英単語学習ラボ

apprehend

/ˌæ.prɪˈhend/(アプりィヘ'ンドゥ)

強勢は hend の部分にあります。最初の 'a' は日本語の『ア』よりも口を大きく開け、短く発音します。'r' は舌を丸める音で、日本語の『ラ』行とは異なります。最後の 'd' は、息を止めてから開放する破裂音で、弱く発音します。母音/ɪ/は日本語の「イ」よりも曖昧で、口をあまり開けずに発音するのがコツです。

専門的な内容に関するご注意

このページには、健康、金融、法律など、専門的な知識を必要とする内容が含まれている可能性があります。本サイトの情報は学習目的で提供されており、専門家による助言の代わりとなるものではありません。重要な判断を行う際には、必ず資格を持つ専門家にご相談ください。

動詞

逮捕する

警察などが、犯罪者を捕まえる際に使われる。単に捕獲するだけでなく、法的な手続きに則って身柄を拘束するニュアンスを含む。

The police quickly apprehended the thief who stole the woman's purse.

警察は、女性の財布を盗んだ泥棒を素早く逮捕しました。

この例文は、警察が現場やその近くで、盗難の犯人を即座に捕まえるという、ニュースでよく耳にする典型的な状況を描写しています。「quickly(素早く)」という言葉が、緊迫感と迅速な対応を伝えています。'apprehend' は、このように法執行機関が犯罪者を捕らえる際に使われる、少しフォーマルな響きのある動詞です。

Officers waited patiently at the airport to apprehend the suspect.

警官たちは、容疑者を逮捕するため、空港で辛抱強く待ちました。

この例文は、逃亡しようとする、または到着する容疑者を捕らえるために、警察が特定の場所で待ち伏せしている緊迫した場面を想像させます。「patiently(辛抱強く)」という言葉が、警官たちのプロフェッショナルな姿勢を示しています。'to apprehend' のように不定詞で使うことで、「〜するために」という目的を明確に表現できます。

After a long search, the detectives finally apprehended the escaped prisoner.

長い捜索の後、刑事たちはついに脱走した囚人を逮捕しました。

この例文は、一度逃げ出した犯人を、警察や刑事が懸命に探し、最終的に捕らえるという、ドラマティックな状況を描いています。「After a long search(長い捜索の後)」というフレーズが、逮捕に至るまでの努力と時間を強調し、達成感も感じさせます。'apprehend' は、単に捕まえるだけでなく、法的な権限をもって捕らえるニュアンスが強いです。

動詞

理解する

抽象的な概念や複雑な状況を把握し、その意味や重要性を認識すること。graspやunderstandよりも、より深く、全体像を捉えるニュアンスがある。

The student finally began to apprehend the difficult math problem after hours of study.

その生徒は何時間も勉強した後、ついにその難しい数学の問題を理解し始めた。

この例文は、学生が複雑な問題に苦戦し、努力の末に「ああ、そういうことか!」と理解する瞬間を描写しています。'apprehend' は、単に情報を把握するだけでなく、努力や洞察を伴って、複雑なことや難しい概念を「ようやく理解する」「悟る」というニュアンスで使われます。まるで霧が晴れていくように、少しずつ頭の中でつながっていく感覚です。

She quickly apprehended the subtle hint in his voice that something was wrong.

彼女は、彼の声に含まれる「何かおかしい」という微妙なヒントをすぐに察した。

この例文は、会話の中で相手の声のトーンや言葉の選び方から、目には見えない異変や隠された意図を「見抜く」「察知する」場面を表しています。'apprehend' は、特に危険や真実など、表面には現れないものを素早く「見破る」ような鋭い洞察力を示す際によく使われます。直感的に何かを感じ取るような状況にぴったりです。

After a long discussion, I finally apprehended why she was so upset.

長い議論の末、私はついに彼女がなぜそんなに怒っていたのかを理解した。

この例文は、話し合いを重ねる中で、相手の感情や行動の本当の理由が「腑に落ちる」瞬間を描いています。'apprehend' は、人の感情の背景にある複雑な事情や、状況の真意を「深く理解する」「真実を悟る」際にも使われます。単なる事実の理解を超えて、その奥にある理由や気持ちまで汲み取る、共感を伴う理解のニュアンスが込められています。

動詞

懸念する

何か良くないことが起こるのではないかと不安に思うこと。anticipateと似ているが、悪い事態に焦点を当てている。

She apprehended her son might be in danger when he did not come home.

