annoyed
第一音節の /ə/ は、曖昧母音(シュワ)と呼ばれる弱く短い音です。日本語の『ア』よりも力を抜いて発音しましょう。第二音節の強勢(ˈ)に注意し、/ɔɪ/ は二重母音で、日本語の『オ』と『イ』を滑らかにつなげるように発音します。最後の /d/ は、舌先を上前歯の裏につけて発音する有声破裂音です。日本語の『ド』よりも息を強く出さないようにすると、より自然に聞こえます。
いらいらした
ちょっとしたことで不快に感じている状態。軽度の怒りや不満を表し、我慢しているニュアンスを含む。例えば、些細な音や行動に対して感じる苛立ち。
I was annoyed by the loud music from next door.
隣からの大きな音楽に、私はイライラしました。
※ 静かに過ごしたい夜、隣の部屋から聞こえる大音量の音楽に、思わず顔をしかめているような情景です。このように、騒音など、何か外部の刺激によって「いらいらさせられる」状況で `annoyed by ~` は非常によく使われます。`by` の後にイライラの原因が来ます。
She was annoyed because the bus was late again.
彼女はまたバスが遅れたので、イライラしていました。
※ 通勤や通学で急いでいるのに、バスが時間通りに来ず、何度も時計を見てため息をついているような情景です。交通機関の遅延など、日常的な不便さによって感じるイライラを表現するのに典型的な文です。`because` を使うことで、イライラの理由を明確に伝えられます。
He gets annoyed when his younger sister uses his desk.
彼は妹が自分の机を使うと、イライラします。
※ 自分の大切なスペースである机が、妹に使われて散らかっているのを見て、眉をひそめているような情景です。特定の行動や状況が繰り返されることによって生じる、習慣的なイライラを表すときに `get annoyed` が使われます。`when ~` で「~の時に」と、イライラする状況を説明しています。
うんざりした
同じ状況が長く続き、退屈や不満を感じている状態。飽き飽きしているニュアンスを含む。例えば、繰り返しの作業や遅延に対して感じる嫌気。
She felt annoyed by the loud music from next door.
彼女は隣からの大きな音楽にうんざりしました。
※ 夜、静かにしたいのに隣から大きな音楽が聞こえてきて、ついイライラしてしまう、そんな場面です。「annoyed」は、外部からの音や状況によって「うんざりした」「イライラした」と感じる時に使われる典型的な表現です。ここでは「by」を使って、何によってうんざりしたのかを示しています。
He was really annoyed because his friend was always late for meetings.
彼は友達がいつも会議に遅れてくるので、本当にうんざりしていました。
※ 友達が約束の時間にいつも遅れてくる。待たされる側は、次第にイライラが募って「うんざり」してしまう、そんな状況を描いています。このように、人の繰り返しの行動や態度に対して「annoyed」を使うことは非常に多いです。「because」を使って、うんざりした理由を明確に説明しています。
The long wait at the doctor's office made him feel annoyed.
病院での長い待ち時間が彼をうんざりさせました。
※ 病院の待合室で、いつまで経っても呼ばれず、無駄に時間が過ぎていくことにイライラする、誰もが経験するような場面です。このように、不便な状況や、自分の思い通りにならないことに対して「うんざりした」気持ちを表す際にも「annoyed」が使われます。「make + 人 + feel + annoyed」の形で、「〜をうんざりさせる」という意味になります。
コロケーション
少しイライラしている
※ 「mildly」は『穏やかに』『軽く』という意味で、annoyedの程度を弱める副詞です。怒りの感情が表面に出るほどではない、ちょっとした不快感を表現する際に使われます。例えば、隣の席の人が貧乏ゆすりをしている時などに『I'm mildly annoyed by that.(少しイライラする)』のように使えます。ビジネスシーンでも、相手を不快にさせないように、感情を和らげて伝えたい場合に適しています。
明らかにイライラしている
※ 「visibly」は『目に見えて』という意味で、annoyedの感情が表情や態度に表れていることを強調します。例えば、会議で何度も同じ質問を繰り返す人がいる場合に『He was visibly annoyed by the interruption.(彼は中断に明らかにイライラしていた)』のように使えます。観察者が客観的に判断できるレベルで感情が表出している状況を表すため、ニュース記事や報告書などにも使われます。
