expel
第2音節にアクセントがあります。最初の 'i' は短い 'イ' の音で、日本語の『イ』よりも喉の奥から出すイメージです。'sp' の部分は、日本語の『ス』よりも唇を丸めずに発音します。最後の 'l' は舌先を上の歯の裏につけて発音します。全体を通して、リラックスして発音することが大切です。
専門的な内容に関するご注意
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追い出す
組織や場所から強制的に排除する。規則違反や問題行動などが理由となることが多い。学校からの退学、会社からの解雇、国からの追放など、公式な手続きを経て行われるニュアンスを含む。
The school had to expel the student for breaking too many rules.
学校は、あまりにも多くの規則を破ったその生徒を退学させなければなりませんでした。
※ この例文は、学校が規則違反をした生徒を「退学させる」という、'expel'の非常に典型的な使い方を示しています。学校側も苦渋の決断だったことが「had to(〜しなければならなかった)」から伝わってきますね。'for breaking too many rules'(規則を破りすぎたことに対して)のように、追い出す具体的な理由を添えることが多いです。
The coach decided to expel the player from the team due to his bad behavior.
監督は、態度が悪かったその選手をチームから追放することを決めました。
※ ここでは、スポーツチームの監督が、規律を乱した選手を「チームから追い出す(追放する)」場面を描写しています。組織やグループからメンバーを強制的に排除する際にも'expel'が使われます。'due to his bad behavior'(彼の悪い態度のために)のように、原因を伝えることで、より状況が鮮明になります。
The government decided to expel the foreigner from the country.
政府は、その外国人を国から追放することを決めました。
※ この例文は、政府が特定の人(この場合は外国人)を「国から強制的に退去させる(国外追放する)」という状況を表しています。国家権力による強制的な措置で、ニュースなどでよく耳にする使い方です。'expel A from B'(AをBから追い出す)という形でよく使われることを覚えておくと便利です。
排出する
不要なものや有害なものを外に出す。煙、ガス、液体など、物理的な物質を放出する際に使われる。比喩的に、感情や考えを吐き出す意味でも用いられることがある。
The principal had to expel the student for cheating on the exam.
校長は試験でカンニングした生徒を退学させなければならなかった。
※ この文は、校長先生が心を鬼にして生徒を退学させる、という厳しい状況を描写しています。「expel」は、学校や組織が規則を破った人を「追放する」「退学させる」という意味でよく使われます。
When you run, your body will expel a lot of sweat to stay cool.
走るとき、体は涼しく保つためにたくさんの汗を排出します。
※ ジョギング中に汗をかいている情景が目に浮かびますね。「expel」は、体が必要ないものや熱を「外に出す」「排出する」という物理的な動きを表すときにも使われます。
The country decided to expel the spy who was caught stealing secrets.
その国は秘密を盗んでいるところを捕まったスパイを国外追放することを決定した。
※ スパイが捕まって国から追い出される、というドラマチックな状況です。「expel」は、国が不法滞在者や危険人物を「国外追放する」という意味でも頻繁に使われます。
コロケーション
学生を退学処分にする
※ 学校や教育機関において、規則違反や重大な問題行動があった学生に対して行われる最も重い懲戒処分のひとつです。単に『退学させる』だけでなく、『組織から追放する』というニュアンスを含みます。口語よりは公式な場面で使われ、新聞記事や学校の公式文書などでよく見られます。類似表現に'suspend a student'(停学処分にする)がありますが、停学は一時的な処分であるのに対し、退学は最終的な処分である点が異なります。
