reticent
第一音節にアクセントがあります。/ɪ/ は日本語の「イ」よりも口を左右に開いて発音する短い母音です。/t/ は舌先を歯茎につけて発音する破裂音ですが、語尾に来る場合は破裂させずに終わることがあります(内破音)。母音と子音の繋がりを意識すると、より自然な発音になります。
口が重い
自分の考えや感情をあまり表に出さない様子。特に、秘密を守るために発言を控えるニュアンスを含む。内向的な性格や、過去の経験から用心深くなっている場合にも使われる。
Even at the lively party, she remained reticent, preferring to listen quietly.
賑やかなパーティーでも、彼女は口数が少なく、静かに聞く方を好みました。
※ この例文は、新しい場所や初対面の人々の中で、緊張したり、内気な性格のためにあまり話したがらない人の様子を描写しています。'remained reticent' で「口数が少ないままでいた」という、その人の状態を表しています。
He became reticent when his friends asked about his mysterious trip.
友人が彼の謎めいた旅行について尋ねると、彼は口を閉ざしました。
※ ここでは、誰かが特定の話題(ここでは「謎めいた旅行」)について話したがらない、あるいは話すのをためらう様子を表しています。'became reticent' は「口を閉ざすようになった」という心の変化や行動の変化を示しています。
The CEO was reticent about the company's future plans during the press conference.
記者会見中、CEOは会社の将来計画について口が重かった。
※ この例文は、ビジネスや公式な場で、重要な情報(ここでは「会社の将来計画」)を明かしたがらない、あるいは慎重に言葉を選んで話す様子を示しています。'reticent about ~' で「~について口が重い」と、具体的に何に関して口が重いのかを明確にできます。
控えめな
発言や行動を控え、目立たないようにする様子。自己主張を避ける、遠慮がちな態度を表す。
The new team member was reticent during the meeting, not sharing many ideas.
新しいチームメンバーは会議中控えめで、あまり意見を出しませんでした。
※ 新しい職場やグループに入った人が、最初は遠慮してあまり発言しない、という状況はよくあります。この例文は、会議のようなフォーマルな場で、意見を述べることに対して「控えめ」な様子を鮮やかに描写しています。'reticent' は、単に静かなだけでなく、自分の考えや感情を積極的に表に出さない、というニュアンスを含みます。
After the sad news, she became very reticent about her feelings.
その悲しい知らせの後、彼女は自分の感情についてとても口数が少なくなりました。
※ 人が衝撃的な出来事や悲しい経験をした後、自分の心の内を話したがらなくなる、という場面です。この例文は、感情を表現することに「控えめ」になっている状態を伝えます。'became reticent' のように、あるきっかけで人がそうなった、という変化を表す際にも自然に使えます。
The quiet child was reticent at the new school, observing everyone carefully.
その静かな子どもは、新しい学校で控えめにして、みんなを注意深く観察していました。
※ 初めての場所や知らない人たちの中にいるとき、特に子どもが、すぐに打ち解けずに周りの様子をうかがう、という状況です。この例文は、新しい環境で少し内気になり、すぐに自分から話しかけたりしない「控えめ」な態度を描写しています。'reticent' は、このように人の性格や一時的な態度を説明する形容詞としてよく使われます。
コロケーション
〜について口が重い、〜について話したがらない
※ この構文は、特定のこと柄について、人が情報を提供することをためらう様子を表します。前置詞 "about" は、reticent の対象となる話題を指し示します。単に口下手というよりは、何かを秘匿したい、あるいは話すことで不利益が生じると感じているニュアンスが含まれます。例えば、"He was reticent about his past."(彼は過去について口が重かった)のように使います。フォーマルな場面や、人の性格を表す際に頻繁に用いられます。
