twelve
'tw' の部分は、唇を丸めて前に突き出し、息を吐き出すように発音します。母音 /e/ は日本語の「エ」よりも口を少し横に開いて発音し、最後の 'lv' は、上の前歯を下唇の内側に軽く当てて音を出す有声音です。'l' の音を意識し、舌先を上の前歯の裏に軽く触れてから、'v' の音へスムーズに移行することがポイントです。
12個
数としての「12」を指す。ダース(dozen)という単位の基本となる数であり、時間(12時間)や暦(12ヶ月)など、文化的に重要な区切りの数として使われる。
My daughter is turning twelve, so we put twelve candles on her birthday cake.
娘が12歳になるので、誕生日ケーキに12本のロウソクを立てました。
※ この例文は、子供の誕生日というお祝いの場面を描いています。ロウソクの数と年齢が一致しており、「twelve」が具体的なモノの数(12本のロウソク)を表していることがよくわかります。家族の温かい気持ちも伝わってきますね。
I bought a carton of eggs, and there were twelve eggs inside.
卵を1パック買ったら、中に12個の卵が入っていました。
※ スーパーでの日常的な買い物風景です。卵のパックは、よく「a dozen (1ダース) = 12個」で売られているので、この例文は非常に自然で典型的な使い方です。「there were ~」は「~がありました」という存在を表すときに使う基本的な表現です。
Our basketball team has twelve players, including me.
私たちのバスケットボールチームには、私を含めて12人の選手がいます。
※ この例文は、スポーツチームの人数を数える場面です。チームのメンバーという具体的な人数の集まりを「twelve」で表現しています。「including me」は「私を含めて」という意味で、自分もその数の中に入っていることを示すときに使われます。
12の
数や量を修飾する形容詞として使用。例えば、「twelve apples」(12個のリンゴ)のように使われる。
I bought twelve fresh eggs at the supermarket.
スーパーで新鮮な卵を12個買いました。
※ この例文は、スーパーで日常的に物を買う場面を描いています。「twelve eggs」で「12個の卵」と、物の数を数える最も基本的な使い方です。買い物かごに卵を入れる様子が目に浮かびますね。
The little boy blew out twelve candles on his birthday cake.
その幼い男の子は、誕生日ケーキの12本のろうそくを吹き消しました。
※ 誕生日のお祝いという、温かく楽しい場面です。「twelve candles」で「12本のろうそく」と、具体的なものの数を表しています。男の子が息を大きく吸い込み、ろうそくの火を消す瞬間の喜びが伝わってきます。
My daughter finishes school at twelve o'clock every Friday.
私の娘は毎週金曜日、12時に学校が終わります。
※ これは、子供が学校から帰るのを待つ親の気持ちが想像できる日常的なシーンです。「twelve o'clock」は「12時」という意味で、時間を表すときの非常に一般的な表現です。決まった時間に終わる、という規則性も伝わります。
コロケーション
十二音技法音楽
※ 20世紀初頭にシェーンベルクによって確立された作曲技法で、半音階の12音を均等に使用し、調性感を排除する音楽です。音楽史や音楽理論を語る上で頻出する専門用語であり、クラシック音楽愛好家にとっては基礎知識と言えるでしょう。単に 'twelve-tone' と略されることもあります。
十二使徒
※ キリスト教において、イエス・キリストによって選ばれた12人の使徒のこと。美術、文学、歴史など、西洋文化の様々な分野で頻繁に言及されます。聖書に関する知識だけでなく、西洋美術史を理解する上でも重要なキーワードです。 'Apostle' は『使徒』を意味する一般的な単語ですが、'the Twelve Apostles' と定冠詞をつけて特定することで、イエスの十二使徒を指します。
クリスマスの12日間
※ クリスマスの日(12月25日)から公現祭(1月6日)までの12日間を指します。有名なクリスマス・キャロルのタイトルとしても知られており、欧米のクリスマス文化を理解する上で欠かせない表現です。単に期間を指すだけでなく、伝統的な祝祭の雰囲気や、贈り物をする習慣と結びつけて語られることが多いです。
十二人の怒れる男
※ 1954年のアメリカのテレビドラマおよびそれを原作とする映画のタイトル。陪審員制度を扱った社会派ドラマで、正義や偏見、集団心理について考えさせられる作品です。映画史や法律、社会学などの文脈で言及されることがあります。作品名を知らなくても、'twelve angry X' という形で、集団の怒りを表現する際に引用されることがあります。
