sweatshirt
最初の "sw" は、日本語の「ス」よりも唇を丸めて発音し、"w"の音を意識しましょう。"ɛ" は日本語の「エ」よりも口を少し大きく開け、短く発音します。"ɜːr" は曖昧母音で、口を軽く開け、舌を少し奥に引いて発音します。最後の "t" は破裂音なので、しっかりと息を出すように意識すると、よりネイティブに近い発音になります。
トレーナー
カジュアルな綿製の長袖シャツ。スポーツウェアや普段着として着用される。スウェット素材でできていることが特徴。
When it was chilly, I quickly put on my favorite blue sweatshirt to feel warm.
肌寒かったので、すぐに大好きな青いトレーナーを着て暖かくなりました。
※ この例文は、肌寒い日に暖かさを求めてトレーナーを着る、ごく自然な状況を描いています。「put on」は「(服などを)身につける」という動作を表す、日常でよく使うフレーズです。お気に入りの色を加えることで、より具体的な情景が目に浮かびます。
He always wears a comfy sweatshirt when he relaxes at home on weekends with his cat.
彼は週末に家で猫とくつろぐとき、いつも心地よいトレーナーを着ています。
※ トレーナーがカジュアルでリラックスできる服装として使われる典型的な場面です。「comfy」は「comfortable(心地よい、快適な)」を短くした口語表現で、親しい間柄や日常会話でよく使われます。週末のゆったりとした時間を想像できますね。
She carefully chose a new gray sweatshirt at the store for her son's birthday gift.
彼女は息子さんの誕生日プレゼントに、お店で新しい灰色のトレーナーを慎重に選びました。
※ この例文は、トレーナーを贈り物として選ぶ、心温まるシーンです。色(gray)や目的(for her son's birthday gift)を加えることで、単に「買った」だけでなく、誰かのために心を込めて選ぶ様子が伝わってきます。お店での買い物という日常的な状況でよく使われます。
コロケーション
着心地の良いスウェットシャツ
※ スウェットシャツの最も重要な特徴である着心地の良さを強調する、非常に一般的な形容詞との組み合わせです。'comfortable'は、肌触りの良さ、動きやすさ、リラックスできる状態など、総合的な快適さを表します。家でくつろぐ時や、カジュアルな外出時に最適であることを示唆します。類似表現として 'cozy sweatshirt' もありますが、こちらはより暖かさや安心感を強調するニュアンスがあります。
フード付きのスウェットシャツ
※ スウェットシャツのデザイン上の特徴を具体的に示す表現です。'hooded'は「フードが付いた」という意味で、防寒性やファッション性を高める要素となります。口語では 'hoodie' と略されることもあります。カジュアルなスタイルによく合い、スポーツウェアとしても人気があります。'hooded' の代わりに 'with a hood' と表現することも可能ですが、'hooded' の方がより簡潔で一般的です。
スウェットシャツをさっと着る/脱ぐ
※ スウェットシャツを着用する動作を表す動詞との組み合わせです。'pull on' は「引っ張って着る」、'pull off' は「引っ張って脱ぐ」という意味で、スウェットシャツの着脱が容易であることを示唆します。特に急いでいる時や、気軽に服装を変えたい時に使われることが多い表現です。類似表現として 'put on/take off a sweatshirt' がありますが、'pull on/off' はより動作の迅速さを強調するニュアンスがあります。
ゆったりとした(大きめの)スウェットシャツ
※ スウェットシャツのサイズ感を表す形容詞との組み合わせです。'oversized' は意図的に大きめのサイズを選ぶことで、リラックスした雰囲気やファッション性を演出します。特に若者の間で人気があり、ストリートファッションの定番アイテムとなっています。'loose-fitting sweatshirt' も同様の意味で使用できますが、'oversized' の方がよりトレンドを意識したニュアンスがあります。
古着のスウェットシャツ
※ 'vintage' は古くて価値のあるもの、特に衣類に対して使われる形容詞です。'a vintage sweatshirt' は、過去の時代に作られたスウェットシャツで、独特のデザインや風合いを持つものを指します。古着屋で探したり、レプリカを購入したりすることがあります。ファッションアイテムとしての個性を表現する手段として人気があります。
