英単語学習ラボ

terrible

/ˈtɛrəbl/(テァラブル)

強勢は最初の音節 /ˈte/ にあります。/ər/ は曖昧母音で、日本語の『ア』と『ウ』の中間のような音です。/l/ は舌先を上の歯の裏につけて発音します。全体的に、各音をはっきり発音するよりも、流れるように発音するとより自然に聞こえます。

専門的な内容に関するご注意

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形容詞

ひどい

非常に不快、不満足、または有害な状態を表す。肉体的、精神的な苦痛、品質の悪さ、または道徳的な非難を含む幅広い状況で使用される。単に「悪い」よりも深刻な状態を指す。

It was a terrible day with heavy rain.

大雨でひどい一日でした。

「terrible」は天気や状況が「ひどい」「最悪だ」と感じるときによく使われます。この文からは、窓の外を見てうんざりするような、残念な気持ちが伝わってきますね。雨がひどすぎて、一日が台無しになったような場面を想像してみてください。

The coffee tasted terrible this morning.

今朝のコーヒーはひどい味がしました。

食べ物や飲み物の味が「まずい」「ひどい」と感じたときに、「tasted terrible」と表現できます。一口飲んで思わず顔をしかめるような、不快な味がする場面が目に浮かびます。日常会話でよく使う表現です。

I felt terrible after staying up all night.

徹夜した後、ひどく気分が悪かった。

「feel terrible」は、体調が悪い、気分が優れない、あるいは何かを後悔しているなど、心身の不調を表す際によく使われる表現です。ぐったりと疲れて、顔色も悪そうな様子が目に浮かびますね。自分の体調を伝えるときにも役立ちます。

形容詞

ものすごい

非常に大きく、強力で、圧倒されるような印象を与える。恐怖や畏敬の念を起こさせるような状況で使われる。

I feel terrible today because I caught a bad cold.

今日はひどく気分が悪いです。ひどい風邪をひいたので。

朝目覚めて、体がだるく、頭が重い…そんな風邪のひき始めや、熱がある時の「ものすごく気分が悪い」状態を想像してみてください。「feel terrible」は、体調がひどい時だけでなく、何か失敗してものすごく後悔している時などにも使える、とても一般的な表現です。

The smell from the garbage was absolutely terrible.

ゴミからものすごい悪臭がしました。

ゴミ置き場のそばを通った時や、生ゴミのフタを開けた時に、思わず鼻を覆いたくなるような、強烈で不快なにおいを想像してください。「terrible」は、このように五感で感じる「ものすごく不快なもの」や「ひどい状況」を表す時によく使われます。

My team played a terrible game and lost badly.

私のチームはひどい試合をして、大敗しました。

応援していたスポーツチームが、ミスを連発し、全く良いところがなく、がっかりして肩を落とす観客の姿を思い浮かべてください。「terrible」は、スポーツの試合やパフォーマンスなど、何かのできばえが「ものすごく悪い」「ひどい」といった状況を表すときにも頻繁に使われます。

形容詞

苦手な

(特に子供が)特定の人、場所、または活動に対して強い嫌悪感や恐怖心を抱いている状態。親しみを込めた表現で、深刻な状況ではないことが多い。

I'm terrible at cooking, so my friend usually prepares dinner for us.

私は料理が苦手なので、友達がたいてい私たちの夕食を作ってくれます。

この例文は、料理が苦手な人が、友人との具体的なやり取りの中でその気持ちを伝えている場面を描いています。「be terrible at ~」は「~が苦手だ」という気持ちを正直に伝えるときに非常によく使われる表現です。ここでは、料理の苦手さが、友人が助けてくれるという行動につながっていますね。動名詞(cooking)が「at」の後ろに来る典型的な形です。

My little brother is terrible at drawing, but he always tries his best with a big smile.

私の幼い弟は絵を描くのが苦手ですが、いつも最高の笑顔で一生懸命頑張っています。

この例文では、幼い弟が絵を描くのが苦手でも、一生懸命楽しんでいる様子が目に浮かびます。「terrible at」は「苦手」という意味で、必ずしもネガティブなニュアンスだけではありません。このように「苦手だけど頑張っている」という状況を表現することもできます。子どものかわいらしい行動を通して、この表現がより親しみやすく感じられるでしょう。

When I was a high school student, I was terrible at remembering historical dates.

