modesty
第一音節に強勢があります。/ɒ/ は日本語の「ア」と「オ」の中間のような音で、口をリラックスさせて発音します。/ɪ/ は日本語の「イ」よりも口を少し横に引いて短く発音します。「-sty」は「スティ」と発音しますが、最後の /i/ は非常に弱く、ほとんど聞こえない程度です。
控えめさ
自分の能力や成功を誇示しない、慎み深い態度。謙虚さよりも内面的な落ち着きや節度を意味することが多い。賞賛された際に、それを素直に受け止めず、控えめな態度を示す場面で使われる。
Despite winning the top prize, the young artist showed great modesty when accepting the award.
最高の賞を受賞したにもかかわらず、その若いアーティストは賞を受け取る際に素晴らしい謙虚さを見せました。
※ この例文は、大きな成功を収めた人が、決して得意げにならず、むしろ周りに感謝しているような「控えめな態度」を描いています。'modesty' は、自分の能力や成果をひけらかさない「謙虚さ」を表現する際によく使われます。'Despite ~ing' は「〜にもかかわらず」という意味で、意外な行動を強調するのに便利です。
Even after getting a perfect score, she spoke about her achievement with modesty.
満点を取った後でさえ、彼女は自分の成果について控えめに話しました。
※ テストで満点という素晴らしい結果を出したのに、それを自慢せず、静かに話している生徒の姿が目に浮かびます。ここでの 'modesty' は、自分の能力や成果を過度に誇らない「慎み深さ」を意味します。'with modesty' のように 'with + 名詞' で「〜をもって」「〜な態度で」と、その行動の様子を表すことができます。
Her simple dress and quiet manner showed her modesty at the formal ceremony.
彼女のシンプルな服装と静かな態度は、フォーマルな式典での彼女の控えめさを示していました。
※ この例文では、フォーマルな場所で、派手すぎない服装と落ち着いた振る舞いをしている人の姿を描いています。'modesty' は、服装や行動における「慎み深さ」や「質素さ」という意味でも使われます。特に、TPO(時・場所・場合)をわきまえた、派手すぎない振る舞いや装いを表現するのに適しています。
慎み深さ
服装や言動などが上品で、性的魅力を過度に強調しないこと。特に女性に対して用いられることが多い。公共の場での振る舞いや、露出を控えた服装などを指す。
Even after winning the first prize, she showed great modesty.
一等賞を取った後でさえ、彼女は素晴らしい慎み深さを見せました。
※ 誰もが注目する中で、彼女が偉ぶらず、むしろ周りに感謝するような控えめな態度を取っている情景です。成功した人が謙虚な態度を示すのは、とても好意的に受け止められます。『show modesty』は「慎み深さを見せる」という、よく使われる表現です。
Her modesty makes her popular among her friends.
彼女の慎み深さは、友達の間で彼女を人気者にしています。
※ 彼女が自分の才能や成果をひけらかさず、周りの人たちを尊重するような謙虚な態度を取ることで、多くの友達に慕われている様子です。日本では特に、この『慎み深さ』は美徳とされ、人との関係を良好に保つ上でとても大切にされます。
Despite his deep knowledge, he always speaks with modesty.
