cogent
第一音節にアクセントがあります。/oʊ/ は二重母音で、日本語の『オ』から『ウ』へスムーズに移行するイメージで発音しましょう。/dʒ/ は『ヂ』に近い音ですが、より口を丸めて発音するとネイティブに近くなります。最後の /ənt/ は曖昧母音なので、力を抜いて軽く発音するのがコツです。
説得力のある
議論や主張が明確で論理的であり、相手を納得させる力を持つこと。単に正しいだけでなく、相手に響くような説得力を含むニュアンス。
His explanation for the new plan was so cogent that everyone in the meeting agreed.
彼の新しい計画に関する説明は非常に説得力があり、会議の全員が同意しました。
※ 会社での会議の場面です。新しい計画について、彼が論理的で明確な説明をしたことで、出席者全員が「なるほど!」と納得し、賛成した様子が目に浮かびます。「cogent」は、特に理屈や根拠に基づいていて、聞く人が「確かにそうだ」と納得するような説得力があるときに使われます。
She offered a cogent reason why we should change our travel plans, and I finally understood.
彼女が私たちの旅行計画を変更すべきだという説得力のある理由を提示したので、私はついに理解しました。
※ 友達や家族との日常の会話の場面です。最初は旅行計画の変更に乗り気でなかった人が、相手の提示した理由が非常に理にかなっていたため、最終的に「そういうことだったのか!」と納得する様子を表しています。感情的ではなく、論理的な理由で納得させられた場合に「cogent」がぴったりです。
The professor praised her for writing a cogent essay that clearly supported her main idea.
教授は、彼女が主要な考えを明確に支持する説得力のある論文を書いたことを褒めました。
※ 学生が書いた論文が評価されている場面です。論文やレポートのような学術的な文章では、ただ意見を述べるだけでなく、それを裏付ける論理的な根拠が求められます。彼女の論文は、その論拠が非常にしっかりしていて、読んだ人が「その通りだ」と納得できる内容だったため、教授に高く評価されたことが分かります。
筋が通った
考えや行動に一貫性があり、矛盾がないこと。論理的な整合性が高く、納得しやすい状態を指す。
Her presentation was very cogent, and everyone nodded in agreement.
彼女の発表はとても筋が通っていて、みんなが納得して頷きました。
※ 会議や学校の発表など、人前で話す状況で「cogent」が使われる典型的な例です。彼女の論理が明快で、聞いている人たちが「なるほど!」と納得している様子が目に浮かびますね。「nodded in agreement」は「同意して頷く」という、具体的な動作を表しています。
The teacher praised his cogent essay, which clearly explained his unique ideas.
先生は、彼のユニークな考えが明確に説明された、筋の通ったエッセイを褒めました。
※ レポートや論文など、書かれた文章が論理的で説得力がある場合によく使われます。この例文では、先生が生徒の努力と成果を認めている、温かい情景が想像できますね。「clearly explained」が、なぜそのエッセイが「cogent」なのかを補足しています。
His argument for helping the homeless was so cogent that I decided to volunteer.
ホームレスを助けるという彼の主張はとても筋が通っていたので、私はボランティアに参加することに決めました。
※ 日常生活の中で、誰かの意見や主張に感銘を受け、行動を起こすような場面で使えます。単に「正しい」だけでなく、「論理的に納得させられる」というニュアンスが伝わります。「I decided to volunteer」という具体的な行動が、その主張がいかに説得力があったかを示しています。
コロケーション
説得力のある議論、筋の通った主張
※ 「cogent」が最も頻繁に使われる組み合わせの一つです。単に「説得力がある」だけでなく、論理的整合性、証拠の提示、明確な結論など、議論の構成要素がしっかりしていることを含意します。ビジネスシーンや学術論文など、客観的な根拠が求められる場面でよく用いられます。反対に、感情に訴えるような議論は「cogent」とは言えません。
確たる証拠、反論の余地がない証拠
