英単語学習ラボ

intrinsic

/ɪnˈtrɪnzɪk/(イントゥリンズィク)

第2音節にアクセント(強勢)があります。/ɪ/ は日本語の「イ」よりも口を少し開き、短く発音します。/n/ の後に続く /tr/ は、日本語の「トゥ」よりも舌を丸めずに発音するとより自然です。最後の /k/ は息を止めるように発音すると、より英語らしい発音になります。

専門的な内容に関するご注意

このページには、健康、金融、法律など、専門的な知識を必要とする内容が含まれている可能性があります。本サイトの情報は学習目的で提供されており、専門家による助言の代わりとなるものではありません。重要な判断を行う際には、必ず資格を持つ専門家にご相談ください。

形容詞

根っからの

物事が本質的に、または生まれつき備わっている性質を表す。外からの影響ではなく、そのもの自体に由来するニュアンス。「intrinsic motivation(内発的動機)」のように、心理学や教育の分野でよく用いられる。

Even as a child, his intrinsic kindness made everyone feel at ease.

子供の頃から、彼の根っからの優しさは皆を安心させた。

この例文は、ある人の生まれつきの性格や本質的な性質を表す典型的な使い方です。子供の頃から変わらない「根っからの優しさ」が、周りの人々に安心感を与えている情景が目に浮かびます。「intrinsic」は、外的な要因ではなく、その人や物事の内側から来る、本質的な性質を強調します。

Her intrinsic joy in playing the piano came from the music itself.

彼女がピアノを弾く根っからの喜びは、音楽そのものから来ていた。

ここでは、報酬や評価のためではなく、行為そのものから得られる本質的な喜びを表しています。少女が目を閉じて音楽に没頭し、その音色から純粋な幸福感を得ている姿が想像できます。「intrinsic joy」は、何かをする行為自体が持つ、内側からの魅力や価値が喜びの源であることを示します。

He loves learning new things; it's an intrinsic part of his personality.

彼は新しいことを学ぶのが大好きだ。それは彼の性格の根っからの部分なのだ。

この例文は、誰かの行動や興味が、その人の生まれつきの性質や本質的な部分に由来することを説明しています。彼が探求心旺盛で、知的好奇心に溢れている様子が伝わります。「an intrinsic part of someone's personality」という表現は、その人らしさを深く掘り下げて話す時に非常に自然で典型的な使い方です。

形容詞

固有の

ある物事がそれ自体に属しており、他と区別する性質を指す。変更や付加によって失われることがない、そのものにしかない特徴を表す。

She found an intrinsic joy in helping others.

彼女は他人を助けることに、内なる喜びを見出した。

この例文は、誰かを助けるときに、外からのご褒美を期待するのではなく、純粋に心が満たされる様子を描いています。「intrinsic joy」は、その行為自体がもたらす、内側から湧き出る喜びを意味します。見返りを求めない、心からの行動です。

The old temple had an intrinsic beauty that touched my heart.

その古い寺院には、私の心を打つ固有の美しさがあった。

古びた寺院が、時代を超えても変わらない、そのもの自体が持つ美しさ、つまり「固有の美しさ」を表現しています。飾られた美しさではなく、寺院そのものが持つ本質的な魅力に、訪れた人が感動する様子が目に浮かびます。

The intrinsic value of this job is helping people directly.

この仕事の固有の価値は、人々を直接助けることにある。

この例文は、ある仕事が持つ「固有の価値」について語っています。給料や名声といった外的な報酬ではなく、その仕事の本質的な部分(この場合は「人々を直接助けること」)に価値を見出す様子を描いています。仕事への深い満足感を表す際によく使われます。

