harmonious
強勢は「モゥ」にあります。最初の「ハー」は日本語の「ハー」よりも口を大きく開け、喉の奥から出すイメージです。「r」の音は、舌をどこにもつけずに口の中に浮かせるように発音しましょう。語尾の「アス」は、曖昧母音(/ə/)に近い発音になることもあります。自信がない場合は、はっきりと「ア」と発音しても通じます。
調和のとれた
全体としてバランスが取れていて、心地よく、美しい状態を表す。音、色、人間関係など、様々なものに対して用いられる。個々の要素が互いに矛盾せず、協力し合っているイメージ。
Their family is very harmonious, always supporting each other with warm smiles.
彼らの家族はとても調和がとれていて、いつも温かい笑顔でお互いを支え合っています。
※ この例文は、家族や友人、チームなど、人々の関係性が穏やかで協力的な状態を表す「harmonious」の典型的な使い方です。お互いを思いやり、争いがない温かい雰囲気が伝わりますね。
In the quiet forest, the birds' various songs sounded beautifully harmonious.
静かな森で、様々な鳥たちの歌声が美しく調和していました。
※ ここでは、複数の音が心地よく響き合い、全体としてまとまった美しい音楽のようである状態を表しています。「harmonious」は、音楽や自然の音など、聴覚的な調和を表現する際によく使われます。
The different colors in this painting look so harmonious, making me feel calm.
この絵の様々な色がとても調和がとれて見えて、私を穏やかな気持ちにさせてくれます。
※ この例文は、色やデザイン、空間などが全体としてバランスが取れていて、見た目や雰囲気が心地よい状態を表す「harmonious」の例です。絵画の色合いだけでなく、部屋のインテリアや庭の配置などにも使えますよ。
友好的な
人間関係や社会的な状況において、争いや対立がなく、平和で協力的な状態を指す。人々が互いを尊重し、良い関係を築いている様子を表す。
Our family always enjoys a **harmonious** dinner time, sharing stories and laughter.
私たちの家族はいつも、おしゃべりや笑い声にあふれる友好的な夕食の時間を楽しんでいます。
※ 家族が食卓で仲良く話している様子が目に浮かびますね。「harmonious」は、このように人々の関係や雰囲気が「調和がとれていて友好的な」状態を表すのにぴったりです。家族の温かい絆が感じられます。
The new team worked together in a very **harmonious** way, achieving their goal on time.
新しいチームは、とても友好的に協力し合い、時間通りに目標を達成しました。
※ 仕事のチームがスムーズに、そして協力的に進んでいる様子が伝わります。「harmonious」は、このように集団が衝突なく、調和を保って活動している状態を表現するのによく使われます。チームワークの良さが成功につながった場面ですね。
The children played together in a **harmonious** group at the park, sharing their toys.
子どもたちは公園で、おもちゃを分け合いながら、友好的なグループで一緒に遊びました。
※ 公園で子どもたちが仲良く、けんかせずに遊んでいる光景が目に浮かびます。「harmonious」は、このように人々が互いに尊重し合い、平和に共存している状態を表すのにぴったりです。おもちゃを共有する姿から、思いやりが感じられますね。
コロケーション
調和のとれた関係
※ 最も基本的なコロケーションの一つで、人間関係、国際関係、ビジネス関係など、幅広い状況で使われます。単に「仲が良い」だけでなく、相互尊重、協力、理解がある状態を指します。例えば、'They have a harmonious relationship based on mutual trust.'(彼らは相互の信頼に基づいた調和のとれた関係を築いている)のように使います。ビジネスシーンでは、'harmonious working relationship'(円滑な協力関係)といった表現が好まれます。
調和のとれた社会
※ 政治的、社会的な文脈でよく用いられる表現で、社会全体の安定、平和、公平さを強調します。特に、多文化共生や社会統合を目指す場合に重要視されます。中国共産党のスローガン「和谐社会(héxié shèhuì)」の影響もあり、政治的な意味合いを帯びることもあります。例えば、'The government aims to build a harmonious society where everyone has equal opportunities.'(政府は、すべての人が平等な機会を持つ調和のとれた社会を建設することを目指している)のように使われます。
