come on
'come' の /ʌ/ は日本語の『ア』と『オ』の中間のような音で、口をリラックスさせて短く発音します。 'on' の /ɒ/ は日本語の『オ』よりも口を大きく開け、喉の奥から出すようなイメージです。 'come' にアクセントがあります。
急いで!
相手を励ましたり、急かしたりする時に使う。スポーツの応援や、困難な状況で頑張る人を励ます場面で使われることが多い。単に「早く!」と言うよりも、親近感や応援の気持ちが込められている。
Come on, we're going to be late for school!
さあ、急いで、学校に遅れちゃうよ!
※ 朝、家を出る準備に時間がかかっている子供に対して、親が「早くして!」と少し焦りながら促す典型的な場面です。相手に早く行動してほしいときに使われます。
Come on, let's play on the swings together!
さあ、ブランコで一緒に遊ぼうよ!
※ 公園で友達を遊びに誘うとき、「早く来て、一緒に楽しもう!」という気持ちを込めて使われます。相手を誘う積極的な気持ちが伝わる、楽しい場面です。
Come on, look at this funny cat outside!
さあ、見て!外に面白い猫がいるよ!
※ 誰かが窓の外で面白いものを見つけて、隣にいる人に「早く来て見て!」と興奮して呼びかける場面です。相手に何かを早く見せたいときや、注目してほしいときに使う自然な表現です。
まさか!
驚きや疑念、不信感を表現する際に用いる。信じられないような出来事や相手の発言に対して、軽い反論や驚きを示すニュアンス。
My friend told me he won the lottery, and I just said, "Come on!" in disbelief.
友達が宝くじに当たったと教えてくれたので、僕は信じられない気持ちで「まさか!」と言いました。
※ 誰かが信じられないような話をしてきたときに「まさか!」「嘘でしょ!」と驚きや不信感を表現する典型的な場面です。相手の話が冗談だと感じたり、信じがたい事実だったりする場合によく使われます。
My boss asked us to work all weekend. "Come on!" I thought, feeling really tired.
上司が私たちに週末もずっと働くように言いました。私は本当に疲れていて、「まさか!」と思いました。
※ 不合理な要求や、受け入れがたい状況に直面したときに「まさか!」「冗談でしょ!」と呆れや不満を表す際に使われます。心の中で思うだけでなく、口に出して言うこともよくあります。
My son said he didn't eat the cookies, but his mouth was full. "Come on!" I sighed.
息子はクッキーを食べてないと言ったけれど、口はいっぱいでした。私はため息をついて「まさか!」と言いました。
※ 誰かが明らかな嘘をついている、またはごまかそうとしているのがわかるときに「まさか!」「いい加減にして!」という気持ちで使われます。諦めや、呆れたようなニュアンスが含まれることがあります。
始まる
(事が)始まる、または(舞台、照明などが)作動する。自動詞的な意味合いが強く、何かが動き出す、機能し始めるというニュアンス。
Let's hurry! Our favorite show is about to come on TV now.
急ごう!私たちのお気に入りの番組が今、テレビで始まるところだよ。
※ 家族や友人と一緒に、テレビ番組や映画が「始まる」のをワクワクして待っている情景が目に浮かびますね。「about to come on」で「まさに始まるところ」という、期待感と少しの焦りが伝わる、日常でよく使われる表現です。
The big concert is going to come on in ten minutes! I'm so excited.
大コンサートが10分後に始まるよ!すごく楽しみ!
※ コンサート会場の熱気の中で、大勢の観客がイベントの開始を待ちわびている様子が伝わりますね。スポーツの試合や大きなイベントなどが「始まる」時に使われる典型的な表現です。「going to come on」は、近い未来に確実に始まる予定を表します。
Look at the dark clouds; I think a storm is coming on quickly.
