要することを表すが、「laborious」はより具体的な作業やタスクに焦点が当てられる。また、「arduous」よりも客観的なニュアンスが強い。 【混同しやすい点】「laborious」は、作業自体が複雑で時間がかかることを強調する。一方、「arduous」は、作業を行う人の困難さを強調する傾向がある。例えば、「laborious task」は時間がかかり複雑なタスクを指し、「arduous task」は遂行するのが非常に困難なタスクを指す。
激しい努力を要する、精力的な、という意味。肉体的、精神的なエネルギーを強く使う活動に対して使われる。運動、訓練、集中力を要する仕事などに用いられる。 【ニュアンスの違い】「arduous」よりも、短時間で強いエネルギーを必要とするニュアンスが強い。体力的な負担が大きいことを強調する場合に用いられる。 【混同しやすい点】「strenuous」は、活動の強度や激しさに焦点を当てる。一方、「arduous」は、活動の長さや困難さに焦点を当てる。例えば、「strenuous exercise」は激しい運動を指し、「arduous journey」は困難な旅を指す。
難しい、困難な、という意味。広範囲な状況で使用でき、問題、課題、人など、様々な対象に対して用いられる。日常会話から学術的な文脈まで、幅広く使われる。 【ニュアンスの違い】「arduous」よりも一般的な語であり、困難さの度合いはそれほど強くない。より客観的で中立的な表現。 【混同しやすい点】「difficult」は単に困難であることを示すが、「arduous」は多大な努力や忍耐を必要とする困難さを意味する。「difficult question」は答えるのが難しい質問を指し、「arduous task」は成し遂げるのが非常に困難なタスクを指す。
- taxing
負担の大きい、骨の折れる、という意味。精神的、肉体的なエネルギーを消耗させるものに対して使われる。仕事、プロジェクト、状況などが主語になることが多い。 【ニュアンスの違い】「arduous」と同様に、エネルギーを消耗させることを表すが、「taxing」はより精神的な負担やストレスを強調する傾向がある。 【混同しやすい点】「taxing」は、それが人にもたらす負担やストレスに焦点を当てる。一方、「arduous」は、タスク自体の困難さに焦点を当てる。「taxing job」は精神的に負担の大きい仕事を指し、「arduous climb」は非常に困難な登山を指す。
やりがいのある、手応えのある、という意味。能力やスキルを試されるような、困難だが克服しがいのある状況に対して使われる。ビジネスや教育の分野でよく用いられる。 【ニュアンスの違い】「arduous」よりも、困難さを乗り越えることによる成長や達成感を強調する。ポジティブなニュアンスを含む。 【混同しやすい点】「challenging」は、困難さの中にポジティブな要素を見出すニュアンスがある。一方、「arduous」は、単に困難さや苦労を強調する。「challenging project」は困難だがやりがいのあるプロジェクトを指し、「arduous task」は克服するのが非常に困難なタスクを指す。
派生語
- ardor
『熱意』や『情熱』を意味する名詞。『arduous』が表す苦労や努力の根底にある、燃えるような感情を表す。文学作品や情熱的な議論などで用いられ、『arduous』の背後にある強い意志や感情を理解する上で役立つ。頻度は高くはないものの、知的で教養のある文章に登場する。
『熱心に』や『情熱的に』を意味する副詞。『ardor』に副詞語尾『-ly』が付いた形。困難な目標に立ち向かう様子や、強い感情を伴う行動を強調する際に使われる。例えば、『He ardently pursued his dreams.(彼は熱心に夢を追いかけた)』のように用いる。使用頻度は中程度。
- arduousness
『困難さ』や『骨の折れる度合い』を意味する抽象名詞。『arduous』に名詞化の接尾辞『-ness』が付いた形。プロジェクトや課題の難易度を客観的に評価する際に用いられる。ビジネス文書や学術論文などで、困難な状況を分析的に記述する際に役立つ。使用頻度は低い。
反意語
『容易な』や『簡単な』を意味する形容詞。『arduous』が肉体的・精神的な努力を要するのに対し、『easy』は苦労や困難を伴わない状態を表す。日常会話からビジネスシーンまで幅広く使われ、『arduous task(骨の折れる仕事)』に対して『easy task(簡単な仕事)』のように対比される。難易度や労力を比較する文脈で明確な対義語となる。
『苦労の要らない』や『容易な』を意味する形容詞。『effort(努力)』に否定の接頭辞『-less』が付いた形。『arduous』が努力を要するのに対し、『effortless』は努力なしに達成できる状態を表す。特に、才能や技術によって容易に成し遂げられることを表現する際に用いられる。『arduous climb(困難な登山)』に対して『effortless grace(無理のない優雅さ)』のように、比喩的な文脈でも対比される。
- facile
