immune
最初の母音 /ɪ/ は、日本語の『イ』よりも口を少し横に引いて、短く発音します。アクセントは「ミューン」にあります。/juː/ の部分は、日本語の『ユー』よりも唇を丸めて強く発音すると、より英語らしい響きになります。最後に軽く息を吐くように 'n' の音を出すことを意識しましょう。
専門的な内容に関するご注意
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免疫がある
病気や毒に対して抵抗力を持つ状態。比喩的に、批判や影響を受けにくい状況にも使われる。例:immune to criticism(批判を受け付けない)
My little sister had chickenpox last year, so she is now immune to it.
私の妹は去年水疱瘡にかかったので、もうそれに対して免疫があります。
※ この例文は、子供が一度病気にかかると、もうその病気にはかからない体になる、という安心できる状況を描いています。一度経験したことで得られる「免疫」の典型的な使い方です。`be immune to ~` で「〜に対して免疫がある」という意味になります。
I got my flu shot yesterday, so I feel more immune to the virus now.
昨日インフルエンザの予防接種を受けたので、今はウイルスに対してより免疫があると感じます。
※ この例文は、予防接種を受けた後に感じる安心感を表現しています。具体的な行動(予防接種を受けた)とその結果得られる「免疫」を明確に示しています。`feel immune` は「免疫があると感じる」という気持ちを表すのに使われます。日常会話でもよく使われる状況です。
Many people in this village are immune to the local illness thanks to the special herbs.
この村の多くの人々は、特別なハーブのおかげで、その地域の病気に対して免疫があります。
※ この例文は、特定の地域や集団が、ある要因(ここでは特別なハーブ)によって特定の病気から守られている状況を描写しています。少し物語のような雰囲気があり、「免疫」が個人だけでなく、集団にも適用されることを示しています。`thanks to ~` は「〜のおかげで」という意味で、原因や理由を表します。
免除された
義務や責任から解放されている状態。法律や規則によって特別に認められる場合に用いられる。例:immune from prosecution(訴追を免れる)
My little brother jumped for joy because he was immune from his math homework today.
私の弟は今日、算数の宿題を免除されて、飛び上がって喜びました。
※ 宿題を免除された子どもが大喜びする情景が目に浮かびますね。「苦手な算数」という部分が、免除されたことへの安堵感をより鮮明にしています。「be immune from ~」で「~から免除されている」という、この単語の最も基本的な使い方です。
As a long-term resident, Mrs. Tanaka was immune from the new parking fee.
長年住んでいる住民として、田中さんは新しい駐車料金を免除されました。
※ 新しいルールや料金が導入された際、特定の条件を満たす人が「免除される」という、私たちの身近な生活でも起こりうる状況です。田中さんが「助かったわ!」とホッとしている姿が見えるようです。ここでも「be immune from ~」の形で使われています。
The team captain was immune from the usual punishment after the game.
試合後、チームのキャプテンは通常の罰則を免除されました。
※ スポーツチームなどで、キャプテンという特別な立場にある人が、他のメンバーが受けるような罰則から免除される場面です。キャプテンが責任を取る場面もあれば、このような例外が認められることもあり、具体的なシーンが想像しやすいでしょう。ここでも「be immune from ~」が使われています。
コロケーション
批判を受け付けない、批判に動じない
※ 文字通りには『批判に対して免疫がある』という意味ですが、比喩的に『批判されても態度や行動を改めない』『批判を意に介さない』という意味合いで使われます。特に、自己中心的で他人の意見を聞き入れない人物を評する際に用いられることが多いです。類似表現として 'resistant to criticism' がありますが、'immune' はより強い拒絶や無関心を示唆します。ビジネスシーンや政治的な文脈でよく見られます。
