entrance
第1音節にアクセントがあります。/ə/(schwa)は曖昧母音で、口を軽く開けて「ア」と「ウ」の中間のような音を出します。「トゥ」は日本語の「ツ」よりも、舌先を歯茎につけて破裂させる無声音(t)を意識しましょう。最後の 's' は無声音で、日本語の「ス」よりも息を強く出すとよりネイティブに近い発音になります。
入り口
建物や場所に入るための場所。物理的な入り口だけでなく、組織やグループへの参加を指す場合もある。entrance fee(入場料)のように使われる。
I waited for my friend at the entrance of the busy train station.
私は混雑した駅の入り口で友達を待ちました。
※ この例文では、あなたが駅の入り口で、たくさんの人が行き交う中、友達をじっと待っている情景が目に浮かびます。「at the entrance of...」は「〜の入り口で」と、具体的な場所を示す時によく使う表現です。駅やお店など、多くの人が集まる場所で待ち合わせをする際によく使う、ごく自然な言い回しです。
After searching for a while, we found the hidden entrance to the old temple.
しばらく探した後、私たちは古いお寺の隠れた入り口を見つけました。
※ この例文からは、あなたが友達と一緒に地図を片手に森の中を歩き回り、ついに見つけにくいお寺の秘密の入り口を発見したときの、達成感とワクワクする気持ちが伝わってきます。「hidden entrance」のように形容詞を添えることで、ただの入り口ではなく、その入り口がどのようなものか、より具体的にイメージできるようになります。
The sign above the main entrance said, "No food or drinks allowed."
正面入り口の上の看板には、「飲食物持ち込み禁止」と書かれていました。
※ 美術館や映画館など、公共の場所の大きな入り口に立ち、上を見上げると、その施設のルールが書かれた看板が目に入る、そんな状況が思い浮かびますね。「above the entrance」は「入り口の上に」と、入り口に関連するものの位置を示す時によく使われます。ルールや案内を示す看板は、入り口付近に設置されることが多いので、この表現は非常に典型的です。
参入
競争や市場、活動などに新たに加わること。ビジネスシーンでよく使われる。
A small new company hoped for a smooth entrance into the big market.
小さな新しい会社は、巨大な市場へのスムーズな参入を望んでいました。
※ この文は、新しい会社が大きな市場に「参入」しようとするビジネスの場面を描いています。会社の担当者が、多くの競合がひしめく市場の入り口で、成功を願って見上げているような情景が目に浮かびます。「entrance into ~」は「~への参入」という、この単語の典型的な使い方です。
He prepared well for his first entrance into the challenging competition.
彼は、その厳しい競争への初めての参入に向けて、しっかり準備しました。
※ これは、スポーツやゲームなど、競争の世界に初めて足を踏み入れる人の様子を表しています。選手が、これから始まる厳しい戦いの舞台を前に、緊張しながらも真剣な表情で準備している様子を想像できますね。「first entrance」のように、初めての経験を指す時にも使われます。
Her successful entrance into the top university made her family proud.
彼女のトップ大学への合格(参入)は、家族を誇らしい気持ちにさせました。
※ ここでは、大学という学術分野への「参入」、つまり「入学」を意味しています。合格通知を手に、家族に囲まれて喜びを分かち合っている学生の姿が目に浮かびます。「successful entrance」のように、参入の結果を形容詞で表すこともよくあります。キャリアや特定の専門分野への「参入」にも使える表現です。
登場
人や物が公の場や舞台に姿を現すこと。劇やイベントなどで使われる。
The audience cheered loudly at the actor's exciting entrance onto the stage.
俳優がわくわくするような登場をすると、観客は大声で歓声を上げました。
※ この例文は、舞台やショーで、演者やパフォーマーがスポットライトを浴びて初めて姿を見せる「登場」の瞬間を描いています。観客が待ち望んでいた人物が現れ、期待と興奮で盛り上がる様子が伝わります。「entrance onto the stage」のように、「~へ登場」と場所を示す前置詞句と合わせて使うことが多いです。
Everyone gasped at the sudden entrance of the mysterious stranger into the old house.
古い家に謎のよそ者が突然登場したとき、誰もが息をのんだ。
※ この例文は、物語や映画などで、新しいキャラクターや意外な人物が予期せず場面に現れる「登場」の状況を表しています。静かな場所に突然現れた人物に、周りの人々が驚き、息をのむような緊張感が感じられます。「entrance of A into B」の形で、「AがBに登場する」という使い方をします。
The meeting began immediately after the CEO's confident entrance into the conference room.
