resplendent
強勢は「プレ」にあります。最初の母音 /ɪ/ は、日本語の「イ」よりもやや曖昧で、口を少しだけ開けて発音します。/d/ は、舌先を上の歯の裏側に当てて発音する有声破裂音です。最後の /ənt/ は、曖昧母音/ə/(schwa)を含み、弱く発音されることが多いです。「ント」と強く発音しないように注意しましょう。
輝かしい
光り輝く様子。美しさや豪華さが際立っている状態を指す。特に、装飾や衣装、または自然の風景など、視覚的に印象的なものに対して使われることが多い。
Everyone gasped when the princess walked into the ballroom in her resplendent dress.
王女がまばゆいばかりのドレスを着て舞踏室に入ってくると、誰もが息をのんだ。
※ 「resplendent」は、豪華で美しいものが「まばゆいほどに輝いている」様子を表します。この文では、王女のドレスがその場にいる人々の目を奪うほどに輝いている情景を描いています。特別な場での豪華な衣装によく使われる表現です。
In the morning sun, a resplendent rose bloomed beautifully in the garden.
朝日に照らされて、庭でまばゆいほどに美しいバラが咲き誇っていた。
※ 「resplendent」は、自然の美しさが「際立って輝かしい」ときにも使えます。この例文では、朝日に照らされたバラが、他の花とは一線を画すような特別な輝きを放っている情景が目に浮かびます。自然を褒める際にぴったりの言葉です。
The palace hall looked resplendent with golden decorations for the special ceremony.
その宮殿のホールは、特別な式典のために金色の装飾でまばゆく輝いていた。
※ 建物や空間が豪華な装飾で「きらびやかに輝いている」様子を表す際にも「resplendent」は使われます。この文では、宮殿のホールが特別な目的のために豪華に飾り付けられ、その輝きが場の雰囲気を高めている様子を伝えています。
華麗な
非常に美しく、印象的な様子。豪華さや優雅さが伴い、人目を引くような状況で使われる。例えば、式典やイベント、芸術作品などを形容する際に適している。
The bride looked resplendent in her elegant white wedding dress.
花嫁は優雅な白いウェディングドレスを身につけ、まばゆいばかりに輝いていました。
※ 結婚式の主役である花嫁が、その特別な日のために選んだ華麗なドレスを身につけ、会場でひときわ目を引く様子を想像してみてください。この文は、人が豪華な衣装や装飾で輝いている様子を描写するのにぴったりです。「look resplendent」で「華麗に見える」という意味になります。
The sunset over the ocean was resplendent with vibrant orange and pink colors.
海に沈む夕日は、鮮やかなオレンジとピンク色に輝き、まばゆいばかりでした。
※ 夕日が海に沈む瞬間、空全体が息をのむような美しい色に染まり、まぶしいほどに輝く情景が目に浮かびますね。このように、自然の壮大で輝かしい美しさを表現する際にも「resplendent」はよく使われます。「with + 色」で「~の色に輝いている」というニュアンスが伝わります。
The queen's crown in the museum was resplendent with countless sparkling jewels.
博物館に展示された女王の王冠は、数えきれないほどのきらめく宝石でまばゆいばかりでした。
※ 博物館で、ガラスケースの中に展示された豪華な王冠が、たくさんの宝石でキラキラと輝いている様子を思い浮かべてみましょう。この単語は、貴重で豪華な装飾品や美術品が放つ、まばゆいほどの輝きや美しさを表すのに適しています。「be resplendent with」で「~で華麗に輝いている」という状態を表します。
コロケーション
(ある特定の衣装や装飾)を身につけて、まばゆいばかりに輝いている
※ 「resplendent in」は、特定の衣服や装飾品を身につけて輝いている様子を表します。たとえば、「resplendent in gold」は「金色の衣装を身につけて輝いている」という意味になります。この構文は、特にフォーマルな場面や文学的な表現で、人や物がその外見によって非常に印象的であることを強調する際に用いられます。単に「beautiful」と言うよりも、視覚的な輝きや豪華さを伴う美しさを表現するニュアンスがあります。
まばゆい美しさ、輝かしい美しさ
