lengthy
最初の音 /le/ は、日本語の『レ』よりも少し口を横に開いて発音します。/ŋ/ は舌の奥を上あごにつけて鼻から息を出す音で、日本語の『ン』とは少し異なります。最後の /θi/ は、舌先を上下の前歯で軽く挟み、息を摩擦させる音(無声音の『th』)の後に、長母音 /iː/ が続きます。/θ/ の音は日本語にはないため、練習が必要です。また、第一音節にアクセント(強勢)があります。
長々と
時間、文書、スピーチなどが予想以上に長く、退屈な印象を与える場合に使われます。単に長いだけでなく、冗長で不必要な部分が含まれているニュアンスです。
The professor gave a lengthy lecture, and many students started yawning.
教授が長々と講義をしたので、多くの学生があくびをし始めました。
※ この例文は、大学の講義が「長々と」続き、学生たちが飽きてあくびをしている情景を描写しています。「lengthy lecture(長々とした講義)」は、聞く側がうんざりするほど長い、というニュアンスを伝える典型的な使い方です。
Reading the lengthy contract made my eyes tired after a while.
その長々とした契約書を読んでいたら、しばらくして目が疲れました。
※ 重要な書類や契約書が「長々と」続き、読むのに時間と労力がかかる様子を表しています。「lengthy contract(長々とした契約書)」のように、文書や書類の分量が非常に多い場合にぴったりの表現です。読む人の負担が伝わりますね。
We had a lengthy discussion about our future plans until late at night.
私たちは将来の計画について、夜遅くまで長々と話し合いました。
※ この例文は、夜遅くまで続く「長々とした」話し合いの場面を描いています。単に時間がかかっただけでなく、じっくりと、場合によっては結論が出ずに時間がかかった、というニュアンスを含みます。「lengthy discussion(長々とした議論・話し合い)」は、会議や会話が長時間にわたる状況でよく使われます。
だらだら続く
会議や議論、プロセスなどが、なかなか終わらず、進展がない状態を表します。停滞感や不満が含まれることが多いです。
The manager's lengthy speech made everyone in the room feel sleepy.
部長の長々としたスピーチは、部屋にいるみんなを眠くさせました。
※ 会社での会議中に、部長が延々と話し続けている情景を思い浮かべてみましょう。「lengthy speech」は、聞いている人にとっては退屈でうんざりするほど長いスピーチを指します。このように、話や文章が「だらだらと長い」と感じられる時によく使われます。
After a lengthy train ride, I finally arrived home and just wanted to rest.
だらだらと長い電車での移動の後、私はようやく家にたどり着き、ただ休みたかった。
※ 旅行や移動の場面で、目的地に着くまでに予想以上に時間がかかったり、疲れるほど移動が長かったりする時に使えます。「lengthy train ride」は、座りっぱなしでうんざりするような長い電車の旅を表しています。時間の長さに対して「だらだら続く」というニュアンスで使われる典型的な例です。
Filling out the lengthy application form took me almost an hour.
あの長々しい申込書を記入するのに、私はほとんど1時間かかりました。
※ 役所や学校、会社などで、たくさんの項目がある申込書や書類を前にうんざりしている場面です。「lengthy application form」は、記入する項目が多く、手間がかかって時間がかかる書類を指します。このように、作業や手続きが「だらだらと手間がかかる」という文脈でもよく使われます。
コロケーション
時間や手間のかかるプロセス、手続き
※ 何かを完了させるために多くの段階や時間がかかるプロセスを指します。ビジネスシーンや行政手続きなど、複雑で時間がかかる状況を表す際によく用いられます。単に"long process"と言うよりも、そのプロセスが予想以上に時間がかかっている、あるいは退屈であるというニュアンスが含まれることがあります。例えば、"The application process was a lengthy one, requiring multiple forms and interviews."(申請プロセスは長く、複数の書類と面接が必要でした。)のように使われます。
長々と続く議論、詳細な議論
