three
th の音は、舌先を上下の前歯で軽く挟み、その隙間から息を出すように発音します。日本語にはない音なので難しいですが、練習あるのみです!母音 /iː/ は日本語の「イー」よりも長く伸ばし、口角を左右に引いて発音するとよりネイティブらしく聞こえます。
3つ
数としての「3」を指す。具体的な物や抽象的な概念の数を表す。
She ordered three hot coffees for her friends at the cozy cafe.
彼女は居心地の良いカフェで、友達のために温かいコーヒーを3つ注文しました。
※ この例文は、カフェで飲み物を注文する日常的な場面を描いています。「three」が「3つの」と、具体的な個数を伝えるのに使われています。お店で何かを「3つください」と言うときに、「Can I have three (of these), please?」のように使えます。
Three happy children were playing games together in the park.
3人の楽しそうな子どもたちが、公園で一緒にゲームをして遊んでいました。
※ 公園で遊ぶ子どもたちの、ほほえましい情景が目に浮かびますね。「Three happy children」のように、「three + 名詞の複数形」で「3人の~」「3つの~」と、特定の数を持つ人や物を描写する非常によくある使い方です。
He carefully placed three new books on the empty shelf.
彼は新しい本を3冊、空っぽの棚に丁寧に並べました。
※ 本を整理する、達成感のある場面が想像できます。「three new books」は、単に「新しい本」ではなく、「新しい本が3冊」という具体的な情報を加えています。このように「three」は、物の数をはっきりと伝えるときに自然に使われます。
3つの
後に続く名詞を修飾し、その名詞が3つであることを示す。例:three apples(3つのリンゴ)
She proudly told me she has three children.
彼女は誇らしげに、自分には3人の子どもがいると私に話しました。
※ この例文では、ある母親が自分の大切な家族について話している、温かい場面が目に浮かびます。「three children」で「3人の子ども」と、具体的な数を表しています。誰かの家族構成を尋ねたり、伝えたりする際によく使われる、とても自然な表現です。
I will visit my grandparents in three days.
私は3日後に祖父母を訪ねる予定です。
※ この文からは、祖父母に会えることを楽しみにしている人の気持ちが伝わってきますね。「in three days」は「3日後に」という意味で、未来の予定や、何かが起こるまでの期間を表す際によく使われます。具体的な日数を数える典型的な場面です。
We saw three empty chairs at the small cafe.
私たちはその小さなカフェで3つの空いている椅子を見つけました。
※ 友人とカフェで席を探している状況が目に浮かびます。空いている椅子を見つけてホッとした気持ちになるかもしれませんね。「three empty chairs」は「3つの空いている椅子」と、物体の具体的な数を表しています。お店や場所で何かを見つけたり、数を数えたりする際によく使う表現です。
コロケーション
ひどく酔っぱらっている
※ 船の帆(sheet)が風をはらんで制御不能な状態を指す船乗りの言葉が語源です。文字通りには「3枚の帆が風に吹かれている」という意味ですが、比喩的に「酩酊してふらふらな状態」を表します。口語表現で、フォーマルな場には不向きです。類義語に 'drunk as a skunk' などがあります。
三振、三度目の失敗で終わり
※ 野球のルールから来た表現で、「3回失敗したら失格」という意味です。比喩的に、許容される失敗は2回までで、3回目はもうチャンスがないという状況を表します。ビジネスシーンや日常生活で広く使われます。派生として、'two strikes against him' のように使うこともあります。
騒々しい混乱状態、手に負えない状況
※ 3つのリングで同時にパフォーマンスが行われるサーカスから派生した表現で、「非常に多くのことが同時に起こり、混乱している状態」を表します。プロジェクトが同時多発的に進行して統制が取れない状況や、子供たちが騒ぎ立てて収拾がつかない状況などを指します。ビジネスや家庭など、幅広い場面で使用できます。
3つずつ、3人一組で
※ 物を数えるときや人をグループ分けするときに「3つ(人)ずつ」という意味を表します。例えば、'The children lined up in threes.' (子供たちは3人ずつ並んだ)のように使います。日常会話でよく用いられ、フォーマルな場面でも問題なく使用できます。似た表現に 'in pairs' (2つずつ)があります。
立体的、3次元の
