英単語学習ラボ

represent

/ˌrɛprɪˈzɛnt/(リ・プリィ・ゼェント)

強勢は 'ze' の部分にあります。最初の 're' は弱く発音され、曖昧母音 /ɪ/ に近くなります。'pre' は日本語の「プ」よりも唇を軽く閉じるように発音し、息を破裂させるイメージです。最後の 't' は、しっかり息を止めてから開放するとよりネイティブに近い発音になります。

専門的な内容に関するご注意

このページには、健康、金融、法律など、専門的な知識を必要とする内容が含まれている可能性があります。本サイトの情報は学習目的で提供されており、専門家による助言の代わりとなるものではありません。重要な判断を行う際には、必ず資格を持つ専門家にご相談ください。

動詞

代表する

グループや組織を代表して意見を述べたり、行動したりする。選挙で選ばれた代表者が国民の声を代弁する場面などで使われる。

He felt proud to represent his country at the international sports event.

彼は国際スポーツイベントで国を代表できることを誇りに思いました。

この例文では、ある人が国や組織の「代表」として行動する場面を描いています。選手がユニフォームを着て、多くの期待を背負いながら、誇りを持って試合に臨む姿が目に浮かびますね。「誰かの代表として」という、最も基本的で中心的な使い方です。スポーツのニュースなどでよく耳にする表現です。

This small statue represents peace and hope for our future.

この小さな像は、私たちの未来への平和と希望を象徴しています。

ここでは、「represent」が「象徴する」という意味で使われています。物(この場合は小さな像)が、目に見えない概念や感情(平和や希望)を表している様子が分かりますね。美術館で作品の意味を説明したり、会社のロゴが何を意味するかを話したりする時など、抽象的な概念を具体的なもので表現する際によく使われます。

The student council president was chosen to represent all the students' voices.

生徒会長は、全生徒の声(意見)を代表するために選ばれました。

この例文は、一人の人物が「集団全体の意見や考え」を代弁する状況を示しています。生徒会長が、生徒みんなの気持ちを先生や学校に伝えるために、責任を持って話す姿がイメージできます。会議や話し合いの場で、ある人の発言がグループ全体の意見であることを示す際などによく使われる表現です。

動詞

示す

データや記号などが、ある事実や情報を明確に表している状態。グラフが売上高を示す、地図が場所を示す、といった状況で使われる。

The colorful drawing on the fridge clearly represents the child's love for his family.

冷蔵庫に貼られたそのカラフルな絵は、子供の家族への愛情をはっきりと示しています。

この例文では、具体的なもの(子供が描いた絵)が、目に見えない抽象的な感情(家族への愛情)を「表している」「象徴している」様子を描いています。冷蔵庫に貼られた絵という身近な情景が目に浮かびますね。このように「AがBを表す・象徴する」という文脈で 'represent' は非常によく使われます。

Our team captain will proudly represent us at the important regional meeting tomorrow.

私たちのチームキャプテンは、明日、重要な地域会議で私たちを誇りをもって代表します。

ここでは、「人が、ある集団や組織の『代表』として行動する」という意味で 'represent' が使われています。チームキャプテンがチームの期待を背負い、誇りをもって会議に臨む様子が想像できます。会社や学校、国などを代表する際にもこの使い方が一般的です。

These sales figures for the last quarter represent a significant increase in our market share.

直近四半期のこれらの売上数値は、私たちの市場シェアの大幅な増加を示しています。

この例文は、グラフや数字などの「データが、特定の事実や傾向を『示す』『表す』」というビジネスや学術的な文脈での使い方です。数字が単なる羅列ではなく、会社の成長という具体的な意味を持っていることが伝わります。プレゼンテーションなどでデータの説明をする際によく耳にする表現です。

動詞

相当する

あるものがある価値や意味において、別のものとほぼ同じであること。1000円は、約10ドルの価値に相当する、といった文脈で使用される。

On this map, a red line represents a river.

この地図では、赤い線が川に相当します(川を表しています)。

地図を見ながら、誰かが「この赤い線は何だろう?」と尋ね、別の人が「これは川を表しているよ」と教えている場面です。「represent」は、記号やマークが具体的なものや概念に「相当する」「表す」といった意味でよく使われます。日常で地図や図を見る際に、この言葉を思い出してみてください。

This high score truly represents all your hard work.

