raise
二重母音 /eɪ/ は「エ」から「イ」へスムーズに変化させるのがコツ。日本語の『エ』よりも口を少し横に広げ、最後に軽く『イ』の音を添えるイメージです。/z/ は有声音なので、喉を震わせることを意識しましょう。無声音の /s/ (ス)にならないように注意してください。
専門的な内容に関するご注意
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持ち上げる
物理的に何かを持ち上げる動作。比喩的に、地位や気分を高める意味でも使う。Raise your hand(手を挙げてください)のように、日常会話で頻繁に使われる。
The father gently raised his small child to see the flowers.
父親は小さな子供を優しく抱き上げ、花を見せました。
※ この文では、父親が子供を「持ち上げる」様子が目に浮かびますね。子供が何かを見たい時に、親が抱き上げてあげる優しい場面です。「raise」は、何かを低い場所から高い場所へ物理的に動かす、という中心的な意味で使われています。
A student bravely raised her hand to ask a question in class.
一人の生徒が勇気を出して手を挙げ、授業で質問しました。
※ 授業中や会議で「質問があります!」という時に、手を「持ち上げる」のはよくある光景ですね。この文では、生徒が勇気を出して行動した気持ちも伝わってきます。「raise one's hand」は「手を挙げる」という決まった言い方で、非常によく使われます。
Every morning, she likes to raise the blinds to let the sunlight in.
毎朝、彼女はブラインドを上げて、太陽の光を入れるのが好きです。
※ 朝、部屋に光を取り込むためにブラインドやカーテンを「持ち上げる」動作は、多くの人が経験する日常のシーンです。この文は、心地よい朝の習慣を描写しています。「raise」は、窓のブラインドやシャッターなどを「上げる」場合にも自然に使われます。
資金を集める
目標のために、お金や資源をかき集めること。Raise money for charity(慈善活動のためにお金を集める)のように使う。クラウドファンディングや投資の文脈でもよく使われる。
The school children worked hard to raise money for their sick friend.
学校の子供たちは、病気の友達のために一生懸命お金を集めました。
※ この例文は、子供たちが大切な友達のために力を合わせ、募金活動をしている心温まる情景を描いています。チャリティや寄付の文脈で「raise money for (目的)」は非常によく使われる典型的な表現です。彼らの努力が目に浮かびますね。
The new company needed to raise a lot of money to start their exciting project.
その新しい会社は、ワクワクするようなプロジェクトを始めるために、たくさんのお金を集める必要がありました。
※ 新しい事業やプロジェクトを始める際に、投資家などから資金を調達する場面を表現しています。ビジネスや経済のニュースで「raise money」という言葉をよく耳にするでしょう。「needed to」は「~する必要があった」という意味で、状況の切迫感を伝えます。
Our community members are trying to raise money to build a beautiful new park.
私たちの地域の人々は、美しい新しい公園を作るためにお金を集めようとしています。
※ 地域社会(コミュニティ)で、みんなの協力によって何か良いものを作り出すために資金を集める様子を描写しています。住民たちが協力し、未来のために行動している前向きなイメージが伝わります。「are trying to」は「~しようとしている」という進行中の努力を表します。
賃上げ
給与や賃金が上がること。Get a raise(昇給する)のように使う。労働者の権利や交渉に関する話題でよく登場する。
The company promised a small raise to employees next month.
会社は来月、従業員に少しの賃上げを約束しました。
※ この例文は、会社が従業員に「賃上げ」という良いニュースを伝える場面を描いています。従業員はきっと期待に胸を膨らませているでしょう。「promise a raise」は、「賃上げを約束する」という、この単語が非常によく使われる典型的な組み合わせです。
He felt sad because he didn't get a raise this year.
彼は今年、賃上げがなかったのでがっかりしました。
※ この文は、個人が期待していた賃上げが得られず、残念に思っている気持ちを表しています。「get a raise」は「賃上げをもらう・得る」という意味で、日常会話で非常によく使われる表現です。期待外れだった時の感情が伝わるシーンですね。
The union asked for a raise due to rising living costs.