高校生の頃、歴史の年代を覚えるのがとても苦手でした。

これは、多くの人が共感できる「学生時代の苦手科目や苦手なこと」を表現した例文です。過去の自分を振り返る際に、「be terrible at ~」を使って「~が苦手だった」と表現するのはとても自然です。特に「remembering historical dates(歴史の年代を覚えること)」のように、具体的なタスクを苦手だと伝える時に便利です。過去の情景を思い出しやすいでしょう。

コロケーション

terrible mistake

重大な誤り、取り返しのつかない失敗

単に『ひどい間違い』というだけでなく、その結果が深刻で、後悔や責任を伴うニュアンスが含まれます。ビジネスシーンでは、プロジェクトの失敗や契約上のミスなど、重大な損失につながる場合に用いられます。口語では、人間関係を壊すような失言や行動を指すこともあります。類似表現に"grave error"がありますが、"terrible mistake"の方がより感情的な重みがあることが多いです。

terrible accident

悲惨な事故、大惨事

事故の規模が大きく、人命に関わるような事態を指します。交通事故、自然災害、工業事故など、様々な場面で使用されます。ニュース報道などで頻繁に使われ、客観的な事実を伝えるだけでなく、事故の深刻さを強調する役割も果たします。"awful accident"も同様の意味で使われますが、"terrible"の方がより強い衝撃や悲しみを表すことがあります。

terrible pain

激痛、耐え難い痛み

肉体的、精神的な苦痛の両方を指します。身体的な痛みの場合、怪我や病気による激しい痛みを表し、精神的な痛みの場合、失恋や死別などによる深い悲しみを表します。"excruciating pain"も同様の意味ですが、"terrible pain"の方がより一般的な表現です。口語では、比喩的に「頭が痛い問題」などを指すこともあります(例:"This situation is a terrible pain in the neck.")。

terrible weather

酷い天気、荒れた天気

嵐、豪雨、猛暑、厳寒など、人々の生活に支障をきたすような悪天候を指します。旅行やアウトドアの予定が台無しになるような状況でよく使われます。"awful weather"も同様の意味ですが、"terrible weather"の方が、より深刻な状況を連想させることがあります。気象予報やニュース報道でも頻繁に使われる表現です。

feel terrible

気分が悪い、体調が悪い、罪悪感を感じる

体調不良だけでなく、精神的な落ち込みや後悔の念を表す場合にも使われます。風邪や二日酔いなどで体調が悪い場合はもちろん、自分の言動が原因で相手を傷つけてしまった場合に「申し訳ない」という気持ちを伝える際にも用いられます。"I feel awful"も同様の意味ですが、"terrible"の方がより強い感情を表すことがあります。状況によって使い分けましょう。

terrible consequences

恐ろしい結果、重大な影響

ある行動や決定がもたらす、非常に悪い結果を指します。政治、経済、環境問題など、社会全体に影響を与えるような事態で使用されることが多いです。"dire consequences"も同様の意味ですが、"terrible consequences"の方がより一般的な表現です。警告や注意喚起の文脈でよく用いられます。

a terrible beauty

恐ろしい美しさ、畏怖の念を抱かせる美

矛盾する感情を同時に抱かせるような、圧倒的な美しさを表します。アイルランドの詩人W.B.イェイツの詩「イースター、1916年」で有名になった表現で、革命や戦争など、破壊的な出来事の中に潜む美しさを指すことが多いです。文学的な文脈や芸術批評などで用いられる、やや特殊な表現です。

使用シーン

アカデミック

学術論文やプレゼンテーションで、ネガティブな状態や結果を強調する際に使用されます。例:実験結果が期待に反して「ひどい」結果になった場合や、「ひどい」影響を及ぼす可能性について議論する際に用いられます。文体はフォーマルです。

ビジネス

ビジネス文書や会議で、問題点やリスクを説明する際に使用されます。ただし、感情的な表現を避ける傾向があるため、より客観的な言葉に置き換えられることが多いです。例:プロジェクトの遅延が「ひどい」影響を与える可能性がある場合や、顧客からのフィードバックが「ひどい」内容であった場合などに、状況を説明するために使用されます。文体はフォーマルです。

