acreage
第一音節にアクセントがあります。/eɪ/ は二重母音で、日本語の『エ』と『イ』を続けて発音するイメージです。/r/ は舌を丸める音ですが、アメリカ英語では強く発音されます。/ɪdʒ/ は『イ』と『ジ』の中間のような音で、日本語の『ジ』よりも少し力を抜いて発音するとより自然になります。
総面積
土地の広さを表す単位「エーカー」の総計。特に広大な土地、農地、宅地などを指す際に使われる。具体的な区画や範囲を意識させるニュアンスがある。
The old farmer carefully checked the acreage of the field he wanted to buy.
その老農夫は、買いたい畑の総面積を慎重に確認しました。
※ 長年農業を続けてきた農夫が、新しい土地を探している場面です。家族の未来のために、土地の広さ(総面積)がどれくらいか、真剣な表情で確認している様子が目に浮かびます。「acreage」は、このように広大な土地、特に農地や開発用地の広さについて話す際によく使われます。
They measured the total acreage of the empty land for the new shopping mall.
彼らは新しいショッピングモール用の空き地の総面積を測りました。
※ 新しいショッピングモールを建設するために、担当者たちが広大な空き地の広さを正確に測っている場面です。商業施設や大きな建物を新しく作る計画を立てる際、「acreage」は「どのくらいの広さの土地が必要か」を考える上で非常に重要な情報となります。
Sadly, the wildfire destroyed a vast acreage of forest in California last summer.
悲しいことに、昨夏、山火事によりカリフォルニアの広大な森林が破壊されました。
※ 地球規模の環境問題、特に森林火災による被害を伝えるニュースの場面です。ニュースや報告書などで、広大な土地の減少や破壊といった変化について話す際に「acreage」はよく使われます。この例文では、森林が失われた悲しい現実が伝わってきます。
不動産規模
不動産取引や開発プロジェクトにおいて、対象となる土地の規模を表す。投資価値や開発可能性を評価する際に重要な指標となる。
They were excited about the house because it had a lot of acreage for a garden.
その家は庭に十分な広さ(土地)があったので、彼らはとても興奮しました。
※ 新しい家を探している夫婦が、ウェブサイトの物件情報を見て、広い庭付きの家を見つけ、夢を膨らませている場面です。acreage は「敷地」や「広さ」という意味で、特に庭や畑など、ある特定の目的で使う土地の広さを表すのによく使われます。
The investor looked at the map to check the total acreage of the land.
投資家はその土地の総面積を確認するために地図を見ました。
※ 新しい事業のために土地の購入を検討している投資家が、真剣な表情で地図を広げ、その土地の広さを確認している場面です。acreage は「面積」や「規模」という意味で、ビジネスや計画の文脈で、土地の具体的な広さを数値として確認する際によく使われます。
We need more acreage to grow enough vegetables for everyone.
みんなに十分な野菜を育てるには、もっと広い土地(農地)が必要です。
※ 農家の人たちが、今年の収穫目標を達成するために、作物を植える土地が足りないと話し合っている場面です。acreage は農地や耕作地を指すことが多く、農業の文脈で「作付けできる広さ」という意味で自然に使われます。
コロケーション
広大な面積、広大な土地
※ 「vast」は『広大な』『莫大な』という意味で、acreage(面積)を修飾することで、文字通り広大な土地を指します。農業、不動産、環境保護などの文脈でよく用いられ、土地の規模の大きさを強調したい場合に適しています。例えば、『vast acreage of farmland(広大な農地)』のように使います。ビジネスシーンでも、不動産投資の規模を示す際などに用いられます。口語よりもややフォーマルな印象です。
一等地、最も価値のある土地
※ 「prime」は『最良の』『最高の』という意味で、acreageを修飾することで、その土地が持つ価値や優位性を強調します。不動産や農業において、特に価値の高い土地を指す際に用いられます。例えば、『prime acreage for vineyards(ブドウ畑に最適な一等地)』のように使われます。土地の肥沃度、日当たり、利便性などが考慮されることが多いです。ビジネスシーンでは、不動産投資や開発において、収益性の高い土地を指す際に用いられます。
開発可能な土地面積
※ 「developable」は『開発可能な』という意味で、acreageを修飾することで、建築やその他の開発行為が法的に、物理的に可能な土地の面積を指します。都市計画、不動産開発、環境アセスメントなどの文脈でよく用いられます。例えば、『developable acreage within the city limits(市域内の開発可能な土地面積)』のように使われます。土地の法的規制、地形、インフラの整備状況などが考慮されます。ビジネスシーンでは、不動産開発プロジェクトの規模や可能性を示す際に用いられます。