この高い点数は、あなたの全ての努力に本当に相当します(努力の証です)。

テストで良い点数を取った生徒に、先生が優しく語りかけている場面です。頑張った結果が、その努力に「相当する」「見合っている」というニュアンスで使われています。努力が報われた喜びを感じられるような、温かいシチュエーションです。

This ancient pot represents the art of that period.

この古代の壺は、その時代の芸術に相当します(その時代の芸術を象徴しています)。

博物館で、興味深い古い壺を見ながら、誰かが「これはまさにあの時代の芸術そのものだね」と感心している場面です。ある物が、特定の時代や文化、あるいは集団の「典型」や「象徴」に「相当する」という意味合いで使われます。歴史や文化について話す際によく登場する表現です。

コロケーション

represent a constituency

選挙区を代表する

政治の世界で非常によく使われる表現です。選出された議員が、特定の地域(選挙区)の住民全体の利益を代表し、代弁することを指します。単に『代表する』だけでなく、『正式に選ばれて、その地域全体の意向を汲み取って行動する』というニュアンスが含まれます。例えば、国会議員が自分の選挙区の意見を国会に伝える、といった場面で使用されます。日常会話よりも、政治ニュースや報道などで頻繁に目にします。

represent a significant departure

重大な逸脱を示す、大きな変化を意味する

「departure」は「出発、逸脱」の意味で、「represent a significant departure」は、ある基準、方針、または過去の慣例からの重要な変化や逸脱を示すことを意味します。ビジネスや政策の文脈でよく用いられ、新しい戦略やアプローチが以前のものと大きく異なることを強調する際に使われます。例えば、「This new policy represents a significant departure from previous regulations.(この新しい政策は、以前の規制からの重大な逸脱を示す)」のように使われます。フォーマルな場面で用いられることが多いです。

represent oneself

本人訴訟をする、弁護士を立てずに自分で弁護する

法的な文脈で使われる表現で、弁護士を雇わずに、自分自身で法廷で弁護することを意味します。「pro se」というラテン語由来の法律用語も同じ意味で使われますが、「represent oneself」の方がより一般的です。裁判費用を節約したい場合や、自分の事件について誰よりも詳しく知っている場合に選択されることがあります。ただし、法的な知識がないと不利になることも多いため、慎重な判断が必要です。法律関係のニュースやドラマなどで見かけることがあります。

represent an opportunity

機会を示す、チャンスとなる

これは、ある状況や出来事が、特定の目標を達成したり、利益を得たりするための機会を提供する、という意味です。ビジネスシーンでよく使われ、新しい市場への参入、技術革新、または問題解決などが「機会」として表現されることがあります。例えば、「This crisis represents an opportunity for us to innovate and improve.(この危機は、私たちが革新し改善する機会を示す)」のように使われます。ポジティブなニュアンスを含むことが多いです。

represent a challenge

課題を示す、難題となる

「represent an opportunity」と対照的に、こちらは困難や障害を示す表現です。ある状況や問題が、克服すべき課題や解決すべき難題であることを意味します。ビジネス、科学、政治など、様々な分野で使用されます。「Climate change represents a significant challenge for the global community.(気候変動は、国際社会にとって重大な課題を示す)」のように使われます。客観的に問題点を指摘する際に用いられます。

represent a compromise

妥協案を示す、譲歩の産物である

交渉や議論の結果として、複数の当事者が互いに譲歩し、合意に至ったことを表す表現です。政治、ビジネス、または個人的な関係など、様々な状況で使用されます。例えば、「The agreement represents a compromise between the two parties.(その合意は、両当事者間の妥協案を示す)」のように使われます。各々の要求を完全に満たすものではないものの、双方にとって受け入れ可能な解決策であることを意味します。

使用シーン

アカデミック

学術論文やプレゼンテーションで頻繁に使用されます。統計データを提示する際に、「このグラフは〜を代表している」 (This graph represents...) のように、データが示す意味や傾向を説明する文脈で使われます。また、ある理論やモデルが現実をどの程度反映しているかを議論する際にも用いられます。例:『この研究は、〇〇理論を代表する重要なエビデンスを提供する。』

