thirteen
th の発音（/θ/）は、舌先を上下の前歯で軽く挟み、息を摩擦させて出す音です。日本語のサ行とは異なり、声帯を振動させません。ɜː は口を少し開け、舌の中央をやや高くして出す長めの曖昧母音です。アクセントは 'teen' に置かれ、強く長く発音します。'thir' の部分は弱く短く発音しましょう。
13
数字の13。具体的な数や量を表す場合に用いる。
My little brother will turn thirteen next month, and he's counting the days.
僕の弟は来月13歳になるので、指折り数えて待っています。
※ 「thirteen」は人の年齢を表すときによく使われます。この例文では、弟が誕生日を心待ちにしているワクワクした気持ちが伝わってきますね。「counting the days」は、何かをとても楽しみにしている様子を表す、日常会話でよく使われる表現です。
There were thirteen delicious cookies left on the plate, but now only one remains.
お皿には美味しいクッキーが13枚残っていましたが、今ではたった1枚しか残っていません。
※ 「thirteen」は、このように物の数を数える時によく使われます。この例文では、たくさんのクッキーがどんどん減っていき、最後にたった1枚だけ残ってしまったという、少し残念な気持ちが目に浮かびますね。「remains」は「残っている」という意味です。
Our new house is at number thirteen on Elm Street, right by the big park.
私たちの新しい家はエルム通りの13番地にあり、大きな公園のすぐそばです。
※ 「thirteen」は、住所や電話番号、部屋番号など、特定の数字を示す際にも使われます。この例文では、新しい家を見つけた喜びや、大きな公園が近いことへの期待が感じられますね。「right by」は「～のすぐそばに」という意味で、場所を説明する時に便利な表現です。
13の
数や年齢などが13であることを示す。例: thirteen years old (13歳)
My little brother will be thirteen next month, and he's so excited!
私の幼い弟は来月13歳になります。彼はとてもワクワクしています！
※ 弟の誕生日が近づき、彼自身が楽しみにしている様子が伝わります。家族の温かい会話が想像できますね。「be thirteen」は「13歳である」という意味で、年齢を伝える際に最もよく使われる表現です。未来の出来事にも使えます。
I carefully counted thirteen colorful balloons for the party.
パーティーのために、私は色とりどりの風船を13個、丁寧に数えました。
※ パーティーの準備で、ワクワクしながら風船を数えている様子が目に浮かびます。色とりどりの風船が、楽しい雰囲気を感じさせますね。「thirteen + 名詞の複数形」という形で、物の数を具体的に表す際によく使われます。
Thirteen hungry campers gathered around the warm campfire.
13人のお腹を空かせたキャンパーたちが、温かいキャンプファイヤーの周りに集まりました。
※ 夜のキャンプで、お腹を空かせた人々が焚き火の暖かさを感じながら、食事を待っている様子が伝わってきます。一体感のある場面ですね。「thirteen + 名詞の複数形」は、人や動物の数を表す際にも非常に自然に使われます。
コロケーション
アメリカ独立の際にイギリスから独立した13の植民地
※ アメリカ史における非常に重要な語句であり、アメリカ合衆国の起源を語る上で欠かせません。地理的・歴史的な文脈で使用され、教科書や歴史ドキュメンタリーなどで頻繁に見られます。これらの植民地が後にアメリカ合衆国を形成したため、この表現はアメリカのアイデンティティと深く結びついています。単に「13の植民地」というだけでなく、アメリカ独立革命という歴史的背景を理解する上で重要なコロケーションです。
13日の金曜日
※ 西洋文化において不吉な日とされる13日の金曜日。この日は、不幸な出来事が起こりやすいという迷信が根強く残っています。映画のタイトルとしても有名で、恐怖やサスペンスといったイメージと結びついています。口語やメディアでよく使われ、話題のきっかけにもなります。不吉なイメージは、キリスト教の最後の晩餐に13人が参加していたことなどが由来とされています。
13歳である、13年目である
※ 年齢や年数を表すフォーマルな表現です。例えば、「He is in his thirteenth year.（彼は13歳です。）」のように使われます。また、会社やプロジェクトなどの継続年数を表す際にも用いられます。「The company is in its thirteenth year.（その会社は創業13年目です。）」のように使われます。口語よりも書き言葉やビジネスシーンでよく見られます。