あの暗い雲を見てごらん。すぐに嵐が来そうだよ。
※ 外で遊んでいて、急に空が暗くなり、嵐が近づいていることに気づいて少し焦っている情景が目に浮かびます。雨や嵐など、自然現象が「始まる」時にも「come on」は使われます。「coming on」で、徐々に近づいてくる、迫りくる感じが伝わりますね。
コロケーション
(恋愛などで)積極的にアプローチする、強引に迫る
※ 恋愛やビジネスの場面で、相手に対して非常に積極的、あるいは強引にアプローチすることを指します。相手にプレッシャーを与えたり、不快感を与えたりするニュアンスを含むことがあります。「come on」の持つ勢いと「strong」の強調が組み合わさり、相手を圧倒するような印象を与えます。例えば、初対面の人に過度に馴れ馴れしくしたり、しつこくデートに誘ったりする場合に使われます。
(組織やプロジェクトに)参加する、加わる
※ 文字通りには「船に乗る」という意味ですが、比喩的に、ある組織、プロジェクト、あるいはチームに新たに加わることを意味します。ビジネスシーンでよく使われ、新しいメンバーを歓迎する際や、参加を促す際に用いられます。例えば、「We're excited to have you come on board!(あなたに参加していただけて嬉しいです!)」のように使われます。 'On board' は '一緒に' というニュアンスを含み、一体感や共同作業を強調します。
(相手のいる場所に)立ち寄る、遊びに来る
※ 相手の家や場所に気軽に立ち寄ることを勧める際に使われる表現です。「over」は「こちらへ」というニュアンスを持ち、「come」と組み合わさることで、親しい間柄でのカジュアルな誘いを表します。例えば、「Why don't you come on over for dinner?(夕食にでも来ない?)」のように使われます。フォーマルな場面では不適切ですが、友人や家族との会話で非常に一般的です。
(イベントなどに)参加する、来る
※ 主にイベントやショーなどで、参加者を呼び込む際に使われる表現です。特に、テレビのクイズ番組などで、観客に向かって「Come on down!」と呼びかけるのが典型的な使用例です。「down」は「こちらへ」というニュアンスを持ち、イベントの主催者が参加者に対して親しみを込めて呼びかける際に適しています。日常会話ではあまり使いませんが、イベント関連の場面ではよく耳にします。
(異性に対して)誘いをかける、口説く
※ 異性に対して性的な関心を示し、誘いをかける、あるいは口説くことを意味するやや直接的な表現です。相手に不快感を与える可能性もあるため、使用する際には注意が必要です。「to」は方向性を示し、「someone」に向かって積極的にアプローチする様子を表します。例えば、「He came on to me at the party.(彼はパーティーで私を口説いてきた)」のように使われます。
(新しいシステムやサービスが)稼働を開始する、利用可能になる
※ 新しいシステム、サービス、設備などが稼働を開始し、利用可能になることを意味するビジネスシーンでよく使われる表現です。「stream」は「流れ」を意味し、新しいものがスムーズに動き出す様子を表します。例えば、「The new software will come on stream next week.(新しいソフトウェアは来週から稼働を開始します)」のように使われます。技術的な文脈やプロジェクトの進捗状況を説明する際に適しています。
使用シーン
学術論文では、口語的な表現のためほとんど使われません。ただし、研究発表やディスカッションなど、比較的インフォーマルな場面では「さあ、始めよう」という意味で使われることがあります。例:"Come on, let's start the discussion about the results." (さあ、結果についての議論を始めましょう。)
ビジネスシーンでは、フォーマルな文書や会議では不適切です。しかし、チーム内でのカジュアルな会話や、相手を励ます際に「頑張ろう」という意味で使われることがあります。例:"Come on, we can finish this project!" (頑張ろう、このプロジェクトを終わらせられるぞ!)
日常会話では非常に頻繁に使われます。「急いで!」、「まさか!」、「元気を出して!」など、様々な意味合いで使われ、相手に何かを促したり、驚きや落胆を表したりする際に便利です。例:"Come on, hurry up! We're going to be late." (急いで!遅れちゃうよ。)または、"Come on, you can do it!" (頑張って、君ならできるよ!)
関連語
類義語
急ぐことを促す表現。日常会話で、相手に迅速な行動を求める際に使われる。 【ニュアンスの違い】"come on"と同様に、相手を急かすニュアンスだが、"hurry up"の方がより直接的で命令に近い印象を与えることがある。緊急性が高い状況や、少し苛立ちを込めて使う場合に適している。 【混同しやすい点】"come on"が様々な状況で使えるのに対し、"hurry up"は基本的に時間的な制約がある場合に限られる。また、"come on"は励ましや驚きを表す場合もあるが、"hurry up"にはそういった意味はない。
- get a move on
急いで行動を開始することを促す表現。日常会話で使われ、特にグループで行動する際に、出発を促す意味合いが強い。 【ニュアンスの違い】"come on"よりもやや口語的で、親しい間柄で使われることが多い。"get a move on"は、行動の開始を促すニュアンスが強く、すでに動き出している状況に対しては使いにくい。 【混同しやすい点】"come on"が幅広い状況で使えるのに対し、"get a move on"は、行動を開始させることに特化している。また、"come on"が励ましや驚きを表す場合があるのに対し、"get a move on"にはそういった意味はない。
- really?