耕作面積
※ 「under cultivation」は『耕作中の』という意味で、acreageの後に置かれることで、実際に耕作されている土地の面積を指します。農業、経済、統計などの文脈でよく用いられます。例えば、『acreage under cultivation for wheat(小麦の耕作面積)』のように使われます。作物の種類、栽培方法、収穫量などと関連付けて議論されることが多いです。ビジネスシーンでは、農業経営の規模や生産性を評価する際に用いられます。統計データや報告書などでよく見られる表現です。
課税対象面積
※ 「taxable」は『課税対象の』という意味で、acreageを修飾することで、固定資産税などの課税対象となる土地の面積を指します。税務、不動産、法律などの文脈で用いられます。例えば、『taxable acreage of the property(その不動産の課税対象面積)』のように使われます。土地の評価額、税率、控除額などと関連付けて議論されることが多いです。ビジネスシーンでは、不動産投資や税務申告において、重要な情報となります。
必要面積、面積要件
※ 「requirements」は『要件』『必要条件』という意味で、acreageを修飾することで、特定の目的を達成するために必要な土地の面積を指します。都市計画、農業、環境保護などの文脈で用いられます。例えば、『acreage requirements for a new farm(新しい農場に必要な面積要件)』のように使われます。建物の種類、用途、法的規制などが考慮されます。ビジネスシーンでは、事業計画や不動産投資において、必要な土地の規模を検討する際に用いられます。
使用シーン
学術論文や教科書で、土地の面積や規模を正確に記述する必要がある場合に使われます。例:環境科学の研究で、森林破壊による農地面積(acreage)の変化を分析する際に使用されることがあります。また、都市計画の分野で、住宅地の総面積(acreage)を議論する際にも用いられます。
不動産関連の契約書や報告書で、土地の面積を明示する際に使用されます。例:不動産会社が投資家向けに、開発予定地の総面積(acreage)を提示する際に使われることがあります。また、農業関連企業が、自社の農地の規模(acreage)をアピールする際にも用いられます。日常的なビジネス会話ではあまり使われません。
日常会話ではほとんど使われませんが、不動産に関するニュースや記事などで見かけることがあります。例:郊外の住宅地の開発計画について報じるニュースで、開発面積(acreage)が言及されることがあります。また、大規模農場のドキュメンタリー番組などで、農地の規模(acreage)が紹介されることがあります。
関連語
類義語
広さ、面積、地域、分野などを指す一般的な語。ビジネス、日常会話、学術など幅広い場面で使用される。 【ニュアンスの違い】"Acreage"が土地の面積に限定されるのに対し、"area"は抽象的な広がりや範囲も含む。例えば、"area of expertise"(専門分野)のように使われる。 【混同しやすい点】"Acreage"は通常、農地や広大な土地を指す場合に用いられるが、"area"は部屋の面積や地図上の地域など、より多様な対象に使用できる。
土地、陸地、不動産などを意味する。日常会話、ビジネス、不動産関係など様々な文脈で使われる。 【ニュアンスの違い】"Acreage"が具体的な面積を示すのに対し、"land"は土地そのものを指す。"Land"は所有権や利用目的など、より広い概念を含む。 【混同しやすい点】"Land"は不可算名詞としても使われるが、具体的な土地の区画を指す場合は可算名詞になる。"Acreage"は常に面積を表すため、可算/不可算の区別はない。
広大な土地、地域、地所などを指す。不動産や法律関係の文脈でよく使われる。 【ニュアンスの違い】"Acreage"が面積の大きさを強調するのに対し、"tract"は連続した広がりを持つ土地を指す。しばしば未開拓地や開発予定地を意味することがある。 【混同しやすい点】"Tract"は、しばしば特定の目的(例:住宅開発、森林保護)のために区画された土地を指す場合がある。"Acreage"は単に面積を示すだけで、目的や用途は問わない。
不動産、地所、財産などを意味する。法律、不動産、相続などの文脈で使用される。 【ニュアンスの違い】"Acreage"が土地の面積を指すのに対し、"estate"は建物やその他の財産を含む、より広範な概念。しばしば高級住宅地や歴史的な邸宅を指す。 【混同しやすい点】"Estate"はしばしば富裕層の所有する広大な土地や邸宅を連想させる。"Acreage"は必ずしも所有者のステータスを示すものではない。
財産、所有物、不動産などを指す。法律、ビジネス、日常会話など幅広い場面で使用される。 【ニュアンスの違い】"Acreage"が土地の面積に限定されるのに対し、"property"は動産、不動産、知的財産など、あらゆる種類の財産を含む。土地以外の建物や権利なども含まれる。 【混同しやすい点】"Property"は非常に一般的な語であり、具体的な土地の面積を示す必要がない場合に使われる。"Acreage"は特定の土地の広さを強調したい場合に適している。