煙、ガス、蒸気などを排出する
※ 工場、自動車、機械などが煙やガスなどの有毒物質を排出することを指します。環境汚染や健康被害に関連する文脈でよく用いられ、科学的な記述や報道で頻繁に見られます。類似表現に 'emit fumes' がありますが、'expel' はより強制的な排出のニュアンスを含みます。例えば、排気ガス規制に関する議論などで使用されます。
空気を吐き出す、息を吐く
※ 肺から空気を押し出す行為を指します。医学的な文脈や、呼吸法、運動に関する記述で用いられます。また、比喩的に感情を吐露する意味合いで使われることもあります。例えば、深い溜息をつく場面などで 'He expelled a sigh.' のように使われます。'breathe out' と似た意味ですが、'expel' はより強い力で空気を出すイメージがあります。
悪霊を追い払う、悪魔祓いをする
※ 宗教的な儀式や信仰において、人や場所から悪霊や悪魔を追い出す行為を指します。エクソシズム(exorcism)という言葉も関連します。主に、歴史的な文脈や宗教的なテーマを扱う際に使われます。比喩的に、ネガティブな影響や考えを排除する意味合いで用いられることもあります。
会員を除名する
※ 団体、組織、クラブなどから会員資格を剥奪し、追放することを指します。規則違反や倫理に反する行為があった場合に行われます。ビジネスや政治の世界でよく用いられ、公式な手続きを経て行われることが多いです。類似表現に 'kick out a member' がありますが、'expel' はより公式で厳格なニュアンスを含みます。
排泄物を排出する
※ 生物が体内の不要物や老廃物を体外に排出することを指します。医学、生物学、環境科学などの分野で使用されます。より一般的な表現は 'excrete waste' ですが、'expel' はより具体的な排出の行為に焦点を当てます。例えば、消化器系の働きを説明する際に用いられます。
~から追放される
※ 受動態の形で、ある場所、組織、国などから強制的に追い出される状況を表します。政治的な亡命、犯罪による国外追放、学校からの退学処分など、様々な文脈で使用されます。'He was expelled from the country.' のように、具体的な場所や組織を伴って使われることが多いです。
使用シーン
大学の講義や論文で、学生を退学させる場合や、体内の不要物を排出するメカニズムを説明する際などに使われます。例えば、生物学の講義で「腎臓は体内の老廃物をexpelする」といった文脈で使用されます。
ビジネスシーンでは、不正行為を行った社員を解雇する場合や、プロジェクトからメンバーを外す場合などに、ややフォーマルな表現として用いられます。例えば、内部調査の結果報告書で「不正に関与した社員をexpelした」と記述されることがあります。
日常会話ではあまり使われませんが、ニュース記事やドキュメンタリーなどで、国からの追放や、体から異物を排出する様子などを伝える際に使われることがあります。例えば、「政府はスパイ容疑者をexpelした」というニュース記事で見かけることがあります。
関連語
類義語
何かを強制的に、または急速に押し出す、または放出することを意味します。機械的な力や爆発的な力によって何かを吐き出すイメージです。日常会話、技術的な文脈、SFなどで使われます。 【ニュアンスの違い】"expel"よりも物理的な強制力が強く、対象も具体的な物である場合が多いです。また、緊急性や制御不能な状況を示唆することがあります。 【混同しやすい点】"eject"は、人に対して使う場合、座席からの緊急脱出など、非常に特殊な状況に限られます。"expel"のように組織から追放するという意味では使われません。
人や物をある場所やコミュニティから追放することを意味します。しばしば法的な処罰や公式な決定として行われます。歴史的な文脈や文学作品でよく見られます。 【ニュアンスの違い】"expel"よりも追放期間が長期にわたるか、永久的であるニュアンスが強いです。また、追放された者が二度と戻ってこられないようにするという意図が含まれることがあります。 【混同しやすい点】"banish"は、抽象的な概念(例:恐怖、疑念)を追い払うという意味でも使われますが、"expel"にはそのような用法はありません。