ビジネス

ビジネスシーンでは、会議の報告書やプレゼンテーション資料で、あるグループや市場セグメントを「代表する」という意味で使用されます。例えば、「このデータは顧客層のニーズを代表している」 (This data represents the needs of our customer base) のように、情報を要約し、それらが何を示しているかを明確にする際に役立ちます。交渉の場面で自社の立場を説明する際にも使われます。例:『この提案は、当社の長期的な戦略を代表するものです。』

日常会話

日常会話では、直接的な「代表する」という意味よりも、象徴的な意味合いで使われることがあります。例えば、「この曲は私の青春時代を代表する」 (This song represents my youth) のように、個人的な感情や思い出を表現する際に使われることがあります。ニュースやドキュメンタリーでは、「〜を象徴する」という意味で使われることもあります。例:『この絵は、その時代の社会不安を代表している。』

関連語

類義語

  • 『象徴する』という意味で、抽象的な概念や感情を具体的な事物で表す場合に使われる。文学、芸術、心理学などの分野でよく用いられる。 【ニュアンスの違い】『represent』はより直接的な代理や表現を意味するのに対し、『symbolize』はより間接的で、象徴的な意味合いを持つ。主語は事物であることが多い。 【混同しやすい点】『represent』が政治的な代表やビジネスにおける代理など、具体的な役割を果たすのに対し、『symbolize』は国旗が国家を象徴する、鳩が平和を象徴するなど、抽象的な概念を具象化する点が異なる。

  • stand for

    『~を意味する』『~の略である』という意味で、頭字語や組織の理念などを説明する際に用いられる。日常会話で頻繁に使われる。 【ニュアンスの違い】『represent』がより公式な場面や、代理としての役割を担うことを意味するのに対し、『stand for』はよりカジュアルで、意味内容や理念を表す際に用いられる。 【混同しやすい点】『represent』は他動詞として使われることが多いが、『stand for』は句動詞であり、前置詞を伴う。また、『stand for』は『~を支持する』という意味も持つため、文脈による判断が必要。

  • 『(絵画や文章などで)描写する』という意味で、視覚的、または言語的に詳細を伝える場面で使われる。芸術、文学、歴史などの分野で用いられる。 【ニュアンスの違い】『represent』が抽象的な概念や事柄を表現することも含むのに対し、『depict』はより具体的な描写に重点を置く。主語は作者や作品であることが多い。 【混同しやすい点】『represent』は政治家が国民を代表するように、抽象的な概念を具現化する意味合いも持つが、『depict』はあくまで視覚的、言語的な描写に限定される。例えば、「この絵は戦争の悲惨さをdepictしている」のように使う。

  • 『(性質・思想などを)具体化する』『体現する』という意味で、抽象的な概念や理想が人や物を通して現れる場合に使われる。哲学、政治、倫理などの分野で用いられる。 【ニュアンスの違い】『represent』が代理や象徴としての意味合いを持つ一方、『embody』はより深く、その性質や思想そのものを体現していることを意味する。主語は人や組織、概念など。 【混同しやすい点】『represent』は外面的・形式的な表現にとどまる場合があるが、『embody』はその本質を内包し、体現している点が異なる。例えば、「彼は企業の理念をembodyしている」のように使う。

  • act for

    『~の代理を務める』という意味で、法律、ビジネス、政治などの分野で、特定の人物や組織の代わりに活動する場合に使われる。 【ニュアンスの違い】『represent』と非常に近い意味を持つが、『act for』はより具体的な行動や代理行為に焦点を当てる。一方、『represent』はより広範な意味で、意見や立場を表明することも含む。 【混同しやすい点】『represent』は名詞(representation)や形容詞(representative)など、多様な派生語を持つが、『act for』は基本的に動詞句として用いられる。また、『act for』は特定の期間や状況における代理行為を指すことが多い。

  • 『(人物・情景などを)描写する』という意味で、特に芸術作品やメディアにおいて、ある対象を特定のイメージで表現する場合に使われる。映画、演劇、文学などの分野で用いられる。 【ニュアンスの違い】『represent』が必ずしも詳細な描写を伴わないのに対し、『portray』は対象の特徴や性格を具体的に描き出すことに重点を置く。また、『portray』はある種の解釈や意図を含んでいる場合がある。 【混同しやすい点】『represent』は事実を伝えることが目的の場合もあるが、『portray』は作者の視点や感情が反映されることが多い。例えば、「映画では彼が悪役としてportrayされている」のように、必ずしも客観的な描写とは限らない。