息子が家に帰ってこなかったので、彼女は息子が危険に遭っているのではないかと懸念した。

この例文では、子供が夜遅く帰ってこない状況で親が感じる、具体的な危険に対する強い不安や恐れを表しています。`apprehend`は、単に心配する(worry)というよりも、何か悪いことが起こるのではないかという、より深刻な予感を伴う感情に使われます。ここでは、「息子が事故に遭ったかもしれない」「事件に巻き込まれたかもしれない」といった、具体的な危険が迫っているような強い不安感が伝わります。

He apprehended he would fail the big test if he did not study enough.

彼は十分に勉強しなければ、その大事な試験に落ちるのではないかと懸念した。

ここでは、自分の努力不足が原因で、試験という「具体的な結果」が悪い方向へ向かうことを恐れる気持ちを表しています。`apprehend`は、このように、自分の行動や状況が悪い結果につながるかもしれないという、内面的な不安や予測を伝えるのに使われます。試験を前にした学生が感じる、重いプレッシャーや不安な気持ちが伝わってくるでしょう。

The villagers apprehended the old dam might break after days of heavy rain.

何日も大雨が降った後、村人たちは古いダムが決壊するのではないかと懸念した。

この例文は、長雨による自然現象(ダムの決壊)という、差し迫った危険に対する集団的な懸念を表しています。`apprehend`は、このように、具体的な脅威や不吉な予感が現実になる可能性を強く感じている時に使われます。村人たちが皆で空を見上げ、不安な面持ちでダムの様子を気にしている情景が目に浮かびますね。

コロケーション

apprehend a suspect

容疑者を逮捕する

警察や法執行機関が容疑者を拘束することを指す、非常に直接的な表現です。単に『理解する』という意味の 'apprehend' とは異なり、この場合は法的な文脈で使用されます。'arrest' とほぼ同義ですが、'apprehend' の方がややフォーマルな響きを持ち、公式な報告書やニュース記事などでよく見られます。日常会話では 'arrest' がより一般的です。構文は 'verb + noun' で、対象が具体的な『容疑者』であることが重要です。

apprehend the gravity (of the situation)

事態の重大さを理解する

'gravity' はここでは『重大さ』や『深刻さ』を意味し、状況の深刻さを深く認識することを表します。単に情報を知っているだけでなく、その影響や重要性を十分に理解しているニュアンスが含まれます。ビジネスシーンや、責任ある立場にある人が状況を評価する際に使われることが多いです。例えば、プロジェクトの遅延が及ぼす影響や、市場の変化の重大さを理解する場合などに用いられます。構文は 'verb + noun + prepositional phrase' で、'of the situation' は省略されることもあります。

apprehend danger

危険を察知する、危険を感じ取る

潜在的な危険を事前に認識し、それに対する備えをすることを意味します。五感や直感を通じて危険を察知するニュアンスがあり、具体的な証拠がなくても危険を予感する場合に使われます。例えば、野生動物が近づく気配を感じたり、詐欺の匂いを嗅ぎつけたりする状況などが該当します。'sense danger' とも言い換えられますが、'apprehend' の方がより知的で、分析的なニュアンスを含みます。構文は 'verb + noun' で、主語は人間だけでなく、動物や機械(センサーなど)も可能です。

apprehend a concept

概念を理解する

抽象的なアイデアや理論を把握することを指します。単に言葉の意味を知っているだけでなく、その概念の本質や背後にある論理を理解している状態を表します。学術的な文脈や、新しい知識を習得する際に用いられることが多いです。例えば、量子力学の概念や、経済理論などを理解する場合に使われます。'grasp a concept' とも言い換えられますが、'apprehend' の方がより時間をかけて深く理解するニュアンスを含みます。構文は 'verb + noun' で、'concept' は抽象名詞である必要があります。

apprehend the meaning

意味を理解する

言葉や文章、行動などの意図や重要性を理解することを意味します。表面的な意味だけでなく、隠された意味やニュアンスを理解するニュアンスが含まれます。例えば、皮肉や比喩表現、文化的な背景などを理解する場合に使われます。'understand the meaning' とほぼ同義ですが、'apprehend' の方がより深い理解や洞察を伴うニュアンスを持ちます。構文は 'verb + noun' で、'meaning' は具体的な単語や文章だけでなく、抽象的な概念も指し示すことができます。

be apprehended

逮捕される、捕えられる

受動態の形で用いられ、誰か(通常は警察)によって逮捕されることを意味します。能動態の 'apprehend a suspect' と対になる表現で、容疑者の視点から見た状況を表します。ニュース記事や法廷での証言などでよく見られます。例えば、『彼は強盗の疑いで逮捕された』という文を 'He was apprehended on suspicion of robbery' と表現できます。構文は 'auxiliary verb + apprehended' で、'by the police' などの行為者は省略されることが多いです。

