lettuce
第1音節にアクセントがあります。母音 /ɛ/ は日本語の「エ」よりも口を左右に広げて発音します。/ɪ/ は日本語の「イ」よりも曖昧な音で、口をあまり開けずに発音するのがコツです。語尾の 's' は無声音で、息だけで発音するイメージです。有声音の「ズ」にならないように注意しましょう。
専門的な内容に関するご注意
このページには、健康、金融、法律など、専門的な知識を必要とする内容が含まれている可能性があります。本サイトの情報は学習目的で提供されており、専門家による助言の代わりとなるものではありません。重要な判断を行う際には、必ず資格を持つ専門家にご相談ください。
レタス
サラダやサンドイッチによく使われる葉物野菜。様々な種類があり、シャキシャキとした食感が特徴。
My mom always puts fresh lettuce in our salad.
母はいつも私たちのサラダに新鮮なレタスを入れてくれます。
※ 食卓でサラダを準備する、日常的で温かいシーンが目に浮かびます。レタスがサラダの主役であることが分かりますね。「fresh lettuce」は「新鮮なレタス」という意味で、食材の鮮度を伝えるときによく使われます。
I picked up a big head of lettuce at the grocery store.
私は食料品店で大きなレタスを一つ買いました。
※ スーパーマーケットで買い物をする場面です。レタスを手に取って選んでいる様子が想像できますね。「a head of lettuce」は、レタスを数えるときの自然な言い方です。お店で「レタスを一つください」と言うときに役立ちます。
We grew some crisp lettuce in our backyard garden this summer.
私たちはこの夏、裏庭の菜園でシャキシャキのレタスを育てました。
※ 自宅の庭で野菜を育てる、のどかで楽しい情景が目に浮かびます。自分で育てたレタスの「シャキシャキ(crisp)」とした食感が伝わってきますね。「grew」は「grow(育てる)」の過去形です。家庭菜園の話でよく使われる表現です。
コロケーション
レタス1個
※ レタスはバラバラではなく、球状にまとまった状態で売られているため、「head(頭)」という単位を使います。これは、キャベツやニンニクなど、同様の形状で売られる野菜にも適用されます。スーパーで「レタス1個ください」と言うときは、"I'd like a head of lettuce, please."となります。単に"lettuce"と言うと、レタス全体を指す抽象的な概念になってしまうので注意しましょう。日常会話で非常によく使われる表現です。
レタス包み(料理)
※ ひき肉や野菜などを炒めた具材を、レタスの葉で包んで食べる料理を指します。中華料理店やエスニック料理店でよく見られます。ダイエット志向の人にも人気があります。"chicken lettuce wraps"(鶏肉のレタス包み)のように、具材を具体的に指定することも可能です。アメリカのレストランなどでもよく見かけるメニューです。
シャキシャキしたレタス
※ レタスの食感を強調する表現です。新鮮でみずみずしいレタスを表現する際によく用いられます。サラダのレシピや食品の商品説明などで頻繁に見られます。"crisp"は、レタスだけでなく、他の野菜や果物にも使え、食感の良さを伝える汎用性の高い形容詞です。例えば、"crisp apple"(シャキシャキしたリンゴ)のように使います。
(主にアメリカで一般的な)クリスプヘッドレタス
※ "iceberg"は「氷山」という意味ですが、この種類のレタスが輸送中に氷で覆われていたことに由来します。水分が多く、シャキシャキとした食感が特徴です。アメリカでは最も一般的なレタスの種類ですが、栄養価は他のレタスに比べて低いとされています。スーパーでレタスを選ぶ際に、"Do you have iceberg lettuce?"のように尋ねることができます。
ロメインレタス
※ シーザーサラダに使われることで有名なレタスです。葉が縦長で、少し苦味があります。"romaine"はフランス語に由来し、イタリアのローマ地方で栽培されていたことが名前の由来です。スーパーで「ロメインレタスはありますか?」と聞く場合は、"Do you have romaine lettuce?"となります。
葉レタス(結球しないタイプのレタスの総称)
※ 結球しない、葉がバラバラになっているタイプのレタスの総称です。グリーンリーフレタスやレッドリーフレタスなどが含まれます。サラダに使われることが多いです。スーパーで様々な種類のレタスが並んでいるのを見て、"These are all types of leaf lettuce."(これらはすべて葉レタスの種類です)のように説明できます。
レタスを敷いたもの
