indifference
第2音節に強勢があります。/ɪ/ は日本語の『イ』よりも曖昧で、口をあまり開けずに発音します。/ˈdɪfərəns/ の 'f' は上の歯を下唇に軽く当てて息を出す音で、日本語の『フ』よりも摩擦が強いです。最後の 'ns' は、無声歯摩擦音 /s/ で終わることを意識しましょう。 'difference' と混同しないように注意。
専門的な内容に関するご注意
このページには、健康、金融、法律など、専門的な知識を必要とする内容が含まれている可能性があります。本サイトの情報は学習目的で提供されており、専門家による助言の代わりとなるものではありません。重要な判断を行う際には、必ず資格を持つ専門家にご相談ください。
無関心
興味や関心がない状態。感情が動かない、どうでもいいというニュアンスを含む。他者の苦しみや問題に対して冷淡な態度を示す場合に使われることが多い。
When I shared my exciting travel plans, she just listened with a look of complete indifference.
私がワクワクする旅行計画を話した時、彼女はただ完全に無関心な表情で聞いていた。
※ あなたが熱心に話しているのに、相手が何の感情も示さず、ただ聞いているだけの様子が目に浮かびますね。この例文は、個人的な会話の中で、相手があなたの話に「全く興味がない」という『無関心』を示す典型的な場面です。`a look of complete indifference`は「完全に無関心な表情」という、この単語がよく使われる形です。
Passersby showed indifference as the old man struggled to pick up his fallen groceries.
その老人が落ちた食料品を拾うのに苦労している間、通りすがりの人々は無関心な態度を示した。
※ 道で困っている人がいるのに、周りの人々が助けようとせず、素通りしていく冷たい状況が描かれています。この例文は、社会的な問題や他者の困難に対して人々が『関心を示さない、冷淡である』という『無関心』を表現するのに非常に典型的です。`showed indifference`は「無関心を示した」という意味でよく使われます。
After their big argument, his girlfriend's indifference deeply hurt him.
激しい口論の後、彼のガールフレンドの無関心が彼を深く傷つけた。
※ かつて親しかった相手が、激しい言い争いの後に、自分に対して何の感情も抱かなくなったように見える、という状況です。この例文は、人間関係において、愛情や関心が失われた状態、つまり『感情の欠如』としての『無関心』が、相手に深い心の痛みを与えることを示しています。
公平さ
偏りがないこと。良い意味で、特定のものに肩入れせず、客観的に判断する姿勢を表す。裁判や評価の文脈で使われる。
His indifference to the history lesson was clear; he just stared out the window.
歴史の授業に対する彼の無関心は明らかで、彼はただ窓の外をぼんやり見ていた。
※ この単語「indifference」は、ご提示いただいた「公平さ」という意味合いで使われることは稀で、**通常は「無関心」という意味で使われます**。ここでは、その最も一般的で中心的な使い方を学べるよう、例文を作成しました。 この例文は、ある人が特定の物事(ここでは歴史の授業)に対して興味や関心を示さない様子を描写しています。窓の外をぼんやり見る彼の姿から、授業への集中力の欠如や退屈さが伝わってきます。「indifference to A」で「Aに対する無関心」という意味でよく使われるフレーズです。
Many people showed indifference to the urgent environmental issues.
多くの人々が、差し迫った環境問題に対して無関心を示した。
※ この例文は、集団や社会が特定の重要な問題に対して関心が薄い状況を表しています。「差し迫った(urgent)」問題にもかかわらず、人々が関心を示さない様子が鮮明に描かれています。「show indifference」は「無関心を示す」という、この単語を使った典型的な表現です。
Her indifference to his feelings hurt him deeply.