深い知識があるにもかかわらず、彼はいつも慎み深く話します。
※ 彼はとても深い知識を持っているのに、それをひけらかしたり、他人を見下したりせず、常に控えめで丁寧な話し方をする情景です。『with modesty』は『慎み深く』という意味で、動詞を修飾する際によく使われる表現です。知識があっても謙虚な人は、尊敬されますね。
コロケーション
見せかけの謙虚さ、わざとらしい謙遜
※ 「affected」はここでは「不自然な」「作為的な」という意味で、本心からではなく、他人からの評価を意識して謙虚さを装う態度を指します。例えば、本当は自慢したいのに、それを隠して謙遜するような場合に使われます。ビジネスシーンや社交の場で、皮肉を込めて使われることもあります。
ふさわしくない謙虚さ、過度な謙遜
※ 本来なら自信を持って主張すべき場面で、必要以上に謙遜してしまうことを指します。「unbecoming」は「ふさわしくない」という意味で、能力や実績がある人が、それを隠すように謙遜することで、かえって周囲を不安にさせたり、機会を逃したりする状況を指します。ビジネスシーンで、自己PRが苦手な人が陥りやすい状況です。
謙虚さのベール、謙遜という覆い
※ 「veil」は「覆い」「隠し」という意味で、自分の才能や実績を謙虚さで覆い隠す様子を比喩的に表現します。例えば、成功した人が、その成功を鼻にかけることなく、謙虚な態度で接することで、周囲からの好感を得るような状況を表します。文学的な表現で、やや古風な印象を与えることもあります。
(ふさわしい)謙虚さをもって
※ 行動や発言の態度を表す際に使われます。例えば、「He accepted the award with becoming modesty.(彼はふさわしい謙虚さをもって賞を受け取った)」のように使います。「becoming」を省略することも可能ですが、含めることで、より適切な謙虚さであることを強調できます。フォーマルな場面でよく使われます。
偽りの謙虚さ、見せかけの謙遜
※ "feigned" は「見せかけの」「偽りの」という意味で、実際にはそう思っていないのに、謙虚なふりをする様子を表します。"affected modesty" と似ていますが、"feigned" はより意図的な欺瞞のニュアンスを含みます。例えば、自分の能力を隠して他人を油断させようとする場合などに使われます。皮肉や批判的な意味合いで用いられることが多いです。
謙虚さを捨てる、遠慮をなくす
※ "discard" や "shed" は「捨てる」「脱ぎ捨てる」という意味で、これまで持っていた謙虚さを手放し、率直に自己主張したり、大胆に行動したりすることを表します。自己変革や成長の過程で、積極的に行動するために遠慮を捨てる、といった文脈で使われます。例えば、これまで控えめだった人が、リーダーシップを発揮するために謙虚さを捨てる、といった状況です。
使用シーン
学術論文や研究発表で、研究結果の限界や解釈の慎重さを示す際に使われる。「本研究にはいくつかの限界があり、結果の解釈には謙虚さ(modesty)が求められる」のように、客観性と誠実さを示す文脈で用いられる。
ビジネスシーンでは、自己評価や実績報告において、過度な自己主張を避け、謙虚な姿勢を示すために用いられることがある。「プロジェクトの成功はチーム全体の努力の賜物であり、私自身の貢献は微々たるものです(I accept the success with modesty)」のように、協調性やチームワークを重視する姿勢を示す際に使われる。
日常会話ではあまり使われないが、著名人がインタビューで成功の秘訣を尋ねられた際に、「運が良かっただけです」と謙遜する場面などで見られる。「彼女は成功を鼻にかけることなく、常に謙虚だ(She always displays modesty despite her success)」のように、内面の美徳や人格を評価する文脈で用いられることがある。
関連語
類義語
謙虚さ、控えめさ。自分の能力や業績を過小評価する、あるいはそれらを誇示しない態度を指す。宗教的、精神的な文脈で使われることも多い。 【ニュアンスの違い】modestyが外面的な控えめさを指すのに対し、humilityは内面的な謙虚さ、自己認識の深さを伴う。より精神的、道徳的な意味合いが強い。 【混同しやすい点】modestyは賞賛や成功に対する反応として現れることが多いが、humilityはより根源的な性格特性を指す。状況によって使い分ける必要があり、日本語の『謙虚』と『謙遜』の違いに近い。