調和のとれたブレンド、見事な調和
※ 色、味、音、スタイルなど、複数の要素が美しく組み合わさっている状態を表します。例えば、ワインのテイスティングで'a harmonious blend of fruit and spice'(果実とスパイスの調和のとれたブレンド)のように使われたり、インテリアデザインで'a harmonious blend of modern and traditional elements'(モダンと伝統的な要素の調和のとれたブレンド)のように使われます。芸術やデザインの分野で頻繁に使われる表現です。
調和のとれた色彩
※ 色彩理論における基本的な概念で、互いに補完し合い、心地よい視覚効果を生み出す色の組み合わせを指します。インテリアデザイン、ファッション、絵画などの分野で重要視されます。例えば、'The artist used harmonious colors to create a peaceful atmosphere.'(アーティストは調和のとれた色彩を使って、穏やかな雰囲気を作り出した)のように使われます。補色、類似色相など、具体的な色彩の組み合わせによって、多様な調和が生まれます。
調和して暮らす
※ 人間関係だけでなく、自然環境との調和、異なる文化間の調和など、より広範な意味合いで使われます。環境保護や平和運動のスローガンとしても用いられます。例えば、'We should learn to live in harmony with nature.'(私たちは自然と調和して暮らすことを学ぶべきだ)のように使われます。宗教的、精神的な文脈で用いられることもあります。
自然との調和のとれた関係
※ 環境保護の文脈で頻繁に使われる表現で、人間が自然環境を尊重し、持続可能な方法で利用することを意味します。ネイティブアメリカンの文化や、環境保護団体のスローガンなどでよく見られます。例えば、'Indigenous communities often have a harmonious relationship with nature.'(先住民族のコミュニティは、しばしば自然との調和のとれた関係を持っている)のように使われます。'in harmony with nature'という表現も同様の意味で使われます。
調和のとれた音
※ 音楽の文脈で使われ、複数の音(音程、楽器の音色など)が美しく響き合う状態を指します。不協和音(dissonance)の対義語として用いられることが多いです。例えば、'The choir produced a harmonious sound that filled the cathedral.'(聖歌隊は、大聖堂を満たす調和のとれた音を奏でた)のように使われます。音楽評論や演奏会のレビューなどでよく見られる表現です。
使用シーン
学術論文や研究発表で、複数の要素が互いに矛盾なく作用している状態を説明する際に用いられます。例えば、「異なる文化間の価値観がharmoniousな関係を築いている」といった文脈で、社会学や国際関係学の分野で使われることがあります。また、音楽理論において「harmoniousな音階」のように使われることもあります。
ビジネスシーンでは、チームワークや企業文化について言及する際に使われることがあります。例えば、「harmoniousな職場環境を築くことが重要である」といった文脈で、人事部門や経営層が従業員に向けて発信するメッセージで見かけることがあります。ただし、日常的なビジネス会話では、より平易な言葉で言い換えられることが多いです。
日常生活では、芸術、音楽、自然など、美的な調和を表現する際に使われることがあります。例えば、「harmoniousな色彩の庭園」のように、雑誌の記事や旅行ガイドなどで見かけることがあります。また、人間関係について「harmoniousな家庭を築きたい」のように、やや改まった場面で使われることもあります。しかし、日常会話では「仲が良い」「バランスが取れている」といった表現が一般的です。
関連語
類義語
- concordant
意見、考え、声明などが一致し、調和している状態を表す。学術的な文脈や、ややフォーマルな状況で使用されることが多い。 【ニュアンスの違い】"harmonious"よりも、意見や見解の一致に重点を置く。音楽的な調和というよりは、論理的な整合性や合意を指すことが多い。 【混同しやすい点】"harmonious"は人間関係や環境など、より広い範囲の調和を指すのに対し、"concordant"は意見や見解の一致に限定される傾向がある。