労働組合は生活費の上昇のため、賃上げを要求しました。
※ この例文は、労働組合が労働者のために「賃上げ」を要求している、より社会的な場面を描いています。「ask for a raise」は「賃上げを求める・要求する」という意味で、交渉や要求の際に使われる典型的な表現です。「due to」は「~のために」「~が原因で」と理由を説明するときに役立ちます。
コロケーション
意識を高める、認識を広める
※ 特定の問題や状況に対する人々の理解や関心を深めることを意味します。多くの場合、社会的な問題(環境問題、人権問題など)に対して使われ、キャンペーンや教育活動を通じて行われます。単に『知らせる』だけでなく、『問題意識を持ってもらう』というニュアンスが含まれます。ビジネスシーンでも、新製品の認知度を高める際などに使用されます。
異議を唱える、反対意見を述べる
※ 提案や計画に対して、正式に反対や不満を表明することを指します。会議や討論などのフォーマルな場で使用されることが多いです。単に『反対する (oppose)』よりも、理由や根拠を示して建設的に異議を唱えるニュアンスがあります。たとえば、契約条件やプロジェクトの進め方に対して異議を唱える場合などに使われます。
疑念を抱かせる、疑問を呈する
※ 何かの真実性や妥当性について、人々の心に疑念を生じさせることを意味します。証拠や根拠が不十分な場合や、矛盾がある場合に用いられます。単に『疑う (doubt)』よりも、その疑念を表明することで、さらなる調査や検討を促すニュアンスがあります。たとえば、証言の信憑性や調査結果の妥当性に対して疑念を抱かせる場合などに使われます。
期待を高める、期待を持たせる
※ 将来に対する希望や予想を大きくすることを意味します。新製品の発表やイベントの告知など、ポジティブな文脈で使われることが多いですが、期待外れだった場合に批判を招くリスクもあります。たとえば、マーケティングキャンペーンで過剰な宣伝をして、顧客の期待値を上げすぎる場合などに注意が必要です。
声を荒げる、大声で話す
※ 感情が高ぶり、普段よりも大きな声で話すことを意味します。怒りや興奮を表す場合が多いですが、単に騒がしい場所で相手に聞こえるように話す場合にも使われます。ただし、一般的にはネガティブなニュアンスを含み、相手を威圧したり、議論をヒートアップさせたりする可能性があります。ビジネスシーンでは避けるべき表現です。
ハードルを上げる、基準を引き上げる
※ 目標や基準をより高く、より厳しく設定することを意味します。スポーツの世界で、棒高跳びのバーを高くすることから生まれた比喩表現です。ビジネスシーンでは、競争力を高めるために、製品の品質やサービスのレベルを向上させる場合などに使われます。また、自己啓発の文脈では、個人のスキルアップや能力向上を目指す意味合いで使われます。
資金を集める、資金調達をする
※ 特定の目的のために、お金を集めることを意味します。慈善団体や非営利団体が、活動資金を集める際によく使われます。クラウドファンディングや寄付キャンペーンなどが、資金調達の手段として挙げられます。ビジネスシーンでは、新規事業の立ち上げや事業拡大のために、投資家から資金を調達する場合などに使われます。
使用シーン
学術論文や研究発表で頻繁に使用されます。例えば、研究資金を「raise(調達する)」場合や、ある変数が別の変数に与える影響を「raise(高める)」場合に使われます。また、議論を「raise(提起する)」、疑問を「raise(呈する)」といった抽象的な意味でも用いられます。統計データの説明で「〜をraiseする傾向がある」のように使われることも多いです。
ビジネスシーンでは、資金調達の文脈で「raise funds(資金を調達する)」という表現がよく使われます。また、従業員のモチベーションを「raise(向上させる)」、目標水準を「raise(引き上げる)」などの意味でも用いられます。会議やプレゼンテーションで、問題を「raise(提起する)」、懸念を「raise(表明する)」といったフォーマルな場面でも使われます。賃上げ交渉で「raise(賃上げ)」という名詞で使用されることもあります。
日常会話では、子供を「raise(育てる)」、手を「raise(挙げる)」といった具体的な意味で使われることが多いです。また、話題を「raise(持ち出す)」、問題を「raise(提起する)」といった抽象的な意味でも使われます。ニュース記事やドキュメンタリーで、募金活動で資金を「raise(集める)」といった文脈で見かけることもあります。
関連語
類義語