遠慮、慎み深さ。感情や意見を控えめに表現する態度。フォーマルな場面や、相手との距離を保ちたい場合に用いられる。 【ニュアンスの違い】modestyが自分の能力や成功を控えめにすることであるのに対し、reserveは感情や意見を控えめにすることに重点を置く。より形式的で、感情を抑制するニュアンスがある。 【混同しやすい点】reserveは名詞として『蓄え』『予備』の意味も持つため、文脈によって意味を区別する必要がある。また、感情表現の抑制を意味する際は、しばしばフォーマルな状況で使われる。
- unassumingness
気取らないこと、控えめな態度。目立とうとせず、自然体でいることを指す。肯定的な意味合いで使われることが多い。 【ニュアンスの違い】modestyと似ているが、unassumingnessはより自然体で、作為のない控えめさを意味する。modestyが意識的な抑制であるのに対し、unassumingnessは性格的な要素が強い。 【混同しやすい点】unassumingnessは比較的フォーマルな単語であり、日常会話ではあまり使われない。また、形容詞形の『unassuming』は外見や態度が控えめであることを表す。
礼儀正しさ、上品さ。社会的に受け入れられる行動や態度を指す。道徳的な意味合いも含む。 【ニュアンスの違い】modestyが自己評価の控えめさであるのに対し、decencyは他者への配慮や社会規範の遵守を意味する。より広い意味での品位や礼儀正しさを表す。 【混同しやすい点】decencyは服装や言葉遣いなど、外面的な要素にも使われる。modestyが内面的な謙虚さを指すのに対し、decencyは社会的なマナーやエチケットに関連する。
質素さ、簡素さ。贅沢を避け、必要最低限のもので満足する態度。生活様式やデザインなど、幅広い分野で使われる。 【ニュアンスの違い】modestyが自分の能力や成功を控えめにすることであるのに対し、simplicityは生活様式や趣味嗜好における質素さを意味する。物質的な豊かさを求めない態度を表す。 【混同しやすい点】simplicityは必ずしも謙虚さを意味するわけではない。単に質素な生活を好む場合もある。modestyは人間関係や社会的な文脈で使われることが多いのに対し、simplicityはより個人的な価値観やライフスタイルに関連する。
- self-effacement
自己を消すこと、控えめにすること。自分の存在や意見を極力目立たせないようにする態度。しばしばネガティブな意味合いで使われる。 【ニュアンスの違い】modestyが控えめながらも肯定的な意味合いを持つことが多いのに対し、self-effacementは過剰な自己抑制を意味し、自己否定的なニュアンスを含むことがある。自己犠牲的な態度と関連付けられることもある。 【混同しやすい点】self-effacementはしばしば消極的な性格特性と見なされる。modestyが社会的に好ましいとされるのに対し、self-effacementは自己肯定感の低さを示す場合がある。
派生語
- immodest
『謙虚でない』という意味の形容詞。『modest(謙虚な)』に否定の接頭辞『im-』が付いたもの。自己主張が強く、遠慮のない態度を表す。日常会話でも使われるが、ややフォーマルな響きを持つ。
- modestly
『謙虚に』という意味の副詞。『modest(謙虚な)』に副詞化する接尾辞『-ly』が付いたもの。行動や発言の様子を表す際に用いられ、ビジネスシーンやフォーマルな場面で特に適している。例えば、『彼はmodestly成功を語った』のように使う。
『適度な』『穏やかな』という意味の形容詞または動詞。元々は『度を越さない』という意味合いで、modestyの語源であるラテン語の『modus(尺度)』と関連がある。気候、意見、行動など、さまざまな対象に対して用いられ、日常会話からビジネス、学術的な文脈まで幅広く使われる。
反意語
『傲慢』『横柄』という意味の名詞。modesty(謙虚さ)とは対照的に、自己の能力や価値を過大評価し、他人を見下す態度を表す。日常会話だけでなく、文学作品や社会評論など、幅広い文脈で使用される。
『虚栄心』『うぬぼれ』という意味の名詞。外見や業績など、表面的なことに過剰な価値を置き、他人からの賞賛を求める心理状態を指す。modesty(謙虚さ)とは対照的に、自己顕示欲が強い状態を表し、文学作品や心理学の分野でよく用いられる。
- boastfulness
