英単語学習ラボ

thigh

/θaɪ/(サイ)

th の音は、舌先を上下の前歯で軽く挟み、息を摩擦させて出す無声音です。日本語のサ行の子音を発音する時のように、舌が歯茎に触れないように注意してください。母音 /aɪ/ は二重母音で、『ア』から『イ』へスムーズに移行するイメージです。日本語の『アイ』よりも口を大きく開けて『ア』を発音するとより自然になります。

専門的な内容に関するご注意

このページには、健康、金融、法律など、専門的な知識を必要とする内容が含まれている可能性があります。本サイトの情報は学習目的で提供されており、専門家による助言の代わりとなるものではありません。重要な判断を行う際には、必ず資格を持つ専門家にご相談ください。

名詞

太もも

腰から膝までの部分を指す。解剖学的な意味合いだけでなく、衣服や身体的な特徴を説明する際にも使われる。

He felt a sharp pain in his right thigh after the long run.

彼は長い距離を走った後、右の太ももに鋭い痛みを感じました。

運動後の具体的な痛みの情景が目に浮かびます。このように「thigh」は「太もも」という身体の一部を指し、特定の部位の痛みや感覚を説明する際によく使われます。

The little girl rested her head on her mother's thigh.

小さな女の子は、お母さんの太ももに頭を乗せて休んでいました。

お母さんの膝枕のように、子供が安心して寄りかかっている温かい情景です。このように、誰かの「thigh」に触れたり、寄りかかったりする場面で自然に使われます。

She got a big bruise on her left thigh when she fell.

彼女は転んだ時、左の太ももに大きなあざができました。

転んで怪我をした時の具体的な状況が目に浮かびます。「thigh」は身体の部位なので、このように怪我やあざ、痛みなどの状態を説明する際によく登場します。

コロケーション

thigh muscles

太ももの筋肉

太ももを構成する筋肉群を指す一般的な表現です。具体的には大腿四頭筋(だいたいしとうきん)、ハムストリングス、内転筋群などが含まれます。スポーツ医学や解剖学、フィットネス関連の文脈で頻繁に使用されます。'Strong thigh muscles'(強い太ももの筋肉)のように形容詞を伴うことも多いです。運動能力向上や怪我の予防のために、これらの筋肉を鍛えることの重要性が強調されることが多いでしょう。

thigh-high boots

太もも丈のブーツ

文字通り、丈が太ももまであるブーツのことです。ファッション用語として広く使われます。'Wearing thigh-high boots'(太もも丈のブーツを履く)のように動詞と組み合わせて使われることが多いです。セクシーさや大胆さを演出するアイテムとして認識されることが多く、特定のファッションスタイルやイベントで好まれます。類似の表現に'over-the-knee boots'がありますが、こちらは膝上までのブーツを指します。

slap one's thigh

(面白さや驚きで)膝を叩く

喜びや面白さ、あるいは驚きや後悔などを表すために、自分の太ももを叩く行為を指します。'He slapped his thigh and roared with laughter.'(彼は膝を叩いて大笑いした)のように使われます。特にコメディや演劇などで、観客の反応を示す描写として用いられることがあります。ただし、現代ではやや古風な印象を与えることもあります。また、状況によっては相手を侮辱するような意味合いを含む可能性もあるので、使用には注意が必要です。

inner thigh

内もも

太ももの内側の部分を指します。解剖学的な文脈や、フィットネス、美容関連でよく使われます。'Inner thigh exercises'(内もものエクササイズ)のように、トレーニングの種類を示す際にも用いられます。'Tone your inner thighs'(内ももを引き締める)のように、美容的な目的で使用されることも多いです。

thigh injury

太ももの怪我

太ももの筋肉、腱、靭帯など、太もも周辺の組織の損傷全般を指します。スポーツ医学や救急医療の分野でよく用いられます。'Suffered a thigh injury'(太ももを怪我した)のように使われます。肉離れ(muscle strain)や打撲(contusion)などが一般的な太ももの怪我として挙げられます。

a chicken thigh

鶏のもも肉

食用としての鶏のもも肉を指します。料理のレシピや食品に関する記事で頻繁に使われます。'Grilled chicken thighs'(鶏もも肉のグリル)のように調理法と組み合わせて使われることが多いです。鶏むね肉(chicken breast)と比較して、脂肪分が多く、ジューシーで風味豊かであるとされます。

rest one's hand on one's thigh

太ももに手を置く

座っている状態などで、リラックスした様子や思案している様子を表す際に用いられます。'She rested her hand on her thigh, deep in thought.'(彼女は太ももに手を置いて、深く考え込んでいた)のように使われます。小説や物語などで、人物の描写として用いられることが多いです。無意識の動作として描かれることもあります。