※ 「resplendent beauty」は、非常に輝かしく、目を奪われるような美しさを指します。内面的な美しさというよりは、外見的な美しさ、特に光を反射するような輝きを伴う美しさを強調する際に用いられます。例えば、夕焼けの空や、宝石の輝き、あるいは美しく着飾った人の姿などを表現するのに適しています。日常会話よりも、詩的な表現や文学作品でよく見られます。
まばゆい色彩、輝かしい色彩
※ 「resplendent colors」は、非常に鮮やかで、光り輝くような色彩を表します。自然界の風景(例えば、熱帯魚の群れ、虹、オーロラなど)や、芸術作品(絵画、ステンドグラスなど)の色彩を表現する際に用いられることが多いです。単に「bright colors」と言うよりも、その色彩が持つ豪華さや壮麗さを強調するニュアンスがあります。
まばゆい光、輝かしい光
※ 「resplendent light」は、非常に明るく、輝きに満ちた光を指します。太陽光、月光、星の光など、自然の光を表現する際に用いられることが多いですが、祭りの灯りや舞台照明など、人工的な光を表現する際にも使用できます。この表現は、単に「bright light」と言うよりも、その光が持つ力強さや神々しさを強調するニュアンスがあります。文学的な表現でよく見られます。
まばゆいばかりの展示、華麗な勢揃い
※ 「resplendent array」は、美しく、印象的な物の集まり、または展示を表します。これは、花火大会、宝石のコレクション、または特別に装飾されたテーブルなど、視覚的に魅力的で、豪華な印象を与えるものを指すのに適しています。このフレーズは、単に多くの物が集まっているだけでなく、それらが美しく配置され、全体として素晴らしい効果を生み出している状況を表します。ビジネスシーンよりも、芸術やエンターテイメントの文脈で用いられることが多いです。
使用シーン
美術史や文学の論文で、特定の芸術作品や人物の描写に使われることがあります。「その絵画は、resplendentな色彩で描かれている」のように、作品の輝きや華麗さを強調する際に用いられます。また、歴史学の研究で、王室や貴族の豪華な衣装や装飾品を表現する際にも使われることがあります。
企業のプレゼンテーションやブランド戦略の説明で、自社製品やサービスの魅力を強調するために使われることがあります。「当社の新製品は、resplendentなデザインと革新的な技術を兼ね備えています」のように、製品の輝きや卓越性をアピールする際に用いられます。ただし、日常的なビジネス文書や会話ではあまり使われません。
旅行記やブログ記事で、美しい風景や建物を描写する際に使われることがあります。「その寺院は、夕日に照らされてresplendentな輝きを放っていた」のように、光り輝く様子を表現する際に用いられます。また、特別なイベントやパーティーで、華やかな装いを褒める際に使われることもありますが、日常会話ではやや硬い印象を与える可能性があります。
関連語
類義語
「素晴らしい」「豪華な」という意味で、resplendentよりも広い範囲で使用されます。品質、業績、景色など、様々な対象を褒め称える際に用いられ、日常会話からフォーマルな場面まで対応可能です。 【ニュアンスの違い】resplendentが「光り輝く」という視覚的な印象が強いのに対し、splendidはより抽象的で、必ずしも輝きを伴わない美しさや素晴らしさを表します。また、splendidの方が使用頻度が高く、より一般的です。 【混同しやすい点】resplendentは主に外見の美しさを強調しますが、splendidは外見だけでなく、内面的な素晴らしさや状況の良さなど、幅広い意味で使われるため、対象によって使い分ける必要があります。
- radiant
「光を放つ」「輝く」という意味で、人や物の内側から発するような輝きを表します。特に、幸福感や健康美など、感情や状態から自然に発する輝きを表現するのに適しています。日常会話や文学的な表現でよく用いられます。 【ニュアンスの違い】resplendentが装飾や光沢によって輝いている様子を表すのに対し、radiantは内面から湧き出るような自然な輝きを表します。radiantは人に対して使うことが多く、resplendentは物に対して使うことが多い傾向があります。 【混同しやすい点】radiantは人の感情や状態を表すことが多いため、無機質な対象に対して使用すると不自然になることがあります。resplendentは装飾や光沢など、外的な要因による輝きを指すため、内面的な輝きを表現する際には不適切です。
