英単語学習ラボ

lyricist

/ˈlɪrɪsɪst/(リィーリスィスト)

第一音節に強勢があります。/ɪ/ は日本語の「イ」よりも口を少し横に引いて短く発音します。「-cist」の部分は、日本語の「シ」よりも舌先を少し上に向けて発音するとより近くなります。最後の「ト」は息を破裂させるように発音すると、より自然な英語の発音になります。

名詞

作詞家

歌の歌詞を作る人。単に言葉を並べるだけでなく、感情や物語を表現する才能を持つニュアンスを含む。poet(詩人)よりも、歌の構成要素としての歌詞を作るという役割に焦点があたる。

The lyricist for that hit song appeared on stage, and the crowd cheered loudly.

そのヒット曲の作詞家がステージに登場し、観客は大きな歓声を上げました。

この例文は、大勢の観客がいるコンサート会場で、人気曲の作詞家が紹介され、喝采を浴びている感動的な場面を描いています。「誰かの作詞家」という関係性(for that hit song)と、その人が公の場に登場する典型的な状況がわかります。

A skilled lyricist carefully chooses words to fit the music's feeling.

熟練した作詞家は、音楽の感情に合うように慎重に言葉を選びます。

音楽スタジオや制作現場で、作詞家がメロディーを聴きながら、歌詞の言葉を一つ一つ吟味している様子が目に浮かびます。「作詞家とはどんな仕事をする人か」を説明する際に使われる、非常に典型的で自然な文脈です。

My younger sister wants to become a lyricist because she loves writing poems.

私の妹は詩を書くのが大好きなので、作詞家になりたいと思っています。

家族や友人が、将来の夢について語り合っているような、温かい日常の会話の場面です。「〜になりたい」という夢を語る際に 'want to become a ~' という表現はとても一般的で、初学者にも使いやすいです。理由を添えることで、より自然な会話になります。

コロケーション

talented lyricist

才能のある作詞家

作詞家の能力を評価する際によく使われる組み合わせです。「talented」は生まれつきの才能や秀でた能力を指し、作詞の分野における創造性、言語感覚、表現力などを包括的に評価する言葉として用いられます。音楽業界だけでなく、文学的な文脈でも使用されます。例えば、「a talented lyricist whose words resonate with audiences」のように使います。

prolific lyricist

多作な作詞家

作詞家が多くの作品を生み出していることを強調する際に使われます。「prolific」は、量だけでなく質も伴っているニュアンスを含みます。例えば、「a prolific lyricist with a string of hit songs」のように使います。ビジネスシーン(音楽業界)や音楽評論などでよく見られる表現です。

collaborate with a lyricist

作詞家と共同制作する

音楽制作の現場で、作曲家や歌手が作詞家と協力して楽曲を作り上げる状況を表します。「collaborate」は、それぞれの専門知識やスキルを持ち寄り、共同で目標を達成するニュアンスがあります。音楽業界における一般的な制作プロセスを説明する際によく使われる表現です。例文: "The composer decided to collaborate with a lyricist to enhance the emotional depth of the song."

work as a lyricist

作詞家として働く

作詞家を職業として説明する際に使われます。音楽業界でのキャリアや職務内容を説明する際によく用いられる表現です。例えば、「She works as a lyricist for a major record label」のように使います。求人広告や職務経歴書など、ビジネスシーンでも頻繁に見られます。

renowned lyricist

高名な作詞家、著名な作詞家

"Renowned"は、その才能や業績が広く知られ、尊敬されている作詞家を指します。単に有名であるだけでなく、実績と評価を伴っているニュアンスがあります。音楽史や伝記などで用いられることが多く、フォーマルな文脈で使用されます。例: "The renowned lyricist received a lifetime achievement award for his contributions to music."

aspiring lyricist

作詞家志望者

"Aspiring"は、将来作詞家になることを目指している人を指します。まだプロとして活動していない、または駆け出しの作詞家に対して使われることが多いです。音楽学校の紹介文や、新人発掘オーディションなどでよく見られる表現です。例: "The songwriting workshop is designed for aspiring lyricists."

poetic lyricist

詩的な作詞家

作詞家の言葉選びや表現が、まるで詩のように美しい、または深い意味を持っていることを表します。単に歌詞を書くだけでなく、文学的なセンスや感性を持っていることを強調する際に使われます。音楽評論やレビューなどでよく用いられます。例: "The poetic lyricist crafted verses that resonated with listeners on a profound level."