〜することをためらう、〜することに気が進まない
※ この構文は、ある行動をすることに対する躊躇やためらいを表します。"to" は不定詞を導き、具体的な行動を示します。"He was reticent to disclose the information."(彼はその情報を開示することをためらった)のように使われます。"reluctant"(気が進まない)と似ていますが、reticent は行動の背後にある理由(秘密保持、不利益の懸念など)をより強く示唆します。ビジネスシーンや、責任が伴う状況でよく見られます。
沈黙を守る、口を閉ざしたままでいる
※ この表現は、ある人が以前から口を閉ざしており、その状態を維持していることを示します。"remain" は状態の継続を表し、"reticent" はその状態の内容(口が重い、話したがらない)を示します。事件やスキャンダルなど、公にすることが難しい状況で、関係者が沈黙を貫く様子を描写する際によく用いられます。報道記事や法廷での証言など、フォーマルな文脈で使用されることが多いです。
著しく口が重い、明らかに口を閉ざしている
※ この表現は、reticent な状態が通常よりも顕著であることを強調します。"noticeably" は副詞で、reticent を修飾し、その状態が容易に観察できるほど強いことを示します。例えば、普段はよく話す人が急に口数が減った場合などに、"He was noticeably reticent during the meeting."(彼は会議中、明らかに口が重かった)のように使います。人の態度や行動の変化を指摘する際に有効で、観察に基づく客観的な描写に用いられます。
控えめな微笑み、口を開かない微笑み
※ "reticent" は、言葉だけでなく、表情にも適用できます。この場合、笑顔が完全に開かれず、どこか抑制されている様子を表します。例えば、自信のなさ、不安、あるいは何かを隠している気持ちなどが背景にあるかもしれません。文学作品や人物描写で、登場人物の微妙な感情を表現するために用いられます。"She offered a reticent smile, but her eyes betrayed her anxiety."(彼女は控えめな微笑みを浮かべたが、その目は不安を物語っていた)のように使われます。
生来の寡黙さ、生まれつきの口下手
※ この表現は、reticence が一時的な状態ではなく、その人の性格や性質に根ざしていることを示します。 "constitutional" は、「体質的な」「生まれつきの」という意味合いを持ち、reticence がその人の本質的な特徴であることを強調します。例えば、"His constitutional reticence made it difficult to get to know him."(彼の生来の寡黙さのせいで、彼を知ることは難しかった)のように使います。心理学や社会学などの分野で、人の性格特性を分析する際に用いられることがあります。
使用シーン
学術論文や研究発表で、特に社会科学系の分野(心理学、社会学など)で、ある人物やグループの性質を客観的に記述する際に用いられます。例えば、「被験者は質問に対してreticentな態度を示した」のように、データの解釈や分析において、観察された行動や態度を説明する際に使用されます。文語的でフォーマルな印象を与えます。
ビジネスシーンでは、会議の議事録や人事評価などの文書で、人の性格や行動を婉曲的に表現する際に用いられることがあります。例えば、「彼は発言することをreticentである」のように、直接的な批判を避けつつ、改善を促すニュアンスを含ませることが可能です。ただし、日常的な会話ではあまり使われません。
日常会話ではほとんど使用されません。ニュース記事やノンフィクション作品など、やや硬い文体の中で見かけることがあります。例えば、「彼は事件についてreticentだった」のように、事件関係者が情報提供を避けている状況を説明する際に用いられます。一般的には、より平易な言葉(例えば、quiet, reservedなど)が使われることが多いです。
関連語
類義語
感情や意見を控えめにし、打ち解けない様子を表す。性格や態度を指すことが多い。フォーマルな場面でも使用される。 【ニュアンスの違い】"reticent"よりも控えめな度合いが強く、必ずしも何かを隠しているわけではない。内向的な性格を表す場合もある。 【混同しやすい点】"reserved"は席などを『予約する』という意味でも使われるため、文脈によって意味を判断する必要がある。また、人に対して使う場合は、少し距離を置いているニュアンスを含む。