コロケーション

intrinsic value

本質的価値、固有の価値

何かがそれ自体として持っている価値を指します。経済学では、株式や通貨などが持つ本来の価値を指し、投機的な価値とは区別されます。哲学や倫理学では、人間の尊厳や自然の美しさなど、目的のためではなく、それ自体が尊重されるべき価値を意味します。例えば、「この絵画には芸術的なintrinsic valueがある」のように使われます。形容詞+名詞の組み合わせで、ビジネスやアカデミックな文脈で頻繁に用いられます。

intrinsic motivation

内発的動機付け

外部からの報酬や強制ではなく、興味や好奇心、達成感など、内側から湧き上がる動機のことです。教育心理学や組織論でよく用いられ、学習や仕事の効率を高める要因として重要視されます。対義語はextrinsic motivation(外発的動機付け)です。「彼はintrinsic motivationによって研究に取り組んでいる」のように使われます。こちらも形容詞+名詞の組み合わせで、心理学や教育学の分野でよく見られます。

intrinsic to

~に固有の、~に内在する

ある性質や特徴が、特定の物事や概念に不可欠な要素として含まれていることを意味します。例えば、「誠実さは彼の人柄にintrinsic toな要素だ」のように使われます。前置詞句として用いられ、「be intrinsic to」の形でよく使われます。ややフォーマルな表現で、抽象的な概念や性質について語る際に適しています。

intrinsic properties

固有の特性、本質的な性質

その物体や物質が、他のものとの関係なしに、それ自体が持っている性質を指します。例えば、ある金属の融点や密度などがこれにあたります。哲学や物理学でよく用いられる表現です。「この物質のintrinsic propertiesを調べる」のように使われます。形容詞+名詞の組み合わせで、科学的な文脈でよく見られます。

intrinsic interest

本質的な興味、根源的な関心

何かを行うこと自体が楽しく、それによって得られる結果とは関係なく、その活動に興味を持つことを指します。例えば、「彼はその問題にintrinsic interestを持っている」のように使われます。形容詞+名詞の組み合わせで、個人の趣味や学習意欲について語る際に用いられます。

possess intrinsic merit

本質的な価値がある

何かがそれ自体として優れた価値や品質を持っていることを表します。外見や評判だけでなく、その内部に存在する価値を強調する際に使用されます。「この作品はpossess intrinsic meritを持っている」のように使われます。やや硬い表現で、芸術や文学、倫理的な議論などで用いられることがあります。動詞+名詞の組み合わせです。

intrinsic dignity

固有の尊厳、生得的な尊厳

人が人間として生まれたことによって当然に持っている尊厳を指します。人権思想の根幹をなす概念であり、あらゆる人が平等に尊重されるべき根拠となります。「すべての人間はintrinsic dignityを持っている」のように使われます。形容詞+名詞の組み合わせで、倫理学や政治学の分野で用いられます。

使用シーン

アカデミック

学術論文や研究発表で、ある現象や性質が本質的に備わっていることを説明する際に使われます。例えば、心理学の研究で「内発的動機付け(intrinsic motivation)は学習効果を高める」のように、専門用語と組み合わせて用いられることが多いです。文語的な表現であり、客観的な記述が求められる文脈で重要です。

ビジネス

ビジネスシーンでは、従業員の能力や製品の特性を評価する際に、ややフォーマルな文脈で使用されます。例えば、「彼の内発的な意欲(intrinsic desire)がプロジェクトの成功に貢献した」のように、人材評価やプロジェクト報告書などで見られます。日常会話よりは、書面やプレゼンテーションで使われる傾向があります。

日常会話

日常会話ではあまり使われませんが、ニュース記事やドキュメンタリーなどで、人の性格や行動を説明する際に使われることがあります。例えば、「彼女の内在的な優しさ(intrinsic kindness)が多くの人を惹きつけた」のように、少し硬い表現として用いられます。教養的な話題や深い議論をする際に、稀に耳にする程度でしょう。