『持ち上げる』という意味で、物理的に何かを上へ移動させる際に使われる。日常会話や説明的な文章で頻繁に使用される。 【ニュアンスの違い】『raise』よりも具体的な動作を指し、持ち上げる対象の重さや労力を伴うイメージがある。また、『lift』は精神的な高揚や気分を高める意味合いでも使われる。 【混同しやすい点】『lift』は他動詞だが、『raise』よりも目的語が具体的な物理的対象であることが多い。抽象的な概念(例:疑問、税金)に対しては『raise』がより適切。
『高める』『昇進させる』という意味で、地位、品格、精神性などを向上させる際に使われる。フォーマルな場面や文学的な表現で用いられる。 【ニュアンスの違い】『raise』よりも抽象的で、一段高いレベルへ引き上げるというニュアンスが強い。物理的な高さを表す場合もあるが、比喩的な意味合いが強い。 【混同しやすい点】『elevate』はフォーマルな語であり、日常会話ではあまり使われない。また、比喩的な意味合いが強いため、具体的な物理的対象を『elevate』することは稀。
『増加させる』という意味で、数量、程度、規模などを大きくする際に使われる。ビジネス、学術、日常会話など幅広い場面で使用される。 【ニュアンスの違い】『raise』が具体的な操作によって何かを上げるニュアンスがあるのに対し、『increase』は自然な増加や結果としての増加を指すことが多い。また、主語が無生物である場合も多い。 【混同しやすい点】『raise』は他動詞として使われるが、『increase』は自動詞としても使われる(例:Prices increased)。『raise』は具体的な行為を伴うが、『increase』は結果に焦点を当てる。
『感情や関心を呼び起こす』という意味で、感情、欲望、好奇心などを刺激する際に使われる。文学的な表現や心理学的な文脈で用いられる。 【ニュアンスの違い】『raise』が物理的な上昇や具体的な行動を伴うのに対し、『arouse』は感情や意識を目覚めさせるというニュアンスが強い。性的な意味合いを含む場合もある。 【混同しやすい点】『arouse』は感情や欲求など、抽象的な対象に対して使われることがほとんどで、物理的な対象を上げる意味では使われない。また、性的な意味合いを帯びる場合があるため、使用場面に注意が必要。
『高める』『強める』という意味で、感情、感覚、効果などを強調する際に使われる。フォーマルな場面や文学的な表現で用いられる。 【ニュアンスの違い】『raise』よりも程度や強度を増すというニュアンスが強く、既存の状態をさらに高めるイメージがある。感情や感覚など、抽象的な対象に対して使われることが多い。 【混同しやすい点】『heighten』は感情や感覚など、抽象的な対象に対して使われることがほとんどで、物理的な対象を上げる意味では使われない。『raise』が具体的な行動を伴うのに対し、『heighten』は状態の変化を強調する。
派生語
- raze
『(建物などを)完全に破壊する、取り壊す』という意味の動詞。『raise』は『高くする』という意味から派生し、『raze』は『完全に平らにする』という意味へと意味が変化。語源的には同じ根を持つが、意味の方向性が異なる。主に報道や歴史的な記述で使われる。
『(子供や動物を)育てる』という意味の動詞。『raise』が一般的な育成を指すのに対し、『rear』はより注意深く、時間と労力をかけて育てるニュアンスを含む。また、『後部』という意味の名詞としても使われる。使用頻度は『raise』より低いが、特定の文脈で重要。
『(問題などが)生じる、発生する』という意味の自動詞。接頭辞『a-』は『~へ』という意味合いを持ち、『raise』が他動詞であるのに対し、『arise』は自然に発生するニュアンス。ビジネスシーンや学術的な文脈で頻繁に使用される。
語源
"Raise"は、古ノルド語の動詞「reisa」(立ち上げる、起こす)に由来します。これはさらに、ゲルマン祖語の「*raisijan」に遡り、その根本には「立ち上がる」という意味があります。つまり、物理的に何かを持ち上げる、あるいは抽象的に資金や賃金などを「立ち上げる」というイメージです。日本語で例えるなら、「勃興する」という言葉のニュアンスに近いかもしれません。何かが低い状態から高い状態へ、あるいは重要でない状態から重要な状態へ「立ち上がる」様子を表していると考えると、記憶に残りやすいでしょう。
暗記法
