英単語学習ラボ

sound

/saʊnd/(サゥンド)

二重母音 /aʊ/ は「ア」から「ウ」へスムーズに変化させるのがコツ。日本語の「ア」よりも口を大きく開け、「ウ」は軽く唇を丸めるイメージです。最後の /d/ は、舌先を上の歯茎につけて発音する有声音で、日本語の「ド」よりも弱く、すぐに次の音へ移行するような意識を持つと自然に聞こえます。

専門的な内容に関するご注意

このページには、健康、金融、法律など、専門的な知識を必要とする内容が含まれている可能性があります。本サイトの情報は学習目的で提供されており、専門家による助言の代わりとなるものではありません。重要な判断を行う際には、必ず資格を持つ専門家にご相談ください。

名詞

一般的に耳に聞こえるもの全般を指す。騒音、音楽、人の声など、具体的な音の種類を特定せずに広く使える。

The sudden sound of the doorbell surprised me.

突然のドアベルの音が私を驚かせた。

【情景】家でリラックスして本を読んでいると、「ピンポーン!」と突然ドアベルが鳴り、びっくりして体が少し跳ね上がったような場面です。 【解説】「sound of A」(Aの音)という形で、何の音かを具体的に伝える、最も中心的で自然な使い方です。予期せぬ音に驚く、という日常の状況によく合います。 【ヒント】「sound」は数えられる名詞なので、「a sound」「many sounds」のように使います。

I like the relaxing sound of rain outside.

私は外の心地よい雨の音が好きです。

【情景】窓の外でしとしと降る雨の音を聞きながら、温かいコーヒーを飲んだり、本を読んだりして、静かにくつろいでいる場面です。 【解説】「relaxing sound」(心地よい音)のように、特定の「音」が持つ雰囲気や感情を形容詞で表現する典型的な使い方です。「sound of rain」(雨の音)も非常によく使われる表現です。 【ヒント】「sound of 〜」は「〜の音」と、何の音かを具体的に説明する際にとても便利です。

There was no sound in the quiet house at night.

夜の静かな家には何の音もしなかった。

【情景】夜中にふと目が覚め、あたりがシーンと静まり返っているのを感じる場面です。物音一つしない、少し寂しいような、あるいは集中できるような静けさが伝わります。 【解説】「no sound」(何の音もしない)という形で、音が全くない状態を表す、これまた典型的な使い方です。静けさを強調したい時によく使われます。 【ヒント】「There is/are 〜」は「〜がある/いる」を表す基本的な構文です。否定形は「There is no 〜」や「There isn't any 〜」となります。

動詞

聞こえる

特定の音を発する、または〜のように聞こえる、という状態を表す。主観的な印象や、音源の性質を伝えるニュアンスを含む。

Her voice sounded a little nervous when she spoke.

彼女が話したとき、声が少し緊張しているように聞こえました。

この例文は、人の声の調子から、その人の感情や状態が伝わってくる様子を描写しています。例えば、発表会で緊張している友人が話す声を聞いた時など、五感で感じ取れる情景が浮かびます。「sound + 形容詞」は「〜のように聞こえる」という、この動詞の最も基本的で典型的な使い方の一つです。日常会話で、相手の声や話し方から、その人の気持ちや状態を察する場面でよく使われます。

Your new plan sounds really interesting to me.

あなたの新しい計画は、私には本当に面白そうに聞こえます。

この例文は、誰かの提案やアイデアを聞いて、それが自分にとってどう感じられるかを伝える場面です。例えば、友人が新しい旅行の計画を話してくれた時、「それは楽しそう!」と感じるような状況です。これも「sound + 形容詞」の形で、相手の提案などに対して「それは良さそうだね」「面白そうだね」と評価する際に頻繁に使われます。特に「It sounds good!」(いいね!)は日常会話で非常に便利な表現です。

Suddenly, a strange noise sounded from the dark forest.

突然、暗い森の中から奇妙な音が聞こえてきました。

この例文は、ある場所から特定の種類の音や騒音が「聞こえてくる」様子を描写しています。例えば、夜のキャンプで、誰もいないはずの森からガサガサと物音が聞こえてきて、少しドキッとするような情景です。ここでは「音(noise)」そのものが主語になっており、「sound from 場所」で、音の発生源を明確に示しています。物語や状況説明で、何かが起こる予感を表現するのに適した使い方です。

形容詞

健全な

物理的な音だけでなく、状態や判断が確かで信頼できることを意味する。健全な経済、健全な判断、などの比喩表現で使われる。

After a long rest, he felt sound again and smiled brightly.

