terrified
第一音節に強勢があります。/ər/の音は、日本語の「ア」と「ウ」の中間のような曖昧母音で、舌を軽く丸めるように発音するとよりネイティブに近くなります。/faɪ/の部分は二重母音で、/f/の音は上の前歯を下唇に軽く当てて息を出すように発音します。最後の/d/は、舌先を上の歯茎につけて破裂させる音です。
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震え上がる
恐怖で体が震えるほどの強い感情を表す。突然の危険や想像を絶する事態に直面した際に使われる。受動的な状態を表し、しばしばbe terrifiedの形で用いられる。
I was completely terrified when a cat suddenly jumped out in the dark street.
暗い道で猫が突然飛び出してきた時、私は完全に震え上がりました。
※ この例文は、予期せぬ出来事に驚き、心臓が飛び出るほど怖がっている様子を描写しています。'completely' は「完全に」という意味で、恐怖の度合いが非常に強いことを強調しています。'be terrified when...' の形で、何が起きた時に震え上がったのかを伝える典型的な使い方です。
She was terrified by the large audience for her first presentation.
彼女は初めてのプレゼンテーションで、大勢の聴衆に震え上がっていました。
※ 人前で話す時の極度の緊張や恐怖を表す場面です。たくさんの人の視線を感じて、体がすくむような状態を想像できますね。'be terrified by...' の形で、「何によって震え上がったのか」という恐怖の原因を示すことができます。
He was terrified of his father's anger after getting a bad test score.
彼はテストで悪い点数を取った後、お父さんの怒りを震え上がって恐れていました。
※ この例文は、これから起こるであろう良くない結果(父親の怒り)を想像して、ビクビクしている子供の姿を描写しています。'be terrified of...' は、「何か特定の物事や人を恐れている」という一般的な恐怖の対象を示す時によく使われる表現です。
怯えきった
強い恐怖によって精神的に圧倒され、身動きが取れない状態。長期的な脅威やトラウマによって心が深く傷ついている状況を示す。
The little girl was terrified of the loud thunder.
幼い少女は大きな雷の音に怯えきっていました。
※ 突然の大きな音に体がすくんでしまう様子が伝わる例文です。「be terrified of A」で「Aをひどく恐れている」という、非常によく使われる形です。
After watching the horror movie, he felt truly terrified.
ホラー映画を見た後、彼は心底怯えていました。
※ 怖い映画や体験の後に感じる「ぞっとするような恐怖」を表しています。「feel terrified」で「怯えを感じる」という表現になります。感情を強調したいときに「truly」などの副詞を使うと、より臨場感が出ます。
She was terrified to look down from the tall building.
彼女は高層ビルから下を見下ろすのが怖くてたまりませんでした。
※ 特定の行動をすることに対して強い恐怖を感じる状況です。「be terrified to do something」で「~するのがひどく怖い」という意味になります。高所恐怖症の人など、体がすくんでしまう情景が目に浮かびますね。
コロケーション
高所恐怖症である
※ 「terrified of + 名詞」の形で、特定の対象に対する強い恐怖心を表現します。ここでは「heights(高さ)」という名詞が使われており、高所に対する病的な恐怖、つまり高所恐怖症を表します。単に「怖い」というよりも、パニックに近い感情を伴うニュアンスです。口語・文語どちらでも使われますが、心理的な状態を説明する際によく用いられます。類似表現に 'afraid of heights' がありますが、'terrified' はより強い恐怖を表します。
恐怖による沈黙
※ 「形容詞 + 名詞」の組み合わせで、恐怖で声も出せない、または言葉を失った状態を表します。例えば、恐ろしい光景を目撃した後の沈黙や、脅迫を受けた後の沈黙などが該当します。この表現は、恐怖が単なる感情ではなく、行動や反応を麻痺させるほど強いものであることを示唆します。文学作品や映画などで、緊迫した状況を描写する際に効果的に使用されます。類似表現に 'awkward silence' などがありますが、こちらは気まずさや緊張感からくる沈黙を指します。
