there
th の音(/ð/)は、舌先を上下の前歯で軽く挟んで息を出す有声音です。日本語の『ザ』よりも摩擦音が強く、舌をしっかり出すのがポイント。/eə/ は二重母音で、口を少し開けて『エ』と発音し、すぐに曖昧母音『ア』に移行させます。最後の 'r' はアメリカ英語では発音しますが、イギリス英語では発音しないこともあります。
そこに
場所や存在を示す基本的な意味。話し手と聞き手の間で共有された場所や、文脈から明らかな場所を指すことが多い。漠然と『どこか』を示す場合にも使う。
Look! My cat is over there, sleeping in the sun.
見て!私の猫が、あそこで日なたぼっこして寝てるよ。
※ 【情景】日差しの中で気持ちよさそうに寝ている猫を見つけ、誰かに「見て!」と指差して教えている場面です。「あそこにいるよ!」と、具体的な場所を指し示すときに自然に使われる表現です。 【ポイント】「over there」で「あちらの方に」「向こうに」というニュアンスが加わります。場所を示す副詞「there」は、この例文のようにbe動詞の後ろに来て「そこにいる/ある」という状態を表します。
I walked to the coffee shop and sat down right there by the window.
コーヒーショップまで歩いて行って、窓のすぐそばの席に座りました。
※ 【情景】お気に入りのコーヒーショップに着き、窓のすぐそばにある心地よい席を見つけて、腰を下ろしているリラックスした瞬間です。特定の場所を指し示し、そこで何か行動を起こすときに使われます。 【ポイント】「right there」は「まさにそこに」「ちょうどそこに」と、場所をより正確に、または強調して示したいときに使います。動詞(sat down)の後に置いて、その動作が行われる場所を示しています。
Do you remember that small park? We used to play there every day after school.
あの小さな公園覚えてる?私たちは毎日放課後、そこで遊んだよね。
※ 【情景】昔の友達と再会し、学生時代によく遊んだ懐かしい公園の思い出話をしている場面です。「毎日放課後にそこで遊んだね」と、過去の楽しかった日々を振り返っています。 【ポイント】「there」は、一度話題に出た場所(この場合は「that small park」)を繰り返す代わりに使うことができます。過去の習慣を表す「used to 動詞(以前は~したものだ)」と一緒に使うと、思い出話が豊かになります。
そこにいる人
主に形式主語として使われ、具体的な人物や集団を指すわけではない。文法的な構造を整えるために用いられる。
There are many happy children laughing loudly in the park.
公園では、たくさんの楽しそうな子供たちが大きな声で笑っています。
※ 「There are...」は「〜がいる」と、人や物の存在を伝えるときに使われる最も基本的な表現です。この例文では、公園で元気に遊ぶ子供たちの様子が目に浮かびますね。賑やかな情景が伝わってきます。
Excuse me, is there anyone who can help me with this heavy box?
すみません、この重い箱を運ぶのを手伝ってくれる人はいますか?
※ 困った時に「誰かいますか?」と助けを求める、とても自然な会話表現です。「Is there anyone...?」で「誰かいますか?」と尋ねることができます。目の前に重い箱を抱えて、周りを見回している状況が想像できますね。
When I opened the quiet room, there was no one inside.
静かな部屋のドアを開けたら、中には誰もいませんでした。
※ 「There was no one...」は「誰もいなかった」と、人の不在を伝えるときに使います。誰もいないはずの場所に足を踏み入れた時の、少し寂しい、あるいは驚いたような気持ちが伝わってくる例文です。過去の出来事を話すときによく使われます。
ほら
何かを提示したり、注意を引いたりする際に使われる。軽い驚きや確認のニュアンスを含むこともある。
There! Your keys were right here on the table.
ほら!鍵はまさしくテーブルの上にありましたよ。
※ 友人が部屋で鍵を探していて、あなたが見つけてあげた場面を想像してみてください。「ほら、ここにあったよ!」と、探し物を見つけた時に相手の注意を引く「ほら」の典型的な使い方です。見つけたものを指差しながら言うと、より自然な英語になりますよ。
There, there. Don't cry, everything will be fine.