13個（パン屋の1ダース）
※ 中世のパン屋が、パンの重量をごまかすと罰せられたため、不足がないように13個を1ダースとして売ったという説に由来します。現在では、単に「13個」を意味するだけでなく、「おまけ」や「サービス」といったニュアンスを含むことがあります。日常会話やビジネスシーンで、少しユーモラスな表現として使われます。例えば、「I ordered a dozen donuts, but they gave me a baker's dozen.（ドーナツを1ダース頼んだら、13個くれたよ。）」のように使われます。
結婚生活13年目の倦怠期
※ 結婚生活が長くなるにつれて、夫婦関係に生じる倦怠感や不満を表す表現です。7年目の倦怠期（seven-year itch）の変形とも言えます。口語的な表現で、夫婦関係や結婚生活に関する話題で使われます。心理学やカウンセリングの分野でも言及されることがあります。映画のタイトルとしても知られており、夫婦関係の難しさや変化を象徴する表現です。
使用シーン
学術論文や研究発表で、データや統計情報を提示する際に使用されます。例えば、アンケート結果を分析し、「13%の回答者が〜と回答した」と報告する場面や、実験群の人数を示す際に「被験者数は13名であった」のように使われます。文語的な表現が中心です。
ビジネス文書やプレゼンテーションで、市場調査の結果や財務報告など、客観的な数値データを示す際に使用されます。例として、「当四半期の売上高は13億円であった」と報告する場面や、「プロジェクトの進捗率は13%である」と進捗会議で述べる場合などが考えられます。フォーマルな文体で使用されます。
日常会話では、年齢や日付、時間など、具体的な数を伝える際に使用されます。例えば、「彼は13歳になった」「今日は13日だね」「待ち合わせは13時でどう？」のように使われます。また、ニュース記事やドキュメンタリーなどで統計データが示される際にも見かけることがあります。
関連語
類義語
『12個』を意味する名詞。主に物を数える際に使われ、特にパンや花など、ある程度まとまった数を扱う場面で用いられる。 【ニュアンスの違い】『thirteen』は単なる数であるのに対し、『dozen』は特定のまとまりを示す。また、可算名詞として扱い、『a dozen』や『dozens of』のように使われる。 【混同しやすい点】『dozen』は具体的な物の数を表す場合にのみ使用され、『thirteen』のように抽象的な概念や順序を表す場合には不適切。また、『dozens of』は『たくさんの』という意味で使われる点も注意。
『3つ一組』または『3人組』を意味する名詞。音楽グループやチーム、または3つの要素が組み合わさったものを指す際に使用される。 【ニュアンスの違い】『thirteen』は単なる数であるのに対し、『trio』は特定のグループや組み合わせを示す。人数や物の数に関わらず、3つで構成されるまとまりに対して用いられる。 【混同しやすい点】『trio』は常に3つの要素で構成されるグループを指し、『thirteen』のように他の数を表すことはない。また、『a trio of』のように使われることが多い。
- a few
『少しの〜』を意味する数量詞。可算名詞の複数形を修飾し、肯定的な意味合いで、ある程度少ない数を示す。日常会話でよく用いられる。 【ニュアンスの違い】『thirteen』は具体的な数を示すのに対し、『a few』は漠然とした少数を表す。また、『a few』は肯定的ニュアンスを含むが、『few』は否定的ニュアンスを含む。 【混同しやすい点】『a few』は具体的な数を特定せず、あくまで少数を指すため、『thirteen』のように正確な数を表す場面では不適切。また、『a few』は可算名詞にのみ使用可能。
『いくつかの〜』を意味する数量詞。可算名詞の複数形を修飾し、3つ以上だが多くはない数を示す。ややフォーマルな印象を与える。 【ニュアンスの違い】『thirteen』は具体的な数を示すのに対し、『several』は漠然とした数を表す。また、『several』は『a few』よりもやや多い数を示すことが多い。 【混同しやすい点】『several』は具体的な数を特定せず、あくまで複数のものを指すため、『thirteen』のように正確な数を表す場面では不適切。また、『several』はフォーマルな場面でも使用される。
- a number of
『多数の〜』を意味する数量詞。可算名詞の複数形を修飾し、かなり多い数を示す。フォーマルな場面でも使用される。 【ニュアンスの違い】『thirteen』は具体的な数を示すのに対し、『a number of』は漠然とした多数を表す。ただし、『the number of』は『〜の数』という意味で、具体的な数を指す場合もある。 【混同しやすい点】『a number of』は具体的な数を特定せず、あくまで多数のものを指すため、『thirteen』のように正確な数を表す場面では不適切。また、『a number of』は可算名詞にのみ使用可能。
