ankle
最初の母音 /æ/ は、日本語の「ア」よりも口を大きく開けて発音します。「ア」と「エ」の中間のような音を意識しましょう。また、強勢(ストレス)が最初の音節にあるため、「ア́ン」を強く発音し、「クル」は弱く短く発音するのがポイントです。 'n' の音は、舌先を上の歯の裏につけて発音します。
専門的な内容に関するご注意
このページには、健康、金融、法律など、専門的な知識を必要とする内容が含まれている可能性があります。本サイトの情報は学習目的で提供されており、専門家による助言の代わりとなるものではありません。重要な判断を行う際には、必ず資格を持つ専門家にご相談ください。
足首
足と脚をつなぐ関節部分。捻挫しやすい箇所としても知られる。解剖学的な意味合いだけでなく、ファッション(アンクレットなど)やスポーツ(足首のサポーター)の文脈でも頻繁に使われる。
My ankle hurts after I fell down on the stairs.
階段で転んだ後、足首が痛いです。
※ 「階段で転んでしまった!」そんな痛い瞬間の後、足首がズキズキする様子が目に浮かびますね。身体の部位と『痛い』という状態を伝える、とても自然でよく使われる表現です。誰かに自分の状況を伝える時に役立ちます。
I stretched my ankle before playing tennis.
テニスをする前に足首を伸ばしました。
※ テニスやランニングなど、運動をする前に体を温める準備運動の場面です。足首を『伸ばす』という動作は、スポーツをする人にとって日常的。動詞の『stretch』(伸ばす)と『ankle』の組み合わせは、運動の準備を話す際によく使われます。
The cool water reached my ankles as I walked into the lake.
湖に入っていくと、冷たい水が足首まで来ました。
※ 夏の暑い日に湖や海に入っていく瞬間の、ひんやりとした感覚が伝わってきますね。水深を表現する際など、『水がどこまで来たか』を伝えるのに『reach』(到達する)と『ankle』の組み合わせはとても自然です。この文では両足なので『ankles』と複数形になっています。
コロケーション
足首の捻挫
※ 最も一般的なコロケーションの一つで、足首を強くひねって靭帯を損傷した状態を指します。スポーツや不注意な歩行が原因で起こりやすいです。医療現場や日常会話で頻繁に使われます。例えば、'I sprained my ankle playing basketball.'(バスケットボールをしていて足首を捻挫した。)のように使います。類似表現に 'twisted ankle' がありますが、 'sprained ankle' の方がより医学的なニュアンスを含みます。
くるぶし丈のブーツ
※ 靴の種類を表す一般的な表現で、ブーツの丈がくるぶしまであるものを指します。ファッション用語として広く使われ、様々なデザインや素材のものが存在します。'She wore ankle boots with her jeans.'(彼女はジーンズにアンクルブーツを履いていた。)のように使います。他の丈のブーツ(knee-high boots, thigh-high bootsなど)と区別する際に用いられます。
足首の周りに
※ 位置関係を表す前置詞句で、足首の周辺を指します。例えば、'She has a tattoo around her ankle.'(彼女は足首の周りにタトゥーを入れている。)のように使います。怪我の場所やアクセサリーの位置などを説明する際に便利です。'on the ankle'(足首の上に)よりも広い範囲を指すニュアンスがあります。
くるぶし丈の靴下
※ 靴下の種類を表す表現で、丈がくるぶしまでの短い靴下を指します。スポーツをする際や、スニーカーなどと合わせてカジュアルな服装をする際に用いられます。'He wore ankle socks with his running shoes.'(彼はランニングシューズにアンクルソックスを履いていた。)のように使います。'crew socks'(ふくらはぎ丈の靴下)など、他の丈の靴下と区別する際に使われます。
足首が弱い
※ 足首の関節が不安定で、捻挫しやすい状態を指します。遺伝的な要因や過去の怪我などが原因で起こることがあります。'She has weak ankles, so she wears supportive shoes.'(彼女は足首が弱いので、サポート力のある靴を履いている。)のように使います。運動をする人やハイヒールをよく履く人に多い悩みです。