ほら、ほら。泣かないで、きっと大丈夫だから。
※ 誰かが悲しんでいて、あなたが優しく肩をポンと叩きながら慰めている場面です。この「There, there.」は、相手を安心させたり、励ましたりする時に使われる「ほら」の表現で、特に子供や心が沈んでいる人に対して、より温かい気持ちを伝えることができます。
There! Look at the beautiful rainbow in the sky.
ほら!空にきれいな虹が出てるよ。
※ 友達と外で話している時に、ふと空に美しい虹を見つけて、思わず「見て!」と相手に教える場面です。何か素晴らしいものや、相手にぜひ見てほしいものがある時に、注意を引く「ほら」として使われます。驚きや感動を共有したい気持ちが伝わりますね。
コロケーション
およそ、その辺り
※ 場所、時間、数量など、正確な値を示さずに、その周辺や概算を指す場合に用います。例えば、「彼は30歳そこそこだ (He is 30 thereabouts.)」のように使います。フォーマルな場面よりも、日常会話でよく用いられます。また、単に「その辺り」という場所を表すだけでなく、「その程度」という数量を表すこともあります。
そこに問題がある、それが悩みのもとだ
※ シェイクスピアの『ハムレット』に由来する表現で、問題の本質や困難な点が存在することを示唆します。少し古風で文学的な響きがあり、日常会話よりは、書き言葉やスピーチなどで用いられることが多いです。比喩的に「厄介な点」「核心部分」を指し、解決困難な問題や矛盾を指摘する際に使われます。
目標を達成する、成功する
※ 文字通りには「そこに着く」という意味ですが、比喩的に「目標を達成する」「成功する」という意味で使われます。努力や時間がかかることを前提としており、「粘り強く頑張れば最終的にはうまくいく」というニュアンスが含まれます。例えば、「時間がかかるかもしれないけど、必ず成功するよ (We'll get there eventually.)」のように使います。日常会話で非常に一般的な表現です。
はいどうぞ、その通り、よくできました
※ 状況によって様々な意味を持つ便利な表現です。物を渡すときに「はいどうぞ」、相手の言ったことが正しいときに「その通り」、相手が何かを成し遂げたときに「よくできました」という意味で使われます。例えば、子供に何かを教えたときに「There you go!」と言うと、「よくできたね!」というニュアンスになります。非常に口語的な表現です。
人の好みはそれぞれだ
※ 「人の趣味や好みは説明できない、理解できない」という意味のことわざ的な表現です。誰かの趣味や選択が自分には理解できない場合に、それを尊重するニュアンスを含めて使われます。例えば、奇抜なファッションセンスの人を見て「There's no accounting for taste.」と言うと、「人の好みはそれぞれだからね」というような意味合いになります。少し皮肉めいたニュアンスを含むこともあります。
しっかりしている、正気である
※ 精神的に正常であること、意識がはっきりしていることを意味します。例えば、体調が悪そうな人に「Are you all there?」と聞くと、「大丈夫?しっかりしてる?」という意味になります。否定形で「not all there」と言うと、「少しおかしい」「ぼんやりしている」という意味になります。口語的な表現です。
使用シーン
学術論文や教科書で頻繁に使用される。特に、存在や場所を示す場合や、議論の導入として用いられる。「There is/are ...」の構文で、新しい概念やデータ、証拠を紹介する際に不可欠。例:『There is a growing body of evidence suggesting that...(〜を示唆する証拠が増加している)』。また、統計データを示す際にも使われる。文語的で客観的な表現が求められる場面で多用される。
ビジネス文書やプレゼンテーションで、情報提示や状況説明に用いられる。「There is ...」構文で、課題、機会、進捗状況などを明確に示す。例:『There is a need to improve our customer service.(顧客サービスの改善が必要である)』。会議での議論や報告書作成時など、フォーマルなコミュニケーションで活用される。客観的かつ簡潔な情報伝達が重視される。
日常会話で非常に頻繁に使われる。場所や存在を示すだけでなく、相手の注意を引いたり、状況を説明したりする際に多様な表現で使用される。「There's ...」のように短縮形もよく用いられる。例:『There's a cafe around the corner.(角を曲がったところにカフェがあるよ)』。また、『There, there.(よしよし)』のように慰める際の間投詞としても使われる。カジュアルな会話で自然に使用される。