※ 特定のトピックについて、時間をかけて深く掘り下げる議論を指します。会議、交渉、学術的な文脈でよく用いられます。単に"long discussion"と言うよりも、議論が詳細にわたり、様々な意見が交わされたというニュアンスが含まれます。例えば、"After a lengthy discussion, the committee reached a consensus."(長時間の議論の末、委員会は合意に達しました。)のように使われます。
詳細で長い報告書
※ 詳細な情報や分析を含む、ページ数の多い報告書を指します。ビジネスや学術的な文脈で、調査結果や分析を詳細に伝えるために用いられます。単に"long report"と言うよりも、報告書の内容が包括的で、多くの情報が含まれているというニュアンスが含まれます。例えば、"The investigation resulted in a lengthy report detailing the company's financial irregularities."(調査の結果、会社の財務不正を詳述した長大な報告書が作成されました。)のように使われます。
長期間にわたる遅延、大幅な遅れ
※ 予想以上に長く続く遅延を指します。交通機関の遅延、プロジェクトの遅延、または手続きの遅延など、様々な状況で使用されます。単に"long delay"と言うよりも、遅延が予想以上に深刻で、不便や損害を引き起こしているというニュアンスが含まれます。例えば、"Due to the storm, there was a lengthy delay at the airport."(嵐のため、空港で長時間の遅延が発生しました。)のように使われます。
(法律)長期の刑期
※ 裁判で言い渡される、比較的長い期間の刑期を指します。法律や犯罪に関する文脈で用いられます。単に"long sentence"と言うよりも、刑期が特に長く、重大な犯罪に対する処罰であることを強調するニュアンスが含まれます。例えば、"He received a lengthy sentence for his involvement in the drug trafficking operation."(彼は麻薬取引に関与したため、長期の刑期を言い渡されました。)のように使われます。 文法的には、"He was given a lengthy sentence" のように受動態で使われることも多いです。
長期にわたる交渉
※ 合意に達するまでに多くの時間と労力を要する交渉を指します。ビジネス、政治、国際関係などの文脈で用いられます。単に"long negotiations"と言うよりも、交渉が複雑で、多くの利害関係者が関与しているというニュアンスが含まれます。例えば、"The two countries engaged in lengthy negotiations to resolve the border dispute."(両国は国境紛争を解決するために長期にわたる交渉を行った。)のように使われます。
長期間
※ 比較的長い期間を指す一般的な表現です。特定の期間を強調する際に用いられます。例えば、"He lived abroad for a lengthy period of time."(彼は長期間海外に住んでいた。)のように使われます。 "a long period of time" とほぼ同義ですが、"lengthy" を使うことで、期間の長さをより強調する効果があります。
使用シーン
学術論文や研究発表で、詳細な議論や分析を行う際に用いられる。「lengthy discussion(長々とした議論)」や「lengthy analysis(長々とした分析)」のように、研究の深さや網羅性を示すために使われることがある。特に、歴史、社会学、文学などの分野で、あるテーマについて深く掘り下げる場合に適している。
ビジネス文書や会議において、冗長さを避けたい場面ではあまり使われない。ただし、契約書や法的文書など、詳細な説明が必要な場合には、「lengthy contract(長々とした契約書)」のように使われることがある。また、プロジェクトの遅延や問題点を説明する際に、「lengthy delays(長引く遅延)」のように、間接的に問題の深刻さを示すために用いられることもある。
日常会話では、より簡潔な表現が好まれるため、あまり使われない。「long」や「extended」といった単語が代わりに用いられることが多い。ただし、ニュース記事やドキュメンタリーなどで、事件や事故の捜査が長引いている状況を伝える際に、「lengthy investigation(長引く捜査)」のように使われることがある。また、映画やドラマのレビューなどで、作品の冗長さを批判する際に用いられることもある。
関連語
類義語
