英単語学習ラボ

entry

/ˈɛntri/(エントゥリィ)

第1音節にアクセントがあります。/e/ は日本語の「エ」よりも少し口を横に開いて発音します。/n/ の後、/t/ は軽く破裂させるように発音し、/r/ は舌を丸めるように意識するとよりネイティブに近い発音になります。最後の /i/ は長めに「イ」と発音するのではなく、少し力を抜いた曖昧母音に近い音で終わらせると自然です。

名詞

立ち入り

物理的な場所への立ち入り、または組織やグループへの加入を指す。許可を得て入るニュアンスを含むことが多い。

The museum guard checked my ticket before allowing entry.

博物館の警備員は、入場を許可する前に私のチケットを確認しました。

この例文は、美術館や博物館の入り口で、警備員があなたのチケットをチェックし、中に入ることを許可してくれる場面を描写しています。新しい場所への期待感と、ルールを守る安心感が伝わるでしょう。「allow entry」で「立ち入りを許可する」という、最も基本的で自然な使い方です。

A big sign said 'No entry' to the construction site.

大きな看板に、工事現場への立ち入り禁止と書かれていました。

この例文は、危険な工事現場の前で、うっかり入ってしまわないように大きな「立ち入り禁止」の看板が目に入ってくる場面です。安全を守るための注意喚起として、「No entry」という表現は標識や看板で非常によく使われます。この短いフレーズを見るだけで、危険を避けるための行動を促される、鮮明なイメージが湧くでしょう。

You need a special card for entry to the staff room.

職員室への立ち入りには、特別なカードが必要です。

この例文は、会社のオフィスや学校などで、特定の関係者しか入れない部屋に入ろうとしたとき、「入るためには特別な許可やセキュリティが必要だ」と知らされる場面です。例えば、社員証や学生証をかざして入るような状況を想像すると分かりやすいでしょう。「for entry to ~」で「~への立ち入りのために」という目的を表す、非常に一般的な表現です。

名詞

項目

リストや記録において、個々のデータや情報の一つ一つを指す。例えば、日記の一つの記事や、会計帳簿の一行など。

I finally found the entry for "serendipity" in my large dictionary.

ついに、私の分厚い辞書で「セレンディピティ」の項目を見つけた。

分厚い辞書を一生懸命めくって、探していた珍しい単語の解説を見つけ、ホッと一息ついている場面が目に浮かびますね。辞書や百科事典などの「項目」は、この`entry`が最も自然な表現です。`for "serendipity"`で「セレンディピティという単語の」と具体的に示しています。

Please add this new entry to the customer list carefully.

この新しい項目を、顧客リストに慎重に追加してください。

職場で、上司が部下に「この新しいお客様の情報を、間違いのないようにリストに加えてね」と指示している場面です。顧客リストやデータベース、帳簿などに「新しい情報を加える」ときによく使われる表現です。`add`(加える)と`entry`(項目)はセットで覚えると便利です。`carefully`(慎重に)が加わることで、正確さが求められる仕事の様子が伝わります。

She writes a short entry in her diary every night about her day.

彼女は毎晩、その日の出来事について短い項目を日記に書いている。

毎晩、その日の出来事を振り返りながら、日記に今日の思い出を書き留めている女性の姿が想像できますね。日記やブログ、記録簿などに「記事」や「記録」として書き込む内容も`entry`と呼びます。`write an entry`で「項目を書き込む」という一連の動作を表します。`about her day`で「その日のことについて」と内容が明確になり、より具体的な情景が浮かびます。

動詞

登録する

情報を正式な記録として書き込むこと。データベースや名簿などへの登録をイメージすると理解しやすい。

Please enter your name and email address to create a new account.

新しいアカウントを作成するために、お名前とメールアドレスを登録してください。

entry は通常、名詞として「入り口」や「記入項目」などの意味で使われます。動詞として「登録する」という意味を表す場合は、主に enter を使います。ここでは、その enter の使い方を学びましょう。 【情景】新しいウェブサービスやアプリを使う時、一番最初にするのがアカウント登録ですよね。この例文は、そんな場面を想像できます。 【解説】オンラインサービスで個人情報を登録する際に非常によく使われる表現です。ウェブサイトの登録画面やアプリの初回設定などでよく見かけます。「Please ~」は丁寧な依頼の形です。

My friend and I decided to enter the local charity run next month.

