abscond
強勢は2音節目の 'scɑːnd' にあります。最初の 'əb' は曖昧母音で、弱く短く発音します。 'sc' は日本語の『ス』に近いですが、より息を強く出すイメージです。最後の 'd' は、舌先を上の歯茎につけて発音する有声閉鎖音で、日本語の『ド』よりも破裂音を意識するとより正確になります。
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逃亡する
特に、法的な責任や義務を逃れるために、こっそりと、または突然姿を消すことを指します。しばしば、多額の借金を抱えたまま、あるいは犯罪を犯した後に逃げる状況で使われます。「逐電する」というニュアンスに近いです。
The thief tried to abscond with the stolen jewels before the police arrived.
泥棒は警察が到着する前に、盗んだ宝石を持って逃亡しようとした。
※ この例文は、犯罪者が逮捕や責任から逃れるために「abscond」を使う典型的な状況を示しています。宝石を盗み、警察から逃げようとする泥棒の緊迫した場面が目に浮かびますね。「abscond with...」で「…を持って逃亡する」という形もよく使われます。
After losing all his money, the gambler decided to abscond from the city.
全財産を失った後、そのギャンブラーは街から逃亡することに決めた。
※ ここでは、ギャンブラーが借金や責任から逃れるために、ひっそりと街を去る様子が描かれています。失意の中、誰にも知られずに姿を消す、という「abscond」が持つ「秘密裏に」というニュアンスがよく表れています。「decided to ~」は「~することに決めた」という、日常でもよく使う表現です。
Facing huge debts, the businessman chose to abscond overseas quietly.
巨額の借金を抱え、そのビジネスマンは静かに海外へ逃亡することを選んだ。
※ この例文では、ビジネス上の大きな問題(巨額の借金)から逃れるために、秘密裏に国を出る状況を描いています。単に「逃げる」のではなく、社会的な責任や義務を放棄して「姿をくらます」という「abscond」の核心的な意味合いが強く出ています。「quietly」が、誰にも気づかれずにという行動の様子を強調しています。
失踪する
責任や義務、または厳しい状況から逃れるために、人目を避けてひっそりと姿を消すことを意味します。必ずしも犯罪行為を伴うとは限りませんが、周囲に混乱や心配を与える可能性があります。
He absconded from his apartment in the middle of the night.
彼は真夜中にアパートから姿をくらました。
※ この文は、借金や問題から逃れるために、人目を忍んで夜中にこっそり引っ越す「夜逃げ」の状況を描写しています。'abscond'は、責任や義務から逃れるためにひっそりと姿を消す、というニュアンスが強い単語です。'in the middle of the night'は「真夜中に」という決まった言い方です。
The accountant absconded with the company's money.
その会計士は会社の金を持ち逃げした。
※ 会社の資金がなくなった後、担当の会計士も姿を消した、という不正が発覚した状況を想像できます。'abscond with A'は「Aを持って逃げる、Aを持ち逃げする」という形で非常によく使われます。特に、盗んだり不正に得たものを持って逃げる場合に用いられます。
The suspect absconded from the police before his arrest.