彼の気持ちに対する彼女の無関心が、彼を深く傷つけた。
※ この例文は、他者の感情や意見に対して、関心や共感を示さない冷たい態度を描写しています。相手の気持ちを無視するような「無関心」が、どれほど人を傷つけるかという感情の動きまでが伝わるシーンです。人間関係の中で、相手への配慮が欠けている状況で使われることが多いです。
コロケーション
無関心、無感動
※ 「apathetic」は無感動、無関心を意味し、「indifference」と組み合わせることで、感情が欠如した状態を強調します。この組み合わせは、より強い無関心や感情の欠如を表したい場合に使われます。例えば、政治に対する若者の無関心を議論する際などに用いられます。文法的には形容詞 + 名詞の構造です。類義語の組み合わせに「cold indifference」がありますが、こちらは冷淡さ、冷酷さが加味されます。
見せかけの無関心、わざと無関心なふり
※ 「feigned」は「見せかけの、偽りの」という意味で、「indifference」と組み合わせることで、実際には関心があるのに、それを隠すために無関心を装うことを指します。恋愛における駆け引きや、ビジネス交渉で相手を惑わせるために使われることがあります。形容詞 + 名詞の構造です。似た表現に「affected indifference」がありますが、「affected」は不自然さ、気取りといったニュアンスを含みます。
無関心に迎えられる、冷遇される
※ 提案やアイデア、行動などが、周囲から関心を持たれず、受け入れられない状況を表します。例えば、新製品の発表が市場で無関心に迎えられた場合などに使用されます。動詞 + 前置詞 + 名詞の構造です。「be met with indifference」という受動態の形でもよく使われます。類似の表現に「fall flat」がありますが、こちらはより失望感が強く、完全に失敗に終わったニュアンスを含みます。
無関心に扱う、冷淡に扱う
※ 人や物事に対して関心を示さず、冷たく扱うことを意味します。例えば、部下を無関心に扱う上司、ペットを無関心に扱う飼い主などの状況で使用されます。動詞 + 前置詞 + 名詞の構造です。類似の表現に「disregard」がありますが、こちらは無視するという意味合いが強く、意図的に注意を払わないニュアンスがあります。
無関心なそぶり、肩をすくめる無関心
※ 肩をすくめる動作は、無関心や無頓着を示す典型的なジェスチャーです。「a shrug of indifference」は、言葉ではなく態度で無関心を示すことを強調します。たとえば、「彼は質問に肩をすくめて答えた」のように使われます。名詞 + 前置詞 + 名詞の構造です。この表現は、非言語コミュニケーションの重要性を示唆しており、欧米文化においては特に一般的です。
冷静な無関心さで
※ 感情を露わにせず、冷静さを保ちながら無関心な態度を示す様子を表します。例えば、危機的な状況にも動じず、冷静に無関心な態度を貫く人物を描写する際に用いられます。前置詞 + 形容詞 + 名詞の構造です。「cool」は、感情的な動揺がない状態を示唆し、状況に対するある種の支配や優位性を示唆することがあります。類似の表現に「with detached indifference」がありますが、こちらはより客観的で、感情的な距離を置いているニュアンスがあります。
使用シーン
大学の講義や論文で、特に社会学、心理学、政治学などの分野で使われます。例えば、「社会的不公正に対する学生の無関心は、教育の課題である」のように、問題提起や分析の文脈で用いられます。文語的な表現です。
ビジネスシーンでは、市場調査報告書や顧客対応に関するトレーニング資料などで見られます。例えば、「顧客のフィードバックに対する無関心は、ビジネスの機会損失につながる」のように、改善点やリスクを指摘する際に使われます。フォーマルな文書で使用されることが多いです。
日常会話ではあまり使いませんが、ニュース記事や社会問題に関する議論の中で耳にすることがあります。例えば、「政治への若者の無関心が問題視されている」のように、社会現象を語る際に使われることがあります。やや硬い表現なので、親しい間柄の会話では避ける傾向があります。
関連語
類義語
無感動、無関心。感情が欠如している状態を指し、政治や社会問題など、本来関心を持つべき事柄に対して関心を示さない場合に使われることが多い。学術的な文脈や報道などフォーマルな場面でよく用いられる。 【ニュアンスの違い】indifferenceが単なる関心の欠如を意味するのに対し、apathyはより深刻な感情の麻痺や無気力感を伴う。精神的な疲弊や絶望感からくる無関心というニュアンスが含まれる。 【混同しやすい点】indifferenceは対象に対する興味の欠如だが、apathyはより深い心理的な状態を指す。日常的な会話ではindifferenceが使われることが多い。