クルーネック(丸首)のスウェットシャツ
※ スウェットシャツの襟の形状を具体的に示す表現です。'crewneck' は丸首で、リブ編みになっていることが多いです。カジュアルでシンプルな印象を与えるため、様々なスタイルに合わせやすいのが特徴です。'V-neck sweatshirt' (Vネックのスウェットシャツ) と対比されることがあります。
グラフィック(柄)入りのスウェットシャツ
※ スウェットシャツにプリントされたデザインの種類を示す表現です。'graphic' は絵、文字、ロゴなど、様々なデザインを指します。個性的で主張のあるスタイルを好む人に人気があり、音楽バンドのロゴやアート作品などがプリントされたものがよく見られます。
使用シーン
学術的な文脈では、衣類そのものについて言及する場面は少ないため、使用頻度は低いです。例えば、スポーツ心理学の研究で、運動時の服装に関する実験プロトコルを記述する際に、「被験者は統一されたデザインのスウェットシャツを着用した」のように記述されることがあります。ただし、これは研究対象ではなく、単なる条件設定の説明です。
ビジネスシーンで「sweatshirt」という単語が直接使われることは稀です。従業員の制服としてスウェットシャツが採用されている企業で、ユニフォーム規定を説明する文書などで言及される可能性があります。例としては、「カジュアルフライデーには、会社のロゴ入りスウェットシャツの着用が許可されます」といった告知文が考えられます。
日常会話では非常に一般的な単語です。友人との会話で「今日、新しいスウェットシャツを買ったんだ」と話したり、オンラインショッピングで「お気に入りのスウェットシャツを見つけた」とメッセージを送ったりする場面が想定されます。また、スポーツジムでの服装について話す際にも、「スウェットシャツを着て運動する」のように使われます。
関連語
類義語
- hoodie
フード付きのスウェットシャツ。カジュアルな服装として広く着用され、特に若者や学生に人気があります。スポーツウェアやリラックスウェアとしても一般的です。 【ニュアンスの違い】「sweatshirt」はフードのないものを指すのに対し、「hoodie」はフードがある点が決定的な違いです。デザインやスタイルによって、よりストリートファッションの要素が強い場合もあります。 【混同しやすい点】両方ともカジュアルなトップスですが、フードの有無で使い分けます。フォーマルな場ではどちらも不適切ですが、hoodieの方がよりカジュアルと認識される傾向があります。
頭からかぶって着るタイプの衣服全般を指します。セーター、スウェットシャツ、Tシャツなど、様々な種類のトップスが含まれます。 【ニュアンスの違い】「sweatshirt」は素材や形状が特定された衣服を指しますが、「pullover」は着方による分類です。したがって、スウェットシャツはpulloverの一種と言えます。 【混同しやすい点】「pullover」はスウェットシャツだけでなく、他の種類のトップスも指すため、文脈によって意味を判断する必要があります。ジッパーやボタンがないトップス全般を指す広い概念です。
イギリス英語でセーターやプルオーバーを意味します。アメリカ英語の「jumper」は、通常、袖のないワンピースのような衣服を指します。 【ニュアンスの違い】「sweatshirt」は特定の素材と形状を持つトップスですが、「jumper」はより一般的な衣服の種類を指します。また、地域によって意味が異なる点に注意が必要です。 【混同しやすい点】アメリカ英語とイギリス英語で意味が異なるため、文脈によって意味を判断する必要があります。イギリス英語ではsweatshirtをjumperと呼ぶこともありますが、アメリカ英語では誤解を招く可能性があります。
- sweat suit
スウェットシャツとスウェットパンツの上下セット。スポーツウェアやリラックスウェアとして着用されます。運動時やカジュアルな場面でよく見られます。 【ニュアンスの違い】「sweatshirt」はトップスのみを指しますが、「sweat suit」は上下セットを指します。セットアップで着用することが前提となっている点が異なります。 【混同しやすい点】「sweat suit」は必ず上下セットで着用されることを想定しているため、トップスのみを指す場合は「sweatshirt」を使用する必要があります。また、フォーマルな場には不向きです。
スポーツやトレーニング時に着用される上下セットの衣服。通常、スウェットスーツよりもスポーティーなデザインで、より機能的な素材が使用されることが多いです。 【ニュアンスの違い】「sweatshirt」はトップスのみを指し、素材も綿などの柔らかい素材が一般的ですが、「tracksuit」は上下セットで、素材もポリエステルなどの機能的な素材が使用されることが多いです。また、tracksuitの方がよりスポーツに特化した印象を与えます。 【混同しやすい点】「tracksuit」はスポーツウェアとして着用されることが前提となっているため、カジュアルな場面では「sweat suit」の方が適している場合があります。デザインや素材によっても印象が異なります。