その容疑者は逮捕される前に警察から逃亡した。
※ 警察が容疑者を追っている、あるいは監視している状況で、容疑者がこっそり姿を消してしまった、という緊迫した場面です。'abscond from ~'で「~から逃亡する」という意味になります。法的な拘束や責任から逃れるために姿を消す、という文脈で典型的に使われます。
コロケーション
資金を持ち逃げする
※ 企業や組織の資金を不正に持ち去る状況を表します。特に、経理担当者や役員など、資金管理の権限を持つ者がその立場を悪用する場合に使われます。文法的には「abscond (動詞) + with (前置詞) + funds (名詞)」の形です。単に 'steal money' と言うよりも、計画的で組織的な不正行為のニュアンスが強くなります。ビジネスニュースや犯罪報道でよく見られる表現です。
保釈中に逃亡する
※ 保釈金を支払い、裁判を待つ身でありながら、逃亡することを指します。法的な文脈で用いられ、逃亡によって保釈の条件を破ったことを意味します。'flee' や 'escape' と似ていますが、'abscond' は特に法的な義務を負っている状況からの逃亡に使われることが多いです。ニュース記事や法律関連の文書で頻繁に登場します。
[国/場所]へ逃亡する
※ 特定の場所へ逃げることを示します。'to' の後に逃亡先を示す場所や国名が続きます。例えば、'abscond to Mexico' (メキシコへ逃亡する) のように使います。この表現は、単に逃げるだけでなく、計画的に特定の場所を目指して逃げるというニュアンスを含んでいます。旅行や冒険に関する物語など、文学的な文脈でも使われることがあります。
真夜中にひそかに逃亡する
※ 'in the dead of night' は「真夜中、人目につかない時間帯」を意味し、それと組み合わさることで、逃亡が極秘裏に行われたことを強調します。犯罪小説やスリラー映画などでよく見られる表現で、計画的で大胆な逃亡劇を描写する際に効果的です。'dead of night' は、不気味さや危険な雰囲気を伴うこともあります。
恋人と駆け落ちする
※ 主に文学作品やロマンス小説などで見られる表現で、禁じられた愛や反対される関係にある恋人たちが、一緒に逃げることを意味します。単に 'run away with a lover' と言うよりも、よりドラマチックで、運命的なニュアンスを含んでいます。'abscond' が持つ「ひそかに逃げる」という意味合いが、駆け落ちの秘密めいた雰囲気を強調します。
逃亡した債務者
※ 債務者が借金を返済せずに逃亡することを指します。法的な文脈で使われ、債権者が債務者を訴える際の状況説明などで用いられます。 'absconding' は形容詞として 'debtor' を修飾し、債務者が逃亡中であることを明確に示します。経済ニュースや法律関連の記事でよく見られる表現です。
使用シーン
学術論文、特に犯罪学や社会学の研究で、被疑者や容疑者が保釈中に逃亡する状況を分析する際に使用されます。例:『容疑者が公判前に逃亡するリスク評価に関する研究』といったタイトルの論文で、統計データと共に「被告は保釈後、国外に逃亡する可能性が高い(The defendant is likely to abscond to a foreign country after being released on bail.)」のように用いられます。
企業の内部監査報告書や法務関連文書で、従業員が会社の資産を持ち逃げしたり、重要な情報と共に失踪したりする状況を記述する際に用いられます。例:『経理担当者が多額の資金と共に失踪した件に関する調査報告書』の中で、「担当者は会社の資金を持ち逃げした疑いがある(The person in charge is suspected of absconding with company funds.)」のように使われます。フォーマルな文脈で使用されます。
ニュース記事やドキュメンタリー番組で、詐欺師や犯罪者が逮捕を逃れるために逃亡する事件を報道する際に使用されます。例:『指名手配中の詐欺師が海外に逃亡』というニュース記事で、「警察は、容疑者が多額の資金を持って国外に逃亡したと見て捜査を進めている(Police are investigating the suspect's absconding overseas with a large sum of money.)」のように使われます。日常会話ではあまり使用されません。
関連語
類義語
