infamous
第一音節に強勢があります。/ɪ/ は日本語の「イ」よりも口を少し開き、短く発音します。/f/ の発音は、上の前歯を下唇に軽く当てて息を摩擦させるようにします。最後の /əs/ は曖昧母音で、弱く短く発音します。
悪名高い
広く知られているが悪評が伴う状態。犯罪、スキャンダル、または不道徳な行為によって悪名高い場合に用いられる。単に「有名」なのではなく、ネガティブな意味合いが強い。
The teacher told us about an infamous pirate who buried a lot of treasure.
先生は私たちに、たくさんの宝物を埋めた悪名高い海賊の話をしてくれました。
※ 歴史の授業で、先生が悪名高い海賊の話をしている場面です。子供たちはワクワクしながらも、その海賊が悪いことをした人だと理解している様子が目に浮かびます。「infamous」は、このように歴史上の人物や場所について、悪い行いで知られていることを語る際によく使われます。良い意味で「有名」な場合は「famous」を使います。
The police finally caught the infamous thief who stole the famous painting.
警察はついに、有名な絵を盗んだ悪名高い泥棒を捕まえました。
※ 警察官が悪名高い泥棒を追いかけ、ついに捕まえた瞬間です。街の人々が安堵する様子が想像できますね。「infamous」は、犯罪者や、悪い行いで知られる人物を指すときによく使われる典型的な単語です。「who stole the famous painting」は、「どんな泥棒か」を説明する部分で、このように人物を説明するときにも使えます。
That restaurant is infamous for its terrible food and slow service.
あのレストランは、ひどい料理と遅いサービスで悪名高いです。
※ 友達が「あそこは行かない方がいいよ」と、あるレストランの悪い評判について話している場面です。「infamous for [何か悪いもの]」という形で、「~という理由で悪名高い」と表現する際によく使われます。この例文では、料理の味とサービスの質が悪いことで知られている、という状況を描写しています。
評判を落とす
特定の人物や場所、行為などが、悪い評判によって人々に記憶されている状態。歴史的な事件や人物に対して使われることが多い。
The old castle became infamous for a terrible battle many years ago.
その古い城は、何年も前に起きたひどい戦いのせいで悪名高い場所となりました。
※ この例文は、古い場所や歴史的な出来事が「悪名高い」と表現される典型的な例です。何年も前の悲惨な戦いを想像すると、その城の暗い歴史が目に浮かびますね。「became infamous for 〜」で、「〜のせいで悪名高い存在になった」という変化を表せます。
He became an infamous person because of his terrible lies.
彼は、ひどい嘘をついたせいで悪名高い人物になってしまいました。
※ 誰かが「ひどい嘘」をついたことで、その人の評判が落ちてしまう状況を表しています。ニュース記事や噂話で「悪名高い人物」として報じられるようなシーンを思い浮かべてみてください。infamousは、このように個人の道徳的な問題にも使われます。
The player became infamous for cheating during the big game.
