prawn
母音 /ɔː/ は日本語の「オー」よりも口を大きく開け、喉の奥から響かせるイメージです。日本語の「オ」と「ア」の中間のような音を意識すると良いでしょう。また、語尾の/n/は、舌先を上の歯の付け根につけて発音する鼻音です。日本語の「ン」よりも明確に発音することを心がけてください。
エビ
比較的大型のエビを指すことが多い。特に食用として扱われるものを指すニュアンスがある。small prawnのようにサイズを形容する例もある。
The chef skillfully grilled the large prawns for our special dinner.
シェフが私たちの特別なディナーのために、大きなエビを巧みに焼いてくれました。
※ この例文は、レストランで美味しいエビ料理を味わう、少し贅沢な場面を描写しています。「prawn」は「エビ」の中でも、特に食用の、比較的大きめの種類を指すことが多いです。ここでは「grilled prawns」(グリルしたエビ)として、料理名の一部として使われています。
Before the picnic, we carefully peeled the fresh prawns for the salad.
ピクニックの前に、私たちはサラダ用に新鮮なエビを丁寧に剥きました。
※ 家族や友人と一緒にピクニックの準備をしている、楽しい情景が目に浮かびますね。ここでは「fresh prawns」(新鮮なエビ)として、食材としての「prawn」が使われています。「peeled the prawns」のように動詞「peel」(〜の皮を剥く、殻を剥く)と一緒に使うことで、より具体的な調理の様子が伝わります。
My little brother happily ate all the sweet and sour prawns by himself.
私の弟は、甘酸っぱいエビを全部一人で美味しそうに食べました。
※ 子供が好きなものを夢中で食べている、微笑ましい光景です。「sweet and sour prawns」(エビチリのような甘酸っぱいエビ料理)は、英語圏でも人気のある中華料理の定番です。このように「prawn」は具体的な料理名の一部として非常によく使われます。「happily ate」で、弟の満足した気持ちが伝わってきますね。
エビ料理
prawn curry(エビカレー)、prawn cocktail(エビカクテル)のように、エビを使った料理を指す場合がある。
I was so hungry, so I ordered a delicious prawn dish at the restaurant.
とてもお腹が空いていたので、レストランで美味しいエビ料理を注文しました。
※ お腹が空いてレストランで料理を注文する、という日常の典型的なシーンです。「prawn dish」で「エビを使った料理」全般を指す、よく使われる表現です。
My mom cooked a special prawn curry for our family dinner last night.
昨夜、母が家族の夕食に特別なエビカレーを作ってくれました。
※ 家庭で誰かが料理を作る、温かい情景が目に浮かびます。「prawn curry」のように、「prawn」は具体的な料理名と組み合わせて使われることが多いです。動詞「cook」と一緒に使うのも自然です。
Everyone at the party enjoyed the grilled prawn skewers very much.
パーティーにいたみんなが、グリルしたエビの串焼きをとても楽しみました。
※ 大勢で楽しく食事をするパーティーの様子が伝わります。「grilled prawn skewers」のように、調理法(grilled)や形(skewers)と組み合わせることで、より具体的な「エビ料理」のイメージがわきます。
コロケーション
エビの入ったカクテル(前菜)
※ イギリスで非常に人気のある前菜で、茹でたエビ(prawn)をレタスの上に盛り、シーフードソース(マヨネーズベースのことが多い)をかけたもの。パーティーやレストランでよく見られます。この表現は、単にエビ料理を指すだけでなく、特定の調理法と盛り付けを連想させます。カジュアルな場面で使われることが多いです。
エビの殻をむく
※ 文字通り、エビの殻を手で取り除く行為を指します。家庭料理やレストランの下ごしらえなど、日常的な場面で使われる動詞+名詞の組み合わせです。 'Shell prawns' も同様の意味ですが、'peel' の方が一般的です。類似表現として 'devein prawns'(エビの背ワタを取る)があります。料理番組などでも頻繁に耳にする表現です。
エビのグリル
※ エビを焼いた料理。バーベキューやレストランでよく提供されます。'Grilled' は調理法を表す形容詞で、'prawns' と組み合わせて、シンプルながらも美味しい料理を連想させます。 'Barbecued prawns' も同様の意味で使われます。健康志向の人にも好まれる料理法です。
