given that
「given」の 'i' は日本語の「イ」よりも口を少し横に引いて発音する短母音です。また、'th' の音 /ð/ は、舌先を上下の前歯で軽く挟んで息を出す有声音で、日本語にはない音なので意識的に練習しましょう。「ザ」と「ダ」の中間のような音です。'that' の 'a' は、日本語の「ア」よりも口を大きく開けて短く発音します。強勢は 'gi' にあります。
〜とすれば
ある事実や仮定を前提として、議論や結論を導き出す際に用いる。既知の情報や議論の出発点を明確にするニュアンスを含む。類似表現:considering that, seeing that.
We should take an umbrella, given that it's raining heavily outside right now.
今、外で激しく雨が降っているとすれば、私たちは傘を持っていくべきだ。
※ 窓の外を見て、ザーザー降る雨の音を聞いているような場面です。「〜という事実を考慮すると」というニュアンスで、目の前の状況を前提に判断を下す、とても典型的な使い方です。
Given that we only have thirty minutes, we must focus on the main points.
私たちには30分しかないとすれば、主要な点に集中しなければならない。
※ 会議やプレゼンテーションで、限られた時間の中で効率的に進める状況を想像してください。時間や資源など、制約がある中で「だからこそ、こうしよう」と行動を決定する際に使われます。
She decided to let him rest, given that he looked very tired after work.
彼は仕事の後でとても疲れているとすれば、彼女は彼を休ませることにした。
※ 仕事から帰ってきた家族や友人がぐったりしているのを見て、優しく気遣っている場面です。相手の状況や気持ちを考慮して、自分の行動や判断を決める際に自然に使えます。
〜を考慮すると
特定の要素や状況を考慮に入れることを示す。公式な場面や議論で、判断の根拠を示す際に使われることが多い。
Given that you're so busy, let's meet next week instead.
あなたがとても忙しいことを考えると、その代わりに来週会いましょう。
※ 友人が忙しくてなかなか時間が取れない状況を想像してみてください。相手の状況を思いやり、「それなら無理せず、来週にしよう」と提案している場面です。相手の都合を『考慮して』決断を下す時にぴったりの表現です。
Given that it's raining, we should play inside today.
雨が降っていることを考えると、今日は室内で遊ぶべきだね。
※ 窓の外で雨がザーザー降っているのを見て、「外では遊べないな」と判断している場面です。天気という状況を『考慮して』、今日の過ごし方を決めています。残念な気持ちも少しあるけれど、現実を受け入れている様子が伝わります。
Given that the test was easy, many students will get good scores.
テストが簡単だったことを考えると、多くの生徒が良い点数を取るでしょう。
※ テストが終わって、クラスメイトと「今回のテスト、簡単だったね!」と話している場面を想像してください。テストの難易度という事実を『考慮して』、結果を予測しています。手応えがあったからこその、期待感が伝わる一文です。
コロケーション
(事実として)~である以上、~なので
※ 「given that」をより強調し、前提条件を明確に打ち出すフォーマルな表現です。ビジネスシーンや学術論文など、論理的な厳密さが求められる場面でよく使われます。単に「given that」と言うよりも、その後の結論に対する根拠の重要性を示すニュアンスが含まれます。構文的には「given that + 主語 + 動詞 + ...」の形を取り、主語と動詞を省略せずに記述することで、文意を明確にすることができます。
他のすべての条件が同じであれば、~を前提として
※ 経済学や科学などの分野で、理論的なモデルや仮説を立てる際に用いられる表現です。「ceteris paribus(セテリス・パリブス)」というラテン語の表現とほぼ同義で、他の要因を一定に保ち、特定の要因の影響のみを考察したい場合に用いられます。例えば、「他の条件が同じであれば、価格が上がれば需要は下がる」のように使われます。口語ではあまり使われません。