何か(時間、期間、イベントなど)が通常よりも長く続く、または引き延ばされた状態を指す。医学、法律、または深刻な状況でよく使われる。 【ニュアンスの違い】"lengthy"よりもフォーマルで、ネガティブな意味合いを含むことが多い。例えば、"prolonged illness"(長引く病気)のように、好ましくない事態の長期化を表す。 【混同しやすい点】"lengthy"は単に物理的な長さや時間の長さを指す場合もあるが、"prolonged"は事態の継続に焦点があり、しばしば否定的な含みを持つ。
- extended
何か(期間、範囲、影響など)が元の範囲を超えて広がったり、長くなったりすることを意味する。ビジネス、技術、または学術的な文脈で使用されることが多い。 【ニュアンスの違い】"lengthy"と同様に、時間の長さを表すが、"extended"は元の状態からの拡張や追加を示唆する。例えば、"extended warranty"(延長保証)のように、既存のものに追加された期間を表す。 【混同しやすい点】"extended"は、物理的な長さだけでなく、抽象的な概念(範囲、影響力)の拡大にも使用できる点が、"lengthy"と異なる。また、"extended"は元の状態があることを前提とする。
- protracted
何か(紛争、交渉、議論など)が不必要に長く、引き延ばされた状態を表す。政治、法律、または紛争解決の文脈でよく使われる。 【ニュアンスの違い】"lengthy"よりもさらにネガティブな意味合いが強く、時間浪費や膠着状態を示唆する。例えば、"protracted negotiations"(長引く交渉)のように、進展がなく、時間だけが過ぎていく状況を表す。 【混同しやすい点】"protracted"は、通常、好ましくない状況やプロセスが長引いていることを強調するために使用される。単に時間が長いだけでなく、非効率さや不満感が伴う。
何か(範囲、知識、被害など)が広範囲にわたる、または大規模であることを意味する。調査、研究、または被害状況の説明でよく使われる。 【ニュアンスの違い】"lengthy"は時間の長さを指すのに対し、"extensive"は範囲の広さや規模の大きさを指す。例えば、"extensive damage"(広範囲な被害)のように、物理的な広がりや影響力の大きさを表す。 【混同しやすい点】"extensive"は時間ではなく、空間的な広がりや抽象的な規模を表すため、時間の長さを表す"lengthy"とは根本的に異なる。また、"extensive"は必ずしもネガティブな意味合いを持たない。
- drawn-out
何か(イベント、プロセスなど)が本来よりも長く、退屈または疲れるほどに引き延ばされた状態を指す。日常会話や軽いフォーマルな文脈で使用される。 【ニュアンスの違い】"lengthy"よりもインフォーマルで、主観的な不満や退屈さを伴うことが多い。例えば、"a drawn-out meeting"(長引く会議)のように、参加者がうんざりしている状況を表す。 【混同しやすい点】"drawn-out"は、単に時間が長いだけでなく、話し手のネガティブな感情(退屈、疲労感)が含まれる点が"lengthy"と異なる。また、"drawn-out"は複合形容詞であり、名詞の前に置かれる。
何かが長い間続く、または持続することを意味する。製品、関係、または影響について言及する際に使用される。 【ニュアンスの違い】"lengthy"と同様に時間の長さを表すが、"long-lasting"は持続性や耐久性に重点を置く。例えば、"long-lasting friendship"(長続きする友情)のように、時間の経過にも耐える品質を表す。 【混同しやすい点】"long-lasting"は、通常、肯定的な意味合いを持ち、品質や価値が高いことを示唆する。単に時間が長いだけでなく、その持続性が重要である点が"lengthy"と異なる。また、"long-lasting"は複合形容詞であり、名詞の前に置かれる。
派生語
『長くする』という意味の動詞。『length』に動詞化の接尾辞『-en』が付加。物理的な長さを伸ばす場合だけでなく、時間や期間を長くする場合にも使われる。ビジネスシーンでは『契約期間をlengthenする』のように用いられる。
- lengthwise
『長手方向に』という意味の副詞。『length』に方向を示す『-wise』が付加。物の長さに沿った方向を表し、技術文書や説明書などで用いられる。日常会話よりも、やや専門的な文脈で使われる傾向がある。
『長さ』という意味の名詞。『lengthy』の語源であり、基本的な概念を示す。物理的な長さだけでなく、時間的な長さや距離、範囲なども意味する。日常会話から学術論文まで幅広く使用される。
反意語
『短い』『簡潔な』という意味の形容詞。『lengthy』が冗長で長すぎるニュアンスを含むのに対し、『brief』は要点を絞った簡潔さを表す。ビジネスシーンでは『brief report(短い報告書)』のように用いられ、対照的な意味合いで使用される。