エビカレー
※ エビを使ったカレー料理。インド料理やタイ料理など、様々な国の料理で見られます。'Curry' は名詞として、特定の料理の種類を示すため、'prawn' と組み合わせて、エビを使ったカレー料理であることを明確に表現します。地域によってスパイスや調理法が異なるため、バリエーション豊かな表現が可能です。
特大のエビ
※ 'Jumbo' は「特大の」という意味の形容詞で、エビの大きさを強調するために使われます。レストランのメニューや食材の説明でよく見られます。単に 'large prawns' と言うよりも、さらに大きいサイズをイメージさせます。高級感や特別感を演出する際にも用いられます。
新鮮なエビ
※ 新鮮さを強調する表現で、食材の品質をアピールする際に使われます。魚市場やスーパーマーケット、レストランなどでよく見られます。'Fresh' は形容詞として、エビの状態が良いことを示し、料理の美味しさへの期待を高めます。類似表現として 'newly caught prawns' (獲れたての新鮮なエビ)があります。
使用シーン
水産学や生物学の研究論文で、エビの種類や生態について記述する際に使用されます。例えば、「Penaeus japonicus(クルマエビ)の養殖における〜」といった具体的な学術名とともに言及されることが多いです。また、食品科学分野では、エビの栄養成分や加工に関する研究で用いられます。
食品関連企業(水産加工、レストラン、食品卸売など)の報告書やマーケティング資料で、商品としてのエビを説明する際に使用されます。例えば、「Prawnの輸入量推移」や「Prawnを使用した新メニュー開発」といった文脈で登場します。ただし、日常的なビジネス会話では、より一般的な「shrimp」が使われることが多いでしょう。
料理レシピやレストランのメニューでエビ料理を指す際に使われます。例えば、「ガーリック・バター・プローン」や「プローン・カリー」といった料理名として目にすることがあります。また、スーパーマーケットでエビを購入する際に、パッケージに「Prawn」と表示されていることがあります。会話では「shrimp」の方が一般的ですが、少しおしゃれな響きを持たせたい場合に「prawn」を使うこともあります。
関連語
類義語
一般的に使われる語で、日本語の「エビ」に最も近い。様々な種類のエビを指し、料理、漁業、海洋生物学など幅広い分野で使用される。日常会話で頻繁に使われる。 【ニュアンスの違い】「prawn」と「shrimp」の区別は地域や文脈によって異なり、生物学的な分類と一致しない場合もある。一般的に、「shrimp」の方が小型のエビを指すことが多いが、明確な定義はない。「prawn」よりもややカジュアルな印象。 【混同しやすい点】北米英語ではほとんどのエビを「shrimp」と呼ぶ傾向がある。イギリス英語では区別されることが多いが、曖昧な場合もある。どちらを使っても意味は通じるが、相手の地域や専門分野を考慮するとより適切。
- scampi
イタリア料理で使われる、小型のエビの一種を指す。料理名としても使われ、「scampi sauce」など、特定の調理法やソースと組み合わせて使われることが多い。レストランのメニューなどでよく見られる。 【ニュアンスの違い】「scampi」は特定の種類の食用エビを指すため、「prawn」や「shrimp」よりも限定的な意味を持つ。料理に関連する文脈でのみ使用される。フォーマルな響きがあり、高級レストランなどで使われることが多い。 【混同しやすい点】英語圏では、イタリア料理店で「scampi」と書かれていても、実際には別の種類のエビ(例えば大型のshrimpやprawn)が使われている場合がある。料理名として定着しているため、必ずしも厳密な意味で使用されない。
- langoustine
ヨーロッパで食用とされる、小型のロブスターに似たエビの一種。高級食材として扱われ、レストランや専門食材店などで見かける。フランス料理などでよく用いられる。 【ニュアンスの違い】「langoustine」は特定の種類の高級エビを指すため、「prawn」や「shrimp」よりもさらに限定的な意味を持つ。フォーマルな文脈で使用され、高級感のある料理を表現する際に適している。 【混同しやすい点】日本語では「手長エビ」と訳されることもあるが、実際にはロブスターに近い種類のエビである。一般的なエビ(shrimp/prawn)とは異なる風味や食感を持つため、混同しないように注意が必要。
- crawfish
主にアメリカ南部(特にルイジアナ州)で食用とされる、淡水性のエビ。ザリガニに似た外見を持ち、ケイジャン料理などでよく用いられる。地域色が強く、特定の文化圏で重要な食材。 【ニュアンスの違い】「crawfish」は淡水性のエビを指し、「prawn」や「shrimp」とは生息環境が異なる。アメリカ南部の方言的なニュアンスがあり、特定の料理や文化に関連付けて使われることが多い。 【混同しやすい点】ザリガニと混同されやすいが、生物学的には異なる種類のエビである。アメリカ南部以外ではあまり一般的ではなく、地域によっては入手困難な場合もある。ケイジャン料理に詳しい人以外には通じにくい可能性がある。