使用シーン

アカデミック

学術論文や研究発表で、「理解する」という意味で使われることが多いです。例えば、社会科学系の論文で「〜という理論をapprehend(理解)するには、〜の知識が必要である」のように、概念や理論の理解について述べる際に用いられます。また、稀に「懸念する」という意味で、研究結果の倫理的な側面について議論する際に使用されることもあります。

ビジネス

ビジネスシーンでは、フォーマルな文書やプレゼンテーションで、「理解する」という意味で使われることがあります。例えば、プロジェクトの進捗報告書で「関係者は現状を十分にapprehend(理解)している」のように、状況の把握について言及する際に用いられます。ただし、日常的な会話では、より平易な単語(understandなど)が好まれます。

日常会話

日常会話で「apprehend」が使われることは稀です。主にニュースや犯罪に関するドキュメンタリーなどで「逮捕する」という意味で使用されるのを見聞きすることがあります。例えば、「容疑者は昨日apprehended(逮捕)された」のように報道されることがあります。一般的には、より口語的な単語(arrestなど)が用いられます。

関連語

類義語

  • 法的な権限に基づき、容疑者を拘束すること。警察などの捜査機関が、犯罪の疑いがある人物を逮捕する際に用いられる。主に法的な文脈で使用される。 【ニュアンスの違い】"apprehend"よりもフォーマルで、より強い法的拘束力を伴う。単に『理解する』という意味は持たない。 【混同しやすい点】「apprehend」が『理解する』という意味を持つ一方で、「arrest」はもっぱら『逮捕する』という意味に限定される点。また、逮捕には令状が必要な場合があるなど、法的な手続きが伴う。

  • 物事や状況、人の気持ちなどを理解すること。日常会話、ビジネス、学術など、幅広い場面で使用される。 【ニュアンスの違い】"apprehend"がややフォーマルで、難解な事柄や抽象的な概念を理解するニュアンスを含むのに対し、「understand」はより一般的で、日常的な理解を指すことが多い。 【混同しやすい点】「apprehend」は、理解するだけでなく、潜在的な危険や問題に気づくニュアンスを含むことがあるが、「understand」にはそのニュアンスがない。例えば、「I apprehend the risks involved.」は「リスクを理解し、懸念している」という意味合いになる。

  • 複雑な事柄や抽象的な概念を深く理解すること。学術的な文脈や、難解な内容を説明する際に用いられる。 【ニュアンスの違い】"apprehend"と意味が近いが、「comprehend」の方がより包括的で、全体像を把握するニュアンスが強い。また、「apprehend」には、理解することに加えて、不安や懸念を感じる意味合いが含まれる場合がある。 【混同しやすい点】「comprehend」は、難解な内容を理解する能力を強調するが、「apprehend」は必ずしも知的努力を必要としない場合がある。また、「comprehend」は感情的な要素を含まないが、「apprehend」は不安や懸念といった感情を伴うことがある。

  • 物理的に何かを掴む、または権力や機会を奪うこと。軍事的な文脈や、ビジネスにおける機会の獲得など、力強い行動を伴う場面で用いられる。 【ニュアンスの違い】"apprehend"が理解や逮捕といった意味を持つ一方で、「seize」は物理的な掌握や、機会の奪取を意味する。感情的な要素や、抽象的な概念の理解といった意味合いは含まれない。 【混同しやすい点】"seize"は、物理的な行動を伴うことが多く、「apprehend」の持つ抽象的な意味合い(理解する、懸念する)とは大きく異なる。例えば、「seize the opportunity」は「機会を掴む」という意味であり、「apprehend the opportunity」とは言えない。

  • 危険や脅威を感じ、恐れること。日常会話から文学作品まで、幅広い場面で使用される。名詞としても動詞としても使われる。 【ニュアンスの違い】"apprehend"が理解することに加えて、潜在的な危険や問題に気づき、懸念するニュアンスを含むのに対し、「fear」はより直接的な恐怖感情を表す。ただし、「I apprehend that...」という形で、懸念を婉曲的に表現することがある。 【混同しやすい点】「apprehend」は必ずしも恐怖感情を伴わないが、「fear」は常に恐怖感情を伴う。「apprehend」は、客観的なリスク評価に基づいて懸念を抱く場合にも使用できるが、「fear」は主観的な感情に根ざしている。

