confer
第2音節にアクセントがあります。母音 /ɜː/ は、日本語の「アー」よりも口を少し開き、喉の奥から出す音です。日本語の「ア」と「ウ」の中間のようなイメージで、曖昧に発音するのがコツです。また、語尾の 'r' は、舌をどこにもつけずに「ウ」と「ル」の中間のような音を出すと、よりネイティブに近い発音になります。'con' は弱く短く発音しましょう。
協議する
公式または重要な事柄について、複数の人が意見を交換し、決定を目指す行為。会議や相談の場面で使われる。目的語を伴わない自動詞としての用法が一般的。
The project team needed to confer about the next steps for the big presentation.
プロジェクトチームは、大切なプレゼンのための次のステップについて協議する必要がありました。
※ 会社で、チームのみんなが「さあ、どうしようか?」と真剣に話し合っている場面です。大きなプレゼンを成功させるために、全員で意見を出し合い、次に何をすべきかを決める時に「confer」が使われます。特に、何かを決定するために話し合う時にぴったりの表現です。
Before writing her thesis, she decided to confer with her professor for advice.
彼女は論文を書く前に、アドバイスをもらうため教授と協議することにしました。
※ 大学で、学生が卒業論文のテーマについて、専門家である教授に相談している場面です。一人で悩まず、知識のある人や経験豊富な人に意見や助言を求める時に「confer with someone」の形で使われます。信頼できる人とじっくり話し合うニュアンスが伝わります。
The town council members will confer to improve community safety.
町の議会メンバーは、地域の安全を改善するために協議します。
※ 町の代表者たちが集まって、どうすればもっと地域を安全にできるか、真剣に話し合っている場面です。このように、公式な会合や委員会で、共通の目的のために意見を交換し、解決策や方針を決める際に「confer」がよく使われます。市民生活に関わる重要な話し合いのイメージです。
授与する
名誉、学位、権利などを正式に与えること。授与式などのフォーマルな場面で使われる。 confer a degree (学位を授与する) のように、confer A on/upon B の形で使われることが多い。
The university will proudly confer a master's degree upon him next month.
その大学は来月、彼に修士号を誇りを持って授与する予定です。
※ この例文は、大学が学生に学位や称号を授与する、フォーマルで喜ばしい場面を描写しています。卒業式で、努力が実を結び、誇らしげに学位を受け取る姿が目に浮かびますね。「confer A upon B」の形で、「A(学位)をB(彼)に授与する」という意味になります。
The government decided to confer the highest honor on the brave soldier.
政府はその勇敢な兵士に最高の栄誉を授与することを決定しました。
※ この例文は、国や組織が、特別な功績を上げた人に勲章や栄誉を与える、厳粛な式典のシーンをイメージさせます。多くの人々の前で、勇敢な行動が称えられ、最高位の栄誉が授与される瞬間です。「confer A on B」の形で、「A(栄誉)をB(兵士)に授与する」という意味で使われます。
Being a manager will confer great responsibility upon him.
マネージャーになることで、彼には大きな責任が伴うでしょう。
※ この例文は、ある地位や役割が、その人に特定の権限や責任、あるいは利益などを自然と与える、という状況を示しています。新しい役職に就くことで、期待と共に重い責任が彼にのしかかる様子が伝わります。「confer」は、このように抽象的なもの(責任、権限など)を授ける際にもよく使われます。
コロケーション
(人)に名誉を授与する、栄誉を与える
※ このコロケーションは、大学や政府機関などが、ある人物の功績や貢献を認め、公式に名誉や称号を与える際に用いられます。単に 'give an honor' と言うよりも、より格式張った、儀礼的なニュアンスを持ちます。構文は 'confer honor on/upon person' で、'upon' はやや古風な響きがあります。例えば、大学が著名な科学者に名誉博士号を授与する、政府が長年の功績を称えて勲章を授与する、といった状況で使われます。日常会話よりは、公式な声明や報道で目にすることが多いでしょう。
(人)と(何か)について協議する、相談する