「raise」は単に持ち上げるだけでなく、背後には社会的な向上や反逆の物語が秘められています。中世では「raise arms」が反乱を意味し、自由を求める人々の象徴でした。現代では「raise awareness」として意識向上に使われます。子供を「raise」は人格形成を意味し、資金を「raise」は夢の実現を意味します。「raise」は物理的な上昇を超え、希望と進歩を象徴する言葉なのです。
混同しやすい単語
「raise」と「arise」はどちらも「上がる」という意味を持ちますが、「arise」は自動詞(主語が自発的に上がる)であり、「raise」は他動詞(目的語を上げる)です。発音も似ていますが、アクセントの位置が異なり、「arise」は「ライズ」にアクセントがあります。スペルも似ているため、文法的な役割の違いを理解することが重要です。例えば、「問題が起きる」は "a problem arises" であり、"raise a problem" とは言いません(「問題を提起する」という意味にはなりますが)。
「raze」は「完全に破壊する、取り壊す」という意味で、発音は「レイズ」と「raise」と全く同じです。スペルも非常に似ており、文脈から判断する必要があります。例えば、「都市を完全に破壊する」は "raze a city" となります。混同を避けるためには、文脈を注意深く読み、どのような種類の「上げる」または「破壊する」行為が記述されているかを判断する必要があります。
「raise」と「rice」は、母音と最初の子音が異なりますが、全体的な音の響きが似ているため、特にリスニング時に混同しやすいです。「rice」は「米」という意味で、スペルも似ているため、文脈を理解することが重要です。例えば、"raise your hand"(手を挙げてください)と "eat rice"(米を食べる)は、全く異なる状況で使用されます。
「rays」は「光線」という意味で、「raise」の複数形である「raises」と発音が似ています。スペルも似ており、文脈によっては意味が通じる場合もあるため、注意が必要です。例えば、「太陽光線」は "sun rays" となります。複数形かどうか、光線に関わる文脈かどうかで判断できます。
「risers」は「階段の蹴上げ」や「立ち上がる人」という意味で、「raise」の派生語である「raises」と発音が似ています。スペルも「raise」と「riser」は似ているため、混同しやすいです。建築やスポーツの文脈でよく使われるため、文脈から判断することが重要です。
「arouse」は「(感情などを)呼び起こす」という意味で、「raise」と「arise」と同様に「上がる」というニュアンスを含みます。発音も似ており、スペルも一部共通しているため、混同しやすいです。感情や関心を呼び起こす文脈で使用されることが多いため、文脈から判断することが重要です。例えば、「関心を呼び起こす」は "arouse interest" となります。
誤用例
日本語の「提起する」を直訳してraiseを使うのは不自然です。raiseは通常、物理的に何かを持ち上げたり、抽象的なものを高めたりする意味合いが強いです。ビジネスシーンやフォーマルな場では、問題や話題を『提起する』場合はbring up, pose, addressといった表現がより適切です。特にbring upは、遠慮がちに、あるいは慎重に話題を持ち出すニュアンスを含みます。日本人が英語で発言する際に、ストレートな表現を避け、間接的な言い回しを好む傾向と合致します。
raiseは他動詞として『(何かを)上げる』という意味ですが、給与や賃金に対して使う場合は、increaseがより自然です。raiseは『(資金などを)調達する』という意味で使われることが多いですが、給与が『上がる』という状態を表すにはincreaseが適切です。raise salariesとすると、会社が積極的に給与水準を『持ち上げる』というニュアンスが強くなり、やや不自然に聞こえます。日本語の『賃上げ』という言葉に引きずられてraiseを選んでしまう典型的な例です。
raiseは『育てる』という意味ですが、通常は人を育てる対象として使われます。『〜に育てる』という日本語の表現をそのまま英語にしようとすると、不自然な文になります。この場合、brought up with ...という構文を使うことで、『〜への愛情を持って育てられた』というニュアンスを表現できます。また、育てる対象が『音楽』という無生物であるため、raiseを使うと、音楽そのものを育てているような印象を与えてしまいます。文化的背景として、幼少期から自然に培われた美的感覚や価値観を表現する際には、間接的な表現が好まれます。
文化的背景
