英単語学習ラボ

plywood

/ˈplaɪwʊd/
名詞

合板

薄い木の板を重ねて接着した建材。強度があり、様々な用途に使われる。DIYや家具作りでよく見かける。

My dad used a large piece of plywood to build a sturdy workbench in the garage.

父はガレージに丈夫な作業台を作るため、大きな合板を一枚使いました。

この例文は、ご家庭でのDIY(日曜大工)の場面を描いています。合板は、棚や机、作業台など、何かを作る際の材料として非常によく使われます。特に「a piece of plywood」のように「一片の合板」と数えるのが自然です。

The construction workers carefully carried thick plywood sheets to reinforce the new wall.

建設作業員たちは、新しい壁を補強するために、分厚い合板を慎重に運びました。

この例文は、建設現場での「合板」の使われ方を示しています。合板は、建物の壁や床の補強材として広く利用されます。「sheets」は板状のものを数えるのに使われ、何枚もの合板を運ぶ様子が目に浮かびますね。

We went to the home center to find some waterproof plywood for our outdoor shed.

私たちは屋外の物置のために、防水の合板を探しにホームセンターへ行きました。

この例文は、特定の目的のために材料としての「合板」を選ぶ場面を描いています。ホームセンターは合板が購入できる典型的な場所です。合板には様々な種類があり、目的(この場合は屋外での使用)に合わせて選ぶことがよくあります。「some plywood」のように、数えられない名詞として使うことも多いです。

コロケーション

plywood sheathing

構造用合板

建物の壁や屋根の下地として使われる合板を指します。'Sheathing'は覆うという意味で、構造材を覆って強度を高める役割を表します。建築業界で頻繁に使われる専門用語ですが、DIYやリフォームに関心のある人にも役立つ表現です。'Plywood sheathing'は、単に'plywood'と言うよりも、具体的な用途が伝わりやすく、設計図や仕様書でよく見られます。

marine plywood

耐水合板、船舶用合板

水に強い特殊な合板で、ボートやヨットの製造に使われます。接着剤や木材の種類が工夫されており、長期間水にさらされても剥がれにくいのが特徴です。'Marine'という言葉が示すように、海洋環境での使用を想定している点がポイントです。DIYで屋外家具を作る際など、耐水性を重視する場合にも応用できます。

form plywood

コンクリート型枠用合板

コンクリートを流し込む型枠として使われる合板です。表面に特殊なコーティングが施されており、コンクリートとの剥離性が高く、繰り返し使用できます。建設現場でよく使われる用語で、強度と耐久性が求められます。'Form'は型という意味で、合板が一時的な型として機能することを示しています。

bend plywood

曲げ合板

薄い合板を何層も重ねて接着し、柔軟性を持たせた合板です。曲線的なデザインの家具や楽器などに使われます。'Bend'は曲げるという意味で、この合板の特性を直接的に表しています。DIYでアーチ状の装飾を作ったり、複雑な形状の家具を製作する際に活用できます。

plywood subfloor

合板下地

床材の下に敷かれる合板のことで、床の強度を高め、水平を保つ役割があります。'Subfloor'は下地という意味で、最終的な床材を支える土台となる部分を指します。リフォームやDIYで床を張り替える際に知っておくと役立つ用語です。適切な厚さの合板を選ぶことが重要になります。

laminated plywood

化粧合板

表面にメラミン樹脂などの化粧板を貼り付けた合板です。家具や内装材として広く使われ、デザイン性と機能性を両立しています。'Laminated'は重ねて貼り合わせるという意味で、表面の美観を強調する点が特徴です。DIYで家具を製作する際に、好みのデザインを選んで手軽に使えるのが魅力です。

使用シーン

アカデミック

建築学や材料工学の研究論文で、建材としての合板の強度や耐久性に関する議論で使われます。「合板の層構成が強度に与える影響」といったテーマで頻繁に登場します。また、森林学や環境学の分野では、持続可能な森林管理における合板の利用について言及されることがあります。

ビジネス

建設業界、家具製造業界、DIY用品業界などのビジネスシーンで頻繁に使われます。例えば、建設プロジェクトの見積書や契約書で「使用する合板の種類と数量」が明記されたり、家具メーカーが「合板の仕入れ価格」について交渉したり、DIYショップの店員が「合板のカットサービス」について説明したりする場面が考えられます。

日常会話

DIYが趣味の人が、日曜大工で家具を作ったり、棚を設置したりする際に使います。「合板で本棚を作る」「合板で壁を補強する」といった会話が考えられます。また、引っ越しの際に、段ボールの底を合板で補強するといった使い方も考えられます。ホームセンターなどで合板を購入する際に、店員と話す機会もあるでしょう。