訴追を免れる、法的責任を問われない
※ 法律用語としてよく用いられる表現で、『法の裁きから保護されている』状態を指します。外交官や特定の政府高官が、職務遂行に関連する行為について訴追を免れる場合に適用されます。日常会話よりも、法律や政治に関するニュース記事などで頻繁に目にします。'exempt from prosecution' とほぼ同義ですが、'immune' はより公式な、制度的な免除を意味することが多いです。
免疫反応
※ 医学用語で、体内に侵入した異物(細菌、ウイルスなど)に対する生体の防御反応のことです。免疫システムが異物を認識し、抗体などを生成して排除しようとする一連のプロセスを指します。生物学や医学の分野で頻繁に使われる専門用語であり、一般ニュースでも感染症やワクチンの話題で登場します。類似表現として 'immune system response' がありますが、'immune response' の方が簡潔で一般的です。
集団免疫
※ 感染症の流行を防ぐために、集団全体で一定割合以上の人が免疫を持つ状態のことです。ワクチン接種や自然感染によって免疫を獲得した人が増えることで、感染症の拡大を抑制し、免疫を持たない人も間接的に保護されます。公衆衛生の分野で重要な概念であり、感染症対策に関する議論で頻繁に登場します。新型コロナウイルス感染症のパンデミック以降、一般にも広く知られるようになりました。
精神的に影響を受けない、動じない
※ 精神的なストレスやショック、プレッシャーなどに対して、精神的な免疫を持っている状態を指します。困難な状況でも冷静さを保ち、感情的に圧倒されない人を表現する際に用いられます。例えば、「長年の経験から、彼はもうプレッシャーに精神的に免疫ができている」のように使います。類似表現として 'emotionally resilient' がありますが、'psychologically immune' はより強固な精神的な防御力を示唆します。
誘惑に負けない、誘惑を寄せ付けない
※ 魅力的な誘惑や誘いに心を奪われない、強い自制心を持つ状態を表します。ダイエット中の人が目の前のケーキに手を出さない、ギャンブル依存症の人が賭け事の誘いを断る、といった状況で使われます。道徳的な文脈や、自己啓発的な文脈で用いられることが多いです。類似表現として 'resistant to temptation' がありますが、'immune' はより強い意志の力を示唆します。
〜の影響を受けない、〜の効果がない
※ 薬や治療、または特定の環境要因などが、期待される効果を発揮しない状態を表します。例えば、「長年タバコを吸っていたため、彼の体は薬の効果に免疫ができている」のように使われます。医学的な文脈だけでなく、比喩的に「古いやり方では、今の若者には効果がない」のように、人の行動や社会現象に対しても使用できます。
使用シーン
医学、生物学、免疫学などの分野の研究論文や教科書で頻繁に使用されます。例えば、「The patients were immune to the virus after vaccination.(ワクチン接種後、患者はウイルスに対して免疫を獲得した)」のように、免疫反応や疾患に対する抵抗力を説明する際に用いられます。また、社会科学分野では比喩的に、「immune to criticism(批判を受け付けない)」のように、影響を受けにくい状態を表すことがあります。
ビジネスシーンでは、直接的な免疫の意味よりも、「免除された」という意味で使用されることがあります。例えば、「immune from prosecution(起訴を免除された)」のように、法的責任や義務を免れる状況を説明する際に用いられます。また、組織論の文脈で「immune to change (変化を受け入れない)」のように、比喩的に抵抗を示す状態を表すこともあります。契約書などの法的文書に登場する頻度も比較的高いです。
日常会話では、健康に関する話題やニュースで「免疫」という言葉を耳にすることがあります。例えば、「I need to boost my immune system.(免疫力を高める必要がある)」のように、健康維持のために免疫力を意識する場面で使用されます。また、「immune to peer pressure(同調圧力に屈しない)」のように、比喩的に精神的な強さを表すこともあります。ただし、専門的な医学用語としての使用は稀です。
関連語
類義語