権力や地位から人を強制的に追い出すことを意味します。政治的な文脈や組織内の権力闘争でよく使われます。 【ニュアンスの違い】"expel"よりも権力や地位からの排除に焦点を当てています。また、追放される側が抵抗する可能性や、追い出す側の策略が強調されることがあります。 【混同しやすい点】"oust"は、人に対してのみ使われ、物理的な物を追い出すという意味では使われません。また、"expel"のように学校から退学させるという意味では、あまり使われません。
雇用、役割、または考えを打ち切る、または却下することを意味します。ビジネス、学術、日常会話など、幅広い場面で使われます。 【ニュアンスの違い】"expel"よりも穏やかな表現で、必ずしも強制的な排除を意味しません。解雇や却下など、より公式な手続きを経て行われることが多いです。 【混同しやすい点】"dismiss"は、人に対して使う場合、解雇や退場を意味することが多く、"expel"のように組織からの追放を意味するわけではありません。また、考えや感情を「払いのける」という意味合いでも使われます。
何かまたは誰かを意図的に除外することを意味します。グループ、リスト、または場所から除外する場合に使われます。日常会話からフォーマルな場面まで幅広く使われます。 【ニュアンスの違い】"expel"よりも受動的な意味合いが強く、必ずしも強制的な排除を意味しません。単に含めない、参加させないというニュアンスです。 【混同しやすい点】"exclude"は、人や物をある範囲から除外することを意味しますが、"expel"のように強制的に追い出すという意味合いは必ずしも含まれません。また、"exclude"は、可能性などを否定する意味でも使われます。
特に家や土地から、法的な手続きを経て人を強制的に立ち退かせることを意味します。不動産や法的な文脈で使われます。 【ニュアンスの違い】"expel"よりも住居からの立ち退きに限定された意味を持ちます。また、家賃滞納や契約違反など、法的な根拠に基づいて行われることが多いです。 【混同しやすい点】"evict"は、人に対してのみ使われ、物理的な物を追い出すという意味では使われません。また、学校や組織からの追放という意味では使われません。
派生語
『駆り立てる』という意味の動詞。『expel』が外に追い出すのに対し、『impel』は内に向けて力を加え、行動を促すニュアンス。接頭辞『im-(内へ)』が『pel-(押す)』という語根に付加。ビジネスシーンや学術論文で、抽象的な動機や推進力を表す際によく用いられる。例:『経済成長をimpelする要因』
『追い払う』『反発する』という意味の動詞。『expel』が完全に排除するのに対し、『repel』は反発して近づけさせないニュアンス。接頭辞『re-(再び、反対に)』が『pel-(押す)』に付加。物理的な反発だけでなく、感情的な拒絶にも使われる。例:『強い磁力でrepelする』『彼の無礼な態度が人々をrepelした』
『推進する』という意味の動詞。接頭辞『pro-(前へ)』と『pel-(押す)』が組み合わさり、文字通り前へ押し出すイメージ。船やロケットなどの推進力を表す他、比喩的にプロジェクトやキャリアを推進するという意味でも使われる。例:『ロケットをpropelする』『彼の才能がキャリアをpropelした』
反意語
『受け入れる』『認める』という意味の動詞。『expel』が排除するのとは反対に、内部への受け入れを示す。学校や組織への加入、事実や意見の承認など、幅広い文脈で使用される。例:『学校にadmitされる』『罪をadmitする』。日常会話からビジネス、学術まで頻繁に使われる。
『(考えなどを)心に抱く』『隠す』という意味の動詞。『expel』が何かを外に出すのに対し、『harbor』は内側に留めるニュアンス。特にネガティブな感情や秘密などを隠し持つ場合に使われることが多い。例:『恨みをharborする』。やや文学的な表現。
『歓迎する』という意味の動詞。『expel』が排除するのとは対照的に、積極的に受け入れる姿勢を示す。人やアイデア、変化など、対象は多岐にわたる。例:『新しいメンバーをwelcomeする』『変化をwelcomeする』。日常会話で頻繁に使われる。
語源
"expel」はラテン語の「expellere」(追い出す)に由来します。これは「ex-」(外へ)と「pellere」(押す、駆り立てる)という二つの要素から構成されています。「ex-」は「出口」や「解放」といったイメージで、何かを外へ出す、取り除くという意味合いを持ちます。一方、「pellere」は、文字通り何かを押し出す力強いイメージです。この二つが組み合わさることで、「expel」は文字通り「外へ押し出す」「追い出す」という意味を持つようになりました。例えば、学校から生徒を「expel」する場合、それは文字通り学校という内側から生徒を外へ「押し出す」行為と捉えられます。このように語源を理解することで、単語の持つイメージやニュアンスがより深く理解できます。
