英単語学習ラボ

spouse

/spaʊs/(スパゥス)

二重母音 /aʊ/ は「ア」から「ウ」へスムーズに変化させるのがポイントです。日本語の「ア」よりも口を大きく開け、「ウ」は唇を丸めて突き出すイメージで。最後の /s/ は無声音の「ス」であり、日本語のサシスセソよりも息の量を多く、かつ喉を震わせないように発音しましょう。

専門的な内容に関するご注意

このページには、健康、金融、法律など、専門的な知識を必要とする内容が含まれている可能性があります。本サイトの情報は学習目的で提供されており、専門家による助言の代わりとなるものではありません。重要な判断を行う際には、必ず資格を持つ専門家にご相談ください。

名詞

配偶者

法律婚における夫または妻を指す、フォーマルな表現。日常会話では「夫」「妻」と言う方が自然。契約書や公的な書類でよく使われる。

The hospital asked me to list my spouse as an emergency contact.

病院は私に、緊急連絡先として配偶者を記載するよう求めました。

【情景】病院の受付で、性別を問わず「配偶者」を緊急連絡先として記入するよう求められている場面です。公的な書類や手続きで、男女の区別なく「配偶者」と聞かれる際によく使われる典型的な例です。 【ヒント】「list A as B」で「AをBとして記載する」という意味です。このように「spouse」は、夫にも妻にも使える便利な言葉です。

You are welcome to bring your spouse to the company party.

会社のパーティーには、配偶者の方をお連れいただいて構いません。

【情景】会社が主催するパーティーやイベントで、「ご家族やパートナーもぜひ」と招待する際の丁寧な表現です。招待する相手の配偶者の性別が分からない場合でも、この一言でスマートに伝えられます。 【ヒント】「You are welcome to do...」で「~していただいて構いません」「~して大歓迎です」という丁寧な許可や歓迎を表します。

Many people enjoy spending time with their spouse on weekends.

多くの人は週末に配偶者と時間を過ごすのを楽しんでいます。

【情景】これは一般的な調査結果や、世の中の傾向を説明するような場面です。夫婦関係や家族について話す際に、「夫や妻」と限定せず、広く「配偶者」という言葉でまとめることで、客観的で包括的な印象を与えます。 【ヒント】「enjoy -ing」で「~することを楽しむ」という意味です。また、「their spouse」のように、複数の人々(many people)がそれぞれ持つ単数の「配偶者」を指す場合でも、「their」を使うことが自然です。

コロケーション

surviving spouse

配偶者に先立たれた生存配偶者

法律や保険、遺産相続などの文脈で頻繁に使われるややフォーマルな表現です。単に 'widow' (未亡人) や 'widower' (男やもめ) と言うよりも、法的な権利や義務を伴う立場であることを明確にするニュアンスがあります。例えば、遺族年金の受給資格などを説明する際に用いられます。 'surviving' は『生き残った』という意味で、配偶者が亡くなった後も生きている配偶者を指します。

estranged spouse

別居中の配偶者、不仲な配偶者

'estranged' は『疎遠になった』という意味で、離婚には至っていないものの、関係が冷え切って別居状態にある配偶者を指します。法的文書やニュース記事などで見られる表現で、単に 'separated' (別居している) と言うよりも、感情的な距離があることを示唆します。例えば、離婚訴訟の記事で、'estranged spouse' が争点になっている、といった使われ方をします。

abusive spouse

虐待的な配偶者

身体的、精神的、または経済的な虐待を行う配偶者を指します。 'abusive' は『虐待的な』という意味で、家庭内暴力(domestic violence)の問題を語る際に重要な言葉です。警察や裁判所、支援団体などが、虐待の事実を示す際に用います。似た表現に 'violent spouse' (暴力的な配偶者) がありますが、'abusive' はより広範な虐待行為を指すことがあります。

former spouse

元配偶者

離婚した相手を指す、ごく一般的な表現です。法的文書や個人的な会話など、あらゆる場面で使用されます。 'ex-spouse' とほぼ同義ですが、'former' の方がややフォーマルな印象を与えることがあります。例えば、'My former spouse and I co-parent our children.' (元配偶者と私は、子どもたちの共同養育をしています。) のように使われます。

deserting spouse

(正当な理由なく)配偶者を捨てる配偶者

'desert' は『見捨てる』という意味で、法的な義務を放棄して配偶者を見捨てることを指します。離婚訴訟や扶養義務の履行に関連する文脈で使われることが多い、やや法律用語的な響きのある表現です。例えば、'The deserting spouse was ordered to pay alimony.' (配偶者を捨てた側は、扶養料の支払いを命じられた。) のように使われます。

dependent spouse

扶養されている配偶者

経済的に自立しておらず、配偶者の収入に頼って生活している配偶者を指します。離婚時の財産分与や扶養義務を議論する際に用いられる表現です。 'dependent' は『依存している』という意味で、経済的な依存関係を示す際に使われます。例えば、'The court awarded alimony to the dependent spouse.' (裁判所は、扶養されている配偶者に扶養料を支払うよう命じた。) のように使われます。