「栄光に満ちた」「輝かしい」という意味で、偉業や勝利、美しい景色など、非常に印象的で感動的な光景や出来事を表します。歴史的な出来事や文学的な表現でよく用いられます。 【ニュアンスの違い】resplendentが単に美しい輝きを表すのに対し、gloriousはそれに加えて、偉大さや感動、歴史的な重要性などの意味合いを含みます。gloriousは、より感情的な響きを持ち、大げさな表現にもなり得ます。 【混同しやすい点】gloriousは、日常的な場面で単に美しいものを指す場合には、やや大げさな印象を与える可能性があります。resplendentは、より客観的に美しさを表現する際に適しています。
「輝かしい」「非常に賢い」という意味で、光り輝く様子だけでなく、才能や知性などが優れていることも表します。人やアイデア、業績など、幅広い対象に使用され、日常会話からビジネスシーンまで対応可能です。 【ニュアンスの違い】resplendentが外見的な輝きに限定されるのに対し、brilliantは内面的な輝きや才能も表すことができます。brilliantはより比喩的な意味合いで使用されることが多く、resplendentよりも汎用性が高いです。 【混同しやすい点】brilliantは、光り輝く様子を表す場合でも、単に美しいだけでなく、印象的で素晴らしいという意味合いが含まれるため、resplendentの単なる光沢を表す用法とは異なります。文脈によって意味を使い分ける必要があります。
- dazzling
「目がくらむほど輝かしい」という意味で、非常に強い光や美しさによって、人の目を圧倒するような様子を表します。宝石や照明、ショーなど、視覚的に強烈な印象を与えるものに対して用いられます。 【ニュアンスの違い】resplendentが上品で落ち着いた輝きを表すのに対し、dazzlingはより強烈で刺激的な輝きを表します。dazzlingは、時に人の目を不快にさせるほどの強い光を意味することもあります。 【混同しやすい点】dazzlingは、resplendentよりも強い輝きを表すため、対象によっては不適切となる場合があります。例えば、穏やかな光を放つものに対してdazzlingを使用すると、過剰な表現になってしまいます。
- lustrous
「光沢のある」「つややかな」という意味で、表面が滑らかで光を反射する様子を表します。真珠、髪、宝石など、上品な光沢を持つものに対して用いられます。ややフォーマルな表現です。 【ニュアンスの違い】resplendentが全体的に輝いている様子を表すのに対し、lustrousは表面の光沢に焦点を当てています。lustrousは、resplendentよりも控えめで、上品な輝きを表すのに適しています。 【混同しやすい点】lustrousは、resplendentのように派手な輝きを表すわけではないため、文脈によってはresplendentの代替として使用すると、表現力が弱まる可能性があります。また、lustrousは、光沢の質に重点を置いているため、単に明るいという意味合いで使用することはできません。
派生語
- splendor
「輝き」「壮麗さ」を意味する名詞。「resplendent」の語源であるラテン語の「splendere(輝く)」に由来し、抽象的な美しさを表す。格式高い文章や詩的な表現で用いられることが多い。
- splendiferous
「非常に素晴らしい」「豪華絢爛な」という意味の形容詞。「splendor」に接尾辞「-iferous(~を生み出す)」が付いた語。ややユーモラスで誇張されたニュアンスを持ち、日常会話や軽い文脈で使われる。
- resplendently
「輝かしく」「華麗に」という意味の副詞。「resplendent」に副詞化の接尾辞「-ly」が付いた形。文章に彩りを添え、情景描写を豊かにする効果がある。文学作品や旅行記などで見られる。
反意語
「鈍い」「くすんだ」という意味の形容詞。「resplendent」の輝きとは対照的に、光沢がなく、生気のない状態を表す。日常会話から、物理的な性質、人の性格、状況などを描写する幅広い文脈で使用される。
「活気のない」「精彩を欠く」という意味の形容詞。「luster(光沢、輝き)」に否定の接頭辞「lack-」が付いた語。「resplendent」が持つ鮮やかさや魅力とは対照的に、平凡で魅力に欠ける状態を表す。ビジネスシーンや批評などで、業績やパフォーマンスの低さを表現する際に用いられる。
- dingy
「薄汚い」「陰気な」という意味の形容詞。「resplendent」の明るく華やかなイメージとは対照的に、暗く、汚れていて、不快な印象を与える。主に場所や物に対して使われ、ネガティブな感情を伴うことが多い。日常会話や描写的な文章で用いられる。
語源