日常会話

日常会話で、不快な経験や感情を表現する際に広く使用されます。例:「昨日の映画はひどかった」「今日の天気はひどいね」「体調がひどく悪い」など、幅広い状況で感情を伴って用いられます。文体はカジュアルです。

関連語

類義語

  • 非常に悪い、不快な、ひどい、という意味。日常会話で広く使われ、口語的な響きを持つ。体調、天気、出来事など、幅広い対象に対して使われる。 【ニュアンスの違い】"terrible"と同様に強い不快感を表すが、"awful"はより主観的で感情的なニュアンスが強い。また、深刻さの度合いとしては"terrible"よりもやや低い場合もある。 【混同しやすい点】日本語の「ひどい」に近く、フォーマルな場面では不適切になる可能性がある。また、"awesome"(素晴らしい)とスペルが似ているため、混同しやすい。

  • ぞっとするほど酷い、恐ろしい、という意味。視覚的に不快なものや、道徳的に許されない行為に対して使われることが多い。 【ニュアンスの違い】"terrible"よりも強い嫌悪感や恐怖感を伴う。犯罪、事故、戦争など、深刻な事態を描写する際に用いられることが多い。 【混同しやすい点】日本語の「ホラー」という言葉から、主に視覚的な恐怖感と結び付けて理解されがちだが、道徳的な嫌悪感も含む点に注意が必要。また、発音が似ている"horrific"という形容詞も存在する。

  • 非常に不快な、恐ろしい、という意味。フォーマルな場面でも使用できる、やや古風な響きを持つ。 【ニュアンスの違い】"terrible"よりも深刻さの度合いが低い場合もあるが、精神的な苦痛や不安感を伴うことが多い。また、未来に対する嫌な予感を表す場合にも用いられる。 【混同しやすい点】日常会話での使用頻度は低く、文学作品などで見かけることが多い。また、"dread"(恐れる)という動詞と関連付けて理解すると、ニュアンスが掴みやすい。

  • atrocious

    極めて悪い、残虐な、という意味。道徳的に許されない行為や、非常に質の悪いものに対して使われる。 【ニュアンスの違い】"terrible"よりも強い非難や怒りの感情を伴う。犯罪、不正行為、酷いサービスなど、倫理的に問題がある事柄に対して用いられる。 【混同しやすい点】日常会話での使用頻度は低い。主にニュース記事や評論などで見かけることが多い。また、発音が難しいため、発音記号を確認しておくと良い。

  • ぞっとするほど酷い、愕然とするような、という意味。予想外の悪い事態や、信じられないような行為に対して使われる。 【ニュアンスの違い】"terrible"よりも強い驚きや衝撃を伴う。ニュース記事や報告書などで、事件や事故の酷さを強調する際に用いられることが多い。 【混同しやすい点】日本語の「アパレル」という言葉と発音が似ているため、混同しやすい。また、"appeal"(訴える)という動詞とスペルが似ているため、注意が必要。

  • 非常に悪い、不快な、という意味。主に口語で使われ、軽蔑や不満の感情を表す。 【ニュアンスの違い】"terrible"よりもくだけた表現で、深刻な事態には適さない。体調、天気、出来事など、日常的な不満を表現する際に用いられる。 【混同しやすい点】フォーマルな場面では不適切。また、"lice"(シラミ)という名詞と関連付けて、不潔なイメージを持つ場合もある。

派生語

  • 『恐れさせる』という意味の動詞。『terrible』の語根『terr-(恐怖)』に動詞化の接尾辞『-ify』が付いた形。日常会話ではあまり使われないが、物語やニュースなどで恐怖体験を語る際に用いられる。

  • 元々は『恐ろしい』という意味だったが、時代を経て『素晴らしい』という意味に転じた形容詞。語源的には『terrible』と共通だが、意味が大きく変化した好例。日常会話で肯定的な意味で頻繁に使われる。