状況が許す限り、~を前提として
※ 何らかの行動や計画を実行する際に、状況次第では変更や中止があり得ることを示唆する表現です。ビジネスシーンや交渉の場面でよく使われ、柔軟性や不確実性を含む提案をする際に用いられます。例えば、「状況が許す限り、来週中にご返答いたします」のように使われます。類似の表現として、「circumstances permitting」があります。
私たちが知っている限り、~を前提として
※ 現時点で得られている情報に基づいて判断や結論を導き出す際に用いられる表現です。不確実性や情報不足を認めつつ、利用可能な情報に基づいた最善の判断を示すニュアンスが含まれます。例えば、「私たちが知っている限り、このプロジェクトは成功する可能性が高い」のように使われます。科学的な議論や調査報告など、客観性と透明性が求められる場面でよく用いられます。
それが議論の余地のない点である以上、~を前提として
※ ある事柄がすでに決定済みであるか、議論しても意味がないことを前提として、議論を進める際に用いられる表現です。「moot point」は「議論の余地のない点」という意味で、この表現全体で「今更議論しても無駄である」というニュアンスを含みます。例えば、「それが議論の余地のない点である以上、次のステップに進みましょう」のように使われます。会議や意思決定の場面で、効率的に議論を進めるために用いられることがあります。
しかるべき検討がなされることを前提として
※ ある提案や計画を実行する前に、関係各方面からの十分な検討や承認が必要であることを強調するフォーマルな表現です。ビジネス文書や契約書などでよく用いられ、責任の所在や手続きの正当性を明確にするために用いられます。「due consideration」は「しかるべき検討」という意味で、この表現全体で「手続き上の正当性を担保する」というニュアンスを含みます。
使用シーン
学術論文や研究発表で頻繁に使用されます。「〜という前提のもとで」「〜を考慮すると」という意味合いで、議論の前提や条件を示す際に用いられます。例えば、経済学の研究で「過去のデータが利用可能であるとすれば」といった状況設定や、社会学の研究で「特定の社会階層を対象とする場合、〜というバイアスが考えられる」といった注意喚起に使われます。文語的な表現であり、客観性と厳密さが求められる学術的な文脈に適合します。
ビジネス文書や会議などで、ある程度のフォーマルな場面で使用されます。プロジェクトの提案書で「予算が承認されたとすれば、スケジュール通りに進行できる」と述べたり、市場分析レポートで「競合他社の動向を考慮すると、新規参入はリスクが高い」と結論づけたりする際に使われます。口語よりは文語的なニュアンスが強く、論理的な思考を示す際に役立ちます。
日常会話ではあまり使われませんが、ニュース記事やドキュメンタリー番組などで見かけることがあります。例えば、「証拠が揃っているとすれば、有罪判決は免れないだろう」といった状況を報道する際に用いられます。また、議論や意見交換の際に、ある程度の知識や論理的思考を前提として「〜を考えると」という意味で使われることもありますが、より口語的な表現(considering that, seeing as)が好まれる傾向があります。
関連語
類義語
"~を考慮すると"という意味で、ある事実や状況を考慮に入れて結論や判断を導き出す際に用いられる。日常会話、ビジネス、学術的な文脈で使用される。 【ニュアンスの違い】"given that"よりもややインフォーマルで、文頭または文中で使用できる。フォーマルな場面では"given that"の方が好まれる場合がある。文脈によっては「~にしては」という意味合いも含む。 【混同しやすい点】"considering"は前置詞としても機能するため、後ろに名詞句を直接続けることができる。 "given that"は接続詞なので、文が続く必要がある。例: "Considering the weather, we should stay inside." (天候を考慮すると、私たちは室内にいるべきだ。)
"~を考慮して"という意味で、ある事実や状況を考慮して行動や決定を行う際に用いられる。ビジネスや公式な文脈でよく使用される。 【ニュアンスの違い】"given that"よりもフォーマルで、より客観的な視点から状況を評価するニュアンスがある。しばしば公式な文書や報告書で見られる。 【混同しやすい点】"in view of"は前置詞句であり、後ろには名詞句が続く。"given that"は接続詞なので、文が続く必要がある。また、"in view of"は、何らかの行為や決定の根拠を示す際に用いられることが多い。
