pernicious
第2音節にアクセントがあります。/ər/ は曖昧母音で、口を軽く開けて「アー」と発音するイメージですが、実際にはほとんど聞こえないほど弱いです。/ˈnɪ/ は日本語の「ニ」に近いですが、より短く、口を横に開きます。/ʃ/ は無声後部歯茎摩擦音で、日本語の「シュ」よりも唇を丸めず、舌先を上歯茎に近づけて息を摩擦させます。語尾の -ous は弱く「アス」と発音しますが、ここも曖昧母音なので力を抜いて発音しましょう。/r/ の発音は、舌をどこにもつけない巻き舌のような音を意識すると、よりネイティブに近い発音になります。( )内は、人によっては聞こえない程度に弱く発音される子音です。
専門的な内容に関するご注意
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じわじわ蝕む
徐々に、しかし確実に悪影響を及ぼす様子。健康、社会、道徳など、目に見えにくいが深刻な損害を与えるものに対して使われる。例:pernicious influence(有害な影響), pernicious anemia(悪性貧血)
Sleeping too little can have a pernicious effect on your health over time.
睡眠不足は、時間の経過とともにあなたの健康にじわじわと悪い影響を与えることがあります。
※ 毎晩遅くまでスマートフォンを見ていて、少しずつ体調が思わしくなくなる…そんな状況を想像してみてください。この文は、目に見えにくい形で徐々に健康を害する習慣について述べています。「over time」は「時間の経過とともに」という意味で、perniciousの「じわじわと」というニュアンスを強調します。
Fake news can be a pernicious influence on public opinion, slowly changing minds.
フェイクニュースは世論にじわじわと悪い影響を与え、ゆっくりと人々の考え方を変えていきます。
※ インターネットで拡散される誤った情報が、気づかないうちに多くの人の意見や考え方を歪めていく…そんな社会的な影響を描写しています。「public opinion」は「世論」。「influence on A」で「Aへの影響」という意味で、perniciousがどのような「影響」なのかを具体的に示しています。
A small lie can have a pernicious impact on trust in a relationship.
小さな嘘が、人間関係における信頼にじわじわと悪い影響を与えることがあります。
※ 友人や恋人との間で、最初は取るに足らないと思っていた嘘が、次第に心の距離を生み、信頼関係を壊していく…そんな切ない場面を想像できます。「impact on A」は「Aへの衝撃・影響」という意味で、こちらもperniciousがもたらす具体的な結果を表します。人間関係は、見えないところでじわじわと悪くなることが多いので、この単語がよく合います。
破滅を招く
最終的に大きな不幸や崩壊につながる性質を表す。一見無害に見えても、放置すると深刻な結果を招くような状況に用いられる。例:pernicious effects(破滅的な影響)
The doctor warned him that smoking was a pernicious habit for his lungs.
医師は彼に、喫煙は肺にとって破滅を招く習慣だと警告しました。
※ この例文では、医師が患者の健康を心から案じ、喫煙が徐々に、しかし確実に体に害を与える様子が描かれています。「pernicious habit」は、一見小さな習慣でも、長期的に見ると取り返しのつかないダメージを与える可能性があることを強調する、典型的な使い方です。
Spreading false rumors can have a pernicious effect on the community.
偽りの噂を広めることは、地域社会に破滅を招く影響を与える可能性があります。
※ この例文は、根拠のない噂が広まることで、人々が混乱したり、互いに不信感を抱いたりするような、社会的な状況を想像させます。「pernicious effect」は、見過ごされがちな行動が、最終的に集団全体に深刻な悪影響をもたらす場合に非常によく使われます。
Her constant gossip created a pernicious atmosphere in the office.