※ 料理の盛り付けで、レタスを皿の底に敷き詰めることを指します。サラダや肉料理、魚料理など、様々な料理に使われます。例えば、"The steak was served on a bed of lettuce."(ステーキはレタスを敷いた上に盛り付けられていた)のように使います。視覚的な美しさを演出し、料理に彩りを添える効果があります。
使用シーン
生物学、栄養学、農業経済学などの分野の論文や研究発表で、レタスの品種、栄養価、栽培方法などを議論する際に使われます。例えば、「異なる栽培条件がレタスのビタミンC含有量に与える影響」といった研究テーマで言及されることがあります。
食品業界の報告書、マーケティング資料、あるいはレストランのメニュー開発会議などで、食材としてのレタスについて議論される際に使われます。例えば、「新商品のサラダに最適なレタスの品種選定」や「レタスの仕入れ価格変動に関する分析」といった文脈で登場します。
スーパーでの買い物、料理のレシピ、健康に関する会話など、日常生活の様々な場面で登場します。例えば、「今日の夕食はレタスを使ったサラダにしよう」「レタスは食物繊維が豊富だから積極的に摂るようにしている」といった会話で使われます。
関連語
類義語
- greens
葉物野菜全般を指す言葉。サラダや付け合わせに使われることが多い。日常会話でよく使われる。 【ニュアンスの違い】"Lettuce"は特定の種類の野菜を指すのに対し、"greens"はより広いカテゴリーを指す。例えば、ケールやホウレンソウも"greens"に含まれる。 【混同しやすい点】"Greens"は複数形で使われることが多いが、"lettuce"は可算名詞としても不可算名詞としても使われる点に注意。サラダバーなどで「葉物野菜」を指す場合は、"greens"が適切。
- salad greens
サラダに使われる葉物野菜の総称。レストランのメニューやレシピでよく見られる。 【ニュアンスの違い】"Lettuce"はサラダに使われることが多いが、"salad greens"はより多様な葉物野菜の組み合わせを指す。ロメインレタス、フリルレタス、ベビーリーフなどが含まれる。 【混同しやすい点】"Salad greens"は通常、複数の種類の葉物野菜が混ざっていることを指すため、単一の"lettuce"とは異なる。レシピなどで指定された種類の葉物野菜がない場合に"salad greens"で代用できることがある。
- garden lettuce
家庭菜園などで栽培されるレタスを指す。園芸に関する文脈で使われる。 【ニュアンスの違い】"Lettuce"は一般的なレタスを指すが、"garden lettuce"は特に家庭菜園で育てられたレタスであることを強調する。新鮮さや自家製である点をアピールする際に用いられる。 【混同しやすい点】"Garden lettuce"は、スーパーなどで購入するレタスと区別するために使われることがある。家庭菜園で作られたレタスは、市販のものよりも新鮮で風味が良いというイメージがある。
- leafy greens
葉っぱを食用とする野菜の総称。栄養学や健康に関する文脈でよく使われる。 【ニュアンスの違い】"Lettuce"は"leafy greens"の一種だが、"leafy greens"にはホウレンソウ、ケール、小松菜なども含まれる。より栄養価の高い野菜を指すことが多い。 【混同しやすい点】"Leafy greens"は、ビタミンやミネラルを豊富に含む葉物野菜を指すため、"lettuce"よりも健康的なイメージがある。健康的な食生活を推奨する際に用いられる。
- iceberg lettuce
結球レタスの一種で、シャキシャキとした食感が特徴。スーパーなどで一般的に販売されている。 【ニュアンスの違い】"Lettuce"は様々な種類のレタスを指すが、"iceberg lettuce"は特定の品種を指す。他の種類のレタスよりも水分が多く、味が淡白。 【混同しやすい点】"Iceberg lettuce"は、他の種類のレタス(ロメインレタス、フリルレタスなど)よりも栄養価が低いと見なされることがある。サラダの食感を重視する場合に使われる。
- romaine lettuce
葉が縦長で、歯ごたえのあるレタス。シーザーサラダによく使われる。 【ニュアンスの違い】"Lettuce"は様々な種類のレタスを指すが、"romaine lettuce"は特定の品種を指す。他の種類のレタスよりも栄養価が高く、味が濃い。 【混同しやすい点】"Romaine lettuce"は、シーザーサラダなど特定の料理に使われることが多い。他の種類のレタスよりも葉がしっかりしているため、ドレッシングが絡みやすい。
派生語
- lactucarium
レタスから採取される乳液状の物質を指す学術用語。鎮静作用や催眠作用があると考えられ、薬理学や植物学の文脈で使用される。接尾辞『-arium』は場所や物質を示す。
- lactate