長い休憩の後、彼は再び元気を取り戻し、明るく微笑みました。

この例文は、病気や疲労から回復し、体調が「健全な状態に戻った」様子を表しています。少し前まで元気のなかった人が、すっかり回復して明るい笑顔を見せる、そんな安堵の場面が目に浮かびますね。「sound」は健康や体力が完全に回復した状態を指すときによく使われます。

Her advice was always sound, so everyone trusted her words.

彼女のアドバイスは常に的確だったので、誰もが彼女の言葉を信頼しました。

ここでは「sound」が、意見やアドバイスが「理にかなっている」「確かな」「堅実な」という意味で使われています。何か困ったことがあった時に、いつも的確なアドバイスをくれる人がいて、周りのみんながその人を頼りにしている情景が想像できますね。信頼できる情報や判断に対して使う、とても実用的な表現です。

The baby was in a sound sleep, and the parents felt relieved.

赤ちゃんはぐっすり眠っていて、両親は安心しました。

この例文は、「sound sleep」という形で、「ぐっすり眠る」「深い眠り」という意味を表しています。夜泣きや寝つきの悪かった赤ちゃんが、ようやく静かにすやすやと眠りにつき、それを見て疲れていた両親が心からホッとする、そんな場面が伝わってきます。安心感や安堵の気持ちが込められた、日常的によく使われるフレーズです。

コロケーション

sound advice

健全な助言、賢明なアドバイス

「sound」はここでは『健全な』『確かな』という意味の形容詞として使われ、名詞「advice」(助言)を修飾します。文法的には形容詞+名詞の組み合わせです。単に「good advice」と言うよりも、その助言が信頼に足る、合理的で賢明であるというニュアンスが強まります。ビジネスシーンやフォーマルな状況で、相手の助言を尊重する姿勢を示す際に適しています。類似表現に「wise counsel」がありますが、こちらはより格式ばった印象を与えます。

sound asleep

ぐっすり眠っている

「sound」はここでは副詞的に働き、「asleep」(眠っている)という状態を強調します。文法的には形容詞を修飾する副詞の働きです。単に「fast asleep」と言うよりも、眠りの深さを強調するニュアンスがあります。子供が寝ている様子や、疲れて眠りこけている状況などを描写する際によく用いられます。日常会話でよく使われる表現です。類似表現に「deeply asleep」がありますが、こちらはより客観的な描写に適しています。

sound judgment

健全な判断力、確かな判断

「sound」は形容詞として「judgment」(判断力)を修飾し、その判断が偏っておらず、合理的で信頼できるものであることを強調します。文法的には形容詞+名詞の組み合わせです。特に、リスクを伴う状況や重要な意思決定において、その人の判断力を評価する際に用いられます。ビジネスシーンや報道などでよく見られる表現です。類似表現に「good sense」がありますが、こちらはより一般的な意味での良識を指します。

sound the alarm

警報を鳴らす、危険を知らせる

「sound」はここでは動詞として使われ、「alarm」(警報)を目的語として取ります。文法的には動詞+名詞の組み合わせです。文字通り警報機を鳴らす場合もありますが、比喩的に危険や問題が発生したことを広く知らせるという意味でも使われます。緊急時や危機管理の場面でよく用いられる表現です。類似表現に「raise the alarm」がありますが、こちらはより積極的に警告を発するニュアンスがあります。

a sound investment

堅実な投資、安全な投資

「sound」は形容詞として「investment」(投資)を修飾し、その投資がリスクが低く、安定した利益をもたらす可能性が高いことを意味します。文法的には形容詞+名詞の組み合わせです。金融やビジネスの文脈でよく用いられ、投資の安全性を強調する際に使われます。類似表現に「safe investment」がありますが、「sound investment」は将来的な成長の可能性も含むニュアンスがあります。

in sound condition

良好な状態である、健全な状態である

「sound」は形容詞として「condition」(状態)を修飾し、それが良好で、欠陥や損傷がないことを意味します。文法的には前置詞+形容詞+名詞の組み合わせです。特に、機械や建物、健康状態などを評価する際に用いられます。中古品の販売や不動産の取引など、状態を明示する必要がある場面でよく使われる表現です。類似表現に「in good condition」がありますが、「sound condition」はより専門的なニュアンスがあります。

sound a note of caution

注意を促す、警告を発する

「sound」はここでは動詞として使われ、「a note of caution」(注意を促す言葉)を目的語として取ります。文法的には動詞+名詞の組み合わせです。直接的な危険を知らせるというよりは、潜在的なリスクや問題点に注意を喚起するニュアンスがあります。会議やプレゼンテーションなど、議論や提案を行う場面で、慎重な姿勢を示すために用いられることが多いです。類似表現に「issue a warning」がありますが、「sound a note of caution」はより穏やかな警告の仕方です。