彼女の絶え間ない陰口は、オフィスに破滅を招く雰囲気を作り出しました。
※ 職場の雰囲気が悪くなり、誰もが居心地の悪さを感じている情景が目に浮かびます。ここでは「pernicious atmosphere」として、人の行動が、徐々に職場の人間関係や生産性を蝕んでいく様子を表しています。人間関係や環境にじわじわと害を及ぼす状況で使われることが多い表現です。
コロケーション
悪性貧血
※ ビタミンB12の吸収不良によって引き起こされる重度の貧血を指します。医学用語として専門的に使用されます。かつては致死的な病気でしたが、現在では治療法が確立されています。比喩的な意味合いはなく、純粋に医学的な文脈で使用される点に注意が必要です。
有害な影響、悪影響
※ 人、思想、行動などが、徐々に、そして深刻な悪影響を及ぼす様子を表します。特に、道徳的、精神的な面での悪影響を指すことが多いです。例えば、「a pernicious influence on young minds(若者の心に有害な影響)」のように使われます。単に「bad influence」と言うよりも、より深刻で長期的な影響を強調するニュアンスがあります。
有害な影響、悪影響
※ "pernicious influence"と類似していますが、こちらはより具体的な影響や結果に焦点を当てています。例えば、政策、環境汚染、習慣などがもたらす具体的な悪影響について述べる際に使用されます。「the pernicious effects of pollution(汚染の有害な影響)」のように使われます。influenceよりも、具体的な結果にフォーカスしている点が異なります。
有害な噂、悪質な噂
※ 広まることで人々の評判や生活に深刻な悪影響を与える噂を指します。単なるゴシップとは異なり、根拠がなく、中傷的で、広範囲に被害をもたらす可能性のある噂を指します。「pernicious lies」も同様の意味合いで使用されます。噂の悪質さ、深刻さを強調する際に用いられます。
悪循環
※ 一度始まると、悪化の一途をたどり、抜け出すことが難しい状況を表します。経済、社会、個人の行動など、様々な文脈で使用されます。例えば、「a pernicious cycle of poverty(貧困の悪循環)」のように使われます。単に「vicious cycle」と言うよりも、より深刻で、自己増殖的な悪循環であることを強調するニュアンスがあります。
悪癖、有害な習慣
※ 健康や生活に悪影響を及ぼす習慣を指します。喫煙、過度の飲酒、ギャンブル依存症などが該当します。単に「bad habit」と言うよりも、より深刻で、断ち切ることが難しい習慣を指すことが多いです。「a pernicious addiction(深刻な中毒)」も同様の意味合いで使用されます。
使用シーン
学術論文や専門書で、ある現象や影響が徐々に悪化していく様子を分析的に説明する際に使われます。例えば、社会学の研究で「貧困の連鎖が次世代に及ぼすperniciousな影響」について論じる場合や、医学論文で「ある生活習慣が健康に及ぼすperniciousな影響」を記述する際に用いられます。文語的な表現であり、客観性と厳密さが求められる文脈で重要です。
ビジネスシーンでは、リスク管理や戦略策定に関する報告書などで、潜在的な危険性や長期的な悪影響を指摘する際に用いられることがあります。例えば、「新規市場への参入が、既存事業にperniciousな影響を及ぼす可能性がある」といった形で、経営層への注意喚起や意思決定の根拠として提示されます。フォーマルな文脈で使用され、口語的な会話ではあまり使われません。
日常会話で使われることは稀ですが、ニュース記事やドキュメンタリー番組などで、社会問題や環境問題など、深刻な問題が徐々に悪化していく状況を説明する際に使われることがあります。例えば、「SNSの普及が若者のメンタルヘルスに及ぼすperniciousな影響」といった形で、警鐘を鳴らすような文脈で見かけることがあります。やや硬い表現であり、日常会話ではより平易な言葉で言い換えられることが多いでしょう。
関連語
類義語
有害である、不利益をもたらすという意味。公式な場面、ビジネス、学術的な文脈でよく用いられる。 【ニュアンスの違い】"pernicious"よりも一般的で、直接的な害を指すことが多い。また、害の原因が特定しやすい場合に使われる。感情的な強さは"pernicious"よりも弱い。 【混同しやすい点】"detrimental"は対象が具体的な場合に使いやすく、抽象的な影響や長期的な悪影響を表す"pernicious"とは使い分けが必要。例えば、"Smoking is detrimental to your health."のように使う。
