thrilled
th の音は、舌先を上下の前歯で軽く挟んで息を出す音です。日本語のサ行の発音とは異なり、有声音ではありません。r の音は、舌を丸めて口の中に浮かせるように発音します。最後に d の音を添えることを意識しましょう。'thrill' のように、母音の後の 'l' は、舌先を上の歯茎につけて発音します。'ed' は有声音の /d/ で終わるため、日本語の『ド』よりも弱く短く発音します。
大興奮した
非常に喜んで、わくわくしている状態。予想外の良い知らせや、待ち望んでいた出来事が起こった時に使われる。喜びの感情が強く、一時的な高揚感を伴うニュアンス。
My son was thrilled when he received a new robot toy for his birthday.
息子は誕生日に新しいロボットのおもちゃをもらって、とても興奮していました。
※ この例文では、子供が予期せぬ素敵なプレゼントをもらって、心から喜んでいる様子が伝わります。目を輝かせ、飛び跳ねるような「大興奮」の感情がまさに「thrilled」です。このように、be動詞(was)の後に「thrilled」を置いて、主語の状態を説明する形でよく使われます。
We were thrilled to hear that our favorite cafe is reopening next month.
私たちのお気に入りのカフェが来月再オープンすると聞いて、大喜びしました。
※ この例文は、待ち望んでいた良いニュースを聞いたときの、心の躍るような興奮を表しています。閉店して寂しかったカフェが戻ってくる、という個人的な喜びが伝わります。「thrilled to hear...」のように、「~を知って/聞いてとても嬉しい」という表現は日常会話でよく使われ、感情の原因を「to不定詞」で示す典型的なパターンです。
The whole team was thrilled when our new product finally launched successfully.
新製品が無事に発売された時、チーム全体が大興奮しました。
※ この例文では、長い努力が実を結び、目標が達成されたときの大きな喜びが描かれています。プロジェクトが無事成功し、チームメンバーがお互いを労いながら喜びを分かち合う様子が目に浮かびます。「thrilled」は、個人だけでなく、チームや組織全体が感じる達成感や成功の喜びを表現する際にも非常に自然です。仕事やプロジェクトの文脈でよく耳にするでしょう。
胸躍る
期待と興奮で心が満たされる様子。何か素晴らしいことが起こる前触れや、可能性を感じる時に使う。未来への希望やポジティブな感情が込められている。
I was thrilled when I received the concert tickets.
コンサートのチケットを受け取った時、胸が躍りました。
※ 待ち望んでいたコンサートのチケットを実際に手にした瞬間の、高揚した喜びを表す典型的な場面です。良い知らせやプレゼントを受け取った時に「胸躍る」気持ちを表現する際によく使われます。'when I received...' のように、何がきっかけでその感情になったのかを具体的に示すと、より伝わりやすくなります。
We were thrilled to finally visit Paris.
ついにパリを訪れることができて、胸が躍りました。
※ 長年の夢だったパリ旅行が実現した瞬間の、心からの喜びと興奮が伝わる例文です。'thrilled to do something' は「~できて胸が躍る」「~することにワクワクする」というように、特定の行動や経験に対する強い喜びや期待を表す際によく用いられます。
My kids were thrilled with the new toys.