危険や不快な状況から急いで逃げること。物理的な場所からの逃避だけでなく、責任や義務からの逃避にも使われる。日常会話からニュース報道まで幅広く使われる。 【ニュアンスの違い】「abscond」よりも一般的で、緊急性や危険性が高い状況を示唆することが多い。また、「abscond」が不正行為を伴うことが多いのに対し、「flee」は必ずしもそうではない。 【混同しやすい点】「flee」は自動詞としても他動詞としても使えるが、「abscond」は通常、場所や人を特定する目的語を伴わない自動詞的な用法が中心となる。
閉じ込められた状態や危険な状況から脱出すること。物理的な脱出だけでなく、束縛や制約からの解放も意味する。映画や小説などの物語で頻繁に使われる。 【ニュアンスの違い】「abscond」よりも広い意味を持ち、必ずしも不正行為を伴わない。また、「escape」は計画的な脱出や困難を伴う脱出を意味することがあるが、「abscond」はより秘密裏に逃げるニュアンスが強い。 【混同しやすい点】「escape from + 場所/状況」という形で使われることが多い。「abscond」のように単独で使われることは少ない。「escape」は名詞としても使われる。
- decamp
キャンプ地や一時的な滞在場所から急に立ち去ること。軍隊や遊牧民の移動を指すことが多い。やや古風な表現で、現代ではあまり一般的ではない。 【ニュアンスの違い】「abscond」と同様に、秘密裏に逃げるニュアンスを持つが、不正行為よりも、単に場所を離れることを強調する。フォーマルな文脈で使用されることが多い。 【混同しやすい点】「decamp」は「camp」という単語を含むため、文字通りキャンプ地から立ち去る意味合いが強い。不正行為を伴う逃亡を意味する「abscond」とは焦点が異なる。
突然、素早く走り去ること。人だけでなく、動物にも使われる。日常会話で使われることが多い。 【ニュアンスの違い】「abscond」よりも緊急性が高く、パニックや恐怖を感じて逃げる様子を表す。また、「bolt」は短距離を走るイメージが強く、「abscond」のように遠くまで逃げるニュアンスは薄い。 【混同しやすい点】「bolt」は名詞として「かんぬき」の意味もあるため、文脈によって意味を判断する必要がある。「abscond」は通常、不正行為に関連する逃亡を指す。
突然、姿を消すこと。物理的な消失だけでなく、存在や痕跡がなくなることも意味する。ミステリー小説やファンタジー作品でよく使われる。 【ニュアンスの違い】「abscond」よりも不可解な消失を意味し、意図的な逃亡だけでなく、事故や超自然的な現象による消失も含む。「abscond」は意図的な逃亡を強調する。 【混同しやすい点】「vanish」は自動詞であり、目的語を取らない。「abscond」と同様だが、「vanish」はより広範な消失現象を指すため、不正行為を伴う逃亡に限定されない。
- elope
駆け落ちすること。特に、親や社会の反対を押し切って恋人同士が秘密裏に結婚するために逃げることを指す。ロマンチックな文脈で使われることが多い。 【ニュアンスの違い】「abscond」と同様に、秘密裏に逃げることを意味するが、「elope」は結婚という特定の目的を持つ。不正行為を伴う逃亡を意味する「abscond」とは目的が異なる。 【混同しやすい点】「elope」は通常、二人の恋人が一緒に逃げることを指す。「abscond」は単独で逃げる場合も、複数で逃げる場合もある。
派生語
- sconce
『燭台』や『壁掛け照明』を意味する名詞。古フランス語の『esconce(隠れた場所)』に由来し、『abscond』の語源であるラテン語『abscondere(隠れる)』と間接的なつながりを持つ。元々は『隠れた場所』に明かりを置いたことから派生。やや古風だが、インテリアや建築関連の文脈で使用される。
- recondite
『難解な』や『奥深い』を意味する形容詞。ラテン語の『reconditus(隠された)』に由来し、『abscond』と同じ語源を持つ。知識や理解が『隠されている』状態を表す。学術論文や高度な議論で用いられる。
- absconsion
『逃亡』や『失踪』を意味する名詞。『abscond』の行為そのものを名詞化したもの。法的な文書やニュース記事で、責任や義務を放棄して逃げる状況を表す際に用いられる。
反意語
『現れる』や『姿を現す』を意味する動詞。『abscond』が隠れて姿を消すことを意味するのに対し、こちらは人前に出てくることを表す。日常会話からビジネス、学術的な文脈まで幅広く使用される。例えば、裁判で『被告が現れた(appeared)』というように使われる。