※ 議論を裏付ける強力な証拠を指します。単なる傍証ではなく、議論の核心部分を直接的にサポートするような、決定的な証拠を意味します。法廷や科学的な調査など、真実を追求する場面で重要視されます。例えば、「cogent evidence of fraud (詐欺の確たる証拠)」のように使われます。
説得力のある主張、十分な根拠のある訴え
※ 法廷や会議など、特定の主張を支持するために提示される一連の議論や証拠を指します。単に「主張」するだけでなく、その主張が論理的に首尾一貫しており、反論を許さないほど強力であることを意味します。「The lawyer presented a cogent case for his client's innocence. (弁護士は、依頼人の無罪を主張する説得力のある事例を提示した。)」のように使われます。
納得のいく理由、正当な理由
※ 行動や決定を正当化するための、論理的で説得力のある理由を指します。単なる言い訳ではなく、相手を納得させられるだけの合理性と根拠が必要です。例えば、「He had no cogent reason for his absence. (彼には欠席する正当な理由はなかった。)」のように使われます。
説得力を持って主張する、筋道を立てて論じる
※ 「cogent」を副詞として使い、議論や主張の方法を修飾します。単に「主張する」だけでなく、論理的に一貫性があり、聴衆を納得させられるような方法で議論することを意味します。例えば、「He cogently argued against the proposal. (彼はその提案に反対して、説得力を持って論じた。)」のように使われます。フォーマルな場面でよく用いられます。
納得のいく説明、筋の通った説明
※ ある事柄について、理解を深めさせるような、論理的で明快な説明を指します。単に情報を伝えるだけでなく、聴衆がその事柄を理解し、納得できるように説明することを意味します。例えば、「The teacher gave a cogent explanation of the theorem. (先生はその定理について、納得のいく説明をした。)」のように使われます。
使用シーン
学術論文やプレゼンテーションで、論理的な主張を展開する際に用いられます。例えば、経済学の論文で「〜というデータは、効率市場仮説を支持する**説得力のある**証拠となる」と述べる場合や、哲学の講義で「〜という議論は、倫理的ジレンマに対する**筋の通った**解決策を提供する」と説明する際に使われます。文語的な表現です。
ビジネス文書やプレゼンテーションで、提案や分析の根拠を示す際に使われます。例えば、経営戦略会議で「市場調査の結果は、新規事業への投資が**説得力のある**選択肢であることを示している」と報告する場面や、プロジェクト報告書で「リスク評価の結果は、計画の変更が**筋の通った**判断であることを裏付けている」と記述する際に用いられます。フォーマルな印象を与えるため、上司や顧客への説明で効果的です。
日常会話ではあまり使われませんが、ニュース記事やドキュメンタリーなどで、専門家の意見や証拠を強調する際に用いられることがあります。例えば、「専門家は、気候変動の影響を軽減するための**説得力のある**対策が必要だと主張している」といった報道や、「その証拠は、彼の無罪を**筋の通った**形で示している」といったドキュメンタリーのナレーションで使われることがあります。やや硬い表現なので、日常会話ではより平易な言葉に置き換えるのが一般的です。
関連語
類義語
『説得力がある』という意味で、議論、証拠、説明などが聞き手や読み手を納得させる力を持つことを指す。ビジネス、学術、日常会話など幅広い場面で使用される。 【ニュアンスの違い】『cogent』よりも一般的で、より広範な状況で使用される。また、『cogent』が論理的な明快さを強調するのに対し、『convincing』は聞き手の感情や信念に訴えかけるニュアンスを含む場合がある。 【混同しやすい点】『convincing』は人の意見や行動を変化させる力に焦点を当てているが、『cogent』は議論自体の構造や論理の強さに焦点を当てている。例えば、『a convincing argument』は、必ずしも完全に論理的でなくても、聞き手を納得させることができる議論を指すことがある。
『説得力がある』という意味で、聞き手を特定の見解や行動へと導く能力を指す。広告、政治、交渉など、相手の行動を促すことを目的とする場面でよく用いられる。 【ニュアンスの違い】『cogent』よりも意図的な働きかけのニュアンスが強い。『cogent』が客観的な論理に基づいているのに対し、『persuasive』は感情、倫理、個人の利益など、さまざまな要素を利用して相手を説得しようとする。 【混同しやすい点】『persuasive』は必ずしも論理的な正しさや真実に基づいているとは限らない。例えば、広告は『persuasive』なメッセージを用いて消費者の購買意欲を刺激するが、その情報が必ずしも客観的に正しいとは限らない。