関連語

類義語

  • 『生まれつき備わっている』『本質的な』という意味で、性質や特徴が対象に元々内在していることを指す。学術的な文脈や、ある概念や物の本質を議論する際に用いられることが多い。 【ニュアンスの違い】『intrinsic』と非常に近い意味を持つが、『inherent』はより客観的で、普遍的な性質を指すことが多い。一方、『intrinsic』は、主観的な価値判断や、特定の文脈における重要性を強調するニュアンスを含むことがある。 【混同しやすい点】どちらも『内在する』という意味だが、『inherent』はより普遍的・客観的な性質を指し、『intrinsic』は文脈によって価値判断が伴う場合があるという点。例えば、『inherent risk(内在的リスク)』は普遍的なリスクを指すが、『intrinsic value(本質的価値)』は評価者の価値観に左右される。

  • 『生得的な』『生まれつきの』という意味で、生物学的な特徴や能力が遺伝的に備わっていることを指す。主に才能、性格、行動パターンなど、人が生まれながらに持っている性質について使われる。 【ニュアンスの違い】『intrinsic』は、対象が持つ本質的な価値や性質を指すのに対し、『innate』は、生まれつき備わっている能力や性質に限定される。また、『innate』は生物学的な文脈で用いられることが多い。 【混同しやすい点】『intrinsic』が価値判断を含む可能性があるのに対し、『innate』は価値判断を含まず、単に『生まれつき』という事実を述べる点。例えば、『innate talent(生得的な才能)』は才能の有無を述べるが、『intrinsic motivation(内発的動機)』は動機そのものの価値を評価する。

  • 『必要不可欠な』『本質的な』という意味で、あるものが存在したり、機能したりするために絶対に欠かせない要素を指す。ビジネス、科学、日常会話など、幅広い場面で使用される。 【ニュアンスの違い】『intrinsic』は対象そのものが持つ本質的な性質を指すのに対し、『essential』はある目的を達成するために不可欠な要素を指す。つまり、『essential』は目的との関連性が強い。 【混同しやすい点】『intrinsic』は対象の内部に存在する性質を指すのに対し、『essential』は外部からの視点で見て必要不可欠な要素を指すという点。例えば、『essential oil(エッセンシャルオイル)』は、特定の効果を得るために必要な油であり、オイルそのものの本質的な価値とは異なる。

  • 『基礎的な』『根本的な』という意味で、物事の土台となる最も重要な要素を指す。学術的な議論や、社会の構造、個人の性格など、幅広い分野で使用される。 【ニュアンスの違い】『intrinsic』はある対象が持つ本質的な価値や性質を指すのに対し、『fundamental』は物事を理解したり、成り立たせたりするための基礎となる要素を指す。『fundamental』は、より広い範囲に影響を与える。 【混同しやすい点】『fundamental』は、しばしば複数の要素が組み合わさって構成される体系の基礎となる要素を指すのに対し、『intrinsic』は単一の対象に内在する性質を指すという点。例えば、『fundamental principles(基本原則)』は複数の原則からなる体系の基礎となるが、『intrinsic beauty(本質的な美しさ)』は美しさそのものが持つ性質を指す。

  • 『基本的な』『初歩的な』という意味で、物事を理解したり、始めたりするために必要な最も単純で重要な要素を指す。教育、技術、日常会話など、幅広い場面で使用される。 【ニュアンスの違い】『intrinsic』はある対象が持つ本質的な価値や性質を指すのに対し、『basic』は物事を理解したり、行ったりするための最低限必要な要素を指す。『basic』は、より実用的で、段階的な学習や実践を前提とする。 【混同しやすい点】『intrinsic』は対象そのものの価値を評価する際に用いられるが、『basic』は何かを習得したり、実行したりするための手段として用いられるという点。例えば、『basic skills(基本スキル)』はスキルを習得するための基礎となるスキルであり、『intrinsic worth(本質的な価値)』は価値そのものを評価する。