その選手は、あの大きな試合で不正行為をしたことで悪名高い存在となりました。
※ スポーツ選手が不正行為で「悪名高い」存在になるという、残念な状況を描いています。ファンがその選手の行動に失望する様子が目に浮かびますね。infamousは、このように公の場で注目される人が悪い行いをした際によく使われます。
コロケーション
~で悪名高い
※ 「infamous」と最も頻繁に結びつく前置詞は「for」です。これは、悪評の理由や原因を示す際に用いられます。構文は "infamous for + 名詞/動名詞" となり、「~のことで悪名高い」という意味になります。単に「有名な」という意味の "famous for" とは対照的で、ネガティブな行為や事件、性質などが理由で広く知られていることを強調します。例えば、"infamous for its corruption"(汚職で悪名高い)のように使われます。フォーマルな文脈でよく見られます。
悪評
※ "infamous" は、しばしば "reputation"(評判)という名詞と組み合わさり、「悪評」という意味を強調します。これは、単に「悪い評判」というだけでなく、その評判が広く知れ渡っており、根強いものであることを示唆します。ビジネスや政治の世界で、スキャンダルや不正行為に関連して使われることが多い表現です。例えば、"The company has an infamous reputation for exploiting its workers."(その会社は労働者を搾取することで悪名高い。)のように使われます。
悪名高くなる
※ "become"(~になる)という動詞と組み合わせることで、「悪名高くなる」という変化の過程を表します。これは、ある出来事や行為がきっかけで、徐々に悪い評判が広まっていく様子を描写する際に適しています。しばしば、過去のある時点から現在に至るまでの状況の変化を強調するために使われます。例えば、"He became infamous after the scandal broke."(スキャンダルが発覚した後、彼は悪名高くなった。)のように使われます。
悪名高い事件
※ "incident"(事件、出来事)という名詞と組み合わせることで、特定の事件が非常に悪い評判を得ていることを指します。この表現は、犯罪、事故、スキャンダルなど、社会的に非難されるべき出来事を強調する際に用いられます。ニュース報道や歴史的な記述でよく見られます。例えば、"The infamous incident led to widespread protests."(その悪名高い事件は広範な抗議活動につながった。)のように使われます。
悪名高い人物
※ "figure"(人物)という名詞と組み合わせることで、特定の人物が非常に悪い評判を得ていることを指します。歴史上の人物、犯罪者、政治家など、社会的に強い非難を浴びている人物を指す際に用いられます。この表現は、その人物の行動や性格が広く知られており、否定的な評価を受けていることを強調します。例えば、"He is an infamous figure in the history of organized crime."(彼は組織犯罪の歴史における悪名高い人物だ。)のように使われます。
~することで悪名高い(関係代名詞節を伴う)
※ "infamous for" の後に、関係代名詞節(that節)を続けることで、悪評の具体的な内容を詳しく説明することができます。この構文は、特定の行為や性質がどのような結果や影響をもたらしたかを明確にする際に役立ちます。例えば、"The company is infamous for practices that pollute the environment."(その会社は環境を汚染する行為で悪名高い。)のように使われます。
悪名高い刑務所
※ "prison"(刑務所)という名詞と組み合わせることで、その刑務所が過酷な環境、人権侵害、暴力などで悪名高いことを指します。この表現は、刑務所の劣悪な状況や、そこで起こる非人道的な行為を強調する際に用いられます。ニュース報道やドキュメンタリーなどでよく見られます。例えば、"Alcatraz is an infamous prison known for its harsh conditions."(アルカトラズは、その過酷な環境で知られる悪名高い刑務所だ。)のように使われます。
使用シーン
学術論文や書籍で、歴史上の人物や出来事、あるいは既存の研究を批判的に評価する際に用いられる。「悪名高い」という訳語が示すように、その負の側面を強調する文脈で使用されることが多い。例:"The infamous Tuskegee Syphilis Study..."(悪名高いタスキーギ梅毒実験…)のように、倫理的に問題のある研究を指す場合。