『非常に説得力がある』または『心を奪う』という意味で、注意を引きつけ、強く興味を抱かせる力を持つことを指す。物語、芸術作品、証拠など、人の感情や知性に強く訴えかけるものに対して用いられる。 【ニュアンスの違い】『cogent』よりも感情的な影響力が強い。『cogent』が論理的な明快さを強調するのに対し、『compelling』は人の心を強く動かす力、つまり『引き込まれる』感覚を伴う。 【混同しやすい点】『compelling』は必ずしも論理的に完璧である必要はない。例えば、『a compelling story』は、論理的な矛盾があっても、読者の感情を強く揺さぶり、最後まで読ませる力を持つことがある。
『健全な』『妥当な』という意味で、議論、判断、アドバイスなどが論理的、合理的、かつ信頼できる根拠に基づいていることを指す。ビジネス、法律、学術など、客観的な根拠が求められる場面で用いられる。 【ニュアンスの違い】『cogent』と同様に、論理的な妥当性を強調するが、『sound』はより広範な意味を持ち、議論だけでなく、判断やアドバイスなどにも適用される。また、『cogent』が議論の明快さを強調するのに対し、『sound』は根拠の確かさや信頼性を強調する。 【混同しやすい点】『sound』は、議論の構造だけでなく、その根拠となる事実やデータの信頼性も含む。例えば、『a sound investment』は、単に論理的に説明できるだけでなく、実際に利益を生む可能性が高い投資を指す。
『妥当な』『正当な』という意味で、議論、契約、パスポートなどが形式的または論理的な条件を満たしていることを指す。法律、論理学、数学など、厳密な基準が適用される場面で用いられる。 【ニュアンスの違い】『cogent』よりも形式的な正しさを強調する。『cogent』が議論の説得力を重視するのに対し、『valid』は議論がルールや定義に沿って正しく構成されているかどうかを重視する。 【混同しやすい点】『valid』な議論は、前提が真実でなくても、結論が前提から論理的に導き出されていれば成立する。例えば、前提が間違っていても、演繹的に正しい推論は『valid』である。
派生語
- agitare
ラテン語の動詞で「激しく動かす、駆り立てる」という意味。cogent の語源である「agere(行う、行動する)」を反復・強調する形。ここから「議論を活発化させる」「心を揺さぶる」といった意味合いが派生し、cogent の説得力や力強さのニュアンスに繋がった。
「行動する人」という意味で、「agere」から派生。ビジネスや法律の文脈で「代理人」「行為者」として頻繁に使われる。cogent が持つ「作用する」「影響を与える」という根本的な意味合いが、具体的な人物や組織に適用された形。
「agent」から派生した名詞で、「代理店」「作用」といった意味を持つ。抽象的な「作用」という意味では、cogent の「説得力」や「有効性」という概念と関連付けられる。例えば、「政策のagency(有効性)」のように使われる。
反意語
接頭辞「un-」が付いた「convincing(説得力のある)」の否定形で、「説得力のない」という意味。cogent が持つ「議論の明確さ、論理的な強さ」が欠如している状態を表す。日常会話からビジネスまで幅広く使用される。
「弱い」という意味。cogent が「強力な説得力」を持つことを考えると、議論や根拠が「弱い」状態は明確な対義語となる。特に、議論や証拠の文脈で使用され、cogent と対比することで、その強固さを際立たせる。
「無効な」「根拠のない」という意味。cogent が「有効な」「正当な」議論を指すのに対し、invalid は論理的な欠陥や誤りがあり、受け入れられない議論を指す。法律、数学、論理学などの分野で頻繁に使用される。
語源
「cogent」はラテン語の「cogere」(強制する、まとめる)に由来します。この「cogere」は、「co-」(共に、一緒に)と「agere」(行う、動かす)という二つの要素から構成されています。「co-」は「協力」の「co」と同じで、「agere」は「action(行動)」の語源です。つまり、「cogent」は元々、「共に動かす」「強制的にまとめる」といった意味合いを持っていました。議論や意見を「強制的にまとめる」ことから、「説得力のある」「筋が通った」という意味に発展したと考えられます。日本語で例えるなら、複数の意見を一つに「収斂(しゅうれん)」させるようなイメージです。論理的な力で相手を納得させる、そんな言葉の成り立ちが「cogent」には込められています。
暗記法
「cogent」は、古代ローマの弁論術に根ざし、単なる論理だけでなく、聴衆を魅了し行動を促す力を含みます。キケロやクィンティリアヌスの時代から、言葉選び、リズム、身振り手振り全てが説得の要素でした。中世スコラ哲学では論理的整合性が重視されつつも、聴衆への適合性が重要視されました。現代では倫理観も問われ、真に「cogent」な議論は、社会を良くする力を持つとされています。
