irrefutable
第一強勢は「フュ」にあります。/ɪ/ は日本語の「イ」よりも曖昧で弱く、口をあまり開けずに発音します。/r/ は舌を丸める音で、次の母音に繋がるように意識しましょう。/ˈfjuː/ の 'j' は日本語の「ヤ行」の子音に近い音です。最後の '-able' は曖昧母音で弱く発音します。
覆せない
議論や証拠によって、絶対に否定できない、反論の余地がないほど明白であることを意味します。法廷や学術的な文脈で、証拠や事実が非常に強力で疑うことができない場合に使われます。単に「明白な」よりも強い確信度合いを示します。
After many experiments, the scientist found irrefutable proof for his new theory.
多くの実験の後、その科学者は自分の新しい理論に対する覆せない証拠を見つけました。
※ この例文は、科学者が長い努力の末に、誰もが納得せざるを得ない確固たる証拠を発見した情景を描いています。科学論文や学術的な議論で「irrefutable proof(覆せない証拠)」や「irrefutable evidence(覆せない根拠)」という表現は非常によく使われます。物事が論理的に完璧で、反論の余地がない状態を表す典型的な使い方です。
The detective finally found irrefutable evidence that solved the old mystery.
探偵はついに、その古い謎を解決する覆せない証拠を見つけました。
※ この例文は、長年未解決だった事件や謎が、決定的な証拠の発見によって一気に解決に向かうドラマチックな場面を想像させます。「irrefutable evidence」は、特に法廷や犯罪捜査の文脈で「疑いようのない証拠」「動かせない証拠」という意味で頻繁に登場します。探偵や警察官が確信を持って事件を解決する際に使われる典型的な表現です。
His kindness was irrefutable; he always helped everyone around him.
彼の優しさは覆せないものでした。彼はいつも周りのみんなを助けていたからです。
※ この例文は、人の性格や行動が「疑いようのないほど明らかである」という状況を示しています。単なる主観ではなく、具体的な行動(いつも周りの人を助けること)が、その人の優しさが確かなものであることを裏付けています。このように、抽象的な概念(優しさ、正直さなど)が、具体的な事実によって「覆せない」と表現されることもよくあります。日常生活で、人の本質を語る際に使われる自然な表現です。
絶対的な
疑いの余地がないほど確実で、議論の対象にならない状態を指します。人の意見や感情ではなく、客観的な事実や証拠に基づいているニュアンスがあります。例えば、科学的な実験結果や数学的な証明などに対して使われます。
The new study provided irrefutable evidence that climate change is happening.
その新しい研究は、気候変動が起きているという反論の余地のない証拠を示した。
※ 科学者たちが最新の研究結果を前に、その確実性に深く頷いている情景を想像してください。「irrefutable evidence」は「動かせない証拠」という意味で、ニュースや学術論文でよく使われる非常に典型的な組み合わせです。
Her calm reaction was irrefutable proof that she knew everything about the plan.
彼女の冷静な反応は、彼女がその計画について全てを知っていたという動かせない証拠だった。
※ 友人が何かを隠していると思っていたけれど、ある瞬間の彼女の落ち着き払った態度を見て、「やっぱり知っていたんだ!」と確信した場面です。「irrefutable proof」は「確固たる証明」という意味で、人の行動や状況から事実を強く確信する際に使えます。
His presentation included an irrefutable point that nobody could argue against.