関連語

類義語

  • 木材全般を指す最も一般的な言葉。木の種類、木材の用途、木の質感など、非常に広い範囲をカバーする。日常会話、建築、家具製作など、あらゆる場面で使用される。 【ニュアンスの違い】"plywood"が合板という特定の加工された木材を指すのに対し、"wood"は天然の木、加工された木材、木製品など、より広い概念を指す。"wood"は素材そのものを指し、"plywood"は特定の製品を指す。 【混同しやすい点】"wood"は不可算名詞として使われることが多いが、特定の種類の木材を指す場合は可算名詞として使われることもある(例:a type of wood)。"plywood"は通常、合板の枚数を数える場合に可算名詞として使われる。

  • 製材された木材を指す言葉。建築材料として使用されることが多い。アメリカ英語でよく用いられる。フォーマルな場面や建築業界で使用されることが多い。 【ニュアンスの違い】"plywood"が薄い板を重ねて作られた合板を指すのに対し、"lumber"は丸太から切り出された木材全般を指す。"lumber"はより荒削りな印象を与える。 【混同しやすい点】"lumber"は集合名詞であり、複数形はない。常に単数扱いとなる。また、イギリス英語では"timber"が同様の意味で使われる。

  • 建築や家具の材料として使われる木材を指す。イギリス英語でよく用いられる。森林、木材産業、建築などの文脈で使われる。 【ニュアンスの違い】"plywood"が合板という特定の製品を指すのに対し、"timber"はより広い意味で、建築や家具に使われる木材全般を指す。"timber"は資源としての木材というニュアンスが強い。 【混同しやすい点】"timber"は集合名詞として扱われることが多く、複数形はない。アメリカ英語では"lumber"が同様の意味で使われる。

  • 平らで薄い木材の板を指す。様々な用途に使われ、厚さや材質も様々。日常会話から専門的な場面まで幅広く使われる。 【ニュアンスの違い】"plywood"が複数の薄い板を貼り合わせて作られた板であるのに対し、"board"は一枚の板を指すことが多い。"board"はより一般的な用語であり、素材も木材に限らない。 【混同しやすい点】"board"は文脈によって意味が大きく異なる。例えば、"a board of directors"(取締役会)のように、組織や委員会を指すこともある。

  • 壁、天井、ドアなどの一部として使用される平らな板状のものを指す。木材、プラスチック、金属など、様々な素材で作られる。建築、インテリアデザインなどの分野で使われる。 【ニュアンスの違い】"plywood"が構造材として使われることが多いのに対し、"panel"は表面を覆うための装飾的な要素として使われることが多い。"panel"は必ずしも木材であるとは限らない。 【混同しやすい点】"panel"は特定の目的のために作られた板状の部品を指すことが多く、"plywood"のように汎用的な木材とは異なる。

  • 薄くて平らな素材の大きな一片を指す。紙、金属、プラスチックなど、様々な素材に使われる。工業、建築、文具など、幅広い分野で使用される。 【ニュアンスの違い】"plywood"が木材を重ねて作られた板であるのに対し、"sheet"はより薄く、柔軟性のある素材を指すことが多い。"sheet"は必ずしも木材であるとは限らない。 【混同しやすい点】"sheet"は非常に一般的な言葉であり、文脈によって意味が大きく異なる。"a sheet of paper"(一枚の紙)のように、薄い素材を指すことが多い。

派生語

  • 『重ねて使う』から転じて『適用する』『申し込む』の意味を持つ動詞。語源的には『~に向かって(ad-)+ 畳む(ply)』。ビジネスシーンで『規則を適用する』、日常生活で『申し込む』など幅広く使われる。

  • apply の名詞形で『適用』『申し込み』。さらに『応用』『アプリケーション(ソフトウェア)』の意味も持つ。ビジネス、技術、日常会話など、文脈によって意味が広がる。抽象度が高く、専門分野でも頻出。

  • 『多数に折り重ねる』から『増やす』『掛ける』の意味を持つ動詞。数学や経済学の分野で頻繁に使用され、抽象的な意味合いでも使われる(例:問題をmultiplyする)。語源は『multus(多くの)+ ply』。

反意語

  • solid wood

    『plywood(合板)』が薄い板を重ねて作るのに対し、『solid wood(無垢材)』は一枚の木から切り出した木材を指す。家具や建築材料の文脈で明確な対比となる。plywoodの安価さ、加工しやすさに対して、solid woodは高級感、自然な風合いが重視される。