『自慢好き』『大言壮語』という意味の名詞。自分の業績や能力を誇張して語る傾向を指し、modesty(謙虚さ)とは正反対の態度を示す。日常会話で使われることが多いが、否定的なニュアンスを含むため、注意が必要である。
語源
「modesty(控えめさ、慎み深さ)」は、ラテン語の「modestus(節度のある、適度な)」に由来します。この「modestus」は、「modus(尺度、方法、限度)」という語を語源としています。「modus」は、物事の適切な量や範囲、つまり「ほどほど」を示す言葉です。例えば、料理で調味料を「適量」加えるように、何かを行う際の「適切な方法」や「限度」を意味します。したがって、「modesty」は、自分の能力や業績を誇示せず、適切な範囲内で行動する態度、つまり「ほどほど」をわきまえている状態を表します。日本語の「謙虚」や「慎み」といった言葉と近いニュアンスを持ち、自己を過大評価せず、控えめな態度を保つことを意味します。
暗記法
「modesty(謙虚さ)」は、時代と共に意味を変えてきました。ヴィクトリア朝時代には女性の美徳とされ、純潔さの象徴でしたが、社会進出を阻む側面も。フェミニズム運動以降は、自己表現を抑圧するものとして批判も浴びました。現代では、自己肯定感を持ちつつ、他者への配慮を忘れないバランスが重要視されます。謙虚さは美徳である一方、過度な謙遜は自信のなさの表れとも。この言葉の歴史を知ることは、多様な価値観を理解する鍵となるでしょう。
混同しやすい単語
『modesty』と『modify』は、最初の部分が同じで、語尾が異なるため、発音とスペルが混同されやすいです。'modify' は『修正する』という意味の動詞であり、品詞も意味も異なります。日本人学習者は、動詞と名詞の違いを意識し、文脈から判断することが重要です。接尾辞 '-fy' は『〜にする』という意味合いを持ち、動詞を作る際に使われることが多いです。
『modesty』と『modestly』は、スペルが非常に似ており、意味も関連しているため、混同しやすいです。'modestly' は『謙虚に』という意味の副詞であり、品詞が異なります。日本人学習者は、名詞と副詞の違いを意識し、文脈から判断することが重要です。副詞は動詞や形容詞を修飾する役割を持ちます。
『modesty』と『majesty』は、語尾の '-esty' が共通しているため、スペルが混同されやすいです。'majesty' は『威厳』という意味の名詞であり、意味も異なります。日本人学習者は、語頭が異なることを意識し、単語全体を注意深く見ることが重要です。'-esty' は抽象名詞を作る接尾辞の一つです。
『modesty』と『honesty』は、どちらも抽象的な性質を表す名詞であり、語尾が '-esty' で終わるため、スペルが混同されやすいです。'honesty' は『正直さ』という意味であり、意味も異なります。日本人学習者は、それぞれの単語が表す概念を明確に区別することが重要です。どちらも重要な徳目ですが、意味合いは大きく異なります。
『modesty』と『commodity』は、語頭の音と文字が似ており、スペルも長いため、全体的に混同されやすいです。 'commodity' は『商品』という意味の名詞であり、意味も品詞も異なります。日本人学習者は、単語の長さや音の類似性に惑わされず、単語全体を注意深く見ることが重要です。また、'modest'(謙虚な)と 'modesty'(謙虚さ)のように、形容詞と名詞の関係になっている単語をセットで覚えるのも有効です。
『modesty』と『mortality』は、語尾の音と文字の並びが似ているため、特に発音時に混同される可能性があります。'mortality' は『死亡率』や『死すべき運命』という意味の名詞で、意味が大きく異なります。日本人学習者は、語頭の音と文字が大きく異なることを意識し、単語全体を注意深く発音することが重要です。
誤用例
日本語の『謙遜』を直訳して『modesty』を使うと、相手によっては不適切になる場合があります。『modesty』は一般的に、自分の能力や業績を控えめに語る態度を指しますが、目上の人に対する敬意や慎みを表すニュアンスは弱いです。大統領のような相手には、『deference』(敬意、従順)を使う方が、相手への敬意を示すニュアンスがより伝わります。日本人が『謙譲の美徳』を重視するあまり、相手や状況に合わせた適切な表現を選ぶという視点が抜け落ちやすいことが原因です。