彼のプレゼンテーションには、誰も反論できない絶対的な論点が含まれていた。
※ 会議室で、発表者が完璧な論理を提示し、聴衆が「これはもう反論できない…」と納得している様子を描いています。「irrefutable point」は「議論の余地のない論点」という意味で、ビジネスや議論の場で、説得力のある意見や事実を述べる際によく使われます。
コロケーション
反論の余地がない証拠
※ 最も一般的かつ典型的なコロケーションです。法律、科学、報道など、客観性と論理性が重視される文脈で頻繁に使われます。単に『証拠』と言うよりも、その証拠が非常に強力で、議論の余地がないほど明白であることを強調します。例えば、裁判で有罪を証明する決定的証拠、科学研究で仮説を裏付ける揺るぎないデータなどを指します。形容詞+名詞の組み合わせの典型例です。
絶対的な証明
※ 'evidence' と同様に、論駁不可能な証拠を意味しますが、'proof' はより数学的、論理的な厳密さを伴うニュアンスがあります。例えば、数学の定理の証明、論理学の推論の正当性など、疑いの余地がない完全な証明を指す場合に使われます。ビジネスシーンでも、市場調査データなどを用いて、新製品の成功を『絶対的に証明する』といった場合に用いられます。
反論できない議論、絶対的な議論
※ 議論や主張が論理的に完璧で、反論の余地がないことを意味します。哲学、倫理学、政治学などの分野で、ある立場を擁護する際に用いられます。単に『強い議論』と言うよりも、その議論が論理的に無敵であることを示唆します。例えば、ある政策の正当性を主張する際に、その政策が倫理的に正しいことを示す揺るぎない論拠として提示されます。
反論の余地がない論理
※ 論理展開に矛盾がなく、完璧であることを意味します。数学、コンピュータサイエンス、哲学などの分野で、ある理論やシステムの正当性を評価する際に用いられます。単に『論理的』と言うよりも、その論理が絶対的に正しいことを強調します。例えば、あるアルゴリズムの効率性を証明する際に、そのアルゴリズムが最適な解を導き出すことを示す揺るぎない論理として提示されます。
反論の余地のない証拠を提示する
※ 動詞 'present' と組み合わせることで、証拠を提示する行為自体を強調します。法廷や会議など、証拠を提示する場面でよく使われます。単に『証拠を示す』と言うよりも、提示された証拠が非常に強力で、相手を圧倒するほどであることを示唆します。例えば、弁護士が被告の無罪を証明するために、決定的な証拠を提示する場面などが挙げられます。
反論の余地のない証拠となる
※ いくつかの要素が組み合わさって、絶対的な証明を構成することを意味します。主にフォーマルな文脈で使用され、学術論文や法律文書などで見られます。例えば、複数の証拠が積み重なって、ある仮説を揺るぎなく証明する状況などを表します。
反論の余地がない事例、絶対的な事例
※ 特定の状況や事件が、議論の余地がないほど明白であることを意味します。法律、ビジネス、倫理などの分野で、ある主張や判断の正当性を裏付ける際に用いられます。例えば、ある企業の不正行為が明らかになった場合に、それが『反論の余地がない事例』として認識されることがあります。形容詞+名詞の組み合わせで、特に客観的な事実に基づいていることを強調します。
使用シーン
学術論文や研究発表で、議論の正当性や証拠の強さを強調する際に用いられます。例えば、「その研究結果は、既存の理論を覆すirrefutableな証拠を示している」のように、客観的で議論の余地がない事実を示す文脈で使用されます。文語的で、客観性を重視する学術的な文体に適しています。
ビジネスシーンでは、契約書や法的文書、重要な会議の議事録などで、誤解の余地がない明確さを求められる場合に限定的に使用されます。例:「提示されたデータは、プロジェクトの成功をirrefutableに示している」のように、決定的な根拠を示す際に使われます。フォーマルな文脈で、やや硬い印象を与えるため、日常的なビジネス会話ではあまり用いられません。
日常会話ではほとんど使用されませんが、ニュース記事やドキュメンタリー番組などで、議論の余地がない事実や証拠を強調する際に用いられることがあります。例:「DNA鑑定の結果は、彼の犯行をirrefutableに証明した」のように、強い確信や否定できない事実を伝える文脈で見られます。やや大げさな印象を与える可能性があるため、カジュアルな会話には不向きです。
関連語
類義語
- incontrovertible
議論の余地がない、明白な証拠に基づいて否定できないことを意味する。学術的な文脈や法的な議論でよく用いられる。 【ニュアンスの違い】"irrefutable"と同様に、議論の余地がないことを強調するが、よりフォーマルで客観的な印象を与える。感情的な要素は少ない。 【混同しやすい点】日常会話では"irrefutable"よりも使用頻度が低い。また、"incontrovertible"は、証拠や論理に基づいていることを強く示唆する。