使用シーン

アカデミック

解剖学や運動生理学の研究論文で、筋肉や骨格の構造を説明する際に使用されます。例:『大腿四頭筋はthighの前面に位置する』といった記述が見られます。医療系の講義でも、人体構造の学習において言及されることがあります。

ビジネス

医療機器メーカーの製品説明書や、スポーツ用品メーカーの広告などで使用されることがあります。例:『このサポーターはthighを効果的にサポートします』といった表現です。通常のビジネス文書ではほとんど見かけません。

日常会話

健康やフィットネスに関する話題で、運動やダイエットの効果を説明する際に使用されます。例:『スクワットはthighの筋肉を鍛えるのに効果的です』。また、衣服のサイズやデザインについて話す際にも使われることがあります。例:『このパンツはthighのあたりが少しきつい』。

関連語

類義語

  • upper leg

    太ももを指す最も直接的で一般的な表現。医学的な文脈や、身体の部位を正確に説明する必要がある場合に使われる。 【ニュアンスの違い】"thigh"よりもフォーマルで、やや学術的な印象を与える。日常会話ではあまり使われず、医学書や解剖学の解説などで見られる。 【混同しやすい点】"thigh"は日常会話で頻繁に使われるが、"upper leg"はより専門的な文脈で使われるという点。また、"upper leg"は文字通り「上の脚」という意味なので、文脈によっては膝から上全体を指す場合もある。

  • drumstick

    鶏肉などの脚の部位を指す言葉で、形が太ももに似ていることから比喩的に使われることがある。主に料理や食事に関する文脈で使用される。 【ニュアンスの違い】非常にカジュアルで、ユーモラスな響きを持つ。人の太ももを指す場合は、ジョークや親しみを込めた表現として使われることが多い。真面目な場面では不適切。 【混同しやすい点】人の太ももを"drumstick"と呼ぶのは、あくまで比喩表現であり、直接的な意味ではない。また、相手によっては不快に思われる可能性もあるため、使用する状況を選ぶ必要がある。

  • 脚全体を指す一般的な言葉。太もも、膝、すね、足首、足を含む。 【ニュアンスの違い】"thigh"は脚の一部分(太もも)を指すのに対し、"leg"は脚全体を指すという点に違いがある。文脈によっては、"leg"が太ももを含む脚全体を漠然と指す場合もある。 【混同しやすい点】"leg"は非常に広い意味を持つため、どの部分を指しているのかを明確にする必要がある場合がある。例えば、「脚が痛い」と言う場合、太もも、すね、足首のどこが痛いのかは"leg"だけではわからない。

  • haunch

    動物の腰から太ももにかけての部分を指す言葉。狩猟や料理の文脈でよく使われる。人の場合は、腰から太ももにかけての肉付きの良い部分を指す。 【ニュアンスの違い】動物に対して使われることが多いが、人の場合はやや古風で、婉曲的な表現として使われることがある。特に女性の太ももを指す場合、性的な含みを持つこともあるので注意が必要。 【混同しやすい点】人の"haunch"を直接的に表現するのは、状況によっては失礼にあたる可能性がある。また、現代英語ではあまり一般的ではないため、使用頻度は低い。

  • 座った時にできる、腰から膝にかけての空間を指す言葉。太もも自体を指すわけではないが、太ももが作る空間を意味する。 【ニュアンスの違い】"thigh"は太ももそのものを指すのに対し、"lap"は太ももによって作られる空間を指すという点が異なる。例えば、「猫が膝の上に乗っている」は"The cat is on my lap."となる。 【混同しやすい点】"lap"は太ももではなく、あくまで空間を指すという点。また、"lap"は座っている状態でのみ使用される。

派生語

  • thicken

    『太くする』または『濃くする』という意味の動詞。「thigh」が元々『厚い』という意味合いを持っていたことに由来し、それが動詞として具体的に『厚み・濃度を増す』という行為を表すようになった。料理(ソースを濃くする)や工業(金属板を厚くする)など幅広い分野で使用される。

  • thickset

    『がっしりした』、『ずんぐりした』という意味の形容詞。「thick(厚い)」と「set(据えられた)」が組み合わさり、体格がどっしりとしている様子を表す。人の体格や樹木など、密度が高く詰まっているものに対して使われる。