関連語
類義語
『ここに』という意味で、話し手や書き手のいる場所を示す。場所や空間的な位置関係を示す副詞。 【ニュアンスの違い】『there』が聞き手や読み手にとっての場所を示すのに対し、『here』は話し手にとっての場所を示す。指示代名詞的に、目の前にあるものを指し示す場合にも使われる。 【混同しやすい点】『there』と『here』は場所の基準点が異なる。相手のいる場所を指す場合は『there』、自分のいる場所を指す場合は『here』を使う必要がある。電話で相手に何かを渡す場合、『Here it is.』ではなく『There it is.』が適切。
- in that place
『その場所に』という意味で、具体的な場所を指し示す。フォーマルな場面や、場所を特定する必要がある場合に使われる。 【ニュアンスの違い】『there』よりも具体的で、場所を強調するニュアンスがある。また、より客観的で、感情的な要素を含まない。 【混同しやすい点】『there』は漠然とした場所を示すのに対し、『in that place』は特定の場所を示す。例えば、『I saw him there.』は『彼をそこにいたのを見た』という意味だが、『I saw him in that place.』は『彼をその場所で見た』という意味になり、場所が特定されている。
『あそこに』という意味で、話し手から少し離れた場所を指し示す。日常会話でよく使われる。 【ニュアンスの違い】『there』よりも場所が特定されており、話し手からの距離感が示される。指をさしながら使うことが多い。 【混同しやすい点】『there』は漠然とした場所を示すのに対し、『over there』は具体的な場所を指し示す。また、『over there』は話し手からの距離感が重要であり、近い場所を指す場合は不適切。
- yonder
『向こうに』という意味で、遠く離れた場所を指し示す。古風な表現で、現代英語ではあまり使われない。文学作品や詩などで見られる。 【ニュアンスの違い】『there』よりも遠く、視界の届く範囲の場所を指し示す。ロマンチックな雰囲気や、過去を振り返るような場面で使われる。 【混同しやすい点】現代英語ではほとんど使われず、日常会話で使うと不自然に聞こえる可能性がある。文学的な表現として理解しておくのが適切。
『どこに』という意味で、場所を尋ねる疑問詞、または関係副詞として使われる。場所に関する情報を求める場合に使われる。 【ニュアンスの違い】『there』が場所を示すのに対し、『where』は場所を尋ねたり、場所に関する情報を追加したりする。間接疑問文や関係詞節で使われることが多い。 【混同しやすい点】『there』は場所そのものを指すのに対し、『where』は場所に関する情報を求める。例えば、『I went there.』は『そこに行った』という意味だが、『I know where he is.』は『彼がどこにいるか知っている』という意味になる。
- at that point
『その時点で』という意味で、時間的な、または議論のポイントを指す。時間や状況が特定されていることを強調する。 【ニュアンスの違い】『there』が場所を示すのに対して、『at that point』は時間や議論の要点を指す。議論や説明の流れの中で、重要な転換点を示す場合に使われる。 【混同しやすい点】『there』は場所を表す副詞だが、『at that point』は時間や議論のポイントを表す副詞句である。文脈によって意味が大きく異なるため、注意が必要。
派生語
『それによって』という意味の副詞。『there』に『〜によって』という意味の『by』が付加されたもの。法律文書や契約書など、形式ばった文章で因果関係を示す際に用いられる。日常会話ではまれ。
『その後』という意味の副詞。『there』に『〜の後』という意味の『after』が付加されたもの。『thereby』と同様、フォーマルな文脈で時間的な前後関係を示す際に使われる。日常会話ではあまり使われない。
『その中に』という意味の副詞。『there』に『〜の中に』という意味の『in』が付加されたもの。契約書や法律文書、学術論文など、特定の場所や範囲を指し示す際に使われる。日常会話ではほとんど使われない。
反意語
『ここに』という意味の副詞。『there』が場所を指し示すのに対し、『here』は話し手または聞き手のいる場所を示す。日常会話で頻繁に使われ、場所や存在を示す基本的な語彙。
『どこにも〜ない』という意味の副詞。『there』がある場所を指すのに対し、『nowhere』は場所が存在しないことを示す。場所だけでなく、比喩的に可能性や希望がない状態を表すこともある(例:This leads nowhere)。