混同しやすい単語
発音が似ており、特に語尾の '-ent' と '-ent' が曖昧になりやすい。'cogent' は『説得力のある』という意味だが、'coherent' は『首尾一貫した』という意味。文章や議論の質を評価する際に両語とも使われるため、文脈で意味を判断する必要がある。スペルも似ているため、注意が必要。
語頭の 'cog-' と 'con-' が似ており、全体の音の響きも似ているため混同しやすい。'cogent' は形容詞だが、'contingent' は『~次第の』という意味の形容詞、または『派遣隊』という意味の名詞としても使われる。意味が大きく異なるため、文脈で判断することが重要。特に条件節などで 'contingent' が使われることが多い。
語源が同じ(ラテン語の 'cognoscere' = to know)であるため、意味的なつながりがあり、混同しやすい。'cogent' は説得力を持つ性質を指すが、'cognizant' は『認識している』という意味。発音も似ており、特に非ネイティブにとっては区別が難しい場合がある。スペルも 'cogn-' の部分が共通しているため、注意が必要。
語尾の '-gent' の部分が共通しており、発音も似ているため、特に会話中には聞き間違えやすい。'cogent' は『説得力のある』という意味だが、'urgent' は『緊急の』という意味。全く異なる意味を持つため、文脈で判断する必要がある。特にビジネスシーンでは、両方の単語が頻繁に使われるため、注意が必要。
語尾の '-gent' が共通しており、発音も似ているため、混同しやすい。'cogent' は形容詞だが、'agent' は『代理人』や『行為者』という意味の名詞。文法的な役割が異なるため、文脈で判断することが重要。また、'agent' はスパイ映画などでもよく使われる単語であり、馴染みがあるため、無意識に 'agent' を選んでしまう可能性がある。
'cogent'と'content'は、どちらも名詞と形容詞の用法があるため、混同しやすい。'cogent'は「説得力のある」という意味の形容詞ですが、'content'は「満足している」という意味の形容詞、または「内容」という意味の名詞です。発音も母音の部分が似ているため、注意が必要です。文脈によって意味が大きく異なるため、注意が必要です。
誤用例
「cogent」は『説得力のある』という意味ですが、日本語の『理路整然とした説明』という言葉から、退屈な内容にも使いがちです。しかし、英語では『cogent』はあくまで議論や主張の正当性を示す言葉であり、その結果として聞き手が眠くなる、という文脈には不自然です。原因と結果の関係が逆転しているため、接続詞を『despite』などに変えて、意味的な矛盾を解消する必要があります。日本人は、日本語の『〜にもかかわらず』という逆説的な表現を英語で使う際に、文脈のつながりを意識せず直訳してしまう傾向があります。
「cogent」は本来、論理的に首尾一貫していることを意味しますが、実際には内容が伴わないスピーチに対して使うのは不適切です。表面上は説得力があるように見えるものの、実際には中身がないというニュアンスを表現したい場合は、「seemingly cogent」のように、限定的な表現を使うべきです。日本人は『cogent』を単に『上手な』『流暢な』といった意味で捉えがちですが、英語では論理的な整合性が重要な要素となります。また、政治家のスピーチに対する批判的な視点は、欧米のジャーナリズムでは一般的ですが、日本人が英語で表現する際には、直接的な批判を避け、婉曲的な表現を選ぶ傾向があるため、注意が必要です。
「cogent」は形容詞であり、動詞として使うことはできません。この誤用は、日本語の『説得力のある〜』という表現を、動詞として直接英語に置き換えようとする際に起こりがちです。正しい動詞は「persuade」です。日本人は、英語の品詞に対する意識が低い場合があり、名詞を動詞として使ったり、形容詞を副詞として使ったりするミスがよく見られます。英語学習においては、単語の品詞を意識し、正しい文法構造を理解することが重要です。
文化的背景
「cogent(説得力のある)」という言葉は、単なる論理的な強さだけでなく、聴衆の心を動かす力、つまり、議論の「運び」や「流れ」がスムーズで、抵抗なく受け入れられるような、巧みな表現力をも含意します。古代ローマの弁論術にそのルーツを辿ることができ、単に正しいだけでなく、聴衆を魅了し、行動を促すような説得力に重きを置いていた文化が背景にあります。