- unconcern
心配や不安がないこと、またはそれらを気にかけない態度。個人的な問題や他者の困難に対して、平静を保っている状態を表す。日常会話やビジネスシーンでも使用される。 【ニュアンスの違い】indifferenceが中立的な関心の欠如であるのに対し、unconcernは積極的に心配事を遠ざけようとする態度を含む。楽観的なニュアンスや、問題の深刻さを認識していない可能性も示唆する。 【混同しやすい点】indifferenceは対象への無関心だが、unconcernは問題に対する無頓着さ、または楽観的な態度を意味する。状況によっては無神経と解釈されることもある。
超然としていること、客観的な視点を保つこと。感情的な関与を避け、冷静に状況を判断しようとする態度。学術的な議論や文学作品でよく用いられる。 【ニュアンスの違い】indifferenceは感情の欠如が中心だが、detachmentは意図的に感情的な距離を置くことを意味する。状況を理解するために感情を抑制するというニュアンスがある。 【混同しやすい点】indifferenceは無関心だが、detachmentは冷静さを保つための意識的な行動。detachmentは必ずしも無関心を意味しない。
- aloofness
よそよそしさ、孤立している様子。他人との親密な関係を避け、距離を置こうとする態度。人間関係や社会的な状況で使われる。 【ニュアンスの違い】indifferenceが単なる無関心であるのに対し、aloofnessは他人を拒絶するような、より積極的な距離感を示す。傲慢さや優越感の表れとして解釈されることもある。 【混同しやすい点】indifferenceは対象への無関心だが、aloofnessは対人関係における態度。aloofnessは他人を遠ざける意図を含む。
倦怠感、無気力。肉体的または精神的な活動の低下を意味し、疲労感や意欲の欠如を伴う。医学的な文脈や心理学的な議論で用いられる。 【ニュアンスの違い】indifferenceは対象への関心の欠如だが、lethargyは行動を起こすためのエネルギーの欠如を指す。lethargyはしばしば身体的な症状を伴う。 【混同しやすい点】indifferenceは無関心だが、lethargyは無気力。lethargyは行動を伴わない無関心という点でindifferenceと異なる。
- passivity
受動性、消極性。自ら行動を起こさず、他者の指示や状況に身を任せる態度。社会学や心理学の分野で用いられる。 【ニュアンスの違い】indifferenceは関心の欠如だが、passivityは行動の欠如を意味する。passivityは状況に対する無力感や諦めを含む。 【混同しやすい点】indifferenceは対象への無関心だが、passivityは行動様式。passivityはしばしば無関心の結果として現れる。
派生語
『無関心な』という意味の形容詞。『in-(否定)』+『different(異なる)』から成り、『区別しない』というニュアンスを含む。日常会話からビジネスシーンまで幅広く使用される。
- indifferently
『無関心に』という意味の副詞。形容詞『indifferent』に副詞化の接尾辞『-ly』が付いた形。人の態度や行動を表す際に用いられ、フォーマルな場面でも使用可能。
『違い』や『差異』を意味する名詞。『dis-(分離)』+『fer(運ぶ)』という語源から、『異なる方向に運ばれたもの』というイメージ。比較や分析の文脈で頻繁に登場し、学術論文やビジネス文書でも不可欠。
反意語
『興味』や『関心』を意味する名詞。『indifference』とは対照的に、何かに対する積極的な注意や好奇心を示す。日常会話はもちろん、ビジネスや学術分野でも頻繁に使用される。
『懸念』や『心配』、あるいは『関心事』を意味する名詞。『indifference』とは異なり、何かに対して注意を払い、気にかける状態を表す。特に、社会問題や倫理的な問題に対する関心を示す際に用いられる。
『情熱』や『熱意』を意味する名詞。『indifference』とは対極に位置し、強い感情や熱心な気持ちを表す。個人的な趣味や目標だけでなく、社会的な運動や芸術活動など、幅広い分野で使用される。
語源