無口で、ほとんど話さない様子を表す。性格や習慣を指すことが多い。やや古風な印象を与える場合もある。 【ニュアンスの違い】"reticent"よりも無口であることを強調し、話すことを嫌うようなニュアンスを含む。ネガティブな意味合いが強い。 【混同しやすい点】"taciturn"は、単に口数が少ないだけでなく、愛想がない、不機嫌といった印象を与える可能性がある。ビジネスシーンでは"reticent"の方が無難。
- uncommunicative
コミュニケーションを取ろうとしない、または取れない様子を表す。一時的な状況や態度を指すことが多い。 【ニュアンスの違い】"reticent"よりもコミュニケーション不足の状態を強調し、必ずしも性格的な要因とは限らない。病気や精神的な問題を抱えている場合も含まれる。 【混同しやすい点】"uncommunicative"は、相手に原因がある場合と、自分に原因がある場合の両方で使用できる。相手が"uncommunicative"な場合、その理由を探る必要がある。
- secretive
秘密主義で、情報を隠そうとする様子を表す。意図的な行動を指すことが多い。ネガティブな意味合いが強い。 【ニュアンスの違い】"reticent"よりも積極的に情報を隠そうとする意図が強く、疑念や不信感を抱かせる可能性がある。 【混同しやすい点】"secretive"は、単に口が堅いだけでなく、何かを隠しているという疑念を抱かせる。ビジネスシーンでは、信頼関係を損なう可能性があるため注意が必要。
- tight-lipped
口を固く閉ざし、何も言わない様子を表す。感情的な状況や秘密を守る場面で使われる。口語的な表現。 【ニュアンスの違い】"reticent"よりも感情的なニュアンスが強く、不快感や怒りを抑えている様子を表す。非公式な場面でよく使われる。 【混同しやすい点】"tight-lipped"は、文字通り口を固く閉ざしている様子を表すため、具体的な状況を想像しやすい。フォーマルな場面では避けるべき表現。
派生語
『暗黙の』という意味の形容詞。『reticent』の語源であるラテン語の『tacere(黙る)』に由来し、言葉に出さない、示されないという意味合いを持つ。ビジネス文書や法律用語で、明示的ではない合意や了解を示す際に用いられる。
『無口な』という意味の形容詞。『tacit』と同様に『tacere』を語源とするが、より性格や性質を表すニュアンスが強い。人の性格描写で用いられ、『reticent』よりも口数が少ない状態を指す。
- reticence
『reticent』の名詞形で、『口数が少ないこと』『遠慮がちな態度』という意味。抽象名詞として、心理学や社会学の分野で、特定の状況下での発言を控える傾向を指す際に用いられる。日常会話よりも、ややフォーマルな文脈で使用される。
反意語
- outspoken
『率直な』『遠慮のない』という意味の形容詞。『reticent』が発言を控えるのに対し、『outspoken』は自分の意見や感情をはっきりと述べる。政治的な議論や社会的な問題について意見を表明する際に用いられる。
- garrulous
『おしゃべりな』『多弁な』という意味の形容詞。『reticent』が言葉を慎むのに対し、『garrulous』は必要以上に話し続ける傾向を表す。日常会話で、人の性格を形容する際に用いられることが多い。
- loquacious
『多弁な』という意味の形容詞。『garrulous』と同様に、よくしゃべる人を指すが、『garrulous』がやや否定的なニュアンスを含むのに対し、『loquacious』は中立的な意味合いで使用されることが多い。学術的な議論や文学作品で、登場人物の性格描写に用いられる。
語源
"reticent」は、ラテン語の「reticere」(黙っている、沈黙を守る)に由来します。「re-」は「再び、後ろへ」を意味する接頭辞、「tacere」は「黙る」を意味します。つまり、「reticent」は文字通りには「再び黙る」や「沈黙を守る方向へ向かう」といった意味合いを持ちます。この語源から、人が発言を控えたり、自分の考えや感情を隠したりする様子を表す「口が重い」「控えめな」という意味へと発展しました。日本語で例えるなら、「奥ゆかしい」という言葉が、reticentの持つニュアンスに近いかもしれません。自らの意見を積極的に主張するよりも、状況を慎重に見守り、発言を控える態度を指します。
暗記法