議論の余地がない、疑う余地がないことを意味する。幅広い文脈で使用され、ビジネス、ニュース、日常会話などでも見られる。 【ニュアンスの違い】"irrefutable"よりもややカジュアルで、主観的な判断が含まれる余地がある。必ずしも厳密な証拠に基づいているとは限らない。 【混同しやすい点】"indisputable"は、単に誰も反論しない、あるいは反論する気がないという意味合いを含むことがある。証拠の強さよりも合意の有無に焦点が当たる場合がある。
- unquestionable
疑う余地がない、確実であることを意味する。道徳的な判断や、権威のある人物・組織の決定など、絶対的な信頼が前提となる状況で使われる。 【ニュアンスの違い】"irrefutable"よりも主観的で、客観的な証拠よりも信念や信頼に基づいている。「疑うこと自体が不適切」というニュアンスを含む。 【混同しやすい点】客観的な証拠に基づくのではなく、社会的、文化的な規範や価値観に根ざしている場合がある。議論の余地がないというよりも、議論すべきでないという含みを持つ。
否定できない、明白であることを意味する。感情的な状況や個人的な経験など、主観的な事実を強調する際に用いられる。 【ニュアンスの違い】"irrefutable"よりも感情的で、個人的な経験や感覚に基づいていることが多い。客観的な証拠よりも、個人の認識に訴えかける。 【混同しやすい点】客観的な証拠がなくても、個人の感情や経験に基づいて「否定できない」と感じる場合がある。客観性よりも主観性が重視される。
- unassailable
攻撃できない、反論できないことを意味する。比喩的に、議論や立場が非常に強く、批判を受け付けないことを表す。軍事的な文脈や、競争の激しい状況で用いられる。 【ニュアンスの違い】"irrefutable"と同様に、反論の余地がないことを意味するが、より攻撃的なニュアンスを持つ。防御的な立場を強調し、反論を許さない強固さを示す。 【混同しやすい点】議論の正しさだけでなく、議論の強さや防御力に焦点が当たる。批判を封じ込めるような印象を与えることがある。
決定的である、最終的な証拠であることを意味する。調査や実験の結果など、議論を終わらせる力を持つ証拠を指す。 【ニュアンスの違い】"irrefutable"が議論の余地がないことを意味するのに対し、"conclusive"は議論を終わらせる力を持つ証拠そのものを指す。調査や実験などの結果に用いられる。 【混同しやすい点】"conclusive"は証拠自体を指し示す言葉であり、議論の余地がないという状態を表す"irrefutable"とは異なる。証拠の種類や質に焦点が当たる。
派生語
『反論する』という意味の動詞。ラテン語の『re-(反対に)』+『futare(打ち負かす)』が語源。議論や主張を論破する際に用いられ、学術論文や報道記事でよく見られる。名詞形はrefutation(反論)。
- refutable
『反論可能な』という意味の形容詞。『refute』に『-able(〜できる)』が付加された形。主張や理論が反証される可能性があることを示し、学術的な文脈で使われることが多い。反意語はirrefutable。
- refutation
『反論』という意味の名詞。『refute』から派生し、具体的な反論行為やその内容を指す。学術論文、法廷、議論など、形式ばった文脈で使用される頻度が高い。単なる否定ではなく、論理的な根拠に基づいた反論を意味する。
反意語
- tenable
『擁護できる』『支持できる』という意味の形容詞。『irrefutable』が絶対的な正しさを主張するのに対し、『tenable』は論理的に支持可能であることを意味する。学術的な議論や政策提言などで、ある立場が擁護可能であることを示す際に用いられる。
『疑わしい』という意味の形容詞。『irrefutable』が疑いの余地がないことを示すのに対し、『dubious』は根拠が薄弱で疑念を抱かせることを意味する。日常会話からビジネスシーン、学術論文まで幅広く用いられ、信憑性や妥当性に疑問がある場合に用いられる。
『議論の余地がある』という意味の形容詞。『irrefutable』が議論の余地がないほど明白であることを示すのに対し、『debatable』は複数の解釈や意見が存在し、議論を通じて結論を導き出す必要があることを意味する。政治、社会問題、倫理など、意見が分かれる問題について用いられる。
語源
"irrefutable"は、「覆せない」「絶対的な」という意味を持つ英単語です。その語源はラテン語に遡ります。まず、接頭辞 "ir-" は否定を表し、「〜でない」という意味を持ちます。これは、例えば "irregular"(不規則な)の "ir-" と同じです。次に、語幹の "refutable" は、「反駁(はんばく)できる」「論破できる」という意味です。これは "refute"(反駁する、論破する)という動詞から派生しています。さらに、"refute" はラテン語の "refutare"(押し返す、打ち破る)に由来し、"re-"(再び、反対に)と "futare"(打つ)から構成されています。つまり、全体として "irrefutable" は、「再び打つことができない」→「反論できない」「覆せない」という意味合いになります。日本語で例えるなら、「議論の余地がない」といったニュアンスに近いでしょう。