"resplendent」は、ラテン語の「resplendere」(再び輝く、光り輝く)に由来します。これは、「re-」(再び、後ろへ)と「splendere」(輝く、光る)という二つの要素から構成されています。「splendere」は、さらに印欧祖語の語根である「*spel-」(光る、輝く)に遡ることができます。つまり、「resplendent」は、文字通りには「再び輝く」という意味合いを持ち、そこから「非常に輝かしい」「華麗な」といった意味に発展しました。日本語で例えるなら、「燦然(さんぜん)と輝く」という表現が近いでしょう。何かが非常に美しく、光り輝いている様子を強調する際に使われます。
暗記法
「resplendent」は、王侯貴族のまばゆいばかりの輝きを象徴し、権力、富、美を体現する言葉でした。アーサー王の騎士たちの甲冑、エリザベス女王の肖像画、ミルトンの『失楽園』に登場する堕天使ルシファー。光と闇の対比において、道徳的な深みを与えます。現代では、自然の美しさや、人々の才能が開花した瞬間を表現し、感動と希望を与える言葉として輝きを放ちます。
混同しやすい単語
『resplendent』と『splendid』は、どちらも『素晴らしい』という意味合いを持ちますが、語源とニュアンスが異なります。『splendid』はラテン語の『splendere(輝く)』に由来し、一般的に『豪華な』『素晴らしい』という意味で使われます。一方、『resplendent』は『re-(再び)』+『splendent(輝く)』で、『まばゆいばかりに輝く』という、より強烈な輝きや美しさを表します。発音も似ているため、文脈によって使い分けられるように注意が必要です。日本人学習者は、輝きの度合いの違いを意識すると良いでしょう。
『resplendent』と『respondent』は、語尾が '-dent' で終わるため、スペルが似ていて混同しやすいです。『respondent』は『回答者』や『被告』という意味で、調査や裁判などの文脈で使われます。動詞『respond(答える)』との関連性を意識すると、意味を覚えやすいでしょう。発音も異なりますが、スペルの類似性から意味を誤解しないように注意が必要です。特に、ビジネスや法律関連の文章を読む際には注意が必要です。
『resplendent』と『precedent』は、語頭のプレフィックス(接頭辞)が異なり、それぞれ『re-』と『pre-』ですが、残りの部分のスペルが似ているため、視覚的に混同しやすいです。『precedent』は『先例』という意味で、法律や慣習などの分野で使われます。発音も異なりますが、スペルミスに注意が必要です。語源的には、『pre-(前に)』+『cede(行く)』で、『先に行くもの』という意味合いがあります。法律やビジネス文書を読む際には、特に注意が必要です。
『resplendent』と『resident』は、どちらも『res-』で始まるため、スペルが似ていて混同しやすいです。『resident』は『居住者』という意味で、特定の場所に住んでいる人を指します。発音も似ていますが、意味は全く異なります。日本人学習者は、『-dent』で終わる単語群をまとめて学習すると、混同を防ぐのに役立ちます。『resident』は、ホテルの宿泊客を指す場合などにも使われます。
『resplendent』と『rebellious』は、どちらも接頭辞『re-』を含みますが、それ以降の綴りと意味が大きく異なります。『rebellious』は『反抗的な』という意味で、権威や規則に逆らう態度を表します。発音も大きく異なるため、音声的な混同は少ないかもしれませんが、スペルミスには注意が必要です。語源的には、『re-(再び)』+『bellum(戦争)』で、『再び戦う』という意味合いがあります。文脈をよく読み、意味を取り違えないように注意しましょう。
『resplendent』と『spend』は、どちらも似たような子音の組み合わせを含んでいますが、母音と接頭辞が異なります。『spend』は『(お金や時間を)費やす』という意味の動詞です。発音もスペルも異なりますが、語感が似ているため、特に発音練習の際に混同する可能性があります。文法的な役割も大きく異なるため、文脈から判断することが重要です。例えば、『spend money』と『resplendent beauty』のように、使われ方が全く異なります。
誤用例
『resplendent』は輝かしい美しさを表しますが、日本語の『けばけばしい』『派手すぎる』というニュアンスで否定的に使うのは不適切です。英語では、その美しさを認めつつも、個人の好みを述べる形で婉曲的に表現します。日本人は、相手を慮って直接的な批判を避けがちですが、英語では率直に意見を述べつつ、丁寧な表現を選ぶことが重要です。この例では、『too much』という表現が直接的すぎるため、より丁寧な言い回しである『though I usually prefer more understated beauty』を使用しています。