「reticent」は控えめさの裏に、言葉への警戒心や社会への抵抗を秘めます。ヴィクトリア朝では感情を抑圧された女性の隠された苦悩を、文学では社会への不満を暗示。秘密主義の政府や組織の情報統制も婉曲に表現します。言葉少なは自己防衛や抵抗、情報操作の隠喩となり、文脈を読み解くことで、その言葉の奥深さを理解できるでしょう。
混同しやすい単語
発音が似ており、どちらも「re-」で始まるため混同しやすい。'reticent' は『口数が少ない、控えめな』という意味ですが、'reluctant' は『気が進まない、嫌がる』という意味です。品詞はどちらも形容詞ですが、意味合いが異なります。'reluctant' は何か行動をすることに対して抵抗があるニュアンスが含まれます。
語尾の '-ent' が共通しており、スペルが似ているため混同しやすい。'reticent' は形容詞ですが、'resident' は名詞で『居住者、住民』という意味です。発音もアクセントの位置が異なります ('reticent' は re にアクセント、'resident' は re にアクセント)。'resident' は動詞 'reside'(住む)から派生した語であることを意識すると区別しやすくなります。
'reticent' と 'tacit' はどちらも『無言の』『暗黙の』という意味合いを持ち、意味が似ているため混同しやすい。'reticent' は人の性格や態度を表すのに対し、'tacit' は合意や了解が言葉に出されないことを指します。たとえば、'tacit agreement'(暗黙の合意)のように使います。 'tacit' はラテン語の 'tacitus'(無言の)に由来し、'reticent' とは語源が異なります。
スペルが似ており、特に語尾の '-ent' が共通しているため、視覚的に混同しやすい。'reticent' は『口数が少ない』という意味ですが、'recent' は『最近の』という意味です。発音も異なります。'recent' は、出来事が時間的に近いことを表すため、意味の混同を避ける必要があります。
スペルが似ており、どちらも 're-' で始まり、'-ent' で終わるため、混同しやすい。'reticent' は人の性質を表しますが、'relevant' は『関連のある、適切な』という意味で、物事や情報が特定の状況や話題に適合することを指します。発音もアクセントの位置が異なり、'relevant' は 're' にアクセントがあります。
スペルがやや似ており、語尾の '-ent' が共通しているため、混同しやすい。'reticent' は『口数が少ない』という意味ですが、'repentant' は『後悔している、悔いている』という意味です。'repentant' は動詞 'repent'(後悔する)の形容詞形で、罪や過ちを認めて悔いる状態を表します。意味が大きく異なるため、文脈から判断することが重要です。
誤用例
日本語の『口数が少ない』『遠慮がち』というニュアンスから、reticentを『無礼』と関連付けてしまう誤用です。Reticentは単に『発言を控える』という意味であり、必ずしもネガティブな意味合いを持ちません。むしろ、状況によっては慎重さや思慮深さを示す可能性があります。『rude(無礼)』という強い非難の言葉と組み合わせると、文脈的に不自然になります。代わりに、発言がないことに対する話し手の感情を表す『frustrating(もどかしい)』などが適切です。日本人は相手の意図を汲み取ることを重視するため、発言しない=非礼と短絡的に結びつけがちですが、英語圏では発言の有無よりも、発言の内容やタイミングが重視される傾向があります。
Reticentは『控えめ』と訳されることがありますが、必ずしも『謙虚(humble)』と同義ではありません。Reticentは、単に『口が重い』『多くを語らない』という状態を指し、その理由が謙虚さであるとは限りません。秘密主義、内気、警戒心など、様々な理由が考えられます。そのため、『reticent = humble』と決めつけてしまうと、相手の性格や状況を誤解する可能性があります。この文脈では、多くを語らないことが『神秘的(mysterious)』な印象を与えている、という解釈の方が自然です。日本人は美徳として謙虚さを重んじるため、reticentを安易に謙虚さと結びつけがちですが、英語圏では率直さや自己主張が重視されるため、発言を控えることへの解釈はより多様です。また、日本語の『奥ゆかしい』という言葉に引きずられ、英語のhumbleを当てはめてしまうケースも見られます。