恐怖で身がすくむ
※ 「terrified + 形容詞」の形で、恐怖で体が硬直してしまう状態を表します。文字通り、恐怖で体が動けなくなる様子を表現しており、強い恐怖による身体的な反応を示します。比喩的な意味合いも強く、恐怖で思考停止に陥るような状況にも使われます。口語的な表現で、日常会話でも比較的よく使われます。類似表現に 'scared stiff' がありますが、'terrified' の方がより深刻な恐怖を表します。
完全に恐怖にかられている
※ 「副詞 + 形容詞」の組み合わせで、恐怖の度合いを強調します。「absolutely」は「完全に」「絶対的に」という意味で、恐怖が非常に強いことを示します。例えば、夜道で不審者に遭遇した場合や、事故現場を目撃した場合などに使われます。日常会話だけでなく、ニュース記事や小説など、幅広い場面で使用されます。類似表現に 'utterly terrified' がありますが、意味合いはほぼ同じです。
死ぬほど怖い
※ 「terrified to death」はイディオムで、極度の恐怖を経験している状態を表します。文字通り「死ぬほど怖い」という意味で、実際には死ぬわけではないものの、それほどまでに強烈な恐怖を感じていることを強調します。口語表現で、日常会話でよく使われます。類似表現に 'scared to death' がありますが、'terrified' の方がより強い恐怖を表現します。
怯えきった子供
※ 「形容詞 + 名詞」の形で、子供が非常に恐れている様子を表します。子供特有の無力さや感受性と相まって、恐怖の感情がより強調されます。例えば、暗闇の中で一人ぼっちになった子供や、雷鳴に怯える子供などが該当します。文学作品や児童心理学の分野でよく用いられる表現です。類似表現に 'frightened child' がありますが、'terrified' の方がより強い恐怖を表します。
使用シーン
学術論文や書籍において、恐怖や心理的な影響を説明する際に用いられます。例えば、歴史学の研究で「〜の出来事は人々をterrifiedにした」のように、特定の出来事が社会に与えた心理的影響を強調する際に使用されます。心理学の論文では、被験者の恐怖体験を記述する際に、客観的な表現として用いられることがあります。
ビジネスシーンでは、プレゼンテーションや報告書など、比較的フォーマルな場面で使われることがあります。例えば、市場調査の結果を報告する際に、「消費者は〜というリスクにterrifiedしている」のように、顧客の心理状態を説明する際に使われます。ただし、日常的なビジネス会話では、より平易な表現(afraid, scared)が好まれる傾向があります。
日常会話では、それほど頻繁には使われませんが、非常に強い恐怖を表したい場合に用いられます。例えば、「私はジェットコースターにterrifiedした」のように、個人的な体験を語る際に使用されます。ただし、よりカジュアルな場面では、「scared stiff」や「frightened」といった表現が一般的です。ニュースやドキュメンタリーでは、事件や事故の被害者の心理状態を説明する際に使われることがあります。
関連語
類義語
恐怖、心配、または嫌悪感を感じる状態を表す一般的な語。日常会話で広く使われ、具体的な対象がなくても使用可能。 【ニュアンスの違い】"Terrified"よりも感情の強度が低く、より一般的な恐怖を表す。また、特定の対象や状況に対する恐れを示すのにも適している。 【混同しやすい点】"Afraid"は形容詞であり、通常"be afraid of"の形で使われる。一方、"terrified"も形容詞だが、より強い恐怖感を伴う。"Afraid"は恐れの対象をぼかせるが、"terrified"は対象が明確な場合が多い。
突然の恐怖や驚きを感じる状態を表す。日常会話でよく使われ、子供が使うことが多い。 【ニュアンスの違い】"Terrified"よりもカジュアルで、一時的な恐怖を表すことが多い。また、恐怖の対象が直接的で具体的な場合に用いられることが多い。 【混同しやすい点】"Scared"は"afraid"と同様に形容詞だが、より口語的で、感情の強さも"terrified"より低い。"Scared"は一時的な驚きや恐怖を表すのに対し、"terrified"はより持続的な恐怖を表す。
恐怖を感じさせる状態を表す。"Scared"よりもややフォーマルで、文学的な表現にも使われる。 【ニュアンスの違い】"Terrified"に近い意味を持つが、感情の強さはやや低い。また、対象が不明確な恐怖にも使用できる。 【混同しやすい点】"Frightened"は形容詞であり、"scared"とほぼ同じ意味で使われるが、よりフォーマルな印象を与える。"Terrified"は極度の恐怖を表すのに対し、"frightened"はそれよりも穏やかな恐怖を表す。