暗記法
「反論不能」は、単なる論理を超え、社会通念や権威への挑戦を意味します。ガリレオの地動説は、教会権力にとって反論不能な脅威でした。奴隷制度廃止運動における非人道性の証拠も同様です。反論不能な真実は、変革の原動力となる一方、抵抗も招きます。現代では、気候変動の科学データがそうであるように、何が反論不能かは、客観的事実だけでなく、人々の価値観にも左右されます。真実の力を象徴する、重みのある言葉なのです。
混同しやすい単語
発音が似ており、特に接頭辞 'ir-' の部分と、語尾の '-cible' と '-ducible' の部分が混同されやすい。'irrefutable' は『反論できない』という意味だが、'irreducible' は『削減できない』『単純化できない』という意味。品詞はどちらも形容詞。注意点として、文脈から意味を判断することが重要。語源的には、'refute'(反論する)と 'reduce'(削減する)という異なる動詞から派生している。
'refutable' と 'reputable' はスペルが似ており、接頭辞 'ir-' の有無が大きな違い。'irrefutable' は否定的な意味(反論できない)だが、'reputable' は肯定的な意味(評判の良い)。品詞はどちらも形容詞。注意すべき点は、'ir-' が付くと意味が反転すること。語源的には、'repute'(評判)という名詞から派生しており、'ir-' が付くことで否定の意味になるわけではない。
'irrefutable' と 'refutable' は、接頭辞 'ir-' の有無のみが異なる。'irrefutable' は『反論できない』だが、'refutable' は『反論できる』という意味。品詞はどちらも形容詞。日本人学習者は、'ir-' が付くことで意味が反転することを意識する必要がある。語源的には、'refute'(反論する)という動詞から派生しており、'ir-' が付くことで否定の意味になる。
語尾の '-flatable' の部分が、'-futable' と似ているため、発音やスペルで混同しやすい。'irrefutable' は『反論できない』という意味だが、'inflatable' は『空気で膨らませられる』という意味。品詞はどちらも形容詞。注意点として、'inflate'(膨らませる)という動詞を知っておくと、意味の区別が容易になる。語源的には、'inflate'(膨らませる)という動詞から派生している。
接頭辞 'im-' と 'ir-'、語尾 '-utable' と '-utable' の類似性から、スペルと発音の両方で混同しやすい。『不変の』という意味で、意味もやや抽象的で紛らわしい。'irrefutable' は議論や証拠に対して使い、'immutable' は性質や原則に対して使うことが多い。語源的には、'mutate'(変化する)という動詞に否定の接頭辞 'im-' がついたもの。
接頭辞 'in-' と 'ir-'、語尾 '-ible' と '-able' の類似性から、スペルと発音の両方で混同しやすい。『絶対に誤らない』という意味で、意味もやや抽象的で紛らわしい。両方とも否定的な意味合いを含むため、文脈によっては誤って使用される可能性がある。語源的には、'fallible'(誤りやすい)に否定の接頭辞 'in-' がついたもの。
誤用例
日本語の「反論できない証拠は彼を反論できない存在にした」という直訳的な発想から生まれる誤用です。形容詞である"irrefutable"は証拠などを修飾するのに適していますが、人を直接修飾するのには不自然です。ここでは、証拠によって彼の罪が否定できない状態になった、というように、状態を表す表現を使うのが適切です。日本人は主語を人間にして文を組み立てがちですが、英語では状態や状況を主語にすることが自然な場合が多いです。
"irrefutable"は主に客観的な証拠や事実に対して用いられ、「議論の余地がない」という意味合いを持ちます。主観的な意見(opinion)に対して使うと、その意見が絶対的に正しいかのような印象を与え、傲慢に聞こえる可能性があります。議論の余地のない主張(argument)という客観的な根拠に基づいた意見であれば適切です。日本人は「意見」を尊重する文化がありますが、英語圏では客観的な根拠に基づいた議論がより重視される傾向があります。