『留まる』や『残る』を意味する動詞。『abscond』が場所から離れて逃げることを意味するのに対し、こちらは特定の場所に留まることを示す。物理的な場所だけでなく、状態や状況が継続することにも使われる。例えば、『沈黙を守った(remained silent)』のように比喩的にも使われる。
『投降する』や『明け渡す』を意味する動詞。『abscond』が責任や義務から逃れることを意味するのに対し、こちらは責任や義務を受け入れて従うことを表す。主に軍事的な文脈や、法的な文脈で用いられる。比喩的には、困難な状況に『屈する』という意味でも使われる。
語源
「abscond」は、ラテン語の「abscondere」(隠れる、姿を消す)に由来します。これは「ab-」(離れて、~から)と「condere」(隠す、しまう)という二つの要素から構成されています。「condere」は「condo」(設立する、築く)と関連があり、「共に置く」というニュアンスを含みます。つまり、「abscond」は文字通りには「(何かを)隠して離れる」という意味合いを持ち、そこから「逃亡する」「失踪する」という意味に発展しました。たとえば、会社のお金を隠して逃げる、あるいは借金取りから身を隠すように姿を消す、といった状況をイメージすると理解しやすいでしょう。
暗記法
「abscond」は、ただの逃亡ではない。法的、財政的な義務を投げ捨て、社会的な信用を裏切る背徳的な逃避。ディケンズの小説に登場する人物のように、良心の呵責に苛まれながら逃れ続ける姿を連想させる。許嫁を捨て駆け落ちする恋人たち、家庭を顧みない放浪者…個人的な責任からの逃避は、社会規範への反抗だ。倫理的な問題が常に付きまとうこの言葉は、過去、現在、未来の自分自身からの逃避という、人間の根源的な欲求と葛藤を描き出す。
混同しやすい単語
『abscond』と発音が似ており、特に語頭の a- で始まる点が共通しているため、聞き間違いやすい。意味は『上昇する』であり、正反対のイメージを持つ。スペルも非常に似通っているため、文脈で判断する必要がある。ascend はラテン語の ad-(〜へ)+ scandere(登る)が語源。
『abscond』と語尾の -spond が共通しており、全体的なリズムも似ているため、発音を聞いたときに混同しやすい。意味は『応答する』であり、文脈が全く異なる。respond はラテン語の re-(再び)+ spondere(約束する)が語源であり、語源を知ることで意味の違いを明確にできる。
『abscond』の音節構造と、特に二つ目の音節が似ているため、発音時に混乱しやすい。second は『2番目』または『秒』という意味で、品詞も意味も大きく異なる。ただし、動詞として使うと『支持する』という意味になり、文脈によってはabscondと響きが似る場合がある。スペルも一部類似しているため注意が必要。
『abscond』と語頭の abs- が共通しており、スペルも似ているため、視覚的に混同しやすい。意味は『欠席している』であり、文脈は異なる。『abs-』は「離れて」という意味の接頭辞であり、abscond の語源(ab- + condere「隠す」)と関連付けて理解すると、区別しやすくなる。
『abscond』と語頭の abs- が共通し、発音も似ているため、聞き間違いやすい。特に、語尾の -b の音が曖昧になりがちな日本人学習者は注意が必要。意味は『吸収する』であり、全く異なる概念を表す。absorb も abs-(離れて)+ sorbere(吸い込む)が語源。
『abscond』とは直接的な類似性はないものの、音の響きが似ていると感じる学習者がいる可能性がある。特に、母音の音色が似ているため、注意が必要。意味は『日光浴をする』であり、文脈も全く異なる。bask は古ノルド語の baðask(暖まる)が語源。
誤用例
日本語の『失礼します』のような丁寧な表現を直訳的に加えると、abscond(逃亡する、逐電する)という単語の持つ緊急性や違法性、後ろめたさといったニュアンスと矛盾が生じます。abscondは、こっそりと、あるいは大胆に逃げることを意味し、礼儀正しさとは相容れません。日本人がつい丁寧さを加えようとする背景には、直接的な表現を避け、婉曲的に伝えようとする文化がありますが、英語では状況に合わせた語彙選択が重要です。