『不在』という意味の名詞。『there』が存在を示すのに対し、『absence』は存在しない状態を示す。物理的な不在だけでなく、抽象的な概念(例:absence of evidence)にも用いられる。学術的な文脈やフォーマルな場面でよく使われる。
語源
"there"は、古英語の"þær"に由来し、「そこに」「その場所に」という意味を持っていました。さらに遡ると、ゲルマン祖語の"*þar"にたどり着き、これは指示代名詞の語幹"*þa-"(英語の"that"の語源)に関連しています。つまり、"there"は元々「あの場所」を指し示す言葉だったのです。日本語で例えるなら、「あそこ」や「そこ」といった指示語に近い感覚です。空間的な位置を示すだけでなく、存在や状況を示す場合にも用いられ、「そこに~がある」といった表現にも発展しました。このように、"there"は指示代名詞から派生し、場所や存在を示す基本的な語として現代英語に受け継がれています。
暗記法
「there」は物語の始まりを告げる言葉。「Once upon a time, there was…」は、未知の世界への扉を開く。疑問形「Is there…?」は、可能性や解決策を求める探求心。比喩表現では、「He's not all there.」は精神の不安定さを、「Get there」は目標達成を意味する。場所を示すだけでなく、希望や感情、物語を彩る、多面的な言葉なのだ。
混同しやすい単語
発音が非常に似ており、特に会話では区別が難しい。スペルも 'ei' と 'ere' の違いだけなので、書き間違いやすい。'their' は『彼らの』という意味の所有形容詞で、文法的な役割も異なるため注意が必要。英語の 'heir(相続人)' と同じような 'ei' の発音ルールを覚えておくと良い。
'there is' の短縮形であり、発音はほぼ同じ。アポストロフィの有無で意味が大きく変わるため、文法的な理解が重要。『~がある』という意味で、単数形の存在を示す場合に使う。会話では区別が難しいので、文脈から判断する必要がある。
これは文法的に誤った形ですが、'their' と 'is' を混同して誤って使われることがあります。所有格の 'their' にさらに所有を示すアポストロフィを付けることはできません。'their' はすでに所有を表しているので、これ以上所有を示す必要はありません。
発音が似ており、特に語尾の子音 /n/ の有無が聞き取りにくい。スペルも 'e' と 'en' の違いだけなので、混同しやすい。『then』は『その時』や『それから』という意味の副詞で、時間的な前後関係を示す際に使う。'there' が場所を表すのに対し、'then' は時間を表すと覚えると区別しやすい。
語尾の 'ere' のスペルが共通しており、発音も似ているため、混同しやすい。『where』は『どこ』という意味の疑問詞や関係副詞として使われ、場所を尋ねたり、場所に関する情報を付け加えたりする。文脈から判断することが重要。
スペルと発音が似ているため、特に初心者には混同されやすい。『here』は『ここに』という意味の副詞で、場所を表す。'there' が『そこに』と少し離れた場所を指すのに対し、'here' はより近い場所を指す。
誤用例
日本語の「私の意見は違う」を直訳しようとすると、つい「There is...」構文を使ってしまいがちです。しかし、英語では主語を明確にし、be動詞を使って直接的に表現する方が自然です。英語は主語を省略することを嫌う言語であり、特に意見や感情を表す場合は、誰の意見なのかを明確にすることが重要です。この誤用は、日本語の曖昧さを英語に持ち込もうとする際に起こりやすい典型的な例です。英語では、責任の所在や発言者を明確にすることがコミュニケーションの基本とされています。
「〜のように」を「like that」と表現するのは、口語的でややカジュアルな印象を与えます。ビジネスシーンやフォーマルな場面では、「that way」を使用する方が適切です。また、「do like that」は文法的には間違いではありませんが、より正確には「do it that way」と表現します。この違いは、日本語の「そんな風にやる」という表現をそのまま英語に置き換えようとする際に生じやすいものです。英語では、副詞句の配置によって意味が微妙に変化することがあり、注意が必要です。