使用シーン

アカデミック

学術論文や講義で頻繁に使われます。特に、研究結果や意見を述べる際に「It sounds like...(〜のように思われる)」という形で、根拠に基づいた推測や暫定的な結論を示すのに用いられます。また、音響学、音楽学、心理学などの分野では、文字通り「音」に関する専門用語として不可欠です。例: "The data sounds promising, but further investigation is needed." (データは有望に思われるが、さらなる調査が必要である)。

ビジネス

ビジネスシーンでは、会議やプレゼンテーションで、提案や計画に対する反応を尋ねる際に使われます。「How does that sound?(それはどうですか?)」という形で、相手の意見を促し、合意形成を図るのに役立ちます。また、財務報告書などでは、「健全な」という意味で、企業の財政状況を評価する際に用いられることがあります。例: "The proposal sounds good. Let's move forward." (提案は良さそうですね。進めましょう)。

日常会話

日常会話で非常によく使われます。「〜に聞こえる」という意味で、相手の発言に対する印象や感想を述べる際に頻繁に用いられます。また、体調を尋ねる際に「You sound tired.(疲れているように聞こえるね)」のように使ったり、電話で相手の声が聞こえにくい場合に「You sound faint.(声がかすれて聞こえるよ)」のように使ったりもします。 例:"That sounds great!" (それはいいね!)。

関連語

類義語

  • 一般的に、不快または不要な音を指す。日常会話で広く使用される。 【ニュアンスの違い】『sound』が単なる音を意味するのに対し、『noise』は騒音や雑音といった、よりネガティブな意味合いが強い。音源の特定が難しい場合にも用いられる。 【混同しやすい点】『sound』は可聴範囲の音全般を指すが、『noise』は不快な音に限定されるため、文脈によって使い分ける必要がある。例:『the sound of music』は自然だが『the noise of music』は不自然。

  • 音色、音質、口調などを意味する。音楽、音声分析、コミュニケーションなど、幅広い分野で使用される。 【ニュアンスの違い】『sound』が一般的な音を指すのに対し、『tone』は特定の性質や感情を帯びた音を指す。音楽における音色や、話し方の口調など、より具体的な音の性質を表す。 【混同しやすい点】『tone』は抽象的な意味合いを持つことが多く、物理的な音だけでなく、文章や態度などのニュアンスを指すこともある。『sound』はより直接的な物理的な音を指す。

  • 人や動物の声、意見、発言権などを意味する。日常会話から政治、文学まで幅広く使用される。 【ニュアンスの違い】『sound』が一般的な音を指すのに対し、『voice』は特定の主体(人や動物)から発せられる音を指す。また、意見や意思を表す比喩的な意味合いも持つ。 【混同しやすい点】『voice』は必ずしも物理的な音を伴うとは限らない。例えば、『give voice to』は意見を表明するという意味になり、『sound』では置き換えられない。また、『sound』は無生物からも発せられるが、『voice』は基本的に生物から発せられる。

  • resonance

    共鳴、反響、共感などを意味する。物理学、音楽、心理学など、専門的な分野で使用されることが多い。 【ニュアンスの違い】『sound』が一般的な音を指すのに対し、『resonance』は音が反響し、増幅される現象や、感情的な共鳴を表す。より深みのある、持続的な音や感情を表す。 【混同しやすい点】『resonance』は比喩的な意味合いで使われることが多く、物理的な音だけでなく、感情や記憶などが呼び起こされる様子を表す。『sound』はより直接的な音を指す。

  • 振動、震動などを意味する。物理学、工学、医学など、科学技術分野でよく使用される。 【ニュアンスの違い】『sound』が可聴音を指すのに対し、『vibration』は必ずしも可聴音とは限らない、物体の振動そのものを指す。低周波の振動や、触覚で感じる振動なども含まれる。 【混同しやすい点】『vibration』は音として認識されない振動も含むため、『sound』と完全に置き換えることはできない。例えば、地震の揺れは『vibration』だが、『sound』とは異なる。