使用シーン

アカデミック

社会学、心理学、人口統計学などの分野で、調査研究や論文において配偶者の有無や家族構成を分析する際に用いられます。例えば、「配偶者の有無が幸福度に与える影響」といった研究テーマで頻繁に登場します。文語的な表現であり、フォーマルな学術論文で使われます。

ビジネス

人事関連の文書や福利厚生に関する規定などで、配偶者手当や家族手当の対象範囲を定義する際に使用されることがあります。例えば、「配偶者が扶養家族である場合」といった条件を明記する際に用いられます。日常的なビジネス会話ではあまり使われませんが、公式な書類では見かけることがあります。

日常会話

日常会話では、より一般的な単語である「husband」や「wife」が使われることがほとんどです。「spouse」は、ニュース記事や法的な話題など、ややフォーマルな文脈で耳にすることがあります。例えば、「〇〇容疑者の配偶者も事情聴取を受けた」といった報道で使われることがあります。

関連語

類義語

  • 男性の配偶者を指す最も一般的な言葉。日常会話で頻繁に使用され、法的な意味合いも含む。 【ニュアンスの違い】"spouse"よりも直接的で、親しみやすい表現。フォーマルな場面では、より正確な情報伝達のために"spouse"が好まれる場合もある。 【混同しやすい点】"husband"は男性にのみ使用される点。"spouse"は性別を問わないため、ジェンダーニュートラルな表現が必要な場合に適している。

  • 女性の配偶者を指す最も一般的な言葉。日常会話で頻繁に使用され、法的な意味合いも含む。 【ニュアンスの違い】"spouse"よりも直接的で、親しみやすい表現。フォーマルな場面では、より正確な情報伝達のために"spouse"が好まれる場合もある。 【混同しやすい点】"wife"は女性にのみ使用される点。"spouse"は性別を問わないため、ジェンダーニュートラルな表現が必要な場合に適している。

  • 配偶者、恋人、ビジネスパートナーなど、広範な関係性を指す言葉。日常会話で頻繁に使用される。 【ニュアンスの違い】"spouse"よりもカジュアルで、必ずしも法的な結婚関係を意味しない。同棲関係や、婚姻関係にないカップルに対しても使用できる。 【混同しやすい点】"partner"は恋愛関係以外の関係性も含むため、文脈によっては誤解を生む可能性がある。法的な配偶者を指す場合は"spouse"がより正確。

  • significant other

    恋人や配偶者を指す婉曲的な表現。特にフォーマルな場面や、相手の関係性を特定したくない場合に使用される。 【ニュアンスの違い】"spouse"よりも間接的で、相手に配慮した表現。恋愛関係の深さや、法的な関係性を曖昧にしたい場合に適している。 【混同しやすい点】"significant other"は法的な配偶者を指すとは限らないため、公式な文書や手続きでは"spouse"を使用する必要がある。

  • better half

    配偶者を指す、ややユーモラスで愛情のこもった表現。親しい間柄での会話や、軽いスピーチなどで使用される。 【ニュアンスの違い】"spouse"よりも非常にカジュアルで、親愛の情を込めた表現。フォーマルな場面や、初対面の人に対しては不適切。 【混同しやすい点】"better half"はあくまで比喩的な表現であり、公式な場面で使用すると場違いになる可能性がある。また、相手の配偶者に対して使う場合は、関係性によっては失礼にあたる場合もある。

  • 動物のつがい、あるいは親しい友人や仲間を指す言葉。地域によっては配偶者を指すスラングとしても使われる。 【ニュアンスの違い】"spouse"よりも非常にカジュアルで、親密な関係性を示す。フォーマルな場面や、地域によっては不適切。 【混同しやすい点】"mate"は配偶者を指す意味合いが地域によって異なり、誤解を招く可能性がある。また、フォーマルな場面では避けるべき表現。