派生語
名詞で「汗」、動詞で「汗をかく」。sweatshirtは「汗をかく時に着るシャツ」が原義。日常会話で広く使われる。比喩的に「苦労」の意味も持つ。
- sweaty
形容詞で「汗まみれの」「汗をかいた」。状態を表し、運動後などによく使われる。比喩的に「不安な」意味も持つことがある。
- sweatband
「汗止めバンド」。複合語で、運動時に額などに巻いて汗が目に入るのを防ぐ。スポーツ用品店でよく見かける。
反意語
- dress shirt
「ドレスシャツ」。フォーマルな場で着用するシャツで、sweatshirtのカジュアルな性質と対照的。ビジネスシーンやパーティーなどで用いられる。
- outerwear
「アウターウェア」「上着」。sweatshirtは通常ミドルレイヤーとして着用されるため、一番上に着るアウターウェアとは対照的。コートやジャケットなどが該当する。
語源
"Sweatshirt(トレーナー)」は、比較的新しい言葉で、文字通り「汗(sweat)を吸い取るシャツ(shirt)」という意味から来ています。特別な接頭辞や接尾辞を持つ複雑な構造ではありません。この単語は、運動時やリラックスした状況で着用される、吸汗性の高いシャツを指すために、20世紀初頭に自然発生的に生まれたと考えられます。日本語で例えるなら、「汗取り肌着」のような、機能性を重視したネーミングと言えるでしょう。つまり、この単語は、その衣服の目的や機能がストレートに表現された、非常に分かりやすい成り立ちを持っています。
暗記法
スウェットシャツは、元々アスリートの運動着でしたが、若者文化の象徴へと進化しました。1960年代以降、反体制の精神をまとい、大学ロゴ入りは所属意識の証に。学生運動の時代には、ジーンズと合わせることで権威への抵抗を示すユニフォームとなりました。映画『ロッキー』では努力の象徴となり、ヒップホップカルチャーでは反骨精神の表現として愛用。現代では、高級ブランドやアーティストが独自の解釈を加え、アートを表現するキャンバスとしても存在感を放っています。
混同しやすい単語
「sweatshirt」の「sweat」と「sweet」は発音が似ており、特に母音部分が混同されやすいです。「sweet」は「甘い」という意味の形容詞で、名詞としては「お菓子」という意味もあります。スペルも似ているため、文脈で判断する必要があります。英語のネイティブスピーカーでもタイプミスしやすい単語の一つです。
「sweatshirt」の後半部分「shirt」は、単独でもよく使われる単語です。発音もスペルも似ているため、つい「sweat shirt」と分けて書いてしまう学習者がいます。「sweatshirt」はあくまで1つの単語であることを意識しましょう。意味はご存知の通り「シャツ」です。
「sweatshirt」と「sweater」はどちらも防寒着ですが、「sweater」は通常、ウールやコットンなどの素材で編まれたものを指し、よりフォーマルな印象を与えることがあります。「sweatshirt」は通常、スウェット生地で作られ、よりカジュアルな用途に適しています。発音もスペルも似ていますが、用途や素材の違いを理解しておくと良いでしょう。
「sweat」と「threat」は、スペルの一部が似ており、特に子音の並び(-eat, -hreat)が混同されやすいです。「threat」は「脅威」という意味の名詞で、発音も異なります。文脈から判断することが重要です。
「sweat」と「swat」は、発音が似ており、特に母音の曖昧さから混同されやすいです。「swat」は「叩く」という意味の動詞で、名詞としては「一撃」という意味があります。スペルも似ているため、注意が必要です。動詞の過去形、過去分詞は swatted となります。
「sweat」と「suit」は、どちらも短い単語であり、母音の発音が日本語話者にとって区別しにくい場合があります。「suit」は「スーツ」という意味で、服の種類を指しますが、「sweatshirt」とは異なり、通常上下セットのフォーマルな服装を指します。また、「suit」は「似合う」という意味の動詞としても使われます。
誤用例
『sweatshirt』は非常にカジュアルな服装であり、フォーマルなディナーパーティーには不適切です。日本人は『快適さ』を重視するあまり、場にふさわしい服装(この場合はスーツなど)を選ぶという文化的背景を考慮せずに直訳してしまうことがあります。英語圏では、服装は相手への敬意を示す手段であり、場に合わせた服装を選ぶことが重要です。また、フォーマルな場では『快適さ』よりも『相手への敬意』や『場をわきまえる』といった価値観が優先されることを理解する必要があります。