  • 『基本的な』『元素の』という意味で、物事を構成する最も基本的な要素や、自然界の元素を指す。科学、哲学、文学など、やや抽象的で、高尚な文脈で使用される。 【ニュアンスの違い】『intrinsic』はある対象が持つ本質的な価値や性質を指すのに対し、『elemental』は物事を構成する最も基本的な要素を指す。『elemental』は、より抽象的で、普遍的な概念を扱う。 【混同しやすい点】『intrinsic』は対象の内部に存在する性質を指すのに対し、『elemental』は対象を構成する要素であり、必ずしも内部に存在するとは限らないという点。また、『elemental』は比喩的に、非常に強力な感情や力を表す場合がある(例:elemental rage)。

派生語

  • 『外的な』という意味の形容詞。『intrinsic』の反対語としてよく用いられる。ラテン語の『extra-(外へ)』に由来し、本質的なものではなく、外部から付与された性質や要因を指す。ビジネスや学術分野で、動機付けや価値の源泉を議論する際によく用いられる(例:外発的動機付け)。

  • 『本質的に』という意味の副詞。『intrinsic』に副詞化の接尾辞『-ally』が付いた形。ある性質や価値が、そのもの自体に備わっていることを強調する際に使用される。学術論文や議論において、ある概念や事象が持つ根本的な性質を説明する際に頻繁に用いられる。

反意語

  • 『外的な』『外部からの』という意味の形容詞。『intrinsic(内的な)』とは正反対の意味を持ち、ある物事の本質ではなく、外部からの影響や要因によって生じる性質や特徴を指す。例えば、外発的動機付け(extrinsic motivation)は、報酬や評価など外部からの刺激によって行動を促されることを意味する。ビジネスや心理学の分野で頻繁に用いられる。

  • acquired

    『獲得された』という意味の形容詞。生まれつきではなく、経験や学習を通して得られた性質や能力を指す。『intrinsic』が本来的に備わっている性質を指すのに対し、『acquired』は後天的に獲得されたものを指す。例えば、acquired taste(後天的な好み)のように、日常会話でもよく用いられる。

語源

"intrinsic"は、「根っからの」「固有の」という意味を持つ英単語です。その語源はラテン語の"intrinsecus"に由来します。"intrinsecus"は「内側に」という意味で、"intus"(内)+ "secus"(~の方向に)という要素から構成されています。つまり、文字通り「内側に向かっている」という意味合いが、この単語の根本にあります。例えば、ある人の「内なる情熱」や、物事の「本質的な価値」など、外から与えられたものではなく、そのもの自体に内在する性質を表す際に用いられます。日本語で例えるなら、「生来の」「生まれつきの」といった言葉が近いニュアンスを持ちます。"intrinsic motivation"(内発的動機付け)のように、心理学の分野でもよく使われる単語です。

暗記法

「intrinsic」は、宝石が秘める輝き、良心のように、外から与えられたものではない、本質的な価値を意味します。ルネサンス以降、個人の権利を語る上で不可欠な概念となり、アメリカ独立宣言にも影響を与えました。芸術においては、作品そのものが持つ美しさを指し、印象派の画家たちが追求したのも、まさにこの本質でした。現代では内発的動機を意味し、創造性や学習意欲の源泉として、その重要性を増しています。

混同しやすい単語

『intrinsic』と対義語の関係にあり、スペルも酷似しているため混同しやすい。意味は『外的な』、『本質的でない』であり、intrinsicが『内在的な』という意味であるのに対し、正反対の意味を持つ。特に、語彙レベルが上がると、意味の混同が起こりやすいので注意。

『intrinsic』とスペルの一部が共通しており、特に接頭辞の 'in-' の存在が混同を招きやすい。また、どちらも内的な性質を表すという点で意味の関連性も感じられるかもしれない。『instinct』は『本能』という意味の名詞であり、品詞が異なる点も重要。発音も異なるため、注意深く区別する必要がある。

最初の 'int-' の部分が共通しており、発音も似ているため、聞き間違いやスペルの誤りを引き起こしやすい。『intense』は『強烈な』、『激しい』という意味で、感情や感覚の強さを表す形容詞。意味も文脈も大きく異なるため、注意が必要。