派生語

  • espouse

    『(主義・主張などを)支持する、採用する』という意味の動詞。『spouse』が『配偶者』として関係を築くように、主義などを積極的に受け入れ、関係を深めるイメージ。フォーマルな文脈(特に政治・社会問題)で使われることが多い。

  • spousal

    『配偶者の、夫婦の』という意味の形容詞。『spousal support(配偶者扶養)』のように、法律や経済の文脈で、夫婦関係に起因する事柄を指す場合に使われる。日常会話よりも公的な文書で目にすることが多い。

  • despouse

    古語的な用法として、かつては『結婚させる』という意味があったが、現代ではほとんど使われない。ただし、『espouse』と混同して誤用されるケースも稀に見られるため、知識として知っておくと良い。

反意語

  • 『独身の』という意味。明らかに『spouse(配偶者を持つ)』状態と対立する。日常会話で最も一般的な反意語。法的・社会的な文脈でも、婚姻状態を区別する際に頻繁に使用される。

  • 『離婚した』という意味。一度は『spouse』を持った状態から、法的に関係が解消された状態を指す。結婚・離婚に関する統計やニュース記事などでよく使われる。

  • unmarried

    『未婚の』という意味。『single』よりもややフォーマルな印象を与える。アンケートや調査など、客観的な事実を記述する際に用いられることが多い。結婚の意志の有無は問わない点で、『single』とはニュアンスが異なる。

語源

「spouse(配偶者)」は、古フランス語の「spous(配偶者)」に由来し、さらに遡るとラテン語の「sponsus(婚約者)」にたどり着きます。この「sponsus」は、「spondēre(誓う、約束する)」という動詞の過去分詞形です。つまり、「spouse」は元々「誓いを立てた人」という意味合いを持っていました。日本語で例えるなら、「誓約者」や「約束を交わした相手」というニュアンスに近いでしょう。結婚の誓いという神聖な約束を基盤とする関係を表す言葉として、その語源から深い意味が込められていることがわかります。

暗記法

「spouse」は単なる配偶者ではなく、法と社会に認められた絆。かつて婚姻は家を守る契約でしたが、愛の時代へ。文学では理想の愛から、葛藤や成長も描かれる現実に。同性婚や事実婚など多様な形を包み込み、愛情と責任の証として進化。「spouse」は、時代と共に変わる愛の形を映す鏡なのです。

混同しやすい単語

発音は似ていませんが、スペルが似ている単語として『expose』が挙げられます。意味は『(秘密などを)暴露する』で、動詞です。スペルミスに注意が必要です。また、『suppose』もスペルが似ており、『仮定する』という意味の動詞です。文脈から判断する必要があります。

spruce

発音記号は似ていますが、日本語のカタカナで表現すると『スパウス』と『スプルース』で区別できます。『spruce』は『トウヒ』という針葉樹の名前、または『きちんとした』という意味の形容詞です。文脈で判断できますが、注意が必要です。

発音が似ており、特に語尾の子音の発音が弱いと混同しやすいです。『spice』は『香辛料』という意味の名詞です。文脈が全く異なるため、落ち着いて聞けば区別できます。

発音がやや似ています。特にsourceの/ɔːr/の部分が曖昧になるとspouseと聞こえる可能性があります。『source』は『源』や『情報源』という意味の名詞です。文脈で判断することが重要です。

母音の音が似ているため、早口の英語ではspouseとhouseを聞き間違える可能性があります。『house』は『家』という意味の名詞です。文脈から判断する必要があります。

語尾の「-ouse」という綴りと発音が似ているため、混同しやすいかもしれません。『browse』は『閲覧する』という意味の動詞です。インターネットのブラウザを想像すると覚えやすいでしょう。

誤用例

✖ 誤用: My spouse is very shy, so I always speak on behalf of her.
✅ 正用: My spouse is quite reserved, so I often speak on her behalf.

『shy』は内気で人見知りな様子を表しますが、大人が配偶者について語る場合、よりフォーマルで落ち着いた印象の『reserved』が適切です。また、フォーマルな場面では『speak on behalf of』よりも『speak on someone's behalf』が好まれます。日本人が『〜を代表して』を直訳的に捉えすぎると、語感のずれが生じやすいです。

✖ 誤用: I want to divorce my spouse because she doesn't listen to me.
✅ 正用: I'm considering a divorce from my spouse because of irreconcilable differences.