この文脈では、『modesty』よりも『grace』(優雅さ、上品さ)がより適切です。『modesty』は内面の感情を抑えるニュアンスが強く、受賞の喜びを表現する場面には少し硬すぎます。一方、『grace』は、喜びや興奮を抱えつつも、それを上品に表現する様子を表すのに適しています。日本人が『謙遜』を美徳とするあまり、感情表現を控えめにする傾向がありますが、英語では状況に応じて感情を適切に表現することが重要です。特に、公の場では、喜びを隠すよりも、それを上品に表現する方が好まれる場合があります。
『modesty』は名詞であり、抽象的な概念を指します。人を形容する場合には、形容詞形の『modest』を使うのが自然です。この誤用は、日本語の『〜の』という表現を直訳しようとする際に起こりやすいです。英語では、名詞を形容詞的に使う場合もありますが、形容詞が存在する場合はそちらを使うのが一般的です。例えば、『彼は謙虚さの人だ』という日本語を直訳しようとしてしまうと、このような誤りが起こりやすくなります。
文化的背景
「modesty(謙虚さ、慎み深さ)」は、しばしば内面の美徳、自己抑制の象徴として称えられてきました。しかし、その文化的意義は時代や社会構造によって大きく変化し、時には女性の抑圧や社会的な不平等を正当化する道具として利用されてきた歴史も持ち合わせています。
ヴィクトリア朝時代のイギリスにおいて、modestyは女性の理想像を形成する上で重要な役割を果たしました。女性は控えめで、慎み深く、家庭的であることが美徳とされ、公の場での発言や自己主張は慎むべきだと考えられていました。この時代、女性のmodestyは、彼女たちの純潔さや道徳心の証として社会的に高く評価され、結婚市場における価値を高める要素でもありました。しかし、この理想像は、女性の社会進出を阻害し、彼女たちの可能性を狭める要因ともなりました。文学作品においても、ジェーン・オースティンの作品などに、modestyを美徳とする女性像が描かれる一方で、その裏に潜む社会的な制約や葛藤も垣間見ることができます。
20世紀以降、特にフェミニズム運動の高まりとともに、modestyに対する批判的な視点が強まりました。女性たちは、自己表現の自由を求め、modestyという名の抑圧からの解放を訴えました。現代社会においては、modestyは依然として美徳の一つとして認識されていますが、その意味合いは大きく変化しています。自己肯定感や自信を持ちながらも、他者への配慮や謙虚さを忘れない、バランスの取れた態度が重視されるようになっています。また、過度な謙遜は、自己評価の低さや自信のなさの表れと見なされることもあり、自己主張とのバランスが重要視されています。
このように、modestyは時代や社会構造によって様々な意味合いを持ち、時には肯定的に、時には否定的に捉えられてきました。現代社会においては、自己肯定感と他者への配慮、自己主張と謙虚さのバランスを保ちながら、modestyをどのように表現するかが重要な課題となっています。この言葉の文化的背景を理解することは、他者とのコミュニケーションを円滑にし、多様な価値観を受け入れる上で不可欠な要素と言えるでしょう。
試験傾向
準1級、1級の語彙問題で出題される可能性あり。長文読解で文脈から意味を推測させる問題も考えられる。会話文では、謙虚さを表すニュアンスで使われることも。注意点としては、名詞の'modesty'だけでなく、形容詞'modest'の使い方も確認しておくこと。類義語の'humility'とのニュアンスの違いも理解しておくと良い。
Part 5(短文穴埋め)で、文法・語彙問題として出題される可能性は低い。Part 7(長文読解)で、間接的に意味を問われる可能性はあるが、頻度は高くない。ビジネスシーンでの使用例としては、控えめな態度や成果を過度に誇張しない姿勢などを表す場合がある。ただし、TOEICではより直接的なビジネス語彙が優先される傾向があるため、優先順位は低い。
アカデミックな文章で、間接的に登場する可能性はある。例えば、研究の限界を述べる際に、研究者の謙虚さを示す文脈で使用される場合など。ただし、TOEFLではより専門的な語彙が重視されるため、直接的な出題頻度は高くない。リーディングセクションで、文脈から意味を推測する必要があるかもしれない。ライティングセクションで、自分の意見を述べる際に、過度な主張を避けるために使用できる。
難関大学の長文読解で、テーマに関連する語彙として登場する可能性がある。文脈から意味を推測させる問題や、内容説明問題で間接的に問われることが多い。'modest'(形容詞)の形で、建物の規模や才能などを表す場合もある。関連語として、'immodest'(不遜な)も覚えておくと、対義語として理解を深めることができる。