setback
第1音節に強勢があります。「set」の母音 /ɛ/ は、日本語の「エ」よりも口を少し横に開いて発音します。「-back」の /æ/ は、日本語の「ア」と「エ」の中間のような音で、口を大きく開けて発音するとよりネイティブらしくなります。語尾の k は破裂音で、息を止めるように発音するのがコツです。アメリカ英語ではしばしば t が弱化して、d のような音になることもあります。
つまずき
一時的な失敗や遅れ。目標達成を阻む、予期せぬ障害や困難を指す。ビジネス、プロジェクト、個人の成長など、様々な場面で使われる。深刻な打撃というよりは、乗り越えられる程度のもの。
Getting a low score on the English test was a real setback for her.
英語のテストで低い点数を取ったことは、彼女にとって本当につまずきでした。
※ 一生懸命勉強したのに、テストの点数が悪くてがっかりしている女の子の姿が目に浮かびますね。「setback」は、このように努力している途中で起こる「一時的な困難」や「後退」を表すのにぴったりです。「a real setback」のように、「real」を付けて「本当のつまずき」と強調することもよくあります。
The sudden power outage caused a big setback for the online meeting.
突然の停電が、オンライン会議にとって大きなつまずきとなりました。
※ 大事なオンライン会議中に突然電気が消えて、みんなが「えっ!?」と困っている様子が想像できますね。このように、計画や作業が予期せぬ出来事で「一時的に中断したり、遅れたりする」状況で「setback」はよく使われます。「cause a setback」で「つまずきを引き起こす」という形でよく使われます。ビジネスシーンでも日常でも使えます。
He faced a setback when his dream university rejected him, but he didn't give up.
彼は志望大学に不合格になったとき、つまずきに直面しましたが、諦めませんでした。
※ 一生懸命勉強して目指していた大学に落ちてしまい、がっかりしながらも、前を向こうとしている人の姿が見えますね。人生の大きな目標に向かう中で、このように「一時的に目標から遠ざかるような困難」があったときに「setback」を使います。「face a setback」で「つまずきに直面する」という表現も一般的です。「didn't give up(諦めなかった)」のように、つまずきがあっても努力を続ける文脈でよく使われます。
後退
状況や進捗の一時的な悪化。以前の状態よりも悪い状態に戻ることを意味する。病状の悪化、経済状況の悪化、交渉の決裂などに使われる。
He felt sad because his leg injury caused a big setback for his running goal.
彼は足の怪我のせいで、ランニングの目標達成が大きく後退し、悲しい気持ちになりました。
※ この例文は、スポーツ選手が怪我で一時的に練習を中断せざるを得なくなり、目標達成が遅れる悔しさを描いています。何かを目指している途中で起こる、一時的な困難や足止めが「setback」です。ここでは「~にとっての大きな後退」というニュアンスで 'for' と一緒に使われています。
Unexpected problems caused a serious setback for the new shop's opening date.
予期せぬ問題が発生したため、新しいお店の開店日が大幅に遅れることになりました。
※ 新しいお店の開店準備中に、予想外のトラブルが発生し、計画が滞る状況を表しています。ビジネスやプロジェクトにおいて、計画通りに進まない予期せぬ問題でスケジュールが遅れることはよくあります。「cause a setback」で「後退を引き起こす」という意味になり、問題が原因で何か進捗が妨げられる典型的な使い方です。
Learning English had a small setback when I forgot many words, but I kept trying.