  • ベルや電話などの鳴る音、またはその行為を指す。日常会話で頻繁に使われる。 【ニュアンスの違い】『sound』が一般的な音を指すのに対し、『ring』は特定の種類の音、特に金属的な音やベルの音を指す。また、電話やベルが鳴る行為そのものを指す場合もある。 【混同しやすい点】『ring』は自動詞としても他動詞としても使用できる。自動詞の場合は「鳴る」、他動詞の場合は「鳴らす」という意味になる。一方、『sound』は自動詞として使われることが多い。

派生語

  • sonic

    『音の』、『音速の』という意味の形容詞。名詞『sound』に形容詞化の接尾辞『-ic』が付加されたもの。日常会話よりも、科学技術分野や音楽関連の文脈で使われることが多い。例えば、『sonic boom(ソニックブーム)』など。

  • 『共鳴する』、『反響する』という意味の動詞。接頭辞『re-(再び)』と『sound』の語源であるラテン語『sonare(音を出す)』が組み合わさったもの。物理的な共鳴だけでなく、感情や意見が『共鳴する』といった比喩的な意味でも用いられる。ビジネスシーンや学術的な議論でも使われる。

  • 『ユニゾン』、『斉唱』という意味の名詞。接頭辞『uni-(単一の)』と『sound』の語源が組み合わさった言葉で、『一つの音』を意味する。音楽用語として一般的だが、比喩的に『意見の一致』を表す際にも用いられる。学術論文や報道記事にも見られる。

  • sonorous

    『響きの良い』、『朗々とした』という意味の形容詞。ラテン語の『sonorus(音の大きい、響きの良い)』に由来し、『sound』の語源と共通する。文学作品や詩などで、豊かな音の響きを表現する際に用いられることが多い。日常会話での使用頻度は低い。

反意語

  • 『沈黙』、『静寂』という意味の名詞。『sound』が『音』を表すのに対し、その対極にある『音の不在』を示す。日常会話から学術的な文脈まで幅広く使用される。比喩的に『沈黙は金』のように、積極的な意味を持つこともある。

  • noiseless

    『音のしない』、『無音の』という意味の形容詞。『noise(騒音)』に否定の接尾辞『-less』が付いたもの。『sound』が肯定的な意味合いで使われる場合(良い音、健全な音など)、『noiseless』はその対極として、不快な音の不在を示す。家電製品などの性能を表す際にも用いられる。

  • dissonance

    『不協和音』、『不一致』という意味の名詞。接頭辞『dis-(分離、否定)』と『sonance(響き)』が組み合わさった言葉。『sound』が調和のとれた音を示すのに対し、『dissonance』は不快な音の響きや、意見の不一致を表す。音楽用語としてだけでなく、社会的な対立や心理的な葛藤を表現する際にも用いられる。

語源

"sound"の語源は古フランス語の"son"(音)に遡り、さらに遡るとラテン語の"sonus"(音)に由来します。これは、印欧祖語の根 *swen-(響く)に起源を持つと考えられています。つまり、「sound」は、もともと「響き」や「音」そのものを指す言葉として生まれ、それが「聞こえる」という意味に発展しました。さらに、音の欠如がない状態、つまり「健全な」という意味合いも派生しました。日本語で例えるなら、「音沙汰(おとさた)」という言葉が、音を通じて状況を知らせる意味を持つように、「sound」もまた、音を通じて様々な意味を表すようになったと言えるでしょう。

暗記法

「sound」は単なる音に非ず。中世騎士道では、身体と精神の健全さを示す言葉であり、信頼の証でした。近代では、法廷で「健全な判断力」が重視され、遺言の有効性を左右するほど。現代では「ぐっすり眠る」「健全な関係」のように、安心感や安定感を表します。音の響きを超え、誠実さ、正しさ、心の平穏…英語圏の文化に深く根ざした、重みのある言葉なのです。

混同しやすい単語

『sound』と『found』は、母音と子音の順番が似ているため、発音を聞き間違えやすいです。『found』は『見つけた』という意味の『find』の過去形・過去分詞であり、動詞として使われます。日本人学習者は、文脈の中で動詞の時制を意識することで区別できます。語源的には、『find』はゲルマン祖語の『*findaną』(見つける)に由来し、『found』はその過去形です。