高級食材として知られる大型のエビ。一般的に、ハサミを持つ種類を指す。レストランや高級スーパーなどで見かける。特別な機会や祝いの席でよく食べられる。 【ニュアンスの違い】「lobster」は「prawn」や「shrimp」よりも大型で高価であり、特別な料理に使われることが多い。フォーマルな文脈で使用され、高級感や贅沢さを表現する際に適している。 【混同しやすい点】エビとロブスターは生物学的に近い関係にあるが、外見や価格、用途が大きく異なるため、混同することは少ない。ただし、ロブスターの一種である「langoustine」は小型でエビに似ているため、注意が必要。
派生語
- prawned
『エビで満たされた』という意味の形容詞(過去分詞形)。動詞『prawn(エビを獲る)』の派生で、例えば『prawned rice(エビご飯)』のように料理の材料を示す際に使われる。日常会話よりレシピや料理関連の文章で使われる頻度が高い。
- pawning
『エビ漁』または『エビの供給』を意味する名詞(動名詞)。動詞『prawn(エビを獲る)』から派生し、漁業や水産養殖に関する文脈で使われる。学術論文や業界レポートでまれに見られる。
- prawny
『エビのような』または『エビの味がする』という意味の形容詞。接尾辞『-y』は『〜のような』という意味合いを付加する。主に料理の味や香りを表現する際に用いられ、日常会話や料理レビューなどで使われることがある。
反意語
『ロブスター』。エビと並んで代表的な甲殻類であり、食材として高級なイメージが強い点で対比される。エビがよりカジュアルな料理に使われるのに対し、ロブスターは特別な機会や高級レストランで提供されることが多い。
『ベジタリアン料理』。エビを含む魚介類全般を避ける食事を指す。エビ料理を積極的に取り入れる人と、それを避けるベジタリアンという点で、食生活における明確な対立構造を持つ。倫理的、健康上の理由で使用を避ける文脈で用いられる。
語源
「prawn」の語源ははっきりとは特定されていませんが、中英語の「prane, praun」に由来すると考えられています。これは古フランス語の「prone」から来ており、さらに遡ると中世オランダ語の「prūne」や低地ドイツ語の「Pruun」といったゲルマン祖語の単語に関連があると考えられています。これらの単語は一般的に、ある種の甲殻類を指していたようです。面白いことに、「prawn」の語源は、日本語の「エビ」のように、特定の生物を指す言葉が、その形状や特徴から自然発生的に生まれた可能性を示唆しています。直接的なラテン語やギリシャ語起源ではないものの、ゲルマン語を経由してヨーロッパ各地に広まった単語の流れを垣間見ることができます。
暗記法
エビ(prawn)は、大衆的な食材である一方、卑屈な人を指すスラングにも。イギリスでは日常的な食材、アメリカでは特別な食材として認識が異なります。文学作品では、富や連帯の象徴として登場することも。サッカー界隈では、エビサンドイッチを食べる裕福層を揶揄する言葉としても使われ、社会階層や文化的な価値観を反映する、奥深い背景を持つ単語です。
混同しやすい単語
『prawn』と『lawn』は、母音と末尾の子音が似ているため、発音を聞き間違えやすいです。特に、/ɔː/ の音は日本語の『オー』に近いものの、厳密には異なるため注意が必要です。『lawn』は『芝生』という意味で、食べ物である『prawn』とは全く異なります。スペルも似ているため、文脈で判断することが重要です。
『prawn』と『porn』は、発音が非常に似ており、特に早口で話されると聞き分けが難しいことがあります。スペルも一文字違いであるため、注意が必要です。『porn』は『ポルノ』という意味で、不適切な文脈で使用しないように注意が必要です。発音する際は、prawnの/ɔː/の音を意識して区別しましょう。
『prawn』と『prance』は、語頭の音が同じであり、スペルも一部似ているため、混同しやすいことがあります。『prance』は『跳ね回る』という意味の動詞であり、文脈が大きく異なります。発音も『prance』は /præns/ であり、『prawn』の /prɔːn/ とは母音が異なるため、意識して区別しましょう。
『prawn』と『brown』は、どちらも色を表す単語として認識されがちで、特に料理に関する文脈で出てきた場合に混同される可能性があります。『brown』は『茶色』という意味であり、『海老』という意味の『prawn』とは全く異なります。発音も異なりますが、特に母音を意識して発音することで区別できます。