- approximately thirteen
『約13』を意味する副詞句。正確な数が不明または重要でない場合に、おおよその数を示すために用いられる。ビジネスや科学的な文脈でも使用可能。 【ニュアンスの違い】『thirteen』が正確な数を表すのに対し、『approximately thirteen』は概算の数を示す。不確実性や変動の可能性を含む。 【混同しやすい点】『approximately thirteen』は正確な数を必要としない場面でのみ使用され、『thirteen』のように正確な数を表す必要がある場合には不適切。また、文脈によっては『about thirteen』や『around thirteen』も同様の意味で使用できる。
派生語
『10代の』という意味の形容詞。thirteen（13）からnineteen（19）までの年齢層を指す。日常会話で頻繁に使われ、若者文化やライフスタイルに関連する文脈で特に重要。語源的には『-teen』は『ten（10）』に由来し、10にいくつ加えるかを示す。
- teens
『10代』を意味する名詞。集合的に13歳から19歳までの人々を指す。市場調査、教育、メディアなど、幅広い分野で使われる。単数形の『teenager』よりも、グループとしての10代を指す場合に適している。
- thirteenth
『13番目の』という意味の序数。日付、順位、リストなど、順番を示す際に使用。日常会話からビジネス文書まで幅広く使われる。語尾の『-th』は序数を示す接尾辞。
語源
"Thirteen"は、古英語の"þrēotīene"に由来します。これは"three"（3）と"-teen"（10）が組み合わさったものです。"-teen"は、ゲルマン祖語の"*tehun"（10）に遡り、数を表す接尾辞として使われ、13から19までの数字を形成する際に用いられます。つまり、"thirteen"は文字通り「3と10」を意味します。他の-teenで終わる数字（fourteen, fifteenなど）と同様の構造を持っています。このシンプルな組み合わせは、古代ゲルマン語族の数え方と、それが英語にどのように受け継がれたかを反映しています。日本語で例えるなら、「十三」が「十」と「三」を組み合わせているのと同様の成り立ちです。
暗記法
「13」は、キリストの最後の晩餐や北欧神話に影を落とす、不吉な数字。裏切りや災いの象徴として、西洋文化に深く根付いています。ホテルで13階が避けられ、13日の金曜日が恐れられるのも、歴史と宗教が織りなす心理的影響。単なる迷信ではなく、人々の行動を左右する力を持つ「13」。映画や小説では、不吉な前兆として、その象徴性は今も色褪せません。
混同しやすい単語
『thirteen』と『thirty』は、どちらも10の位を表す数字ですが、語尾の発音が異なります。『thirteen』は語尾が強く「ティーン」と発音するのに対し、『thirty』は「ティ」にアクセントがあり、「-ty」の部分は弱く発音されます。スペルも似ているため、聞き取りと発音の両方で注意が必要です。意味はそれぞれ「13」と「30」です。
『thirteen』と同様に、語尾が「-teen」で終わる数字です。発音の強勢の位置は同じですが、先頭の母音（thir- と four-）が異なります。スペルも視覚的に似ているため、文脈から判断することが重要です。意味はそれぞれ「13」と「14」です。
『thirty』の序数詞（順番を表す言葉）です。発音は『thirty』に似ていますが、語尾に「-eth」が付くため、より長く聞こえます。スペルも『thirty』に「-eth」が追加された形なので、混同しやすいです。意味は「30番目の」です。たとえば、「the thirtieth of the month（月の30日）」のように使われます。
『thirteen』とは意味も品詞も異なりますが、スペルの一部（thre-）が共通しているため、視覚的に混同されることがあります。『threading』は動詞『thread（糸を通す、縫う）』の現在分詞形で、「糸を通すこと」「縫うこと」といった意味です。発音も異なります。
スペルの一部（thre-）が共通しており、視覚的に似ています。発音も最初の部分は似ていますが、アクセントの位置が異なります。『threaten』は「脅かす」という意味の動詞で、『thirteen』とは全く異なる意味を持ちます。文脈から判断することが重要です。
発音は全く異なりますが、アルファベットの並び順が似ているため、スペルミスしやすい単語です。『thrown』は動詞『throw（投げる）』の過去分詞形で、「投げられた」という意味です。たとえば、「the ball was thrown（ボールは投げられた）」のように使われます。スペルを意識して区別しましょう。
誤用例