害がある、有害なという意味。日常会話からフォーマルな場面まで幅広く使われる。 【ニュアンスの違い】"pernicious"よりも一般的で、直接的または間接的な害を指す。害の程度は様々で、深刻なものから軽いものまで含まれる。感情的なニュアンスはほとんどない。 【混同しやすい点】"harmful"は対象が人、物、状況など多岐にわたるが、"pernicious"はより深刻で、徐々に悪影響を及ぼすような場合に適している。例えば、"Harmful chemicals"のように使う。
- deleterious
有害な、体に悪いという意味。学術的な文脈や、健康、環境に関する議論でよく用いられる。 【ニュアンスの違い】"pernicious"と同様に、徐々に悪影響を及ぼすニュアンスがあるが、より直接的な害、特に健康や環境への害を指すことが多い。ややフォーマルな語。 【混同しやすい点】"deleterious"は、具体的な物質や行為が健康や環境に与える影響を説明する際に適している。例えば、"Deleterious effects of pollution"のように使う。
- injurious
怪我をさせる、有害なという意味。法律、医学、または公式な文書でよく用いられる。 【ニュアンスの違い】"pernicious"よりも直接的な害を指すことが多い。物理的な怪我や損害だけでなく、精神的な害も含むことがある。ややフォーマルな語。 【混同しやすい点】"injurious"は、具体的な行動や状況が直接的な損害を引き起こす場合に適している。例えば、"Injurious to health"のように使う。
- noxious
有毒な、不快なという意味。科学的な文脈や、環境汚染に関する議論でよく用いられる。 【ニュアンスの違い】"pernicious"よりも直接的な毒性や不快感を指すことが多い。特に、ガス、煙、化学物質など、嗅覚や呼吸器系に影響を与えるものに対して使われる。 【混同しやすい点】"noxious"は、具体的な物質が直接的な不快感や健康被害を引き起こす場合に適している。例えば、"Noxious fumes"のように使う。
- damaging
損害を与える、傷つけるという意味。日常会話からビジネスまで幅広く使われる。 【ニュアンスの違い】"pernicious"よりも一般的で、直接的な損害を指すことが多い。物理的な損害だけでなく、評判や関係性など、抽象的な損害も含む。 【混同しやすい点】"damaging"は、具体的な行動や状況が直接的な損害を引き起こす場合に適している。"pernicious"のように、徐々に悪影響を及ぼすニュアンスは薄い。例えば、"Damaging evidence"のように使う。
派生語
- impecunious
『金欠の、貧乏な』という意味の形容詞。ラテン語の『pecunia(お金)』に否定の接頭辞『im-』が付いたもの。『pernicious』と直接的な語源関係はないものの、ラテン語を起源とする語彙を増やし、語感を豊かにする効果がある。やや古風で、文芸作品や法律関連文書で見られる。
- pecuniary
『金銭上の、金銭的な』という意味の形容詞。ラテン語の『pecunia(お金)』に由来し、お金に関わる事柄を指す。ビジネス文書や法律関連文書でよく用いられる。抽象的な概念を扱うため、日常会話よりもフォーマルな場面で使われることが多い。
- pecunious
『お金持ちの、裕福な』という意味の形容詞。ラテン語の『pecunia(お金)』に由来する。『impecunious』の反対語にあたり、稀に使われる。法律や経済に関する議論で、稀に見かけることがある。
反意語
『有益な、ためになる』という意味の形容詞。『pernicious』が『有害な』という意味であるのに対し、正反対の恩恵や利益をもたらすことを表す。健康、環境、経済など、幅広い文脈で使われる。日常会話から学術論文まで、あらゆる場面で頻出する。
『無害な、害のない』という意味の形容詞。『pernicious』が積極的に害を及ぼすニュアンスを含むのに対し、こちらは害がない状態を示す。日常会話でよく使われ、安全性や安心感を伝えたい場合に適している。比喩的な意味でも用いられる。
- salutary