ビジネスシーンでは、企業の不祥事やプロジェクトの失敗など、ネガティブな事柄を報道するニュース記事や社内報告書などで見られる。ただし、直接的な非難を避けるため、婉曲表現が好まれる傾向があるため、使用頻度は高くない。例:"The company became infamous for its accounting scandal."(その会社は会計スキャンダルで悪名高くなった)。
日常会話では、著名な犯罪者やスキャンダルなど、一般的に知られているネガティブな話題に関して言及する際に使われることがある。ただし、フォーマルな単語であるため、より口語的な表現が好まれる場合も多い。例:"He's infamous for his bad temper."(彼は短気で悪名高い)。
関連語
類義語
広く知られているが悪名高い、という意味。犯罪、悪行、スキャンダルなど、ネガティブな理由で有名であることを指す。日常会話、報道、歴史的な文脈など、幅広い場面で使用される。 【ニュアンスの違い】"infamous"と非常に近い意味を持つが、"notorious"の方がより客観的な記述に近く、感情的な非難のニュアンスがやや弱い場合がある。また、"notorious"は、ある特定の分野やコミュニティ内で悪名高いことを指す場合がある。 【混同しやすい点】どちらも悪名高いという意味だが、"infamous"の方がより強い嫌悪感や道徳的な非難を含んでいる可能性がある。また、"notorious"はユーモラスな文脈で使用されることもある。
- disreputable
評判が悪い、信用できない、という意味。特にビジネスや社会的な信用に関わる状況で使われる。企業、人物、組織などに対して用いられることが多い。 【ニュアンスの違い】"infamous"が広く知られている悪名高さを指すのに対し、"disreputable"は信用や評判の低下に焦点を当てている。したがって、"disreputable"は、必ずしも広く知られている必要はない。 【混同しやすい点】"infamous"は悪行そのものを指すことが多いが、"disreputable"はその結果としての評判の悪さを指す。例えば、「disreputable business practices(評判の悪い商慣習)」のように使われる。
- scandalous
スキャンダルな、世間を騒がせる、という意味。道徳的に許容できない行為や出来事が公になった際に用いられる。政治、芸能、社会問題など、幅広い分野で使われる。 【ニュアンスの違い】"infamous"が悪名高い状態を指すのに対し、"scandalous"はその原因となった行為や出来事を指す。スキャンダルが起きた結果として、"infamous"な状態になることがある。 【混同しやすい点】"scandalous"はスキャンダルを引き起こす性質を表し、"infamous"はスキャンダルによって悪名が広まった状態を表す。例えば、「a scandalous affair(スキャンダラスな不倫)」のように使われる。
不名誉な、恥ずべき、という意味。敗北、失敗、屈辱など、名誉を失うような状況で使われる。歴史的な出来事や文学作品などでよく見られる。 【ニュアンスの違い】"infamous"が悪名高いことを広く指すのに対し、"ignominious"は個人的な恥辱や屈辱に焦点を当てている。また、"ignominious"は、よりフォーマルで文学的な響きを持つ。 【混同しやすい点】"infamous"は必ずしも恥辱を伴うとは限らないが、"ignominious"は常に恥辱を伴う。例えば、「an ignominious defeat(不名誉な敗北)」のように使われる。
恥ずべき、恥ずかしい、という意味。道徳的に間違っている、または社会的に許容されない行為や状況に対して使われる。日常会話からフォーマルな場面まで幅広く使われる。 【ニュアンスの違い】"infamous"が悪名高いことを客観的に指すのに対し、"shameful"は主観的な恥の感情や道徳的な非難を含む。また、"shameful"は、より個人的な感情や状況に焦点を当てることが多い。 【混同しやすい点】"infamous"は広く知られていることを前提とするが、"shameful"は必ずしもそうではない。例えば、「shameful behavior(恥ずべき行為)」のように使われる。
- villainous
極悪非道な、悪党のような、という意味。映画、小説、演劇などのフィクション作品で、悪役の性質や行動を表現する際に使われる。現実世界では、非常に悪質な犯罪者や行為に対して用いられる。 【ニュアンスの違い】"infamous"が悪名高い状態を指すのに対し、"villainous"は悪意に満ちた行為や性格を指す。"villainous"は、より強い道徳的な非難や憎悪の感情を伴う。 【混同しやすい点】"infamous"は必ずしも悪意を伴うとは限らないが、"villainous"は常に悪意を伴う。例えば、「a villainous plot(極悪非道な陰謀)」のように使われる。
派生語