土地の一区画、小包などを指す。不動産、郵便、物流などの文脈で使用される。 【ニュアンスの違い】"Acreage"が面積の大きさを示すのに対し、"parcel"は土地の区画を指す。しばしば、分割された土地の一部を意味する。 【混同しやすい点】"Parcel"は、しばしば特定の目的(例:販売、建築)のために区画された土地を指す。"Acreage"は単に面積を示すだけで、目的や用途は問わない。また、郵便物の小包の意味もあるため、文脈に注意が必要。
派生語
面積の単位『エーカー』。もともとは中世英語で耕地を指す言葉で、そこから面積の単位へと変化。現代でも不動産や農業の分野で頻繁に使われる。
- acre-foot
『エーカーフィート』。1エーカーの土地を1フィートの深さまで覆う水の量を表す単位。主に灌漑や水資源管理の分野で使用され、専門的な文脈で登場する。
反意語
- square inch
面積の単位『平方インチ』。『acreage』が広大な土地の面積を指すのに対し、『square inch』は非常に小さな面積を表す。文脈によって対比が明確になる。
- square centimeter
面積の単位『平方センチメートル』。square inchと同様に、acreageと対比して非常に狭い面積を示す。より学術的な文脈や精密な測定で用いられる。
語源
"acreage"は、土地の面積や不動産の規模を表す英単語です。この単語は、古英語の"æcer"(耕作地、土地の単位)に、名詞を作る接尾辞"-age"が付いたものです。"æcer"は、ゲルマン祖語の"*akraz"(畑、耕地)に由来し、さらに遡るとインド・ヨーロッパ祖語の"*agros"(野原、耕地)にたどり着きます。"-age"は、フランス語に由来する接尾辞で、「~の状態」「~の集まり」「~に関する料金」といった意味合いを付け加えます。日本語で例えるなら、「場所」という言葉に「~代」を付けて「場所代」とするようなものです。つまり、"acreage"は、文字通りには「エーカー(土地の単位)の状態」や「エーカーの集まり」を意味し、そこから転じて「総面積」や「不動産規模」といった意味を持つようになったと考えられます。土地の広さを表す言葉として、その歴史と成り立ちを知ることで、より深く理解することができます。
暗記法
acreageは単なる土地の広さではない。開拓時代、広大な土地は自由と独立の象徴であり、富と権力の証だった。西部開拓では、人々はacreageを求めて西へ。文学では『怒りの葡萄』のように、生活の糧、家族の未来を託す場所として描かれる。現代では高級住宅地の価値を左右し、アメリカンドリームを象徴する。しかし、土地の所有格差という社会問題も映し出す。acreageはアメリカの歴史、文化、社会と深く結びついた言葉なのだ。
混同しやすい単語
『acreage』と『acre』はスペルが非常に似ており、意味も関連しているため混同しやすいです。『acre』は面積の単位(約4047平方メートル)を指す名詞であり、『acreage』は『総面積』や『〜エーカーの土地』といった意味の名詞です。例えば、『a 100-acre farm』のように使われます。『acreage』は抽象的な概念を表すのに対し、『acre』は具体的な単位を表すという違いに注意が必要です。
『acreage』と『average』は、どちらも名詞として使われ、いくつかの文脈で関連性を持つ可能性があります。また、スペルの後半部分が似ているため、視覚的な混同も起こり得ます。『average』は『平均』を意味し、統計や一般的な水準を表すのに対し、『acreage』は土地の面積を指します。例えば、『average income』と『total acreage』のように、使われる場面が異なります。
『acreage』と『luggage』は、どちらも名詞で、語尾の 'age' が共通しているため、スペルが混同されることがあります。『luggage』は『旅行かばん』や『手荷物』を意味します。意味も文脈も全く異なるため、注意が必要です。語尾の '-age' は、フランス語起源で、名詞を作る接尾辞です。例えば、marriage(結婚)、package(小包)などがあります。
『acreage』と『leakage』は、どちらも名詞で、語尾が '-age' で終わるという共通点があります。そのため、スペルが混同される可能性があります。『leakage』は『漏れ』や『漏洩』を意味し、液体や情報などが漏れることを指します。意味も文脈も異なるため、注意が必要です。どちらも抽象的な概念を表す名詞ですが、表す内容が全く異なります。
『acreage』と『sewerage』は、どちらも名詞であり、語尾が '-age' で終わるため、スペルが混同される可能性があります。『sewerage』は『下水道設備』や『下水処理』を意味します。どちらも土地に関連する単語ではありますが、『acreage』が土地の面積を指すのに対し、『sewerage』は土地の下にある設備を指すという違いがあります。
『acreage』と『carriage』は、どちらも名詞であり、スペルの構造が似ています。特に、語尾の '-age' が共通しているため、視覚的に混同される可能性があります。『carriage』は『馬車』や『(鉄道の)客車』を意味します。また、比喩的に『態度』や『身のこなし』を意味することもあります。意味も文脈も異なるため、注意が必要です。