"Indifference"は、ラテン語の"differentia"(差異、区別)に由来します。接頭辞"in-"は否定を表し、「〜でない」という意味を加えます。したがって、"indifference"は直訳すると「区別がないこと」となります。つまり、物事の間に差異を認めず、関心や重要性を見出さない状態を指します。例えるなら、目の前に美味しいケーキとまずいケーキがあっても、どちらにも同じようにしか感じない状態です。これは、感情的な反応や注意を払うべき対象に対する無関心や公平さを意味するようになりました。"Difference"(差異)という単語との関連性を意識することで、"indifference"(無関心)の意味をより深く理解できるでしょう。
暗記法
「無関心」は単なる感情の欠如ではない。中世では神への無関心は罪とされ、ダンテの『神曲』では無関心な人々は永遠の苦しみを受ける。エリ・ヴィーゼルは「無関心は常に加害者を助ける」と指摘し、ホロコーストの教訓として無関心の危険性を訴えた。現代社会では政治、環境、貧困などへの無関心が問題視される。無関心は中立ではなく、不正を黙認する行為。共感の心を忘れず、社会へ積極的に関与することが重要だ。
混同しやすい単語
『indifference』と『difference』は、スペルが非常に似ており、特に接頭辞の『in-』と『dif-』の違いを見落としがちです。意味は『difference』が『違い』であるのに対し、『indifference』は『無関心』であり、大きく異なります。発音も似ていますが、アクセントの位置が異なるため、注意が必要です。日本語のカタカナ発音に頼らず、正確な発音を意識しましょう。
『indifference』と『incident』は、語頭の『in-』と、その後の子音の並びが似ているため、スペルを混同しやすいです。意味も『incident』は『出来事、事件』であり、『indifference』の『無関心』とは全く異なります。発音も異なりますが、早口で話されると聞き間違える可能性があります。文脈から判断することが重要です。
『indifference』と『independent』は、どちらも接頭辞『in-』を持つため、スペルが似ていると感じることがあります。また、どちらも形容詞として使われることがありますが、『independent』は『独立した』という意味で、『indifference』の『無関心な』とは意味が異なります。語尾の形も異なるため、注意して区別しましょう。
『indifference』と『inference』は、どちらも語尾に『-ence』が付くため、スペルが似ていると感じるかもしれません。『inference』は『推論』という意味で、『indifference』の『無関心』とは全く異なる概念です。発音も異なりますが、特に語尾の母音の区別が曖昧になりがちなため、注意が必要です。
『indifference』と『different』は、スペルの一部が共通しており、特に『-erent』の部分が似ているため、混同しやすいです。『different』は『異なる』という意味であり、『indifference』の『無関心』とは意味が大きく異なります。発音も異なりますが、スペルの類似性から意味を誤解する可能性があります。文脈をよく読み、意味の違いを理解することが重要です。
『indifference』と『evidence』は、どちらも語尾に『-ence』がつく名詞であり、スペルの一部が似ています。『evidence』は『証拠』という意味であり、『indifference』の『無関心』とは全く異なる概念です。発音も異なりますが、特に語尾の発音が曖昧になりやすいため、注意が必要です。語源的には、『evidence』は『外に(ex-)見える(videre)』という意味合いがあり、視覚的な証拠を連想すると覚えやすいでしょう。
誤用例
日本語の『無関心』という言葉に引きずられると、美味しいケーキに対して『indifference』を使うのは不自然です。英語の『indifference』は、単なる興味のなさだけでなく、もっと強い感情の欠如、例えば同情、共感、関心などが全くない状態を指します。美味しいケーキに対して使うと、まるでケーキに対して敵意や嫌悪感があるかのようなニュアンスを与えかねません。ここでは単に『興味がわかなかった』というニュアンスを伝えるために 'lack of interest' を使うのが適切です。日本人が『無関心』を安易に『indifference』と訳してしまうのは、感情の機微をストレートに表現することを避ける日本語の文化的な背景も影響しているかもしれません。
