equip
第2音節にアクセントがあります。最初の母音 /ɪ/ は日本語の『イ』よりも口を少し横に引いて短く発音します。 'qu' は唇を丸めて素早く発音し、/w/ の音を意識しましょう。最後の 'p' は息を止めるだけで終わらせ、破裂させないようにするとより自然です。
備え付ける
必要な物や機能を設置・装備して、使える状態にする意味合い。建物や機械、システムなどに対して使われることが多い。単に物を置くだけでなく、使えるように準備するニュアンスを含む。
We need to equip the new office with computers and desks.
私たちは新しいオフィスにコンピューターと机を備え付ける必要があります。
※ 引っ越し後の新しいオフィスで、必要な備品を運び入れている場面を想像してみてください。この文は、まだ何もない場所に仕事をするための基本的なものを『備え付ける』という、最もシンプルで中心的な『equip』の使い方を示しています。物理的な場所に必要なものを揃える時によく使われます。
Firefighters are equipped with special gear to fight fires.
消防士たちは火災と戦うために特別な装備を備え付けられています。
※ サイレンが鳴り響き、消防士たちが素早く出動準備をしている場面です。『equip』は、人がある目的のために必要な物(この場合は『special gear:特別な装備』)を身につけさせられる、という意味でもよく使われます。この文のように『be equipped with ~』と受動態で使うと、「~が備わっている状態である」というニュアンスになります。
Our university aims to equip students with skills for the future.
私たちの大学は、学生たちが将来のためのスキルを身につけられるようにすることを目指しています。
※ 大学のパンフレットや説明会で、教育方針を説明している場面を思い浮かべてみましょう。ここでは物理的な物ではなく、『skills(スキル)』という抽象的なものを学生に『備えさせる』という使い方です。単に物を揃えるだけでなく、知識や能力、準備といった『未来への備え』を指す場合にも『equip』は非常に自然に使われます。
用意する
必要なものを揃えて準備する意味合い。特に、ある目的を達成するために必要なものを計画的に準備する際に使われることが多い。人材、資金、情報など、形のないものにも使える。
My dad helped us equip the car for our camping trip.
父は私たちがキャンプ旅行のために車に道具を積み込むのを手伝ってくれました。
※ 家族でキャンプに出かける前の、ワクワクする準備の情景が目に浮かびますね。「equip」は、この例文のように、特定の活動(キャンプ旅行)のために必要な道具や物資(テントや寝袋など)を揃える、準備するというニュアンスでよく使われます。ここでは「車にキャンプ道具を積み込んで準備する」という行動が伝わります。
The company will equip all new employees with a laptop and a desk.
会社はすべての新入社員にノートパソコンと机を用意します。
※ 新しい会社に入って、仕事に必要なものがすべて揃っているのを見て、これから頑張ろうという気持ちになる場面です。「equip」は、組織がそのメンバー(新入社員)に、仕事や活動に必要な道具や設備(ノートパソコンや机)を提供する、という意味で非常によく使われます。ここでは「仕事に必要なものを備え付ける」という状況を表しています。
Our school wants to equip every classroom with an emergency kit.
私たちの学校は、すべての教室に非常用キットを備え付けたいと考えています。
※ 万が一の災害に備えて、学校が子どもたちの安全を守るために準備を進めている情景です。「equip」は、このような緊急時や特定の目的に備えて、必要な物資や設備(非常用キット)を事前に用意する、という文脈でも頻繁に登場します。安全への配慮や準備の意識が伝わる例文です。
コロケーション
~を備え付ける、~を装備する
※ 最も基本的なコロケーションの一つですが、equip の後には前置詞 with が続くことを意識しましょう。単に『持っている』だけでなく、『機能させるために必要なものを備え付ける』ニュアンスがあります。例えば、"The lab is equipped with the latest technology."(その研究室は最新技術を備えている)のように使われます。ビジネスシーンでも頻繁に使われ、"equip a team with resources"(チームに資源を供給する)のように、人に対して使うことも可能です。
設備が整った、十分に準備された