抵抗力がある、耐性があるという意味。物理的な抵抗力(病気、化学物質など)だけでなく、変化や影響に対する抵抗力も表す。学術的な文脈や、ややフォーマルな場面でよく使われる。 【ニュアンスの違い】"immune"が特定の病気や攻撃に対する防御状態を指すのに対し、"resistant"はより広範な抵抗力を意味する。また、"resistant"は対象が人、生物、物質など多岐にわたる。 【混同しやすい点】"immune"は通常、生物学的な免疫システムに関連するが、"resistant"は必ずしもそうとは限らない。例えば、「耐性菌」は"resistant bacteria"と表現するが、"immune bacteria"とは言わない。
- protected
保護されている、守られているという意味。物理的な保護(建物、覆いなど)から、法的な保護、精神的な保護まで幅広く使われる。日常会話で頻繁に使われる。 【ニュアンスの違い】"immune"が内的な防御機構による保護を意味するのに対し、"protected"は外的な要因による保護を意味する。また、"protected"は受動的な状態を表すことが多い。 【混同しやすい点】"immune"はある特定の脅威(病気など)に対しての保護を意味するが、"protected"はより広範な脅威や危険から守られている状態を指す。例えば、「個人情報保護法」は"Personal Information Protection Act"と表現する。
- invulnerable
傷つかない、無敵であるという意味。物理的な攻撃だけでなく、精神的な攻撃や批判に対しても使われる。文学的な表現や、比喩的な表現でよく使われる。 【ニュアンスの違い】"immune"が特定の攻撃に対する防御能力を意味するのに対し、"invulnerable"はあらゆる攻撃に対して無傷であることを意味する。非常に強いニュアンスを持つ。 【混同しやすい点】"immune"は現実的な状況で使用されることが多いが、"invulnerable"は非現実的な状況や誇張表現で使用されることが多い。例えば、スーパーヒーローは"invulnerable"と表現されることがあるが、普通の人が病気に"immune"であるとは言えても、"invulnerable"とは言えない。
免除されている、除外されているという意味。義務や責任から解放されている状態を表す。法律、税金、規則など、フォーマルな文脈でよく使われる。 【ニュアンスの違い】"immune"が病気などから保護されている状態を指すのに対し、"exempt"は義務や責任から解放されている状態を指す。対象が全く異なる。 【混同しやすい点】"immune"は名詞としても形容詞としても使われるが、"exempt"は主に形容詞または動詞として使われる。また、"exempt"は通常、法律や規則に基づいた免除を意味する。
安全な、危険がないという意味。物理的な安全だけでなく、精神的な安全も表す。日常会話で非常によく使われる。 【ニュアンスの違い】"immune"が特定の脅威に対する防御状態を指すのに対し、"safe"は一般的な危険がない状態を意味する。より広範な概念。 【混同しやすい点】"immune"は特定の病気などに対する抵抗力を意味するが、"safe"は必ずしもそうとは限らない。例えば、「安全な場所」は"safe place"と表現するが、"immune place"とは言わない。
- unaffected
影響を受けない、左右されないという意味。感情や状況など、様々な影響を受けない状態を表す。客観的な視点を強調する場面や、フォーマルな文脈で使われる。 【ニュアンスの違い】"immune"が特定の病気や攻撃から保護されている状態を指すのに対し、"unaffected"は一般的に何らかの影響を受けない状態を指す。より抽象的な概念。 【混同しやすい点】"immune"は生物学的な免疫や比喩的な意味で使われるが、"unaffected"は感情や状況に対する影響を受けないことを指すことが多い。例えば、「株価は経済状況に左右されない」は"The stock price is unaffected by the economic situation."と表現する。
派生語
名詞で「免疫(状態)」。immune(形容詞)が状態を表す名詞語尾 -ity を伴って抽象化された語。医学・生物学分野で頻繁に使われ、比喩的に「免除」の意味でも用いられる(例:法的責任からのimmunity)。
- immunize
動詞で「免疫を与える、予防接種をする」。immune(形容詞)に動詞化語尾 -ize が付加。医学的な文脈で、特にワクチン接種や感染症対策について使われる。比喩的に「影響を受けなくする」という意味も持つ(例:批判にimmunizeする)。
- immunological