※ この表現は、ある問題や議題について、複数の人が意見交換や情報共有を行い、合意形成を目指す際に用いられます。単に 'discuss' よりも、より公式で、目的意識が明確なニュアンスを持ちます。ビジネスシーンや学術的な文脈で頻繁に使われ、例えば、プロジェクトチームが計画について協議する、研究者が論文の方向性について相談する、といった状況が考えられます。'confer with' は『〜と意見を交換する』というニュアンスが強く、単なる情報伝達ではなく、双方向のコミュニケーションを伴う点がポイントです。前置詞は 'about' と 'on' のどちらも使えますが、'on' の方がよりフォーマルな印象を与えます。
(裁判所)に管轄権を与える
※ 法律用語としてのコロケーションで、特定の裁判所が特定の事件を審理する権限を与えることを意味します。一般の会話ではまず使われません。この表現は、法律や行政の専門家が、法令や規則に基づいて裁判所の権限を定める際に用います。例えば、新しい法律が制定され、特定の種類の訴訟について特定の裁判所が管轄権を持つようになる、といった状況で使用されます。法律文書や法廷での議論でよく見られます。
(何か)に正当性を与える、お墨付きを与える
※ この表現は、ある行為、政策、または組織などが、社会的に受け入れられる、または道徳的に正しいと認められることを意味します。例えば、国際機関が選挙の監視を行い、その結果が公正であると認めることで、選挙結果に正当性を与える、といった状況で使用されます。政治、社会学、ジャーナリズムなどの分野でよく用いられ、権威や承認によって何かが正当化される様子を表します。
恩恵を与える、利益をもたらす
※ この表現は、ある行動や政策、または制度が、特定の個人やグループに対して有利な結果や利益をもたらすことを意味します。例えば、新しい税制改革が中小企業に恩恵をもたらす、といった状況で使用されます。ビジネス、経済、政治などの分野でよく用いられ、ポジティブな影響を強調する際に使われます。より具体的にどのような恩恵なのかを付け加えることで、表現の説得力が増します (e.g., confer economic benefits)。
内密に協議する、非公開で相談する
※ この表現は、公にせず、限られた人だけで意見交換や相談を行うことを意味します。ビジネスシーンや政治的な文脈でよく用いられ、例えば、重要な契約交渉の前に、関係者が内密に戦略を練る、といった状況で使用されます。'in private' は『人目を避けて』という意味合いを持ち、秘密性や機密性を強調する際に使われます。類似表現として 'behind closed doors' があります。
使用シーン
学術論文や研究発表で頻繁に使用されます。特に、「協議する」の意味で、研究者同士が意見を交換したり、研究結果について議論したりする際に使われます。例:「研究チームは、実験結果について詳細に協議した。」また、「授与する」の意味で、大学が学位を授与する場面などで使用されます。例:「大学は彼に名誉博士号を授与した。」文語的な表現であり、フォーマルな文脈で用いられます。
ビジネスシーンでは、会議や交渉の場で「協議する」という意味で使われます。例:「経営陣は、新プロジェクトの戦略について協議した。」また、賞や資格を「授与する」という意味でも使用されます。例:「会社は、優秀な社員に表彰状を授与した。」フォーマルな文書やプレゼンテーションで使われることが多いです。日常的な会話ではあまり使われません。
日常会話ではあまり使われませんが、ニュース記事やドキュメンタリーなどで見かけることがあります。「協議する」という意味で、政府や国際機関が重要な問題について話し合う場面などで使用されます。例:「各国首脳は、気候変動問題について協議した。」また、「授与する」という意味で、賞やメダルが授与される場面などで使用されます。例:「彼は、オリンピックで金メダルを授与された。」やや硬い表現であり、日常会話ではより平易な言葉が使われることが多いです。
関連語
類義語
『(専門家や資料に)意見を求める』という意味で、アドバイスや情報を得るために誰かに相談したり、何かを参照したりする場面で使われる。ビジネス、法律、医療など、専門的な分野でよく用いられる。 【ニュアンスの違い】『confer』が複数の人が集まって意見交換をするニュアンスがあるのに対し、『consult』は個人が専門家や情報源に意見を求めるニュアンスが強い。また、『consult』はフォーマルな響きを持つ。 【混同しやすい点】『confer with 人 on 事柄』のように、前置詞を伴って使われることが多いが、『consult』は『consult 人 about/on 事柄』のように使われる。また、医学用語で「診察を受ける」という意味でも使われる。