  • 将来のことや問題について、不安や心配を感じること。日常会話で頻繁に使用される。健康、経済状況、人間関係など、様々な事柄に対する懸念を表す。 【ニュアンスの違い】"apprehend"が潜在的な危険や問題に気づき、懸念を抱くのに対し、「worry」はより漠然とした不安や心配を表す。「apprehend」は、具体的な根拠に基づいて懸念を抱く場合に使用されることが多いが、「worry」は根拠がなくても生じることがある。 【混同しやすい点】「worry」は、解決策が見えない問題に対する不安を表すことが多いが、「apprehend」は、問題の解決に向けて行動を起こす可能性を示唆する。例えば、「I apprehend the risks and will take measures to mitigate them.」は、「リスクを認識し、軽減するための対策を講じる」という意味合いになる。

派生語

  • 『逮捕』『懸念』『理解』など複数の意味を持つ名詞。『apprehend』の行為や状態を表し、文脈によって意味が大きく変わる点に注意。法的な文脈(逮捕)、心理的な文脈(懸念)、認識的な文脈(理解)で使われる。抽象度が高く、フォーマルな場面で頻出。

  • 『不安な』『心配している』という意味の形容詞。『apprehend』の持つ『懸念する』という意味合いを強調し、感情や状態を表す。日常会話からビジネスシーンまで幅広く用いられる。接尾辞『-ive』は性質や傾向を示す。

  • reprehend

    『非難する』という意味の動詞。接頭辞『re-(再び、反対)』が加わり、『捕らえる(apprehend)』ことから転じて『捕らえ直して責める』というニュアンスを持つ。フォーマルな文脈、特に倫理や道徳に関する議論で用いられる。

反意語

  • misapprehend

    接頭辞『mis-(誤った)』が付き、『誤解する』という意味になる。『apprehend』が『理解する』という意味を持つ文脈において、明確な反対語となる。日常会話からビジネスシーンまで広く使われる。

  • 『見落とす』『見過ごす』という意味の動詞。『apprehend』が『注意深く理解する』という意味合いを持つ場合に、その対義語として機能する。特に、重要な情報や詳細を把握する文脈で対比される。

  • 『無視する』という意味の動詞。『apprehend』が『(危険などを)予期する』という意味合いを持つ場合に、その対義語として機能する。危険や兆候を無視するという意味で、フォーマルな文脈でも使用される。

語源

「apprehend」は、ラテン語の「apprehendere」(つかむ、捕らえる)に由来します。これは「ad-」(〜へ、〜に)と「prehendere」(つかむ、握る)が組み合わさった言葉です。「prehendere」は、英語の「prehensile」(物を掴むのに適した、例えば猿の尾など)の語源でもあります。「apprehend」が持つ「逮捕する」という意味は、文字通り「捕らえる」行為から来ています。また、「理解する」という意味は、何かを「掴む」ように、情報をしっかりと把握するイメージです。さらに、「懸念する」という意味合いは、何か良くない事態を「予感して掴む」ような感覚から派生したと考えられます。このように、「apprehend」は、根底にある「つかむ」というイメージから、物理的な捕獲、知的な理解、感情的な予感という、一見異なる意味合いを結びつけているのです。

暗記法

「apprehend」は逮捕を超え、監視や自由の制限を示唆する言葉。中世では神の理解、文学では抑圧への恐怖、現代ではデータ監視をも意味します。権力による思考や感情の把握という含みも持ち、社会の秩序維持と個人の自由との間の緊張関係を象徴。この単語を学ぶことは、権力の行使とその影響を考察する機会となるでしょう。

混同しやすい単語

発音が似ており、特に語頭の "com-" と "ap-" の区別が難しい場合があります。意味は「理解する」であり、"apprehend" の持つ「逮捕する」という意味とは異なります。"comprehend" はより広い意味での理解を指し、"apprehend" は具体的な状況や危険を察知する意味合いが強いです。スペルも似ているため、文脈で判断することが重要です。

reprehend

語頭の "re-" と "ap-" の違いに注意が必要です。発音も似ていますが、"reprehend" は「非難する、叱責する」という意味を持ちます。スペルも似ており、語幹の "prehend" が共通しているため、語源的に関連があることを示唆しますが、意味は大きく異なります。"prehend" は「つかむ」という意味のラテン語 "prehendere" に由来し、"reprehend" は「後ろからつかむ」→「引き止める」→「非難する」というイメージです。