(人)にイライラする
※ 「with」は対象となる人を指し示します。特定の人に対して抱くイライラの感情を表す、非常に一般的な表現です。例えば、『I'm annoyed with my brother for borrowing my car without asking.(頼まずに車を借りた弟にイライラしている)』のように使います。家族、友人、同僚など、人間関係における不満を表現する際に幅広く用いられます。
(事柄)にイライラする
※ 「at」は具体的な事柄や状況を指し示します。特定の出来事や状況に対して抱くイライラの感情を表します。例えば、『I'm annoyed at the traffic jam.(渋滞にイライラする)』のように使います。具体的な原因が明確な場合に適しています。withとatの使い分けは、対象が人か事柄かで判断すると良いでしょう。
イライラするようになる
※ 「get」は状態の変化を表し、徐々にイライラしてくる過程を示します。例えば、『I get annoyed when people talk loudly on the phone in public.(公共の場で大声で電話をする人がいるとイライラする)』のように使います。以前は気にならなかったことが、何らかのきっかけで気になり始める、というニュアンスを含みます。
イライラしたうめき声
※ 「grunt」は不満や不快感を表すうめき声のことです。言葉に出すほどではない、抑えられたイライラを表現します。例えば、パソコンがフリーズした時などに、無意識に出るような声です。コミカルな文脈や、キャラクターの感情表現などにも用いられます。
イライラしたため息
※ 「sigh」は落胆や諦め、不満などを表すため息のことです。言葉に出すよりも感情を控えめに表現する手段として用いられます。例えば、何度も同じ間違いをする部下に対して、上司がため息をつく、といった場面で使われます。相手に直接的な言葉で不満を伝えることを避けたい場合に有効です。
使用シーン
学術論文や研究発表で、実験結果やアンケートの回答者の感情を客観的に記述する際に使われます。例えば、「被験者は指示の不明確さにannoyedな様子を見せた」のように、データに基づいた観察結果を報告する際に用いられます。文語的な表現です。
ビジネスシーンでは、顧客や同僚の不満を間接的に表現する際に使われることがあります。例えば、「顧客からのフィードバックは、製品の遅延に対してannoyedな感情を示していた」のように、直接的な非難を避けつつ、問題点を指摘するニュアンスで使用されます。報告書やメールなど、フォーマルな文脈で使われることが多いです。
日常会話では、「いらいらした」という感情をストレートに表現する際に頻繁に使われます。例えば、「I was so annoyed when the train was delayed again!(また電車が遅れて本当にイライラした!)」のように、個人的な感情を共有する際に使われます。友人とのカジュアルな会話でよく使われる口語的な表現です。
関連語
類義語
『いらいらさせられた』という意味。annoyedよりもやや強い感情を表し、持続的な不快感や軽度の怒りを含むことが多い。日常会話でよく使われる。 【ニュアンスの違い】annoyedが漠然とした不快感を指すのに対し、irritatedは特定の原因によって引き起こされることが多い。また、身体的な刺激に対しても使われる(例:irritated skin)。 【混同しやすい点】annoyedは他動詞としても自動詞としても使えるが、irritatedは主に他動詞の受動態(be irritated by)で使用されることが多い。また、irritating(いらいらさせるような)という形容詞の形も頻繁に使われる。
『邪魔をされた』、『気になった』という意味。annoyedよりも軽い不快感を表し、相手に迷惑をかけているか尋ねる際にも使われる。日常会話で頻繁に使われる。 【ニュアンスの違い】annoyedが感情的な反応であるのに対し、botheredは物理的または精神的な妨害によって引き起こされることが多い。『Do you mind?』に近いニュアンスで、『Is it bothering you?』のように尋ねることもできる。 【混同しやすい点】botherは他動詞であり、目的語が必要。annoyedと同様に、受動態(be bothered by)で使われることが多い。また、『Don't bother.(気にしないで)』という表現も頻繁に使われる。
- exasperated