最高経営責任者が自信に満ちた様子で会議室に登場すると、すぐに会議が始まった。
※ この例文は、ビジネスシーンや公式な場において、重要な人物が特定の場所へ現れる「登場」の様子を描いています。単なる入室ではなく、その人物の存在感や影響力が場の雰囲気を変え、次の行動へと移るきっかけとなるニュアンスが込められています。「A's entrance into B」の形で、誰の登場かを明確にするのに便利な表現です。
コロケーション
(劇的に、印象的に)登場する
※ 文字通りには「入場する」という意味ですが、単に部屋に入ってくるだけでなく、人々の注目を集めるような、華やかで印象的な登場を指します。演劇の世界から来た表現で、スター俳優が満を持して登場する場面を想像すると分かりやすいでしょう。例えば、パーティーで遅れて到着し、皆の視線を浴びるような状況で使われます。'He made a grand entrance'(彼は盛大な登場をした)のように使われます。日常会話でも使われますが、少しユーモラスなニュアンスが含まれることもあります。
入場料
※ 博物館、遊園地、イベントなどに入るために支払う料金のことです。非常に一般的な表現で、ビジネスシーンでも日常会話でも頻繁に使われます。類似の表現として'admission fee'がありますが、'entrance fee'の方がより一般的な印象を与えます。'The entrance fee is 1000 yen'(入場料は1000円です)のように使われます。'Fee'は、サービスや権利に対する対価として支払うお金を指します。
侵入地点、進入経路
※ 建物やシステムに侵入する際の、具体的な場所や経路を指します。セキュリティ関連の文脈でよく用いられ、警察や軍事関係者が使うフォーマルな表現です。比喩的に、問題や議論への入り口、手がかりという意味合いでも使われます。'The point of entrance for the virus was the email attachment'(ウイルスの侵入地点はメールの添付ファイルだった)のように使われます。他の表現としては、'entry point'がありますが、'point of entrance'の方がより具体的な場所を指すニュアンスがあります。
楽屋口、舞台関係者用の入口
※ 劇場において、俳優やスタッフなど舞台関係者が使用する専用の入口のことです。一般の観客が使用する正面入口(main entrance)とは区別されます。舞台芸術に関わる文脈で使われる専門的な表現です。'She waited for the actress at the stage entrance'(彼女は女優を楽屋口で待っていた)のように使われます。この表現は、舞台裏の世界への特別なアクセスを暗示するニュアンスも持ち合わせています。
脇の入口、裏口
※ 建物の正面ではなく、側面にある入口のことです。メインの入口が混雑している場合や、人目を避けたい場合などに使われます。比喩的に、正面からのアプローチではなく、別の手段や方法を用いることを指す場合もあります。'They used the side entrance to avoid the paparazzi'(彼らはパパラッチを避けるために裏口を使った)のように使われます。この表現は、秘密めいた、あるいは抜け道的なニュアンスを含むことがあります。
正面入口
※ 建物や施設において、最も主要で公式な入口のことです。通常、最も目立つ場所に位置し、多くの人が利用します。'The main entrance is on the west side of the building'(正面入口は建物の西側にあります)のように使われます。この表現は、その場所の重要性や公式な性格を強調する際に用いられます。
使用シーン
大学の入学試験や、研究論文などで頻繁に使用されます。例えば、「entrance examination(入学試験)」は、入学選考に関する文脈で必ずと言っていいほど登場します。また、新しい分野への参入を意味する際にも、「entrance into a new field of study(新しい研究分野への参入)」のように使われます。
新規市場への参入や、会社の入り口といった意味で使用されます。例えば、「market entrance strategy(市場参入戦略)」は、経営戦略を議論する際に重要なキーワードとなります。また、オフィスの受付などで「entrance」と表示されていることもあります。
建物の入り口や、イベントの入場口を指す際によく使われます。「the entrance to the park(公園の入り口)」や「free entrance(入場無料)」のように、日常会話や案内表示などで頻繁に目にします。また、誰かが部屋に入ってくる場面で「Her entrance was dramatic.(彼女の登場は劇的だった)」のように比喩的に使われることもあります。