  • 『恐怖』を意味する名詞。『terrible』の語根『terr-』に由来し、抽象的な概念を表す。ニュースや政治的な文脈で、テロリズム(terrorism)などの関連語と共に使われることが多い。

反意語

  • 『素晴らしい』『驚くべき』という意味の形容詞。『terrible』が強い不快感や嫌悪感を伴うのに対し、『wonderful』は喜びや感嘆を表す。日常会話で幅広く使われ、ポジティブな感情を表現する。

  • 『非常に優れた』という意味の形容詞。『terrible』が質的に劣悪であるのに対し、『excellent』は最高水準の品質や性能を示す。ビジネス文書や学術論文で、客観的な評価として用いられる。

  • 『心地よい』『楽しい』という意味の形容詞。『terrible』が不快感や苦痛を引き起こすのに対し、『pleasant』は快適さや満足感を与える。日常的な状況や経験を描写する際に適している。

語源

"terrible"は、ラテン語の"terrere(恐怖を与える)"に由来します。この動詞は、さらに"tremere(震える)"という語と関連があり、恐怖で体が震える様子を表しています。"terrible"は元々「恐怖を引き起こすような」という意味合いを持ち、それが転じて「ひどい」「ものすごい」といった意味に発展しました。日本語で例えるなら、「戦慄すべき」という言葉が近いかもしれません。つまり、単に悪いだけでなく、恐怖や畏怖の念を抱かせるほどの酷さを表す言葉なのです。そのため、「苦手な」という意味で使う場合も、単に好き嫌いを超えた、強い抵抗感や嫌悪感を示唆することがあります。

暗記法

「terrible」は単に「ひどい」ではない。神の怒りや自然の猛威といった、人が抗えない災厄に対する畏怖の念を宿す言葉だ。聖書や神話では、人知を超えた脅威を、中世ではペストや飢饉の絶望を表現した。シェイクスピア悲劇やゴシック小説では、運命の残酷さや超自然的な恐怖を描写する。現代でも、テロや災害、死といった根源的な恐怖を呼び起こし、時代を超えて人々の心を揺さぶる。

混同しやすい単語

発音が非常に似ており、特に語尾の 'ic' の有無に注意が必要です。 'terrible' は「ひどい」という意味ですが、'terrific' は「素晴らしい」という意味で、正反対の意味を持ちます。アクセントの位置もわずかに異なり、'terrible' は最初の音節にアクセントがありますが、'terrific' は2番目の音節にアクセントがあります。日本語のカタカナ発音に頼らず、英語の音声をよく聞くことが重要です。

最初の部分のスペルと発音が似ており、意味も関連しているため混同しやすいです。'terrible' は状態や性質を表す形容詞ですが、'terror' は「恐怖」という名詞です。文脈によって使い分けが必要です。 'terrible' は「ひどい状態」を指し、'terror' は「恐怖そのもの」を指します。例えば、「terrible experience(ひどい経験)」と「feel terror(恐怖を感じる)」のように使います。

最初の音節の発音が似ており、特に日本語話者には区別が難しい場合があります。'terrible' は「ひどい」という意味ですが、'turtle' は「カメ」という意味で、意味は全く異なります。 'r' と 'l' の発音の違いに注意して区別する必要があります。 'terrible' の 'r' は舌を巻くように発音し、'turtle' の 'l' は舌先を上の歯茎につけるように発音します。

スペルの一部が似ており、特に 'ter' の部分が共通しているため、視覚的に混同しやすいです。 'terrible' は形容詞ですが、'trouble' は名詞または動詞として使われます。意味も異なり、'terrible' は「ひどい」ですが、'trouble' は「問題」や「苦労」を意味します。例えば、「terrible weather(ひどい天気)」と「have trouble(苦労する)」のように使います。

語尾の 'able' が共通しており、スペルが似ているため混同しやすいです。 'terrible' は「ひどい」という意味ですが、'tolerable' は「まあまあ良い」「我慢できる」という意味で、意味が異なります。 'terrible' はネガティブな意味合いが強いですが、'tolerable' はどちらかというと中立的な意味合いを持ちます。例えば、「terrible headache(ひどい頭痛)」と「tolerable pain(我慢できる痛み)」のように使います。

tributary

最初の数文字のスペルが似ており、視覚的に誤認しやすい可能性があります。 'terrible'は「ひどい」という意味ですが、'tributary'は「支流」という意味で、意味は全く異なります。 'tributary' は地理的な文脈で使われることが多い単語です。例えば、「the tributary flows into the main river(支流は本流に流れ込む)」のように使います。語源的には「貢ぎ物を出す」という意味合いがあり、本流に「貢ぐ」イメージから来ています。

誤用例

✖ 誤用: I had a terrible time at the party. It was so boring.
✅ 正用: I didn't have a very good time at the party. It wasn't very exciting.