※ 長さ、幅、高さの3つの次元を持つことを意味します。映画、ゲーム、デザインなど、様々な分野で使用されます。物理的な立体だけでなく、比喩的に「多角的な視点」を表すこともあります。例えば、'a three-dimensional character' は「奥行きのある人物」という意味になります。
二人なら楽しいが、三人は邪魔
※ 恋人同士や親密な関係にある二人の空間に、第三者が入ると邪魔になるという意味のことわざです。恋愛関係だけでなく、親友同士の関係など、親密な関係全般に使われます。日本語の「男二人旅に花は要らぬ」に近いニュアンスがあります。
~に万歳三唱
※ 誰かを称賛したり、何かを祝ったりするときに使われる表現です。伝統的なスピーチや祝賀会などで用いられ、'Three cheers for the bride and groom!'(新郎新婦に万歳三唱!)のように使います。現代では、皮肉を込めて使われることもあります。
使用シーン
学術論文や教科書で頻繁に使用されます。特に、統計データや実験結果を説明する際に、「three factors(3つの要因)」、「three groups(3つのグループ)」のように用いられます。また、理論やモデルを説明する際にも、「three stages(3つの段階)」、「three components(3つの構成要素)」といった形で登場します。文体はフォーマルで、客観的な記述が求められる場面で不可欠な単語です。
ビジネス文書やプレゼンテーションで、データを分析したり、計画を説明したりする際に使用されます。「three key objectives(3つの主要目標)」、「three main strategies(3つの主要戦略)」のように、重要なポイントを強調する際に効果的です。会議での議論や報告書作成など、フォーマルなコミュニケーションでよく見られます。
日常会話で頻繁に使用されます。例えば、「I have three apples.(リンゴを3つ持っています)」のように、具体的な数を伝える際に直接的に用いられます。また、「the three of us(私たち3人)」のように、人数を指す際にもよく使われます。買い物の場面や家族との会話など、様々なシチュエーションで登場する基本的な単語です。
関連語
類義語
『少数』を意味する形容詞。数えられる名詞(可算名詞)に対して用いられ、日常会話や一般的な文章で広く使われる。フォーマルな場面でも使用可能。 【ニュアンスの違い】『three』が具体的な数であるのに対し、『few』は漠然とした少数を示す。また、『few』はしばしば不足感やネガティブな印象を伴う。 【混同しやすい点】『a few』と『few』の意味の違い。『a few』は『いくつか』と肯定的な意味合いだが、『few』は『ほとんどない』と否定的な意味合いを持つ。また、不可算名詞には『little』を用いる。
『いくつか』、『数個』という意味の形容詞。threeよりも少し多い数を示すことが多い。フォーマルな場面でも使用可能。 【ニュアンスの違い】『several』は『three』よりもやや改まった印象を与える。また、具体的な数をぼかしたい場合にも用いられる。数えられる名詞(可算名詞)にのみ使用。 【混同しやすい点】具体的な数(例:four, five)の代わりに、ぼかして『several』を使うことで、正確な数を伝える必要がない場合や、相手に推測させる意図がある場合がある。
- couple of
『2つ』または『2,3個』という意味の口語的な表現。日常会話で頻繁に使われる。 【ニュアンスの違い】厳密には『2つ』だが、実際には『few』に近い意味で使われることもある。『three』よりカジュアルな印象。 【混同しやすい点】『couple』は通常2つを指すが、『a couple of』のように『a』がつく場合は、必ずしも2つとは限らない。状況によっては『several』に近い意味合いを持つ場合もある。
- a number of
『多数の』という意味で、数えられる名詞(可算名詞)に対して用いられる。フォーマルな場面や文章でよく使われる。 【ニュアンスの違い】『three』とは異なり、具体的な数を示さず、漠然とした多数を示す。また、『many』よりもややフォーマルな印象を与える。 【混同しやすい点】『the number of』との違い。『a number of + 複数名詞』は『多くの~』という意味だが、『the number of + 複数名詞』は『~の数』という意味になる。動詞の形も異なる(前者は複数扱い、後者は単数扱い)。
- a trio of
『3人組』または『3つ組』という意味で、音楽、演劇、スポーツなどの特定のグループやセットを指す際に使われる。やや文学的、または芸術的なニュアンスを持つ。 【ニュアンスの違い】『three』が単なる数を表すのに対し、『a trio of』は一体感やまとまりのあるグループを強調する。日常会話よりも、ややフォーマルな文脈で使われる。 【混同しやすい点】常に3つで構成されるグループを指す点。『three』の単なる置き換えではなく、特定の状況下でのみ使用される。