派生語

  • 『表現』『代理』『代表』などを意味する名詞。『represent』に名詞化接尾辞『-ation』が付いた形。抽象的な概念を表すため、ビジネス文書、法律文書、学術論文などで頻繁に使用される。動詞の『represent』が持つ意味合いを名詞として具体化したもの。

  • 『代表者』『代理人』を意味する名詞、または『代表的な』『典型的な』を意味する形容詞。『represent』に『~に関する』という意味を持つ接尾辞『-ative』が付いた形。人や物を表す名詞としても、性質を表す形容詞としても使用される。政治、ビジネス、統計など幅広い分野で用いられる。

  • misrepresent

    『〜を誤って伝える』『〜を偽って表現する』という意味の動詞。『represent』に否定的な意味合いを加える接頭辞『mis-』が付いた形。意図的、または意図せずとも事実と異なる情報を伝えることを指す。報道、法廷、日常会話など、様々な場面で用いられる。

反意語

  • invalidate

    『〜を無効にする』という意味の動詞。『represent』が何かを有効に表現・代表するのに対し、『invalidate』は法的な効力や妥当性を失わせる。接頭辞『in-(否定)』と『validate(有効にする)』が組み合わさった形。契約、証明書、主張などを対象とする。

  • 『〜を歪曲する』『〜をねじ曲げる』という意味の動詞。『represent』が事実を正確に表現するのに対し、『distort』は事実を曲げて伝える。物理的な歪みに加えて、情報や意見の歪曲にも用いられる。報道、歴史、芸術など、幅広い文脈で使用される。

  • belie

    『〜を覆い隠す』『〜と矛盾する』という意味の動詞。『represent』がある事実を表面に出して示すのに対し、『belie』は別の事実によって隠蔽したり、矛盾が生じたりする状況を表す。外見と内面、言葉と行動など、表面的な表現とは異なる真実がある場合に使われる。

語源

"represent」は、ラテン語の「repraesentare」(示す、現れさせる)に由来します。これは、「re-」(再び、再び〜する)と「praesentare」(提示する、目の前に置く)という二つの要素から構成されています。「praesentare」自体は、「praesens」(現在の、目の前の)から派生しており、「prae-」(前に)+「esse」(存在する)という構造を持っています。つまり、「represent」は、文字通りには「再び目の前に示す」という意味合いを含んでいます。代表するという意味は、ある人物や集団を「再び目の前に示す」ことから派生し、示すという意味は、抽象的な概念や情報を「再び目の前に示す」ことから派生しました。例えば、日本の国会で議員が国民を「代表する」のは、国民の意思を国会という「目の前」の場で示す行為と言えます。

暗記法

「represent」は単なる代表ではない。中世の領主は領民を代表したが、それは権威の象徴。現代の政治家も同様で、常に代表性の疑念がつきまとう。画家が風景を「represent」する時、それは単なる模写を超えた解釈だ。誰もが異なる視点を持つ以上、「represent」は主観的な行為となる。服装や言葉遣いも自己を「represent」し、社会的な立ち位置を示す。権力、芸術、自己表現…「represent」は多様な文脈で複雑に絡み合う。

混同しやすい単語

発音が似ており、特に語尾の '-semble' の部分が曖昧になりやすい。スペルも 'represent' と 'resemble' は接頭辞 're-' を共有し、その後の部分も似ているため、視覚的に混同しやすい。意味は『似ている』であり、represent が『代表する』『表す』という意味であるのに対し、resemble は外見や特徴が似ていることを指す。日本人学習者は、意味の違いを明確に意識し、文脈に応じて使い分ける必要がある。語源的には、resemble は 'similis'(似ている)に由来し、represent は 'praeesse'(前にいる)に由来する。