『resplendent』は、光り輝くような外見の美しさを指すことが多く、内面の感情を表す場合には通常使用しません。感情を表す場合は、『radiant』がより適切です。日本人は、感情を『輝く』と表現する際に、外見的な輝きと内面的な輝きの区別を意識しづらい傾向があります。英語では、感情の輝きは『radiant』、外見の輝きは『resplendent』と使い分けることで、より正確な表現が可能です。また、喜びの感情を表す際に、比喩表現として『beaming』なども適切です。
『resplendent』は、装飾や光沢が際立っている様子を指しますが、人の内面的な資質やリーダーシップを表すのには不向きです。ここでは、将軍のリーダーシップや手腕を強調するために『distinguished』を使用するのが適切です。日本人は、『輝かしい』という言葉を人に対しても使いがちですが、英語では人の内面的な魅力や能力に対しては別の形容詞を選ぶ必要があります。また、軍隊のような文脈では、外見の華やかさよりも、リーダーシップや統率力が重要視されるため、文脈に合った語彙選択が重要です。将軍の『resplendent』な外見が兵士の士気を高めた、という意図を伝えるのであれば、皮肉として解釈される可能性もあります。
文化的背景
「resplendent」は、まばゆいばかりの輝きを通じて、権力、富、美といった、人々の憧憬と畏敬の念を抱かせる象徴として、歴史的に用いられてきました。その光は単なる物理的な輝きを超え、道徳的な高潔さや精神的な啓発をも暗示することがあります。
この言葉が特に映えるのは、王侯貴族の描写です。中世の騎士道物語やルネサンス期の宮廷を描いた絵画において、resplendentは、王冠や甲冑、宝石を飾り立てた衣装を形容する言葉として頻繁に登場します。例えば、アーサー王伝説における円卓の騎士たちは、武勇だけでなく、そのresplendentな姿を通して、高貴さと正義を体現していました。また、エリザベス朝時代の肖像画では、エリザベス女王自身がresplendentな衣装を身にまとい、国家の繁栄と自身の権力を誇示しました。この言葉は、単に外見の美しさを表すだけでなく、それを身につける者の内面の輝き、つまり徳や知性、カリスマをも象徴していたのです。
文学作品においても、「resplendent」は重要な役割を果たします。ミルトンの『失楽園』では、堕天使ルシファーが、かつてはresplendentな天使であったにもかかわらず、その輝きを失い、闇に染まっていく様子が描かれています。この対比は、光と闇、善と悪という普遍的なテーマを強調し、resplendentという言葉に道徳的な深みを与えています。また、現代のファンタジー作品においても、resplendentは、魔法の力や神秘的な存在を描写する際に用いられ、読者の想像力を刺激します。例えば、指輪物語のガラドリエルは、そのresplendentな美しさと知恵によって、物語の重要な転換点をもたらします。
現代社会においては、「resplendent」は、必ずしも権力者や特別な存在だけを形容する言葉ではありません。自然の美しさ、例えば、夕焼け空のresplendentな色彩や、満開の桜のresplendentな姿を表現する際にも用いられます。また、人々の努力や才能が花開いた瞬間、例えば、スポーツ選手が金メダルを獲得した際のresplendentな笑顔や、アーティストが傑作を生み出した際のresplendentな表情を表現する際にも使われます。このように、「resplendent」は、時代や文化を超えて、人々に感動と希望を与える言葉として、その輝きを保ち続けているのです。
試験傾向
主に語彙問題、長文読解。
準1級以上でまれに出題。
格式高い文章や、美しいものを描写する際に使用される。
「輝かしい」「まばゆい」といった意味に加え、比喩的な意味合いでも用いられる点に注意。
Part 5(短文穴埋め)でまれに出題される可能性あり。
TOEIC全体で見ると、出題頻度は低い。
ビジネスシーンではあまり使われず、どちらかというと文学的、詩的な表現。
TOEIC対策としては優先度低。ただし、他の選択肢との識別で問われる可能性はゼロではない。
リーディングセクションで出題される可能性あり。
アカデミックな文章で使われるため、TOEFL iBTのリーディングでまれに見られる。
歴史、芸術、文化に関する文章で、その美しさや素晴らしさを強調する際に使われる。
文脈から意味を推測する練習が必要。類義語(splendid, brilliant)とのニュアンスの違いも意識すると良い。
主に長文読解。
難関大学の二次試験で出題される可能性あり。
自然科学、人文科学、社会科学など、幅広い分野の文章で使われる。
単語の意味だけでなく、文章全体の内容を理解することが重要。文脈から意味を推測する練習を重ねる必要がある。