『indifference』は、相手の行動や状況に対して無関心であることを意味しますが、人間関係において相手の感情に寄り添わない、冷淡な態度を表す場合には、より強いニュアンスを持つ『apathy』が適切です。『indifference』は、例えば政治問題や社会問題に対して無関心である、という文脈でよく使われます。一方、『apathy』は、人間関係における感情的な距離感や、相手に対する共感性の欠如を示すのに適しています。日本人が人間関係の機微を直接表現することを避け、『無関心』という言葉で曖昧にする傾向が、誤用の原因になっていると考えられます。英語では、感情のニュアンスをより明確に表現することが重要です。
『indifference』は通常、前置詞『to』と共に使われます。『show indifference for』という表現は文法的に誤りではありませんが、非常に稀な用法です。一般的な用法としては『show indifference to something』となります。日本語の『〜に対して無関心』という表現を直訳しようとして、『for』を選んでしまうのかもしれませんが、英語の構文パターンとしては『to』が自然です。英語のイディオムや構文は、日本語の直訳に頼らず、英語特有のパターンとして覚える必要があります。
文化的背景
「Indifference(無関心)」は、単なる感情の欠如ではなく、しばしば道徳的責任の放棄、あるいは社会からの疎外を象徴します。この言葉は、他者の苦しみや不正に対する無頓着さを表すときに、特に強い非難のニュアンスを帯びます。
歴史的に見ると、「indifference」は、個人の倫理観や宗教的義務と深く結びついてきました。中世のキリスト教思想では、神への無関心は罪深い状態とみなされ、地獄への道を開くとされていました。ダンテの『神曲』地獄篇には、生前に善も悪もなさなかった「無関心な人々」が登場し、彼らは生ける者からも死者からも見放され、永遠に苦しみ続ける存在として描かれています。これは、無関心が積極的な悪と同じくらい、あるいはそれ以上に罪深い行為であるという考え方を表しています。
近代に入ると、「indifference」は社会的な不正や抑圧に対する個人の責任という文脈で語られることが多くなりました。ホロコースト生存者のエリ・ヴィーゼルは、「無関心は常に加害者を助け、決して犠牲者を助けない。無関心は、抑圧者を勇気づけ、虐待者を決して抑制しない」と述べ、無関心の危険性を強く訴えました。この言葉は、社会全体が無関心であるとき、不正が蔓延し、悲劇が繰り返される可能性を示唆しています。ヴィーゼルの言葉は、無関心が単なる個人的な感情の欠如ではなく、社会全体の倫理的崩壊を招きかねない深刻な問題であることを浮き彫りにしています。
現代社会においては、「indifference」は政治的な無関心、環境問題への無関心、貧困や格差に対する無関心など、さまざまな形で現れます。情報過多の時代において、私たちは日々多くの情報にさらされ、感情が麻痺してしまうことがあります。しかし、「indifference」は決して中立的な立場ではありません。それは、現状維持を許し、不正を黙認する行為なのです。だからこそ、私たちは常に他者への共感の心を忘れず、社会の問題に対して積極的に関与していく必要があるのです。
試験傾向
準1級・1級の語彙問題で出題される可能性あり。長文読解でも、登場人物の感情や態度を表す語として使われることがある。リスニングでの出題は比較的少ない。注意点としては、名詞(indifference)だけでなく、形容詞(indifferent)の形も覚えておくこと。文脈によって意味が微妙に異なるため、複数の意味を理解しておく必要がある。
Part 5(短文穴埋め問題)やPart 7(長文読解問題)で出題される可能性がある。ビジネスシーンにおける顧客対応や従業員の態度などを表す文脈で登場することが多い。類義語(apathy, lack of interestなど)との識別が重要。TOEICでは、具体的な状況設定の中で「無関心」がどのように表されるかを理解しておくことが大切。
リーディングセクションで、学術的な文章の中で頻出。特に、社会問題や政治、科学などの分野で、特定の現象に対する人々の無関心や、ある問題への対策の遅れなどを説明する際に用いられることが多い。ライティングセクションでも、エッセイのテーマとして扱われることがある。TOEFLでは、indifferenceが持つ「中立性」や「公平性」といったニュアンスではなく、ネガティブな意味合いで使われることが多い点に注意。
難関大学の長文読解で出題される可能性が高い。社会問題や倫理、哲学的なテーマを扱った文章で、人々の無関心や無頓着さが問題点として指摘される文脈で登場することが多い。文脈から意味を推測する能力が問われる。また、記述式の問題で、indifferenceを使って文章を要約したり、意見を述べたりする問題が出題されることもある。関連語(indifferent, concern, apathyなど)との関連性を理解しておくことが重要。