- seeing that
"~なので"という意味で、ある事実が明らかであり、それが理由や根拠となることを示す際に用いられる。日常会話でよく使われる。 【ニュアンスの違い】"given that"よりもインフォーマルで、より口語的な表現。話し言葉で頻繁に使用されるが、フォーマルな文書では避けるべき。 【混同しやすい点】"seeing that"は、"given that"と同様に接続詞として機能するが、よりカジュアルなニュアンスを持つ。フォーマルな場面では"given that"を使用する方が適切。
- inasmuch as
"~である限り"または"~なので"という意味で、ある条件や理由が成り立つ範囲で、結論や判断が有効であることを示す際に用いられる。非常にフォーマルな文脈や法律文書などで使用される。 【ニュアンスの違い】"given that"よりも非常にフォーマルで、古風な印象を与える。現代の日常会話ではほとんど使用されない。 【混同しやすい点】"inasmuch as"は、非常にフォーマルな表現であり、日常会話では不自然に聞こえる可能性がある。また、使用頻度が低いため、意味や用法を誤解しやすい。"given that"の方が、より一般的で使いやすい。
- on the grounds that
"~という理由で"という意味で、ある行動や決定の根拠となる理由を明示する際に用いられる。フォーマルな文脈や議論などで使用される。 【ニュアンスの違い】"given that"よりもややフォーマルで、特定の理由を強調するニュアンスがある。しばしば、法的または倫理的な根拠を示す際に用いられる。 【混同しやすい点】"on the grounds that"は、常に理由を明確に示すために使用される。"given that"は、より一般的な状況や前提を示す場合にも使用できる。
"~なので"という意味で、理由や原因を示す際に用いられる。日常会話からフォーマルな文脈まで幅広く使用される。 【ニュアンスの違い】"given that"よりも一般的で、より広い範囲の文脈で使用できる。時間的な意味合い(~以来)も持つため、文脈によっては意味が曖昧になる可能性がある。 【混同しやすい点】"since"は時間的な意味合いを持つ場合があるため、文脈によっては理由を示す意味合いが不明確になる可能性がある。"given that"は、理由を示す意味合いがより明確である。
派生語
『与える』という意味の動詞。given の原形であり、与えられた状態から『許可』『承認』の意味へと発展。名詞としても使われ、奨学金や補助金を指すこともあります。ビジネスや法律文書で頻出します。
- granted
grant の過去分詞形。しばしば『もちろん』『承知しました』といった同意・譲歩を表す間投詞として用いられます。日常会話で相手の発言を認めつつ、自分の意見を述べるときなどに使われます。
- ungranted
『与えられていない』という意味の形容詞。接頭辞『un-(否定)』がつき、許可されていない権利や、認められていない要求などを表します。法律や契約関連の文書で使われることがあります。
反意語
『〜にもかかわらず』という意味の前置詞・副詞。given that が条件や理由を示すのに対し、regardless はそれを無視・否定する意味合いを持ちます。日常会話からフォーマルな文章まで幅広く使われます。
『〜にもかかわらず』という意味の前置詞。given that が理由・根拠を示すのに対し、despite はそれにもかかわらずという対比関係を表します。regardless と同様、広く用いられます。
『〜にもかかわらず』という意味の接続詞・前置詞。given that が前提条件を示すのに対し、notwithstanding はその前提を覆すような内容を導きます。ややフォーマルな表現で、法律文書や学術論文などで見られます。
語源
"Given that"は、二つの要素から成り立っています。「given」は動詞「give(与える)」の過去分詞形で、「与えられた」という意味を持ちます。これは古英語の「giefan(与える)」に由来し、さらに遡るとゲルマン祖語の「*gebanan」にたどり着きます。「that」は指示代名詞で、ここでは接続詞として機能し、「〜ということ」を意味します。したがって、「given that」を直訳すると「〜ということが与えられた」となり、そこから「〜とすれば」「〜を考慮すると」という意味合いに発展しました。つまり、ある特定の条件や前提が「与えられた」ものとして受け入れられ、それに基づいて議論や結論が導かれることを示唆します。日本語の「〜を踏まえて」に近いニュアンスです。