『(どうすることもできず)いらいらさせられた』という意味。強い不満や我慢の限界を表し、しばしば怒りや失望を伴う。日常会話からビジネスシーンまで使われる。 【ニュアンスの違い】annoyedよりも感情の強さが強く、状況に対する無力感や絶望感が含まれることが多い。しばしばため息やうんざりした表情を伴う。 【混同しやすい点】exasperatedは、annoyedよりもフォーマルな印象を与えることがある。また、exasperating(いらいらさせるような)という形容詞の形もよく使われる。状況や人に対して使うことができる。
- aggravated
『悪化させられた』、『怒らせられた』という意味。状況や状態が悪化した場合や、人を怒らせた場合に用いられる。フォーマルな場面や医療の現場でも使われる。 【ニュアンスの違い】annoyedよりも強い感情を表し、状況を悪化させる、または誰かを故意に怒らせるというニュアンスを含む。annoyedが単なる不快感であるのに対し、aggravatedはより深刻な状況や感情を指す。 【混同しやすい点】aggravatedは、主に状況や状態が悪化した場合に使われる。例えば、『aggravated assault(加重暴行)』のように、法律用語としても使われる。また、医療現場で症状が悪化した場合にも使われる。
- peeved
『少しむっとした』、『不機嫌になった』という意味。軽い不快感や不満を表し、annoyedよりもややくだけた表現。主に日常会話で使われる。 【ニュアンスの違い】annoyedよりも感情の強さが弱く、一時的な不機嫌さを示すことが多い。深刻な怒りや不満ではなく、ちょっとしたことでむっとした時に使われる。 【混同しやすい点】peevedは、annoyedよりも口語的な表現であり、フォーマルな場面では適切ではない。また、peevedは主にアメリカ英語で使われる。
- perturbed
『動揺させられた』、『不安にさせられた』という意味。annoyedよりもフォーマルで、深刻な不安や心配を表す。ビジネスや学術的な文脈で使用される。 【ニュアンスの違い】annoyedが単なる不快感を指すのに対し、perturbedはより深い感情的な動揺や不安を含む。しばしば将来に対する懸念や不確実性を伴う。 【混同しやすい点】perturbedは、annoyedよりも使用頻度が低く、やや古風な印象を与えることがある。フォーマルな場面や書き言葉で使われることが多い。
派生語
『annoyed』の動詞形で『悩ませる』『困らせる』という意味。古フランス語の『enuiier(うんざりさせる)』に由来し、接頭辞『en-(〜にする)』と『nuiier(悩ます)』が組み合わさってできた。日常会話で広く使われ、比較的頻繁に耳にする。
『annoy』の名詞形で『いらだち』『迷惑』という意味。動詞『annoy』に名詞化の接尾辞『-ance』が付いた形。日常会話だけでなく、ビジネスシーンでも『迷惑行為』などを表す際に用いられる。
『annoy』の現在分詞形で、形容詞として『イライラさせる』『迷惑な』という意味。人や物事の性質を表すのに使われ、日常会話で頻繁に登場する。『The sound is annoying.(その音はイライラする)』のように使われる。
反意語
『喜んで』『満足して』という意味で、『annoyed(悩まされて)』とは対照的な感情を表す。ある状況や結果に満足している状態を示す。例:『I am pleased with the results.(その結果に満足しています)』
『非常に喜んで』という意味。『pleased』よりも強い喜びを表す。特別な出来事や贈り物など、特に嬉しい状況で使われる。例:『She was delighted to receive the gift.(彼女はその贈り物をもらって非常に喜んだ)』
『満足している』『満ち足りている』という意味で、現状に不満がなく、穏やかな満足感を表す。『annoyed』が不満やイライラを表すのに対し、『content』は心の平穏を示す。例:『He is content with his simple life.(彼は質素な生活に満足している)』
語源
"Annoyed"は、元々「悩ます、困らせる」という意味の動詞"annoy"の過去分詞形です。"Annoy"の語源ははっきりとはしていませんが、中英語の"anoyen"(悩ます、苦しめる)に由来すると考えられています。さらに遡ると、古フランス語の"anoier"(うんざりさせる、嫌になる)に行き着きます。この"anoier"は、ラテン語の"in odio habere"(嫌悪する、憎む)から派生したとされています。ここで注目すべきは、"in"(中に)と"odium"(憎しみ)という要素です。つまり、"annoyed"は、文字通りには「憎しみを内に抱えている状態」を表していると言えます。日本語で例えるなら、「腹の中で煮えくり返っている」ような状態に近いかもしれません。現代英語では、より穏やかな「いらいらした」「うんざりした」という意味合いで使われることが多いですが、語源を辿ると、心の奥底に潜むネガティブな感情に由来することがわかります。