『健康に良い、有益な』という意味の形容詞。『pernicious』が健康や精神に悪影響を及ぼすのに対し、こちらは健康を促進する効果を表す。ややフォーマルな語で、医学や健康に関する文脈で使われることが多い。比喩的に、精神的な成長や改善を指す場合もある。
語源
「pernicious」は、ラテン語の「perniciosus」(破滅的な、有害な)に由来します。これは、「per-」(完全に、徹底的に)と「necis」(死、殺害)という二つの要素から構成されています。「necis」は、「necāre」(殺す)という動詞に関連しています。つまり、「pernicious」は文字通りには「完全に死をもたらす」という意味合いを持ちます。この単語が「じわじわ蝕む」という意味合いを持つようになったのは、「完全に死をもたらす」ものが、必ずしも即効性があるわけではなく、徐々に、そして確実に破滅へと導く様子を表すようになったためと考えられます。日本語で例えるなら、「病は気から」ということわざのように、最初は小さな兆候でも、放置すれば取り返しのつかない事態になることを示唆するニュアンスと似ています。
暗記法
「pernicious」は、静かに忍び寄り、徐々に蝕むイメージ。中世道徳劇では、傲慢や貪欲が「pernicious influences」として魂を蝕む様が描かれました。シェイクスピアの悲劇では、個人の罪が社会全体を蝕む様を表現。現代では、フェイクニュースが公共の議論を、環境汚染が未来世代を蝕むと警鐘を鳴らします。目に見えぬ悪が、着実に破滅へ向かわせる様を「pernicious」は体現します。
混同しやすい単語
スペルが長く、'per-' と 'pre-' の接頭辞が似ているため、視覚的に混同しやすい。意味は『出しゃばりな』『厚かましい』で、pernicious(有害な)とは全く異なる。presumptuous は、何かを当然のことと決めつけて行動する様子を表す。語源的には 'assume'(仮定する)と関連がある。
発音が似ており、特に語尾の '-cious' の部分が曖昧になりやすい。スペルも 'per-' と 'pre-' の違いのみ。意味は『貴重な』『高価な』で、全く異なる概念を表す。precious は、価値が高いものや大切にされるものを指す。
語尾の '-cious' と '-cuous' が似ているため、スペルが混同されやすい。また、'in-' という接頭辞が 'pernicious' の負のイメージと反対であるため、意味の関連性を誤解する可能性がある。innocuous は『無害な』という意味。
意味が『有害な』という点で 'pernicious' と類似しているため、類語として混同される可能性がある。ただし、'detrimental' はより一般的な『有害な』という意味合いが強く、'pernicious' は徐々に、あるいは潜在的に害を及ぼすニュアンスがある。品詞はどちらも形容詞。
'per-' から始まるスペルが似ているため、視覚的に混同しやすい。意味は『忍耐』『根気』で、全く異なる概念を表す。単語の構造も異なり、'severance'(分離)という単語が含まれている点も異なる。発音もアクセントの位置が異なるため、注意が必要。
発音の響きが似ており、特に語尾の '-nosis' の部分が似ているため、音声的に混同されやすい。'pernicious' が病気などに対して使われる場合、'prognosis'(予後)と文脈が近くなる可能性もある。意味は『予後』『(病気の)経過予測』で、名詞である。
誤用例
「pernicious」は、単に「有害な」という意味ではなく、徐々に、かつ非常に有害な影響を及ぼすものに対して使われます。雨が髪を濡らすこと自体は不快でも、その影響が緩やかで深刻ではないため、「pernicious」は不適切です。ここでは、単に雨が降り続いていることを強調する「incessant」がより適切です。日本人が「有害」という言葉からすぐに「pernicious」を選んでしまうのは、語感のニュアンスを考慮しない直訳的な思考回路によるものです。英語では、影響の程度や持続性によって適切な単語を選ぶ必要があります。
「pernicious」は、意図的な悪意よりも、結果として有害である状況や影響を指すことが多いです。ジョークが人々を不快にさせた原因が、話し手の意図的な悪意である場合は、「malicious(悪意のある)」が適切です。日本人は、「有害」という言葉から、意図の有無に関わらず「pernicious」を選んでしまいがちですが、英語では意図の有無によって単語を使い分ける必要があります。また、日本語の「毒のあるジョーク」という表現を直訳しようとして「pernicious joke」としてしまうケースも考えられますが、英語では意図を明確にする方が自然です。