暗記法
「Given that」は単なる接続詞を超え、西洋の契約社会を背景に、議論の前提を築き、物語の方向を示す舞台装置。中世の封建制度における契約重視の価値観を反映し、権利と義務の関係を想起させる。法廷や交渉の場で前提を共有し、議論を円滑に進める力を持つ。しかし、社会階層や権力構造を反映し、特定のイデオロギーを正当化する可能性も。文学では、登場人物の境遇や社会の制約を強調し、読者の共感を誘う。文化と社会が織り込まれた言葉なのだ。
混同しやすい単語
『given that』の一部分である『given』自体も混同されやすい。発音は似ているものの、意味が大きく異なる。『given』は『与えられた』という意味の過去分詞、または『〜を考慮すると』という意味の前置詞として使われる。文脈によって意味が異なる点に注意。
『given』と『even』は、特に発音の最初の部分が似ているため、聞き間違いやすい。また、スペルも似ているため、視覚的にも混同しやすい。『even』は『〜でさえ』『平等な』などの意味を持つ。文脈で判断することが重要。
『given』と『getting』は、語尾の子音の響きが似ているため、発音を聞き間違えやすい。スペルも前半部分が似ているため、視覚的にも混同しやすい。『getting』は『get』の現在分詞で、『〜を得ている』という意味。特に会話では注意が必要。
『given』と『giving』は、どちらも『give』に由来する単語であり、スペルも非常に似ているため混同しやすい。『giving』は『与えること』という意味の名詞、または『give』の現在分詞。発音も似ているため、文脈で判断する必要がある。
『given that』と『taken that』というフレーズは、形が似ているため、誤って『taken that』を使ってしまうことがある。『taken that』という表現は一般的ではない。『given that』は『〜ということを考えると』という意味で、仮定や理由を示す際に使用する。
『given that』と『giving that』は、どちらも文法的に正しい可能性があるものの、意味合いが異なる。『given that』は前述の通り『〜ということを考えると』という意味だが、『giving that』は『〜を与えていることから』という意味になる。後者は、より直接的な因果関係を示す場合に用いられる。
誤用例
日本語の「〜なので」「〜を考えると」という直訳に引きずられ、フォーマルすぎるニュアンスで『given that』を使ってしまう例です。この表現自体は文法的に間違っていませんが、日常会話ではやや硬い印象を与えます。より自然な英語では、『Given that he is a friend』のように、a/theを使い分け、be動詞を省略し、文全体を簡潔にすることで、親しみを込めたニュアンスを出すことができます。また、『I cannot say bad things』は直接的すぎるため、『I'm hesitant to criticize』のように婉曲的な表現を使うと、より控えめで大人のコミュニケーションに適した表現になります。
『given that』の後に完全な文(主語+動詞)が続く必要があるというルールを忘れてしまう誤用です。原因としては、日本語の「〜を考えると」というフレーズが、名詞句にも文にも接続できるため、英語でも同様に考えてしまうことが挙げられます。正しい英語では、『given』の後に名詞句(ここでは『the good weather』)を直接続けることができます。また、『go to picnic』は不自然で、『go for a picnic』がより一般的な表現です。英語では、特定の活動を表す際に『go for』を使うことが多く、これは文化的背景の違いによる語感の差と言えるでしょう。
『given that』は、すでに確立された事実や前提に基づいて結論を導く際に使われます。しかし、相手の発言内容を受けて感情を表出するような状況では、より適切な表現があります。ここでは、『In light of what you said』がより自然です。この表現は、「あなたの発言を考慮すると」という意味合いで、相手の発言を受けて自分の感情や意見を述べる際に適しています。また、日本語の「〜を考えると」という表現は、さまざまな文脈で使用できるため、英語に直訳しようとすると、文脈にそぐわない表現を選んでしまうことがあります。英語の表現は、文脈やニュアンスに応じて使い分けることが重要です。