※ 複合形容詞として、場所、組織、人などが十分な設備や能力を備えている状態を表します。 "a well-equipped kitchen"(設備の整ったキッチン)、"a well-equipped team"(準備万端のチーム)のように使われます。形容詞として名詞を修飾するため、文法的に使いやすく、応用範囲が広い表現です。 "ill-equipped"(設備が不十分な)という反対語も覚えておくと便利です。
完全に装備された、フル装備の
※ "well-equipped"よりもさらに強調した表現で、必要なものがすべて揃っている状態を指します。例えば、"a fully equipped apartment"(フル装備のアパート)のように、賃貸物件の広告などでよく見られます。自動車のオプションなどを説明する際にも用いられます。口語でもビジネスシーンでも使用可能です。
人生を生き抜く力を身につけさせる
※ 教育や訓練の文脈で使われ、「人生に必要なスキルや知識を授ける」という意味合いを持ちます。例えば、"Education should equip students for life."(教育は生徒に人生を生き抜く力を与えるべきだ)のように使われます。単に知識を教えるだけでなく、問題解決能力や批判的思考力など、より広い意味での「力」を指すことが多いです。比喩的な表現で、感情的なニュアンスを含みます。
身支度をする、準備を整える
※ 再帰代名詞を使って、自分自身をある状態にする、または必要なものを身につけるという意味を表します。例えば、"equip oneself with knowledge"(知識を身につける)、"equip oneself with courage"(勇気を奮い起こす)のように使われます。ややフォーマルな表現で、自己啓発や目標達成に関連する文脈で用いられることが多いです。
装備が不十分な、準備不足の
※ "well-equipped"の反対の意味で、必要なものが不足している状態を表します。例えば、"a poorly equipped hospital"(設備が不十分な病院)、"a poorly equipped team"(準備不足のチーム)のように使われます。問題点や改善点を指摘する際に用いられることが多いです。ビジネスシーンや報道などでよく見られます。
新しく装備された
※ 新しく設備が導入されたり、新しく何かが装備された状態を示します。例えば、 "a newly equipped gym"(新しく設備されたジム)のように使われます。何かが新しくなったことを強調したい場合に有効です。広告やニュース記事でよく使われます。
使用シーン
大学の講義や研究論文で、実験装置や特定の技能を「備え付ける」「用意する」という意味で使用されます。例えば、心理学の研究で「被験者に特定の装置を備え付けて実験を行う」場合や、工学分野で「新しい機械に最新の機能を用意する」といった文脈で使われます。やや硬い表現なので、日常会話よりは学術的な文章で目にすることが多いでしょう。
ビジネスシーンでは、会議室の設備や、従業員に支給する備品などを指して「備え付ける」「用意する」という意味で使われます。例えば、「新しいオフィスに最新のIT機器を備え付ける」とか、「新入社員にノートパソコンを用意する」といった場合です。日常的な会話よりは、報告書や契約書などのフォーマルな文書で使われる傾向があります。
日常会話ではあまり使いませんが、例えば、防災グッズを「備え付ける」とか、新しい趣味を始めるために必要な道具を「用意する」といった文脈で使われることがあります。例えば、「地震に備えて非常用持ち出し袋を備え付ける」とか、「キャンプに行くために必要な道具を用意する」といった場合です。ニュースやドキュメンタリー番組などで、専門家が解説する際に使われることもあります。
関連語
類義語
『必要なものを供給する』という意味で、equipよりも広範な状況で使われる。ビジネス、日常会話、学術など、あらゆる場面で使用可能。 【ニュアンスの違い】equipが特定の目的のために必要なものを『装備する』というニュアンスなのに対し、provideはより一般的な『提供』を意味する。equipが物理的なものに限定されがちなのに対し、provideは情報やサービスなど、無形のものも提供できる。 【混同しやすい点】equipは通常、目的語に『with』を伴うが(equip someone with something)、provideは『provide something for someone』または『provide someone with something』の形を取る。provideはequipよりもフォーマルな響きを持つ場合がある。