くるぶしまでの深さ
※ 水の深さなどを表す際に使われる表現で、水面がくるぶしまである状態を指します。'The water was ankle-deep.'(水はくるぶしまでの深さだった。)のように使います。洪水や水たまりの状況を説明する際によく用いられます。比喩的に、浅い知識や経験を指すこともあります。
使用シーン
医学論文やスポーツ科学の研究で、足首の構造や怪我について言及する際に使用されます。例えば、「足首の捻挫における靭帯損傷のメカニズム」のような研究テーマで使われることがあります。
安全管理に関する報告書や、労災に関する書類で、従業員の怪我について記述する際に使われることがあります。例えば、「従業員が工場内で足首を負傷した」といった状況を報告する際に用いられます。
日常会話では、スポーツや怪我の話題で比較的よく登場します。「昨日サッカーをしていて足首を捻ったんだ」や「ハイヒールを履いていて足首を痛めた」のように、具体的な状況を説明する際に使われます。
関連語
類義語
- tarsus
足根骨(そくこんこつ)を指す医学用語。足首を構成する骨の集合体であり、解剖学や整形外科などの学術的な文脈で使用される。 【ニュアンスの違い】"ankle"は日常的な表現であるのに対し、"tarsus"はより専門的で形式ばった言葉。患者に説明する際など、医療関係者が用いる。 【混同しやすい点】一般の人が日常会話で「足首」を表す際に"tarsus"を用いることはまずない。あくまで専門用語として認識しておく必要がある。
- hock
四足動物(特に馬や牛など)の後ろ足にある、人間でいうところの足首に相当する関節を指す。獣医学や畜産学、乗馬などの分野で用いられる。 【ニュアンスの違い】"ankle"が人間に対して使われるのに対し、"hock"は主に動物に対して用いられる。動物の身体構造を説明する際に使われる。 【混同しやすい点】人間に対して"hock"を使うことは一般的ではない。動物の足首に相当する部位を指す場合に限定される。
- lower leg
膝から足首までの下腿(かたい)全体を指す。医学的な文脈や、身体の部位を広範囲に説明する際に用いられる。 【ニュアンスの違い】"ankle"が足首の関節そのものを指すのに対し、"lower leg"はより広い範囲を指す。例えば、下腿の筋肉や骨格について説明する際に用いられる。 【混同しやすい点】"lower leg"は足首だけでなく、ふくらはぎなども含むため、特定の関節部位を指したい場合には"ankle"を使う方が適切。
- instep
足の甲(足首とつま先の間)の部分を指す。靴を履く際や、足の形について言及する際に用いられる。 【ニュアンスの違い】"ankle"が足首の関節を指すのに対し、"instep"は足の甲という足の上面の部分を指す。靴のサイズやフィット感を語る際によく用いられる。 【混同しやすい点】"ankle"と"instep"は足の異なる部位を指すため、混同しないように注意が必要。靴の甲の部分を指す場合は"instep"が適切。
- talocrural joint
距腿関節(きょたいかんせつ)を指す医学用語。脛骨、腓骨、距骨によって構成される足首の関節の正式名称であり、解剖学や整形外科などの学術的な文脈で使用される。 【ニュアンスの違い】"ankle"は日常的な表現であるのに対し、"talocrural joint"は極めて専門的で形式ばった言葉。学術論文や専門書などで用いられる。 【混同しやすい点】一般の人が日常会話で「足首」を表す際に"talocrural joint"を用いることはまずない。医療関係者でも、患者との会話では"ankle"を使うのが一般的。
派生語
- anklet
『足首飾り』を意味する名詞。『ankle(足首)』に、小さく可愛らしいものを表す接尾辞『-let』が付いたもの。ankleよりも使用頻度は低いが、ファッションやジュエリーの文脈で用いられる。足首を飾るアクセサリーという、ankleに直接関連する意味を持つ。
- ankle-deep
『足首の深さまで』という意味の複合形容詞。水や泥などが足首の高さまである状態を表す。日常会話や描写的な文章で使われる。物理的な深さの程度を示す際にankleという具体的な部位名が用いられている点がankleとの関連性を示す。
反意語