Reticentは『内向的』や『社交的でない』と誤解されがちですが、本質的には『口数が少ない』という意味です。そのため、『社交的な性格(outgoing person)』と対比させると、矛盾が生じます。Reticentな人は、社交的でないかもしれませんが、必ずしもユーモアのセンスがないわけではありません。むしろ、口数が少ないからこそ、言葉を選ぶ能力に長けており、ウィットに富んだ発言をする可能性があります。この文脈では、『機知に富み、ユーモアがある(witty and humorous)』という表現の方が、reticentな性格とのギャップをより効果的に表現できます。日本人は『無口=暗い』というイメージを持ちがちですが、英語圏では口数が少ないことが必ずしもネガティブな意味を持たず、むしろ知性や観察力の高さを暗示する場合もあります。
文化的背景
「Reticent」は、表面的には控えめさを意味しますが、その奥には、言葉を発することへの警戒心、あるいは社会的な抑圧に対する抵抗という、より深い意味合いが潜んでいます。言葉少なであることは、単に内向的な性格を示すだけでなく、歴史的な文脈においては、自己防衛や権力構造への批判の隠れた表現手段となり得たのです。
19世紀の英国社会において、「reticent」は、単なる寡黙さ以上の意味を持ちました。ヴィクトリア朝時代は、厳格な社会規範と階級制度が敷かれており、感情の露わな表現は慎まれるべきものとされていました。特に女性は、公の場で意見を述べたり、感情をあらわにしたりすることを抑制されがちでした。そのため、「reticent」という言葉は、表面的な礼儀正しさの裏に隠された、抑圧された感情や意見を暗示するニュアンスを帯びるようになりました。文学作品においては、主人公の「reticent」な態度は、社会への不満や個人的な苦悩を間接的に表現する手段として用いられ、読者は行間を読むことで、登場人物の心の奥底にある葛藤を理解しようと試みました。
また、「reticent」は、政治的な文脈においても重要な意味を持ちます。秘密主義的な政府や組織において、情報の開示を避ける姿勢は、「reticent」という言葉で婉曲的に表現されます。この場合、「reticent」は、単なる情報不足ではなく、意図的な情報操作や隠蔽工作を暗示する可能性があります。たとえば、冷戦時代における諜報活動や、企業における秘密保持契約などは、「reticent」という言葉が持つ、情報統制という側面を浮き彫りにします。情報公開の重要性が叫ばれる現代社会において、「reticent」な姿勢は、透明性の欠如として批判の対象となることもあります。
このように、「reticent」は、単に口数が少ないという表面的な意味だけでなく、歴史的、社会的、政治的な文脈の中で、様々なニュアンスを帯びてきました。言葉少なであることは、自己防衛、社会への抵抗、情報操作など、多様な意味を持ち得るのです。したがって、「reticent」という言葉を理解するためには、その言葉が使われる文脈を注意深く読み解き、その背後にある文化的背景を考慮することが不可欠です。
試験傾向
準1級、1級の語彙問題で出題される可能性あり。長文読解でも、登場人物の性格を表す形容詞として使われることがある。リスニングでの出題は稀。注意点として、類義語のreserved, taciturnとのニュアンスの違いを理解すること。文脈によって適切な単語を選ぶ必要がある。
Part 5(短文穴埋め)やPart 7(長文読解)で出題される可能性がある。ビジネスシーンにおける人物評価や会議の場面で使われることが多い。例えば、「The manager was reticent to share his opinion.」のような文脈。注意点として、ビジネスシーンでの控えめな態度を表す単語として、confidentやoutgoingなどの対義語との識別が重要。
リーディングセクションで出題される可能性が高い。アカデミックな文章、特に社会科学系のトピック(心理学、社会学など)で、人の行動や態度を説明する際に用いられる。例えば、「The research participant was reticent about their past experiences.」のような文脈。注意点として、TOEFLでは文脈から意味を推測する能力が重要。類義語のuncommunicativeやreservedとの微妙なニュアンスの違いを理解し、文脈に合った意味を選択する必要がある。
難関大学の長文読解問題で出題される可能性がある。評論文や物語文で、登場人物の性格や態度を表す際に用いられる。文脈から意味を推測させる問題や、reticentを含む文の和訳問題などが出題される可能性がある。注意点として、reticentはやや硬い表現なので、文脈によってはより一般的な表現(shy, quietなど)で言い換えられる場合があることを理解しておく。