『家具などを備え付ける』という意味で、特に部屋や建物に対して使われる。不動産やインテリア関連の文脈でよく見られる。 【ニュアンスの違い】equipが『機能させるために必要なものを装備する』というニュアンスなのに対し、furnishは『快適に過ごせるように家具や備品を設置する』というニュアンスが強い。equipは工場や機械などにも使えるが、furnishは基本的に建物や部屋に対してのみ使われる。 【混同しやすい点】furnishはequipよりもフォーマルな印象を与える。equipは動的な行為(装備する)を指すことが多いが、furnishは状態(家具が備え付けられている)を表すことが多い。また、furnishは不可算名詞としても使われ、『家具』という意味になる。
『特定の目的のために必要な衣服や装備一式を供給する』という意味。スポーツ、軍事、アウトドアなどの文脈で使われることが多い。 【ニュアンスの違い】equipがより一般的な『装備する』という意味なのに対し、outfitは特定の活動や状況に適した一式を『供給する』というニュアンスが強い。outfitは名詞としても使われ、『服装一式』という意味になる。 【混同しやすい点】outfitはequipよりもカジュアルな響きを持つことが多い。equipが工場全体を装備するなど、大規模なものにも使えるのに対し、outfitは個人または小規模なグループに必要なものを供給するイメージが強い。また、outfitはしばしばファッションに関連する文脈で使用される。
『必要な物資や資源を供給する』という意味で、equipよりも広範な状況で使用される。ビジネス、軍事、災害対応など、さまざまな場面で用いられる。 【ニュアンスの違い】equipが特定の目的のために必要なものを『装備する』というニュアンスなのに対し、supplyはより一般的な『供給』を意味する。supplyはしばしば継続的な供給を暗示し、equipよりも大規模な供給を指すことが多い。 【混同しやすい点】supplyは名詞としても使われ、『供給(量)』という意味になる。equipは通常、特定の目的のために必要なものを供給するのに対し、supplyは必ずしも特定の目的を必要としない。また、supply chain(サプライチェーン)という言葉が示すように、ビジネスにおける流通の文脈で頻繁に使用される。
『(才能、資質、資金などを)授ける、与える』という意味で、equipよりも抽象的な意味合いが強い。学術的な文脈や、文学的な表現で用いられることが多い。 【ニュアンスの違い】equipが物理的なものや具体的な装備を指すことが多いのに対し、endowは才能や資質など、抽象的なものを与えるという意味合いが強い。endowはしばしば神や運命など、人間を超越した存在によって与えられるイメージがある。 【混同しやすい点】endowはequipよりもフォーマルで、使用頻度も低い。equipが『装備する』という行為を指すのに対し、endowは『授ける』という状態を表すことが多い。また、endowはしばしば受動態で用いられ、『be endowed with』という形で使われる。
派生語
『装備』『備品』を意味する名詞。「equip」が動作を表すのに対し、「equipment」はその結果としての具体的な物を指します。ビジネスや軍事、スポーツなど幅広い分野で、必要な道具や装置一式を指す際に用いられます。抽象的な『備え』の意味でも使われます。
- equipped
「equip」の過去分詞形で、形容詞的に『装備された』『備え付けの』という意味になります。建物や機械などが特定の機能を持つように整えられている状態を表し、『well-equipped kitchen(設備の整ったキッチン)』のように使われます。受動態の一部としても頻繁に用いられます。
- equipping
「equip」の現在分詞形で、名詞的に『装備すること』『備え付けること』を意味します。また形容詞的に『装備している』状態も表します。例えば、『equipping soldiers with new gear(兵士に新しい装備を支給すること)』のように使われます。継続的な行為や過程に焦点が当てられます。
反意語
- divest
『(衣服などを)脱ぐ』『(権利などを)剥奪する』という意味の動詞。「equip」が何かを身につけたり、備え付けたりするのとは反対に、何かを取り除く、手放すという意味合いを持ちます。ビジネスシーンでは、特に権利や資産の譲渡といった文脈で使われることがあります。
『(衣服などを)脱がせる』『(何かを)取り除く』という意味の動詞。「equip」が何かを付加するのに対して、「strip」は何かを剥ぎ取るニュアンスです。比喩的には、『strip someone of their dignity(誰かの尊厳を奪う)』のように使われます。日常会話でも使われますが、ややネガティブな意味合いが強いです。
『不適格な』『ふさわしくない』という意味の形容詞。「equip」が何かをするための準備を整えることを意味するのに対し、「unfit」はその準備ができていない状態を表します。例えば、『unfit for duty(職務に不適格)』のように使われます。接頭辞「un-」による否定が明確で、反意語として理解しやすいです。
語源