使用シーン

アカデミック

音楽学、文芸学、ポピュラー音楽研究などの分野で、特定の作詞家の作品分析や、作詞技法に関する論文で使われることがあります。例えば、「〇〇氏の歌詞における比喩表現の研究」といったテーマで、専門的な議論をする際に登場します。

ビジネス

音楽著作権管理団体や、音楽出版社、レコード会社などの業界で、契約書や企画書などの文書で使われることがあります。例えば、「新規契約作詞家の選定に関する報告」といった社内向けの報告書で、アーティストの役割を説明する際に用いられます。

日常会話

音楽好きの人が、好きなアーティストや楽曲について語る際に、作詞家を特定して言及する場面で稀に使われることがあります。例えば、「この曲の歌詞は本当に素晴らしくて、作詞家の〇〇さんの才能を感じるよね」といった会話です。一般的には「作詞家」という言葉を使うことが多いでしょう。

関連語

類義語

  • 詩人。詩作を専門とする人を指し、文学的な文脈で使われることが多い。詩集を出版したり、文学賞を受賞したりするような、より芸術的な活動を行う人を指す。 【ニュアンスの違い】「lyricist」は歌詞の作者であり、音楽と結びついているのに対し、「poet」は音楽を伴わない純粋な詩を創作する人を指す。また、「poet」はよりフォーマルで、文学的な響きを持つ。 【混同しやすい点】「lyricist」は特定の楽曲のために歌詞を書く人である一方、「poet」はより広範な詩作活動を行う人を指すという点で、活動範囲が異なる。

  • songwriter

    作詞作曲家。歌詞と曲の両方を作る人を指し、音楽業界で広く使われる。ポップ、ロック、フォークなど、さまざまなジャンルの音楽制作に関わる。 【ニュアンスの違い】「lyricist」は歌詞のみを担当するのに対し、「songwriter」は歌詞と曲の両方を担当する。より包括的な役割であり、商業的な成功を目指すことが多い。 【混同しやすい点】「songwriter」は作詞だけでなく作曲も行うため、音楽的な知識やスキルが求められる。「lyricist」は主に言葉の表現力に特化している。

  • librettist

    オペラやミュージカルの台本作家。物語の構成や登場人物のセリフ、歌詞などを担当し、演劇的な文脈で使われる。 【ニュアンスの違い】「lyricist」は特定の楽曲の歌詞を書くのに対し、「librettist」はオペラやミュージカル全体の台本(リブレット)を作成する。より大規模な作品に関わる。 【混同しやすい点】「librettist」は物語の構造や登場人物の設定など、演劇的な要素も考慮する必要がある。「lyricist」は楽曲のテーマや感情を表現することに重点を置く。

  • verse maker

    詩を作る人、特に特定のテーマやイベントのために詩を創作する人を指す。やや古風な表現で、現代ではあまり一般的ではない。 【ニュアンスの違い】「lyricist」が音楽と結びついた歌詞の作者であるのに対し、「verse maker」は音楽を伴わない詩を作る人を指す。また、「verse maker」はやや軽蔑的なニュアンスを含む場合がある。 【混同しやすい点】「verse maker」は、必ずしも高い芸術性や創造性を持つとは限らないという含みがある。一方、「lyricist」は、聴衆に感動を与える歌詞を作る能力が期待される。

  • ballad writer

    バラード(物語詩)を作る人。物語性のある歌詞を持つ楽曲を制作する人を指し、音楽業界や文学的な文脈で使われる。 【ニュアンスの違い】「lyricist」は様々なジャンルの歌詞を書くのに対し、「ballad writer」はバラードという特定の形式の楽曲に特化している。より叙情的で感情的な表現が求められる。 【混同しやすい点】「ballad writer」は、物語の構成や登場人物の感情などを歌詞で表現する必要がある。「lyricist」は、必ずしも物語性のある歌詞を書くとは限らない。

  • word painter

    言葉を使って情景や感情を鮮やかに描写する人。比喩的な表現で、詩人や作家など、言葉の表現力に長けた人を指す。 【ニュアンスの違い】「lyricist」は歌詞の作者であり、音楽と結びついているのに対し、「word painter」は音楽を伴わない言葉の表現に特化している。より文学的な表現を重視する。 【混同しやすい点】「word painter」は、具体的な職業を指すのではなく、言葉の表現力に対する評価を表す言葉である。「lyricist」は、音楽業界における具体的な職業である。

派生語

  • 『歌詞』という意味の名詞。元々は古代ギリシャの竪琴(リュラ)に合わせて歌われた歌に由来。現代では歌の言葉の部分全般を指す。日常会話から音楽評論まで幅広く使われる。

  • 『叙情的な』という意味の形容詞。歌詞(lyric)が持つ感情や美しさを表す。詩や音楽、文学作品の表現を評価する際に用いられ、やや文学的な文脈で使われることが多い。