英語を勉強していて、たくさんの単語を忘れてしまい少し後退したように感じましたが、私は努力し続けました。
※ 英語学習中に、せっかく覚えた単語を忘れてしまい、少し落ち込むけれど、それでも諦めずに勉強を続けるという、初学者の方が共感しやすい状況です。「setback」は、このように個人の学習や成長の過程で直面する「つまずき」や「一時的な停滞」を表すのにも使われます。「have a setback」で「後退を経験する」という意味になります。
コロケーション
重大な挫折、大きな後退
※ 「major」は「大きい」「重要な」という意味で、setbackの程度を強調します。ビジネスシーンやプロジェクトの遅延、目標達成の困難さなどを表す際によく使われます。単に「a setback」と言うよりも、事態の深刻さをより明確に伝えられます。類語としては、significant setback, serious setbackなどがあります。
挫折を経験する、後退を被る
※ 「suffer」は「苦しむ」「被る」という意味で、setbackを経験するという行為を表します。ビジネス、スポーツ、個人的な目標など、様々な分野で使われます。受動態で「be suffered」とすることも可能です。例えば、「The project suffered a major setback due to the pandemic.(プロジェクトはパンデミックにより大きな後退を被った。)」のように使います。
挫折を乗り越える、後退を克服する
※ 「overcome」は「克服する」「乗り越える」という意味で、困難な状況を乗り越えて前進するニュアンスを含みます。setbackを単に経験するだけでなく、それを乗り越えて成功するというポジティブな結果を示唆します。ビジネスや自己啓発の文脈でよく用いられます。
一時的な挫折、一時的な後退
※ 「temporary」は「一時的な」「一時的」という意味で、setbackが一時的なものであり、すぐに回復できる見込みがあることを示唆します。ビジネスにおける一時的な業績不振や、スポーツにおける一時的な不調などを表す際に使われます。長期的な影響がないことを強調する際に有効です。
経済的な後退、財政的な挫折
※ 「financial」は「財政的な」「経済的な」という意味で、setbackが経済的な問題に関連していることを明確にします。企業の業績悪化、個人の投資の失敗、経済危機など、お金に関わる様々な状況で使われます。「economic setback」も同様の意味で使えますが、「financial」の方がより個人的な財政状況を指すニュアンスがあります。
政治的な後退、政治的な挫折
※ 「political」は「政治的な」という意味で、選挙での敗北、政策の失敗、支持率の低下など、政治的な状況における後退を指します。選挙結果や世論調査など、具体的なデータと関連付けて使われることが多いです。類似表現としては、electoral setback(選挙での後退)などがあります。
初期の挫折、最初の後退
※ 「initial」は「最初の」「初期の」という意味で、プロジェクトや取り組みの初期段階で経験するsetbackを指します。初期段階での問題は、その後の成功を左右する可能性があるため、特に注意が必要です。「early setback」も同様の意味で使われます。
使用シーン
学術論文や研究発表で、実験や調査における一時的な「つまずき」や「後退」を指す際に用いられます。例えば、臨床研究において、『患者の症状に一時的なsetbackが見られた』というように、客観的なデータに基づいて記述されることが多いです。文語的な表現であり、口語で使われることは稀です。
ビジネスシーンでは、プロジェクトの進捗や業績における一時的な遅延や悪化を意味する際に使われます。会議の報告書や上司へのメールで、『市場の変化により、売上にsetbackが生じた』のように、現状分析や今後の対策を述べる文脈で登場します。フォーマルな表現であり、ビジネス文書に適しています。
日常生活においては、体調の悪化や目標達成の遅れなど、個人的な「つまずき」や「後退」を指す際に使われることがあります。例えば、『風邪で体調がsetbackした』のように、ニュース記事や健康に関する情報で目にすることがあります。ただし、日常会話ではより簡単な単語(problem, difficultyなど)が好まれる傾向があります。
関連語
類義語
『逆転』や『反転』を意味し、状況や決定が以前の状態と反対になることを指す。ビジネス、政治、法律など、広い分野で使用される。 【ニュアンスの違い】setbackが一時的な遅れや後退であるのに対し、reversalは方向性の根本的な変化や覆しを意味する。setbackよりも重大な事態を指すことが多い。 【混同しやすい点】reversalは名詞であり、動詞として使う場合は『reverse』となる。setbackは名詞としてのみ使われる点に注意が必要。
- hiccup
