printer
第1音節にアクセントがあります。/ɪ/ は日本語の「イ」よりも口を少し開き、短く発音します。語尾の -er は、曖昧母音の /ər/ で、舌を丸めるように意識するとよりネイティブに近い発音になります。日本語の「ア」と「オ」の中間のような音を意識しましょう。
印刷機
書類や画像を紙に印刷する機械。家庭用から業務用の大型のものまで様々な種類がある。近年は複合機としてスキャナーやコピー機能も搭載されていることが多い。
Oh no, the printer is out of ink right when I need to print my report!
ああ、やだ、レポートを印刷したい時に限ってプリンターのインクがない!
※ 会社や家で、急いでいる時にプリンターのインク切れに気づき、思わず「Oh no!」と声が出ている状況です。日常でよくある「困った!」という感情が伝わる典型的なシーンです。「out of ink」は「インク切れ」という意味で、よく使われます。
My old printer was very slow, so I bought a fast new one yesterday.
古いプリンターはとても遅かったので、昨日、速い新しいのを買いました。
※ 遅いプリンターに不満を感じていた人が、ついに新しいものを手に入れて満足している様子が伝わります。買い替えは「printer」が使われる重要なシチュエーションの一つです。「bought」は「buy(買う)」の過去形です。
Please use the printer in the library to print your research paper.
あなたの研究論文を印刷するには、図書館のプリンターを使ってください。
※ 図書館や学校などで、誰かに特定のプリンターの場所を教えている場面です。公共の場所で「どのプリンターを使えばいいか」を尋ねたり教えたりする際に自然に使える表現です。「use the printer」は「プリンターを使う」という基本的な動詞句です。
印刷業者
商業印刷を行う会社や人。大量の印刷物を高品質で仕上げるための専門知識と設備を持つ。
I asked the printer to make beautiful wedding invitations for my friend.
友達のために、その印刷業者にきれいな結婚式の招待状を作ってもらいました。
※ 個人的な大切なイベントで印刷業者に依頼する、心温まる場面です。「printer」は、単に機械ではなく「印刷をする仕事をしている人や会社」を指します。「ask someone to do something」は「〜に〜してもらうよう頼む」という、日常会話で非常によく使う表現です。
Our company needs a good printer to make new brochures for our products.
私たちの会社は、製品の新しいパンフレットを作るために、良い印刷業者を必要としています。
※ ビジネスの場面で、会社が重要な販促物(パンフレット)の制作を印刷業者に発注する典型的な状況です。「needs a good printer」のように、「良い業者を見つける必要がある」という文脈でよく使われます。「brochure」は「パンフレット」という意味で、ビジネスでよく耳にする単語です。
Finding a reliable printer is important for high-quality posters.
信頼できる印刷業者を見つけることは、質の高いポスターを作る上で重要です。
※ 印刷物の品質を左右する要素として、印刷業者の選定が重要であるという、一般的なアドバイスの場面です。「reliable」は「信頼できる」、「high-quality」は「高品質の」という意味で、何かを選ぶ際にとても役立つ形容詞です。
コロケーション
レーザープリンター
※ レーザー技術を用いて印刷するプリンターの種類。文書印刷に最適で、高速かつ高品質な印刷が可能です。家庭用、オフィス用として広く普及しており、インクジェットプリンターと比較して、印刷コストが低い傾向があります。ビジネスシーンでは、大量のドキュメントを印刷する際に特に重宝されます。'laser'という単語がプリンターの技術的特徴を明確に示しています。
インクジェットプリンター
※ インクを微細なノズルから噴射して印刷するプリンターの種類。写真印刷に強く、鮮やかな色彩表現が可能です。家庭用として一般的で、比較的安価に入手できます。ただし、印刷速度はレーザープリンターに劣る場合があります。 'inkjet'という言葉は、インクを噴射する仕組みを直接的に表しています。
プリンタードライバー
※ コンピューターがプリンターを制御するためのソフトウェア。プリンターを正常に動作させるためには、適切なドライバーのインストールが不可欠です。オペレーティングシステム(Windows, macOSなど)の種類やプリンターの機種によって、必要なドライバーが異なります。インストールされていない場合、印刷ができなかったり、正常に機能しないことがあります。テクニカルな文脈でよく使われます。
プリンターの紙詰まり