"apprehend"の「心配する、恐れる」という意味と混同されやすいです。"afraid"は形容詞で「恐れている」という意味ですが、"apprehend"は動詞で「逮捕する」「理解する」「心配する」という意味を持ちます。発音も似ているため、文脈で判断する必要があります。特に、"I'm afraid..."という表現は「残念ながら...」という意味で使われることもあり、"apprehend"との区別が重要です。

スペルが似ており、特に語頭の "ap-" の部分が共通しているため、混同しやすいです。"approach" は「近づく、接近する」という意味の動詞、または「接近、方法」という意味の名詞として使われます。"apprehend" の持つ「逮捕する」という意味とは全く異なります。発音も似ていますが、アクセントの位置が異なるため("approach" は語尾にアクセント)、注意して発音する必要があります。

スペルが長く、"appre-"の部分が共通しているため、視覚的に混同しやすいです。"appropriate" は「適切な、ふさわしい」という意味の形容詞、または「(不当に)自分のものにする」という意味の動詞として使われます。発音も似ていますが、アクセントの位置が異なるため("appropriate" は場合によって語頭または真ん中にアクセント)、注意して発音する必要があります。"appropriate" の語源はラテン語の "proprius"(自分のもの)に由来し、"apprehend" とは語源的な関連はありません。

語頭の"app"が共通しているため、スペルミスしやすいです。意味は「応募者」で、"apprehend"とは全く異なります。特に、"app"で始まる単語は他にも多く存在するため、スペルを正確に覚える必要があります。語源的には、"applicant"はラテン語の"applicare"(申し込む)に由来し、"apprehend"とは語源的な関連はありません。

誤用例

✖ 誤用: I apprehend your suggestion, but it's difficult to implement.
✅ 正用: I understand your suggestion, but it's difficult to implement.

「apprehend」は「逮捕する」という意味合いが強く、提案を理解したという文脈では不適切です。日本人が「apprehend」を「理解する」という意味で使う背景には、「把握する」という日本語からの直訳が影響していると考えられます。英語では、提案や意見を理解した場合は「understand」がより自然です。「apprehend」は、例えば「The police apprehended the suspect.(警察は容疑者を逮捕した)」のように、法的な文脈や、何か悪いことをしそうな兆候を察知するニュアンスで使われます。

✖ 誤用: I apprehend that he is lying.
✅ 正用: I suspect that he is lying.

「apprehend」を「〜だと思う」という意味で使うのは不自然です。日本人が「推測する」という意味で「apprehend」を使うのは、「推測」という日本語を安易に英語に置き換えようとする結果として起こりがちです。英語では、根拠が薄い推測や疑念を表す場合は「suspect」が適切です。「apprehend」は、より強い根拠や証拠に基づいて何かを理解・認識する場合に使われます。例えば、「I apprehend the gravity of the situation.(事態の深刻さを理解している)」のように使います。また、「suspect」は「I suspect that...」の形で、婉曲的な表現として用いられることもあります。直接的な非難を避け、控えめに意見を述べる日本的なコミュニケーションスタイルに合う表現と言えるでしょう。

✖ 誤用: I apprehend a cold.
✅ 正用: I feel a cold coming on.

「apprehend」は、漠然とした不安や予感を表すのには適していません。日本人が「apprehend」を「予感する」という意味で使うのは、「予感」という言葉の持つ漠然としたニュアンスを捉えきれていない可能性があります。英語では、体調不良のような具体的な予感には「feel coming on」という表現が適切です。例えば、「I feel a headache coming on.(頭痛がしそうだ)」のように使います。「apprehend」は、より深刻な事態や、具体的な危険を予感する場合に使われます。例えば、「I apprehend danger.(危険を察知する)」のように使います。また、英語圏では、体調の変化を率直に表現することが一般的です。間接的な表現を好む日本文化との違いを意識すると、より自然な英語表現を選べるようになります。

文化的背景

「Apprehend」は、単に「逮捕する」という意味を超え、権力構造における監視、制御、そして個人の自由への制限といった、社会的な緊張関係を象徴する言葉です。この単語は、法執行機関による物理的な拘束だけでなく、理解や認識といった知的プロセスにも関連付けられるため、知識と権力の関係性をも暗示します。