石のように動けなくなるほどの恐怖を感じる状態を表す。比喩的な表現で、文学作品や映画などでよく使われる。 【ニュアンスの違い】"Terrified"よりも感情の強度が非常に高く、文字通り身動きが取れないほどの恐怖を表す。日常会話ではあまり使われない。 【混同しやすい点】"Petrified"は比喩的な表現であり、文字通りの意味(石化する)と恐怖で動けなくなる意味の両方を持つ。"Terrified"は単に強い恐怖を感じることを意味する。
- horrified
強い嫌悪感と恐怖を感じる状態を表す。道徳的な嫌悪感や衝撃的な出来事に対して使われることが多い。 【ニュアンスの違い】"Terrified"が単なる恐怖を表すのに対し、"horrified"は嫌悪感や道徳的な衝撃を伴う恐怖を表す。対象となる事柄が不道徳であったり、非常に不快であったりする場合に使われる。 【混同しやすい点】"Horrified"は恐怖だけでなく、強い嫌悪感を含むため、単なる恐怖を表す"terrified"とは意味が異なる。例えば、残虐な事件や光景を目にしたときに使われる。
- alarmed
危険や問題の発生を知らせる、またはそれによって不安や心配を感じる状態を表す。ニュース報道や警告などでよく使われる。 【ニュアンスの違い】"Terrified"のような極度の恐怖ではなく、より穏やかな不安や警戒心を表す。また、何らかの危険や問題が迫っていることを示唆する。 【混同しやすい点】"Alarmed"は、必ずしも極度の恐怖を意味せず、むしろ注意を喚起するニュアンスが強い。"Terrified"は個人的な感情を表すのに対し、"alarmed"は状況に対する反応を表すことが多い。
派生語
『恐怖させる』という意味の動詞。『terrified』の原形であり、受動態または形容詞として使われることが多い。日常会話よりも、ややドラマチックな状況や、報道記事などで使われる傾向がある。『The loud noise terrified the children.(その大きな音は子供たちを恐怖させた)』のように使用。
『恐怖』という名詞。元々は『激しい恐れを引き起こすもの』という意味合いが強く、テロリズム(terrorism)の語源にもなっている。日常会話でも使われるが、ニュースや歴史的な文脈で頻繁に見られる。『The terror of war is unimaginable.(戦争の恐怖は想像を絶する)』のように使用。
元々は『恐ろしい』という意味だったが、時代を経て『素晴らしい』という意味に変化した形容詞。意味が正反対になった珍しい例。日常会話で非常に頻繁に使われ、肯定的な意味合いを持つ。『You did a terrific job!(あなたは素晴らしい仕事をした!)』のように使用。
反意語
『安心させる』『慰める』という意味の動詞、または『安心』『慰め』という意味の名詞。『terrified』が抱く極度の不安や恐れとは対照的に、精神的な安定や平穏を与えることを指す。日常会話で頻繁に使われ、精神的なサポートや物質的な快適さに関連する文脈で用いられる。『She comforted the terrified child.(彼女は恐怖に怯える子供を慰めた)』のように使用。
『落ち着かせる』という意味の動詞、または『穏やかな』という意味の形容詞。『terrified』が示すパニック状態とは対照的に、精神的、感情的な平静さを表す。天気や海の状態を表す際にも用いられる。日常会話からビジネスシーンまで幅広く使われる。『The sea was calm after the storm.(嵐の後、海は穏やかだった)』のように使用。
『安心させる』という意味の動詞。接頭辞『re-(再び)』と『assure(保証する)』が組み合わさり、『再び保証する』ことで不安を取り除くニュアンスを持つ。『terrified』な状態を打ち消し、自信や信頼を取り戻させる意味合いで使用される。ビジネスや医療の現場など、相手の不安を解消する必要がある場面で特に有効。『The doctor reassured the patient about the surgery.(医者は手術について患者を安心させた)』のように使用。
語源
"Terrified"は、ラテン語の"terrere"(恐怖で満たす、脅かす)に由来します。この"terrere"が古フランス語を経由して英語に入り、"terrify"(恐怖で満たす)となりました。"Terrified"はその"terrify"の過去分詞形で、「恐怖で満たされた」状態、つまり「震え上がるほど怯えた」状態を表します。日本語で例えるなら、「脅かす」という言葉が「脅かされた」という状態を表すのと同じ構造です。"Terrified"は、単に怖いというよりも、圧倒的な恐怖によって身動きが取れないような状態を指すニュアンスがあります。例えば、夜道で予期せぬ出来事に遭遇し、文字通り体が凍り付くような感覚が、この単語のイメージに近いでしょう。