日本語の「〜によって死んだ」という表現を直訳すると "dead by ~" となりがちですが、英語では "die in/from ~" を使います。"dead by" は、例えば「絞首刑で死んだ (dead by hanging)」のように、意図的な行為によって死んだ場合に使われるニュアンスがあります。事故のような偶発的な出来事の場合は "die in" が適切です。この誤りは、日本語の受動的な表現を英語に直訳しようとする際に起こりがちです。英語では、自然な事象に対しては能動態を使うことが一般的です。
日本語では「彼は13歳です」のように年齢を名詞として扱いますが、英語では "age" を使う場合、"He is of thirteen years of age." のように非常にフォーマルな表現になります。日常会話や一般的な文章では "He is thirteen years old." が自然です。"He has thirteen age." は文法的に誤りであり、不自然な印象を与えます。この誤りは、日本語の年齢の数え方をそのまま英語に当てはめようとする際に起こりやすいです。英語では、年齢を形容詞的に使うことが一般的です。
直訳すると「今日は13歳のような気分」となりますが、英語で "thirteen" は、若さ、無邪気さ、未熟さといったイメージを直接的に伝える言葉ではありません。もし、幼い頃のような気分や未熟さを表現したいのであれば、"immature"（未熟な）や "childlike"（子供のような）といった形容詞を使う方が適切です。この誤りは、日本語の比喩的な表現をそのまま英語に翻訳しようとする際に起こります。英語では、年齢を直接的に感情や状態の比喩表現として使うことは一般的ではありません。
文化的背景
「13」という数字は、西洋文化圏において不吉な数字として広く認識されています。この迷信は、宗教的な起源や歴史的な出来事と結びつき、様々な形で人々の生活や文化に影響を与えてきました。
最も一般的な起源の一つは、キリスト教における「最後の晩餐」です。この場面では、イエス・キリストと12人の使徒、合計13人が食卓を囲んでおり、その直後にイエスは裏切りに遭い、処刑されます。この出来事が、「13」という数字に不幸や裏切りといったイメージを付与したと考えられています。また、北欧神話においても、12人の神々が集まった宴会に13人目の神であるロキが乱入し、騒動を引き起こしたという逸話があり、これも「13」が不吉とされる理由の一つとして挙げられます。
このような背景から、「13」は日常生活において避けられる傾向があります。例えば、ホテルや高層ビルでは13階が存在しないことがあり、これは「13」を避けるために12階の次に14階を設けるという慣習によるものです。また、日付においても、13日の金曜日が特に不吉な日として恐れられています。これは、イエス・キリストが処刑されたのが金曜日であったという説や、テンプル騎士団が13日の金曜日に逮捕されたという歴史的な事件などが影響していると考えられています。
「13」に対する恐怖心は、単なる迷信として片付けることはできません。それは、歴史や宗教、文化が複雑に絡み合って形成された心理的な現象であり、人々の行動や意思決定に影響を与え続けています。映画や小説などのフィクション作品においても、「13」はしばしば不吉な出来事の前触れや、登場人物の運命を暗示する要素として用いられ、その象徴性は現代においても色褪せることはありません。
試験傾向
出題形式：主にリスニング（Part 1, 2）やリーディング（語彙問題、長文読解）。頻度と級・パート：3級以上で出題可能性あり。特に準2級、2級で比較的頻出。文脈・例題の特徴：日常生活、学校生活に関連する会話や文章。学習者への注意点・アドバイス：数字の聞き取り、発音（thirteenとthirtyの違い）に注意。スペルミスにも注意。
出題形式：リスニング（Part 1, 2, 3, 4）、リーディング（Part 5, 6, 7）。頻度と級・パート：TOEIC全般で出題可能性あり。特にPart 1の写真描写、Part 2の応答問題、Part 3, 4の会話・アナウンスで出現しやすい。文脈・例題の特徴：ビジネスシーン、日常生活に関連する会話や文章。学習者への注意点・アドバイス：数字の聞き取り、特にthirtyとの区別に注意。金額、日付、時間など数字が重要な情報となる場合に注意。
出題形式：主にリスニング（Lecture, Conversation）とリーディング。頻度と級・パート：TOEFL iBT全般で出題可能性あり。アカデミックな内容の講義や会話で使われる。文脈・例題の特徴：大学の講義、キャンパスライフに関する会話。学習者への注意点・アドバイス：講義や会話の中で数字が重要な情報として出てくる場合がある。thirtyとの聞き分け、数字の表す意味を正確に理解することが重要。
出題形式：主に長文読解、リスニング（一部の大学）。頻度と級・パート：大学受験全般で出題可能性あり。特に共通テスト、難関大学の二次試験で出現しやすい。文脈・例題の特徴：評論文、物語文、説明文など幅広いジャンル。学習者への注意点・アドバイス：文脈の中で意味を理解することが重要。数字が表す統計データ、歴史的な出来事など、文脈理解の鍵となる場合がある。thirtyとの区別、スペルミスに注意。