『しゃっくり』という意味の他に、比喩的に『一時的な小さな問題』や『中断』を意味する。日常会話やインフォーマルなビジネスシーンで使われる。 【ニュアンスの違い】setbackが比較的深刻な後退を意味するのに対し、hiccupは軽微で一時的な問題を示す。問題の規模や影響の度合いが大きく異なる。 【混同しやすい点】hiccupは可算名詞として使われることが多く、『a hiccup』や『hiccups』のように使われる。setbackも可算名詞だが、hiccupよりもフォーマルな響きを持つ。
『欠点』や『弱点』を意味し、計画や製品、アイデアなどの否定的な側面を指す。ビジネス、学術、日常会話など、幅広い場面で使用される。 【ニュアンスの違い】setbackが外部からの影響による後退であるのに対し、drawbackは元々備わっている欠陥や弱点を指す。原因が内部にあるか外部にあるかが大きな違い。 【混同しやすい点】drawbackは通常、改善が難しい、あるいは本質的な問題点を指す。setbackは一時的な問題であり、克服可能であるというニュアンスが強い。
『障害』や『妨げ』を意味し、目標達成を困難にするもの。法律、ビジネス、学術的な文脈でよく用いられる。 【ニュアンスの違い】setbackが進行の一時的な遅れを意味するのに対し、impedimentはより根本的で長期的な障害を指す。setbackよりも深刻な状況を表すことが多い。 【混同しやすい点】impedimentはしばしば抽象的な概念(例:コミュニケーションの障壁)に対しても用いられるが、setbackは具体的な出来事や状況に対して使われることが多い。
『逆転させる』『覆す』という意味の動詞で、決定、政策、状況などを以前の状態に戻すことを指す。ビジネス、政治、法律などフォーマルな場面で使われる。 【ニュアンスの違い】setbackが一時的な後退であるのに対し、reverseは完全に元の状態に戻すことを意味する。setbackよりも積極的な行為を伴う。 【混同しやすい点】reverseは動詞として使われることが多いが、名詞としても使われ、『逆』という意味を持つ。setbackは名詞としてのみ使われる。
『再発』を意味し、病気や依存症などが一時的に治った後に再び悪化することを指す。医療や心理学の分野でよく使われる。 【ニュアンスの違い】setbackが一般的な後退を指すのに対し、relapseは特定の状態(特に健康状態や依存症からの回復)が悪化することを意味する。対象が限定的である。 【混同しやすい点】relapseは通常、ネガティブな状態への後退を指す。setbackは必ずしもネガティブな状態とは限らず、単なる遅延や計画の変更を意味することもある。
派生語
「相殺する」「埋め合わせる」という意味の動詞。setbackが「後退」であるのに対し、offsetは「(損失などを)打ち消す」というニュアンス。ビジネスや経済の文脈で、損失を補填する行為を指す際によく用いられる。set(据える)+ off(離れて)という語源から、「ある地点からずらして据える」→「均衡を崩すものをずらしてバランスを取る」というイメージ。
「始まり」「開始」という意味の名詞。setbackが「後退」や「つまずき」であるのに対し、onsetは物事の開始点を指す。特に、病気や災害の発生など、ネガティブな事象の始まりを指すことが多い。on(上に)+ set(据える)という語源から、「活動が始まる地点に据える」というイメージ。
- setter
「据える人」「固定する人」という意味の名詞。setbackとは異なり、setterはポジティブな意味合いで使われることが多い(例:宝石職人、目標設定者)。スポーツの世界では、バレーボールなどでボールをアタッカーに「セットする」役割の選手を指す。set(据える)+ -er(人)という語構成。
反意語
「前進」「進歩」という意味の動詞・名詞。setbackが後退や失敗を意味するのに対し、advanceは文字通り前進を意味する。プロジェクトの進捗、技術の発展、軍事的な進攻など、幅広い文脈で使用される。ビジネスシーンでは、給与の前払い(前渡金)の意味でも使われる。
「進歩」「発展」という意味の名詞・動詞。setbackが一時的な後退を指すのに対し、progressは継続的な改善や進展を表す。学術論文やビジネスレポートで、プロジェクトや研究の進捗状況を記述する際によく用いられる。pro-(前へ)+ gress(進む)という語源から、「前へ進むこと」を意味する。
「躍進」「突破」という意味の名詞。setbackが停滞や後退を意味するのに対し、breakthroughは困難を乗り越えて大きな成果を上げることを指す。科学技術、医療、交渉など、困難な状況を打開する際に用いられる。「壁を打ち破る」という比喩的なイメージ。
語源