『sound』と『sand』は、最初の子音(/s/)と最後の音(それぞれ/d/)が同じであるため、特に早口で話されると混同しやすいです。『sand』は『砂』という意味の名詞であり、発音記号は/sænd/です。音の長さに注意して区別しましょう。『sand』は古英語の『sand』に由来し、ゲルマン祖語の『*samdaz』(細かい粒子)に関連します。

sunned

『sound』と『sunned』は、どちらも短い母音で始まり、nの音を含んでいるため、発音が似ていると感じることがあります。『sunned』は『日に当てた』という意味で、『sun』の過去形・過去分詞です。品詞が異なるため、文脈から判断することが重要です。また、発音する際に、母音の区別を意識しましょう。『sun』は古英語の『sunne』に由来します。

『wound』は『sound』とスペルの一部が共通していますが、発音が大きく異なります。この単語は2つの異なる意味と発音を持ちます。一つは『傷』という意味の名詞で、発音は/wuːnd/です。もう一つは『wind』(巻く)の過去形・過去分詞で、発音は/waʊnd/です。『sound』と混同されやすいのは、スペルの類似性による誤読です。文脈と発音をセットで覚えることが重要です。名詞の『wound』は古英語の『wund』に由来し、動詞の『wound』は『wind』から派生しています。

soothed

『soothed』は『sound』と母音の音が似ており、最後の 'd' の音が共通しているため、発音を聞き間違えやすいことがあります。『soothed』は『なだめた』という意味の『soothe』の過去形・過去分詞です。綴りも似ているため、注意が必要です。『soothe』は古英語の『sōþian』(真実にする、証明する)に由来し、中英語で『喜ばせる、なだめる』という意味に変化しました。

drowned

『drowned』は『溺れた』という意味で、『sound』とは母音の音と最後の 'd' の音が共通しているため、発音を聞き間違えやすいことがあります。『drown』の過去形・過去分詞であり、動詞として使われます。文脈の中で動詞の時制を意識することで区別できます。『drown』は古英語の『druncnian』(溺れる)に由来します。

誤用例

✖ 誤用: The idea sounds well.
✅ 正用: The idea sounds good.

日本人は「〜に聞こえる」という日本語につられて、副詞の『well』を使ってしまいがちですが、『sound』は状態を表す動詞(state verb)であり、形容詞で状態を説明する『good』を使うのが適切です。これは英語の基本的な文法構造の違いに起因します。日本語では副詞で動詞を修飾することが自然ですが、英語では状態動詞の後には形容詞が来ます。たとえば、『She looks beautiful.』と言うように、『look』も状態動詞なので、同様に形容詞を使います。また、『sound』は感覚を表す動詞であり、主観的な印象を伝えるため、客観的な評価を表す『well』よりも、より直接的な『good』が適しています。

✖ 誤用: That sounds, but I don't agree.
✅ 正用: That's true, but I don't agree.

日本語の『そうですね』という相槌の感覚で『That sounds』を使ってしまう誤用です。英語の『That sounds』は、相手の発言内容を受けて『(提案や計画などが)良さそうですね』『面白そうですね』といった肯定的な評価を伝える際に用います。したがって、その後に反対意見を述べるのは不自然です。相手に同意しない場合は、『That's true, but...(それはそうですが...)』や『I understand, but...(理解はできますが...)』など、相手の意見をある程度尊重しつつ、自分の意見を述べる表現を選びましょう。日本人は相手の意見を尊重するあまり、直接的な否定を避けがちですが、英語では論理的な議論を重視するため、率直な意見交換が好まれます。ただし、相手への配慮は忘れずに、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。

✖ 誤用: The company's decision sounds me unfair.
✅ 正用: The company's decision sounds unfair to me.

『sound』を『〜に聞こえる』と直訳し、日本語の語順で英文を組み立ててしまう誤用です。英語では『sound』は通常、『sound + 形容詞 + to + 人』の形で、『〜には…のように聞こえる』という意味を表します。この構文を理解せずに直訳してしまうと、不自然な英文になってしまいます。また、英語では感情や意見を主語にすることは少なく、『私には〜のように感じる』という形で表現することが一般的です。これは、英語が客観性を重視する言語であるため、主観的な感情を直接的に表現することを避ける傾向があるためです。日本人は主語を省略したり、曖昧な表現を好む傾向がありますが、英語では主語を明確にし、論理的な構造で文章を組み立てることが重要です。

文化的背景

「sound」は単なる物理的な音響現象を超え、英語圏の文化においては信頼性、健全性、そして深遠な意味の源泉として深く根付いています。中世の騎士道物語から現代の法廷まで、「sound」は真実と正義を測る基準として、また、心の状態を表す隠喩として、多様な文脈でその重要性を示してきました。