形容詞で「免疫学的な」。immunity(名詞)に -logical が付加され、学問分野に関連することを示す。学術論文や専門的な議論で用いられ、免疫系の研究や作用機序について言及する際に使われる。
反意語
「影響を受けやすい、感染しやすい」という意味の形容詞。免疫がある状態(immune)とは反対に、病気や影響に対して脆弱であることを示す。医学的な文脈だけでなく、比喩的に「~に影響されやすい性格」のように使われることもある。
「傷つきやすい、脆弱な」という意味の形容詞。物理的な脆弱性だけでなく、精神的な弱さやセキュリティ上の欠陥など、広範な文脈で使用される。immuneが保護されている状態を指すのに対し、vulnerableは無防備で攻撃を受けやすい状態を表す。
- exposed
「さらされた、露出した」という意味の形容詞。病原体や危険にさらされている状態を指し、免疫がない状態(immuneでない)場合に特に危険となる。比喩的に「秘密が暴露された」という意味でも使われる。
語源
"immune」は、ラテン語の「immunis(免除された、義務がない)」に由来します。これは、「in-(~でない)」と「munis(義務を負った、サービスを提供する)」という二つの要素から構成されています。「munis」はさらに、「moenia(壁、防御)」と関連があり、元々は「壁の内側にいるので安全」というニュアンスを含んでいました。つまり、「immune」は文字通りには「義務を免除された状態」を意味し、古代ローマにおいて公共の義務や税金から免除された状態を表していました。これが転じて、病気に対する「免疫がある」という意味や、一般的な義務や責任から「免除された」という意味を持つようになったのです。現代日本語で例えるなら、「無税」や「特権階級」といった言葉が、義務からの解放という点で近いニュアンスを持つかもしれません。
暗記法
「immune」は単なる病への抵抗力に留まらず、社会的な特権や保護をも意味します。中世の免税特権、外交官の治外法権、文学ではアキレウスの不死性…物語に深みを与える象徴です。現代では、情報過多から身を守る心理的な防御機構も指します。背景にある権力構造や社会構造を映し出す、奥深い言葉なのです。
混同しやすい単語
発音が似ており、特に語尾の 'ent' の部分が曖昧になりやすいため混同しやすいです。意味は『差し迫った、切迫した』であり、緊急性の高い状況を表します。スペルも非常に似ているため、文脈から判断する必要があります。ラテン語の 'imminere'(迫り来る)が語源で、時間的な近さを表すイメージです。
"immune"自体は形容詞ですが、非常によく使われる複合名詞「immune system(免疫システム)」は、単独の単語として認識されることがあります。そのため、名詞として使いたい場合に「immune」単体で使用してしまいそうになることがあります。文脈に応じて、形容詞として使うか、名詞の複合語として使うかを意識する必要があります。
発音が似ており、特に母音の部分が曖昧になりやすいです。意味は『著名な、傑出した』であり、人や業績の素晴らしさを表します。スペルも似ていますが、語頭の 'im-' と 'em-' の違いに注意が必要です。ラテン語の 'eminere'(突き出る、目立つ)が語源で、他より優れているイメージです。
発音がいくらか似ており、特に最初の母音と 'n' の音が共通しているため、混同される可能性があります。意味は『空虚な、ばかげた』であり、内容の乏しさや無意味さを表します。スペルは大きく異なりますが、発音の類似性から注意が必要です。語源的には『空っぽ』を意味するラテン語に由来します。
発音の音節数が近く、特に語尾の母音が弱化しやすい点で混同されることがあります。『仮定する、想定する』という意味で、根拠なしに何かを信じることを意味します。スペルも先頭の2文字が似ていますが、意味は大きく異なるため、文脈で判断する必要があります。
スペリングに 'ion' が含まれており、発音もいくらか似ているため、特に初心者学習者が混同する可能性があります。『タマネギ』という意味で、食べ物を表す全く異なる単語です。スペルと意味の両方で区別することが重要です。 'immune' がラテン語起源であるのに対し、'onion' は古フランス語起源である点も異なります。
誤用例
日本語の『免疫がある』という言葉から直訳すると、このように表現してしまうことがありますが、『immune』は本来、病気や毒素に対する医学的な免疫を指します。意見や感情に対して影響を受けない、という意味合いを伝えたい場合は、『not swayed by』『unaffected by』などの表現がより適切です。日本人は、比喩表現を直接的に英語に置き換える傾向がありますが、英語では比喩表現が持つニュアンスや文脈を考慮する必要があります。