※ プリンター内部で用紙が詰まってしまう現象。印刷が中断され、用紙を取り除く必要があります。紙詰まりの原因は、用紙の種類の誤り、用紙のセット方法の誤り、プリンター内部の汚れなどが考えられます。日常的なオフィス環境で頻繁に発生する問題であり、'jam'は『詰まる』という意味の一般的な単語です。
ネットワークプリンター
※ ネットワークに接続されたプリンター。複数のコンピューターから共有して使用できます。オフィス環境では、複数のユーザーが1台のプリンターを共有することが一般的であり、ネットワークプリンターが広く利用されています。IPアドレスの設定やセキュリティ対策など、ネットワークに関する知識が必要となる場合があります。 'network'という単語が、ネットワーク接続を意味します。
ワイヤレスプリンター
※ Wi-Fiなどの無線通信機能を持つプリンター。ケーブル接続なしでコンピューターやスマートフォンから印刷できます。家庭や小規模オフィスで便利に使われ、設置場所の自由度が高いのが特徴です。セキュリティ設定に注意が必要です。 'wireless'という単語が、無線接続であることを明確に示しています。
印刷待ち行列
※ プリンターに送信された印刷ジョブが一時的に待機する場所。複数の印刷ジョブが連続して送信された場合、送信された順に処理されます。印刷ジョブの優先順位を変更したり、不要なジョブを削除したりすることも可能です。ITの分野でよく使われる表現です。 'queue'は『行列』という意味で、順番待ちの状態を表します。
使用シーン
研究室での論文作成、レポート提出、参考文献の印刷などで頻繁に使用されます。学生や研究者がプリンターの故障やインク切れについて話す場面も多いでしょう。例:「プリンターが論文の最終稿を印刷中に止まってしまった。」
オフィスでの書類印刷、会議資料の準備、請求書の発行などで使用されます。プリンターの機種選定やコスト削減に関する議論も発生します。例:「新しいプリンターの導入により、印刷コストを20%削減できる見込みです。」
家庭での写真印刷、子供の学校からのプリント、趣味の資料印刷などで使用されます。プリンターのインク交換や設定に関する質問が家族間で交わされることもあります。例:「子供が学校から持ち帰ったプリントをスキャンして、メールで送ってくれない?」
関連語
類義語
複写機。書類などをコピーする機械。主にオフィス環境で使用され、大量のコピーを効率的に作成することに特化している。 【ニュアンスの違い】「printer」は電子データを出力するのに対し、「copier」は既存の物理的なドキュメントを複製する点が根本的に異なる。また、copierはprinter機能を持つ複合機の一部として存在することも多い。 【混同しやすい点】現代の複合機はprinterとcopier両方の機能を備えているため、具体的な操作(印刷かコピーか)を意識しないと混同しやすい。コピー機はスキャンしたデータを印刷する点がポイント。
- printing press
印刷機。大量の印刷物を生産するための大型機械。出版業界や商業印刷で使用される。歴史的な意味合いも持つ。 【ニュアンスの違い】「printer」が比較的小規模で個人的またはオフィスで使用されるのに対し、「printing press」は大規模な商業的印刷を目的とする。規模、速度、コストに大きな差がある。 【混同しやすい点】「printer」は比較的新しい技術であり、デジタルデータを扱うのに対し、「printing press」は活版印刷など、より伝統的な印刷技術を指すことが多い。現代では、printing pressもデジタル制御される場合がある。
- plotter
プロッター。設計図やグラフなどを高精度で描画する出力装置。CAD(コンピュータ支援設計)や製図などの専門分野で使用される。 【ニュアンスの違い】「printer」がドットマトリックス方式やインクジェット方式で画像を再現するのに対し、「plotter」はペンを使って線を直接描画する。そのため、複雑な図面やベクターイメージの出力に適している。 【混同しやすい点】近年では、大型のインクジェットプリンターもplotterの用途をカバーすることがあるため、両者の境界線は曖昧になりつつある。ただし、plotterは線の精度がより高い。
- scanner
スキャナー。写真や書類などの画像をデジタルデータとしてコンピュータに取り込む装置。オフィスや家庭で広く使用される。 【ニュアンスの違い】「printer」が出力装置であるのに対し、「scanner」は入力装置である。つまり、printerはデジタルデータを紙に出力し、scannerは紙の情報をデジタルデータに変換する。 【混同しやすい点】複合機はprinterとscannerの両方の機能を備えているため、混同しやすい。スキャン機能は、文書や画像をデジタル化するために使用される。
複写機(主にオフィス)。書類などをコピーする機械。copierとほぼ同義だが、photocopierはより具体的に「写真複写」のニュアンスを含む場合がある。 【ニュアンスの違い】「printer」がデジタルデータを出力するのに対し、「photocopier」は既存の物理的なドキュメントを複製する。コピーの原理が異なる(photocopierは光学的複製)。 【混同しやすい点】現代のデジタル複合機は、photocopierの機能を完全に包含しているため、区別はほとんどない。photocopierは、より古い技術を指す言葉として使われることがある。
