cucumber
第1音節にアクセントがあります。/juː/ は「ユー」と伸ばさず、意識して短く切るように発音しましょう。/ʌ/ は日本語の『ア』と『オ』の中間のような曖昧母音で、口を軽く開けて喉の奥から出すイメージです。最後の /ər/ は、アメリカ英語では舌を巻く音になります。
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キュウリ
サラダや漬物に使われる緑色の野菜。みずみずしく、さっぱりとした味わいが特徴。
My mom always puts fresh cucumber in our summer salad.
母はいつも夏のサラダに新鮮なキュウリを入れます。
※ お母さんが家族のためにサラダを作る、温かい日常の風景です。キュウリはサラダの定番なので、この使い方は非常に一般的です。'fresh'(新鮮な)と一緒に使うことで、より美味しそうなイメージが伝わりますね。
I like to eat a crunchy cucumber slice as a healthy snack.
私はパリパリしたキュウリのスライスをヘルシーなおやつとして食べるのが好きです。
※ 小腹が空いた時に、健康的で手軽に食べられるキュウリのイメージです。'crunchy'は「パリパリとした」「シャキシャキとした」食感を表す言葉で、キュウリによく使われます。野菜スティックのように食べる時にもぴったりの表現です。
At the market, I picked a long green cucumber for dinner.
市場で、私は夕食のために細長い緑色のキュウリを1本選びました。
※ スーパーや市場で、夕食の材料としてキュウリを選ぶ場面です。キュウリは通常、細長くて緑色なので、'long green'という形容詞はキュウリの特徴をよく表しています。買い物をする際の会話でよく使われる状況です。
コロケーション
非常に冷静で落ち着いている
※ 直訳すると「キュウリのように涼しい」となり、文字通りキュウリの持つひんやりとしたイメージから、動揺したり興奮したりすることなく、どんな状況でも冷静沈着でいられる人物を形容する際に用いられます。特に、緊迫した状況やプレッシャーのかかる場面で、まるで何事もなかったかのように振る舞う人を褒めたり、あるいは皮肉ったりする際に使われます。たとえば、プレゼンテーションで予期せぬ質問が飛んできた時でも落ち着いて答えられる人に対して "He was as cool as a cucumber." のように使います。口語表現として一般的です。
きゅうりサンドイッチ
※ イギリスのアフタヌーンティーの定番メニューであり、薄くスライスしたキュウリをバターを塗ったパンで挟んだシンプルなサンドイッチを指します。単なる食べ物以上の意味を持ち、上品さや伝統、洗練されたライフスタイルを象徴することがあります。社交界の集まりやピクニックなどで供されることが多く、イギリス文化に根付いた食べ物と言えるでしょう。日本人が想像するような具沢山のサンドイッチとは異なり、あくまでキュウリの風味を楽しむためのシンプルなものです。"cucumber sandwiches and Earl Grey tea" のように、セットで語られることもあります。
キュウリを栽培する
※ 文字通りの意味ですが、家庭菜園や農業、園芸といった文脈で頻繁に使われます。"grow your own cucumbers" (自分でキュウリを育てよう) のように、自給自足のライフスタイルや健康志向をアピールする際に用いられることがあります。また、キュウリは比較的育てやすい野菜であるため、園芸初心者向けのガイド記事などでよく取り上げられます。"easy to grow cucumbers" (育てやすいキュウリ) のように、品種の特徴を説明する際にも使われます。
キュウリをピクルスにする