『immune』を『〜を免れている』という意味で使う場合、法的な責任や義務から免除されている状況を指すことが多いです。批判から守られている、という意味合いで使いたい場合は、『shielded from』がより自然です。日本人は、法律用語や専門用語を日常会話に持ち込むことを避ける傾向がありますが、英語では文脈に応じて適切なレジスター(言葉遣いの硬さ)を選ぶ必要があります。
『immune』は、本来、生体防御反応における免疫機能を指します。辛いものに対して耐性がある、という意味合いを伝えたい場合は、『have a high tolerance for』が適切です。日本人は、『免疫がある』という言葉を広義に捉えがちですが、英語ではより厳密な意味で使い分けます。文化的な背景として、日本人は辛いものに対する耐性を『免疫』という言葉で表現することがありますが、英語では異なる概念として捉えます。
文化的背景
「immune(免疫がある)」という言葉は、単に病気に対する抵抗力だけでなく、社会的な影響力や特権から保護されている状態をも象徴します。中世ヨーロッパにおいて、教会や貴族が王権からの課税を免除されていたように、特定のグループが何らかの責任や義務から免れている状態を指す用法がその文化的意義の根底にあります。
この言葉が社会的な文脈で広く使われるようになったのは、近代国家の成立と深く関わっています。国家は国民に対して様々な義務を課す一方で、特定の個人や団体に対しては、その義務を免除する特権を与えることがあります。例えば、外交官に対する治外法権は、外交活動の円滑な遂行のために必要な特権であり、「immune」という言葉で表現されます。また、企業が特定の規制から免除される場合や、政治家が捜査から免れる場合など、社会的な権力構造と密接に結びついた状況で「immune」が使われることは少なくありません。このような用法は、単に「免除されている」という事実だけでなく、その背景にある権力関係や社会的な不平等を示唆することがあります。
文学作品においても、「immune」は主人公の特別な立場や運命を象徴する言葉として登場します。例えば、ギリシャ神話のアキレウスは、幼少時に母親によって不死になるように浸けられたことで、踵を除いては不死身となりました。この踵は彼の唯一の弱点であり、そこから「アキレス腱」という言葉が生まれましたが、アキレウスの不死身さ、つまり「immune」な状態は、彼の英雄的な運命を決定づける重要な要素でした。このように、「immune」は、単なる保護ではなく、特別な力や運命と結びついた概念として、物語に深みを与える役割を果たします。
現代社会においては、「immune」は情報過多やストレスに対する心理的な防御機構を指すこともあります。人々は日々、大量の情報に晒され、様々なストレスに直面していますが、その中で自分自身を守るために、無意識のうちに特定の情報や感情に対して「immune」になろうとします。例えば、悲惨なニュースを見ても感情が麻痺してしまう、あるいは、他人の意見を聞き入れなくなる、といった状態は、心理的な「免疫」が働いている兆候かもしれません。このように、「immune」は、現代人の心のあり方を理解するためのキーワードとしても重要な意味を持っています。
試験傾向
準1級・1級で語彙問題や長文読解で出題される可能性があります。特に、医学や健康に関するテーマで「免疫がある」「免除される」の意味で使われることが多いです。長文読解では文脈から意味を推測する問題が出やすいです。ライティングで使う場合はスペルミスに注意してください。
Part 5(短文穴埋め)やPart 7(長文読解)で、稀に出題されることがあります。ビジネスシーンでは、契約や法律関連の文脈で「免除される」という意味で使われることがあります。TOEICでは直接的な語彙知識よりも、文脈に合った意味を選択する能力が重要です。医療系の話題では「免疫がある」の意味で登場する可能性もありますが、頻度は高くありません。
リーディングセクションで、科学、医学、環境などのアカデミックな文章で頻出します。特に、生物学や医学系の講義内容を扱った文章で「免疫」の意味で使われることが多いです。文脈から正確な意味を把握する能力が求められます。ライティングセクションで使う場合は、正確な定義と適切な文脈で使用することを心がけてください。
難関大学の長文読解で出題される可能性があります。科学、医学、社会問題など、幅広いテーマで登場します。文脈から意味を推測する問題や、内容一致問題で言い換え表現として使われることが多いです。受験レベルでは、「免疫がある」「免除される」の両方の意味を理解しておく必要があります。