二つ以上のものが互いに矛盾せず、うまく共存できる状態を示す。機械、ソフトウェア、人間関係など、幅広い対象に使用される。 【ニュアンスの違い】"harmonious"が全体的な美しさや心地よさを強調するのに対し、"compatible"は機能的な適合性や共存可能性に重点を置く。 【混同しやすい点】"harmonious"は感情的なつながりや美的な調和を含むことがあるが、"compatible"は必ずしも感情的な要素を含まない。例えば、「性格がcompatible」でも「harmonious」な関係とは限らない。
友好的で平和的な関係や態度を表す。特に交渉や議論など、対立の可能性がある状況で使用されることが多い。 【ニュアンスの違い】"harmonious"が全体的な調和を指すのに対し、"amicable"は人間関係における友好的な雰囲気を強調する。対立を避け、良好な関係を維持しようとする意図が含まれる。 【混同しやすい点】"harmonious"は必ずしも人間関係に限らないが、"amicable"は主に人間関係、特に交渉や議論の文脈で使用される。例えば、"amicable solution"(友好的な解決策)という表現は一般的だが、"harmonious solution"は不自然。
- congenial
性格や雰囲気が心地よく、人に好感を与える様子を表す。社交的な場面や、リラックスした状況で使用されることが多い。 【ニュアンスの違い】"harmonious"が全体的な調和を指すのに対し、"congenial"は個人の性格や雰囲気が周囲に与える好影響に重点を置く。親しみやすさや快適さを強調する。 【混同しやすい点】"harmonious"は組織やグループ全体の調和を指すことができるが、"congenial"は主に個人や環境の雰囲気を表す。例えば、"congenial atmosphere"(心地よい雰囲気)という表現は一般的だが、"harmonious atmosphere"はより広範な調和を意味する。
音楽や声が美しく、心地よい響きを持つことを表す。音楽、詩、自然の音など、聴覚的な対象に使用される。 【ニュアンスの違い】"harmonious"が複数の要素が調和している状態を指すのに対し、"melodious"は単一の音や旋律が美しいことを強調する。音楽的な美しさに特化した表現。 【混同しやすい点】"harmonious"は音楽以外の場面でも使用されるが、"melodious"は主に音楽や音に関連する文脈で使用される。例えば、"harmonious relationship"(調和のとれた関係)は一般的だが、"melodious relationship"は不自然。
- symphonious
複数の音が組み合わさって、美しく調和した響きを持つことを表す。オーケストラや合唱など、音楽的なアンサンブルを指すことが多い。やや文学的な表現。 【ニュアンスの違い】"harmonious"が一般的な調和を指すのに対し、"symphonious"は特に音楽的な調和、それも複数の要素が組み合わさった壮大な調和を強調する。より格式ばった、詩的な表現。 【混同しやすい点】"harmonious"は幅広い対象に使用できるが、"symphonious"は音楽、特に複数の楽器や声によるアンサンブルの調和に限定される。日常会話ではほとんど使われず、文学作品や音楽評論などで見られる。
派生語
『調和』や『協調』を意味する名詞。『harmonious』の基となる語であり、音楽、人間関係、自然など、様々な要素がバランス良く組み合わさっている状態を表します。日常会話からビジネス、学術的な文脈まで幅広く使用されます。例えば、『チームのハーモニーを重視する』のように使われます。
- harmonize
『調和させる』、『一致させる』という意味の動詞。『harmonious』の状態を作り出す行為を表します。音楽のハーモニーを奏でる場合や、意見や行動を一致させる場合に使われます。ビジネスシーンでは、『戦略をハーモナイズする』のように、全体としての統一感を生み出す意味合いで用いられます。
- harmonization
『調和』、『統一』を意味する名詞。『harmonize』から派生し、プロセスや結果としての調和を表します。国際的な法律や規格の統一(例:EUにおける法規制のハーモナイゼーション)など、フォーマルな文脈でよく用いられます。学術論文や政策文書で頻繁に見られます。
反意語
- discordant
『不協和な』、『耳障りな』という意味の形容詞。『harmonious』が調和を表すのに対し、音や意見などが一致せず、不快感や対立を生み出す状態を表します。音楽、人間関係、状況など、様々な場面で使用されます。例えば、『discordant voices(不協和な声)』のように使われます。
- disharmonious