中世英語における「sound」は、「健全な」「健康な」という意味合いが強く、肉体的な健康だけでなく、精神的な健全さ、道徳的な正しさをも含意していました。騎士道物語においては、「sound mind in a sound body(健全な精神は健全な肉体に宿る)」という考え方が重視され、騎士の「soundness(健全さ)」は、その人格と能力を測る重要な指標でした。この背景には、中世社会における身体的・精神的な欠陥が、社会的な不適合や悪の兆候と見なされる傾向があったことが影響しています。したがって、「sound」な騎士は、信頼に足る存在として、社会の秩序を維持する役割を担っていました。

時代が下り、近代になると、「sound」は法的な文脈においても重要な意味を持つようになります。「sound judgment(健全な判断力)」という表現は、法廷における証拠の評価や判決の妥当性を判断する上で不可欠な要素となりました。また、「sound mind(健全な精神)」という言葉は、遺言書の有効性を判断する際の重要な基準となり、遺言者が遺言を作成する際に、精神的に正常な状態であったかどうかを判断するために用いられます。このように、「sound」は、法的判断の客観性と公正さを担保するための概念として、社会的な信頼を維持する役割を果たしています。

さらに、現代英語においては、「sound」は比喩的な意味合いを強め、感情や状態を表す言葉としても広く用いられています。「sound asleep(ぐっすり眠る)」や「sound relationship(健全な関係)」などの表現は、「sound」が単なる音響現象ではなく、安心感、安定感、信頼感といったポジティブな感情と結びついていることを示しています。また、「sound advice(的確な助言)」という表現は、「sound」が知恵や知識の深さを象徴する言葉としても機能していることを示唆しています。このように、「sound」は、英語圏の文化において、多層的な意味を持つ重要な言葉として、その存在感を示し続けています。

試験傾向

英検

1. 出題形式: 語彙問題、長文読解、リスニング。2. 頻度と級・パート: 準1級以上で頻出。級が上がるほど読解での出現率が高い。3. 文脈・例題の特徴: 環境問題、科学技術、社会問題など幅広いテーマで登場。4. 学習者への注意点・アドバイス: 名詞(音、響き)、動詞(〜に聞こえる、〜を鳴らす)、形容詞(健全な)など品詞によって意味が異なるため、文脈に応じた使い分けを意識する。特に動詞の自動詞・他動詞の区別を理解する。

TOEIC

1. 出題形式: Part 5(短文穴埋め)、Part 6(長文穴埋め)、Part 7(長文読解)、リスニング(Part 2, 3, 4)。2. 頻度と級・パート: 全パートで比較的頻出。特にビジネス関連の話題で登場しやすい。3. 文脈・例題の特徴: 会議、プレゼンテーション、製品紹介、顧客対応などビジネスシーンで使われることが多い。4. 学習者への注意点・アドバイス: 「sound+形容詞」の形で「〜に聞こえる」という意味で使われることが多い。例:sound good, sound interestingなど。また、財務状況が健全であることを表す際にも使われる。

TOEFL

1. 出題形式: リーディング、リスニング。2. 頻度と級・パート: アカデミックな内容のリーディングで頻出。リスニングでも講義形式で登場する。3. 文脈・例題の特徴: 環境科学、社会科学、歴史、芸術など幅広い分野の学術的な文章で登場。4. 学習者への注意点・アドバイス: 名詞では「音」「響き」以外に「印象」「見解」という意味も持つ。動詞では「〜のように思われる」「〜に聞こえる」という意味で使われる。アカデミックな文脈では、証拠や論拠に基づいた意見や判断を示す際に使われることが多い。

大学受験

1. 出題形式: 長文読解、語彙問題。2. 頻度と級・パート: 難関大学の入試で頻出。3. 文脈・例題の特徴: 環境問題、科学技術、社会問題など幅広いテーマで登場。評論や物語など多様なジャンルで見られる。4. 学習者への注意点・アドバイス: 多義語であるため、文脈から意味を判断する練習が必要。特に比喩的な表現や抽象的な概念を表す際に使われる場合がある。類義語(noise, tone, voiceなど)との違いを理解しておくことが重要。

免責事項

英単語学習ラボは生成AIで機械的に意味や英語表現を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。

このページについて

作成:英単語学習ラボ
生成支援:Google Gemini
最終更新:2025年7月18日

本サイトは学習用途を想定しており、専門家の監修を受けていません。 正確性には留意していますが、誤りに気付いた場合はフォームからご連絡ください。