  • laminate

    laminateは薄い層を重ねて作る点でplywoodと似ているが、laminateは通常、木材以外の素材(プラスチック、金属など)を使用する。文脈によっては、plywoodの安価な代替としてlaminateが用いられることがあるが、素材の点で明確な違いがある。

語源

"Plywood(合板)"は、英語の単純な合成語です。 "Ply"は「重ねる、折り重ねる」という意味で、古フランス語の"plier"(折る)に由来し、さらに遡るとラテン語の"plicare"(折る、曲げる)にたどり着きます。日本語の「折り紙」をイメージすると、紙を何枚も重ねて作る様子が"ply"の意味と重なります。そして、"wood"は「木材」を意味します。つまり、"plywood"は「重ねられた木材」という意味になり、薄い木の板を何枚も重ねて接着した合板の構造をそのまま表しています。"ply"は、"apply(応用する、適用する)"や"comply(従う)"など、他の単語にも見られ、何かを「添える」「重ねる」というニュアンスを加えています。

暗記法

合板は、大量生産時代を象徴する均質で強い建材です。かつて高級木材が中心だった家具や建築の世界に安価で参入し、一般の生活を変えました。20世紀初頭のアメリカで普及し、戦後の住宅不足を解消するプレハブ住宅にも貢献。イームズ夫妻の椅子など、デザインの世界にも影響を与えました。しかし、大量消費による森林破壊も引き起こし、現在では環境に配慮した持続可能な合板が求められています。

混同しやすい単語

play

『plywood』の先頭部分と一致するため、つい動詞の『play(遊ぶ)』を連想しがちです。しかし、意味は全く異なり、『plywood』は名詞の『合板』です。文脈をしっかり確認し、play が動詞なのか、合板の一部なのかを判断する必要があります。

wood

『plywood』の後半部分と一致するため、混同しやすい単語です。『wood』は『木材』という意味であり、『plywood』は複数の木材を重ねて作った『合板』を指します。wood は単数形でも複数形でも使われますが、plywood は通常、不可算名詞として扱われます。

plow

発音が似ており、特にアメリカ英語では /plaʊ/ と発音されるため、より混同しやすくなります。『plow』は『鋤(すき)』または『~を鋤で耕す』という意味の動詞です。綴りも似ているため、文脈で判断する必要があります。語源的には、ゲルマン祖語の *plōguz(プラウ)に由来し、語源が異なる点も興味深いです。

plight

『plywood』とは意味も発音も大きく異なりますが、綴りの一部が似ており、特に『pli-』の部分が視覚的に紛らわしい可能性があります。『plight』は『苦境、窮状』という意味の名詞です。発音は /plaɪt/ で、『plywood』とは異なります。混同しないように注意が必要です。

pliable

『ply』という語幹を共有しているため、意味の面で関連があるように感じられるかもしれません。『pliable』は『しなやかな、曲げやすい』という意味の形容詞で、合板の性質を表す言葉としても関連付けられますが、直接的な混同を避けるためには、文脈における品詞と意味の違いを意識することが重要です。

plod

発音は異なりますが、語頭の『pl-』の綴りが共通しているため、視覚的に似ていると感じるかもしれません。『plod』は『とぼとぼ歩く』という意味の動詞です。発音は /plɒd/ で、『plywood』とは異なります。スペルの一部が似ているという点に注意し、意味と発音を区別することが大切です。

誤用例

✖ 誤用: The furniture was made of plywood, so it was very cheap and disposable.
✅ 正用: The furniture was made of plywood, which made it an economical choice.

多くの日本人学習者は『合板=安価で粗悪』という固定観念を持ちがちです。これは日本の住宅事情やDIY文化における合板のイメージに強く影響されています。しかし、英語圏では、特に北米などでは、合板は住宅建築や家具製造において広く使用され、必ずしも安価な代替品というわけではありません。むしろ、その強度や加工のしやすさから、実用的な選択肢として認識されています。したがって、安易に『cheap』や『disposable』といったネガティブな言葉と結びつけるのは適切ではありません。ここでは、合板を使用したことによる経済的なメリットを中立的に表現する『economical choice』がより適切です。日本語の『合板』に対するイメージをそのまま英語に当てはめようとすると、語感のずれが生じることがあります。

✖ 誤用: I need some plywood for my DIY project, but I'm worried it will be too plywood.
✅ 正用: I need some plywood for my DIY project, but I'm worried it will be too rough/unrefined.