暗記法
「expel」は単なる追放に非ず。共同体からの拒絶、権威による制裁、自己喪失…人間の根源的恐れと社会秩序維持が絡み合う。中世の異端者追放は神の恩寵からの断絶を意味し、スペインのユダヤ人追放令は社会に深い傷跡を残した。文学では、学校からの退学が将来の閉ざされ、政治的追放は自由を奪う。ソルジェニーツィンは追放の非人間性を描いた。現代でも不正者の追放は続くが、倫理的問題も孕む。秩序維持と人間の尊厳…「expel」は常に倫理の岐路に立つ。
混同しやすい単語
『expel』と発音が似ており、特に語頭の母音の発音が曖昧になりやすい。スペルも 'ex-' の部分が共通しているため、視覚的にも混同しやすい。『excel』は『優れている』という意味の動詞で、品詞が同じであることも誤解を招く要因。日本人学習者は、アクセントの位置(expelは後ろ、excelは前)を意識すると良い。語源的には、どちらもラテン語の 'ex-'(外へ)に由来するが、意味の発展が異なる。
語頭が 'ex-' で始まり、発音も似ているため、特に早口の英語では聞き間違えやすい。『explore』は『探検する』という意味の動詞で、文脈によっては『追放する』という意味の『expel』と意味が通じる可能性もあり、誤解を生む。スペルの類似性も高い。語源はラテン語の 'explorare'(探る)で、'expel' とは異なる。
『expel』の後半部分の発音とスペルが似ているため、特にスペルミスをしやすい。『spell』は『綴る』という意味の動詞で、意味も全く異なる。日本語のローマ字読みの影響で、『expel』を『エクスペル』と発音しがちな学習者は、『spell』との混同に注意が必要。また、'spell' には『呪文』という意味もある。
語尾の '-pel' と '-peal' が発音とスペルにおいて類似しており、特にリスニング時に混同しやすい。『repeal』は『(法律などを)廃止する』という意味の動詞で、政治的な文脈でよく使われる。'expel' が個人の追放を意味するのに対し、'repeal' は制度の廃止を意味するため、文脈を注意深く読む必要がある。
接頭辞が異なるものの、語幹部分の '-plode' が共通しており、発音とスペルが似ているため混同しやすい。『implode』は『内側に爆発する、崩壊する』という意味の動詞で、物理的な現象や組織の崩壊などを表す。'expel' が外への力を意味するのに対し、'implode' は内への力を意味するため、対照的な意味を持つ。
語尾の '-pel' の発音とスペルが共通しているため、視覚的にも聴覚的にも混同しやすい。『propel』は『推進する』という意味の動詞で、何かを前進させる力を表す。'expel' が排除する力を意味するのに対し、'propel' は推進する力を意味するため、反対の意味合いを持つ場合もある。語源的にはどちらもラテン語の 'pellere'(押す)に由来するが、接頭辞の違いによって意味が大きく異なる。
誤用例
『expel』は『追放する』という意味合いが強く、日本語の『退学処分』に近いニュアンスを持ちます。単なる遅刻に対してexpelを使うのは、過剰で不自然です。軽い違反に対しては、一時的な『停学(suspend)』が適切です。日本人が安易に『処分』という言葉に引っ張られ、重すぎる単語を選んでしまう典型例です。また、late to class よりも repeated tardiness(繰り返しの遅刻) の方が、処分理由としてより自然です。
『expel』は物理的に『国外追放する』という意味合いが強い単語です。意見を『追放』するという表現は、比喩としては理解できますが、より直接的に『抑圧する(suppress)』を使う方が自然です。日本人が『排除する』という言葉を安易にexpelに置き換えてしまうことが原因と考えられます。英語では、抽象的な概念に対しては、より抽象的な動詞を選ぶ方が一般的です。また、from the country ではなく within the country(国内で)という表現を使うことで、意見の抑圧が国内で行われていることを明確に示せます。