友人と私は来月の地域のチャリティマラソンに登録することにしました。

entry は通常、名詞として「入り口」や「記入項目」などの意味で使われます。動詞として「登録する」という意味を表す場合は、主に enter を使います。ここでは、その enter の使い方を学びましょう。 【情景】友人と一緒に何か新しいことに挑戦する時、ワクワクしますよね。マラソンやコンテストなど、イベントへの参加登録の場面です。 【解説】スポーツイベントやコンテストなど、特定のグループや活動に「参加登録する」際に、「enter the race/competition」のように使われます。「decided to ~」は「~することに決めた」という意思表示の表現です。

Visitors must enter their names in the logbook at the reception desk.

訪問者は受付の記録簿に名前を登録しなければなりません。

entry は通常、名詞として「入り口」や「記入項目」などの意味で使われます。動詞として「登録する」という意味を表す場合は、主に enter を使います。ここでは、その enter の使い方を学びましょう。 【情景】会社や施設を訪れた際に、受付で名前を記入する場面を想像してみてください。規律やルールが感じられますね。 【解説】規則や指示として、特定のリストや記録に情報を書き込む(登録する)場面で使われます。ビジネスシーンや公共の場所でよく耳にする表現です。「must ~」は「~しなければならない」という義務や必要性を示します。

コロケーション

initial entry

最初の記入、初期のエントリー

「initial」は「最初の」「初期の」という意味で、「entry」を修飾して、記録やデータベースなどにおける最初の登録や記入を指します。例えば、会計帳簿における最初の仕訳、ブログや日記の最初のエントリー、データベースへの最初のデータ登録などが該当します。ビジネスや記録管理の文脈でよく使われ、重要性や基準点を示すニュアンスがあります。似た表現に"first entry"がありますが、"initial entry"の方がよりフォーマルな印象を与えます。

forced entry

不法侵入、強制的な立ち入り

「forced」は「強制的な」という意味で、「entry」と組み合わさることで、許可なく、または暴力的な手段を用いて建物や場所に侵入することを指します。法律や警察関連の文脈でよく用いられ、犯罪行為であることを示唆します。例えば、警察が捜査令状に基づいて家宅捜索を行う場合や、泥棒が窓を破って家に侵入する場合などが該当します。比喩的に、人の心に無理やり踏み込むような状況を表すこともあります。

double-entry bookkeeping

複式簿記

会計の専門用語で、すべての取引を借方と貸方の両方に記録する方式を指します。これにより、企業の財務状況をより正確に把握することができます。単式簿記に比べて複雑ですが、より詳細な情報を提供し、財務分析を可能にします。ビジネススクールや会計の資格試験で必ず学ぶ、基本的な概念です。

make an entry

記入する、記録する、入場する

"make an entry" は汎用性の高い表現で、文脈によって意味が異なります。日記や帳簿に何かを書き込む場合は「記入する」、競技会などに参加する場合は「エントリーする」、部屋や場所に足を踏み入れる場合は「入場する」という意味になります。例えば、「make an entry in a diary」は「日記に記入する」、「make an entry to the competition」は「競技会にエントリーする」、「make an entry into the room」は「部屋に入る」となります。日常会話からビジネスシーンまで幅広く使われます。

point of entry

侵入地点、入国地点

"point of entry" は、文字通り「入る地点」を意味します。物理的な場所だけでなく、システムやプロセスへの入り口を指すこともあります。例えば、国境警備における「入国地点」、セキュリティシステムにおける「侵入地点」、ソフトウェアにおける「エントリーポイント」などが該当します。セキュリティや管理の文脈でよく使われ、重要な管理ポイントであることを示します。