『doesn't listen to me』は直接的で感情的な表現であり、離婚の理由としてはややカジュアルすぎます。より客観的で穏便な表現として『irreconcilable differences(埋められない相違)』を用いるのが一般的です。離婚という重大な話題においては、感情的な表現を避け、丁寧で客観的な言葉を選ぶのが、英語圏の文化的な傾向です。日本人がストレートな表現を避けるように、英語でも同様の配慮が求められる場合があります。

✖ 誤用: My spouse and I are just friends.
✅ 正用: My spouse and I are more like roommates than a couple.

『spouse』は法的に婚姻関係にある相手を指すため、『just friends(ただの友達)』という表現は矛盾しています。もし婚姻関係が冷え切っている状態を表現したいのであれば、『roommates』のような比喩を用いるのが適切です。日本人が『配偶者』という言葉を形式的に捉えすぎると、その関係性の実態との乖離が生じることがあります。英語では、言葉の定義だけでなく、その背後にある関係性や感情を考慮することが重要です。

文化的背景

「spouse」という言葉は、単なる配偶者という関係を超え、法的な結びつきと社会的な承認を伴うパートナーシップを象徴します。それは、愛と責任、そして共同生活へのコミットメントを意味する、社会的に重要な役割を担う存在なのです。

「spouse」という言葉が持つ文化的背景を深く理解するには、婚姻制度の歴史を振り返る必要があります。かつて婚姻は、個人の感情よりも家系の維持や財産の保全といった、より大きな目的のために行われることが一般的でした。そのため、配偶者は愛情の対象というよりも、家を守り、子孫を繁栄させるためのパートナーとしての役割が重視されました。しかし、時代が進むにつれて、個人の自由や感情が尊重されるようになり、婚姻は愛情に基づいたパートナーシップへと変化していきました。この変化に伴い、「spouse」という言葉も、単なる法的な関係を超え、感情的なつながりや相互の尊重を意味する言葉として、その重要性を増していったのです。

文学作品における「spouse」の描かれ方は、時代や社会の価値観を反映しています。例えば、古典的な恋愛小説では、配偶者は理想的な愛の対象として描かれることが多く、その関係はロマンティックで情熱的なものでした。しかし、現代の小説では、配偶者間の関係はより現実的に描かれ、愛情だけでなく、葛藤や妥協、そして成長といった、複雑な側面が描かれることが多くなりました。また、映画やドラマでは、配偶者間の関係が社会的な問題や倫理的なジレンマと結びつけられ、観客に深く考えさせるような作品も多く存在します。

現代社会において、「spouse」という言葉は、多様なパートナーシップの形を包含する言葉として進化しつつあります。同性婚が認められる国が増え、事実婚やパートナーシップ制度など、従来の婚姻制度にとらわれない新しい形の関係が生まれています。このような変化の中で、「spouse」という言葉は、法的な性別や婚姻の形式にとらわれず、相互の愛情と責任に基づいたパートナーシップを意味する言葉として、その重要性を増していくでしょう。それは、時代とともに変化し続ける人間の感情や社会の価値観を反映する、生きた言葉なのです。

試験傾向

英検

- 出題形式: 主に長文読解、稀に語彙問題

- 頻度と級・パート: 準1級以上で稀に出題

- 文脈・例題の特徴: フォーマルなニュース記事やエッセイ

- 学習者への注意点・アドバイス: 法律、社会問題に関連する文脈で登場しやすい。やや硬い表現。

TOEIC

- 出題形式: 長文読解(Part 7)

- 頻度と級・パート: 頻度は低い。ビジネス関連文書

- 文脈・例題の特徴: 契約書、福利厚生に関する記述

- 学習者への注意点・アドバイス: 契約書や人事関連の文書で使われる可能性があることを知っておく。

TOEFL

- 出題形式: リーディング

- 頻度と級・パート: アカデミックな文章で稀に出題

- 文脈・例題の特徴: 社会学、人類学などの学術的文章

- 学習者への注意点・アドバイス: 家族や社会構造に関する文脈で登場する可能性がある。

大学受験

- 出題形式: 長文読解

- 頻度と級・パート: 難関大学で稀に出題

- 文脈・例題の特徴: 社会学、文化人類学に関する文章

- 学習者への注意点・アドバイス: 文脈から意味を推測できるように練習しておく。

免責事項

英単語学習ラボは生成AIで機械的に意味や英語表現を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。

このページについて

作成:英単語学習ラボ
生成支援:Google Gemini
最終更新:2025年7月18日

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