『3倍の』、『3重の』という意味の形容詞または動詞。形容詞としては、量や価値が3倍であることを示し、動詞としては、何かを3倍にすることを意味する。 【ニュアンスの違い】『three』が単に数を表すのに対し、『triple』は数量の増加や倍増に焦点を当てる。ビジネスや科学的な文脈で使われることが多い。 【混同しやすい点】名詞の『three』とは異なり、形容詞または動詞として使われる点。また、常に3倍という明確な倍率を示すため、漠然とした数を示す『three』とは使い方が異なる。
派生語
- thrice
『3回』という意味の副詞。『three』に回数を表す接尾辞『-ce』が付いた。古風な表現だが、『二度あることは三度ある』のように、格言や引用で時折見られる。日常会話ではほとんど使われないが、文学作品や歴史的な文脈で目にすることがある。
- triad
『三つ組』や『三位一体』を意味する名詞。ギリシャ語の『trias(3つ組)』に由来し、『three』と語源を共有する。音楽、宗教、犯罪組織など、特定の分野で専門用語として使われることが多い。日常会話での使用頻度は低い。
『三角形』を意味する名詞。『tri-(3つ)』と『angle(角)』が組み合わさった語。数学、幾何学、デザインなど、幅広い分野で使用される。日常会話でも頻繁に使われる基本的な語彙。
反意語
『1』を意味する。数として『three』と直接対立する。日常会話から学術的な文脈まで、あらゆる場面で使用される。比喩的には、『one』は単一性や独自性を、『three』は複数性や多様性を表す。
『単一の』、『一つの』という意味の形容詞。『three』が複数であることを示すのに対し、『single』は一つであることを強調する。例えば、結婚における『single(独身)』と『married with three children(子供3人を持つ既婚者)』のように、明確な対比をなす。
『一対』や『二つ組』を意味する名詞。『three』が3つであることを示すのに対し、『pair』は2つであることを意味する。例えば、靴下は通常『pair』で売られ、『three』足セットとは言わない。
語源
"Three"の語源は、印欧祖語の「*treyes(3つの)」に遡ります。これがゲルマン祖語で「*thrijiz」となり、古英語で「þrī」へと変化しました。現代英語の"three"はこの古英語形から直接受け継がれています。興味深いのは、"through"(〜を通して)や"throng"(群衆)といった単語も、"three"と同じ語根に由来する可能性があることです。これは、初期の人々が「たくさん」という概念を、具体的な数である「3」と結びつけていたことを示唆しています。例えば、「三種の神器」のように、ある程度の数が集まることで特別な意味を持つ、といった感覚です。このように、"three"というシンプルな単語にも、古代の人々の思考や言語の進化が反映されているのです。
暗記法
西洋では「3」は特別な数字。キリスト教の三位一体、ギリシャ神話の運命の三女神…完成や調和、時間の流れを象徴します。童話では主人公が3つの試練を乗り越え成長。「3度目の正直」という言葉も。最小の集団として、意見調整や協力も円滑に進むと考えられています。単なる数以上の、深遠な文化的意味合いが込められているのです。
混同しやすい単語
発音が非常に似ており、特にネイティブの発音を聞き取る際には注意が必要です。'three' は数字の『3』、'tree' は『木』という意味で、品詞も異なります。文脈から判断することが重要です。また、'th' の発音を意識することで区別しやすくなります。
発音が似ており、'th' の有無が主な違いです。意味は『自由な』、『無料の』などで、形容詞として使われることが多いです。'Three' は数詞であるため、文法的な役割も異なります。'th' の発音を意識して区別しましょう。
スペルが非常に似ており、特に 'thr' の部分が共通しています。発音は異なりますが、スペルミスをしやすい単語です。意味は『~を通って』、『~の間』などで、前置詞や副詞として使われます。スペルの違いを意識して、意味と文脈から判断しましょう。
最初の3文字が同じで、スペルが似ているため、混同しやすい可能性があります。発音も最初の部分が似ています。意味は『理論』であり、名詞として使われます。意味と品詞が全く異なるため、注意が必要です。
スペルと発音がわずかに似ており、特に語尾の 'sh' の音が共通しています。意味は『脱穀する』という動詞で、日常会話ではあまり使われませんが、文章で出会った際に混同しないように注意が必要です。
'three'と'threw' は、発音が似ています。'threw'は 'throw' (投げる) の過去形であり、動詞として使用されます。スペルも似ていますが、文脈から判断できます。例えば、'He threw the ball' (彼はボールを投げた) のように使われます。
誤用例