文化的背景
「Given that」は、議論や推論において、まるで舞台装置のように前提条件を提示し、物語の展開を方向づける役割を担います。この言葉は、単なる論理的な接続詞を超え、社会的な合意形成や、暗黙の了解を前提としたコミュニケーションにおいて、重要な意味を持つことがあります。
「Given that」が持つ文化的背景を理解するためには、西洋社会における契約や合意の重視という価値観に注目する必要があります。中世ヨーロッパの封建制度においては、土地の所有や権利は、領主と家臣の間で交わされる契約によって定められていました。「Given that」は、この契約社会における権利と義務の関係を想起させ、議論の土台となる共通認識を確立しようとする意図を含んでいます。例えば、法廷での議論やビジネス交渉において、「Given that」は、過去の判例や契約内容を前提として、議論の範囲を限定し、結論を導き出すための重要なツールとして用いられます。
また、「Given that」は、社会的な階層や権力構造を反映する言葉としても解釈できます。例えば、ある政策を議論する際に、「Given that」を用いて、特定の社会階層の利益を優先する前提を提示することで、議論の方向性を誘導することができます。これは、一見すると中立的な論理的接続詞である「Given that」が、実際には、社会的な権力関係を強化したり、特定のイデオロギーを正当化したりする役割を果たす可能性があることを示唆しています。文学作品においても、「Given that」は、登場人物の置かれた状況や、社会的な制約を強調するために用いられることがあります。例えば、ある登場人物が不遇な境遇にあることを示すために、「Given that」を用いて、過去の出来事や社会的な偏見を前提として提示することで、読者に共感や同情を促すことができます。
このように、「Given that」は、単なる論理的な接続詞ではなく、文化的な価値観や社会的な構造を反映する言葉として、様々な文脈で使用されています。この言葉を理解することは、英語の語彙力を高めるだけでなく、西洋社会の文化や歴史に対する理解を深めることにもつながるでしょう。
試験傾向
- 出題形式: 長文読解、空所補充問題、ライティング(意見論述)
- 頻度と級・パート: 準1級以上で頻出。1級の長文読解でも見られる。
- 文脈・例題の特徴: アカデミックな内容、社会問題、環境問題など、論理的な文章で使われることが多い。
- 学習者への注意点・アドバイス: 「~を考慮すると」「~ということを考えると」という意味で、理由や根拠を示す際に用いられる。given that節の中の時制に注意。類似表現(considering that, seeing that, in view of the fact that)との使い分けも意識。
- 出題形式: 長文読解(Part 7)、空所補充問題(Part 5, 6)
- 頻度と級・パート: Part 7で比較的高頻度。Part 5, 6でも稀に出題される。
- 文脈・例題の特徴: ビジネス関連の文書(報告書、メール、記事など)。条件や仮定を示す文脈で使われる。
- 学習者への注意点・アドバイス: 「~を考えると」「~という状況を考えると」という意味で、ビジネス上の意思決定や状況分析に関連して用いられる。同義語(considering that)との置き換えが可能か確認する練習が有効。
- 出題形式: リーディング、ライティング(独立型・統合型)
- 頻度と級・パート: リーディングセクションで頻出。ライティングでも使用できる。
- 文脈・例題の特徴: アカデミックな内容(科学、歴史、社会学など)。論文や教科書からの抜粋で使われることが多い。
- 学習者への注意点・アドバイス: 「~という前提で」「~という事実を考慮すると」という意味で、議論の前提や根拠を示す際に用いられる。複雑な文構造の中で使われることが多いため、文構造を正確に把握する練習が必要。明確な根拠に基づいた論理展開を意識。
- 出題形式: 長文読解、和訳問題、英作文
- 頻度と級・パート: 難関大学の入試で頻出。標準的なレベルの大学でも見られる。
- 文脈・例題の特徴: 様々なテーマの文章(社会、文化、科学など)。評論文、物語文、説明文など、多様な文体で使われる。
- 学習者への注意点・アドバイス: 文脈から意味を推測する能力が重要。「~を考慮すると」「~という条件の下で」という意味を理解し、文全体の論理構造を把握する。文脈によっては「もし~ならば」に近い意味になる場合もある。他の接続詞や接続副詞との関連性も意識。