スペルが似ており、特に 'entr-' の部分が共通しているため、視覚的に混同しやすい。『entrance』は『入り口』という意味の名詞であり、場所や機会への進入を示す。発音も異なるため、注意して区別する必要がある。語源的には、『中に(enter)入る場所』と考えると覚えやすい。

スペルの一部が共通しており、特に 'inter-' の部分が混同を招きやすい。また、『intrinsic』が『興味深い』という意味合いで使われる場合もあり、意味の関連性から誤解が生じる可能性がある。『interest』は『興味』、『関心』という意味の名詞であり、動詞としても使われる。発音も異なるため注意が必要。

語尾の '-tric' が共通しているため、スペルを記憶する際に混同しやすい。『eccentric』は『風変わりな』、『奇妙な』という意味の形容詞であり、人や行動の特徴を表す。意味も文脈も大きく異なるため、注意が必要。語源的には、「中心(center)から外れた(ec-)」という意味合いがあり、このイメージを持つと覚えやすい。

誤用例

✖ 誤用: The intrinsic value of hard work is explicitly taught in Japanese schools.
✅ 正用: The value of hard work is deeply ingrained in Japanese culture.

『intrinsic』は『本質的な』という意味ですが、この文脈では、価値観が文化や社会に深く根付いていることを表現したいと考えられます。しかし、価値観が『教え込まれる』という行為と『本質的な価値』という概念は少し矛盾します。より自然な英語では、『deeply ingrained』という表現で、文化的な価値観が深く根付いている様子を表現します。日本人が『本質的な』という言葉を安易に『intrinsic』と翻訳しがちな点に注意が必要です。文化的背景を考慮すると、『ingrained』の方が適切です。

✖ 誤用: His intrinsic motivation is to become famous, not to create good art.
✅ 正用: His primary motivation is to become famous, not to create good art.

『intrinsic』は『内発的な』という意味合いが強い単語ですが、ここでは単に『主要な』動機を指したいと考えられます。英語では、動機を強調する際に『primary』や『main』といった単語を使う方が自然です。日本人は『内発的な』という言葉に引っ張られて『intrinsic』を選びがちですが、文脈によっては単に優先順位が高いことを示すだけで良い場合があります。『intrinsic』は、動機が外部からの報酬ではなく、内部から湧き上がる喜びや興味に基づいている場合に適しています。

✖ 誤用: That country's intrinsic beauty is its ancient temples.
✅ 正用: That country's defining feature is its ancient temples.

『intrinsic』は『本質的な』という意味ですが、国の美しさを特徴づけるものが古代寺院である、という文脈では、特徴やアイデンティティを指す言葉を使う方が適切です。『defining feature』は『特徴的な特徴』という意味で、その国を象徴するものを表すのに適しています。日本人が『本質的な』を『その国らしさ』と解釈し、安易に『intrinsic』を使ってしまう例です。ここでは、寺院が国のアイデンティティを形成する上で重要であることを強調する必要があり、『defining feature』がより適しています。

文化的背景

「Intrinsic(本質的な)」という言葉は、西洋文化において、外的な影響を受けない、そのもの自体に内在する価値や性質を指し示す際に重要な意味を持ちます。特に、個人の尊厳や芸術作品の価値を議論する文脈で、その重要性が際立ちます。それはまるで、磨かれる前の宝石がすでに内に秘めている輝き、あるいは、どんな環境にあっても変わらない人間の良心のようなものです。

ルネサンス期以降、個人の尊重という概念が広まるにつれて、「intrinsic」は、人が生まれながらに持つ権利や価値を表現するために用いられるようになりました。たとえば、ジョン・ロックの自然権思想では、生命、自由、財産といった権利は、政府から与えられるものではなく、人間に本質的に備わっているものとされます。この思想は、アメリカ独立宣言にも影響を与え、「奪うことのできない権利」という形で表現されました。「Intrinsic」は、こうした権利が、社会的な地位や財産とは無関係に、すべての人に平等に与えられていることを強調する言葉として、その後の人権思想の発展に大きく貢献しました。