『名声』という意味の名詞。『infamous』から接頭辞『in-(否定)』を取り除いた形。良い意味での評判や名声を指し、歴史上の人物や偉業に対して使われることが多い。日常会話よりも、伝記やニュース記事などで見かける頻度が高い。
『有名な』という意味の形容詞。『fame』に形容詞化の接尾辞『-ous』が付いた形。人、場所、出来事など、広く知られている状態を表す。日常会話、ニュース、広告など、あらゆる場面で使用される。
『中傷する』という意味の動詞。接頭辞『de-(下へ、離れて)』が『fame(名声)』に付加され、『名声を下げる』という意味合いを持つ。報道や法廷など、名誉毀損に関連する文脈で用いられることが多い。
反意語
『名高い』、『高名な』という意味の形容詞。『infamous』が悪い意味で有名であるのに対し、『renowned』は良い意味で広く知られている状態を表す。学術的な文脈や、尊敬を集める人物・業績を称える際に用いられる。
- celebrated
『称賛された』、『名高い』という意味の形容詞。良い意味で広く知られ、称賛されている状態を表す。『infamous』が不名誉なことで知られるのとは対照的。芸術、文化、科学などの分野で優れた業績を上げた人物や作品に対して使われる。
『評判の良い』という意味の形容詞。『infamous』が悪い評判であるのに対し、『reputable』は信頼できる、尊敬に値する評判を表す。ビジネスや学術の世界で、信頼性や倫理観が重視される場面で使われることが多い。
語源
「infamous」は、ラテン語の「infamis」(悪評のある)に由来します。これは、「in-」(否定を表す接頭辞、日本語の「不-」や「非-」に相当)と「fama」(評判、名声)が組み合わさったものです。つまり、直訳すると「評判がない」となりますが、実際には「良い評判がない」という意味合いから、「悪名高い」という意味に発展しました。「fama」は、英語の「fame」(名声)と同語源です。したがって、「infamous」は、名声(fame)の反対、つまり悪い意味で有名であることを示します。例えば、歴史上の悪名高い人物や、スキャンダルで評判を落とした事件などを表現する際に用いられます。日本語で例えるなら、「悪名轟く」という表現が近いでしょう。
暗記法
「infamous」は、単なる悪評ではない。ネロ帝の迫害、異端審問の拷問…歴史に刻まれた悪行は、社会に深い傷跡を残す。シェイクスピアの悪役、リチャード三世や、ミルトンのサタンもまた然り。彼らは倫理観を揺さぶる存在として、文学に名を刻む。現代では、汚職やテロも「infamous」の烙印を押される。社会の倫理を脅かす行為への、強い非難の言葉なのだ。
混同しやすい単語
『infamous』と『famous』は接頭辞 'in-' の有無だけが異なり、スペルが非常に似ています。意味は正反対で、'famous' は『有名』または『著名』を意味するのに対し、'infamous' は『悪名高い』を意味します。日本人学習者は、文脈を注意深く読み、'in-' が否定的な意味を持つ接頭辞であることを意識する必要があります。語源的には、'fama'(ラテン語で『評判』)が共通の語源です。
『infamous』と『infer』は、最初の音節の音が似ており、どちらも 'in' から始まります。'infer' は『推論する』という意味の動詞で、品詞も意味も大きく異なります。日本人学習者は、動詞と形容詞の違い、そして『推論』という行為を表す単語であることを意識する必要があります。発音記号も確認し、発音の違いを明確にしましょう。
『infamous』と『influence』は、最初の 'in' の部分が共通しており、'fluence' の部分も音の響きが似ているため、スペルと発音の両面で混同しやすいです。'influence' は『影響』という意味の名詞または『影響を与える』という意味の動詞です。文脈によって品詞が異なる点も注意が必要です。語源的には、ラテン語の 'influere'(流れ込む)から来ており、'infamous' とは語源が異なります。
『infamous』と『infinite』は、どちらも接頭辞 'in-' を持ち、音の響きも一部似ているため、特に発音に注意が必要です。'infinite' は『無限の』という意味で、数学や哲学でよく使われる単語です。日本人学習者は、'finite'(有限の)という対義語と合わせて覚えることで、より理解が深まります。発音も異なり、'infinite' は /ɪnfɪnət/ のように発音されます。
『infamous』と『informal』は、どちらも 'infor-' の部分が共通しており、スペルが似ています。'informal' は『非公式の』という意味で、フォーマルな場面ではない状況を表す形容詞です。日本人学習者は、ビジネスシーンなどで 'formal' と 'informal' の使い分けを意識する必要があります。語源的に、'form'(形)という単語が関連しています。