『安易な』や『手軽な』を意味する形容詞。『arduous』が困難を乗り越える努力を強調するのに対し、『facile』は表面的な手軽さや、深慮の欠如を示唆する。しばしば批判的なニュアンスを伴い、『facile solution(安易な解決策)』のように、安易さゆえに問題を解決できない場合に使われる。『arduous research(困難な研究)』に対して『facile explanation(安易な説明)』のように対比することで、努力の重要性を強調できる。
語源
「arduous」は、「骨の折れる」「険しい」という意味ですが、その語源はラテン語の「arduus(高い、険しい)」に由来します。この「arduus」は、物理的な高さや険しさだけでなく、比喩的に困難な状況や努力を要する事柄も表していました。日本語で例えるなら、山登りのような「険しい道のり」を想像すると分かりやすいでしょう。このラテン語のイメージがそのまま英語に引き継がれ、「arduous」は困難を伴う、努力が必要な状況を表す単語として使われるようになりました。接頭辞や接尾辞は付いていませんが、語源を知ることで、単に難しいだけでなく、文字通り「高い壁」を乗り越えるようなイメージを持って記憶できるでしょう。
暗記法
「arduous」は単なる難しさではなく、試練の克服と成長を象徴します。古代ローマの英雄は神託による難業を乗り越え、探検家は未知への挑戦を「arduous」と呼びました。自己啓発では困難な目標への挑戦を意味し、ビジネスでは新規事業を「arduous undertaking」と表現します。困難の先に達成感や名誉が待つ、価値ある経験を想起させる言葉です。
混同しやすい単語
『arduous』と『ardor』は、どちらも強い感情や熱意に関連する単語ですが、意味合いと品詞が異なります。『ardor』は名詞で「熱意、情熱」を意味し、発音も似ているため混同しやすいです。スペルも非常に似ており、日本人学習者は文脈で判断する必要があります。語源的には、どちらも「燃える」という意味のラテン語に由来しますが、arduousは「困難な道のりを燃え尽きるように進む」、ardorは「内なる情熱が燃える」というイメージを持つと区別しやすいでしょう。
『arduous』と『ardent』は、語幹が同じでスペルが似ているため、混同されやすい単語です。『ardent』は形容詞で「熱心な、情熱的な」という意味です。発音も非常に似ているため、文脈で判断する必要があります。例えば、「ardent supporter (熱心な支持者)」のように使われます。日本語学習者は、品詞の違い(arduousは形容詞、ardentも形容詞)と意味の違いに注意する必要があります。
『arduous』と『odious』は、母音の配置と語尾の「-ous」が共通しているため、スペルが似ていると感じやすい単語です。『odious』は形容詞で「憎むべき、嫌な」という意味で、全く異なる意味を持ちます。発音も似ていますが、アクセントの位置が異なるため、注意が必要です。日本人学習者は、スペルだけでなく、意味の違いも意識して覚える必要があります。
『arduous』と『assiduous』は、どちらも「-uous」という語尾を持ち、形容詞であるため、混同される可能性があります。『assiduous』は「勤勉な、根気強い」という意味で、努力を要するという点で共通点がありますが、困難さの度合いが異なります。発音も似ているため、文脈で判断する必要があります。日本人学習者は、スペルと意味の両方を意識して覚える必要があります。
『arduous』と『tedious』は、どちらも困難や苦労を伴う状況を表す形容詞ですが、その性質が異なります。『tedious』は「退屈な、うんざりする」という意味で、単調さや反復作業による苦痛を表します。発音も母音の響きが似ているため、混同しやすい場合があります。日本人学習者は、困難さの種類が異なることを理解し、文脈に応じて使い分ける必要があります。
『arduous』と『dubious』は、どちらも語尾が「-uous」で終わる形容詞であり、スペルの一部が似ているため、混同される可能性があります。『dubious』は「疑わしい、不確かな」という意味で、困難さとは直接関係ありません。発音も似ていますが、意味が全く異なるため、文脈で判断する必要があります。日本人学習者は、スペルだけでなく、意味の違いも意識して覚える必要があります。
誤用例
『arduous』は『困難で骨の折れる』という意味合いが強く、そのタスクがすぐに終わったという文脈とは矛盾します。日本語では『大変な作業でしたが、アルバイトをたくさん雇ったので早く終わりました』のように、困難さを強調しつつも結果的に早く終わったことを述べる表現ができますが、英語では『arduous』が持つ困難さの強調が強いため、タスクが早く終わったという事実は相容れません。むしろ、多くの人が手伝っても時間がかかった、という文脈が自然です。これは、日本語の謙譲語的な表現が、英語ではストレートに困難さを強調する傾向があるためです。
『arduous』は物理的、または精神的な努力を要する事柄に対して用いられ、謝罪の気持ちを表す言葉としては不適切です。日本語では『苦渋の決断で謝罪した』のように、謝罪に至るまでの苦労を強調する表現がありますが、英語では謝罪そのものの誠実さや真摯さを表す『heartfelt』や『sincere』を用いる方が自然です。これは、英語では謝罪は率直に行うべきであり、謝罪に至るまでの葛藤を強調することは、言い訳と捉えられる可能性があるためです。また、日本語の『〜するのに苦労した』という構文を直訳的に英語に当てはめようとする際に起こりやすい誤用です。