「raise」は、文字通りには「何かを持ち上げる」という意味ですが、文化的な背景においては、単に物理的な上昇だけでなく、育成、向上、そして反逆といった、より複雑な意味合いを帯びます。特に、社会的な地位や意識の向上、あるいは既存の権威に対する挑戦といった文脈で、その言葉は力強く響きます。
中世ヨーロッパにおいて、「raise arms」という表現は、文字通り武器を手に取るだけでなく、領主に対する反乱、すなわち社会秩序への挑戦を意味しました。農民たちが圧政に耐えかねて蜂起する際、「raise arms against the lord」という言葉は、単なる物理的な行動を超え、自由と尊厳を求める強い意志の表明だったのです。このイメージは、後の時代にも引き継がれ、アメリカ独立戦争やフランス革命など、抑圧された人々が立ち上がり、新たな社会を築こうとする動きの中で、「raise the flag of rebellion(反旗を翻す)」といった形で表現されました。現代においても、「raise awareness(意識を高める)」という表現は、社会的な問題に対する関心を喚起し、変革を促すための重要な手段として用いられています。
また、子供を「raise」という場合、単に育てるだけでなく、その人格や能力を向上させるというニュアンスが含まれます。親は子供を「raise」することで、社会の一員として自立し、貢献できる人間へと成長させる責任を負います。この「raise」には、愛情や教育を通じて、子供の潜在能力を引き出し、より良い未来へと導くという願いが込められています。さらに、資金を「raise」という場合も、単にお金を集めるだけでなく、その資金を使って事業を成長させたり、社会的な課題を解決したりするという目的意識が伴います。資金調達は、単なる数字の積み重ねではなく、夢や希望を実現するための手段として捉えられているのです。
このように、「raise」という言葉は、物理的な上昇だけでなく、人々の意識や社会のあり方を向上させる力強いイメージを内包しています。それは、抑圧からの解放、個人の成長、そして社会全体の進歩といった、人間の普遍的な願望と深く結びついているのです。だからこそ、「raise」は、単なる英単語を超え、文化的な象徴として、私たちの心に響き続けるのでしょう。
試験傾向
- 出題形式: 語彙問題、長文読解、リスニング
- 頻度と級・パート: 準1級・1級で頻出。2級でも長文読解で登場の可能性あり。
- 文脈・例題の特徴: アカデミックな話題から、社会問題、身近な話題まで幅広い。長文読解では抽象的な内容も。
- 学習者への注意点・アドバイス: 「raise」の基本的な意味(上げる、育てるなど)に加え、他動詞であること、自動詞「rise」との区別を徹底。名詞形「raise(賃上げ)」も重要。
- 出題形式: Part 5 (短文穴埋め)、Part 6 (長文穴埋め)、Part 7 (読解)
- 頻度と級・パート: Part 5, 6, 7で頻出。特にビジネス関連の文書でよく見られる。
- 文脈・例題の特徴: ビジネスシーン(会議、報告書、メールなど)での使用が中心。賃上げ、資金調達、問題提起などの文脈で登場。
- 学習者への注意点・アドバイス: ビジネスシーン特有の語彙と関連付けて覚える。「raise funds (資金調達)」「raise concerns (懸念を表明する)」などのコロケーションを意識。類義語の「increase」との使い分けも重要。
- 出題形式: リーディング、ライティング
- 頻度と級・パート: リーディングセクションで頻出。ライティングセクションでも使用できる。
- 文脈・例題の特徴: アカデミックな文章(科学、歴史、社会科学など)で、議論や問題提起、原因と結果などを述べる際に使われる。
- 学習者への注意点・アドバイス: アカデミックな文脈での使用に慣れる。他動詞としての用法を理解し、目的語を明確にすること。抽象的な概念(例:raise awareness, raise questions)との組み合わせも重要。
- 出題形式: 長文読解、語彙問題
- 頻度と級・パート: 難関大学ほど頻出。標準的なレベルの大学でも、長文読解で登場する可能性あり。
- 文脈・例題の特徴: 社会問題、科学技術、文化、歴史など幅広いテーマで登場。評論や説明文など、論理的な文章でよく使われる。
- 学習者への注意点・アドバイス: 文脈から意味を推測する練習が重要。多義語であるため、文脈に応じた適切な意味を判断できるようにする。「raise」を含むイディオム(例:raise a question)も覚えておくと有利。