驚きや疑念を表す表現。日常会話で、相手の発言に対して信じられない気持ちや確認を求める際に使われる。 【ニュアンスの違い】"come on"が驚きや疑念を表す場合と似ているが、"really?"の方がより直接的な質問の形を取る。相手の発言内容を疑ったり、信じられない気持ちをストレートに表現したい場合に適している。 【混同しやすい点】"come on"が驚きや疑念以外にも、励ましや急かす意味で使えるのに対し、"really?"は基本的に驚きや疑念を表す場合に限られる。また、"come on"は感嘆詞として使われることが多いが、"really?"は疑問文として使われる。
- no way!
信じられない気持ちや驚き、強い否定を表す表現。日常会話で、相手の発言や状況に対して、驚きや反対の気持ちを強く示す際に使われる。 【ニュアンスの違い】"come on"と同様に、驚きや否定を表すが、"no way!"の方がより強い感情を伴う。相手の発言を強く否定したり、信じられない気持ちを強調したい場合に適している。 【混同しやすい点】"come on"が驚きや否定以外にも、励ましや急かす意味で使えるのに対し、"no way!"は基本的に強い否定や驚きを表す場合に限られる。また、"come on"は比較的穏やかな感情を表す場合もあるが、"no way!"は常に強い感情を伴う。
励ます、勇気づけるという意味。フォーマルな場面やビジネスシーンでも使われる。 【ニュアンスの違い】"come on"が励ましの意味で使われる場合と似ているが、"encourage"の方がより丁寧で、相手の行動を後押しするニュアンスが強い。困難に立ち向かう人を支えたり、目標達成を促す場合に適している。 【混同しやすい点】"come on"がカジュアルな表現であるのに対し、"encourage"はフォーマルな場面でも使える。また、"come on"が様々な状況で使えるのに対し、"encourage"は励ますという特定の意味合いが強い。
- don't be ridiculous
ばかげたことを言うな、という意味。相手の発言や行動が非常識であると感じたときに使う。 【ニュアンスの違い】"come on"が相手をたしなめる意味で使われる場合と似ているが、"don't be ridiculous"の方がより直接的で、相手を批判するニュアンスが強い。相手の発言や行動があまりにも非常識で、強く反論したい場合に適している。 【混同しやすい点】"come on"が比較的穏やかな表現であるのに対し、"don't be ridiculous"は相手を強く非難する。使う場面を間違えると、相手を傷つける可能性があるため注意が必要。
派生語
『入ってくる』という意味の形容詞。comeに『~に向かって』という意味の接尾辞-ingが付加。メールや電話、飛行機など、何かが到着・接近する状況で使われる。日常会話やビジネスシーンで頻繁に使用される。
『結果』という意味の名詞。comeに『外へ』という意味の接頭辞out-が付加。ある行動やプロセスの最終的な結果を示す。ビジネス、学術論文、日常会話など幅広い分野で使用される。
『乗り越える』という意味の動詞。comeに『超えて』という意味の接頭辞over-が付加。困難や障害を克服する状況を表す。自己啓発、ビジネス、日常会話など様々な文脈で使用される。
反意語
『後退する』という意味の動詞。come onが『前進する』という意味合いを持つため、その反対方向への動きを示すrecedeが対義語となる。特に物理的な後退や、意見・感情などが弱まる状況で使われる。
『退却する』という意味の動詞または名詞。come onが『進む』という意味合いを持つため、その逆の行動を示すretreatが対義語となる。軍事的な撤退や、困難な状況からの撤退など、戦略的な撤退を意味することが多い。
『撤回する』または『引き出す』という意味の動詞。come onが『提示する』という意味合いを持つ場合、その反対の行動であるwithdrawが対義語となる。意見や提案を撤回したり、預金を引き出すなど、様々な文脈で使用される。
語源
"Come on" は、比較的新しい表現で、古英語に遡るような語源はありません。 "Come" は古英語の cuman(来る)に由来し、ゲルマン祖語の *kwemanan(来る)を祖としています。一方、"on" は古英語の an/on に由来し、「〜の上に」という意味の他に、「前進」や「継続」といった意味合いも持ちます。この二つが組み合わさることで、「来る」という動きに「前進」や「継続」のニュアンスが加わり、「さあ、進もう!」「早く!」といった励ましや促しの意味合いが生まれました。また、驚きや疑念を表す「まさか!」の意味は、相手の言動に対して「そんなことはありえないだろう」という気持ちが、「さあ、やめてくれ!」というニュアンスに発展したと考えられます。このように、"come" と "on" という基本的な単語が組み合わさることで、状況に応じた多様な意味を持つようになったのです。
