英単語学習ラボ

tracksuit

/ˈtræksuːt/(トゥらァクスゥート)

第1音節にアクセントがあります。『track』の/æ/は日本語の「ア」と「エ」の中間のような音で、口を大きく開けて発音します。/sjuː/の部分は「スュー」のように聞こえますが、実際には/s/の後に弱い/j/の音が入ります。全体的に、各音を区切らず、滑らかにつなげるように発音するとより自然になります。

名詞

運動着

上下セットの、スポーツやリラックス時に着るカジュアルな服装。部屋着としても使われる。ジャージ素材であることが多い。

My grandpa wears his **tracksuit** for morning walks in the park.

私のおじいちゃんは、公園での朝の散歩のために運動着を着ています。

この例文は、おじいちゃんが気持ちよく公園を歩く姿を想像させます。「tracksuit」は、ウォーキングや軽い運動をする時に快適な服装としてよく選ばれます。'wears' は「(服を)着ている」という状態を表す動詞です。

After work, I like to put on my comfy **tracksuit** and relax at home.

仕事の後、私は快適な運動着に着替えて家でくつろぐのが好きです。

仕事から帰ってきて、ホッと一息つく瞬間の情景が目に浮かびます。「tracksuit」は運動だけでなく、家でリラックスするための部屋着としても非常に一般的です。「put on」は「(服などを)身につける」という意味で、着替える時によく使う表現です。

The soccer team wore their matching **tracksuits** before the big game.

サッカーチームは、大試合の前に揃いの運動着を着ていました。

試合前の緊張感と、チームの一体感が伝わる例文です。スポーツチームが練習や試合の行き帰りに、チームカラーの「tracksuit」を着用している姿はよく見られます。「matching」は「お揃いの、対になった」という意味で、服や持ち物が同じデザインや色であることを表します。

コロケーション

wear a tracksuit

トラックスーツを着る

最も基本的なコロケーションで、文字通りトラックスーツを着用することを指します。スポーツをする際や、リラックスしたカジュアルな服装をしたいときに使われます。'put on a tracksuit' も同様の意味ですが、こちらは『着る動作』に焦点を当てています。日常会話で非常によく使われる表現です。

a matching tracksuit

上下揃いのトラックスーツ

トラックスーツは通常、上着とズボンがセットで販売されています。この表現は、それらが色やデザインで統一されていることを強調します。ファッションに関心がある文脈や、スポーツチームのユニフォームについて話す際に使われることが多いです。例えば、'She wore a matching pink tracksuit to the gym.' のように使います。

a velour tracksuit

ベロア素材のトラックスーツ

ベロアは光沢のある柔らかい生地で、特に2000年代初頭に人気を博しました。この表現は、特定の素材のトラックスーツを指し、ファッションの文脈でよく使用されます。'a cotton tracksuit' (綿のトラックスーツ) や 'a polyester tracksuit' (ポリエステルのトラックスーツ) など、素材を具体的に指定するバリエーションがあります。

a designer tracksuit

デザイナーズブランドのトラックスーツ

高級ブランドがデザインしたトラックスーツを指します。ファッション業界や、高価な服について話す際に用いられます。単に快適さを追求するだけでなく、ステータスシンボルとしての意味合いも持ちます。'an expensive tracksuit' (高価なトラックスーツ) と同様の意味合いですが、デザイナーズブランドである点を強調します。

zip up a tracksuit

トラックスーツのジッパーを上げる

トラックスーツの上着には通常ジッパーが付いています。この表現は、そのジッパーを閉める動作を指します。'zip down a tracksuit' (トラックスーツのジッパーを下げる) と対になる表現です。日常的な動作を表す際に使われます。

lounging in a tracksuit

トラックスーツを着てくつろぐ

トラックスーツがリラックスウェアとして着用されることが多いことから、この表現は非常に自然です。家でくつろいでいる状態や、カジュアルな雰囲気で過ごしている様子を表します。'relaxing in a tracksuit' とほぼ同義ですが、'lounging' はよりゆったりとしたニュアンスを持ちます。

a shell tracksuit

シャカシャカ素材のトラックスーツ

シャカシャカ、あるいはウィンドブレーカーのような素材でできたトラックスーツのこと。スポーツをする際によく着用されます。'shell' という言葉が素材の特徴を表しており、防風性や撥水性があることを示唆します。アウトドアやスポーツ関連の文脈で使われます。