また、芸術の世界においても、「intrinsic」は重要な概念です。芸術作品の価値は、その作品が社会にもたらす影響や、市場での価格によって決まるのではなく、作品そのものが持つ美しさや表現力によって決まるという考え方があります。例えば、印象派の画家たちは、伝統的な絵画技法にとらわれず、光の表現や色彩のハーモニーといった、絵画そのものが持つ本質的な美しさを追求しました。彼らの作品は、当初は理解されませんでしたが、時間が経つにつれて、その芸術的な価値が認められるようになりました。このように、「intrinsic」は、表面的な評価に惑わされず、物事の本質を見抜くことの重要性を示唆する言葉としても機能します。

現代社会においては、「intrinsic motivation(内発的動機)」という言葉が、教育やビジネスの分野で注目されています。これは、報酬や評価といった外部からの刺激ではなく、興味や好奇心といった内的な欲求によって行動することを意味します。例えば、子供がゲームに夢中になるのは、ゲームをクリアすることで得られる達成感や、新しい発見への喜びといった、ゲームそのものが持つ魅力に惹かれているからです。このように、「intrinsic」は、人間の創造性や学習意欲を引き出すための鍵となる概念として、ますます重要性を増しています。それは、私たちが何かを成し遂げようとするとき、外からの圧力ではなく、心の奥底から湧き上がる情熱こそが、真の原動力となることを教えてくれるのです。

試験傾向

英検

準1級、1級の長文読解で出題される可能性が高いです。1級の語彙問題でも稀に出題されます。

1. **出題形式**: 長文読解、語彙問題

2. **頻度と級・パート**: 準1級、1級

3. **文脈・例題の特徴**: 環境問題、社会問題、科学技術など、アカデミックなテーマの長文で出現しやすいです。

4. **学習者への注意点・アドバイス**: 「intrinsic motivation(内発的動機付け)」のような複合語で出てくることもあります。形容詞としての意味(本質的な、固有の)をしっかり覚えましょう。

TOEIC

TOEIC L&R TESTでは、Part 5(短文穴埋め問題)やPart 7(長文読解問題)で出題される可能性があります。

1. **出題形式**: 短文穴埋め、長文読解

2. **頻度と級・パート**: TOEIC L&R Part 5, Part 7

3. **文脈・例題の特徴**: ビジネスシーンにおける従業員のモチベーション、製品の品質、市場の特性などを説明する文脈で登場することがあります。

4. **学習者への注意点・アドバイス**: 「inherent」のような類似語との意味の違いを理解しておきましょう。ビジネス文書特有の言い回しに慣れておくことも重要です。

TOEFL

TOEFL iBTのリーディングセクションで頻繁に出題されます。アカデミックな内容の文章でよく使われる単語です。

1. **出題形式**: リーディング

2. **頻度と級・パート**: リーディングセクション

3. **文脈・例題の特徴**: 心理学、社会学、生物学など、専門的な分野の文章でよく見られます。抽象的な概念を説明する際に用いられることが多いです。

4. **学習者への注意点・アドバイス**: 文脈から意味を推測する練習が重要です。関連語句(e.g., inherent, essential)との違いを明確にしておきましょう。

大学受験

難関大学の長文読解問題で出題されることがあります。文脈理解を問う問題や、内容一致問題で選択肢のキーワードとして使われることがあります。

1. **出題形式**: 長文読解

2. **頻度と級・パート**: 難関大学の入試問題

3. **文脈・例題の特徴**: 社会科学、人文科学、自然科学など、幅広い分野の文章で登場します。論説文や評論文でよく見られます。

4. **学習者への注意点・アドバイス**: 前後の文脈から意味を把握する練習をしましょう。同義語や反意語を覚えておくことも役立ちます。

免責事項

英単語学習ラボは生成AIで機械的に意味や英語表現を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。

このページについて

作成:英単語学習ラボ
生成支援:Google Gemini
最終更新:2025年7月18日

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