日本語の『ひどい時間だった』を直訳すると"terrible time"となりがちですが、ネイティブスピーカーは、パーティーの状況が単に『つまらない』という場合、"terrible"のような強い言葉は避け、"not very good"や"not very exciting"のような、より控えめな表現を選びます。これは、英語圏の文化では、感情をストレートに表現することを避け、婉曲的な表現を好む傾向があるためです。特に、初対面の人やフォーマルな場では、直接的な批判は避けるべきだと考えられています。日本人が『ひどい』という言葉を比較的軽く使うのに対し、英語の"terrible"はより深刻な状況や感情を表すため、注意が必要です。"Terrible"は、例えば事故や災害など、本当に『恐ろしい』状況で使われます。

✖ 誤用: The terrible news made me feel so down.
✅ 正用: The shocking/awful news made me feel so down.

"Terrible"は一般的に「恐ろしい」「ひどい」という意味で使われますが、ニュースの内容が単に「悪い知らせ」である場合、"shocking"(衝撃的な)や "awful"(ひどい、不快な)の方が適切です。日本語の「ひどいニュース」という表現を直訳すると、"terrible news"となりがちですが、英語ではニュースの内容によって形容詞を使い分ける必要があります。"Terrible"は、例えば、テロ事件や自然災害など、人々に恐怖や絶望感を与えるようなニュースに対して使われます。一方、経済状況の悪化や政治的なスキャンダルなど、不快感や失望感を与えるニュースには、"shocking"や "awful"がより適切です。日本人は、英語の形容詞のニュアンスを理解し、文脈に応じて適切な言葉を選ぶ必要があります。

✖ 誤用: He has a terrible personality.
✅ 正用: He has a difficult/unpleasant personality.

日本語で「性格がひどい」と言う場合、英語では"terrible personality"と直訳したくなりますが、これは少し不自然です。"Terrible"は、性格の根本的な欠陥や、他人を傷つけるような悪意がある場合に使うことができますが、単に「付き合いにくい」「不快な」性格を表す場合は、"difficult personality"や "unpleasant personality"の方が適切です。英語圏では、性格について直接的に批判することを避け、婉曲的な表現を好む傾向があります。"Terrible"は、例えば、連続殺人犯や虐待者など、社会的に許容されない行動をする人物に対して使われます。日本人が性格を評価する際に、英語ではより慎重な言葉を選ぶ必要があることを覚えておきましょう。また、性格を形容する言葉は、文化的な背景によってニュアンスが異なるため、注意が必要です。

文化的背景

「terrible」は、単に「ひどい」という意味を超え、畏怖や恐怖といった感情を呼び起こす、圧倒的な力や存在に対する人間の根源的な反応を表す言葉です。その語源を辿ると、神や運命といった、人間には制御できない力によってもたらされる災厄を想起させ、単なる不快感とは異なる、深い絶望や恐怖を伴う感情を表現する際に用いられてきました。

歴史を遡ると、「terrible」は、神の怒りや自然の猛威など、人間の力では到底及ばない脅威を描写する際に頻繁に用いられました。例えば、旧約聖書における大洪水や疫病の描写、あるいはギリシャ神話における神々の気まぐれな怒りといった場面で、「terrible」は、人間の無力さと、それに対する畏怖の念を表現するのに不可欠な言葉でした。中世ヨーロッパにおいては、ペストの流行や飢饉など、人々の生活を脅かす出来事が相次ぎ、「terrible」は、そうした災厄に対する人々の恐怖や絶望感を表現する言葉として、広く浸透していきました。