私の子供たちは新しいおもちゃに大喜びしました。
※ 子供たちが新しいおもちゃを見て目を輝かせ、飛び跳ねるような「大喜び」の様子が目に浮かびます。'thrilled with something' は「~に大喜びする」「~に胸が躍る」という形で、喜びの対象が具体的な物や事柄である場合によく使われます。特に、期待していたものやサプライズで得たものに対して使われることが多い表現です。
コロケーション
非常に喜んでいる、大喜びしている
※ 「bits」は「かけら」という意味で、喜びが体全体を細かく砕くほどであるという比喩表現です。イギリス英語でよく使われ、フォーマルな場面よりも、親しい間柄での会話で用いられることが多いです。単に"thrilled"と言うよりも、喜びの度合いが強いことを強調できます。例えば、サプライズパーティーを開いてもらった時などに「I was thrilled to bits!」のように使います。
言葉では言い表せないほど感激している
※ 喜びや興奮が非常に強く、言葉で表現することが難しい状態を表します。この表現は、相手に自分の深い感情を伝える際に効果的です。例えば、長年の夢が叶った時や、非常に感動的な出来事を経験した際に使われます。類似の表現に"thrilled beyond measure"がありますが、どちらもフォーマルな印象を与えすぎず、感情を率直に伝えることができます。
~の見込みにワクワクしている、~の可能性に心が躍る
※ "prospect"は「見込み」「可能性」という意味で、未来に対する期待感を伴う喜びを表します。ビジネスシーンでも、新しいプロジェクトの開始や、昇進の可能性など、将来への期待を表現する際に使用できます。例えば、「He was thrilled at the prospect of leading the new team.(彼は新しいチームを率いる見込みに心を躍らせていた)」のように使います。 "thrilled about"よりも、よりフォーマルで、将来の見通しに対する期待感を強調するニュアンスがあります。
非常に喜んで、うれしい
※ "delighted"も「喜んでいる」という意味で、"thrilled"と組み合わせることで、喜びの感情を強調する表現です。この組み合わせは、フォーマルな場面でもカジュアルな場面でも使用できます。例えば、結婚式の招待状への返信や、お祝いのメッセージなどでよく見られます。「We are thrilled and delighted to attend your wedding.(結婚式に出席できることを非常に喜んでいます)」のように使います。二つの似た意味の形容詞を重ねることで、より強い感情を表すことができます。
~を受け取って非常に喜んでいる
※ 何かを受け取ったことに対する喜びを表現する際に使います。手紙、プレゼント、賞など、受け取ったものが何であれ、感謝の気持ちと喜びを伝えることができます。例えば、「I was thrilled to receive your thoughtful gift.(心のこもった贈り物をいただき、大変嬉しかったです)」のように使います。"thrilled to get"も同様の意味で使えますが、"thrilled to receive"の方がややフォーマルな印象を与えます。
心から喜んでいる、本当に喜んでいる
※ "genuinely"は「心から」「本当に」という意味で、喜びが偽りではないことを強調します。表面的な喜びではなく、心の底からの喜びを伝えたい場合に効果的です。例えば、「I am genuinely thrilled for your success.(あなたの成功を心から喜んでいます)」のように使います。特に、相手の努力や成果を認め、心から祝福したい場合に適しています。
使用シーン
学術論文では、研究結果に対する研究者自身の感情を表す際に使われることがあります。例えば、「実験結果に非常にthrilledしている」のように、研究の成功や発見に対する強い喜びを表現する場面です。ただし、客観性が重視されるため、頻繁には使用されません。
ビジネスシーンでは、プレゼンテーションや社内報などで、プロジェクトの成功や新しい契約の締結に対する喜びを表現する際に使われることがあります。例:「新製品の発売にthrilledしている」のように、会社の成果に対する興奮を伝える場面です。しかし、ビジネス文書ではよりフォーマルな表現が好まれるため、使用頻度は高くありません。
日常会話では、個人的な出来事や経験に対する強い喜びや興奮を表現する際に使われます。例えば、「コンサートに行くのがthrilledだ」のように、楽しみにしている気持ちを伝える場面や、「昇進してthrilledだ」のように、嬉しい出来事を伝える場面で使用されます。SNSなどでもよく見かける表現です。
関連語
類義語