『短い』という意味の形容詞。『lengthy』が時間や文章など、抽象的な長さに使われるのに対し、『short』は物理的な長さに使われることが多い。ただし、『short story(短編小説)』のように、抽象的な文脈でも用いられる。
『簡潔な』という意味の形容詞。『lengthy』が冗長であることを批判的に示すのに対し、『concise』は情報が凝縮され、無駄がないことを肯定的に示す。学術論文や技術文書など、正確さと効率性が求められる文脈で好まれる。
語源
"lengthy"は、古英語の"lang"(長い)に由来し、ゲルマン祖語の"*langaz"を祖先に持ちます。これは「伸びる」「続く」といった意味合いを含みます。 "lengthy"は、この"lang"に接尾辞の"-y"が付加された形容詞です。接尾辞の"-y"は、形容詞を形成する際に「〜のような」「〜に満ちた」という意味を添えることが多く、"lengthy"の場合は「長さで満ちた」「長い状態の」という意味合いになります。日本語で例えるなら、「長々とした話」や「長時間の会議」のように、単に「長い」だけでなく、その長さが少しばかり負担に感じられるニュアンスを含むことがあります。このように、"lengthy"は、語源的には単純な「長さ」を表す言葉から派生し、時間や空間的な長さを強調する形容詞として使われるようになりました。
暗記法
「lengthy」は単に長いだけでなく、忍耐の限界を超えた「長すぎる」状態を指します。効率を重んじる文化では、資源の浪費や苛立ちを伴うものとして、否定的な意味合いを持ちます。ディケンズの小説に描かれた冗長な手続きのように、社会改革の停滞を象徴することも。長患いや長々とした説明が示すように、精神的な負担を伴う長さも示唆します。現代社会でも、効率化と対立する概念として、私たちの忍耐力や資源を消耗させるものへの不満を表す言葉として使われます。
混同しやすい単語
『lengthy』と『length』は、語幹が同じためスペルが非常に似ており、意味も関連しているため混同しやすい。しかし、『length』は名詞で『長さ』を意味し、『lengthy』は形容詞で『(時間的に)長々と続く』『冗長な』を意味する。名詞と形容詞の違いを意識する必要がある。
『lengthy』と『lanky』は、発音が似ており、特に語尾の『-y』の音が共通しているため混同しやすい。『lanky』は形容詞で、『ひょろ長い』『やせっぽちの』といった体型を表す。意味が全く異なる点に注意が必要。スペルも似ているため、文脈で判断する必要がある。
『lengthy』と『leaky』は、語尾が『-ky』で終わる形容詞であり、スペルと発音の類似性から混同しやすい。『leaky』は『漏れる』という意味で、leak (漏れ) という動詞から派生した形容詞。意味も文脈も全く異なるので注意が必要。
lengthyとはスペルも発音も大きく異なるが、なんとなく語感が似ていると感じられる可能性がある。フランス語由来の単語であり、『女性用下着』を意味する。全く意味が異なるため、注意が必要。
『lengthy』とはスペルも発音もさほど似ていないものの、意味の連想から誤解が生じる可能性がある。『lean』は動詞で『寄りかかる』『傾く』、形容詞で『痩せた』『無駄のない』といった意味を持つ。時間的な長さを表す『lengthy』とは意味が異なる。
『lengthy』と『largely』は、語尾が『-ly』で終わる副詞という点で共通しており、スペルの一部も似ているため混同しやすい。『largely』は『大部分は』『主に』という意味であり、意味が全く異なる。副詞として文中でどのように使われているかを意識することで区別できる。
誤用例
日本語の『眠くなる』という表現を直訳すると『make me sleepy』となりがちですが、『lengthy explanation(長々とした説明)』が原因で眠くなる場合は、直接的に『退屈させる(bore)』を使った方が自然です。英語では、原因と結果をより直接的に表現する傾向があります。また、日本語の『〜させる』という使役のニュアンスを英語でそのまま表現すると、不自然になることがあります。
『lengthy apology』は間違いではありませんが、少し不自然です。謝罪の長さを強調するよりも、『profuse(惜しみない、心からの)』という言葉を使う方が、より誠意が伝わるニュアンスになります。日本語では『長々と謝る』という表現がありますが、英語では謝罪の『深さ』や『誠実さ』を強調する方が一般的です。文化的背景として、英語圏では謝罪は簡潔かつ誠実であることが重視される傾向があります。