使用シーン

アカデミック

スポーツ科学や服装に関する研究論文で、運動生理学的な観点や社会学的な考察において言及されることがあります。例:『運動時の体温調節におけるtracksuitの影響』といった研究テーマ。

ビジネス

スポーツ関連企業やアパレル業界のビジネスシーンで、製品企画やマーケティング戦略に関する会議で使われることがあります。例:『来期のtracksuitの新デザイン案について検討する』。

日常会話

日常会話やSNSなどで、カジュアルな服装やスポーツをする際について話す時に使われます。例:『週末はtracksuitを着てジョギングに行く』。

関連語

類義語

  • sweatsuit

    上下セットのスウェット素材の衣服。運動時やリラックスした状況で着用される。アメリカ英語でより一般的。 【ニュアンスの違い】"Tracksuit"よりもカジュアルで、よりリラックスした印象を与える。スポーツウェアとしての機能性よりも、快適性を重視するニュアンス。 【混同しやすい点】地域差(アメリカ英語 vs イギリス英語)がある。アメリカでは"sweatsuit"が一般的だが、イギリスでは"tracksuit"が一般的。また、"sweatsuit"はよりカジュアルな印象を与える。

  • warm-up suit

    運動選手が競技前に体を温めるために着用する、上下セットの衣服。練習着や試合前のウォーミングアップ時に使用される。 【ニュアンスの違い】"Tracksuit"よりも、よりスポーツに特化した印象を与える。競技性や機能性を強調するニュアンス。 【混同しやすい点】"Warm-up suit"は、特定のスポーツ活動に関連付けられることが多い。"Tracksuit"はより汎用性が高く、スポーツ以外のカジュアルな場面でも着用される。

  • jogging suit

    ジョギングやランニングをする際に着用する、上下セットの衣服。軽量で動きやすい素材が使われることが多い。 【ニュアンスの違い】"Tracksuit"よりも、特定の運動(ジョギング)に特化した印象を与える。運動性能や快適性を重視するニュアンス。 【混同しやすい点】"Jogging suit"は、ジョギングという特定の運動に限定される。"Tracksuit"はより広い範囲のスポーツやアクティビティで使用される。

  • leisure suit

    1970年代に流行した、カジュアルなセットアップスーツ。ポリエステルなどの合成繊維で作られ、リラックスしたスタイルが特徴。 【ニュアンスの違い】"Tracksuit"とは異なり、よりファッション性の高いアイテム。カジュアルな社交の場やリゾート地などで着用されることが多かった。 【混同しやすい点】時代背景が異なる。"Leisure suit"は過去の流行であり、現在ではあまり一般的ではない。"Tracksuit"は現代でも広く着用されている。

  • loungewear set

    家でリラックスするために着用する、快適な上下セットの衣服。柔らかい素材で作られ、ゆったりとしたシルエットが特徴。 【ニュアンスの違い】"Tracksuit"よりも、よりリラックスした、インドアでの使用を想定している。外出着としての機能性は低い。 【混同しやすい点】"Loungewear set"は、基本的に家の中での着用を目的としている。"Tracksuit"は、外出着としても使用される。

  • shell suit

    1980年代に流行した、シャカシャカした素材で作られた上下セットの衣服。派手な色使いやデザインが特徴。 【ニュアンスの違い】"Tracksuit"の一種だが、よりレトロで、特定の時代を象徴するファッションアイテム。機能性よりもファッション性が重視される。 【混同しやすい点】時代背景が異なる。"Shell suit"は過去の流行であり、現在ではあまり一般的ではない。"Tracksuit"は現代でも広く着用されている。また、素材感やデザインが大きく異なる。

派生語

  • 名詞で『走路』『足跡』。tracksuit は元々、運動競技者が走路(track)で使用するために作られた衣服だったことに由来する。現在では日常着としても広く使われる。

  • tracking

    動詞 track の現在分詞形で、『追跡』『記録』といった意味を持つ。物流の追跡(package tracking)や、ウェブサイトの行動追跡(website tracking)など、様々な分野で使われる。

  • track record

    『実績』『業績』という意味の名詞句。運動選手の記録(track record)から派生し、ビジネスや政治など、あらゆる分野での過去の成果を指すようになった。頻繁に使われる表現。

反意語

  • formal wear

    『フォーマルウェア』は、tracksuit が持つカジュアルでスポーティーなイメージとは対照的に、儀式や正式な場にふさわしい服装を指す。結婚式や式典などで着用される。