興奮している、わくわくしている、という意味。一般的な感情を表し、幅広い状況で使用される。日常会話、イベント、旅行など、ポジティブな期待感や高揚感がある場面で頻繁に使われる。 【ニュアンスの違い】「thrilled」よりも感情の強度がやや弱いことが多い。また、「excited」はより広い範囲の興奮状態を指し、必ずしも「thrilled」のような強い喜びや感動を伴わない場合もある。例えば、単に「試合が楽しみ」という場合にも使える。 【混同しやすい点】「excited」は状態を表す形容詞であり、過去分詞形(excited)で人を主語にするのが一般的。一方、「thrill」は他動詞としても使え、「~をぞくぞくさせる」という意味になる点に注意。受動態(thrilled)で感情を表すのは共通。
非常に喜んでいる、嬉しい、という意味。「thrilled」と同様に強い喜びを表すが、よりフォーマルな印象を与える。感謝の気持ちや礼儀正しさを含んだ表現として、ビジネスシーンや公式な場面で好まれる。 【ニュアンスの違い】「thrilled」よりも上品で洗練された印象。個人的な感情よりも、相手への配慮や敬意を示す意味合いが強い場合がある。例えば、招待されたことへの感謝を表す際に使うと、より丁寧な印象を与える。 【混同しやすい点】「delighted」は、相手の行動や状況に対して喜びを表すことが多い。「I'm delighted to hear that.(それを聞いて嬉しいです)」のように使われる。一方、「thrilled」は、自分の経験や感情に対して使われることが多い。また、「delight」は名詞としても使われ、「喜び」という意味を表す。
有頂天になっている、大喜びしている、という意味。「thrilled」よりもさらに強い喜びを表し、高揚感や幸福感に満ち溢れている状態を示す。成功、勝利、特別な出来事など、非常に喜ばしい状況で使われる。 【ニュアンスの違い】「thrilled」よりも感情のピークを表すニュアンスが強く、日常的な場面ではあまり使われない。文学作品や詩的な表現で用いられることも多い。また、やや古風な印象を与える場合もある。 【混同しやすい点】「elated」は、非常に強い感情を表すため、軽はずみな状況や些細なことで使うと不自然に聞こえることがある。また、「elate」という動詞は、人を高揚させる、という意味で使われるが、日常会話ではあまり一般的ではない。
非常に喜んでいる、大喜びしている、という意味。「thrilled」と同様に強い喜びを表すが、その感情が溢れんばかりであることを強調する。予想以上の幸運や喜びに出会った時に使われる。 【ニュアンスの違い】「thrilled」よりも感情の爆発的な側面を強調し、喜びのあまり言葉を失うようなニュアンスを含む。例えば、長年の夢が叶った時や、思いがけないプレゼントをもらった時などに使われる。 【混同しやすい点】「overjoyed」は、非常に強い喜びを表すため、日常的な場面ではやや大げさに聞こえることがある。また、「over-」という接頭辞が示すように、感情が過剰であるというニュアンスも含まれる点に注意。
狂喜している、有頂天になっている、という意味。「thrilled」よりもさらに強い喜びを表し、理性を失うほどの喜びや興奮を表す。宗教的な体験や芸術的な感動など、超越的な経験をした時に使われる。 【ニュアンスの違い】「thrilled」よりも感情の強度が圧倒的に高く、日常会話ではほとんど使われない。文学作品や詩的な表現、または極めて特別な状況でのみ用いられる。また、宗教的な意味合いを持つ場合もある。 【混同しやすい点】「ecstatic」は、非常に強い感情を表すため、日常的な場面で使うと不適切である。また、「ecstasy」という名詞は、「恍惚」や「忘我」という意味を持ち、薬物使用と関連付けられることもあるため、注意が必要。
- tickled pink
非常に喜んでいる、大喜びしている、という意味。口語的な表現で、特にイギリス英語でよく使われる。「thrilled」と同様に強い喜びを表すが、よりカジュアルでユーモラスなニュアンスを含む。 【ニュアンスの違い】「thrilled」よりもくだけた表現で、親しい間柄での会話や手紙で用いられることが多い。また、喜びの感情を少し誇張して表現する際にも使われる。 【混同しやすい点】「tickled pink」は、非常に口語的な表現であるため、ビジネスシーンやフォーマルな場面では避けるべきである。また、「tickle」という動詞は、「くすぐる」という意味を持ち、比喩的に「喜ばせる」という意味で使われている点に注意。
派生語
『ぞくぞくさせる』『わくわくさせる』という意味の動詞および『ぞくぞくする感じ』『わくわくする感じ』という意味の名詞。元々は『突き刺す』という意味があり、感情を刺激する感覚に転じた。日常会話で感情を表現する際や、娯楽作品の宣伝文句などで頻繁に使用される。
『ぞくぞくするような』『わくわくするような』という意味の形容詞。動詞『thrill』に形容詞化の接尾辞『-ing』が付いた形。映画やアトラクションなど、刺激的な体験を形容する際によく用いられる。単に面白いだけでなく、少し危険なニュアンスを含む場合もある。