「equip」は、古フランス語の「equiper」(船に装備する、用意する)に由来し、さらに遡るとゲルマン祖語の「*skip-」(船)に関連する言葉から派生しています。つまり、元々は船に航海に必要なものを『装備する』という意味合いが強くありました。この語源から、現代英語の「equip」が単に『備え付ける』『用意する』という意味だけでなく、特定の目的のために必要なものを『完全に整える』というニュアンスを含むことが理解できます。例えば、登山者が山に登るために必要な道具を揃える様子や、会社が新しいプロジェクトのために必要な設備を導入する状況などを考えると、単に物を準備するだけでなく、万全の体制を『装備する』という語源の名残を感じ取れるでしょう。
暗記法
「equip」は単なる装備を超え、社会的な役割を果たすための準備を意味します。中世の騎士道では、名誉や忠誠心といった価値観を体現する通過儀礼でした。産業革命以降は、個人の成功と地位を左右する要素となり、現代では変化に対応する能力を指します。ビジネスシーンでは、人材育成や企業文化の醸成に不可欠であり、自己を準備し、適応し、成功を収めるための重要な概念なのです。
混同しやすい単語
『equip』に接尾辞『-ment』が付いた名詞であり、発音もスペルも非常に似ているため混同しやすい。意味は『装備(品)』であり、equipが動詞であるのに対し、equipmentは名詞である点が大きく異なる。文章中で品詞を意識することで区別できる。
『ex-』という接頭辞と、『-cept』という語幹の一部が『equip』と視覚的に似ているため、スペルを混同しやすい。発音も母音が異なるものの、子音の並びが似ているため注意が必要。『〜を除いて』という意味の前置詞・接続詞であり、品詞も意味も大きく異なる。語源的には、'ex-'(外へ)と 'capere'(取る)が組み合わさって『外へ取り除く』という意味合いを持つ。
スペルがequipと一部類似しており、特に'excip'の部分が似ているため、視覚的に混同しやすい。意味は『賦形剤』であり、主に医薬品の分野で使用される専門的な単語である。日常会話ではほとんど使用されないため、文脈から判断可能。ただし、医療・製薬関係の文章を読む際は注意が必要。
語頭の'es-'がequipと異なり、母音も異なるため発音は大きく異なるが、スペルの長さや一部の子音の並びが似ているため、視覚的に混同しやすい。『逃げる』という意味の動詞であり、equipとは意味が全く異なる。語源的には、'ex-'(外へ)と 'cappa'(外套)が組み合わさり、『外套を脱ぎ捨てるように逃げる』というイメージ。
語尾の'quire'がequipと視覚的に似ているため、スペルミスをしやすい。発音も母音が異なるため、注意が必要。『獲得する』という意味の動詞であり、equipとは意味が異なる。ビジネスシーンでよく使われる単語なので、しっかり区別できるようにしたい。語源的には、'ad-'(〜へ)と 'quaerere'(求める)が組み合わさり、『求めて手に入れる』という意味合いを持つ。
語頭と語尾の子音位置が入れ替わっているため、アナグラムのように感じられ、記憶違いを起こしやすい。発音も母音が異なるため注意が必要。『機知に富んだ言葉』という意味の名詞、または『機知に富んだことを言う』という意味の動詞であり、equipとは意味が異なる。発音記号を意識して区別することが重要。
誤用例
日本語の「〜を備えている」という表現を直訳すると、つい"equipped with"を使ってしまいがちですが、"equip"は基本的に「物」に対して使われます。人を主語に、必要な人員が揃っていることを表す場合は、"staffed with"が適切です。背景にある考え方として、"equip"は具体的な設備や道具をイメージさせるのに対し、"staff"は組織を構成する人的資源を指します。大学の文脈では、教授陣は大学の人的資源として捉えるのが自然です。
"equip"は「装備する、備え付ける」という意味ですが、抽象的な概念(ここでは「忍耐」)を身につけるという文脈では、やや不自然です。より適切なのは"arm"です。"arm"は文字通り「武器で武装する」という意味ですが、比喩的に困難に立ち向かうための準備をすることを表します。"equip"が単に「用意する」というニュアンスであるのに対し、"arm"は「困難に立ち向かうための備え」という強い意志や覚悟を示唆します。日本人が「備える」という言葉から安易に"equip"を選んでしまうのは、英語の語感やニュアンスの違いを見落としているためです。
"equipped"は「(物理的に)装備されている」という意味合いが強く、能力や体制が整っていることを表すには不適切です。ここでは、会社が問題解決のための体制や能力が十分にあることを示したいので、"well-positioned"(体制が整っている、有利な立場にある)を使うのがより適切です。日本人が「〜できる体制が整っている」という日本語をそのまま英語にしようとする際に、"equipped to"という表現を選んでしまうのは、英語のビジネスシーンにおける表現のニュアンスに対する理解が不足しているためです。"well-positioned"は、戦略的な準備や有利な状況を強調するビジネスシーンでよく用いられる表現です。