『乳酸を生成する』という意味の動詞。レタスの語源であるラテン語の『lac(ミルク)』に由来し、生化学や生理学の分野で、筋肉や発酵プロセスにおける乳酸の生成を説明する際に用いられる。
- lactic
『乳の』または『乳酸の』という意味の形容詞。レタスの語源であるラテン語の『lac(ミルク)』に由来する。食品科学や医学の分野で、乳酸菌や乳酸発酵などに関連する事柄を指す際に使われる。例えば、lactic acid(乳酸)のように複合語として用いられることが多い。
反意語
レタスが主にサラダや付け合わせとして消費されるのに対し、『肉』はタンパク質源として食事の中心となることが多い。栄養素の観点からも、レタスがビタミンや食物繊維を多く含むのに対し、肉はタンパク質や脂質を多く含む点で対照的である。食生活における役割が大きく異なる。
- starch
レタスが水分と繊維質を多く含む低カロリーな野菜であるのに対し、『デンプン』は炭水化物の主要な供給源であり、高カロリーである。レタスはサラダなど生で食べられることが多いが、デンプンは加熱調理が必要な場合が多い。食感や調理法においても対照的である。
語源
「lettuce(レタス)」の語源は、ラテン語の「lactuca(ラクトゥーカ)」に遡ります。この「lactuca」は、「lac(ラクト)」、つまり「乳」を意味する言葉に由来します。これは、レタスの茎を切ると白い乳状の液体が出てくることにちなんでいます。このラテン語が古フランス語を経由して「laitues」となり、中英語で「lettuse」という形に変化し、現代英語の「lettuce」へと繋がりました。身近な野菜であるレタスの名前の由来が、「乳」という意外な意味を持つラテン語から来ていることは、言葉の歴史の面白さを示しています。まるで、クレオパトラが愛した牛乳風呂のように、レタスにも白い液体のイメージが隠されているのです。
暗記法
レタスは、古代エジプトでは豊穣の神に捧げられた神聖な植物でした。媚薬の効果があると信じられた時代も。それが中世には修道院で栽培される貴重な野菜となり、現代ではサラダの定番へ。平凡な野菜に見えて、実は歴史と文化が詰まっているのです。食卓のレタスを口にする時、その意外な背景に思いを馳せてみてください。
混同しやすい単語
『lettuce』と『lattice』は、どちらも語尾が 'tice' で終わるため、発音とスペリングが似ていて混同されやすいです。『lattice』は『格子』という意味の名詞で、野菜の『レタス』とは全く異なる概念を表します。特に注意すべきは、アクセントの位置です。『lettuce』は最初の音節にアクセントがありますが、『lattice』も同様です。しかし、発音記号を意識して、それぞれの母音の違いを明確にすることが重要です。
『lettuce』と『leech』は、最初の音が似ているため、聞き取りにくい場合があります。『leech』は『ヒル』という意味の名詞です。スペリングも 'lett' と 'lee' で始まり、視覚的にも似ているため、混同しやすいかもしれません。文脈から判断することが重要ですが、会話の場合は特に注意が必要です。また、『leech』は比喩的に『人にたかる人』という意味でも使われます。
『lettuce』と『letters』は、最初の数文字が同じであるため、スペリングミスやタイプミスが起こりやすいです。『letters』は『手紙』または『文字』という意味の名詞です。発音も似ていますが、『letters』は複数形であるため、語尾に /z/ の音が付きます。文章を書く際には特に注意が必要です。
『lettuce』と『leashes』は、スペルと発音がいくらか似ています。どちらも複数形を作る 's' で終わる可能性があります。『leashes』は『(犬などを繋ぐ)リード』の複数形です。発音は最初の音節が似ていますが、母音と子音の組み合わせが異なります。文脈によって区別することが重要です。
『legislate』は『(法律を)制定する』という意味の動詞で、最初の音節が『lettuce』の最初の音節と似ているため、発音を聞き間違える可能性があります。また、どちらの単語も語源的にラテン語に由来するため、スペリングにも共通点が見られます。ただし、『legislate』はフォーマルな単語であり、日常会話ではあまり使われないため、文脈から判断できる場合が多いでしょう。
『lethargy』は『倦怠感、無気力』という意味の名詞で、最初の2文字が『lettuce』と同じであるため、スペルミスを起こしやすいです。発音も最初の音節が似ていますが、アクセントの位置が異なります。『lettuce』は最初の音節にアクセントがありますが、『lethargy』は2番目の音節にアクセントがあります。意味も全く異なるため、文脈から判断することが重要です。
誤用例