関連語
類義語
物理的な場所への『入り口』や『入場』を指す最も一般的な語。日常会話、ビジネス、公共の場など、あらゆる場面で使用されます。 【ニュアンスの違い】『entrance』よりも客観的で具体的な場所を指すことが多いです。『entrance』が持つ『魅了』という意味合いはありません。また、フォーマルな場面でも使用できます。 【混同しやすい点】『entry』は名詞としてだけでなく、動詞としても使われることがあります(例:enter)。『entrance』は基本的に名詞です。
『接近』や『利用権』といった意味合いが強く、物理的な入り口だけでなく、情報やサービスへのアクセスも指します。ビジネスやIT関連の分野で頻繁に使用されます。 【ニュアンスの違い】『entrance』が単なる入り口を指すのに対し、『access』は『入る権利』や『利用する手段』を含みます。抽象的な概念にも使用できます。 【混同しやすい点】『access』は可算名詞としても不可算名詞としても使用可能です。文脈によって意味が異なる点に注意が必要です(例:gain access to the building vs. an access road)。
『入場許可』や『入学』を意味し、コンサート、イベント、学校など、特定の場所や組織への参加を許可されることを指します。フォーマルな場面でよく使われます。 【ニュアンスの違い】『entrance』が物理的な入り口を指すのに対し、『admission』は許可や資格といった概念を含みます。また、『admission』は『告白』という意味も持ちます。 【混同しやすい点】『admission』は通常、不可算名詞として扱われます(例:admission fee)。また、『admittance』という類義語も存在し、意味はほぼ同じですが、使用頻度は『admission』の方が高いです。
比喩的な意味合いが強く、『何かへの入り口』や『突破口』を指します。新しい技術、市場、機会など、抽象的な概念に対して使用されることが多いです。 【ニュアンスの違い】『entrance』が単なる入り口を指すのに対し、『gateway』はより重要な意味を持つ入り口、またはそこから先への道を開くものを指します。文学的な表現にも用いられます。 【混同しやすい点】『gateway』は、ネットワーク用語としても使用されます(例:default gateway)。文脈によって意味が大きく異なる点に注意が必要です。
- portal
主にウェブサイトやオンラインシステムへの『入り口』を指し、多くの情報やサービスへのアクセスポイントとなる場所を意味します。IT分野でよく使用されます。 【ニュアンスの違い】『entrance』が物理的な入り口を指すのに対し、『portal』は仮想空間における入り口を指します。SF作品などにも登場する、異世界への入り口のようなイメージも持ちます。 【混同しやすい点】『portal』は、主にオンラインの世界で使用されるため、物理的な場所への入り口としては不自然な場合があります。
文字通り『戸口』を意味し、建物や部屋への入り口を指します。日常会話でよく使用され、具体的な場所を指す場合に適しています。 【ニュアンスの違い】『entrance』が建物の正面入り口など、より広い範囲を指すのに対し、『doorway』は特定のドアがある場所を指します。より具体的で限定的な意味合いを持ちます。 【混同しやすい点】『doorway』は、しばしば『door』と同じ意味で使用されることがあります。ただし、『doorway』はドアそのものではなく、ドアがある場所を指すという点に注意が必要です。
派生語
『入る人』、特に組織や学校などの『新入生』や『新会員』を指す名詞。entrance(入り口)から派生し、-antが付くことで『〜する人』という意味合いが加わる。入学式や入社式などの文脈でよく用いられる。日常会話よりも、ややフォーマルな場面や報道などで使われる頻度が高い。
- entrancing
『魅了するような』という意味の形容詞。entrance(魅了する)という動詞から派生し、-ingが付くことで『〜している』という状態を表す。人の心を捉えて離さない美しさや魅力について述べる際に用いられ、文学作品や広告などで見られる。比喩的な意味合いが強く、日常会話での使用頻度はやや低い。
『入ること』または『入る権利』を意味する名詞。entrance(入ること)という概念をより一般的に、抽象的に表現する。競技会への参加登録(エントリー)や、日記やブログの記事(エントリー)など、幅広い文脈で使用される。日常会話からビジネス、学術論文まで、様々な場面で使われる。
反意語