※ キュウリを酢や塩水に漬けて保存食であるピクルスを作ることを指します。家庭料理や食品加工の分野でよく使われる表現です。"pickle cucumbers at home" (家でキュウリをピクルスにする) のように、自家製のピクルスを作ることを勧めるレシピや記事でよく見られます。また、ピクルスは様々な料理の付け合わせやアクセントとして使われるため、"pickled cucumbers with dill" (ディル風味のキュウリのピクルス) のように、風味付けのバリエーションを示す際にも使われます。
キュウリ水
※ スライスしたキュウリを水に浸して風味をつけた飲み物で、デトックス効果やリフレッシュ効果があるとされ、健康志向の人々に人気があります。スパやホテル、カフェなどで提供されることが多く、"cucumber water with mint" (ミント風味のキュウリ水) のように、他のハーブやフルーツと組み合わせて提供されることもあります。美容や健康に関する記事やブログでよく取り上げられ、"benefits of cucumber water" (キュウリ水の効果) のように、その効能について解説されることがあります。
キュウリのサラダ
※ キュウリを主材料としたサラダのことで、様々なバリエーションがあります。酢の物や和え物など、多様な調理法が存在します。例えば、"Greek cucumber salad"(ギリシャ風キュウリサラダ)のように、地域や文化によって異なるレシピが存在します。夏の定番料理として家庭で作られることも多く、"simple cucumber salad recipe"(簡単なキュウリサラダのレシピ)のように、手軽に作れるレシピが人気です。
使用シーン
生物学、特に植物学の研究論文や、農業経済学の分野で言及されることがあります。例えば、キュウリの品種改良に関する研究や、特定の栽培方法がキュウリの生育に与える影響を分析する論文などで、学術的な用語として使われます。統計データを示す際に、例としてキュウリの生産量などが引き合いに出されることもあります。
食品業界のマーケティング資料や、レストランのメニュー開発に関する報告書などで使用される可能性があります。例えば、新しいサラダのレシピを提案する際に、キュウリの栄養価や食感について説明する際に使われます。また、輸入食品に関する貿易交渉の文書などで言及されることも考えられます。
日常会話では、料理のレシピを共有したり、食卓での会話で登場します。「今日のサラダにはキュウリを入れよう」「キュウリのピクルスを作ってみた」といった具体的な状況で使われます。また、スーパーマーケットでの買い物や家庭菜園に関する話題でも頻繁に使われるでしょう。
関連語
類義語
- gherkin
小型のキュウリを指し、ピクルスによく使われる。イギリス英語では特にピクルスにされたものを指すことが多い。日常会話で使われる。 【ニュアンスの違い】「cucumber」よりも小さく、酸味や風味付けがされているというニュアンスを含む。また、イギリス英語圏でより一般的に使われる傾向がある。 【混同しやすい点】「gherkin」は常に小型のキュウリを指し、生のままサラダなどに使うことは少ない。ピクルスとして加工されているイメージが強い。
ズッキーニを指す。イギリス英語で使われることが多い。調理された状態で使われることが多い。 【ニュアンスの違い】「cucumber」よりも太くて短い。また、調理して食べるのが一般的である。色も緑色だけでなく黄色などがある。 【混同しやすい点】「courgette」はキュウリとは異なり、カボチャの一種である。アメリカ英語では「zucchini」と呼ばれるため、混同しやすい。
- zucchini
ズッキーニを指す。アメリカ英語で使われることが多い。イタリア語源の単語。 【ニュアンスの違い】「cucumber」よりも太くて短い。また、調理して食べるのが一般的である。色も緑色だけでなく黄色などがある。 【混同しやすい点】「zucchini」はキュウリとは異なり、カボチャの一種である。イギリス英語では「courgette」と呼ばれるため、混同しやすい。
キュウリなどの野菜を酢や塩水に漬けたもの全般を指す。調理法を指す言葉。日常会話で使われる。 【ニュアンスの違い】「cucumber」が生の野菜を指すのに対し、「pickle」は加工された状態を指す。保存食としての意味合いが強い。 【混同しやすい点】「pickle」はキュウリ以外の野菜にも使える。また、「pickle」は動詞としても使われ、「漬ける」という意味になる。