「〜だと思う」を文末に「I think」と付け加えるのは、日本語の謙譲語的な表現を英語に持ち込もうとする際に起こりがちです。英語では、自分の意見を述べる際に「I think」を文頭に置く方が、より直接的で自信がある印象を与えます。文末に「I think」を置くと、やや自信がない、または控えめな印象を与える可能性があります。英語では、自分の意見を明確に伝えることが重要視されるため、このような語順の違いがコミュニケーションに影響を与えることがあります。特にビジネスシーンでは、自信を持って発言することが信頼を得る上で重要です。
文化的背景
「there」は単なる場所を示す言葉ではなく、存在、可能性、そして物語の始まりを告げる象徴です。それは「ここにない何か」を指し示すことで、人々の想像力を掻き立て、未知の世界への扉を開く役割を担ってきました。
英語圏の文化において、「there」はしばしば物語の導入部で用いられ、「Once upon a time, there was…(昔々、あるところに…)」というお決まりのフレーズは、読者や聞き手を非日常的な世界へと誘います。この「there」は、具体的な場所を示すだけでなく、時間や空間を超越した、物語が展開される舞台そのものを指し示しています。それは、まだ何もない、可能性に満ちた空間であり、物語の登場人物たちが織りなすドラマの背景となるのです。また、「Is there…?」という疑問形は、未知の可能性や解決策を求める際に用いられます。これは、単に何かが存在するかどうかを尋ねるだけでなく、新しいアイデアやチャンスを探し求める、積極的な姿勢の表れとも言えるでしょう。
さらに、「there」は、しばしば人間の感情や心理状態を表す比喩としても用いられます。「He's not all there.(彼はどこかおかしい)」という表現は、文字通りには「彼はそこにいない」という意味ですが、実際には、その人の精神状態が不安定であったり、現実から遊離していたりすることを暗示します。このように、「there」は、物理的な場所だけでなく、精神的な居場所や安定感の欠如を示す言葉としても機能するのです。また、「Get there(たどり着く)」は目標達成を意味し、困難を乗り越えて理想の場所に到達するイメージを喚起します。この「there」は、単なる目的地ではなく、努力と忍耐の末に得られる成功や幸福の象徴とも言えるでしょう。
このように、「there」は、場所を示すだけでなく、物語の始まり、可能性の探求、精神状態の描写、そして目標達成の象徴として、英語圏の文化に深く根ざしています。それは、人々の想像力を刺激し、未知の世界への憧れを掻き立て、そして、困難を乗り越えて理想の場所に到達する希望を与えてくれる、多面的な意味を持つ言葉なのです。
試験傾向
- 出題形式: 主に長文読解、稀に語彙問題やライティング(意見論述)で間接的に問われる。リスニングでは会話の中で場所や存在を示す際に使われる。
- 頻度と級・パート: 2級以上で頻出。準1級、1級では間接的な理解が重要。
- 文脈・例題の特徴: 一般的な話題からアカデミックな話題まで幅広く登場。場所、状況、存在などを説明する文脈で使われる。
- 学習者への注意点・アドバイス: 副詞としての意味(そこに、あそこに)と、形式主語としての意味(~がある)を区別することが重要。文脈から意味を判断する練習が必要。
- 出題形式: Part 5(短文穴埋め)、Part 6(長文穴埋め)、Part 7(読解問題)で登場。Part 2(応答問題)のリスニングでも使われる。
- 頻度と級・パート: 頻出。特にPart 7の長文読解で重要。
- 文脈・例題の特徴: ビジネス関連の文書やEメール、広告などで使われる。場所や存在を示すほか、抽象的な状況を示す場合もある。
- 学習者への注意点・アドバイス: 文脈における意味を正確に把握することが重要。特に、There is/are構文の理解は必須。紛らわしい語句(their, they're)との区別も重要。
- 出題形式: リーディングセクションで頻出。ライティングセクションでも間接的に使用。
- 頻度と級・パート: 頻出。アカデミックな内容を理解する上で重要。
- 文脈・例題の特徴: 学術的な論文や記事で使われる。抽象的な概念や状況を説明する際に使われることが多い。
- 学習者への注意点・アドバイス: 抽象的な概念を示す場合があるので、文脈全体から意味を推測する練習が必要。There is/are構文の多様な用法を理解することが重要。
- 出題形式: 長文読解で頻出。文法問題や英作文でも間接的に問われる。
- 頻度と級・パート: 頻出。難関大学ほど重要度が増す。
- 文脈・例題の特徴: 幅広いテーマの文章で登場。論説文、物語文など、様々な文体で使われる。
- 学習者への注意点・アドバイス: 文脈における意味を正確に把握することが重要。特に、There is/are構文の倒置や省略形に注意。様々な文脈で使われるため、多くの英文に触れることが重要。