正午、真夜中
※ 時刻を表す表現で、'noon'(正午)または 'midnight'(真夜中)を意味します。日常会話で頻繁に使われる表現ですが、アナログ時計の文字盤における12時の位置をイメージすると理解しやすいでしょう。 'at twelve o'clock sharp' のように、時間を強調する際にも使われます。
12ヶ月間
※ 「1年間」を意味する表現で、ビジネスシーンや学術的な文章でよく用いられます。 'year' よりもフォーマルな印象を与え、特に契約書や報告書など、正確性が求められる場面で好まれます。 'a twelve-month contract'(12ヶ月契約)のように、具体的な期間を示す際にも使用されます。
使用シーン
学術論文や教科書で、データや統計を示す際に使われます。例えば、「12人の被験者による実験の結果、有意な差が見られた」のように、具体的な数値データの一部として登場します。また、歴史学においては、「12世紀の出来事」のように年代を表す際に用いられます。文体は文語的で、客観性が求められる場面での使用が一般的です。
ビジネス文書やプレゼンテーションで、数量や期間を示す際に使われます。例えば、「12ヶ月のプロジェクト期間」や「12個の重要な課題」のように、具体的な数値を伴う場合に用いられます。会議での報告や、顧客への提案書など、フォーマルな場面での使用が想定されます。日常会話よりは、書面や公式な場での使用が中心です。
日常生活での会話では、比較的フォーマルな状況や、具体的な数を強調したい場合に用いられます。例えば、「12個入りの卵を買ってきた」や「12時ちょうどに会いましょう」のように、具体的な数量や時間を伝える際に使われます。ニュースやドキュメンタリーなど、情報伝達を目的とする場面でも見かけることがあります。カジュアルな会話では、より簡単な表現(例:a dozen)が好まれる傾向があります。
関連語
類義語
「12個のひとまとまり」という意味の名詞。パン屋や八百屋など、物を数える際に使われることが多い。可算名詞。 【ニュアンスの違い】「twelve」は単に数としての12を指すのに対し、「dozen」は12個がセットになったものを指す。より具体的な単位を表す。 【混同しやすい点】「dozen」は可算名詞であり、複数形は「dozens」となる。ただし、「dozens of」の後には複数名詞が続く(例:dozens of eggs)。
- a dozen of
「dozen」に不定冠詞「a」をつけた表現で、「12個の~」という意味になる。日常会話やカジュアルな文章でよく使われる。 【ニュアンスの違い】"twelve of"よりも口語的で、親しみやすい印象を与える。数量を強調するニュアンスがある。 【混同しやすい点】"a dozen of"の後には必ず複数名詞が続く。例えば、「a dozen of eggs」のように使う。
「20」を意味する古い単位。リンカーンのゲティスバーグ演説(Four score and seven years ago...)で有名。現在では、特定の文脈(歴史的、文学的)でのみ使用される。 【ニュアンスの違い】「twelve」が単なる数であるのに対し、「score」はより大きな単位であり、重みや歴史的な意味合いを持つ。フォーマルで格調高い印象を与える。 【混同しやすい点】現代英語では日常会話で「score」を「20」の意味で使用することは稀。スポーツの得点や、目標達成度合いを指す場合が多い。
「2つ」または「2人」を意味する。厳密には12ではないが、少数をざっくりと表現する際に使われることがある。主に日常会話で使用される。 【ニュアンスの違い】「twelve」が正確な数を表すのに対し、「couple」は不正確で、おおよその数を表す。フォーマルな場面では避けるべき。 【混同しやすい点】「couple」は常に「2」を意味するため、「twelve」の代替として使う場合は、相手に誤解を与えないように注意が必要。
「いくつか」または「数個」を意味する。具体的な数をぼかして表現したい場合に使う。日常会話やビジネスシーンで幅広く使用される。 【ニュアンスの違い】「twelve」が明確な数を表すのに対し、「several」は曖昧な数量を示す。フォーマルな場面でも使用可能だが、具体的な数字が重要な場合は避けるべき。 【混同しやすい点】「several」は「twelve」よりも少ない数を指すことが多いが、文脈によってはそれ以上の数を示すこともある。具体的な数字の範囲は曖昧。
- around a dozen
「1ダースくらい」という意味。正確な数ではなく、おおよその数を表現する際に用いられる。日常会話でよく使われる。 【ニュアンスの違い】"twelve"が正確な数を表すのに対し、"around a dozen"は不正確で、多少の誤差を許容するニュアンスがある。よりカジュアルな表現。 【混同しやすい点】"around a dozen"は正確な数字を伝えたい場合には適さない。あくまで目安としての数量を伝えたい場合に用いる。
派生語
- twelfth