'represent' の一部である 'present' は、発音もスペルも非常に似ているため、混同しやすい。'present' は名詞(贈り物、現在)、形容詞(現在の)、動詞(贈る、出席する、提示する)として使われる多義語であり、'represent' とは品詞も意味も異なる場合がある。文脈によって意味が大きく変わるため注意が必要。例えば、'I present you with this gift'(この贈り物をあなたに贈ります)と 'I represent this company'(私はこの会社を代表します)では、意味が全く異なる。語源的には、present はラテン語の 'praeesse'(前にいる)に由来し、represent も同じ語源を持つが、意味の発展が異なっている。

語頭の音('re-' と 'su-')が異なり、発音全体は大きく違うものの、スペルの長さや複雑さ、そして共に動詞であることから、特にリーディングの際に誤読しやすい。意味は『抑圧する』であり、represent とは全く異なる。suppress は、感情、情報、反乱などを抑え込む意味合いで使われる。語源的には、suppress は 'sub'(下に)+ 'premere'(押す)に由来し、represent は 're-'(再び)+ 'praeesse'(前にいる)に由来するため、意味の方向性が異なる。

'relevant'(関連がある)に否定の接頭辞 'ir-' がついた単語で、スペルが長く、'represent' と同様に複数の音節を持つため、視覚的に混同しやすい。意味は『無関係な』であり、represent とは反対の意味を持つ場合もある。文脈によっては、represent が『代表する』という意味ではなく、『示す』という意味で使われる場合があり、その際に relevant/irrelevant と対比されることがある。語源的には、relevant は 're-'(再び)+ 'levare'(持ち上げる)に由来し、represent は 're-'(再び)+ 'praeesse'(前にいる)に由来するため、語源的な関連性は薄い。

misrepresent

'represent' に否定的な接頭辞 'mis-' がついた単語で、スペルが非常に似ており、意味も関連しているため、混同しやすい。意味は『誤って伝える』『偽って表現する』であり、represent の否定的な意味合いを持つ。例えば、'He misrepresented the facts'(彼は事実を誤って伝えた)のように使われる。represent が中立的な表現であるのに対し、misrepresent は意図的な誤りや不正確さを伴う。語源的には、misrepresent は 'mis-'(誤って)+ 'represent'(代表する、表す)で構成されており、represent の意味を理解していれば、misrepresent の意味も推測しやすい。

スペルの一部(特に 're...e...e' の部分)が視覚的に似ているため、混同しやすい。また、どちらも接頭辞 're-' を持つ。意味は『反復的な』であり、represent とは全く異なる。repetitive は、同じことの繰り返しや単調さを表す。語源的には、repetitive は 're-'(再び)+ 'petere'(求める)に由来し、represent は 're-'(再び)+ 'praeesse'(前にいる)に由来するため、語源的な関連性は薄い。

誤用例

✖ 誤用: The lawyer represented his client's feelings to the judge.
✅ 正用: The lawyer represented his client before the judge.

日本語の「(弁護士が)依頼人の気持ちを代弁する」という表現を直訳すると、represent someone's feelings となりがちですが、英語ではrepresent は「~を代表して(法廷などに)立つ」という意味合いが強く、represent someone (before someone)という構文が一般的です。feelings を伝えたい場合は、'expressed', 'conveyed', 'articulated'などが適切です。日本人がつい心情を優先して表現しがちなのに対し、英語では法廷という場では、弁護士はあくまでクライアントの『代理人』として客観的に振る舞うという文化的な背景が影響しています。

✖ 誤用: This painting represents the artist's hometown very realistically.
✅ 正用: This painting depicts the artist's hometown very realistically.

represent は「象徴する」「表す」という意味で使われることが多いですが、絵画が「〜を描いている」という文脈では、depict の方が自然です。represent は抽象的な概念やアイデアを具象化する場合に使われることが多く、例えば「この鳩は平和を象徴する (This dove represents peace.)」のように用います。日本人が「表す」という言葉を幅広く使うのに対し、英語では具体的な描写には depict、抽象的な概念の表現には represent と使い分けることで、より正確なニュアンスを伝えることができます。

✖ 誤用: I represent myself as a hardworking employee.
✅ 正用: I try to present myself as a hardworking employee.