  • 『叙情的に』という意味の副詞。『lyrical』をさらに副詞化したもので、音楽や詩、文章などが叙情的な方法で表現されている様子を表す。文芸評論などで見られる。

反意語

  • 『作曲家』。歌詞(lyrics)を作る作詞家(lyricist)に対して、楽曲全体のメロディーやハーモニーを作る人を指す。音楽制作における役割分担として明確な対比構造を持つ。

  • instrumentalist

    『器楽奏者』。歌詞を必要としないインストゥルメンタル音楽において、演奏家は歌詞の作成者(lyricist)と対比される。特にジャズやクラシック音楽では、歌詞がない楽曲も多い。

語源

「lyricist(作詞家)」は、「lyric(叙情詩)」に「-ist(~する人、~主義者)」という接尾辞が付いたものです。「lyric」は、古代ギリシャ語の「lyrikos(リラに合う)」に由来します。リラは古代ギリシャで使用された弦楽器で、叙情詩は通常、リラの伴奏に合わせて歌われました。つまり、「lyric」は元々「リラに合わせて歌われる詩」という意味合いを持っていました。それが転じて、感情や個人的な思いを表現する詩全般を指すようになり、さらに「-ist」が付くことで、「叙情詩を作る人」、すなわち「作詞家」という意味になったのです。音楽と詩が深く結びついていた古代ギリシャの文化が、現代の「lyricist」という単語にも反映されていると言えるでしょう。

暗記法

作詞家は、メロディに時代の精神を織り込む詩人。社会の感情や価値観を映し、人々の喜怒哀楽を代弁し、文化的な記憶を未来へ伝えます。かつては権力者の意向に沿うこともありましたが、大衆音楽の隆盛と共に自由な表現を追求。社会変革を後押しする歌詞も生まれました。日常や個人的感情から普遍的なテーマを紡ぎ、聴衆の心に響く物語を届けます。多様なジャンルで活躍し、社会に影響を与える存在です。

混同しやすい単語

『lyricist』と『lyrical』は、スペルが非常に似ており、意味も関連するため混同しやすいです。『lyrical』は形容詞で、「叙情的な」「歌詞のような」という意味を持ちます。一方、『lyricist』は名詞で「作詞家」です。日本人学習者は、品詞と意味の違いを意識する必要があります。例えば、『lyrical poetry』(叙情詩)のように使われます。

physicist

『lyricist』と『physicist』は、語尾の『-cist』が共通しており、スペルが似ているため、特に初学者には混同されやすいです。『physicist』は「物理学者」という意味で、分野が全く異なります。発音もアクセントの位置が異なるため、注意が必要です。/ˈfɪzɪsɪst/ と /ˈlɪrɪsɪst/ の違いを意識しましょう。

『lyricist』と『critic』は、どちらも人物を表す名詞であり、語尾の音が似ているため混同されることがあります。『critic』は「評論家」「批評家」という意味で、作品を評価する人を指します。スペルも一部共通する文字があるため、注意が必要です。文脈から判断することが重要です。

elist

『lyricist』に似た単語は存在しませんが、スペルミスで『lyricist』と書いてしまう間違いとして、eから始まる単語(例:elist)と混同してタイプミスをする可能性があります。特に、急いでタイピングする際に起こりやすいです。スペルチェッカーなどを活用して、確認することが重要です。

『lyricist』と『artist』は、どちらも芸術に関わる人物を指す名詞であり、語尾の『-ist』が共通しているため、意味の面で混同されることがあります。『artist』は「芸術家」「画家」など、より広い意味を持ちます。一方、『lyricist』は歌詞を作る人に限定されます。文脈に応じて使い分ける必要があります。

『lyricist』と『therapist』は、語尾の『-ist』が共通しており、専門家を表す言葉として認識されるため、初見では混同される可能性があります。『therapist』は「セラピスト」「療法士」という意味で、人の心や体の治療・ケアを行う専門家を指します。発音もアクセントの位置が異なるため、注意が必要です。/ˈθerəpɪst/ と /ˈlɪrɪsɪst/ の違いを意識しましょう。

誤用例

✖ 誤用: He is a lyricist of his life.
✅ 正用: He is the author of his own life.

日本語の『人生の作詞家』という表現を直訳するとこのようになりがちですが、『lyricist』はあくまで歌の歌詞の作者を指します。人生を創造するという意味合いを表現するなら、『author(著者、創作者)』を使う方が適切です。英語では、人生を『物語』や『本』として捉える比喩が一般的で、自己決定権や主体性を強調するニュアンスが含まれます。日本語の『作詞家』は、人生という壮大なテーマには少し限定的過ぎる印象を与えます。

✖ 誤用: She is a lyricist, so she has a delicate mind.
✅ 正用: She is a lyricist, which suggests she is likely sensitive and creative.