『12番目の』という意味の序数詞。 twelve に接尾辞 '-th' が付き、順番を表す。日付、順位、章番号など、順番を示す際に日常的にも用いられる。
- twelvefold
『12倍の』または『12重の』という意味。接尾辞 '-fold' は倍数や重なりを示す。ビジネス文書や報道で、数量や規模を強調する際に使われる。
- in one's twelfth year
『12歳で』という意味。 twelve が年齢を表す形容詞として使われる。成長、発達、教育に関する文脈で用いられる。例えば、「彼は12歳で初めてプログラミングを学んだ」のように。
反意語
- zero
『ゼロ』または『皆無』という意味。twelve が数量を表すのに対し、zero は数量が存在しない状態を示す。数学、科学、経済など、様々な分野で対立概念として用いられる。
- single digit
『一桁』という意味。twelve が二桁の数であるのに対し、single digit は 0〜9 の一桁の数を指す。統計、分析、評価などにおいて、規模やレベルを比較する文脈で使われる。
『1』という意味。 twelve が複数の単位を含む数であるのに対し、one は最小の単位を示す。比喩的に、全体の中の単一の要素、唯一の存在、または最小の構成要素を指す場合がある。
語源
"twelve」は、古英語の「twelf」に由来します。これはさらにゲルマン祖語の「*twalif」に遡り、「二つ残して」という意味合いを持ちます。つまり、十(ten)から二つ超えている、ということです。この語源は、初期の数え方が十進法に基づいており、十を超えた数を表現する際に、十との関係性を示していたことを反映しています。日本語で「十一」「十二」と表現するのと同じように、「十」を基準として数を数える名残が、英語の「twelve」にも見られるのです。
暗記法
「twelve」は単なる数ではない。一年の月、一日の時間、宗教的な使徒や部族の数… 古代から西洋文化では、サイクル、完成、調和を象徴してきた。アーサー王伝説の騎士の数もまた然り。信仰、共同体、理想社会… この数字は、人々の精神に深く根ざし、文化の様々な側面に浸透。単語の背後にある豊かな物語を紐解けば、その特別な意味が鮮やかに浮かび上がるだろう。
混同しやすい単語
発音が似ており、特に語尾の「-ven」の部分が紛らわしい。数字の「11」を表し、「12」である"twelve"と意味も異なる。日本人学習者は、それぞれの数字を意識して発音練習をすると良いでしょう。
語尾の「-lf」のスペルと発音が似ているため、混同しやすい。意味は「棚」であり、"twelve"(12)とは全く異なる。特に、複数形にしたときの「shelves」の発音(/ʃelvz/)にも注意が必要です。
発音が似ており、特に語尾の「-lv」の部分が紛らわしい。意味は「エルフ(妖精)」の複数形であり、"twelve"(12)とは全く異なる。ファンタジー作品などでよく登場する単語なので、文脈で判断しましょう。
"twelve"と"twenty"の発音が似ているため、"twentieth"(20番目)と混同しやすい。"twelve"は「12」という数詞であるのに対し、"twentieth"は序数詞であり、意味も用法も異なります。発音を区別するために、意識的にアクセントの位置を変えて練習しましょう。
スペルの一部('lve')が共通しており、発音も若干似ているため、混同する可能性があります。意味は「解決する」という動詞であり、"twelve"(12)とは全く異なります。文脈から判断することが重要です。
語尾の 'ieve' の部分のスペルと発音が、なんとなく似ていると感じてしまう学習者がいるかもしれません。意味は「信じる」という動詞であり、"twelve"(12)とは全く異なります。 'ie' と 'ei' のスペルミスは頻出なので注意しましょう。
誤用例
日本語では『情報』を数える際、漠然と『12の情報』のように表現することがありますが、英語では 'information' は不可算名詞です。そのため、数える場合は 'pieces of information' のように、可算名詞の単位を伴う必要があります。日本人が陥りやすい誤りとして、名詞の可算・不可算の区別を意識せずに、日本語の直訳で複数形にしてしまうことが挙げられます。英語では、抽象的な概念を表す名詞(advice, knowledge, newsなど)は不可算名詞であることが多く、注意が必要です。
『people』は通常、複数形として扱われますが、異なる民族や国民を指す場合は複数形の『peoples』が使われることがあります。しかし、単に『人々』の数を表す場合は、常に『people』を使用します。日本人が誤って『peoples』を使ってしまう背景には、単数形『person』の複数形を作るという意識が強く働き、結果として不自然な英語になってしまうというケースが考えられます。この誤りを避けるためには、『people』が基本的に複数形であるという認識をしっかりと持つことが重要です。また、よりフォーマルな場面では 'Twelve individuals attended the conference.' のように表現することも可能です。