『話し合う』という意味で、特定のトピックについて意見や情報を交換する場面で使われる。日常会話からビジネスまで幅広く使われる。 【ニュアンスの違い】『confer』がよりフォーマルで、決定や合意形成を目指す話し合いを指すことが多いのに対し、『discuss』はよりカジュアルで、単に意見を交換する話し合いを指すことが多い。また、『discuss』は個人的な話題にも使える。 【混同しやすい点】『discuss』は他動詞であり、前置詞なしで目的語を直接取る(例:discuss the problem)。『confer』は自動詞として使われる場合があり、その場合は『confer with 人』のように前置詞が必要になる。
『熟考する』、『審議する』という意味で、慎重に考慮し、議論を重ねて決定を下す場面で使われる。法廷、議会、委員会などのフォーマルな状況でよく用いられる。 【ニュアンスの違い】『confer』が意見交換や情報共有を含むのに対し、『deliberate』はより深く、慎重に検討するニュアンスが強い。また、『deliberate』は決定を下すプロセスに焦点を当てている。 【混同しやすい点】『deliberate』は、動詞として使われる場合と形容詞として使われる場合がある。動詞の場合は、目的語を必要としない自動詞として使われることが多い(例:The jury deliberated for hours)。形容詞の場合は、『意図的な』という意味になる(例:a deliberate act)。
『討論する』という意味で、異なる意見を持つ人々が、特定のテーマについて議論を戦わせる場面で使われる。政治、学術、教育の分野でよく用いられる。 【ニュアンスの違い】『confer』が合意形成を目指す話し合いであるのに対し、『debate』は異なる意見を主張し、相手を説得しようとするニュアンスが強い。また、『debate』は公開の場で行われることが多い。 【混同しやすい点】『debate』は名詞としても動詞としても使われる。動詞として使う場合は、他動詞としても自動詞としても使える(例:debate the issue / debate with someone)。名詞の場合は、『討論』という意味になる(例:a heated debate)。
『交渉する』という意味で、利害が対立する当事者同士が、合意点を見つけるために話し合う場面で使われる。ビジネス、外交、労働関係などでよく用いられる。 【ニュアンスの違い】『confer』が情報交換や意見交換を含むのに対し、『negotiate』は具体的な条件や合意内容について話し合うニュアンスが強い。また、『negotiate』は妥協や譲歩を伴うことが多い。 【混同しやすい点】『negotiate』は、自動詞としても他動詞としても使われる(例:negotiate a contract / negotiate with someone)。『negotiate』の対象は、金銭的な条件や契約内容など、具体的なものが中心となる。
- discuss with
『~と話し合う』という意味で、特定のテーマについて誰かと意見交換をする際に用いられる。ビジネスシーンから日常会話まで幅広く使用される。 【ニュアンスの違い】『confer』は、話し合いの目的が決定や合意形成にある場合が多いのに対し、『discuss with』は、よりカジュアルな情報交換や意見交換の意味合いが強い。また、『confer』は複数人が集まって話し合う状況を指すことが多いが、『discuss with』は必ずしも複数人である必要はない。 【混同しやすい点】『discuss』は他動詞であるため、前置詞なしで目的語を直接とる(例:discuss the plan)。『discuss with』とすると、withの後に話し合う相手が来る(例:discuss the plan with my boss)。『confer』を使う場合は、『confer with 人 on 事柄』という形になる。
派生語
『会議』という意味の名詞。confer(協議する)から派生し、人々が集まって意見を交換・協議する場を指す。日常会話よりもビジネスや学術的な文脈で頻繁に使用される。語源的には『共に運ぶ(意見を)』という意味合いを含む。
- conferment
『授与』『授与式』という意味の名詞。confer(授与する)という動詞から派生し、学位や称号、権利などを正式に与える行為を指す。フォーマルな場面や公式文書で使われることが多い。動詞conferからの直接的な派生であり、意味のつながりが明確。
- conferrer
『授与者』という意味の名詞。confer(授与する)に、行為者を表す接尾辞『-er』が付いた形。学位や賞などを授与する人を指す。法律や契約書などの専門的な文書で使われることがある。
反意語
『撤回する』『取り下げる』という意味の動詞。confer(授与する、与える)の反対の意味合いを持ち、与えたものを取り戻す、または与える行為をやめることを指す。例えば、称号や提案などを撤回する場合に使われる。日常会話でもビジネスシーンでも使用頻度が高い。