「pernicious」は、長期にわたって徐々に悪影響を及ぼすものに使われるため、噂が広まるスピードによっては不適切です。噂の影響がすぐに現れる場合や、広範囲に影響を与える場合は、「damaging(損害を与える)」がより適切です。日本人は、「有害」という言葉のイメージから、すぐに「pernicious」を選んでしまう傾向がありますが、英語では影響の広がり方やスピードによって適切な単語を選ぶ必要があります。また、企業内の噂話という文脈では、より直接的な表現である「damaging」が好まれます。日本語の「有害な噂」という表現を直訳しようとする際に、英語の文脈におけるニュアンスの違いを考慮する必要があります。
文化的背景
「pernicious(有害な、破滅的な)」は、目に見えにくいながらも徐々に、そして確実に蝕んでいく性質を指し、しばしば道徳的、精神的な腐敗や社会的な悪弊と結び付けられてきました。この単語が持つイメージは、静かに進行する病、あるいは気づかぬうちに忍び寄る毒のように、徐々に破滅へと導く力です。
歴史的に見ると、「pernicious」は、宗教的、道徳的な堕落を描写する際に頻繁に用いられてきました。例えば、中世の道徳劇では、傲慢さや貪欲さといった罪が「pernicious influences(有害な影響)」として描かれ、人々の魂を蝕み、最終的には破滅へと導く存在として表現されました。また、政治的な陰謀や腐敗を描写する際にも、この言葉は有効に機能します。権力者が密かに、しかし着実に社会の基盤を崩していく様子は、「pernicious effects(有害な影響)」という言葉によって、その深刻さをより鮮明に伝えることができるのです。
文学作品における「pernicious」の登場例としては、シェイクスピアの悲劇が挙げられます。例えば、『ハムレット』におけるクローディアスの行動は、まさに「pernicious」と呼ぶにふさわしいものです。彼は王位を奪うために兄を殺害し、その罪を隠蔽しながら国を統治しますが、彼の行動は徐々に国全体を蝕み、最終的には悲劇的な結末を迎えます。この例からもわかるように、「pernicious」は、個人の罪が社会全体に及ぼす深刻な影響を描写する際に、非常に効果的な言葉となります。
現代社会においても、「pernicious」は、社会問題や環境問題など、様々な分野で使用されています。例えば、フェイクニュースやヘイトスピーチなどの情報汚染は、「pernicious effects on public discourse(公共の議論に対する有害な影響)」をもたらすと指摘されています。また、環境汚染や気候変動は、「pernicious consequences for future generations(将来の世代に対する有害な結果)」をもたらす可能性があります。このように、「pernicious」は、目に見えにくいながらも、徐々に、そして確実に社会や環境を蝕んでいく問題に対して、警鐘を鳴らす言葉として、現代社会においても重要な役割を果たしています。
試験傾向
準1級・1級の語彙問題で出題される可能性あり。長文読解でも、内容を理解する上で重要な単語として登場することがある。特に、環境問題や社会問題に関する文章で使われることが多い。注意点としては、名詞形(perniciousness)も合わせて覚えておくこと。
Part 5(短文穴埋め)やPart 7(長文読解)で登場する可能性がある。ビジネスシーンというよりは、社会問題や環境問題、健康問題など、やや硬めの話題で使われることが多い。同義語・類義語(detrimental, harmful)との区別を意識すると良い。
リーディングセクションで頻出。アカデミックな内容、特に科学、社会科学、歴史などの分野で使われる。文脈から意味を推測する問題や、パラフレーズされた表現を選ぶ問題で問われることが多い。ライティングセクションで使う場合は、やや硬い印象を与えるため、文体に注意が必要。
難関大学の長文読解で出題される可能性あり。文脈から意味を推測させる問題や、内容説明問題で問われることが多い。語源(per-「完全に」+ nec-「殺す」)を知っておくと、意味を推測しやすくなる。