『lengthy』は単に『長い』という意味ですが、『protracted』は『(予想以上に)長引いた、遷延した』という意味合いを含みます。契約書が理解しにくい原因が、単に長いだけでなく、内容が複雑で交渉が長引いた結果であるというニュアンスを伝えたい場合は、『protracted』がより適切です。日本語では『長文』という言葉が契約書などにも使われますが、英語ではその長さに至った背景を考慮した語彙選択が求められます。また、契約書のようなフォーマルな場面では、より硬い語彙(protracted)が好まれます。
文化的背景
「lengthy」は単に「長い」だけでなく、しばしば時間、手続き、あるいは議論などが、必要以上に長引いている状態を表し、忍耐や許容の限界を超えつつあるというニュアンスを含みます。そのため、この単語は、効率や合理性を重んじる文化において、非効率さや退屈さ、時には苛立ちといった感情と結びついて使われることが多いのです。
「lengthy」が持つ否定的なニュアンスは、近代以降の産業社会において顕著になりました。時間を効率的に利用することが重視されるようになり、会議や手続きが長引くことは、資源の浪費と見なされるようになったのです。たとえば、19世紀のイギリスでは、議会の審議が長引くことによって法案の成立が遅れ、社会改革が停滞することが問題視されました。ディケンズの小説には、冗長な法廷手続きや官僚主義を批判する場面がしばしば登場し、「lengthy」という言葉が、その不満を象徴するものとして用いられています。
また、「lengthy」は、単なる物理的な長さだけでなく、精神的な負担を伴う長さも示唆します。例えば、「lengthy illness(長患い)」は、患者本人だけでなく、家族や介護者にとっても、肉体的・精神的な苦痛を伴う長い期間を意味します。あるいは、「lengthy explanation(長々とした説明)」は、聞く側にとって退屈であり、理解を妨げる可能性のある、不必要な詳細を含む説明を指します。このように、「lengthy」は、時間的な長さが、人間の感情や生活に与える影響を強調する言葉として、文化的に定着しているのです。
現代社会においても、「lengthy」は、効率化やスピードを求める価値観と対立する概念として、ネガティブな意味合いを持ち続けています。メールの返信が遅い、会議が予定時間を大幅に超過する、といった日常的な状況から、複雑な法的手続きや政治的な交渉まで、「lengthy」は、私たちの忍耐力や資源を消耗させるあらゆる「長すぎる」ものに対する不満を表現するために用いられます。この言葉を使う際には、単に「長い」という事実だけでなく、その長さがもたらす負担や感情的な影響を考慮することが重要です。
試験傾向
- 出題形式: 主に長文読解、語彙問題(同意語選択など)。稀に英作文で類義語を避ける目的で利用。
- 頻度と級・パート: 準1級以上で出題される可能性あり。1級でより頻繁に出題される傾向。
- 文脈・例題の特徴: アカデミックな内容、ニュース記事、エッセイなど。フォーマルな文脈で使われることが多い。
- 学習者への注意点・アドバイス: 「長い」という意味だけでなく、「冗長な」「だらだらとした」といったネガティブなニュアンスを含む場合があることに注意。lengthとの使い分けを意識する。
- 出題形式: 主に長文読解(Part 7)。稀に語彙問題(Part 5)。
- 頻度と級・パート: Part 7で比較的頻繁に出題される。Part 5での直接的な語彙問題としては頻度はやや低い。
- 文脈・例題の特徴: ビジネス文書、報告書、契約書、ニュース記事など。プロジェクトの遅延や手続きの煩雑さなどを説明する文脈で使われやすい。
- 学習者への注意点・アドバイス: ビジネスシーンにおける「時間のかかる」「手間のかかる」といった意味合いで使われることが多い。同義語のextensiveやprolongedとのニュアンスの違いを理解しておく。
- 出題形式: 主にリーディングセクション。アカデミックな文章で頻出。
- 頻度と級・パート: リーディングセクションで頻繁に出題される。特に人文科学、社会科学系の文章でよく見られる。
- 文脈・例題の特徴: 学術論文、歴史的記述、研究報告など。複雑なプロセスや長期にわたる現象の説明で使われることが多い。
- 学習者への注意点・アドバイス: 抽象的な概念や理論の説明で使われることが多いため、文脈から正確な意味を把握する必要がある。類義語のextendedやprotractedとの使い分けを意識する。
- 出題形式: 主に長文読解。稀に語彙問題や空欄補充問題。
- 頻度と級・パート: 難関大学の入試で出題される可能性が高い。標準的なレベルの大学では頻度はやや低い。
- 文脈・例題の特徴: 評論、小説、エッセイなど。幅広いジャンルの文章で使われる。
- 学習者への注意点・アドバイス: 文脈によって意味が異なる場合があるため、前後の文脈から正確な意味を推測する練習が必要。類義語との区別や、反意語(briefなど)も合わせて覚えておくと良い。