暗記法
「annoyed」は単なる不快感ではなく、期待や許容範囲が侵害された感覚。背後には個人の領域、権利意識、礼儀作法といった文化的価値観が。小さな侵害、例えば騒がしい人や割り込み、これらは社会の暗黙の了解を破る行為。個人の価値観で度合いは異なり、文化、性格、経験が影響。文学では人間関係や社会階級を浮き彫りにする感情として描かれ、普遍的な感情を表現する言葉として生き続ける。
混同しやすい単語
発音が似ており、特に語尾の子音の発音が弱いと区別が難しい。意味は「避ける」であり、annoyed(悩まされる、イライラする)とは大きく異なる。スペルも似ているため、注意が必要。動詞である点も共通。
語尾の -oyed の部分が共通しており、発音が似ている。意味は「楽しんだ」であり、annoyed(悩まされる、イライラする)とは正反対の感情を表す。過去形である点も共通。
接頭辞 'an-' が共通しており、スペルが似ているため混同しやすい。意味は「油を塗る、聖別する」であり、宗教的な儀式で使われることが多い。発音も若干似ているため、注意が必要。
語尾の -oyed の部分が共通しており、発音が似ている。意味は「合金にした」であり、金属を混ぜ合わせることを指す。annoyed(悩まされる、イライラする)とは全く異なる文脈で使用される。過去分詞または形容詞として使われる点も異なる。
スペルに 'oy' が含まれているため、視覚的に類似している。意味は「使節、外交官」であり、政治的な文脈で使われることが多い。発音は異なるものの、スペルの類似性から混同しやすい。
語尾が '-oid' で終わるため、発音の響きが似ており、スペルも一部類似している。意味は「人造人間、アンドロイド」であり、SFなどの文脈でよく使われる。annoyed(悩まされる、イライラする)とは全く意味が異なる。
誤用例
日本語の『少しがっかりした』というニュアンスを『annoyed』で表現しようとすると、相手に不快感や怒りを強く与える可能性があります。『annoyed』は、単なる不満ではなく、より強い苛立ちや迷惑を表すため、控えめな表現を好む日本人の感覚からすると、意図せず強い感情を伝えてしまうことがあります。ここでは『disappointed』を使うことで、より穏やかな感情を表すことができます。日本人は、相手との調和を重んじる文化の中で、直接的な感情表現を避ける傾向がありますが、英語では感情をストレートに伝えることが一般的です。しかし、相手との関係性や状況によっては、感情の強さを調整する必要があります。
『annoyed』は通常、be動詞と共に使われる場合、主語自身が何かによってイライラさせられている状態を表します。しかし、提案『suggestion』自体が人をイライラさせる性質を持っていることを表現したい場合は、『find + O + 形容詞』の構文を使うのが適切です。この構文は『〜が…だと感じる』という意味合いで、提案そのものが持つ性質について述べています。日本人が『〜によってイライラさせられた』という直訳的な思考で『be annoyed by』を選びがちですが、英語では状況や文脈に応じて、より適切な表現を選ぶ必要があります。また、日本語の『〜はイライラする』という表現は、主語が人である場合と物である場合の区別が曖昧ですが、英語では主語によって表現方法を変える必要があります。
『annoyed』は比較的強い不快感や怒りを表す言葉であり、日常的な場面での軽い苛立ちにはやや不自然です。より穏やかな表現である『irritated』を使うことで、状況に合った自然な英語表現になります。日本人は、感情の度合いを正確に表現することに慣れていないため、つい強い言葉を選んでしまいがちですが、英語では感情の強さに応じて言葉を選ぶことが重要です。特に、相手に不快感を与えたくない場合は、より穏やかな表現を選ぶことが望ましいです。また、感情を表す言葉は、文脈や状況によってニュアンスが変わるため、様々な表現を学ぶことで、より正確な感情表現が可能になります。
文化的背景
「annoyed」は、単なる不快感を超え、相手の行動や状況が自身の期待や許容範囲を侵害しているという感覚を伴う感情を表します。この感情の根底には、個人の領域や権利意識、社会的な礼儀作法といった文化的価値観が深く関わっています。
「annoyed」が示す感情は、しばしば「小さな侵害」に対する反応として現れます。例えば、公共の場で騒がしいグループ、列に割り込む人、あるいは会議中に何度も割り込んでくる同僚など、直接的な危害を加えるわけではないものの、個人の平穏や権利を侵害する行為に対して抱く感情です。ここには、「他者への配慮」という社会的な暗黙の了解が破られたことに対する不満が含まれています。言い換えれば、「annoyed」は、社会的な秩序や個人の領域が脅かされたときに生じる、ある種の「正義感」の表れとも言えるでしょう。