古代ローマでは、弁論術は政治家や法律家にとって不可欠なスキルであり、単に事実を羅列するだけでなく、感情に訴え、道徳的な観点から訴えかけることが重要視されました。キケロやクィンティリアヌスといった弁論家たちは、単に論理的な整合性だけでなく、言葉の選び方、リズム、そして身振り手振りに至るまで、聴衆を説得するためのあらゆる要素を磨き上げました。彼らの弁論は、単なる情報伝達ではなく、聴衆の心を揺さぶり、共感を呼び起こす芸術作品だったのです。cogentという言葉は、このような弁論術の伝統を受け継ぎ、単なる論理的な正しさだけではなく、聴衆を納得させ、行動を促す力を持つ議論を指すようになりました。
中世以降、cogentはスコラ哲学においても重要な概念となりました。アリストテレスの論理学が再評価され、議論の妥当性や正当性が厳密に検証される中で、cogentは単なる説得力ではなく、論理的な整合性と証拠に基づいた説得力を意味するようになりました。しかし、それでもなお、cogentは単なる抽象的な論理ではなく、具体的な状況や聴衆の知識、価値観に適合した議論であることを含意していました。例えば、ある科学的な議論が専門家にとってはcogentであっても、一般の人々にとっては理解しがたく、説得力に欠ける場合があります。cogentは、議論の内容だけでなく、その伝え方や受け手の理解度も考慮に入れた、総合的な説得力を意味するのです。
現代社会においては、cogentはビジネスや政治、科学など、様々な分野で不可欠な言葉となっています。プレゼンテーション、交渉、論文、レポートなど、あらゆるコミュニケーションにおいて、cogentな議論を展開することが成功の鍵となります。しかし、cogentは単なるテクニックではありません。倫理的な観点からも、cogentな議論は重要です。誤った情報や偏見に基づいた議論は、聴衆を欺き、社会に悪影響を及ぼす可能性があります。真にcogentな議論とは、事実に基づき、論理的に整合性があり、かつ倫理的に正当な議論であると言えるでしょう。それは、単に相手を言い負かすのではなく、真実を追求し、より良い社会を築くための手段なのです。
試験傾向
- 出題形式: 主に語彙問題(短文の空所補充)。長文読解でも内容理解を問う形で出題される可能性あり。
- 頻度と級・パート: 準1級、1級レベルで頻出。2級でも稀に出題される。
- 文脈・例題の特徴: 論説文、評論文など、やや硬い文章で使われることが多い。「cogent argument/reason」のような形で使われることが多い。
- 学習者への注意点・アドバイス: 「説得力のある」「筋の通った」という意味を理解することが重要。似た意味の「convincing」との使い分けを意識する。フォーマルな単語なので、日常会話よりはライティングで使う方が自然。
- 出題形式: Part 5(短文穴埋め問題)、Part 7(長文読解問題)で出題。
- 頻度と級・パート: Part 5では、正答選択肢として頻繁に出題されるわけではないが、選択肢の一つとして登場することは多い。Part 7では読解力を問う上で重要な語彙となりうる。
- 文脈・例題の特徴: ビジネスシーンにおける提案書、報告書、契約書などのフォーマルな文書で使われることが多い。「cogent reasons/evidence」のような形で使われる。
- 学習者への注意点・アドバイス: ビジネス英語の語彙として覚えておくべき単語。「persuasive」「valid」などの類義語と合わせて覚えておくと良い。文脈から意味を推測できるように、多くの英文に触れることが重要。
- 出題形式: リーディングセクションで頻出。ライティングセクションでも使用できると高評価につながる。
- 頻度と級・パート: リーディングセクションでは、アカデミックな文章で頻繁に登場する。特に論理的な議論を展開する文章でよく見られる。
- 文脈・例題の特徴: 学術論文、研究レポート、評論など、アカデミックな文脈で使われる。「cogent explanation/analysis」のような形で使われる。
- 学習者への注意点・アドバイス: アカデミックな文章を理解する上で必須の語彙。「compelling」「sound」などの類義語を理解しておくこと。ライティングで使用する際は、意味を正確に理解し、適切な文脈で使用することが重要。
- 出題形式: 主に長文読解問題で、内容把握や空所補充問題で問われる可能性がある。
- 頻度と級・パート: 難関大学の入試問題で頻出。標準的なレベルの大学でも、評論文や論説文で出題されることがある。
- 文脈・例題の特徴: 評論文、論説文、科学的な文章など、アカデミックな文脈で使われることが多い。「cogent argument/evidence」のような形で使われる。
- 学習者への注意点・アドバイス: 文脈の中で意味を推測できるように、多くの英文に触れることが重要。「persuasive」「convincing」などの類義語との違いを理解しておくこと。単語帳だけでなく、実際の文章の中でどのように使われているかを確認することが効果的。