『スリラー』という意味の名詞。『thrill』に人を表す接尾辞『-er』が付いた形。元々は『ぞくぞくさせるもの』を指し、転じて観客をハラハラドキドキさせる映画や小説のジャンル名として定着した。日常会話でも映画の話題などで頻繁に登場する。
反意語
『失望した』という意味の形容詞。『thrilled』が高揚した喜びを表すのに対し、『disappointed』は期待外れで落胆した状態を表す。日常会話で感情を表現する際や、ビジネスシーンで結果に対する不満を伝える際など、幅広い場面で使用される。期待値とのギャップが大きいほど、この感情は強くなる。
『憂鬱な』『意気消沈した』という意味の形容詞。『thrilled』が一時的な高揚感を指すのに対し、『depressed』はより深刻で持続的な落ち込みを表す。精神的な健康状態を表す言葉として、医療や心理学の分野でも用いられる。日常会話でも、気分が落ち込んでいる状態を伝える際によく使われる。
『退屈した』という意味の形容詞。『thrilled』が強い興味や興奮を表すのに対し、『bored』は何も刺激がなく、退屈でうんざりしている状態を表す。日常会話で感情を表現する際や、会議や授業などがつまらないと感じる際に用いられる。受動的な感情であり、自ら刺激を求めることで脱却できる場合もある。
語源
"Thrilled"は、古英語の"þyrlian"(穴を開ける、貫く)に由来します。これは、"thirl"(穴、貫通)という名詞から派生しました。元々は、物理的に何かが突き刺さるイメージを表していました。例えば、槍で貫かれるような感覚です。この「突き刺さる」感覚が、比喩的に感情に強く訴えかけ、心を揺さぶられるような強い興奮や喜びを表すようになりました。日本語で言うと、雷に打たれたような衝撃、あるいは針でチクっと刺されたような感覚が、感情の高ぶりにつながるイメージです。感情が突き動かされるような状態を「大興奮した」と表現するようになったのです。現代英語では、物理的な意味合いは薄れ、感情的な高揚感や喜びを表す意味合いが強くなっています。
暗記法
「thrilled」は、心が震えるほどの感動を表す言葉。その語源は「(何かで)貫かれる」イメージに遡ります。単なる喜びを超え、畏敬の念や、時に恐怖さえも含む感情の高ぶり。ロマン主義文学では自然や愛への感動を、現代劇ではヒーローの勝利を表現。個人の成功体験にも用いられ、努力が報われた瞬間の特別な感情を伝えます。喜びと感動、畏敬が入り混じった、心の奥底から湧き上がる感情なのです。
混同しやすい単語
『thrilled』と語頭の 'thr' が共通しているため、発音時に混同しやすい。特に、舌を意識的に使う 'th' の音は日本人にとって習得が難しい。意味は『糸』であり、全く異なる。『thrilled』は感情を表すのに対し、『thread』は物質を表す。
『thrilled』と『drilled』は、語頭の子音クラスターが似ており、特に 'r' の音が続く場合に混同しやすい。意味は『訓練された』や『穴を開けられた』であり、『thrilled』の『わくわくした』とは大きく異なる。過去形・過去分詞である点も異なる。
語尾の 'illed' の部分が共通しているため、発音のリズムや音の響きが似て聞こえることがある。意味は『殺した』であり、感情を表す『thrilled』とは全く異なる。特に、文脈を無視して音だけで判断すると誤解を招きやすい。
『thrilled』と『filled』は、母音と語尾の 'll' が共通しているため、発音の印象が似ている。意味は『満たされた』であり、『thrilled』の興奮や喜びとは異なる感情を表す場合がある。ただし、『満たされた』状態が『thrilled』に繋がる場合もあるため、文脈に注意が必要。
『thrilled』と『chilled』は、語尾の音が似ているため混同しやすい。意味は『冷やされた』や『落ち着いた』であり、『thrilled』の興奮とは対照的な状態を表すことが多い。ただし、『chilled out(リラックスした)』状態から『thrilled』に転じることもあるため、文脈に注意。
『thrilled』と『thrall』は、語頭の 'thr' が共通しており、スペルも似ているため、視覚的にも聴覚的にも混同しやすい。意味は『捕虜』や『魅了』であり、『thrilled』の感情とは異なる。古英語に由来するやや古風な単語であり、現代英語ではあまり一般的ではない。
誤用例
『thrilled』は『非常に嬉しい、ワクワクする』という意味合いが強く、人の不幸を耳にした際に使うと、相手に不快感を与えてしまいます。日本語の『(知らせを聞いて)心が震えた』という表現を直訳すると、このような誤用が起こりがちです。英語では、悲しい出来事に対しては『sorry』のような共感を示す言葉を選ぶのが適切です。英語圏では、感情を直接的に表現するよりも、相手への配慮を優先する傾向があります。