さらに、「annoyed」という感情は、個人の価値観や許容範囲によって大きく左右されます。ある人にとっては些細なことであっても、別の人にとっては大きな「annoyance(いらだちの種)」となることがあります。この違いは、文化的な背景、個人の性格、過去の経験などによって形成されます。例えば、時間に正確であることを重んじる文化圏の人々は、遅刻に対してより強く「annoyed」を感じるかもしれません。また、プライバシーを重視する文化圏では、個人的な質問に対して「annoyed」を感じやすいでしょう。このように、「annoyed」という感情は、個人の文化的アイデンティティと深く結びついていると言えます。
文学作品においても、「annoyed」は登場人物の感情や人間関係を描写する上で重要な役割を果たします。例えば、ジェーン・オースティンの小説では、登場人物たちが些細なことで「annoyed」し、その感情が複雑な人間関係や社会的な階級意識を浮き彫りにします。また、現代のドラマや映画では、「annoyed」は、現代社会におけるストレスや人間関係の摩擦を表現する手段として用いられています。このように、「annoyed」は、時代や文化を超えて、人間の普遍的な感情を表す言葉として、文学や芸術の中で生き続けているのです。
試験傾向
- 出題形式: 主に語彙問題(短文空所補充)。長文読解でも文脈から意味を推測させる形で出題される可能性あり。リスニングでの出題は比較的少ない。
- 頻度と級・パート: 準1級、1級で頻出。2級でもまれに出題される。語彙問題のほか、長文読解で内容理解を問う形で登場。
- 文脈・例題の特徴: 日常会話、ニュース記事、エッセイなど幅広い文脈で登場する。「人が~にannoyedする」という形だけでなく、「事が~をannoyedさせる」という形の使われ方も問われる。
- 学習者への注意点・アドバイス: 「annoy」の他動詞形(~をイライラさせる)と、「annoyed」の形容詞形(イライラした)を区別して覚えること。類似語の「irritated」「frustrated」とのニュアンスの違いも理解しておくと、より正確に文脈を把握できる。
- 出題形式: Part 5(短文穴埋め問題)、Part 6(長文穴埋め問題)、Part 7(長文読解問題)で出題される。リスニングでの出題は比較的少ない。
- 頻度と級・パート: Part 5, 6, 7で中程度の頻度で出題される。特にビジネスシーンを想定した長文で登場しやすい。
- 文脈・例題の特徴: ビジネスメール、レポート、広告など、ビジネス関連の文脈で使われることが多い。顧客からの苦情、従業員の不満、遅延に対するいら立ちなどを表す際に用いられる。
- 学習者への注意点・アドバイス: 文法問題として、「be annoyed at/with/by」の使い分けが問われることがある。atは事柄、withは人、byは原因を表すことが多い。また、類義語の「irritated」とのニュアンスの違い(annoyedの方がやや弱い)も覚えておくと役立つ。
- 出題形式: リーディングセクションで、アカデミックな文章中に出現。同意語選択問題や、文脈から意味を推測する問題として出題される。
- 頻度と級・パート: リーディングセクションで比較的頻繁に出題される。特に、社会科学や自然科学に関する文章でよく見られる。
- 文脈・例題の特徴: 研究論文、学術記事、ニュース記事など、フォーマルな文脈で使われることが多い。実験結果に対する不満、政策に対する批判、社会問題に対するいら立ちなどを表す際に用いられる。
- 学習者への注意点・アドバイス: アカデミックな文脈では、感情的な意味合いよりも、論理的な不満や批判を表すことが多い。類義語の「displeased」「dissatisfied」とのニュアンスの違いを理解し、文脈に応じて使い分けられるように練習することが重要。
- 出題形式: 長文読解問題で頻出。文脈から意味を推測する問題や、内容一致問題で選択肢の言い換えとして登場する。
- 頻度と級・パート: 難関大学の入試問題で頻出。標準的なレベルの大学でも、長文読解で登場する可能性はある。
- 文脈・例題の特徴: 評論文、物語文、随筆など、様々なジャンルの文章で登場する。登場人物の感情や、筆者の意見などを表す際に用いられる。
- 学習者への注意点・アドバイス: 文脈から正確に意味を把握することが重要。類義語の「irritated」「bothered」とのニュアンスの違いを理解し、文脈に応じて適切な意味を選択できるように練習することが大切。また、「annoy」の動詞形も覚えておくと、より深く文章を理解できる。