『expel』は、物理的な追放や、組織からの追放など、比較的具体的な対象に使われることが多いです。抽象的な『ネガティブな思考』を追い払いたい場合は、『banish』の方が、より詩的で適切な表現です。日本人が『追い出す』という言葉を、あらゆる状況でexpelに置き換えようとする傾向が見られます。英語では、感情や思考といった内面的なものを表現する際には、より洗練された語彙を選ぶと、表現が豊かになります。
文化的背景
「expel(追放する)」という言葉は、単なる物理的な排除を超え、共同体からの拒絶、権威による制裁、そして自己同一性の喪失といった、人間の根源的な恐れや社会秩序の維持と深く結びついています。追放は、個人にとって社会的な死を意味し、共同体にとっては秩序を乱す存在の除去を意味するため、その文化的重みは非常に大きいと言えます。
歴史的に見ると、「expel」は宗教的な文脈で重要な意味を持ってきました。中世ヨーロッパでは、異端者や魔女とされた人々が共同体から追放されることがありました。これは単に物理的な排除だけでなく、神の恩寵からの追放、つまり永遠の救済からの断絶を意味しました。ダンテの『神曲』では、地獄に堕ちた人々が神の国から「expelled」された存在として描かれており、この言葉が持つ精神的な重みが強調されています。また、1492年のスペインにおけるユダヤ人追放令(Alhambra Decree)は、宗教的純粋性を守るという名目のもとに行われた大規模な「expulsion」の代表例であり、社会全体に深い傷跡を残しました。
文学作品や映画においても、「expel」はしばしば主人公の運命を大きく左右する出来事として描かれます。例えば、学校からの退学は、若者にとって将来の可能性を閉ざされる象徴的な経験となり得ます。J.K.ローリングの『ハリー・ポッター』シリーズでは、ホグワーツ魔法魔術学校からの退学が、魔法界からの追放を意味し、主人公たちにとって最大の危機の一つとして描かれています。また、政治的な文脈では、国からの追放が自由や権利を奪われることを意味し、亡命者の苦悩を象徴する言葉として用いられます。アレクサンドル・ソルジェニーツィンの『収容所群島』は、ソビエト連邦における政治犯の追放と強制労働の実態を描き出し、「expel」という言葉が持つ非人間的な側面を浮き彫りにしました。
現代社会においても、「expel」は依然として強い意味を持つ言葉です。企業における不正行為者の追放、スポーツ界におけるドーピング違反者の追放など、社会のルールを逸脱した者に対する制裁として用いられます。しかし、その一方で、追放された者の人権や再統合の可能性も考慮されるべきであり、「expel」という言葉は、常に倫理的な問題と結びついています。追放は、社会秩序の維持に不可欠な手段であると同時に、人間の尊厳を脅かす可能性を秘めた、複雑な概念なのです。
試験傾向
準1級・1級の語彙問題で出題される可能性があります。長文読解で文脈から意味を推測させる問題や、同意語・類義語を選択させる形式が多いです。ライティングで「追放する」という意味で使うことも考えられますが、やや硬い表現です。会話文ではあまり使いません。注意点としては、expel A from B (BからAを追放する) のように、from とセットで使われることが多いことを覚えておきましょう。
TOEICでは、expel は比較的出題頻度は低めです。しかし、ビジネスシーンを扱った長文読解問題で、組織からの追放や契約解除といった文脈で使われる可能性はあります。Part 5の語彙問題で、dispel (払拭する), repel (撃退する) など、似た形の単語との区別を問われることも考えられます。ビジネス文書で使われるフォーマルな語彙であることを意識しましょう。
TOEFL iBT のリーディングセクションで、アカデミックな文章の中で出題される可能性があります。大学や研究機関からの追放、または比喩的にある考え方を排除するといった文脈で使われることが多いです。同意語の exclude や banish とのニュアンスの違いを理解しておくことが重要です。ライティングセクションで使う場合は、文脈にふさわしいかどうか慎重に判断しましょう。
難関大学の長文読解問題で出題される可能性があります。文脈から意味を推測させる問題や、同意語・反意語を選択させる問題が多いです。比喩的な意味で使われることもあります。expel A from B の形や、関連語の expulsion (追放) も覚えておきましょう。語源 (ex-「外へ」+ pel-「押す」) を知っておくと、他の単語を覚える際にも役立ちます。