『不調和な』という意味の形容詞。接頭辞『dis-(否定)』がつき、『harmonious』の直接的な反対語として機能します。音、色、意見など、様々な要素が調和していない状態を指します。日常会話よりも、ややフォーマルな文脈で使用されることが多いです。例えば、『disharmonious relationship(不調和な関係)』のように使われます。
- conflicting
『矛盾する』、『対立する』という意味の形容詞。『harmonious』が一致・協調を表すのに対し、意見、要求、利益などが互いに相容れない状態を表します。日常会話からビジネス、政治まで幅広い文脈で使用されます。例えば、『conflicting interests(相反する利害)』のように使われます。
語源
"harmonious」は、「調和のとれた」「友好的な」という意味ですが、その語源は古代ギリシャ語の「harmonia(ハルモニア)」に遡ります。この「harmonia」は、文字通りには「結合」「一致」を意味し、音楽における音の調和や、人間関係における円満さを表す言葉として使われていました。さらに遡ると、古代ギリシャ語の「harmozein(ハルモゼイン)」という動詞にたどり着きます。これは「接合する」「適合させる」という意味で、例えば、大工仕事で木材を組み合わせて何かを作る様子を想像するとわかりやすいでしょう。つまり、「harmonious」は、単に仲が良いというだけでなく、まるでパズルのピースがぴったりと組み合わさるように、要素同士が互いに補完し合い、全体として美しい調和を生み出している状態を指す言葉なのです。日本語の「ハーモニー」という言葉も、この「harmonia」から来ています。
暗記法
「harmonious」は、音楽、宇宙、社会の理想的な調和を象徴する言葉。古代ギリシャでは宇宙秩序の女神、音楽の調和を意味し、ピタゴラス学派は天体の運行を音楽のハーモニーと捉えた。シェイクスピア作品では社会秩序や心の状態を象徴。啓蒙思想では理性と自然法の調和が理想社会の基礎。ただし、表面的で画一的な調和を意味する場合もあり、注意が必要。
混同しやすい単語
『harmonious』と語幹が同じで、動詞形であるため、品詞の区別が曖昧になりやすい。意味は『調和させる』であり、状態を表す形容詞の『harmonious』とは異なる。日本人学習者は、文脈から品詞を判断する練習をすべきである。
語頭の 'homo-' が共通しているため、スペルと意味の両面で混同しやすい。『homogeneous』は『同質の』という意味で、調和とは異なる概念を表す。接頭辞 'homo-' が『同じ』という意味を持つことを理解すると、区別しやすくなる。
語尾の '-ous' が共通しており、形容詞である点も共通しているため、スペルが似ていると感じやすい。『hazardous』は『危険な』という意味であり、意味は大きく異なる。発音も異なるため、注意深く聞き分ける必要がある。
『harmonious』の名詞形であり、意味も関連するため、文脈によっては混同しやすい。『harmony』は『調和』という状態や概念を表し、『harmonious』は『調和のとれた』という性質を表す。名詞と形容詞の使い分けを意識する必要がある。
語頭の 'her-' の部分のスペルと発音が似ており、また語尾が'-ary'である点も共通しているため、視覚的に混同しやすい。『hereditary』は『遺伝的な』という意味で、意味は全く異なる。語源的には 'heir (相続人)' に関連する単語であることを知っておくと、記憶の助けになる。
語尾の '-monious' が共通しているため、スペルが似ていると感じやすい。『ceremonious』は『儀式ばった』という意味で、意味は大きく異なる。発音も異なるため、注意深く聞き分ける必要がある。それぞれの単語が持つ固有の意味をしっかりと区別することが重要。
誤用例
「harmonious」は、部署間の関係性を表す際に、文字通り「調和が取れている」という意味で使うと、やや不自然に聞こえることがあります。日本語の「和気あいあい」や「仲が良い」といったニュアンスで直訳すると、ビジネスの文脈では軽すぎる印象を与える可能性があります。英語では、組織の結束や効率性を強調する場合には、「cohesive」や「well-oiled machine」といった表現がより適切です。これは、欧米のビジネス文化では、感情的なつながりよりも、目標達成のための機能的な連携が重視される傾向があるためです。
「harmonious」は、音楽的な「ハーモニー」のイメージが強く、意見の一致を表すには少し詩的すぎる場合があります。よりフォーマルな文脈や、意見や合意の形成を強調したい場合には、「concordant」という単語が適しています。日本人が「harmonious」を選びがちなのは、「調和」という言葉が日本語で肯定的な意味合いを持つためですが、英語では、文脈によって適切な単語を選ぶ必要があります。特に、知的で教養のある層に向けた文章では、語彙の選択が洗練された印象を与えます。