『lyricist』という職業から『繊細な心』を連想するのは自然ですが、直接的な因果関係を示すのはやや大げさです。英語では、職業と性格特性を結びつける場合、より婉曲的な表現を好みます。『which suggests』を使うことで、可能性や推測のニュアンスを加え、断定的な印象を避けることができます。日本人は『〜だから、〜だ』という直接的な表現を好む傾向がありますが、英語では間接的な表現や含みを持たせることで、相手に想像の余地を与えることが大切です。

✖ 誤用: He is a great lyricist, but he is not famous.
✅ 正用: He is a great lyricist, but his work is not widely known.

『lyricist』は歌詞の作者であり、必ずしも表舞台に出る人ではありません。『有名』かどうかを直接評価するのではなく、作品が広く知られているかどうかを評価する方がより適切です。英語では、才能や業績と知名度を分けて考える傾向があり、特に芸術分野では、真の価値は知名度とは別のところにあるという考え方が根強いです。日本人は、成功=有名というイメージを持ちがちですが、英語圏では、無名であっても優れた才能を持つ人がいるということを尊重する文化があります。

文化的背景

作詞家(lyricist)は、単に言葉を並べる技術者ではなく、時代精神をメロディに乗せて表現する詩人であり、社会の感情や価値観を映し出す鏡です。彼らの歌詞は、人々の喜びや悲しみ、希望や絶望を代弁し、文化的な記憶を未来へと伝える役割を担っています。

作詞家の社会的役割は、音楽の歴史とともに変化してきました。かつては宮廷や教会に仕え、権力者の意向に沿った歌詞を書くことが多かったのですが、大衆音楽の隆盛とともに、より自由な表現を追求するようになりました。特に20世紀以降は、社会的なメッセージを込めた歌詞が増え、公民権運動や反戦運動などの社会変革を音楽の力で後押ししました。ボブ・ディランやジョン・レノンといった作詞家たちは、その代表的な存在と言えるでしょう。彼らの歌は、単なる娯楽ではなく、社会に対する問題提起や人々の意識改革を促す力を持っていました。

作詞家の創造性は、言葉の選び方やリズム感だけでなく、時代や社会に対する深い洞察力によって支えられています。彼らは、日常的な出来事や個人的な感情の中に、普遍的なテーマを見出し、それを詩的な言葉で表現します。例えば、失恋の歌は、単なる個人的な悲しみを歌うだけでなく、愛の儚さや人間の孤独といった普遍的なテーマを表現することができます。優れた作詞家は、言葉の力を使って、聴衆の心に深く響く物語を紡ぎ出すことができるのです。

現代の作詞家は、多様なジャンルの音楽で活躍しており、その表現方法も多岐にわたっています。ヒップホップの作詞家たちは、ストリートの現実や社会的な不平等に対する怒りを、リズミカルな言葉で表現します。ポップミュージックの作詞家たちは、愛や友情といった普遍的なテーマを、キャッチーなメロディに乗せて歌います。どのようなジャンルであれ、作詞家は、言葉の力を使って、人々の心を揺さぶり、社会に影響を与えることができる存在なのです。彼らの歌詞は、私たちの文化的な風景を豊かにし、未来へと受け継がれていくことでしょう。

試験傾向

英検

この単語が直接問われることは少ないですが、音楽や芸術に関するテーマの長文読解で、関連語彙の知識を問う形で間接的に出題される可能性があります。特に準1級以上で、芸術系の文章が出題された際に注意が必要です。

TOEIC

TOEICでは、直接的に「lyricist」という単語が問われる可能性は低いと考えられます。しかし、エンターテイメント業界や著作権に関する話題が扱われる場合、関連語彙の知識が文脈理解に役立つことがあります。

TOEFL

TOEFLでは、音楽史や文化人類学に関連するアカデミックな文章で、間接的に言及される可能性があります。直接的な語彙問題としては出題されにくいですが、読解問題における背景知識として覚えておくと良いでしょう。

大学受験

大学受験においても、「lyricist」という単語が直接問われる頻度は高くありません。しかし、歌詞分析や音楽文化に関する評論などが出題された場合、文脈理解を助ける語彙として役立つ可能性があります。特に、難関大学の記述問題で、関連知識を問われる可能性があります。

免責事項

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このページについて

作成:英単語学習ラボ
生成支援:Google Gemini
最終更新:2025年7月18日

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