entry fee

入場料、参加費

イベント、競技会、施設などに入るために支払う料金を指します。美術館、遊園地、スポーツ大会などでよく見られる表現です。"admission fee" とほぼ同義ですが、"entry fee" はより一般的な表現で、カジュアルな場面でも使われます。例えば、「The entry fee for the museum is $10.」は「美術館の入場料は10ドルです」となります。

an entry in

~への参加、~への記載

"an entry in" は、特定のコンテスト、リスト、または記録への参加や記載を指します。たとえば、「an entry in the contest」は「コンテストへの参加」、「an entry in the dictionary」は「辞書への記載」を意味します。この表現は、何かに登録または記録される行為を強調します。例えば、「She made an entry in the guest book.」は「彼女は芳名帳に記入した」という意味になります。

使用シーン

アカデミック

学術論文や研究発表で頻繁に使用されます。「文献への登録(entry)」や「データ入力(data entry)」といった意味合いで使われることが多いです。例えば、データベースに関する論文で「新規データの登録方法(entry method)」について議論したり、実験ノートへの記録を指して「実験データの入力(entry of experimental data)」と表現したりします。また、学会のエントリーに関する手続きも頻繁に発生します。

ビジネス

ビジネスシーンでは、応募や登録といった意味で使用されることが多いです。例えば、「エントリーシート(entry sheet)」や「エントリーレベル(entry-level)」といった言葉は、就職活動や人事関連の文脈でよく用いられます。また、システムへのログインやデータ入力の際にも使われます。例として、「顧客情報をシステムに入力する(enter customer information)」という場合、よりフォーマルに「make an entry of customer information」と言うことも可能です。

日常会話

日常生活では、主に競技会やイベントへの参加申し込み、または日記やブログへの書き込みといった文脈で使用されます。例えば、「マラソン大会にエントリーする(enter a marathon)」や「ブログに記事を投稿する(make an entry on a blog)」といった表現があります。また、パスワード入力(password entry)など、IT関連の場面で見かけることもあります。

関連語

類義語

  • 『場所やシステム、情報などへの接近・利用』を意味する。物理的な場所だけでなく、抽象的な概念にも使える。名詞または動詞。 【ニュアンスの違い】『entry』が文字通り『入る』行為や権利を指すのに対し、『access』は『利用できる状態』や『利用権』に重点を置く。ビジネスや技術的な文脈で頻繁に使用される。 【混同しやすい点】『entry』は場所や記録への『侵入』や『記入』を指す場合があるが、『access』は許可された範囲内での利用を意味することが多い。不正アクセス(unauthorized access)のように使われる。

  • 『建物や場所への入り口』を指す。物理的な構造物としての入り口を意味する名詞。 【ニュアンスの違い】『entry』が『入る行為』や『入る権利』を含むのに対し、『entrance』は単に『入り口』という場所を指す。より具体的で物理的な意味合いが強い。 【混同しやすい点】『entry』は抽象的な概念(例:市場への参入)にも使えるが、『entrance』は基本的に物理的な場所の入り口に限定される。『entry fee』(入場料)は『entrance fee』とも言えるが、ニュアンスが少し異なる。

  • 『入場許可』または『(事実などの)承認』を意味する。名詞。 【ニュアンスの違い】『entry』が単に入る行為を指すのに対し、『admission』は許可や権利を得て入ることを強調する。また、自分の過ちや事実を認めるという意味も持つ。 【混同しやすい点】『admission』はしばしば『fee』(料金)と組み合わせて使われ、『admission fee』(入場料)のように、特定の場所やイベントに入るための料金を意味する。また、罪を認める文脈でも使われる。

  • ingress

    『(ある場所への)進入』を意味する、ややフォーマルな語。名詞。 【ニュアンスの違い】『entry』よりもフォーマルで、日常会話ではあまり使われない。法律や技術文書などで、ある場所へのアクセス権や経路を示す際に用いられる。 【混同しやすい点】日常会話ではほとんど使われず、『entry』や『access』で十分代替可能。法律や技術分野以外では、不自然に聞こえる場合がある。