- 3D printer
3Dプリンター。立体的なオブジェクトをデジタルデータから直接作成する装置。試作品の作成やカスタム製品の製造などに使用される。 【ニュアンスの違い】「printer」が2次元の情報を紙に出力するのに対し、「3D printer」は3次元のオブジェクトを作成する。使用する材料や技術も大きく異なる。 【混同しやすい点】「printer」という名前が共通しているため、混同しやすいが、技術的な原理や用途は全く異なる。3D printerは、積層造形という方法でオブジェクトを生成する。
派生語
最も基本的な動詞形で「印刷する」という意味。名詞としても「印刷物」「版画」の意味を持つ。日常的な印刷作業から、出版業界、美術の世界まで幅広く使われる。語源的には「押す」「刻む」といった意味合いを含む。
- printing
動名詞または現在分詞として「印刷(すること)」「印刷中」を意味する。名詞としては「印刷業」「印刷技術」といった意味合いも持つ。例えば、「3D printing(3Dプリンティング)」のように技術分野でよく用いられる。
- printable
「印刷可能な」という意味の形容詞。「-able」は「〜できる」という性質を表す接尾辞。主にデジタルデータやドキュメントが印刷に適しているかどうかを示す際に用いられる。例:printable PDF(印刷可能なPDF)。
接頭辞「re-(再び)」がつき、「再印刷する」「復刻する」という意味になる。書籍や文書などが再度印刷される場合に使われる。出版業界で頻繁に使われる語。
反意語
印刷された物理的な媒体(printerの出力)に対して、「デジタル」は電子的な形式を指す。文書、画像、データなどが電子的に保存・表示される状態を意味し、印刷を介さない情報伝達手段として対比される。印刷された情報 vs デジタル情報。
- handwrite
「手書きする」という意味の動詞。printerによる印刷とは対照的に、手を使って文字や記号を書き出す行為を指す。個人的な手紙やメモなど、非公式な場面でよく用いられる。印刷された文書 vs 手書きのメモ。
「消去する」という意味の動詞。印刷されたものを物理的に消す、あるいはデジタルデータを削除することで、printerによる記録行為を無効化する。情報の上書きや修正といった文脈で対比される。印刷された情報の修正 vs デジタルデータの消去。
語源
"printer"は、動詞"print"に動作主を表す接尾辞"-er"が付いた形です。"print"の語源は、ラテン語の"premere"(押す、圧力をかける)に遡ります。これは、印刷術が発明される以前から、印章やスタンプなどを押し付けて複製を作る行為を指していました。"premere"は、英語の"press"(押す)や"pressure"(圧力)といった単語の語源でもあります。印刷機がインクを紙に押し付けて文字や画像を複製することから、"premere"の意味が"print"へと発展し、さらに印刷を行う人や機械を指す"printer"という単語が生まれました。日本語の「印刷」という言葉も、文字通り「印(しるし)を押す」という意味合いを含んでいることから、"premere"の概念が根底にあることがわかります。
暗記法
プリンターは単なる機械ではない。グーテンベルク以来、知識を広め社会を変革する力だった。19世紀には新聞を大衆化し、言論の武器として人々に利用された一方、権力による情報統制の対象にも。現代では3Dプリンターとして創造性を刺激し、デジタルとアナログを繋ぐ。インク問題は消費文化と環境問題の縮図。プリンターは社会の光と影を映す鏡なのだ。
混同しやすい単語
『printer』と語尾の '-ter' が共通しているため、スペルミスしやすい。また、どちらも名詞で終わる音も似ているため、聞き間違いも起こりやすい。『winter』は『冬』という意味で、季節を表す単語である点が大きく異なるため、文脈で判断する必要がある。
『printer』と語尾が '-ter' で共通し、'-er' の部分も同じ発音であるため、発音・スペルともに非常に混同しやすい。『painter』は『画家』や『塗装業者』を意味する名詞であり、人と機械という点で意味が大きく異なる。文脈で判断する必要がある。
『printer』と語幹が同じ 'print' であり、接尾辞 '-er' と '-ing' の違いしかないため、スペルミスが起こりやすい。品詞も異なり、『printing』は動名詞または現在分詞として使われる。『印刷(すること)』という意味で、名詞として使われる場合もあるが、機械を指す『printer』とは意味が異なる。
語頭の 'pre-' の部分と、語尾の '-er' が共通しており、全体的な音の響きが似ているため、聞き間違いやスペルミスが起こりやすい。『pretender』は『ふりをする人』や『詐称者』という意味で、意味が大きく異なる。発音記号を確認し、アクセントの位置が異なることを意識すると区別しやすい。