この誤用は、形容詞としての『plywood』が存在しないために起こります。日本人学習者は、名詞を安易に形容詞化する傾向があり、『〜すぎる』という表現をそのまま『too + 名詞』として表現しようとすることがあります。英語では、名詞を形容詞として使用する場合には、通常、別の形容詞を用いるか、名詞を修飾する形にする必要があります。この文脈では、合板の表面の粗さや未加工な状態を懸念していると考えられるため、『rough』や『unrefined』といった形容詞を使用するのが適切です。DIYプロジェクトで使用する合板に対して、表面の仕上がり具合を気にするという状況設定も、教養ある大人が共感しやすいポイントです。日本語的な発想で『plywood』を形容詞として使ってしまう典型的な例です。

✖ 誤用: The artist used plywood to express his plywoodness in the sculpture.
✅ 正用: The artist used plywood to express the inherent qualities/nature of the material in the sculpture.

ここでの誤用は、抽象名詞を作るために名詞に『-ness』を安易に付加したことが原因です。日本語では『〜さ』という接尾辞で抽象概念を表現することが一般的ですが、英語ではすべての名詞に『-ness』を付ければ良いわけではありません。『plywoodness』という言葉は不自然で、英語のネイティブスピーカーには意味が通じにくいでしょう。この文脈では、アーティストが合板という素材そのものが持つ特性や本質を表現しようとしていると解釈できます。したがって、『the inherent qualities of the material』や『the nature of the material』といった表現を使用するのが適切です。素材の持つ本質を表現するというアートの文脈も、教養ある大人が興味を持つ可能性のあるテーマです。日本語の抽象概念をそのまま英語に直訳しようとする際に起こりやすい誤用です。

文化的背景

合板(plywood)は、その均質性と強度から、大量生産時代を象徴する素材であり、民主化された建築資材としての側面を持ちます。かつて高級木材が独占していた家具や建築の世界に、手頃な価格で参入し、一般の人々の生活空間を大きく変えました。

合板が広く普及し始めたのは、20世紀初頭のアメリカです。それまでの木材は、自然のままの形状や質感を重視され、職人の手仕事によって加工されるのが一般的でした。しかし、合板は薄いベニヤを重ねて接着するという製法により、均一な品質と強度を実現し、大量生産に適していました。この特性が、工業化が進む社会のニーズに合致し、住宅建設や家具製造において急速に普及しました。特に、第二次世界大戦後の住宅不足を解消するため、プレハブ住宅の材料として大量に使用され、戦後の復興を支える重要な役割を果たしました。

合板は、その実用性から、デザインの世界にも影響を与えました。ミッドセンチュリーモダンと呼ばれるデザイン様式では、合板の成形技術を活かした椅子や家具が数多く生まれました。チャールズ&レイ・イームズ夫妻による成形合板の椅子は、その代表的な例と言えるでしょう。彼らは、合板の持つ柔軟性と強度を最大限に引き出し、曲線的なフォルムと快適な座り心地を両立させた革新的なデザインを生み出しました。合板は、単なる建築資材ではなく、デザイナーの創造性を刺激する素材としても評価されるようになったのです。

しかし、合板の普及は、一方で、木材の大量消費と森林破壊という問題も引き起こしました。安価な合板を大量に生産するため、熱帯雨林などの貴重な森林が伐採され、生態系に深刻な影響を与えたのです。近年では、環境保護の観点から、持続可能な森林管理によって生産された合板や、リサイクル素材を使用した合板などが開発されています。合板は、大量生産時代の象徴であると同時に、環境問題への意識を高めるきっかけともなっているのです。

試験傾向

英検

この単語が直接問われることは少ないですが、建築や木工に関するテーマの長文読解で背景知識として役立つ可能性があります。特に準1級以上では、テーマによっては間接的に理解を助ける単語となり得ます。

TOEIC

TOEICでは、建設業界やオフィス家具に関する話題で、間接的に登場する可能性があります。直接的な語彙問題として出題される頻度は低いですが、関連語彙と合わせて覚えておくと、読解問題で有利になることがあります。

TOEFL

TOEFLのアカデミックな読解文で、建築、環境問題、歴史などのテーマで登場する可能性があります。具体的な構造物や材料を説明する際に使われることが考えられます。直接的な語彙問題よりも、文脈理解を問う問題で役立つでしょう。

大学受験

大学受験の長文読解で、建築、デザイン、技術史などのテーマで登場する可能性があります。難関大学では、背景知識として知っておくと有利になる場合があります。直接的な語彙問題よりも、文章全体の理解を深めるために役立つでしょう。

免責事項

英単語学習ラボは生成AIで機械的に意味や英語表現を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。

このページについて

作成:英単語学習ラボ
生成支援:Google Gemini
最終更新:2025年8月4日

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