誤用例
『acreage』は、通常、広大な土地の面積を指す場合に用いられます。アパートやマンションの一室の広さを表現する際には不自然です。日本人が『〜の面積』を直訳しようとする際にacreageを選んでしまうことがありますが、より適切な表現は『floor area』や『size』です。acreageは、例えば『The estate covers an acreage of 500 acres.(その地所は500エーカーの広さがある)』のように使います。
『acreage』は土地の面積そのものを指す名詞であり、それ自体が『無駄だった』という状態を表すことはできません。日本語で『土地を買ったのは無駄だった』と言う時の『無駄』をそのままacreageに結びつけてしまう誤りです。正しくは『waste of money(お金の無駄)』のように、何が無駄だったのかを具体的に示す必要があります。あるいは、『He bought a large acreage for his hobby farming, but it proved unproductive.(彼は趣味の農業のために広い土地を買ったが、生産的でないことがわかった)』のように修正することも可能です。
『acreage』は単に土地の面積を指す言葉であり、それ自体が『問題』を意味することはありません。日本語で『郊外の土地問題』と言う時の『土地』をacreageと直訳してしまうと、意味が通じにくくなります。ここでは、土地の利用、開発、価格など、具体的な問題点を指す『land use issues』や『land development problems』といった表現がより適切です。acreage problemという表現は、ネイティブスピーカーには意味不明に聞こえる可能性があります。
文化的背景
「acreage(エーカー数)」という言葉は、単なる土地の広さを示すだけでなく、歴史的に、そして現代においても、富、権力、そしてアメリカンドリームの象徴として深く根付いています。開拓時代から現代の不動産市場まで、acreageは人々の希望や野心を映し出す鏡のような存在であり続けてきました。
アメリカ合衆国において、acreageは特に重要な意味を持ちます。広大な土地は、フロンティア精神と自己決定の象徴であり、土地を所有することは自由と独立の証とされてきました。初期の入植者たちは、ヨーロッパの封建制度から逃れ、広大な土地を手に入れることで、自らの運命を切り開こうとしました。土地所有は、投票権や市民権と結びついていた時代もあり、acreageを持つことは社会的な地位を高める手段でもありました。西部開拓時代には、政府が土地を無償または低価格で提供したことで、多くの人々が西を目指し、acreageを求める旅に出ました。この動きは、アメリカの国土を拡大し、農業を基盤とする社会を形成する上で重要な役割を果たしました。
文学作品や映画においても、acreageはしばしば重要なモチーフとして登場します。例えば、ジョン・スタインベックの『怒りの葡萄』では、土地を失った農民たちが希望を求めてカリフォルニアを目指す姿が描かれています。彼らにとって、acreageは単なる農地ではなく、生活の糧であり、家族の未来を託す場所でした。また、現代の不動産市場においても、acreageは高級住宅地や別荘地の価値を左右する重要な要素です。広大な敷地を持つ邸宅は、富裕層のステータスシンボルとなり、プライバシーと贅沢な生活を象徴します。acreageは、アメリカンドリームの実現を象徴する一方で、土地の所有格差という社会的な問題も浮き彫りにします。土地の集中は、貧富の差を拡大し、社会的な不平等を生み出す要因となることもあります。
このように、acreageは単なる土地の広さを示す言葉ではなく、アメリカの歴史、文化、社会構造と深く結びついた概念です。土地を巡る人々の希望、野心、そして挫折は、acreageという言葉を通して、私たちに語りかけます。acreageという言葉を学ぶことは、アメリカという国の成り立ちと、そこに生きる人々の価値観を理解することにも繋がると言えるでしょう。
試験傾向
この単語が直接問われることは少ないですが、準1級以上の長文読解で、不動産や環境問題に関する文章で登場する可能性があります。文脈から意味を推測する練習が重要です。派生語や関連語(area, landなど)との区別を意識しましょう。
TOEICでは、不動産関連のビジネス文脈で、Part 7(長文読解)に登場する可能性があります。土地取引や不動産開発に関する文章で、契約書や報告書などの形式で見られることがあります。acreageの具体的な数値が問題文に含まれる場合、計算問題に発展する可能性もあります。
TOEFL iBTのリーディングセクションで、環境科学、地理学、都市計画などのアカデミックな文脈で登場する可能性があります。土地の利用、森林破壊、農業などに関する文章で、他の専門用語と組み合わせて使用されることが多いです。文脈から正確な意味を把握することが重要です。
難関大学の長文読解で、環境問題、経済地理、歴史などのテーマで出題される可能性があります。特に、土地の利用や開発に関する文章で、acreageが重要なキーワードとなることがあります。文脈から意味を推測する能力と、関連知識が求められます。