abscondは、主に『(不正に得た金品などを持って)逃げる』という意味合いで使われ、物理的な場所からの逃亡や、法的な責任からの逃避を指します。責任を放棄するという意味で使う場合は、shirk(怠ける、避ける)がより適切です。日本人が『逃げる』という言葉を広義に捉えがちなため、責任からの逃避にもabscondを使ってしまう可能性がありますが、英語では具体的な状況に合わせて単語を選ぶ必要があります。例えば、会社のお金を使い込んで逃げる場合はabscondが適切ですが、仕事をサボる場合はshirkが適切です。
abscondは、人や物が物理的に姿を消す場合に用いられ、抽象的な概念である『真実』が消える場合には不適切です。この場合、fade(薄れる、消えていく)がより自然です。日本人が『消える』という言葉を比喩的に使いがちなのに対し、英語では抽象的な概念の消失にはfadeのような、より比喩的な表現が適しています。また、abscondは通常、不正な行為や秘密裏の行動と結びついているため、単に記憶から消えるという状況には不向きです。
文化的背景
「abscond(アブスコン)」は、単に逃げるという行為を超え、しばしば責任や義務からの逃避、あるいは社会的な期待や束縛からの脱出を意味します。それは、後ろめたさ、秘密、そして再会を期さない決意を伴う、計画的で大胆な逃亡のイメージを喚起します。
この単語は、18世紀以降の英語圏で特に、法的、財政的な義務を放棄して逃げる場合に用いられることが多くなりました。例えば、破産宣告を避けるために夜逃げする商人、多額の借金を抱えたまま姿を消すギャンブラー、あるいは、職務上の不正行為を隠蔽するために国外逃亡を図る公務員など、社会的な信用を裏切る行為を伴う逃亡劇に頻繁に登場します。文学作品においては、ディケンズの小説に登場するような、良心の呵責に苛まれながらも逃亡を続ける人物像を想起させます。彼らは、過去の罪から逃れることはできず、逃亡生活の中で精神的な苦痛を味わうことになります。
「abscond」はまた、結婚や恋愛関係における義務からの逃避を指すこともあります。許嫁を残して駆け落ちする恋人たち、あるいは、家庭を顧みずに放浪する夫など、個人的な責任を放棄する行為を描写する際に用いられます。このような場合、「abscond」は、単なる逃避ではなく、社会的な規範や期待に対する反抗の意思表示と解釈することもできます。ただし、その逃避はしばしば、残された人々への深い傷となり、社会的な非難を浴びることになります。そのため、「abscond」には、常に倫理的な問題がつきまとうのです。
現代においても、「abscond」は、秘密裏に、そしてしばしば違法な目的のために逃亡する行為を指す言葉として使われ続けています。それは、現代社会における責任の重さ、そして、それを放棄することの倫理的な難しさを象徴する言葉として、私たちの意識に深く刻まれているのです。この単語は、単に場所を移動するだけでなく、過去、現在、そして未来の自分自身から逃れるという、人間の根源的な欲求と葛藤を描き出す言葉として、文学や映画の世界で繰り返し用いられています。
試験傾向
- 出題形式: 主に語彙問題、長文読解
- 頻度と級・パート: 準1級以上でまれに出題。1級でやや頻出
- 文脈・例題の特徴: やや硬い文脈、ニュース記事やノンフィクション
- 学習者への注意点・アドバイス: 「逃亡する」「持ち逃げする」の意味を理解。法律・犯罪関連の文脈でよく用いられることを意識。同義語 (flee, escape) とのニュアンスの違いを理解。
- 出題形式: 主にPart 5, 6, 7(穴埋め問題、読解問題)
- 頻度と級・パート: 出題頻度は比較的低い
- 文脈・例題の特徴: 契約違反、不正行為など、ビジネスシーンでのネガティブな状況
- 学習者への注意点・アドバイス: ビジネス関連の文書で稀に登場する。文脈から意味を推測できるようにする。類義語 (evade, avoid) との区別を意識。
- 出題形式: リーディングセクション
- 頻度と級・パート: アカデミックな文章でまれに出題
- 文脈・例題の特徴: 歴史、社会学、政治学などの分野で、不正行為や責任回避の文脈
- 学習者への注意点・アドバイス: アカデミックな文章で遭遇する可能性がある。文脈から意味を推測する練習が必要。難易度の高い単語なので、無理に暗記する必要はない。
- 出題形式: 長文読解
- 頻度と級・パート: 難関大学でまれに出題
- 文脈・例題の特徴: 社会問題、歴史、文学など、硬めの文章
- 学習者への注意点・アドバイス: 文脈から意味を推測する力が重要。単語集に載っていない場合もあるので、読解力を高めることが大切。