- vegetable marrow
成熟したズッキーニ(またはカボチャ)を指す。イギリス英語で使われることが多い。大型で、種が多いのが特徴。 【ニュアンスの違い】「cucumber」よりも大きく、水分が少ない。煮込み料理や詰め物料理に使われることが多い。 【混同しやすい点】「vegetable marrow」は若いズッキーニとは異なり、成熟したものを指す。また、アメリカ英語ではあまり使われない。
派生語
- cucurbit
『ウリ科植物』を指す名詞。ラテン語の『cucurbita(ヒョウタン)』に由来し、『cucumber』も同語源。『ウリ科』全体を指す学術的な文脈や園芸の分野で使用される。日常会話での使用頻度は低い。
- cucurbitaceous
『ウリ科の』という意味の形容詞。『cucurbit』に形容詞化の接尾辞『-aceous』が付いた形。植物学や農業関連の文書で、ウリ科の植物の特徴や性質を説明する際に用いられる。やや専門的な語彙。
語源
「cucumber(キュウリ)」の語源は、ラテン語の「cucumis」に遡ります。この「cucumis」は「キュウリ」そのものを指す言葉でした。さらに遡ると、ギリシャ語の「sikyos」という言葉に由来するとも言われています。興味深いのは、この「cucumis」が古フランス語を経て、中英語の「cowcumber」となり、現代英語の「cucumber」へと変化した点です。かつては「cowcumber」という綴りも一般的でしたが、時代とともに短縮され、「cucumber」が定着しました。このように、キュウリという野菜は、古代ギリシャからラテン語、そしてヨーロッパ各地へと伝播する中で、その名前も変化してきたのです。野菜の伝来経路と名前の変遷をたどることで、歴史的な繋がりを感じることができます。
暗記法
古代ローマ皇帝が愛したキュウリは、当時貴重な滋養源。中世には消化に悪いとされたものの、ピクルスとして保存され風味を添える存在に。形状から男性の象徴とも。現代では健康・美容食として親しまれ、化粧品にも。食文化を超え、人々の生活に深く根ざした、爽やかな万能選手、それがキュウリ。
混同しやすい単語
スペルが非常に似ており、タイプミスしやすい。意味は『会計係』または『会計士』で、発音もアクセント位置が異なる(cucumberは最初の音節、accountantは2番目の音節)。スペルチェックに頼りすぎず、文脈で判断することが重要。
最初の部分のスペルと音が似ているため、発音時やスペルを思い出す際に混同しやすい。『厄介な』『扱いにくい』という意味で、物理的な重さだけでなく、手続きなどが煩雑な場合にも使われる。cucumber(キュウリ)とは全く異なる意味。
最初の音節の発音とスペルが似ているため、聞き間違いやスペルミスが起こりやすい。『屈する』『負ける』という意味の動詞で、病気や誘惑、圧力などに負ける状況を表す。cucumberとは意味が全く異なる。
語尾の 'mber' のスペルと音が似ているため、スペルを記憶する際に混同しやすい。『数』という意味で、countable noun(可算名詞)として使われる。cucumberとは意味も品詞も異なるが、発音の一部が似ているため注意。
語尾の 'mber' のスペルと音が似ている。また、cucumberを初めて見た人が、なんとなく長い単語という印象からDecemberを連想してしまう可能性もある。『12月』という意味で、月を表す名詞。cucumberとの関連性は全くないが、スペルの一部が似ているため注意。
最初の音節の音が似ているため、発音を聞き間違えやすい。動詞で『征服する』という意味。cucumberとは全く異なる意味だが、発音の類似性からスペルを混同する可能性がある。
誤用例
日本人が『魚臭い』という場合にfishyという単語を使いがちですが、英語では食べ物が腐ったような異臭・異味を指す場合にfishyを使うと、文字通りの魚の臭いがするのか、品質が悪いのかが曖昧になります。ここでは、単に『味が変だ』というニュアンスを伝えるために『off』を使う方が適切です。日本人が直訳的に『fishy』を選んでしまう背景には、日本語の『魚臭い』という表現が、食品の鮮度劣化を表す場合があることが影響していると考えられます。