  • 『記録』という意味で、情報やデータを保存する行為や、保存されたものを指す。名詞または動詞。 【ニュアンスの違い】『entry』が特定の項目を記録することに焦点を当てるのに対し、『record』はより広範な情報を保存・管理することを含む。ビジネス、科学、歴史など幅広い分野で使用される。 【混同しやすい点】『entry』は通常、データベースやリストなどの一部として追加される個々の項目を指すが、『record』は全体の記録、または記録行為そのものを指す場合がある。

  • コンピュータシステムやウェブサイトにアクセスするために、ユーザー名とパスワードを入力して認証を受ける行為。名詞または動詞。 【ニュアンスの違い】『entry』が一般的な『入る』行為を指すのに対し、『login』はデジタルな環境における認証プロセスを伴うアクセスを意味する。技術的な文脈で限定的に使用される。 【混同しやすい点】『entry』が物理的な場所や抽象的な概念にも使えるのに対し、『login』はコンピュータシステムやオンラインサービスへのアクセスに限定される。また、ログアウト(logout)という対義語が存在する。

派生語

  • 『入る人』『参加者』を意味する名詞。『entry』の動詞的な意味合い(入る行為)を、行為者に焦点を当てて名詞化したもの。スポーツ大会やコンテスト、入学試験などの文脈で、参加者や応募者を指す際に用いられます。日常会話よりも、ややフォーマルな場面で使用されます。

  • 『入り口』という意味の名詞で、物理的な入り口だけでなく、比喩的に『開始』や『参入』を意味することも。『entry』が持つ『入る』という行為や場所の概念を具体化したもの。また、『魅了する』という意味の動詞としても使われ、この場合は『(人の心を)入る』というイメージから派生しています。ビジネスシーンや日常会話で頻繁に使われます。

  • entering

    『入ること』を意味する動名詞、または現在分詞。特定の場所や状態に『入っていく』過程を強調する際に使用されます。例えば、『entering a new phase(新しい段階に入ること)』のように、抽象的な概念に対しても使われます。学術論文やビジネス文書でも見られます。

反意語

  • 『出口』や『退出』を意味する名詞および動詞。『entry』が『入る』ことを意味するのに対し、こちらは『出る』ことを意味する明確な対義語です。物理的な場所からの退出だけでなく、比喩的に組織からの離脱や、ある状態からの脱却を指すこともあります。日常会話からビジネスシーンまで幅広く使用されます。

  • 『出発』や『離脱』を意味する名詞。『entry』が何かに『入る』ことであるのに対し、『departure』はある場所や状態から『離れる』ことを指します。旅行の文脈だけでなく、抽象的な意味でも使われ、『departure from tradition(伝統からの逸脱)』のように、規範や慣習からの離反を表すことがあります。ビジネス文書や学術論文でも使用されます。

  • 『排除』や『除外』を意味する名詞。『entry』が受け入れることを意味するのに対し、『exclusion』は意図的に何かを締め出すことを指します。社会的な文脈でよく使われ、『social exclusion(社会的排除)』のように、特定のグループが社会から疎外される状況を表します。学術的な議論や政策立案の文脈で頻繁に登場します。

語源

「entry」は、古フランス語の「entree」(入り口、入ること)に由来し、さらに遡るとラテン語の「intrare」(入る)から派生しています。「intrare」は「in-」(中に)と、不確かですがおそらく「trare」(横切る、進む)という要素から構成されていると考えられます。つまり、もともとは「中に入る」という文字通りの意味合いを持っていました。英語に取り入れられた後、物理的な入り口だけでなく、記録やリストへの登録、競技への参加など、抽象的な意味にも広がりました。日本語の「エントリー」という言葉も、この「entry」がカタカナ語として定着したもので、特に申し込みや登録といった意味で使用されます。

暗記法

「entry」は単なる侵入ではない。それは希望に満ちた始まりの象徴だ。城壁の門をくぐり、新天地へ足を踏み入れる。日記の最初の一行、就職活動のエントリーシート。すべては未知への扉を開き、物語の幕を開ける行為。文学作品では異世界への入口となり、自己発見の旅が始まる。目標達成への積極的な一歩、未来への希望。Entryとは、可能性と決意を胸に、新しい世界へ飛び込むことなのだ。