『保留する』『差し控える』という意味の動詞。confer(与える)の反対として、何かを与えることを一時的または完全に控えることを意味する。情報、許可、支援などを差し控える場合に使われる。ビジネスや法律の文脈でよく見られる。
『否定する』『拒否する』という意味の動詞。confer(与える、認める)の反対として、要求や主張を認めない、または存在を否定することを意味する。例えば、要求を拒否したり、事実を否定したりする場合に使われる。日常会話からフォーマルな場面まで幅広く使用される。
語源
「confer」はラテン語の「conferre」に由来します。「conferre」は「共に(con-)」と「運ぶ、もたらす(ferre)」という二つの要素から構成されています。元々は「一緒に運ぶ」「集める」といった意味合いがあり、そこから「意見や情報を持ち寄って話し合う」「協議する」という意味に発展しました。また、「授与する」という意味も、「何かを相手に運ぶ、もたらす」という根本的なイメージから派生したものです。日本語で例えるなら、「寄り合う」「持ち寄る」という言葉が、この単源的な意味合いを捉えていると言えるでしょう。つまり、人々が集まって意見や情報を出し合い、一つの結論や決定に至る、または何かを誰かに与えるという行為を、「confer」という単語は表現しているのです。
暗記法
「confer」は、権威ある者が恩恵や名誉を分け与える行為。中世の領主が騎士に土地を授ける、大学が卒業生に学位を授ける場面を想起させる。元々は「共に運ぶ」意味で、王侯貴族が集まり協議する様子を示唆。物語では、特別な能力や使命を授ける転換点となる。現代では、授賞式で個人の業績が社会的に認められる瞬間を象徴し、社会的承認と責任を伴う重要な意味を持つ。
混同しやすい単語
『confer』と『confirm』は、接頭辞が同じ 'con-' で始まり、スペルも似ているため混同しやすいです。『confirm』は『確認する』という意味の動詞で、発音も微妙に異なります(con-FURM)。『confer』は『協議する』という意味なので、意味の違いを意識することが重要です。特に、ビジネスシーンでは意味を間違えると大きな誤解を招く可能性があります。
『confer』と『conifer』は、最初の部分が 'coni-' で共通しており、スペルも似ているため、特に文字を読んだときに混同しやすいです。『conifer』は『針葉樹』という意味の名詞であり、発音も異なります(CON-i-fer)。意味も品詞も全く異なるため、文脈で判断することが大切です。森林や植物に関する話題で登場する可能性があります。
『confer』と『prefer』は、語尾の '-fer' が共通しており、スペルも似ているため、混同しやすいです。『prefer』は『~を好む』という意味の動詞で、発音も異なります(pre-FUR)。意味の違いを意識することが重要です。例えば、『I prefer coffee to tea.(私は紅茶よりコーヒーが好きです)』のように使われます。
'confer'と'transfer'は、語尾の'-fer'が共通しており、スペルも似ているため、混同しやすいです。'transfer'は『移動させる』や『乗り換える』という意味の動詞で、発音も異なります(trans-FUR)。意味の違いを意識することが重要です。例えば、『transfer money(送金する)』、『transfer to another train(電車を乗り換える)』のように使われます。
スペルの一部(conve...r)が似ており、特に急いで読んでいるときなど、視覚的に誤認する可能性があります。『conveyor』は『コンベヤー』や『運搬機』という意味の名詞で、工場や空港などで荷物を運ぶ機械を指します。発音も意味も全く異なります。
『confer』と『corner』は、最初の 'con-' の部分が共通しており、スペルも一部似ているため、特に初学者には混同しやすいです。『corner』は『角』という意味の名詞で、発音も異なります(COR-ner)。意味も品詞も異なるため、文脈から判断する必要があります。例えば、『The shop is on the corner.(その店は角にあります)』のように使われます。
誤用例
日本語の「〜について協議する」という表現に引きずられ、confer about...という形にしてしまう誤りです。confer は自動詞であり、confer with someone about something という構文を取ります。英語では、協議・相談の相手(この場合はdepartment head)をwithで明確にする必要があります。日本語では目的語を省略しがちですが、英語では誰と協議したのかを明確にすることで、責任の所在や情報の流れを明確にする文化が反映されています。