『足の指』を意味する名詞。足首(ankle)が脚と足をつなぐ関節であるのに対し、足指(toe)は足の先端部分を構成する。身体部位として、位置関係が足首と対極にあるため、ここでは反意語として扱える。例えば、「頭からつま先まで(from head to toe)」という表現では、身体の上下両端を指し、ankleは含まれない。
『膝』を意味する名詞。足首(ankle)が足と下腿をつなぐ関節であるのに対し、膝(knee)は下腿と大腿をつなぐ関節であり、身体部位の位置関係としてankleよりも上部に位置する。スポーツ医学や解剖学などの文脈では、ankleとkneeは区別され、それぞれの怪我や機能不全について議論される。
語源
「ankle(足首)」の語源は、古英語の「ancleow」に遡ります。これはさらにゲルマン祖語の「*anklō」に由来し、「曲がった部分」や「角」といった意味合いを持っていました。この語源から、足首が脚と足をつなぐ関節部分であり、角度をなしているというイメージが浮かび上がります。日本語で例えるなら、家の屋根の「隅木(すみぎ)」のように、構造的な角を形成する部分を指す言葉と似た感覚です。足首は身体を支え、動きを可能にする重要な「曲がり角」であると言えるでしょう。
暗記法
足首は、古来より文化的な意味を帯びてきました。古代エジプトでは、富と権力の象徴として装飾され、束縛の象徴でもありました。中世を経て、ルネサンス期には美の基準となり、現代では自己表現の場として多様な価値観を反映しています。また、急所としての側面も持ち、神話や伝説では英雄の弱点として描かれることも。美しさ、自由、そして脆さ。足首は、多面的な物語を秘めた部位なのです。
混同しやすい単語
『ankle』と『angle』は、どちらもカタカナで表現すると『アングル』となりやすく、発音が非常に似ているため混同しやすいです。ただし、スペルは異なり、『angle』は『角度』や『角』を意味する名詞です。文脈から判断することが重要です。また、『angle』は『物事を見る視点』といった比喩的な意味でも使われます。語源的には、angleはラテン語のangulus(角)に由来します。
『ankle』と『uncle』は、最初の音が似ており、特に早口で発音された場合や、音声のみを聞いた場合に混同しやすいです。『uncle』は『おじ』や『叔父』を意味する名詞です。親族関係を表す単語なので、文脈が大きく異なります。ただし、日本語の『アンクル』という響きから、親しみを感じやすい単語でもあるため、注意が必要です。
『ankle』と『awful』は、母音の音が若干似ており、特に日本語話者にとっては区別が難しい場合があります。また、どちらも『-l』で終わるため、語尾の音が曖昧になりやすいです。『awful』は『ひどい』や『恐ろしい』といった意味の形容詞であり、ankle(足首)とは全く意味が異なります。発音記号を確認し、/ɔːfl/ と /ˈæŋkl/ の違いを意識することが重要です。
『ankle』と『arch』は、スペルの一部(最初の文字と最後の文字)が共通しており、視覚的に混同しやすいです。また、どちらも身体の一部に関連する単語(archは足の土踏まずを指す場合がある)であるため、意味の連想から誤解が生じる可能性もあります。『arch』は『アーチ』や『弓形』を意味する名詞であり、建築や解剖学の分野でよく使われます。発音も異なります(/ɑːrtʃ/ vs. /ˈæŋkl/)。
『ankle』と『ancho』は、どちらも『an』で始まる点が類似しており、特にスペイン語話者にとっては発音の区別が難しい場合があります。『ancho』はスペイン語で『広い』という意味の形容詞です。英語学習者が直接混同することは少ないかもしれませんが、多言語を学習している場合や、スペイン語の単語が文脈に紛れ込んでいる場合に注意が必要です。
『ankle』と『hackle』は、どちらも短い単語で、最後の音が 'kle' で終わるという点で、スペルと発音がやや似ています。『hackle』は『(鳥の)首の羽毛』や『怒らせる』という意味の名詞または動詞です。特に、釣り具の『ハックル』として知られています。ankle(足首)とは全く異なる意味と文脈で使用されます。
誤用例
『Behave myself』は、主に子どもやペットの行儀の悪さを指摘する際に使われます。大人がフォーマルな場で礼儀正しく振る舞えない状況を説明するには、よりフォーマルな『conduct oneself properly』が適切です。日本人が『身を慎む』というニュアンスから『behave myself』を選んでしまうのは、語感のズレによる誤用です。