  • 『厚さ』、『濃さ』を意味する名詞。「thick」に名詞化の接尾辞「-ness」が付いた形。物理的な厚さだけでなく、抽象的な意味での濃さ(例えば、空気の濃さ、感情の濃さなど)も表すことができる。科学論文や技術文書でも頻繁に使用される。

反意語

  • 『薄い』、『細い』という意味の形容詞。「thigh」が太さを連想させるのに対し、「thin」は厚みや幅がない状態を示す。体型、物質の形状、抽象的な概念(例:薄い記憶、細い糸)など、幅広い文脈で使用され、対義語として明確な対立関係にある。

  • 『足首』を意味する名詞。「thigh」(太もも)が脚の上部を指すのに対し、「ankle」は脚の下部、足との接合部を指し、位置関係において明確な対比をなす。体の部位を表す語彙として、直接的な太さの対比ではないものの、身体における位置関係の反対概念として捉えることができる。

語源

「thigh(太もも)」は、古英語の「þēoh」に由来します。これはさらにゲルマン祖語の「*þeuhą」に遡り、「太もも」を意味していました。この語源は、身体の一部を指す非常に古い言葉であり、接頭辞や接尾辞による複雑な構造を持っていません。むしろ、基本的な身体部位を表す根源的な単語として、長い時間をかけて形を変えずに受け継がれてきたと考えられます。日本語で例えるなら、「手」や「足」といった基本的な言葉と同様に、シンプルで直接的な語源を持つと言えるでしょう。つまり、「thigh」は、太古の昔から人々の生活に密着した言葉なのです。

暗記法

太腿は、古来より文化の万華鏡。ギリシャでは英雄の力、女神の豊穣を象徴し、中世騎士道では、騎士の勇ましさを語る鎧の一部でした。ルネサンス絵画では、官能美の象徴として描かれ、シェイクスピアの戯曲にも登場します。現代では美の基準である一方、ボディポジティブ運動の中で、多様な美しさへの肯定が広がっています。太腿は、時代と共に意味を変え、今も社会を映す鏡なのです。

混同しやすい単語

thy

発音が非常に似ており、特にthの発音を区別するのが難しい日本人学習者にとっては聞き分けが難しい。'thy'は古語で「あなたの」という意味の所有形容詞であり、現代英語ではほとんど使われない。文脈から判断する必要がある。

発音が似ており、母音の長さと最後の無声音(thとgh)の違いに注意が必要。'sigh'は「ため息」という意味の名詞、または「ため息をつく」という意味の動詞。スペルも視覚的に似ているため、混同しやすい。

'thigh'の最初の'th'を無視して発音すると'tie'と似た音になる可能性がある。'tie'は「ネクタイ」「結ぶ」という意味。全く異なる単語なので、文脈で判断する必要がある。thの発音を意識することが重要。

母音の発音と語尾の子音字の並びが似ているため、特に発音練習が不十分な場合、混同しやすい。'high'は「高い」という意味の形容詞または副詞。意味が全く異なるため、文脈で判断する必要がある。highは古英語のheahに由来し、thighは古英語のthēohに由来するため、語源的にも関連性はない。

thighの語尾にある「-igh」の部分と発音が似ているため、混同される可能性がある。'die'は「死ぬ」という意味の動詞。スペルも似ているため、注意が必要。特に、過去形や過去分詞形(died)になるとさらに混同しやすくなる。

スペルの一部が似ており、特に 'gh' の部分が共通しているため、視覚的に混同しやすい。発音は全く異なり、'though' は「〜だけれども」という意味の接続詞または副詞。'thigh'の 'gh' は発音されないが、'though' の 'gh' は黙字ではない(/oʊ/の二重母音を形成する)。

誤用例

✖ 誤用: She has a strong thigh, so she can run fast.
✅ 正用: She has strong thighs, so she can run fast.

日本語では『太もも』を単数形で捉えがちですが、英語では通常、左右の太ももを合わせて認識するため、複数形の『thighs』を使うのが自然です。単数形の『thigh』は、特定の片方の太ももについて言及する場合や、医学的な文脈で使われることが多いです。日本人が身体の部位を単数形で表現する傾向が、この誤用の原因と考えられます。

✖ 誤用: He grabbed her thigh to stop her from falling.
✅ 正用: He grabbed her upper arm to stop her from falling.