暗記法
「terrified」は、中世の宗教的恐怖や絶対的な権力への畏怖から生まれた言葉。神の裁きや王の怒りは、人々の存在意義を脅かす根源的な恐怖でした。ゴシック小説やディストピア小説では、この感情が暗い城や全体主義社会を通して描かれます。『1984年』のビッグ・ブラザーは象徴的です。現代では、テロや災害、パンデミックが私たちを「terrified」させますが、同時に連帯と回復力も生み出します。この言葉の背景には、人間の脆弱性と強さが深く刻まれているのです。
混同しやすい単語
発音が非常に似ており、特に語尾の 'fic' と 'fied' の違いが聞き取りにくいことがあります。'Terrified' は『非常に恐れている』という意味ですが、'terrific' は『素晴らしい』という意味で、正反対の感情を表します。日本人学習者は、文脈からどちらの意味で使われているかを判断する必要があります。語源的には、どちらも『恐ろしい』を意味するラテン語に由来しますが、意味が変化した点に注意が必要です。
'Terrified' と同様に、過去分詞の形をとる形容詞で、意味も『石のように硬直した、恐怖で麻痺した』と関連性が高いため混同しやすいです。'Petrified' は恐怖だけでなく、驚きや感動で身動きが取れない状態も表します。語源的には『石にする』という意味なので、イメージで捉えると覚えやすいでしょう。
スペルが似ており、特に語尾の 'fied' の部分が共通しているため、視覚的に混同しやすいです。'Testified' は『証言した』という意味の動詞で、'terrified' とは品詞も意味も異なります。文脈から判断することが重要です。
これも 'fied' で終わる単語で、スペルが似ているため混同しやすい可能性があります。'Satisfied' は『満足した』という意味で、感情を表す形容詞ですが、'terrified' とは感情の種類が異なります。文脈をよく読んで意味を区別しましょう。
意味が 'terrified' と近く、どちらも強い恐怖や嫌悪感を表すため、意味の面で混同しやすいです。'Horrified' は『ぞっとする、ひどく嫌がる』という意味で、'terrified' よりも嫌悪感のニュアンスが強い場合があります。文脈によって使い分けが必要です。
スペルの中に共通する部分('rif')があり、語尾も 'fied' で終わるため、視覚的に紛らわしいことがあります。'Tariffed' は『関税をかけた』という意味で、経済や貿易に関する文脈で使われます。'Terrified' とは全く異なる分野の単語なので、文脈から容易に区別できるはずです。
誤用例
日本語の『心配した』という感情を安易に『terrified』で表現すると、英語では過剰な表現になります。『terrified』は、命の危険を感じるような、非常に強い恐怖を表す言葉です。日本人は控えめな表現を好む傾向があるため、軽い心配事を大げさに表現してしまうことがあります。ここでは『concerned』を使う方が適切で、相手への気遣いを表しつつ、冷静さを保った表現になります。日本語の『〜してしまった』という完了形のニュアンスに引きずられ、つい強い感情を表す単語を選んでしまう傾向があります。
『terrified』は、個人的な体験や身近な危険に対する恐怖を表すのに適しています。一方、『The announcement terrified me.』という文は、発表内容が個人的な恐怖体験に直結しているかのような印象を与え、不自然に聞こえる場合があります。多くの日本人にとって、発表は社会的な出来事であり、個人的な恐怖体験とは結びつきにくいものです。ここでは、より客観的な驚きや不安を表す『alarmed』を使う方が適切です。発表内容が社会全体に与える影響に対する懸念を示すことができます。日本語の『〜は私を恐怖させた』という直訳的な発想が、不自然な英語表現を生む原因となります。
『terrified』は強い恐怖を表すため、完璧主義からくる不安に対して使うと、やや大げさな印象を与えます。日本人は、完璧主義を美徳とする文化的な背景があるため、完璧を求めることへのプレッシャーを強く感じやすい傾向があります。しかし、英語では、完璧主義は必ずしもポジティブなものとは捉えられず、過度な完璧主義は神経質な印象を与えることもあります。ここでは、より一般的な不安を表す『anxious』を使う方が適切です。完璧を求める気持ちは理解できるものの、過度なプレッシャーを感じている状態を表すことができます。日本語の『〜が怖い』という表現を、常に『terrified』で表現しようとすると、語感のズレが生じることがあります。
文化的背景