『infamous』と『ignominious』は、どちらもネガティブな意味合いを持つ形容詞で、意味が似ています。『ignominious』は『不名誉な』『恥ずべき』という意味で、『infamous』よりもややフォーマルな場面で使われます。意味が近いため、文脈によっては置き換え可能な場合もありますが、ニュアンスの違いを理解することが重要です。また、発音が難しいため、発音記号を確認しましょう。
誤用例
『infamous』は『悪名高い』という意味であり、成功とは両立しません。日本人は『有名』という言葉に引きずられ、単に『広く知られている』という意味で使ってしまうことがあります。英語では、悪い意味で知られている場合にのみ『infamous』を用います。日本語の『有名』は中立的な意味合いですが、英語の『famous』も同様に中立的です。『infamous』を使う場合は、その悪評が社会に広く認識されている必要があります。
『infamous』は、不名誉なことや悪行で知られている場合に用います。正直さを表す文脈では不適切です。日本人は、良い意味でも悪い意味でも『名前が知られている』状態を『infamous』で表現しようとしがちですが、良い意味で知られている場合は『famous』や『known for』を使うのが自然です。この誤用は、日本語の『名高い』という言葉が、必ずしも悪い意味を含まないことに起因します。
『infamous』は、犯罪やスキャンダルなど、社会的に非難されるような行為によって悪名高い場合に適切です。単に『物議を醸す』という意味で使いたい場合は、『controversial』がより適切です。日本人は、批判的な意見や議論を呼ぶ人を『悪名高い』と表現することがありますが、英語では非難の度合いによって言葉を選ぶ必要があります。『infamous』は非常に強い否定的な意味合いを持つため、慎重に使用する必要があります。
文化的背景
「Infamous(悪名高い)」は、単に悪い評判を超え、その人物や行為が広く知られ、強く非難される状態を指します。この言葉は、歴史上の悪名高い人物や事件を語る際に用いられ、その行為が社会に与えた深い傷跡と、忘れ去られることのない記憶を象徴します。
「Infamous」は、しばしば政治的な文脈で、権力者の不正や抑圧的な行為を指す言葉として用いられます。例えば、古代ローマのネロ帝は、ローマ大火の責任をキリスト教徒に転嫁し、残虐な迫害を行ったことで「infamous」な存在として歴史に名を刻みました。また、中世ヨーロッパの異端審問は、拷問や処刑によって多くの人々を苦しめ、「infamous」な時代として語り継がれています。これらの例は、「infamous」が単なる個人的な悪評ではなく、社会全体に深刻な影響を与えた行為に対して用いられることを示しています。
文学作品においても、「infamous」は、悪役のキャラクターを際立たせるために効果的に使用されます。シェイクスピアの『リチャード三世』は、王位簒奪のために数々の悪行を重ねる「infamous」な人物として描かれています。また、ミルトンの『失楽園』に登場するサタンは、神に反逆し、人間を堕落させた「infamous」な存在として、読者の心に深く刻まれています。これらの文学作品における「infamous」なキャラクターは、人間の持つ暗黒面を象徴し、道徳的な教訓を伝える役割を果たしています。
現代社会においても、「infamous」は、スキャンダルや犯罪行為に関与した人物を指す言葉として頻繁に使用されます。政治家の汚職、企業の不正会計、テロリストの残虐行為など、「infamous」な事件は、メディアを通じて世界中に報道され、人々の怒りや嫌悪感を呼び起こします。このように、「infamous」は、社会の倫理観や価値観を脅かす行為に対して、強い非難の意を込めて用いられる言葉であり、その使用は、社会が健全な状態を維持しようとする意志の表れとも言えるでしょう。
試験傾向
準1級以上で語彙問題や長文読解で出題される可能性あり。特に、皮肉や批判的なニュアンスを含む文脈で登場しやすい。ライティングで使う場合は、意味合いを理解して適切に使う必要がある。頻度はそこまで高くない。
Part 5(短文穴埋め)やPart 7(長文読解)で稀に出題される。ビジネスの文脈で、企業の評判や過去の事件などについて言及する際に使われることがある。正答を導くためには、文脈から「悪名高い」という意味を推測する必要がある。頻度は低め。
アカデミックな文章で、歴史的な事件や人物、研究の不正行為などを説明する際に使われることがある。リーディングセクションで出題される可能性があり、文脈から意味を推測する能力が求められる。ライティングで使用する場合は、フォーマルな文体で適切に使う必要がある。頻度は中程度。
難関大学の長文読解問題で出題される可能性がある。歴史、社会問題、文学作品など、幅広いテーマで登場する。文脈から「悪名高い」という意味を推測する能力が求められる。類義語(notoriousなど)との区別も重要。頻度は高くないが、難易度の高い単語として注意が必要。