『thrilled』は個人的な喜びや興奮を表す言葉であり、大統領のような尊敬すべき人物に初めて会う場面では、ややカジュアルすぎます。『It's an honor』のように、光栄に思う気持ちを伝える方が、よりフォーマルで適切な表現です。日本語の『感激しています!』という気持ちをそのまま英語にすると、このような誤りが起こりがちです。英語では、相手の立場や状況に応じて、言葉遣いを使い分けることが重要です。
『thrilled』は基本的に良いニュースや出来事に対して使われます。悪いニュースに対して使うと、皮肉や嫌味に聞こえる可能性があります。日本語の『衝撃を受けた』という表現を『thrilled』で表現しようとすると、誤解を招くことがあります。英語では、ネガティブな感情を表す場合は、『shocked』や『devastated』のような言葉を選ぶのが適切です。
文化的背景
「thrilled」は、単なる喜びを超え、一種の興奮、感動、そして畏敬の念が入り混じった、特別な感情の高ぶりを表します。特に、予想外の出来事や、長年の夢が叶った瞬間に湧き上がる、心震えるような感覚を指し示す言葉として、西洋文化において重要な位置を占めてきました。
「thrilled」の語源を辿ると、古英語の「þrȳlian」(穴を開ける、貫く)に由来し、中英語を経て「thrill」(震え、感動)へと変化しました。この語源が示すように、元々は物理的な「震え」を表していたものが、比喩的に感情の激しい動き、つまり「心が貫かれるような感動」を表すようになったと考えられます。この感情は、単なる快楽とは異なり、時に恐怖や不安といったネガティブな感情と隣り合わせであることも特徴です。たとえば、スリラー映画で味わう「thrill」は、恐怖と興奮が入り混じった複雑な感情であり、ジェットコースターに乗る時の感覚も同様です。
文学作品における「thrilled」の登場例を見てみましょう。例えば、19世紀のロマン主義文学では、自然の雄大さや人間の情熱的な愛に触れた時の主人公の感情を「thrilled」という言葉で表現することがありました。これは、自然や愛といった超越的な存在に対する畏敬の念と、それに触れたことによる心の震えを同時に表現するものでした。また、現代のエンターテイメント作品においては、スーパーヒーロー映画で主人公が悪を打ち倒し、人々を救うシーンで「thrilled」という言葉が使われることがあります。これは、正義が勝利したことへの喜びと、ヒーローに対する尊敬の念が入り混じった感情を表現しています。
現代社会においては、「thrilled」は、個人的な達成感や成功体験を表す際にもよく用いられます。例えば、昇進が決まった時や、難しいプロジェクトを成功させた時に「I'm thrilled!」と表現することで、単なる喜びだけでなく、努力が報われたことへの感動や達成感を伝えることができます。また、誰かの成功を祝福する際にも、「I'm thrilled for you!」と表現することで、相手の喜びを共有し、心から祝福する気持ちを伝えることができます。このように、「thrilled」は、単なる喜びを超えた、より深い感情を表す言葉として、現代社会においても重要な役割を果たしています。
試験傾向
- 出題形式: 主に長文読解、語彙問題。まれにリスニング
- 頻度と級・パート: 準1級以上で頻出。特に1級で重要
- 文脈・例題の特徴: 幅広いトピックで使われるが、物語や体験談で感情を表す際に多い
- 学習者への注意点・アドバイス: 受動態(be thrilled)と能動態(thrill)の使い分け。前置詞(to, with, by, atなど)との組み合わせに注意。
- 出題形式: Part 5 (短文穴埋め) 、Part 7 (長文読解)
- 頻度と級・パート: Part 7で比較的頻出。Part 5ではやや難易度高め
- 文脈・例題の特徴: ビジネス関連のニュース記事、報告書、広告など。顧客満足度やイベント告知で使われる
- 学習者への注意点・アドバイス: ビジネスシーンにおける「非常に喜んでいる」「わくわくしている」というニュアンスを理解。類似表現(delighted, excited)との区別。
- 出題形式: リーディングセクション
- 頻度と級・パート: アカデミックな長文読解で頻出
- 文脈・例題の特徴: 科学、歴史、社会学など、幅広い分野のアカデミックな文章。研究結果や発見に関する文脈で使われる
- 学習者への注意点・アドバイス: 感情を表す言葉としてだけでなく、出来事や発見がもたらす興奮や感動を表す場合がある。文脈から正確な意味を把握する練習が必要。
- 出題形式: 長文読解、和訳問題、英作文
- 頻度と級・パート: 難関大学の二次試験で頻出
- 文脈・例題の特徴: 評論文、物語、エッセイなど。筆者や登場人物の感情を表す際に使われる
- 学習者への注意点・アドバイス: 文脈から「thrilled」の意味を推測する練習が重要。和訳問題では、原文のニュアンスを正確に伝える訳語を選ぶ必要がある。英作文では、感情を豊かに表現するために活用できる。