『sweatshirt』自体は高価なものではないため、プレゼントされたことに対する感謝を述べる際に『cheap(安い)』と表現するのは不適切です。英語圏では、プレゼントの価値は金額だけでなく、相手を思いやる気持ちやプレゼントを選ぶセンスで評価されることが多くあります。日本人は『謙遜』の美徳から、自分のものを低く評価する傾向がありますが、英語ではストレートに感謝の気持ちを伝える方が好ましいです。ここでは、プレゼントしてくれた行為に対して『thoughtful(心のこもった)』と表現するのが適切です。
『sweatshirt』は防寒や運動後の汗冷えを防ぐために着用されることが一般的であり、『裸を隠す』という直接的な表現は不自然です。日本人は『隠す』という行為を婉曲的に表現することがありますが、英語では目的をより具体的に表現することが好まれます。この場合、『裸を隠す』という意図を直接表現するのではなく、『運動後に体を温める』というより一般的な目的を表現することで、より自然な英語になります。もし『裸を隠したい』というニュアンスをどうしても含めたいのであれば、状況を具体的に描写する方が自然です(例:I quickly grabbed a sweatshirt after getting out of the shower.)。
文化的背景
スウェットシャツは、単なる運動着ではなく、アメリカの若者文化、特に1960年代以降の反体制的な精神やカジュアルなライフスタイルを象徴するアイテムとして定着しました。大学のロゴが入ったスウェットは、所属意識や連帯感を示すシンボルとなり、同時に、フォーマルな服装を避ける若者たちの自己表現の手段ともなりました。
スウェットシャツは、元々アスリートが運動後に体を冷やさないために着用したのが始まりです。しかし、その快適さと手軽さから、次第にキャンパスやストリートへと広がり、学生運動や公民権運動の時代には、ジーンズとスウェットシャツというスタイルが、権威に抵抗する若者たちのユニフォームのような役割を果たしました。特に、大学名やスローガンがプリントされたスウェットは、政治的なメッセージを伝える手段としても利用され、ファッションを通じて社会的な主張を行うという新しい潮流を生み出しました。
映画や音楽の世界でも、スウェットシャツは重要な役割を果たしています。例えば、1970年代の映画『ロッキー』では、主人公のロッキー・バルボアがトレーニングに励む姿がスウェット姿で描かれ、努力と根性の象徴となりました。また、ヒップホップカルチャーにおいては、オーバーサイズのスウェットシャツが、反骨精神やストリートのリアルな生活を表現するアイテムとして愛用され、ファッションを通じて自己主張する若者たちのアイコンとなりました。スウェットは、単なる衣服ではなく、時代精神を反映する鏡のような存在なのです。
現代においても、スウェットシャツは多様な解釈が可能なアイテムとして、ファッションの最前線で活躍しています。高級ブランドがスウェット素材を取り入れたり、アーティストが独自のグラフィックをプリントしたりすることで、スウェットはもはやカジュアルウェアの枠を超え、アートや文化を表現するキャンバスとなっています。スウェットシャツは、そのシンプルさゆえに、着る人の個性や時代背景を色濃く反映し、常に変化し続ける社会の縮図として、私たちのワードローブに存在し続けているのです。
試験傾向
この単語自体は英検では出題頻度は低めですが、カジュアルな話題や衣類に関する長文で登場する可能性はあります。特に級は特定されませんが、準1級以上で読解問題に出てくるかもしれません。会話文や説明文の中で使われる可能性があり、スペルミスに注意が必要です。
TOEICでは、アパレル業界やオフィスでのカジュアルな服装に関する話題で、Part 5(短文穴埋め問題)やPart 7(長文読解問題)で登場する可能性があります。ただし、頻度は高くありません。類似の単語(例えば、jacket, coatなど)との区別が問われることがあります。ビジネスシーンでのカジュアルウェアに関する文脈に注意してください。
TOEFLでは、直接的な出題頻度は低いですが、アメリカの大学キャンパスライフや学生文化に関する読解文で、間接的に言及される可能性があります。アカデミックな文脈というよりは、学生生活を描写するような場面で登場するかもしれません。類義語との使い分けを意識する必要はあまりありません。
大学受験では、比較的カジュアルな単語であり、直接的な語彙問題として出題される可能性は低いですが、長文読解の中で登場する可能性があります。特に、現代社会の若者文化やライフスタイルに関するテーマで使われることがあります。文脈から意味を推測できるレベルで十分でしょう。