緊急時とはいえ、女性の太ももを掴む行為は、英語圏の文化ではセクハラと解釈される可能性が高いです。より中立的な部位である『upper arm(二の腕)』を掴む方が適切です。日本人が英語で表現する際に、直接的な表現を選びがちな傾向と、文化的背景への配慮不足が原因として考えられます。英語では、状況に応じて婉曲的な表現や、相手に不快感を与えない表現を選ぶことが重要です。

✖ 誤用: The thigh of the problem is that we lack resources.
✅ 正用: The crux of the problem is that we lack resources.

『thigh』は身体の部位を指すため、問題の核心や本質を意味する比喩表現としては不適切です。問題の核心を指すには『crux』や『heart』などの語が適しています。日本人が『根本』『中心』といった意味から、安易に身体部位を比喩表現として用いる傾向が、この誤用の原因と考えられます。英語では、比喩表現に身体部位を用いる場合でも、文化的な背景や語感を考慮する必要があります。

文化的背景

「thigh(太腿)」は、豊穣、力強さ、そしてセクシュアリティの象徴として、文化や時代を超えて多様な意味合いを帯びてきました。特に、女性の太腿は美の基準として、また男性の太腿は力強さの象徴として、芸術や文学の中で繰り返し描かれてきました。

古代ギリシャでは、太腿は男性の力強さ、特に戦士の力強さを象徴していました。彫刻作品では、筋肉質な太腿が男性美の重要な要素として表現され、英雄や神々の強さを視覚的に伝えていました。一方、女性の太腿は、豊穣や母性を象徴するものとして、女神像などで表現されました。中世ヨーロッパでは、騎士の鎧の一部である腿当てが、騎士の身分と力を示す重要な要素でした。騎士道物語では、騎士の太腿は馬を乗りこなす力、そして戦場での勇気を象徴するものとして描かれました。また、ルネサンス期以降の絵画では、女性の太腿が美の象徴として再び注目を集め、官能的な美しさの表現に用いられました。

文学作品における「thigh」の登場もまた、その文化的意義を反映しています。例えば、シェイクスピアの戯曲では、登場人物の性格や感情を表現するために、太腿の描写が用いられることがあります。また、近現代の小説では、太腿がセクシュアリティや権力の象徴として、より複雑な意味合いを持つようになります。例えば、ある小説では、主人公の女性が自分の太腿を武器として利用し、社会的な抑圧に抵抗する姿が描かれています。また、別の小説では、男性の太腿が権力や支配の象徴として描かれ、社会的な不平等を描き出すために用いられています。

現代社会においては、「thigh」は依然として美の基準、セクシュアリティ、そして力強さの象徴として存在し続けています。ファッション業界では、太腿の美しさを強調するようなデザインが数多く存在し、広告やメディアを通じて理想的な体型が喧伝されています。しかし同時に、体型に対する多様性の尊重、ボディポジティブの考え方も広まっており、「thigh」に対する価値観も変化しつつあります。太腿の形や大きさに関わらず、自分自身の体を愛し、受け入れることが重要であるというメッセージが、社会全体に浸透しつつあります。

試験傾向

英検

- 出題形式: 主に長文読解問題、稀に語彙問題

- 頻度と級・パート: 準1級以上でまれに出題

- 文脈・例題の特徴: 医学・健康に関する長文、または人体に関する説明文

- 学習者への注意点・アドバイス: 医学系の語彙として覚えておく。日常生活ではあまり使わないため、他の身体部位の名称と区別して覚える。

TOEIC

- 出題形式: ほとんど出題されない

- 頻度と級・パート: ほぼ出題なし

- 文脈・例題の特徴: TOEICのビジネスシーンではほぼ使用されない

- 学習者への注意点・アドバイス: TOEIC対策としては優先度低。他の重要な語彙に注力すべき。

TOEFL

- 出題形式: アカデミックな読解問題

- 頻度と級・パート: まれに出題される可能性あり

- 文脈・例題の特徴: 生物学、医学、人類学などの学術的文章

- 学習者への注意点・アドバイス: 学術的な文脈で使われることを意識する。類義語や関連語彙と合わせて覚えておくと理解が深まる。

大学受験

- 出題形式: 長文読解問題

- 頻度と級・パート: 難関大学でまれに出題

- 文脈・例題の特徴: 医学、生物学、スポーツ科学など

- 学習者への注意点・アドバイス: 文脈から意味を推測できるよう、他の身体部位の名称と合わせて覚えておくと有利。派生語・関連語も確認。

免責事項

英単語学習ラボは生成AIで機械的に意味や英語表現を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。

このページについて

作成:英単語学習ラボ
生成支援:Google Gemini
最終更新:2025年7月18日

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