「setback」は、文字通り「後ろに置く」という意味から来ています。これは、物事が計画通りに進まず、一時的に後退したり、つまずいたりする状況を表すのに適しています。「set」は「置く」という意味の基本的な動詞で、ここでは何かをある位置に配置することを意味します。「back」は「後ろへ」という意味の前置詞または副詞です。この二つが組み合わさることで、「setback」は、文字通りには「後ろに置かれること」を意味し、比喩的には、目標達成の過程で一時的に後退、または障害に直面することを指すようになりました。日本語で例えるなら、将棋で駒を「一手損する」ような状況を想像すると、イメージしやすいかもしれません。ビジネスやプロジェクトにおいて、計画が遅延したり、予期せぬ問題が発生したりすることも「setback」と表現できます。
暗記法
「setback」は後退を意味する裏に、目標達成への道のりにおける停滞や困難、そしてそれを乗り越える人間の力を象徴する文化的な背景があります。ビジネスやスポーツでの挫折は、その後の成功譚へと繋がる転換点。エジソンの失敗やジョブズの復帰劇が好例です。個人の成長においても、失敗や失恋は自己を見つめ直す機会。「七転び八起き」の精神にも通じます。困難を恐れず挑戦する勇気をくれる言葉です。
混同しやすい単語
『setback』と発音が似ているため、リスニング時に混同しやすい。特に、ネイティブが早口で話す場合や、音声品質が悪い場合に間違いやすい。意味は『座ってくつろぐ』や『傍観する』といった意味合いで、名詞である『setback』(後退、挫折)とは品詞も意味も大きく異なる。注意点としては、文脈から判断することと、句動詞(phrasal verb)であることを意識すること。また、sit back は文字通り『後ろに座る』という意味でも使われるため、文脈によって意味が変わる点に注意。
『setback』とスペルが非常に似ており、スペースの有無で見分けにくい。意味は『~を遅らせる』、『~を後退させる』といった動詞句。例えば、『The rain set back our plans.』(雨で私たちの計画は遅れた)のように使う。名詞の『setback』とは品詞が異なるため、文脈で判断する必要がある。句動詞としての用法をしっかり覚えておくことが重要。また、set back は『(時計などを)遅らせる』という意味でも使われる。
『setback』とはスペルも発音も異なるが、『track』という共通の要素があるため、連想によって意味を取り違える可能性がある。『side track』は『(議論などを)脇道にそらす』という意味の動詞で、比喩的に使われることが多い。例えば、『Don't let him side track you.』(彼に話をそらされないように)のように使う。setbackが『後退』というネガティブな意味を持つ一方、sidetrackは必ずしもネガティブな意味を持つとは限らない点が異なる。
『setback』と語感が似ており、特に『back』という共通の要素が混乱を招きやすい。『step back』は文字通り『一歩下がる』という意味の他、『(問題などから)身を引く』という意味でも使われる。例えば、『I need to step back and think.』(一歩引いて考える必要がある)のように使う。setbackが名詞であるのに対し、step backは動詞句である点に注意。また、step backは物理的な動作だけでなく、心理的な距離を置く意味でも使われる。
『setback』と語順が逆になっているため、視覚的に混同しやすい。また、backsetという単語自体は、建築用語や機械用語で使われることがあるが、一般的な英単語ではない。そのため、setbackと混同して誤用してしまう可能性がある。一般的な会話や文章では、backsetという単語を使う場面はほとんどないため、setbackとの違いを明確に意識する必要がある。
『setback』と発音が部分的(setとsat)に似ており、特に早口の英語では聞き間違えやすい。『sat back』は『sit back』の過去形で、『座ってくつろいだ』という意味になる。例えば、『He sat back and watched the show.』(彼は座ってショーを観た)のように使う。setbackが名詞であるのに対し、sat backは動詞句である点が大きく異なる。リスニングの際には、文脈と時制に注意して聞き分ける必要がある。
誤用例
『setback』は日本語の『小さなつまずき』に対応させやすいですが、ビジネスやプロジェクトの文脈では、ある程度の規模感を持つ『後退』や『遅延』を意味します。より小さな問題や一時的な不具合を表すには、『hiccup』が適切です。日本人は、問題の深刻さを控えめに表現しようとする傾向がありますが、英語では問題の規模に応じて適切な単語を選ぶ必要があります。
『setback』は、目標達成や進捗の遅延といった、比較的客観的な状況に対して用いられることが多いです。人間関係の悪化や感情的な打撃を表す場合、『blow』(打撃) の方が適切です。日本人は『setback』を『つまずき』と捉え、人間関係の『つまずき』にも安易に適用してしまいがちですが、英語では、感情的な影響にはより直接的な表現が好まれます。