混同しやすい単語

『entry』と語幹が共通するため、意味とスペルが混同しやすい。'enter' は動詞で『入る』という意味であり、'entry'(名詞:入場、記入など)とは品詞が異なる。日本人学習者は、文脈から品詞を判断し、動詞と名詞の使い分けを意識する必要がある。

entropy

スペルの一部が似ており、特に 'entr-' の部分が共通するため、視覚的に混同しやすい。'entropy' は物理学や情報理論で使われる専門用語で、『エントロピー』(無秩序さの度合い)という意味。意味も文脈も大きく異なるため、注意が必要。語源的には、'en-'(中に)+ 'trope'(変化)から来ており、『内部の変化』というイメージ。

entree

スペルが非常に似ており、発音も似通っているため、混同しやすい。'entree' はフランス語由来の言葉で、アメリカ英語では『メインディッシュ』、イギリス英語では『前菜』を意味する。'entry' が一般的な『入り口』や『記入』を意味するのとは異なる。レストランのメニューなどで見かけることが多い。

infantry

語尾の '-try' が共通しているため、スペルが似ていると感じやすい。'infantry' は『歩兵』という意味で、軍事用語。意味も文脈も全く異なるため、混同しないように注意する必要がある。語源的には 'infant'(幼児)から派生しており、『幼い兵士』というニュアンスが含まれている。

スペルが長く、文字数も近いため、全体的な視覚的印象が似ている。'industry' は『産業』という意味で、経済やビジネスの文脈でよく使われる。'entry' が個人的な記録や参加を意味するのとは対照的。語源的には 'industrious'(勤勉な)と関連しており、『勤勉さから生まれるもの』というイメージ。

innards

スペルも発音も大きく異なるが、発音が早口になると「エ」と「イ」の区別が曖昧になり、聞き間違いやすい可能性がある。意味は「内臓」であり、全く異なる。文脈から判断することが重要。

誤用例

✖ 誤用: I made an entry to the professor's room.
✅ 正用: I went into the professor's room.

日本語の『入室』を直訳的に捉え、『entry』を動詞的に使ってしまう誤用です。確かに『entry』は『入ること』という意味を持ちますが、この文脈では名詞であり、場所への移動を表す動詞としては不自然です。英語では、単に部屋に入る行為は『go into』や『enter』を使うのが自然です。背景には、英語では具体的な行動を直接的に表現する傾向があり、名詞を動詞として使う場合は特定の意味合い(例えば、記録を残す、登録するなど)を持つという言語習慣の違いがあります。日本人が『〜する』という動詞を多用するのに対し、英語ではより具体的な動詞を選ぶことが重要です。

✖ 誤用: The entry fee is too expensive, so I will entry a cheaper event.
✅ 正用: The entry fee is too expensive, so I will attend a cheaper event.

ここでも『entry』を動詞として使おうとしています。前の例と同様に、英語では名詞の『entry』を動詞として使うのは、特定の意味に限られます。この文脈では、『参加する』という意味で『attend』を使うのが適切です。日本人は『エントリーする』というカタカナ英語を使い慣れていますが、これは主に『申し込む』『登録する』という意味合いが強く、単に『参加する』という意味では不自然です。英語の『attend』は、イベントや会議などに『出席する』『参加する』という意味で広く使われます。また、ビジネスの文脈では、『enter』は『参入する』という意味で使われることが多いですが、個人のイベント参加には適していません。

✖ 誤用: She made a grand entry at the party, wearing a simple dress.
✅ 正用: She made a quiet entrance at the party, wearing a simple dress.