represent oneself は「自分自身を代表する」「自分自身を弁護する」という意味合いが強く、「〜であるように見せる」「〜として振る舞う」という意味で使いたい場合は、present oneself がより適切です。represent は法的な文脈や、公式な場面で自己を表明する際に使われることが多いです。日本人が「〜として表現する」という日本語に引きずられて represent を使ってしまうことがありますが、日常的な場面では present を使う方が、より自然で謙虚な印象を与えます。自己PRなどでは、過剰な自己主張を避ける日本的な価値観も影響しているかもしれません。

文化的背景

「represent」は、単に「代表する」という意味を超え、背後にある権威や象徴性を伴う、非常に政治的なニュアンスを持つ言葉です。それは、誰が、何を、どのような文脈で「代表」するのかという問いに深く関わっています。

中世の封建制度において、領主は領民を「represent」する存在でした。しかし、それは領民の意見を反映するというより、領主の権威を正当化するものでした。この構造は、現代の政治においても形を変えて残っています。例えば、選挙で選ばれた議員は国民を「represent」しますが、その代表性は常に議論の対象となります。議員は本当に国民の声を反映しているのか、特定の利益団体を代表しているのではないか、といった疑念は常に付きまといます。つまり、「represent」という言葉は、権力構造と密接に結びついているのです。

また、「represent」は芸術の世界でも重要な意味を持ちます。画家は風景や人物を「represent」しますが、それは単なる模写ではありません。画家は自身の解釈や感情を込めて、世界を再構築します。この行為は、現実を「represent」することの複雑さを示しています。なぜなら、私たちは誰もが異なる視点から世界を見ているからです。したがって、「represent」は常に主観的な行為であり、客観的な真実を伝えることは不可能に近いと言えるでしょう。

さらに、「represent」は自己表現という文脈でも用いられます。私たちは服装や言葉遣いを通じて、自分自身を「represent」します。この自己表現は、社会的なアイデンティティと深く結びついています。例えば、特定のファッションスタイルは特定のサブカルチャーを「represent」することがあります。つまり、「represent」は、個人が社会の中でどのように位置づけられるかを示す指標となるのです。このように、「represent」は、権力、芸術、自己表現という多様な文脈において、複雑な意味を持つ言葉なのです。

試験傾向

英検

- 出題形式: 主に語彙問題、長文読解。稀にリスニング

- 頻度と級・パート: 準1級、1級で頻出。2級でも長文読解で登場

- 文脈・例題の特徴: 幅広いトピックで登場。政治、経済、文化など

- 学習者への注意点・アドバイス: 「代表する」「表す」の意味に加え、「示す」「意味する」の意味も重要。名詞形 representation との違いも意識。

TOEIC

- 出題形式: Part 5(短文穴埋め問題)、Part 7(長文読解)

- 頻度と級・パート: Part 5, 7 で頻出。特にビジネス関連の長文

- 文脈・例題の特徴: ビジネスシーン(会議、報告書、契約書など)で頻出。企業、役職、データなどを「代表する」の意味で使われることが多い

- 学習者への注意点・アドバイス: 「代表する」の意味に加え、「(事実などを)示す」の意味も重要。represent A as B (AをBとして表す) の形も頻出。

TOEFL

- 出題形式: リーディング、ライティング

- 頻度と級・パート: リーディングで頻出。特にアカデミックな内容

- 文脈・例題の特徴: 科学、歴史、社会学などアカデミックな文脈で頻出。データや概念を「表す」の意味で使われることが多い

- 学習者への注意点・アドバイス: 抽象的な概念やデータを表す際に使われることが多い。動詞だけでなく、名詞形 representation の用法も重要。

大学受験

- 出題形式: 長文読解、英作文

- 頻度と級・パート: 難関大学で頻出。標準的なレベルの大学でも登場する可能性あり

- 文脈・例題の特徴: 評論文、物語文など幅広いジャンルで登場。抽象的な概念や社会問題などを「表す」の意味で使われることが多い

- 学習者への注意点・アドバイス: 文脈から意味を推測する力が重要。「代表する」「表す」以外にも、文脈に応じて適切な訳語を選ぶ必要がある。

免責事項

英単語学習ラボは生成AIで機械的に意味や英語表現を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。

このページについて

作成:英単語学習ラボ
生成支援:Google Gemini
最終更新:2025年7月18日

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