「harmonious」は、しばしば「amicable(友好的な)」と混同されます。交渉の文脈では、「harmonious」は、意見の相違がない状態を指す可能性がありますが、「amicable」は、意見の相違があっても友好的な雰囲気の中で交渉が進むことを意味します。日本人が「harmonious」を選びやすいのは、「和」を重んじる文化から、対立を避けたいという心理が働くためかもしれません。しかし、英語では、建設的な対立や議論も、良い結果につながる要素として認識されるため、「amicable」のような表現がより適切です。
文化的背景
「harmonious(ハーモニアス)」は、単に「調和がとれている」という意味を超え、西洋文化においては、音楽、宇宙、社会秩序など、目に見えない理想的なバランス状態を象徴する言葉として特別な意味を持っています。古代ギリシャの哲学や音楽理論に深く根ざし、ルネサンス期以降の芸術や思想に大きな影響を与えてきました。
古代ギリシャでは、「ハルモニア(Harmonia)」は、宇宙の秩序を司る女神の名前であり、同時に音楽の調和を表す言葉でもありました。ピタゴラス学派は、宇宙全体が数学的な比率によって支配されており、惑星の運行も音楽のハーモニーと同様の法則に従っていると考えました。この思想は「天球の音楽(Musica universalis)」として知られ、中世・ルネサンス期のヨーロッパに大きな影響を与えました。例えば、シェイクスピアの作品には、しばしば音楽のハーモニーが社会の秩序や人間の心の状態を象徴するものとして登場します。不協和音は混乱や争いを、調和のとれた音楽は平和や協調を表すといった具合です。
さらに、「harmonious」は、社会的な文脈においても重要な意味を持ちます。理想的な社会とは、異なる階層や意見を持つ人々が、互いに尊重しあい、協力しあうことで成り立つ調和のとれた共同体であると考えられてきました。啓蒙思想の時代には、理性と自然法の調和が理想的な社会の基礎であるとされ、「harmonious society(調和のとれた社会)」という概念が政治思想の中心的なテーマとなりました。現代においても、多文化共生社会の実現を目指す上で、「harmonious」という言葉は、異なる文化や価値観を持つ人々が互いに理解し、尊重しあうことの重要性を強調する際に用いられます。
ただし、「harmonious」という言葉は、時に表面的で画一的な調和を意味する場合もあります。特に、権力者が異論を封じ込め、社会全体を自分たちの都合の良いように統制しようとする際に、「harmonious」という言葉が用いられることがあります。このような場合、「harmonious」は、自由な意見表明や多様性を否定する抑圧的な意味合いを帯びることがあります。したがって、「harmonious」という言葉を使う際には、それが真の調和を意味するのか、それとも単なる表面的な取り繕いを意味するのかを注意深く見極める必要があります。
試験傾向
準1級・1級の長文読解で出題される可能性あり。語彙問題で直接的な意味を問われることは少ないが、文章全体のテーマに関連するキーワードとして登場することがある。リスニングでは、環境問題や国際関係に関する話題で言及される可能性あり。注意点としては、名詞形 'harmony' と合わせて、意味のニュアンスを理解しておくこと。
Part 5(短文穴埋め問題)やPart 7(長文読解問題)で、稀に出題される。ビジネスシーンにおける協力関係や調和のとれた職場環境を表す際に使われることが多い。例題としては、チームワークやプロジェクトの成功に関する記述の中で見られる。注意点として、'harmonious' は形容詞であり、副詞形 'harmoniously' との使い分けに注意すること。また、類義語である 'cooperative' や 'collaborative' とのニュアンスの違いも理解しておくと良い。
リーディングセクションで、学術的な文章の中で出題される可能性がある。音楽、社会学、環境学など、多様な分野の文章で、概念や関係性の調和を表す際に使われることが多い。ライティングセクションでは、エッセイで論理的な議論を展開する際に、例として用いられる可能性がある。注意点として、TOEFLでは文脈理解が重要であり、単語の意味だけでなく、文章全体における役割を把握する必要がある。また、類義語である 'consonant' や 'symphonious' との違いも理解しておくと良い。
難関大学の長文読解問題で出題される可能性があり。社会問題、文化、国際関係など、幅広いテーマの文章で、異なる要素間の調和や協調関係を表す際に使われることが多い。文脈から意味を推測する問題や、内容一致問題で問われることが多い。注意点として、文脈依存性が高く、単語の意味だけでなく、文章全体のテーマや論理構造を理解する必要がある。また、類義語や対義語を合わせて学習することで、理解を深めることができる。