文学作品においても、「terrible」は、しばしば重要な役割を果たします。シェイクスピアの悲劇においては、主人公が直面する運命の残酷さや、狂気に陥っていく様を描写するために、「terrible」が効果的に用いられています。また、ゴシック小説においては、古城や廃墟を舞台に、超自然的な恐怖を描写する際に、「terrible」は、読者の想像力を掻き立て、物語の世界観を深めるための重要な要素となっています。現代においても、「terrible」は、ホラー映画やサスペンス小説など、恐怖や不安を煽る作品において、その効果を最大限に発揮しています。

現代社会においては、「terrible」は、単に「ひどい」という意味合いで使用されることもありますが、その根底には、依然として、畏怖や恐怖といった感情が残っています。例えば、テロ事件や自然災害など、人々の生命や財産を脅かす出来事が発生した際に、「terrible」は、その規模の大きさや、人々に与える精神的な影響の深さを表現するために用いられます。また、個人的な経験においても、死や病気など、人生における重大な出来事に直面した際に、「terrible」は、その感情の激しさを表現するために用いられます。このように、「terrible」は、時代や文化を超えて、人間の根源的な感情を表現するための重要な言葉として、その役割を果たし続けているのです。

試験傾向

英検

- 出題形式: 主に語彙問題、長文読解、リスニング(会話文)。ライティング(エッセイ)でも使用可能。

- 頻度と級・パート: 2級以上で出題される可能性あり。準1級、1級では頻出。特に長文読解で頻度が高い。

- 文脈・例題の特徴: 幅広い文脈で使用されるが、ニュース記事、物語、意見論述など、深刻な状況や否定的な感情を表す際に多い。

- 学習者への注意点・アドバイス: 「ひどい」「恐ろしい」といった基本的な意味に加え、「ものすごい」といった強調の意味も持つことを理解する。類義語(awful, dreadful, horrible)とのニュアンスの違いを把握しておく。

TOEIC

- 出題形式: Part 5(短文穴埋め)、Part 7(長文読解)。まれにPart 2(応答問題)の会話文でも登場。

- 頻度と級・パート: 比較的頻出。特に長文読解で、状況の悪さや結果の重大さを強調する際に用いられる。

- 文脈・例題の特徴: ビジネス関連の文書(報告書、メール、記事など)で、業績不振、顧客からの苦情、事故など、ネガティブな状況を説明する際に使われることが多い。

- 学習者への注意点・アドバイス: ビジネスシーンにおける「terrible」は、単に「ひどい」だけでなく、深刻な問題や危機的状況を指すことを理解する。類義語(severe, critical, disastrous)との使い分けを意識する。

TOEFL

- 出題形式: 主にリーディングセクション。ライティングセクションで使用することも可能。

- 頻度と級・パート: アカデミックな文章で頻出。特に歴史、社会問題、科学分野の文章で、悪い状況や結果を説明する際に使われる。

- 文脈・例題の特徴: 学術的な論文、研究報告書、ニュース記事などで、環境問題、社会問題、歴史的事件など、深刻な事態を説明する際に用いられる。

- 学習者への注意点・アドバイス: TOEFLでは、感情的な表現というよりは、客観的に事態の深刻さを示す際に用いられることが多い。類義語(catastrophic, devastating)との使い分けを意識し、文脈に応じた適切な意味を理解する。

大学受験

- 出題形式: 主に長文読解。文法問題や語彙問題で問われることもある。

- 頻度と級・パート: 難関大学ほど頻出。評論文、物語文など、幅広いジャンルの文章で登場する。

- 文脈・例題の特徴: 社会問題、環境問題、歴史、文学作品など、様々なテーマの文章で、状況の悪さや深刻さを強調する際に用いられる。

- 学習者への注意点・アドバイス: 文脈から「terrible」の正確な意味を把握することが重要。類義語(awful, dreadful, horrible)とのニュアンスの違いを理解し、文章全体のテーマや著者の主張を理解する上で、この単語がどのような役割を果たしているかを意識する。

免責事項

英単語学習ラボは生成AIで機械的に意味や英語表現を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。

このページについて

作成:英単語学習ラボ
生成支援:Google Gemini
最終更新:2025年7月18日

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