『Ankle』は足首を意味する単語であり、『才能』や『コツ』といった意味で使用することはできません。才能を表すには『knack』や『talent』を使うのが一般的です。日本人が『足がかり』という言葉から連想して『ankle』を使ってしまうことがありますが、これは日本語特有の比喩表現に引きずられた誤りです。
医者が『ankle(足首)』を『carefully(注意して)』動かすように指示した場合、それは安静にするか、非常に軽い運動をすることを意味します。スポーツをするのは逆効果です。『Carefully』という言葉を『慎重に運動する』と解釈してしまうのは、日本語の『用心深く』という言葉のニュアンスに引きずられた誤解です。英語圏では、怪我の治療における『carefully』は、より慎重な行動、つまり安静を意味することが多いです。
文化的背景
足首(ankle)は、身体を支える重要な関節であると同時に、装飾を通じて個性を表現する場でもありました。特に歴史的には、足首は束縛や自由、そして美の象徴として、様々な文化的文脈でその存在感を示してきました。
古代エジプトでは、足首飾りは身分や富の象徴でした。金や宝石で作られたアンクレットは、神聖な儀式や祭典で身につけられ、その輝きは太陽神ラーの光を反映すると考えられていました。一方、奴隷や囚人は足枷をつけられ、足首は束縛の象徴となりました。このように、足首は社会的な階層や権力を示す、二面性のある部位だったのです。中世ヨーロッパでは、足首は衣服で覆い隠されることが一般的でしたが、ルネサンス期に入ると、ドレスの裾が短くなり、足首が再び注目を集めるようになりました。優雅な足首は美の基準の一つとなり、肖像画や文学作品にもその姿が描かれるようになりました。
現代においては、足首はファッションの一部として、より自由に表現されるようになりました。タトゥーやアンクレット、個性的な靴下などが、自己表現の手段として用いられています。また、スポーツの世界では、足首の怪我はパフォーマンスに大きな影響を与えるため、アスリートにとって足首のケアは非常に重要です。足首のサポーターやテーピングは、怪我の予防や再発防止のために欠かせないアイテムとなっています。このように、足首は美しさ、自由、そして健康といった、多様な価値観と結びついているのです。
さらに、足首は「急所」としての側面も持ち合わせています。アキレス腱を切断する、あるいは足首を捻挫させるといった行為は、相手の機動力を奪い、戦闘能力を著しく低下させる効果があります。神話や伝説の中には、足首を弱点として描かれた英雄も存在し、その脆弱性が物語に深みを与えています。このように、足首は美しさや自由の象徴であると同時に、人間の弱さや脆さを表す部位でもあるのです。
試験傾向
1. 出題形式: 語彙問題、長文読解、リスニング。2. 頻度と級・パート: 準1級、1級で比較的頻出。3. 文脈・例題の特徴: 健康、スポーツ、事故に関する話題で登場しやすい。4. 学習者への注意点・アドバイス: 名詞としての基本的な意味に加え、関連語句(twist an ankle, ankle sprainなど)を覚えておくと役立つ。派生語のankle-length(くるぶし丈の)も覚えておくとよい。
1. 出題形式: Part 5(短文穴埋め)、Part 7(長文読解)。2. 頻度と級・パート: TOEIC全体で見ると頻度は中程度。3. 文脈・例題の特徴: 怪我、医療、労災に関する記事やメールで登場することがある。4. 学習者への注意点・アドバイス: ビジネスシーンでの使用頻度は低いが、健康関連の話題で出てくる可能性を考慮。関連語句と共に覚えておくと文脈理解に役立つ。
1. 出題形式: リーディングセクション。2. 頻度と級・パート: アカデミックな内容の文章で稀に出題される。3. 文脈・例題の特徴: 生物学、医学、スポーツ科学など、人体や運動に関する学術的な文脈で登場する可能性がある。4. 学習者への注意点・アドバイス: TOEFLでは専門的な語彙が問われるため、学術的な文脈における使用例を意識して学習する。他の身体部位の名称と合わせて覚えておくとよい。
1. 出題形式: 長文読解問題。2. 頻度と級・パート: 難関大学の入試問題で出題される可能性がある。3. 文脈・例題の特徴: スポーツ、健康、医療に関する文章で登場することがある。4. 学習者への注意点・アドバイス: 文脈から意味を推測する能力が重要。関連語句や類義語(e.g., joint)も合わせて覚えておくと、より正確な読解に繋がる。