これは、英語の基本的な表現に関する誤りですが、日本語の『私は12歳です』という表現を直訳しようとすると起こりがちです。英語では年齢を言う場合、'years old' を付け加えるのが一般的です。'I'm twelve years.' だけでは、文法的に不完全であり、意味が通じません。この誤りは、英語の構文に対する理解不足からくるものであり、'I am [年齢] years old' という基本構文をしっかりと覚えることで回避できます。また、'old'を省略して 'I'm twelve.' と言うことも可能ですが、これは文脈によって意味が変わる可能性があるため、特に年齢を強調したい場合は 'years old' を付ける方が明確です。
文化的背景
「twelve(12)」は、完全性や宇宙的な秩序を表す特別な数として、西洋文化において古くから重要な意味を持ってきました。一年の月数、一日の時間区分、そして多くの宗教的・神話的な体系において、12という数字はサイクルや完成、調和を象徴的に表現するために用いられてきました。
キリスト教においては、12使徒がイエス・キリストの教えを広める重要な役割を担い、信仰の基盤を築きました。また、旧約聖書においても、イスラエルの12部族が登場し、民族の起源と結束を象徴しています。これらの宗教的な背景から、「twelve」は単なる数詞を超え、信仰や共同体の象徴として、人々の心に深く刻まれてきました。
さらに、アーサー王伝説に登場する円卓の騎士の数も12人とされることがあります(文献によって異なります)。この場合、12は騎士たちの平等性や結束、そして理想的な社会の構成員数を象徴していると考えられます。円卓は差別なく議論できる場であり、12人の騎士はそれぞれが異なる個性や能力を持ちながらも、共通の目的のために協力し合う理想的なリーダーシップのモデルを示しています。
このように、「twelve」は、宗教、伝説、そして日常生活に至るまで、西洋文化の様々な側面に浸透し、単なる数以上の意味を持つ特別な言葉として、今日までその影響力を保ち続けています。この数字が持つ多様な象徴性を理解することで、「twelve」という単語の背後にある豊かな文化的な背景をより深く理解することができるでしょう。
試験傾向
- 出題形式: 主にリスニング(Part 1, 2)、リーディング(Part 1 短文穴埋め、Part 3 長文読解)で問われる可能性があります。
- 頻度と級・パート: 3級以上で頻出。特に準2級、2級のリスニングや長文読解で比較的よく見られます。
- 文脈・例題の特徴: 日常会話、学校生活、ニュース記事など幅広い文脈で登場します。年齢や数を表す文脈が多いです。
- 学習者への注意点・アドバイス: スペルミスに注意。また、関連語(tenth, twelfthなど)との区別をしっかりつけること。類似の発音の単語(e.g., 'tool'など)との聞き分けも重要です。
- 出題形式: リスニング(Part 1 写真描写、Part 2 応答問題)やリーディング(Part 5 短文穴埋め、Part 7 長文読解)で、間接的に登場する可能性があります。
- 頻度と級・パート: TOEIC全体としては頻度は高くないですが、ビジネスシーンを想定した会話や文書で数字を表す際に使われることがあります。
- 文脈・例題の特徴: 会議の参加人数、売上データ、プロジェクトの期間など、ビジネス関連の数量を示す文脈で使われる可能性があります。
- 学習者への注意点・アドバイス: 直接的な語彙問題として問われることは少ないですが、リスニングで聞き間違えないように発音を正確に覚えること。数量に関する情報を正しく理解するために重要です。
- 出題形式: リーディングとリスニングの両方で登場する可能性があります。特に、統計データや研究結果を扱うアカデミックな文脈で使われることがあります。
- 頻度と級・パート: アカデミックな内容を扱うため、他の試験に比べてやや頻度は低いですが、無視はできません。
- 文脈・例題の特徴: 研究論文、講義、ディスカッションなど、学術的な文脈で数量や順序を示す際に使われることがあります。
- 学習者への注意点・アドバイス: 文脈の中で正確な意味を理解することが重要です。特に、グラフや表などのデータを説明する際に使われることが多いので、数量に関する情報を正確に把握できるように練習しましょう。
- 出題形式: 主に長文読解問題で、文章中の情報として登場する可能性があります。直接的な語彙問題として問われることは少ないです。
- 頻度と級・パート: 大学受験レベルの英語としては基本的な単語なので、どの大学でも出題される可能性があります。
- 文脈・例題の特徴: 科学、歴史、社会問題など、様々なテーマの文章で、数量や順序を示す際に使われることがあります。
- 学習者への注意点・アドバイス: 単語の意味を覚えるだけでなく、文章全体の内容を理解することが重要です。特に、数量に関する情報を正しく把握することで、問題の解答に役立つことがあります。