confer は「授与する」という意味でも使われますが、授与する対象(この場合an honorary degree)を直接目的語にとり、授与される人(この場合him)はon/uponで導く必要があります。日本語では「彼に名誉学位を授与した」のように、授与される人を先に言うことが多いので、英語の語順に違和感を覚えるかもしれません。しかし、英語では授与する『物』を強調することで、その学位の価値や重要性を際立たせる意図があります。
confer はフォーマルな場面で使われることが多い単語であり、友人や同僚との日常会話で使うと少し堅苦しい印象を与えます。ここでは、よりカジュアルな 'talk to you later' が適切です。日本人は、学校教育で学んだ単語をそのまま使おうとしがちですが、英語にはレジスター(文体)があり、場面に応じて適切な語彙を選ぶ必要があります。ビジネスシーンや公式な場でconferを使うのは適切ですが、親しい間柄では避けた方が無難です。
文化的背景
「confer」は、単なる「授与する」という意味を超え、権威あるものが恩恵や名誉を分け与えるという、社会的なヒエラルキーを反映した行為を象徴します。中世の封建制度における領主から騎士への土地の授与、あるいは大学が卒業生に学位を授与する場面など、権威と承認が伴う授与に特有の重みを感じさせる言葉です。
歴史を遡ると、「confer」は、単に物を渡すだけでなく、「共に運ぶ」という語源から派生し、集まって議論し、合意に至るプロセスを意味していました。これは、中世の会議や交渉の場面を想起させます。王侯貴族が集まり、領土問題や同盟について「confer(協議)」する様子は、単なる情報交換ではなく、権力構造の確認と再構築の場でした。現代でも、国際会議などで首脳が「confer」する光景は、過去の歴史的な重みを引き継いでいると言えるでしょう。
文学作品においても、「confer」はしばしば重要な意味を持ちます。例えば、あるキャラクターが別のキャラクターに特別な能力や使命を「confer」する場面は、物語の転換点となることがあります。これは、単なる力の移動ではなく、責任と期待の移行を意味し、受け取った側の成長や変化を促します。また、神話においては、神々が人間に特別な力を「confer」する場面は、人間が神の意志を代行する存在となることを示唆し、運命共同体としての絆を強調します。
現代社会においては、「confer」は、賞や学位の授与式典など、形式的な場面でよく用いられます。これらの式典は、単なる通過儀礼ではなく、社会的な価値観の再確認と共有の場としての役割を果たしています。受賞者が壇上で賞を「conferred(授与される)」瞬間は、個人の業績が社会的に認められたことを意味し、他の人々の模範となることが期待されます。このように、「confer」は、社会的な承認と責任を伴う、重要な行為を象徴する言葉として、私たちの文化に深く根付いているのです。
試験傾向
1. 出題形式: 主に語彙問題、長文読解。
2. 頻度と級・パート: 準1級以上で頻出。1級でも出題される可能性あり。
3. 文脈・例題の特徴: フォーマルな話題、意見交換、会議など。アカデミックな内容も含む。
4. 学習者への注意点・アドバイス: 「相談する」「授与する」の2つの意味を区別して覚えること。語彙問題では、類義語(consult, bestow)との区別が重要。長文読解では文脈から意味を判断する練習が必要。
1. 出題形式: Part 5 (短文穴埋め)、Part 7 (長文読解)。
2. 頻度と級・パート: Part 7で比較的よく見られる。Part 5でも時々出題。
3. 文脈・例題の特徴: ビジネス会議、人事、契約など。フォーマルなビジネスシーン。
4. 学習者への注意点・アドバイス: ビジネスシーンでの「協議する」「授与する」の意味を理解すること。類義語(discuss, grant)との使い分けが重要。文脈から適切な意味を判断する練習が必要。
1. 出題形式: リーディングセクション。
2. 頻度と級・パート: アカデミックな文章で頻繁に出題。
3. 文脈・例題の特徴: 研究論文、学術的な議論、歴史的な出来事など。フォーマルでアカデミックな文脈。
4. 学習者への注意点・アドバイス: アカデミックな文脈での「協議する」「授与する」の意味を理解すること。特に、研究発表や学位授与など、フォーマルな場面での使用例を把握することが重要。類義語(debate, bestow)との使い分けを意識する。
1. 出題形式: 長文読解、和訳問題、英作文。
2. 頻度と級・パート: 難関大学の長文読解で頻出。
3. 文脈・例題の特徴: 社会問題、科学技術、歴史など。幅広いテーマで出題される。
4. 学習者への注意点・アドバイス: 文脈から「相談する」「授与する」のどちらの意味かを判断する必要がある。和訳問題では、文脈に合った自然な日本語訳を心がけること。英作文では、フォーマルな場面で適切に使用できるように練習すること。