暗記法
「Come on」は単なる誘い文句を超え、親密さ、連帯感、焦燥、挑発…複雑な感情を映す鏡です。仲間を励ます「Come on!」は、共に困難を乗り越えようとする心の叫び。不信感や苛立ちを込めた「Come on!」は、相手への期待と失望が入り混じった感情の表れ。状況次第で、親愛なるエールにも、辛辣な批判にも変わる。人間関係と社会背景を映す、奥深い一言なのです。
混同しやすい単語
『come on』と『common』は、最初の音節の発音が似ているため、特にリスニング時に混同しやすいです。『common』は『共通の』『一般的な』という意味の形容詞で、品詞も異なります。日本語学習者は、文脈からどちらの単語が適切かを判断する練習が必要です。また、発音記号を確認し、微妙な音の違いを意識することも重要です。/kʌm ən/ と /kɑm ən/ の違いを意識しましょう。
『calm』は『come』とスペルが一部類似しており、また、発音も/kɑːm/とcome /kʌm/で母音が異なりますが、カタカナ英語ではどちらも「カム」と発音されることがあるため、混同しやすいです。『calm』は『穏やかな』という意味の形容詞または動詞で、文脈が大きく異なります。スペルと発音の両方を注意深く区別する必要があります。また、'l' が発音されない点も注意が必要です。
『come』と『cone』は、母音字が異なるためスペルミスが起こりやすい組み合わせです。『cone』は『円錐』という意味の名詞で、come onとは意味が全く異なります。スペルを正確に記憶するために、視覚的なイメージと単語を結びつけると効果的です。
『cumin』は、スパイスの名前で、『クミン』と発音します。come on とは全く意味が違いますが、スペルの一部が似ているため、特に書き言葉で混同する可能性があります。単語カードなどを使って、視覚的に区別できるようにすると良いでしょう。
『combine』は『結合する』という意味の動詞で、come on とは意味も品詞も異なりますが、スペルの一部が似ているため、特にリーディングの際に誤読する可能性があります。接頭辞 'com-' は「共に」という意味合いを持つことを知っておくと、come on と combine の意味の違いを理解しやすくなります。
『command』は『命令』という意味の名詞または動詞で、come onとは意味が全く異なりますが、最初の数文字のスペルが似ているため、混同しやすいです。特に、急いで読んでいるときや、語彙力がまだ十分でない場合に誤読する可能性が高まります。単語の全体像を意識して読むように心がけましょう。
誤用例
「Come on」は、相手を励ましたり、急かしたり、疑念を抱いたりする際に使われる口語表現です。相手を気遣ってコーヒーを奢るような場面では、申し出や提案を示す「Let me...」を使う方が自然です。日本人が「まあまあ、いいから」というニュアンスで「Come on」を直訳的に使ってしまうケースが見られますが、英語の「Come on」には押しつけがましい印象が含まれるため、注意が必要です。
相手に同情や共感を示す際に「Come on」を使うと、相手の感情を軽視しているかのような印象を与えてしまいます。「Come on」には「いい加減にして」「しっかりして」といったニュアンスが含まれるため、相手の感情を受け止める姿勢を示すには不適切です。日本人が「わかりますよ」という軽い相槌のつもりで「Come on」を使ってしまうことがありますが、英語ではより直接的に「I understand how you feel」などと表現する方が丁寧で誤解を招きません。
「Come on」は、相手に何かを強く促す際に使われる表現ですが、フォーマルな場面や相手との関係性によっては、不躾な印象を与える可能性があります。秘密を教えて欲しいという状況では、単に「Please」を使う方が丁寧で適切です。日本人が「お願いだから」という気持ちを込めて「Come on」を使ってしまうことがありますが、英語では状況に応じて適切な表現を選ぶ必要があります。例えば、親しい間柄であれば「Come on」も許容されますが、そうでない場合は避けるべきです。
文化的背景