『出口』を意味する名詞で、entrance(入り口)と対をなす最も直接的な反意語。物理的な場所だけでなく、比喩的に『退場』や『終了』を意味することもある。非常口(emergency exit)のように、安全に関する表示で頻繁に使用される。日常会話からビジネスまで、幅広い文脈で用いられる。
『出発』を意味する名詞。entranceが『入ること』を指すのに対し、departureは『出て行くこと』を意味する。旅行や輸送機関のスケジュール、プロジェクトからの離脱など、様々な状況で使用される。entranceが場所への到着を強調するのに対し、departureは場所からの離脱を強調する。
- egress
『退出』や『脱出』を意味するやや形式ばった名詞。entrance(進入)の対義語として、特に緊急時や法的な文脈で使用されることが多い。建築基準法などで、避難経路を示す際に用いられる。日常会話での使用頻度は低いが、公共施設の案内表示などで見かけることがある。
語源
"entrance」は、古フランス語の「entrer」(入る)に由来し、さらに遡るとラテン語の「intrare」(中に入る)から来ています。この「intrare」は、「in-」(中に)と、動詞「trare」(突き抜ける、通る)が組み合わさったものです。つまり、「entrance」は文字通り「中に入ること」を意味し、それが「入り口」や「参入」といった意味に発展しました。例えば、誰かが部屋に「entrance(登場)」することは、文字通りその人が空間の中に「入って」くることを表しています。このように、語源を辿ることで、単語の意味がより深く理解でき、記憶にも残りやすくなります。
暗記法
「entrance」は単なる入り口ではない。それは未知への扉であり、人生の転換点。城塞の入り口は権力を、大聖堂の入り口は畏敬を象徴し、物語の始まりを告げる。かつて貴族の邸宅への「entrance」は社会的地位の証だった。入学試験は学問への、入場料は特別な体験への入り口。期待と不安が交錯するその場所は、未来への希望を抱かせる象徴なのだ。
混同しやすい単語
『entrance』と語源が同じで、意味も関連するため混同しやすい。『enter』は動詞で『入る』という意味ですが、『entrance』は名詞で『入り口』という意味です。動詞と名詞の違いに注意が必要です。また、『enter』の方が発音はシンプルで、母音の後の 'ter' の発音に注意すれば区別しやすいでしょう。
『entrance』の複数形であり、スペルが非常に似ているため、単数形と複数形を混同しやすいです。『entrance』は数えられる名詞なので、複数形が存在することを覚えておきましょう。文脈で単数か複数かを判断する必要があります。
『en-』という接頭辞が共通しており、スペルの一部が似ているため混同しやすいです。『enthrall』は『魅了する』という意味の動詞で、意味も品詞も異なります。発音も大きく異なるため、発音記号を確認して区別しましょう。
『entrance』は名詞の他に、古風な表現として『〜をうっとりさせる』という意味の動詞としても使われます。名詞と動詞で意味が大きく異なるため、文脈で判断する必要があります。ただし、動詞としての用法は現代英語ではあまり一般的ではありません。
語尾の '-ance' と '-erns' の綴りが似ており、視覚的に混同しやすいです。『interns』は『インターン生』という意味で、『entrance』とは全く異なる意味を持ちます。特に、手書きでメモを取る際などに注意が必要です。
語尾の '-ance' が共通しているため、スペルが似ており混同しやすいです。『utterance』は『発言』という意味で、意味も品詞も異なります。発音も異なるため、注意して区別する必要があります。 '-ance' で終わる名詞は他にも多数存在するため、それぞれの単語の意味をしっかりと覚えることが重要です。
誤用例
日本人は『entrance』を名詞だけでなく動詞としても使ってしまいがちですが、動詞は『enter』です。これは、日本語で『入場(する)』のように、名詞が容易に動詞化される傾向があるためです。英語では、名詞と動詞の形が異なる場合が多く、『entrance』はあくまで『入り口』や『入場』を意味する名詞として使いましょう。動詞として『入る』という行為を表すには、必ず『enter』を使用します。
『entrance』は『入場』という意味ですが、日本語の『(華々しい)登場』のようなニュアンスで使うと不自然です。英語で『登場』を意味する場合は、『appearance』がより適切です。特に、注目を集めるような登場の仕方を指す場合は、『grand entrance』のような表現を使う必要があります。日本人が『entrance』を『登場』の意味で使ってしまう背景には、両者の意味が完全に一致しないにも関わらず、表面的な類似性から安易に置き換えてしまうという『カタカナ英語』的な発想が影響していると考えられます。