『primmer』は古語で『入門書』という意味であり、現代英語ではあまり使われない単語だが、発音とスペルが『printer』に似ているため、混乱する可能性がある。特に英語学習の初期段階では注意が必要。現代英語では 'primer' がより一般的。
『printer』と語幹が同じ 'print' であり、過去分詞形の 'printed' と混同しやすい。『printed』は形容詞として使われる場合(例:printed circuit board)や、動詞の過去形・過去分詞形として使われる。文脈によって品詞が異なるため注意が必要。
誤用例
日本語では動詞を名詞的に使うことがありますが(例:「コピーする」を「コピー」と言う)、英語では動詞と名詞を混同すると不自然に聞こえます。特に、printerは『印刷機』という名詞であり、動詞として使うことはできません。動詞の『印刷する』はprintです。日本人が『〜する』を省略する癖が原因となりやすい誤用です。丁寧な依頼をする場合は、Could you possibly print this document for me? のようにpossiblyを入れると、より丁寧な印象になります。
『状態が良い』を直訳してcondition wellとしてしまう誤りです。英語では状態を表す場合、in good conditionという決まったフレーズを使います。日本語の『〜の状態』という表現に引きずられ、所有格や名詞を直接繋げてしまうことが原因です。英語では状態を説明する際に、be動詞と前置詞句を組み合わせるのが一般的です。また、conditionは不可算名詞として扱われることが多い点も重要です。
『たくさんの紙を一度に印刷できるプリンター』を直訳すると、上記のような文になりがちです。しかし、英語では『紙の容量が大きい』という表現を使う方が自然です。ここでは、paper capacityという名詞句を使うことで、より簡潔で洗練された表現になります。日本人は関係代名詞を多用する傾向がありますが、英語では名詞句や形容詞句を使って簡潔に表現することを好む文化があります。 that has a large paper trayもより口語的な代替案として使えます。
文化的背景
「プリンター」は、単なる機械ではなく、情報の民主化と大量複製を象徴する存在です。グーテンベルクの活版印刷術以来、印刷技術は知識の普及と社会変革の原動力となり、現代のプリンターはその延長線上に位置づけられます。プリンターの進化は、社会のコミュニケーション様式、情報の流通、そして個人の表現方法に深く影響を与えてきました。
19世紀の産業革命期、印刷技術の発展は新聞や書籍の大衆化を促し、識字率の向上と政治意識の高まりに貢献しました。プリンターは、社会変革を求める人々にとって、思想を広め、世論を形成するための強力な武器となりました。同時に、政府や権力者にとっては、情報統制の対象となり、検閲や弾圧の歴史と深く結びついています。そのため、プリンターは自由な言論の象徴であると同時に、権力との緊張関係を常に抱える存在として、文化史に刻まれています。
現代社会において、プリンターはオフィスや家庭に不可欠な存在となりました。しかし、その役割は単なる文書の出力にとどまりません。3Dプリンターの登場は、製造業に革命をもたらし、個人の創造性を具現化する新たな可能性を切り開いています。また、デジタル化が進む現代においても、紙媒体の重要性は依然として高く、契約書、請求書、写真など、物理的な形で情報を保存する必要性は依然として存在します。プリンターは、デジタルとアナログの架け橋として、私たちの生活を支え続けています。
プリンターのインクカートリッジをめぐる問題は、現代社会における消費文化と環境問題の縮図とも言えます。安価な互換インクの使用は、品質や環境への影響が懸念され、メーカー純正インクの使用はコストがかさむというジレンマが存在します。この問題は、大量生産・大量消費の社会構造がもたらす課題を浮き彫りにし、持続可能な社会の実現に向けた課題を私たちに突きつけています。プリンターは、単なる機械ではなく、現代社会の複雑な問題を象徴する存在として、その文化的背景を理解することで、より深い洞察を得ることができるでしょう。
試験傾向
2級以上で語彙問題や長文読解で出題される可能性あり。主に名詞として登場し、文書作成やオフィス環境に関する文脈で見られる。会話文リスニングで周辺機器に関する話題で触れられることも。類義語(例:copier)との使い分けに注意。
Part 5(短文穴埋め問題)やPart 7(長文読解)で、オフィス環境やIT関連の記事で登場。文書の印刷やメンテナンスに関する文脈が多い。頻出度は高くないが、関連語彙(例:toner, cartridge)と合わせて覚えておくと有利。
アカデミックな文脈では稀。オフィス環境に関する話題が出題される可能性は低い。もし出題される場合は、技術的な説明や比較の中で使われることが考えられる。名詞としての意味を理解していれば十分。
長文読解問題で稀に出題される。IT関連の話題や、テクノロジーの進化に関する文章で登場する可能性がある。基本的な単語なので意味を確実に理解しておけば対応できる。