『setback』は、何らかの努力や計画が一時的に頓挫した場合に使われることが多いです。単に雨が降って予定が遅れたという状況では、より直接的に『delay』を使う方が自然です。日本人は原因と結果を『setback』という単語一つで表現しようとしがちですが、英語では原因と結果を明確に分けて表現する方が好まれます。また、日本語の『〜のせいで』という表現をそのまま英語に直訳しようとする際に、不自然な『setback』の使用につながることがあります。
文化的背景
「setback」という言葉は、文字通りには「後退」を意味しますが、その背後には、目標達成という旅路における一時的な停滞や困難、そしてそれを乗り越える人間の粘り強さや回復力を象徴する文化的な含みがあります。これは、人生というゲームにおける一歩後退であり、そこからいかに立ち直るか、あるいは戦略を練り直すかという、積極的な姿勢を促す言葉として使われてきました。
「setback」は、特にビジネスやスポーツの世界で頻繁に用いられます。たとえば、新興企業が資金調達に失敗したり、プロのアスリートが怪我で試合に出場できなくなったりする状況は、典型的な「setback」です。しかし、これらの事例は単なる失敗談として語られるのではなく、多くの場合、その後の成功譚へと繋がる重要な転換点として捉えられます。エジソンが電球を発明するまでに数千回の失敗を重ねた話や、スティーブ・ジョブズがアップルを一度追放された後に復帰し、再び成功を収めた話などは、「setback」を乗り越えて偉業を成し遂げた象徴的な例と言えるでしょう。これらの物語は、困難に直面しても諦めずに挑戦し続けることの重要性を教えてくれます。
また、「setback」は個人の成長の過程においても重要な役割を果たします。たとえば、試験に失敗したり、失恋を経験したりすることは、誰にとっても辛い経験ですが、同時に自己を見つめ直し、新たな目標を設定する機会でもあります。心理学では、このような「setback」を「成長の機会」と捉え、積極的に向き合うことで、より強く、より賢くなれると説きます。これは、日本の「七転び八起き」という諺にも通じる考え方であり、困難を乗り越えるたびに人間は成長するという普遍的な真理を表しています。
「setback」は、単なるネガティブな出来事ではなく、人生という旅路における必然的な一部であり、成長と成功のための貴重な機会であるという文化的な認識が、この言葉には込められています。困難に直面したときに、「これは単なるsetbackだ」と捉えることで、前向きな気持ちを保ち、再び立ち上がるための力を得ることができるのです。この言葉は、私たちに困難を恐れず、挑戦し続ける勇気を与えてくれるでしょう。
試験傾向
1. 出題形式: 主に長文読解、語彙問題。稀にリスニング。
2. 頻度と級・パート: 準1級、1級で頻出。2級でも稀に出題。
3. 文脈・例題の特徴: 新聞記事、エッセイなど。ビジネス、社会問題、科学技術などのテーマで、計画の遅延や失敗を表す際に使われる。
4. 学習者への注意点・アドバイス: 名詞としての意味(挫折、後退)を確実に理解する。動詞としての用法(set back)もあるが、英検では名詞として問われることが多い。関連語句(e.g., overcome a setback)とセットで覚える。
1. 出題形式: 主にPart 5(短文穴埋め)、Part 7(長文読解)。
2. 頻度と級・パート: 頻出単語。特にPart 7でよく見られる。
3. 文脈・例題の特徴: ビジネス文書(レポート、メールなど)。プロジェクトの遅延、業績の悪化などを表す際に使われる。
4. 学習者への注意点・アドバイス: ビジネスシーンでの使用例を多く学ぶ。類義語(e.g., difficulty, obstacle)との使い分けを意識する。Part 5では、文法的な要素(冠詞の有無など)と意味の両面から正答を導く。
1. 出題形式: 主にリーディング。
2. 頻度と級・パート: 頻出単語。
3. 文脈・例題の特徴: アカデミックな文章(論文、教科書など)。研究の遅延、理論の欠陥などを表す際に使われる。
4. 学習者への注意点・アドバイス: アカデミックな文脈での使用例を学ぶ。類義語(e.g., impediment, hindrance)とのニュアンスの違いを理解する。文脈から意味を推測する練習をする。
1. 出題形式: 主に長文読解。
2. 頻度と級・パート: 難関大学で頻出。標準的な大学でも出題される可能性あり。
3. 文脈・例題の特徴: 社会問題、環境問題、歴史、科学技術など、幅広いテーマで使われる。
4. 学習者への注意点・アドバイス: 文脈から意味を推測する練習を重ねる。類義語(e.g., problem, difficulty)との違いを理解する。過去問で実際に出題された文脈を確認する。