文化的背景
「equip」は単に「装備する」という行為を超え、準備と能力の象徴として、社会的な地位や成功を左右する要素と深く結びついてきました。中世の騎士道物語から現代のビジネスシーンまで、「equip」は、単に物資を揃えるだけでなく、必要なスキル、知識、そして精神的な強さを身につけることを意味してきたのです。
中世ヨーロッパにおいて、騎士が「equip」されることは、単なる戦闘準備ではありませんでした。それは、彼が社会的な役割を果たすための通過儀礼であり、名誉、忠誠心、そして信仰といった価値観を体現することを意味しました。騎士は、鎧、剣、馬といった物理的な装備だけでなく、武術の訓練、礼儀作法、そしてキリスト教の教えによっても「equip」される必要がありました。この「equip」は、騎士が社会的な責任を果たすための準備であり、彼の地位と権威を象徴するものだったのです。文学作品では、アーサー王物語において、円卓の騎士たちが聖杯探求の旅に出る前に、それぞれの個性と使命に合わせて「equip」される様子が描かれています。これは、単なる冒険の準備ではなく、自己探求と成長の旅への準備を象徴していると言えるでしょう。
時代が下り、産業革命以降の社会では、「equip」の意味合いは変化しました。工場労働者は、機械を操作するための技術と知識によって「equip」される必要がありました。また、資本家は、資金、設備、そして経営能力によって「equip」される必要がありました。この時代における「equip」は、個人の成功と社会的な地位を左右する重要な要素となりました。教育は、人々がより良い仕事に就き、より豊かな生活を送るために必要なスキルと知識を身につけるための手段として、ますます重要視されるようになりました。現代社会においては、「equip」は、個人が変化の激しい社会で生き抜くために必要な能力を身につけることを意味します。それは、単なるスキルや知識だけでなく、問題解決能力、コミュニケーション能力、そして創造性といった、より高度な能力を含むものとなっています。
現代のビジネスシーンでは、「equip」は単にオフィスを最新のテクノロジーで満たすこと以上の意味を持ちます。従業員を適切なトレーニングとツールで「equip」することは、企業文化の醸成、イノベーションの促進、そして最終的には企業の成功に不可欠です。リーダーシップ研修やチームビルディングの活動は、従業員が互いを信頼し、協力し、そして共通の目標に向かって努力するための「装備」となります。このように、「equip」は、単なる物理的な装備を超え、個人と組織の成長を支えるための包括的な概念へと進化してきたのです。そして、この言葉は、私たちが常に変化し続ける世界で、いかに自己を準備し、適応し、そして成功を収めるかを考える上で、重要な示唆を与えてくれるでしょう。
試験傾向
- 出題形式: 主に語彙問題、長文読解
- 頻度と級・パート: 準1級、1級で頻出。2級でも稀に出題
- 文脈・例題の特徴: アカデミックな内容、ビジネス文書、ニュース記事など
- 学習者への注意点・アドバイス: 「備え付ける」「装備する」という意味。名詞形 (equipment) との区別、類義語 (provide, furnish) との使い分けに注意。長文では、文脈から意味を推測する練習も重要。
- 出題形式: Part 5 (短文穴埋め), Part 7 (長文読解)
- 頻度と級・パート: Part 5で時々出題。Part 7でも稀に出題
- 文脈・例題の特徴: ビジネスシーン(オフィス、工場、イベントなど)での設備、備品に関する記述
- 学習者への注意点・アドバイス: equipmentとの関連を意識。「equip A with B (AにBを備え付ける)」の形を覚えておくと有利。類義語 (furnish, provide) とのニュアンスの違いも理解しておく。
- 出題形式: リーディング
- 頻度と級・パート: アカデミックな文章で頻出
- 文脈・例題の特徴: 科学、歴史、社会学など、学術的な内容。研究設備、調査方法、理論武装など
- 学習者への注意点・アドバイス: 抽象的な概念(知識、スキルなど)を「備え付ける」という意味で使われる場合もある。文脈から正確な意味を把握する練習が重要。equipmentの不可算名詞である点も注意。
- 出題形式: 長文読解、和訳問題、英作文
- 頻度と級・パート: 難関大学で頻出
- 文脈・例題の特徴: 評論文、物語文、科学系の文章など、幅広いジャンル
- 学習者への注意点・アドバイス: 文脈によって意味が異なる場合があるため、前後の文脈から判断する能力が求められる。equipmentの意味も覚えておくこと。和訳問題では、自然な日本語に訳せるように練習する。