「terrified」は、単なる恐怖を超え、圧倒的な力によって自由を奪われ、無力感に苛まれるような、根源的な恐怖を表します。この言葉は、中世の宗教的な恐怖や、絶対的な権力に対する人々の畏怖の念と深く結びついて発展してきました。
中世ヨーロッパにおいて、人々は神の裁きや悪魔の存在に「terrified」されました。教会は、終末の日の恐ろしさや地獄の苦しみを説き、信者たちを畏怖させ、信仰を維持しようとしました。また、絶対君主制下では、王の権力は絶対的なものであり、人々は王の怒りを買い、処刑されることを恐れました。この恐怖は、単なる身体的な危険だけでなく、社会的な地位や名誉を失うことへの恐れも含まれていました。つまり、「terrified」という感情は、個人の存在意義そのものを脅かすような、深い絶望感と結びついていたのです。
文学作品においても、「terrified」は重要な役割を果たしてきました。例えば、ゴシック小説では、暗い城や幽霊、超自然的な現象が、登場人物たちを「terrified」させます。これは、理性では説明できない、人間の心の奥底に潜む恐怖を表現するためです。また、ディストピア小説では、全体主義的な社会が、人々の自由を奪い、監視することで、「terrified」な状態を作り出します。ジョージ・オーウェルの『1984年』に登場するビッグ・ブラザーは、まさに「terrified」な存在であり、人々の思考や感情までも支配しようとします。このように、「terrified」は、文学作品を通じて、権力による支配や、人間の尊厳が脅かされる状況を描き出すために用いられてきました。
現代においても、「terrified」は、テロや自然災害、パンデミックなど、予測不可能な出来事に対する人々の感情を表すために使われます。これらの出来事は、個人の力ではどうすることもできない、圧倒的な力を持つため、人々は「terrified」されます。しかし、同時に、「terrified」されることで、人々は連帯し、助け合い、困難を乗り越えようとします。つまり、「terrified」は、人間の脆弱性を示すと同時に、人間の強さや回復力を示す感情でもあるのです。この言葉の背景にある、歴史的、文学的、社会的な文脈を理解することで、「terrified」が持つ深い意味をより深く理解することができるでしょう。
試験傾向
- 出題形式: 主に長文読解、語彙問題(同意語選択、空所補充)。稀にリスニング。
- 頻度と級・パート: 準1級、1級で比較的頻出。2級でも稀に出題される可能性あり。
- 文脈・例題の特徴: ノンフィクション、物語など様々な文脈で登場。恐怖体験、災害、事故などに関する文章でよく見られる。
- 学習者への注意点・アドバイス: 「terrify」の過去分詞形であること、受動的な意味を持つことを理解する。類義語の「afraid」「scared」とのニュアンスの違い(恐怖の度合い、原因など)を意識する。類義語の問題が出題されやすい。
- 出題形式: 主に長文読解(Part 7)。稀に語彙問題(Part 5, 6)。リスニングでの出題は少なめ。
- 頻度と級・パート: TOEIC L&Rで中程度の頻度。特にビジネス関連の記事やメールで使われることがある。
- 文脈・例題の特徴: リストラ、経営危機、顧客からのクレームなど、ビジネス上の危機的状況を表す文脈で使われることが多い。ただし、直接的な恐怖よりも、不安や心配を表す文脈で使われることもある。
- 学習者への注意点・アドバイス: ビジネスシーンにおける「terrified」の使われ方を理解する。類義語の「worried」「concerned」とのニュアンスの違いを意識する。Part 7では、文脈から意味を推測する力が重要。
- 出題形式: 主に長文読解。稀にリスニング。
- 頻度と級・パート: アカデミックな文章で頻出。特に心理学、社会学、歴史学などの分野でよく見られる。
- 文脈・例題の特徴: 社会現象、歴史的事件、心理実験など、抽象的で論理的な文脈で使われることが多い。恐怖の対象が具体的なものだけでなく、抽象的な概念である場合もある。
- 学習者への注意点・アドバイス: アカデミックな文章における「terrified」の使われ方を理解する。類義語の「frightened」「apprehensive」とのニュアンスの違いを意識する。TOEFLでは、文脈理解と語彙力が重要。
- 出題形式: 主に長文読解。稀に語彙問題。
- 頻度と級・パート: 難関大学の入試問題で比較的頻出。標準的なレベルの大学でも出題される可能性あり。
- 文脈・例題の特徴: 物語、評論、説明文など様々な文脈で登場。社会問題、環境問題、歴史的出来事など、幅広いテーマで使われる。
- 学習者への注意点・アドバイス: 文脈から意味を推測する力を養う。類義語の「scared」「afraid」とのニュアンスの違いを意識する。過去問を解いて、実際の問題に慣れておくことが重要。