『prawn』と『bran』は、スペルが似ており、特に手書きの場合などに誤って書いてしまう可能性があります。『bran』は『ふすま』という意味で、食品関連の単語ではありますが、『prawn』とは全く異なるものを指します。発音も異なりますが、スペルミスに注意することが重要です。
『prawn』の最初の音と『pro』の音が似ているため、特に発音練習の初期段階で混同しやすいことがあります。『pro』は『プロ』という意味で、略語としてもよく使われます。文脈が全く異なるため、意味を理解していれば混同することは少ないですが、発音練習では注意が必要です。
誤用例
日本語の『エビ』は種類を問わず使われるため、『prawn』と『shrimp』の区別が曖昧になりがちです。しかし英語では、『prawn』はどちらかというと高級なエビを指す傾向があり、大衆的な天ぷらにはやや不自然です。より一般的な『shrimp』を使う方が無難でしょう。日本語で『エビ天』と言うときに、特に高級食材を意識しないのと同じです。
ここでも『prawn』が使われていますが、より重要なのはコンマの使い方です。日本人はつい接続詞なしに『,』で文を繋げがちですが、英語では文法的に誤りです。セミコロン(;)を使うか、接続詞(and, but, soなど)を使う必要があります。ここでは、前の文が後の文の理由になっているため、セミコロンが適切です。あるいは、『The shrimp was so fresh that I could taste the sea.』のように書き換えることも可能です。
週末にビーチでエビを捕まえに行く、という状況では『prawn』よりも『shrimp』が自然です。『prawn』はレストランでメニューを頼むときなど、よりフォーマルな文脈で使われることが多いです。また、『shrimp』を捕まえに行く行為自体は、『shrimping』という動名詞で表現できます。『fishing』と同様の考え方です。日本語の『エビ釣りに行こう!』というカジュアルなニュアンスを出すには、この表現が最適です。
文化的背景
「prawn」(エビ)は、西洋文化圏において、比較的手軽に手に入る食材であり、大衆的な料理に使われることが多い一方で、その見た目や生態から、卑屈さや取るに足らない存在の象徴として用いられることもあります。特に、権力者に取り入るために腰を低くする人を「prawn」と呼ぶスラング表現は、エビの曲がった姿から連想されるイメージを反映しています。
イギリス英語圏では、「prawn」は一般的にエビ全般を指す言葉として用いられますが、アメリカ英語ではより大型のエビを指す傾向があります。この違いは、食文化や漁獲されるエビの種類によって生じたと考えられます。イギリスでは、フィッシュ・アンド・チップスに添えられるエビフライや、サンドイッチの具材として「prawn」が親しまれており、日常的な食材としての側面が強調されます。一方、アメリカでは、ガンボやジャンバラヤといった料理に用いられる大型のエビが「prawn」と呼ばれることが多く、より特別な食材としてのニュアンスを持ちます。
また、「prawn」は、文学作品や映画において、キャラクターの性格や社会的地位を象徴するアイテムとして登場することがあります。例えば、ある小説では、主人公が高級レストランで「prawn」料理を注文することで、自身の成功と富を誇示する場面が描かれています。また、別の作品では、貧しい漁村で暮らす人々が「prawn」を分け合うシーンを通して、彼らの連帯感や質素な生活が表現されています。このように、「prawn」は、単なる食材としてだけでなく、社会的なメッセージや文化的価値観を伝えるためのメタファーとしても機能するのです。
さらに、「prawn」は、慣用句や比喩表現においても、その独特なイメージを活かして用いられます。たとえば、「being a prawn sandwich brigade」という表現は、サッカーの試合などで、企業の接待席に座り、エビサンドイッチを食べるような裕福な観客層を指します。この表現は、サッカー文化における階級格差や、商業化に対する批判的な視点を反映しています。このように、「prawn」は、食文化、社会階層、そして人間の感情や価値観といった、多様な文化的背景と結びついた、奥深い意味を持つ言葉なのです。
試験傾向
この単語が直接問われることは少ないですが、準1級以上の長文読解で、海洋生物や食文化に関するテーマで間接的に登場する可能性があります。特に注意すべき点はありません。
この単語がTOEICで直接問われることは稀です。食品関連のビジネスシーンで言及される可能性はありますが、頻度は低いでしょう。
TOEFLのアカデミックな文脈で「prawn」が取り上げられる可能性は低いですが、海洋生物学や環境問題に関する文章で、他の単語の説明として間接的に言及されるかもしれません。ただし、直接的な対策は不要です。
大学受験の英語長文において、「prawn」が直接問われる可能性は低いと考えられます。ただし、食文化や環境問題に関するテーマで、背景知識として知っておくと役立つ場合があります。