歴史的に見ると、「apprehend」は、物理的な捕獲だけでなく、抽象的な概念、例えば「恐怖」や「不安」といった感情を「捉える」という意味でも用いられてきました。中世の宗教的な文脈では、神の存在を「apprehend」することは、単なる知識ではなく、魂の深いレベルでの理解を意味しました。この多義性は、権力者が単に犯罪者を捕らえるだけでなく、社会の秩序を維持するために、人々の思考や感情を「把握」しようとする試みを反映しているとも解釈できます。

文学作品における「apprehend」の使用は、しばしば主人公の心理状態や社会的な立場を浮き彫りにします。例えば、ディストピア小説では、主人公が抑圧的な体制に「apprehend」される恐怖が、自由の喪失や個性の抹殺といったテーマを強調するために用いられます。また、犯罪小説では、刑事が容疑者を「apprehend」する過程が、真実の追求と正義の実現という複雑な道のりを象徴することがあります。このように、「apprehend」は、物語の中で単なる行動描写を超え、登場人物の置かれた状況や社会の構造的な問題を暗示する役割を果たします。

現代社会においては、「apprehend」は、警察の職務質問や逮捕といった具体的な状況だけでなく、監視カメラやデータ収集といった、より間接的な形の監視を指すこともあります。テロ対策や犯罪抑止の名の下に、個人のプライバシーが侵害される可能性に対する懸念が高まる中で、「apprehend」は、国家権力と個人の自由との間の緊張関係を象徴する言葉として、その重要性を増しています。したがって、「apprehend」を学ぶことは、単なる語彙の習得にとどまらず、社会における権力の行使とその影響について深く考察する機会となるでしょう。

試験傾向

英検

1. **出題形式:** 語彙問題、長文読解。

2. **頻度と級・パート:** 準1級以上で頻出。特に1級で出題されやすい。

3. **文脈・例題の特徴:** 社会問題、科学、歴史など幅広いテーマで登場。長文読解では、文章全体の理解を問う文脈で出題されることが多い。

4. **学習者への注意点・アドバイス:** 「逮捕する」の意味だけでなく、「理解する」の意味も重要。文脈によって意味を判断する必要がある。類義語(understand, grasp, arrest)との使い分けも意識すること。

TOEIC

1. **出題形式:** Part 5(短文穴埋め問題)、Part 7(長文読解問題)。

2. **頻度と級・パート:** Part 7で比較的頻出。Part 5ではやや難易度の高い問題として出題されることがある。

3. **文脈・例題の特徴:** ビジネス関連の記事やレポートで、「理解する」「懸念する」といった意味で使用されることが多い。例:"We apprehend the potential risks involved in this project."

4. **学習者への注意点・アドバイス:** 「逮捕する」の意味はTOEICでは稀。ビジネスシーンでよく使われる意味(理解する、懸念する)を重点的に覚える。文脈から意味を推測する練習が重要。

TOEFL

1. **出題形式:** リーディングセクション(長文読解問題)。

2. **頻度と級・パート:** アカデミックな文章で頻繁に出題される。

3. **文脈・例題の特徴:** 歴史、社会科学、自然科学など、学術的なテーマの文章で、「理解する」「懸念する」の意味で使用される。例:"Scholars apprehend the significance of this discovery."

4. **学習者への注意点・アドバイス:** アカデミックな文脈での「理解する」という意味をしっかり押さえる。類義語(comprehend, perceive)とのニュアンスの違いを理解することが重要。文脈から適切な意味を判断する練習をすること。

大学受験

1. **出題形式:** 長文読解問題、語彙問題(意味選択、空所補充)。

2. **頻度と級・パート:** 難関大学の入試問題で頻出。標準的なレベルの大学でも出題される可能性はある。

3. **文脈・例題の特徴:** 社会問題、環境問題、科学技術など、評論的な文章で出題されることが多い。「理解する」「懸念する」の意味で使用される。

4. **学習者への注意点・アドバイス:** 文脈から適切な意味を判断する能力が重要。特に、「理解する」という意味での使用頻度が高い。arrest(逮捕する)の意味との混同に注意。長文読解対策として、様々なテーマの文章に触れておくことが望ましい。

免責事項

英単語学習ラボは生成AIで機械的に意味や英語表現を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。

このページについて

作成:英単語学習ラボ
生成支援:Google Gemini
最終更新:2025年7月18日

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