『as cool as a cucumber』は『非常に冷静な』という意味のイディオムですが、特定の状況『〜において』を表す場合は前置詞『in』ではなく『during』が適切です。日本人が『in』を選んでしまうのは、『〜の中』という日本語のイメージに引きずられている可能性がありますが、『during』は特定の期間や出来事の『間』というニュアンスを持ち、より時間的な状況に合致します。
『present A to B』は『AをBに贈る/紹介する』という意味ですが、この構文は主に抽象的なもの(アイデア、問題点など)を人に提示する場合に使われます。具体的な物を人に贈る場合は、『present B with A』の構文がより自然です。日本人が『A to B』を選んでしまうのは、日本語の『〜に』という助詞に直接対応する前置詞として『to』を反射的に選んでしまう傾向があるためと考えられます。英語の構文は、単なる単語の置き換えではなく、意味のまとまりや情報の流れを意識して選択する必要があります。
文化的背景
キュウリは、その爽やかな味わいから、古来より清涼感や健康の象徴として、また、その形状から男性的なイメージを喚起するものとして、様々な文化において多様な意味合いを持ってきました。古代ローマでは、皇帝ティベリウスが一年を通してキュウリを所望したという逸話が残っており、当時の富裕層の間で珍重されていたことが窺えます。キュウリは、その栽培に手間がかかること、そして水分を多く含むことから、贅沢品や滋養のある食べ物として認識されていたのです。
中世ヨーロッパにおいては、キュウリは徐々に庶民の食卓にも浸透していきましたが、同時に、消化が悪いという迷信も広まりました。そのため、調理法も工夫され、酢漬けやピクルスとして保存されることが多くなりました。このピクルスとしてのキュウリは、保存食としての役割だけでなく、独特の風味から料理のアクセントとしても重宝され、現在でも多くの国で親しまれています。また、キュウリは、その形状から男性のシンボルとして扱われることもあり、性的な比喩表現としても用いられることがあります。
現代においては、キュウリは健康的な食材としてのイメージが定着しており、ダイエット食品や美容食としても人気があります。サラダやサンドイッチの具材として、また、冷製スープやスムージーの材料として、幅広い料理に活用されています。さらに、キュウリに含まれる成分には、美白効果や保湿効果があるとも言われており、化粧品やスキンケア製品にも利用されています。このように、キュウリは、古代から現代に至るまで、食文化だけでなく、美容や健康といった様々な分野において、人々の生活に深く根ざした存在となっているのです。その爽やかな風味と多岐にわたる用途は、これからも多くの人々に愛され続けることでしょう。
試験傾向
この単語が直接問われることは稀ですが、野菜に関するテーマの長文読解で、背景知識として登場する可能性があります。特に記述問題で、関連語彙を用いて説明する際に役立つことがあります。出題頻度は低めです。
TOEICでは、直接的な語彙問題としての出題は少ないですが、レストランや食品関連の話題で、間接的に言及されることがあります。例えば、サンドイッチの材料を説明する文脈などで登場する可能性があります。Part 3, 4のリスニングセクションやPart 7の読解セクションで可能性はありますが、頻度は高くありません。
TOEFLでは、農業や食文化に関する学術的な文章で、例として挙げられることがあります。生物学的な説明や、食料生産に関する議論の中で登場する可能性があります。直接的な語彙問題としては出にくいですが、背景知識として知っておくと読解の助けになります。
大学受験でも、この単語自体が直接問われることは少ないですが、食や健康に関するテーマの長文読解で、文脈を理解する上で役立つことがあります。特に、記述問題で関連する語彙を用いて説明する際に、知識があると有利になることがあります。難関大学ほど、背景知識が重要になるため、覚えておいて損はありません。