非制限用法の関係代名詞において、先行詞が人を表す場合、'all of them'ではなく'all of whom'を用いるのが文法的に正しいです。日本語では『私の息子は3人いて、彼らは皆医者です』のように、接続詞で繋ぐ発想になりがちですが、英語では関係代名詞を用いることでより洗練された表現になります。特に書き言葉やフォーマルな場面では重要です。ただし、口語では 'and they are all doctors' のように表現することも可能です。
日本語の『〜と結婚する』という表現に引きずられ、'marry with'としてしまう誤りです。'marry'は他動詞であるため、前置詞は不要です。この誤用は、日本語の助詞『と』が英語の前置詞'with'に相当するという誤った思い込みから生じやすいです。英語の 'marry' は、行為の主体が相手に直接働きかけるイメージであり、前置詞を必要としません。ただし、受動態の場合は 'be married to' のように前置詞が必要になります。
'deer' は単数形と複数形が同じ形をとる不規則名詞です。これは、古英語に由来する名詞に多く見られる特徴で、'sheep' や 'fish' なども同様です。日本人は、名詞の複数形には通常 's' をつけるという規則を過度に一般化しがちですが、英語には歴史的な経緯から例外が多く存在します。このような例外を知っておくことは、英語の語源や歴史に対する理解を深める上で重要です。また、この誤用は、数詞の後に必ず複数形が来ると考えがちな日本語話者に起こりやすいでしょう。
文化的背景
「three」は、西洋文化において特別な意味を持つ数字であり、完成、調和、そして神聖さを象徴することがあります。三位一体というキリスト教の教義がその代表例であり、父なる神、子なるイエス、聖霊という3つの位格が一体であるという概念は、「three」という数字に深遠な精神性を与えています。
古代ギリシャ・ローマの時代から、「three」は物語や神話において重要な役割を果たしてきました。例えば、ギリシャ神話に登場する運命の三女神(モイライ)は、人間の誕生から死までの運命を司り、過去・現在・未来という時間の流れを象徴しています。また、多くの童話や寓話において、主人公は3つの試練を乗り越えたり、3つの願いを叶えたりすることで成長を遂げます。これは、「three」が持つ「完成」や「達成」といったイメージと結びついています。
文化的なイメージとしても、「three」はバランスと安定を表すことがあります。例えば、三脚(tripod)は安定した基盤を象徴し、写真撮影や測量などの分野で重要な役割を果たします。また、「3度目の正直(third time's the charm)」という言葉は、3回目には成功するという楽観的な信念を表しており、失敗からの回復力や粘り強さを意味します。
さらに、「three」は集団における最小単位としても認識されます。2人では対立が起こりやすい状況でも、3人いれば意見の調整や協力がより円滑に進むと考えられます。このため、政治的な意思決定やビジネスにおける合意形成においても、「three」という数字は重要な意味を持つことがあります。このように、「three」は単なる数以上の、深遠な文化的、社会的な意味合いを帯びているのです。
試験傾向
この単語自体は基礎的なため、直接的な語彙問題での出題は少ないですが、長文読解やリスニングで頻繁に登場します。特に、three-dimensional(三次元の)などの複合語や、third(三番目)といった派生語に注意が必要です。級が上がるにつれて、比喩的な表現や慣用句の中で使われることもあります。例えば、'a third party'(第三者)といった表現は準1級以上で頻出です。
TOEICでは、threeという単語自体は基礎的なため、直接的な語彙問題としてはあまり出題されません。しかし、グラフや表など数字を扱う問題で頻繁に登場します。例えば、「Three companies participated in the project.」(3社がプロジェクトに参加した)のような文で使われます。また、three-year plan(3年計画)のような複合語も頻出です。ビジネスの文脈で数字が重要な情報となるため、注意が必要です。
TOEFLでは、threeという単語自体は基礎的なため、直接的な語彙問題としてはあまり出題されません。しかし、アカデミックな文章中で、データや統計を示す際に頻繁に登場します。例えば、「Three different methods were used in the experiment.」(3つの異なる方法が実験で使用された)のような文で使われます。また、three-dimensional(三次元の)のような複合語も、科学系の文章ではよく見られます。文脈を理解し、数字が示す意味を正確に把握することが重要です。
大学受験では、threeという単語自体は基礎的なため、直接的な語彙問題としてはあまり出題されません。しかし、長文読解やリスニングで頻繁に登場します。特に、比喩的な表現や慣用句の中で使われることもあります。例えば、'two or three times'(2、3回)のような表現はよく見られます。また、three-dimensional(三次元の)のような複合語も、科学系の文章では頻出です。文脈の中で正確に意味を理解することが重要です。