「Come on」は、単なる「さあ、行こう」という誘いかけを超え、話し手と聞き手の間に存在する親密さや連帯感を象徴する言葉です。同時に、焦りや不信感、時には挑発といった複雑な感情を内包し、その場の状況や人間関係によって多様なニュアンスを帯びます。
このフレーズが持つ親密さは、人々が共に困難を乗り越えようとする場面で特に顕著になります。たとえば、スポーツの試合でチームメイトを鼓舞する時、あるいは大切な人を励ます時、「Come on!」は単なる応援ではなく、「一緒に頑張ろう」「信じているよ」という心のこもったメッセージとして機能します。この背景には、共に苦楽を分かち合うことで生まれる仲間意識、そして互いを支え合うことの重要性を重んじる文化があります。特にアメリカ英語では、親しい間柄で気軽に使うことが多く、相手との距離を縮めるための潤滑油のような役割を果たすこともあります。
一方で、「Come on」は、相手への不信感や苛立ちを表すこともあります。たとえば、相手の行動が遅かったり、言い訳がましかったりする場合、「Come on!」は「いい加減にしてくれ」「本気を出してくれ」という感情を込めて使われます。この場合、単なる催促ではなく、相手に対する期待と失望が入り混じった複雑な感情が込められています。また、状況によっては、相手を挑発するようなニュアンスを持つこともあります。例えば、議論の最中に相手の発言を否定する際に「Come on!」と言うと、「それは違うだろう」「もっと論理的に説明してくれ」という挑戦的な意味合いを帯びることがあります。
このように、「Come on」は、単なる日常会話のフレーズにとどまらず、その背後にある人間関係や感情、そして社会的な文脈を反映する言葉です。親密な関係における励ましから、不信感や挑発まで、幅広い感情を表現できるこのフレーズは、英語圏の文化におけるコミュニケーションの機微を理解する上で、重要な鍵となるでしょう。この言葉を使う際には、相手との関係性や状況を考慮し、適切なニュアンスを伝えることが大切です。
試験傾向
- 出題形式: 主にリスニング、まれにリーディング(語彙問題、長文読解)
- 頻度と級・パート: 2級以上で頻出。準1級、1級でも出題される可能性あり。リスニングのPart 1, 2(会話)でよく使われる。
- 文脈・例題の特徴: 日常会話が中心。「がんばれ!」「さあ、早く!」などの励ましや促し、または「まさか!」のような驚きを表すことが多い。
- 学習者への注意点・アドバイス: 複数の意味があるため、文脈から判断する必要がある。Come on! だけではなく、Come on in! や Come on over! のように、他の語と組み合わさった表現も覚えておくと良い。
- 出題形式: 主にリスニング(Part 1, 2, 3, 4)、まれにリーディング(Part 5, 6, 7)
- 頻度と級・パート: 頻出ではないが、ビジネスシーンにおける会話で登場する可能性あり。Part 2の応答問題やPart 3, 4の会話文で使われることがある。
- 文脈・例題の特徴: ビジネス関連の会話で、相手を促したり、励ましたりする際に使われることが多い。また、相手の意見に同意できない場合に軽い反論として用いられることもある。
- 学習者への注意点・アドバイス: フォーマルな場面では、より丁寧な表現を使う方が適切。Come on は、どちらかというとカジュアルな表現であることを意識しておく。
- 出題形式: 主にリスニング(講義形式、会話形式)
- 頻度と級・パート: 他の試験に比べると頻度は低い。講義やディスカッションにおけるカジュアルな会話で稀に使われる。
- 文脈・例題の特徴: アカデミックな文脈では、come on が直接使われることは少ないが、come on を使ったイディオム(例:come on strong)が使われることがある。
- 学習者への注意点・アドバイス: TOEFLでは、come on そのものよりも、よりフォーマルな表現やアカデミックな語彙の習得に重点を置くべき。
- 出題形式: 主にリスニング、長文読解
- 頻度と級・パート: 難関大学のリスニング、長文読解で稀に出題される。会話文や物語文で使われることが多い。
- 文脈・例題の特徴: 日常会話に近い文脈で使われ、「さあ、早く!」「がんばれ!」などの意味で使われることが多い。文脈によっては、相手を疑うニュアンスを含むこともある。
- 学習者への注意点・アドバイス: come on は、文脈によって意味が大きく変わるため、前後の文脈から意味を推測する必要がある。また、come onを使ったイディオム表現も覚えておくと良い。