『entry』は『入場』を意味しますが、『grand entry』は華やかな登場、派手な入場を意味します。シンプルなドレスを着ているという状況と矛盾するため、不自然な印象を与えます。ここでは、目立たないように静かに登場したというニュアンスで『quiet entrance』を使うのが適切です。日本人は『エントリー』という言葉に、単なる『入場』という意味だけでなく、『参加』『登録』といった意味合いも込めて使うことがありますが、英語の『entry』は文脈によって意味合いが大きく異なるため、注意が必要です。特に、形容詞との組み合わせによってニュアンスが変わる点に注意しましょう。

文化的背景

「entry」は、単なる「入る」という行為を超え、新しい世界への扉を開く、希望と期待に満ちた始まりを象徴する言葉です。日記への最初の書き込み、競技への出場、新しい職場への入社など、人生の転換点を彩る言葉として、ポジティブな意味合いを強く帯びています。

「entry」が持つこのポジティブなイメージは、歴史的な背景とも深く結びついています。中世ヨーロッパの都市では、城壁の門(gate entry)を通過することが、安全な領域への移行を意味しました。新しい土地への入植(land entry)は、フロンティア精神を象徴し、アメリカンドリームの実現に向けた第一歩と捉えられました。これらの歴史的な文脈が、「entry」に希望と機会のイメージを付与してきたと言えるでしょう。

文学作品においても、「entry」は重要な意味を持ちます。例えば、日記文学においては、最初の「entry」は、物語の始まりを告げる重要な瞬間です。登場人物の内面世界への「entry」は、読者を物語に引き込み、感情移入を促します。また、ファンタジー作品においては、異世界への「entry」が、冒険の始まりを告げる象徴的な出来事として描かれることがあります。これらの文学的な表現を通して、「entry」は、未知の世界への探求心や、自己発見の旅の始まりを象徴する言葉として、私たちの心に深く刻まれています。

現代社会においても、「entry」は、様々な場面でポジティブな意味合いで使用されます。就職活動における「entry sheet」は、企業への入社という夢への第一歩であり、入学試験の「entry」は、新たな学びの場への挑戦を意味します。これらの例からもわかるように、「entry」は、目標達成に向けた積極的な行動と、未来への希望を象徴する言葉として、私たちの生活に深く根付いています。この言葉を使うとき、私たちは単に「入る」という行為を述べているのではなく、新しい可能性への期待と、自己実現への決意を表明しているのです。

試験傾向

英検

1. 出題形式: 語彙問題、長文読解、英作文(テーマによっては使用)。2. 頻度と級・パート: 準1級以上で頻出。2級でも長文読解で登場の可能性あり。3. 文脈・例題の特徴: 幅広いトピックで登場。エッセイでは「参加」「登録」の意味で使われることが多い。4. 学習者への注意点・アドバイス: 名詞としての意味を広く捉え、動詞(enter)との関連も理解する。類義語(access, admission)との違いを把握。

TOEIC

1. 出題形式: Part 5(短文穴埋め)、Part 7(長文読解)。2. 頻度と級・パート: 比較的頻出。特にPart 7で契約書やビジネス文書に登場しやすい。3. 文脈・例題の特徴: ビジネス関連の文書、Eメール、申込書など。4. 学習者への注意点・アドバイス: 「参入」「登録」「記載」といった意味で使われることが多い。文脈から適切な意味を判断する必要がある。類義語(registration, access)との違いを理解。

TOEFL

1. 出題形式: リーディングセクションで頻出。ライティングセクションでも使用の可能性あり。2. 頻度と級・パート: アカデミックな内容で頻出。3. 文脈・例題の特徴: 学術論文、研究報告、歴史的記述など。抽象的な概念の導入や議論の開始に使われることが多い。4. 学習者への注意点・アドバイス: 名詞としての「参入」「記録」「入口」の意味に加え、動詞(enter)の用法も確認する。文脈における意味の推測が重要。

大学受験

1. 出題形式: 長文読解、和訳問題、英作文。2. 頻度と級・パート: 大学によって異なるが、難関大学ほど頻出。3. 文脈・例題の特徴: 社会問題、科学技術、歴史など幅広いテーマで登場。4. 学習者への注意点・アドバイス: 文脈に応じた適切な訳語を選択する能力が求められる。特に和訳問題では、自然な日本語表現を心がける。類義語との使い分け、多義的な意味の理解が重要。

免責事項

英単語学習ラボは生成AIで機械的に意味や英語表現を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。

このページについて

作成:英単語学習ラボ
生成支援:Google Gemini
最終更新:2025年7月18日

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