『entrance』は物理的な『入り口』だけでなく、比喩的に『(組織などへの)加入』や『(場所への)立ち入り』を意味することがあります。しかし、抽象的な『(人の)心への入り口』という表現には不向きです。この場合、『access(アクセス)』という語を使う方が適切です。日本人は『入口=entrance』という固定観念にとらわれがちですが、英語では抽象的な概念に対して、より適切な語彙を選ぶ必要があります。また、英語では比喩表現を用いる際、その比喩が自然で理解しやすいかどうかを意識することが重要です。
文化的背景
「entrance」は単なる入り口ではなく、新たな世界や経験への扉、そして時には人生の転換点を象徴します。物理的な場所への入り口であると同時に、心理的な境界線を超える行為を示唆し、期待と不安が入り混じる感情を喚起する言葉です。
「entrance」が持つ文化的な重みは、歴史的な建造物や文学作品における描写に顕著に表れています。中世の城塞の荘厳な入り口は、権力と防御の象徴であり、敵の侵入を防ぐだけでなく、内部の秩序と外部の世界を隔てる境界線でした。同様に、大聖堂の入り口は、神聖な空間への入り口として、信者たちに畏敬の念を抱かせ、精神的な高揚を促しました。文学作品においても、「entrance」は重要な場面設定として機能します。例えば、物語の主人公が未知の世界へと足を踏み入れる場面や、運命的な出会いが生まれる場所として描かれることがあります。これらの描写は、「entrance」が単なる通過点ではなく、物語の展開を左右する重要な要素であることを示しています。
また、「entrance」は、社会的な地位や階級を象徴する言葉としても用いられてきました。かつて、貴族の邸宅や社交界の入り口は、限られた人々だけが立ち入ることを許された特別な場所でした。そこへの「entrance」は、社会的な承認や成功の証であり、一種のステータスシンボルでした。現代においても、高級ホテルや会員制クラブの入り口は、同様の意味合いを持つことがあります。これらの場所への「entrance」は、経済的な成功や社会的地位を示すと同時に、特定のコミュニティへの所属を意味します。
さらに、「entrance」は、比喩的な意味合いでも広く用いられます。例えば、「entrance examination(入学試験)」は、新たな学問の世界への入り口であり、「entrance fee(入場料)」は、特定のイベントや施設への参加資格を得るための対価です。これらの表現は、「entrance」が単なる物理的な場所への入り口ではなく、目標達成や新たな経験への参加を象徴する言葉であることを示しています。人生における新たな挑戦や機会を前にした時、私たちは「entrance」という言葉を通して、期待と不安が入り混じる感情を抱き、未来への希望を胸に抱くのです。
試験傾向
- 出題形式: 主に語彙問題、長文読解
- 頻度と級・パート: 準1級、1級で頻出。2級でも稀に出題
- 文脈・例題の特徴: 学校、建物、組織などへの『入り口』『入学』『参加』といった意味で使われる。比喩的な意味も含む
- 学習者への注意点・アドバイス: 名詞としての意味をしっかり理解し、関連語句(enter, entrance feeなど)も覚えておく。比喩的な意味での使用にも注意。
- 出題形式: Part 5(短文穴埋め)、Part 7(長文読解)
- 頻度と級・パート: Part 7で比較的頻出。Part 5でも稀に出題
- 文脈・例題の特徴: 建物への『入り口』、イベントへの『参加』、市場への『参入』など、ビジネスシーンで頻繁に使われる
- 学習者への注意点・アドバイス: ビジネス関連の語彙として、関連語句(entry, accessなど)との違いを理解しておく。文脈から適切な意味を判断できるように練習する。
- 出題形式: リーディング
- 頻度と級・パート: リーディングセクションで頻出
- 文脈・例題の特徴: 大学や研究機関への『入学』、または抽象的な概念への『入り口』として使われる。アカデミックな文脈で頻繁に登場
- 学習者への注意点・アドバイス: アカデミックな文脈での使用例を多く学習し、比喩的な意味での理解を深める。同意語(access, entry)とのニュアンスの違いも理解する。
- 出題形式: 長文読解、和訳問題、英作文
- 頻度と級・パート: 難関大学ほど頻出
- 文脈・例題の特徴: 多様な文脈で登場するが、抽象的な概念や比喩的な意味で使用されることが多い
- 学習者への注意点・アドバイス: 文脈から意味を正確に判断する能力が求められる。様々な文脈での使用例を学習し、語彙力を強化する。関連語句や派生語も合わせて学習する。