  • business suit

    『ビジネススーツ』は、tracksuit がリラックスした私的な空間で着用されるのに対し、仕事やビジネスシーンで着用される。プロフェッショナルな印象を与える。

  • street clothes

    『普段着』は、フォーマルウェアやビジネススーツではない普段着全般を指し、tracksuit も含まれるが、特にフォーマルな場との対比で、よりカジュアルな服装を意味する際に使われる。

語源

"Tracksuit"は比較的新しい単語で、その成り立ちもシンプルです。 "Track"は「走路、競技場」といった意味を持ち、スポーツのトラックを指します。日本語でも「トラック競技」などと言うように、イメージしやすいでしょう。 "Suit"は「一揃いの服」という意味で、上下セットの衣服を指します。つまり、"tracksuit"は「トラックで着るための服」という意味合いから、「運動着」を指すようになったと考えられます。特別な接頭辞や複雑な語源を持つ単語ではありませんが、スポーツシーンから生まれた言葉として、その機能性と目的が明確に表現されていると言えるでしょう。

暗記法

元は運動着。しかし、旧ソ連圏では反体制の象徴として、若者が自由を求めて身にまとった。NYヒップホップシーンでは、Run-DMCが愛用し、自己表現のツールに。イギリスでは「チャヴ」文化と結びつき、社会問題を映す鏡にもなった。そして今、ハイブランドが再解釈。トラックスーツは常に社会の動きと共鳴し、時代を映す万華鏡のように、その意味を変え続けている。

混同しやすい単語

『tracksuit』の 'track' と『attract』は、ともに 'atr' という連続した子音を含み、発音が似ているため混同しやすい。しかし、『attract』は『引きつける』という意味の動詞であり、品詞も意味も全く異なる。特に、アクセントの位置が異なる('tracksuit' は 'track' にアクセント、'attract' は 'tract' にアクセント)点に注意。

『tracksuit』の 'track' と『trek』は、スペルが似ており、発音も母音と最後の 'k' の音は共通しているため混同しやすい。『trek』は『(困難な)旅行』や『徒歩旅行』を意味する名詞または動詞。語源的には、アフリカーンス語の『trekken』(移動する)に由来し、南アフリカのボーア人の大移動を指す言葉だった。文脈が異なれば意味は明らかだが、スペルと音の類似性から注意が必要。

『tracksuit』の 't' と 'tr' の音のつながりから、'treat'(もてなす、治療する)という単語を連想しやすい。特に、早口で発音されると聞き間違える可能性がある。意味も品詞も全く異なるため、文脈で判断することが重要。また、'treat' は名詞としても使われ、『ごちそう』や『楽しみ』といった意味になる点も覚えておくと良い。

'track'と'trade'は、どちらもビジネスや活動に関連する単語であるため、意味の面で混同される可能性がある。'trade'は「貿易」や「商売」を意味し、名詞または動詞として使われる。発音も似ているため、文脈によって意味を区別する必要がある。特に、'trade-off'(トレードオフ)のような複合語で使われる場合、意味を誤解しないように注意。

『tracksuit』の 'track' と『tract』は、スペルが似ており、発音も最初の母音以外は共通しているため、視覚的に混同しやすい。『tract』は『広がり』、『地域』、『(体の)管』などを意味する名詞。また、『小冊子』という意味もある。語源はラテン語の『trahere』(引く、引っ張る)に由来し、土地を区画するイメージから『地域』の意味になったとされる。意味の関連性が薄いため、文脈で判断することが重要。

'track'と'truck'は、どちらも輸送や運搬に関連する単語であるため、意味の面で混同される可能性がある。特に、アメリカ英語ではトラックを'truck'と呼ぶため、'tracksuit'を運動着ではなく、トラックのスーツと誤解する可能性もある。発音も非常に似ているため、文脈によって意味を区別する必要がある。

誤用例

✖ 誤用: He wore a tracksuit to the formal dinner party; it was quite sporty.
✅ 正用: Wearing a tracksuit to the formal dinner party was considered quite inappropriate.

日本語の『スポーティー』は、服装のジャンルやスタイルを指すことがありますが、英語の『sporty』は『運動に適した』『活発な』という意味合いが強く、フォーマルな場には不向きです。Tracksuit(トラックスーツ)は、特にフォーマルな場ではカジュアルすぎる服装とみなされ、場違いな印象を与えます。日本人が『スポーティー』という言葉から受ける印象と、英語の『sporty』が表す意味合いのズレが誤用につながります。

✖ 誤用: I saw him wearing a tracksuit at the bank, he must be a criminal.
✅ 正用: Seeing him wearing a tracksuit at the bank, I wondered if he was going to the gym later.