"irrefutable"は「反論できない」という意味ですが、「〜せざるを得ない」という感情を表すのには不適切です。この文脈では、「申し出を受け入れざるを得ない気持ちだった」というように、強制的なニュアンスを表す"compelled"を使うのが適切です。日本人は「反論できない=受け入れるしかない」と考えがちですが、英語では感情と論理を区別して表現します。また、"irrefutable"は形容詞であり、人が感情を抱く対象としては不自然です。
文化的背景
「irrefutable(反論できない)」という言葉は、単なる論理的証明を超え、しばしば権威、信念体系、あるいは社会通念といった、人々の根深い価値観や認識構造に挑戦する際に用いられます。それは、既存の秩序を揺るがしかねない、強烈なインパクトを持つ真実を指し示す言葉なのです。
この言葉が持つ重みは、歴史的な文脈の中でより深く理解できます。たとえば、科学革命の時代、ガリレオ・ガリレイが地動説を唱えた際、彼の主張は当時の教会権力にとって「irrefutable」な脅威でした。なぜなら、それは単なる天文学上の理論ではなく、神が創造した宇宙の中心に人間を置くという、長年の信念体系を根底から覆すものだったからです。同様に、奴隷制度廃止運動において、奴隷制度の非人道性を訴える証拠が「irrefutable」になればなるほど、それは経済的利益に固執する人々にとって許容できないものでした。つまり、「irrefutable」な真実は、しばしば既存の権力構造や社会規範と衝突し、変革の原動力となる一方で、抵抗勢力からの激しい反発を招く可能性も孕んでいるのです。
現代においても、「irrefutable」な証拠は、政治的な議論、科学的な論争、あるいは個人的な人間関係において、重要な役割を果たします。しかし、注意すべきは、何が「irrefutable」であるかは、必ずしも客観的な事実のみによって決定されるわけではないということです。人々の先入観、価値観、あるいは利害関係が、証拠の解釈に影響を与え、ある人にとっては「irrefutable」な事実が、別の人にとっては無視できるものとなることもありえます。例えば、気候変動に関する科学的なデータは、「irrefutable」な証拠として提示されることがありますが、経済的な理由や政治的な立場から、その影響を否定する人々も存在します。
「irrefutable」という言葉は、真実の力を象徴する一方で、その解釈の多様性と、社会的なコンテクストにおける複雑さを私たちに意識させます。それは、単なる事実の提示ではなく、既存の価値観や権力構造に対する挑戦であり、変革の可能性と抵抗の可能性を同時に秘めた、重みのある言葉なのです。
試験傾向
準1級以上で語彙問題や長文読解で出題される可能性があります。1級ではエッセイの記述にも役立ちます。
1. **出題形式**: 語彙問題、長文読解
2. **頻度と級・パート**: 準1級〜1級。長文読解や語彙問題でまれに出題
3. **文脈・例題の特徴**: 社会問題、科学、環境問題など、論説的な文章で使われることが多い。
4. **学習者への注意点・アドバイス**: 「irrefutable evidence(反論できない証拠)」のように名詞を修飾する形でよく使われます。接頭辞「ir-」が否定の意味を持つことを理解しておきましょう。
TOEICでは、主にPart 7の長文読解で登場する可能性がありますが、頻度は高くありません。
1. **出題形式**: 長文読解
2. **頻度と級・パート**: Part 7でまれに出題
3. **文脈・例題の特徴**: 契約書、報告書、ビジネスレターなど、フォーマルなビジネスシーンで使われる可能性があります。
4. **学習者への注意点・アドバイス**: ビジネスの文脈では、「議論の余地がない」「明白な」といった意味合いで使われることが多いです。類義語である「indisputable」と合わせて覚えておくと良いでしょう。
TOEFL iBTのリーディングセクションで頻出の単語です。アカデミックな文章でよく使われます。
1. **出題形式**: リーディング
2. **頻度と級・パート**: リーディングセクションで頻出
3. **文脈・例題の特徴**: 歴史、科学、社会科学など、アカデミックな文章で、議論や主張を補強する際に使われることが多い。
4. **学習者への注意点・アドバイス**: TOEFLでは、パラフレーズ(言い換え)で問われることが多いので、類義語(e.g., undeniable, incontestable)を覚えておきましょう。また、文脈から意味を推測する練習も重要です。
難関大学の入試問題で出題される可能性があります。長文読解で文脈を理解する上で重要な単語です。
1. **出題形式**: 長文読解
2. **頻度と級・パート**: 難関大学の入試問題でまれに出題
3. **文脈・例題の特徴**: 社会問題、科学、歴史など、論説的な文章で使われることが多い。
4. **学習者への注意点・アドバイス**: 文脈の中で正確な意味を把握することが重要です。類義語や反意語を覚えて、語彙力を高めておきましょう。