『arduous』は『骨の折れる』という意味で、主に困難な挑戦や努力を要する状況に使われます。ホテルが『arduous』であるというのは、ホテル自体が困難であるという意味になり不自然です。おそらく、ホテルが質素で快適さに欠けることを表現したかったのだと思われますが、その場合は『spartan』(質素な)や『basic』といった言葉が適切です。日本語では『エベレスト登頂は大変だったけど、ホテルもなかなか大変だったよ』のように、ユーモラスに困難さを表現することがありますが、英語では場面に合わせた適切な語彙を選ぶ必要があります。また、安易に『大変』を『arduous』に変換しようとする日本語からの直訳にありがちな誤りです。
文化的背景
「arduous(困難な)」という言葉は、単に「難しい」というだけでなく、克服すべき試練、忍耐、そして達成感といった文化的価値観と深く結びついています。特に、自己啓発や冒険譚において、この言葉は人間の精神的な成長を象徴する重要な要素として用いられてきました。
この言葉が持つ文化的な重みは、古代ローマの英雄叙事詩にまで遡ることができます。英雄たちは、神々から与えられたarduousな試練を乗り越えることで、その勇気と知恵を証明し、社会的な地位を確立しました。例えば、ヘラクレスの十二の難業は、まさに「arduous」という言葉が持つニュアンスを体現しています。これらの物語は、困難を克服することの価値を社会に浸透させ、個人の成長と社会への貢献を結びつける文化的基盤となりました。
近世以降、arduousは探検や科学研究といった分野でも頻繁に用いられるようになります。未知の世界への挑戦は、数々の困難を伴い、時には命の危険すらありました。しかし、探検家や科学者たちは、arduousな道のりを乗り越えることで、新たな発見をもたらし、人類の知識を拡大しました。この文脈において、arduousは単なる困難ではなく、達成感や名誉といった報酬と結びついた、価値ある経験として認識されるようになりました。
現代社会においても、「arduous」は目標達成に向けた努力や挑戦を表現する際に用いられます。ビジネスの世界では、新規事業の立ち上げや困難なプロジェクトの遂行を「arduous undertaking」と表現することがあります。また、自己啓発の分野では、困難な目標に挑戦し、自己成長を遂げることを奨励する文脈で、この言葉が頻繁に用いられます。このように、「arduous」は、時代や分野を超えて、人間の成長と達成を象徴する言葉として、文化的な意味を持ち続けています。
試験傾向
準1級・1級の語彙問題で出題される可能性が高いです。長文読解でも、内容理解を深めるための重要なキーワードとして登場することがあります。
1. **出題形式**: 語彙問題、長文読解
2. **頻度と級・パート**: 準1級・1級。長文読解にも登場
3. **文脈・例題の特徴**: アカデミックな内容、ニュース記事、ノンフィクションなど、硬めの文章で使われることが多いです。
4. **学習者への注意点・アドバイス**: 「困難な」「骨の折れる」という意味を覚え、類義語(difficult, challenging, strenuous)とのニュアンスの違いを理解しましょう。特に「労力を要する」というニュアンスが強いことを意識してください。
TOEICでは、Part 5(短文穴埋め問題)やPart 7(長文読解問題)で出題される可能性があります。
1. **出題形式**: 短文穴埋め、長文読解
2. **頻度と級・パート**: Part 5, Part 7
3. **文脈・例題の特徴**: ビジネス関連の文章(プロジェクト、業務、交渉など)で、困難な状況や課題を説明する際に使われることがあります。
4. **学習者への注意点・アドバイス**: 文脈から意味を推測できるように、ビジネスシーンでの使用例を多く見ておきましょう。類義語(demanding, laborious)との使い分けも意識しましょう。
TOEFL iBTのリーディングセクションで頻繁に出題されます。アカデミックな文章で、抽象的な概念や複雑なプロセスを説明する際に用いられます。
1. **出題形式**: リーディング
2. **頻度と級・パート**: リーディングセクション
3. **文脈・例題の特徴**: 歴史、科学、社会科学など、アカデミックなテーマの文章で、困難な研究や課題について述べる際に使われます。
4. **学習者への注意点・アドバイス**: 文脈から正確な意味を把握する練習が必要です。類義語(taxing, onerous)とのニュアンスの違いを理解し、パラフレーズ(同義語による言い換え)に対応できるようにしましょう。
難関大学の入試問題で出題される可能性があります。長文読解問題で、文章全体の理解を深めるためのキーワードとして登場することがあります。
1. **出題形式**: 長文読解
2. **頻度と級・パート**: 難関大学の長文読解
3. **文脈・例題の特徴**: 社会問題、科学技術、歴史など、幅広いテーマで使われます。抽象的で論理的な文章で、困難な状況や課題を説明する際に用いられます。
4. **学習者への注意点・アドバイス**: 文脈から意味を推測する練習を積みましょう。類義語(difficult, challenging)だけでなく、反意語(easy, simple)も覚えておくと、文章全体の理解に役立ちます。