Tracksuit(トラックスーツ)を着ている人を見て『犯罪者だ』と決めつけるのは、偏見に基づいた考え方です。日本では、銀行などフォーマルな場にラフな服装で行くのは非常識と捉えられがちですが、欧米では服装規定が比較的緩やかな場合もあります。Tracksuitを着ているからといって、その人の職業や性格を決めつけるのは、文化的背景や価値観の違いを考慮していない誤った判断です。英語では相手の行動の意図を決めつけない、控えめな表現が好まれます。

✖ 誤用: She wore a very expensive tracksuit made of silk to the opera.
✅ 正用: She wore an elegant silk dress to the opera.

Tracksuit(トラックスーツ)は、素材やデザインによっては高価なものもありますが、オペラ鑑賞のようなフォーマルな場には適していません。オペラには、一般的にドレスやスーツなど、よりフォーマルな服装が求められます。高価な素材を使ったとしても、トラックスーツという服装自体が持つカジュアルなイメージは拭えません。日本語で『高級な〜』という表現をそのまま英語に当てはめようとする際に、服装のTPO(Time, Place, Occasion)を考慮せずに誤用してしまう典型的な例です。

文化的背景

トラックスーツは、単なる運動着から、反体制の象徴、そしてハイファッションのアイテムへと、その意味合いを大きく変えてきました。特に旧ソ連圏や東欧諸国では、社会主義体制下における画一的なスタイルへの反発として、アディダスなどのトラックスーツが若者の間で密かに流行し、自由や個性の表現として機能しました。

1980年代のニューヨークでは、ヒップホップカルチャーの隆盛とともに、トラックスーツはストリートファッションの重要な要素となりました。Run-DMCのようなアーティストがアディダスのトラックスーツを愛用し、ステージ衣装として着用したことで、その人気は爆発的に高まりました。彼らは単に服を着るだけでなく、トラックスーツを自己表現の手段として、音楽、ダンス、アートといった創造的なエネルギーと結びつけたのです。トラックスーツは、貧困や差別に直面しながらも、自分たちのスタイルを確立しようとする若者たちのアイデンティティを象徴するものとなりました。

20世紀末から21世紀初頭にかけて、トラックスーツはイギリスの「チャヴ」と呼ばれる若者文化と結びつけられ、やや否定的なイメージを帯びることもありました。チャヴは、ローカルな地域に根ざし、スポーツブランドのトラックスーツを好んで着用する若者たちのことで、しばしば社会問題や貧困と関連付けられて報道されました。しかし、このイメージもまた、トラックスーツが社会の多様な層に浸透し、さまざまな意味合いを帯びていることの証左と言えるでしょう。

近年では、高級ブランドがトラックスーツをコレクションに取り入れるなど、ファッションアイテムとしての地位を確立しています。かつてはアンダーグラウンドな存在だったトラックスーツが、今やセレブリティやインフルエンサーの間で愛用され、ラグジュアリーなライフスタイルを象徴するアイテムとして認識されています。このように、トラックスーツは時代や文化によってその意味を変えながら、常に社会の動きと深く結びついてきた、非常に興味深い衣服と言えるでしょう。

試験傾向

英検

この単語が英検で直接問われることは少ないですが、準1級以上の長文読解で、スポーツやカジュアルな場面を描写する際に間接的に出てくる可能性があります。特に注意すべき点はありません。

TOEIC

TOEICでは、スポーツジムやレジャーに関する話題で、衣類に関する語彙として登場する可能性は低いですがゼロではありません。ビジネスの文脈ではまず出題されません。もし出題される場合は、Part 5 (短文穴埋め) で、関連語彙の知識を問われる可能性があります。

TOEFL

TOEFLのアカデミックな文脈では、スポーツウェアの歴史や社会における役割などを論じる文章で稀に登場する可能性があります。ただし、専門的な内容に特化しているため、一般的なTOEFL対策としては優先順位は低いでしょう。

大学受験

大学受験の英語長文では、現代社会のファッションやライフスタイルに関するテーマで、背景知識として言及される可能性があります。直接的な語彙問題として問われる可能性は低いですが、文脈理解の一助となるでしょう。

免責事項

英単語学習ラボは生成AIで機械的に意味や英語表現を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。

このページについて

作成:英単語学習ラボ
生成支援:Google Gemini
最終更新:2025年8月5日

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