日本語では『レタス』だけで通じることが多いですが、英語では『lettuce』は不可算名詞として扱われるため、レストランで注文する際は『a lettuce salad』のように具体的な料理名で伝えるのが自然です。単に『lettuce』と言うと、レタスそのもの(例えば、丸ごとのレタス)を注文したかのような印象を与えかねません。日本人が陥りやすい『名詞の可算・不可算の誤り』の典型例と言えるでしょう。また、交換してもらったものは、レタスではなくキャベツなので、replaceを使うのが適切です。
『lettuce』は確かに健康に良いですが、『長生きのため』という目的を表現する場合、少し直接的すぎると感じるネイティブもいます。より自然な英語では、『promote longevity(長寿を促進する)』のような表現を用います。また、ここでも不可算名詞である『lettuce』を漠然と使うのではなく、『salads(サラダ)』のような形で、普段どのようにレタスを摂取しているのか具体的に示すことで、より自然な響きになります。日本人が目的や理由を直接的に表現しがちなのに対し、英語では婉曲的な表現や、具体的な行動を示すことで意図を伝えることが好まれる傾向があります。
『lettuce』を贈り物にするという行為自体は問題ありませんが、上司への贈り物としては、少しカジュアルすぎる印象を与える可能性があります。高価なものではなく、ちょっとしたお土産(small gift)として渡すのが適切でしょう。また、ここでも不可算名詞である『lettuce』をそのまま渡すのではなく、『some』を付けて一部を渡すというニュアンスを出すと、より自然です。日本人が形式を重んじるのに対し、欧米では贈り物もよりカジュアルで実用的なものが好まれる傾向があります。また、所有格を表す『of』ではなく、産地を表す『from』を使う方が自然です。
文化的背景
レタスは、その瑞々しさと手軽さから、しばしば「平凡な日常」や「食卓の彩り」を象徴します。しかし、古代エジプトでは、レタスは性的な魅力や生命力と結びつけられ、豊穣の神ミンに捧げられる神聖な植物でした。現代の私たちがサラダボウルの中で見慣れているレタスからは想像もできない、意外な一面です。
レタスの歴史は古く、地中海沿岸が原産とされています。古代ローマ時代には、すでに食用として栽培されており、様々な品種が存在していました。当時の人々は、レタスを消化を助ける効果や、睡眠を促す効果があると信じていました。また、一部の文化圏では、レタスに媚薬としての効果があると信じられていたこともあり、その用途は現代のサラダ菜としての役割とは大きく異なっていました。中世ヨーロッパにおいては、修道院などで栽培され、貴重な野菜として扱われていました。
レタスのイメージは時代とともに変化してきました。かつては神聖な植物であり、薬効があると信じられていたレタスは、現代では手軽に入手できるありふれた野菜となりました。しかし、その過程で、レタスは「健康」や「新鮮さ」といったイメージを獲得し、現代の食生活において重要な役割を担っています。特に、健康志向の高まりとともに、サラダの定番食材として、その需要はますます高まっています。
レタスは、その平凡さの中に、豊かな歴史と文化を秘めた野菜です。古代エジプトにおける神聖な植物としての側面から、現代の食卓を彩るサラダ菜としての役割まで、レタスのイメージは時代とともに変化してきました。次にレタスを口にするときは、その背後にある歴史や文化に思いを馳せてみるのも面白いかもしれません。一見すると何気ないレタスも、文化的なレンズを通して見れば、新たな発見があるかもしれません。
試験傾向
主に準2級〜2級の語彙問題で出題される可能性があります。長文読解で食品や食生活に関するテーマで登場することも。リスニングでは、日常会話の中で使われることがあります。
1. 出題形式:語彙問題、長文読解、リスニング
2. 頻度と級・パート:準2級〜2級
3. 文脈・例題の特徴:日常会話、食生活に関する文章
4. 学習者への注意点・アドバイス:基本的な単語なので、意味とスペルを確実に覚えましょう。サラダやサンドイッチなど、関連語と一緒に覚えると効果的です。
TOEICでは、Part 3(会話問題)やPart 7(長文読解)で、レストランや食料品に関する話題で登場する可能性があります。
1. 出題形式:長文読解、会話問題
2. 頻度と級・パート:Part 3, Part 7
3. 文脈・例題の特徴:レストラン、食料品、ビジネスランチ
4. 学習者への注意点・アドバイス:TOEICでは、食品に関する語彙も重要です。他の野菜の名前や、レストランで使われる表現と一緒に覚えましょう。
TOEFLでは、食文化や健康に関するアカデミックな文章で登場する可能性がありますが、頻度は高くありません。
1. 出題形式:長文読解
2. 頻度と級・パート:低い
3. 文脈・例題の特徴:食文化、健康、農業
4. 学習者への注意点・アドバイス:TOEFL対策としては優先度は低いですが、食に関する文章を読む際に知っておくと役立ちます。
大学受験では、長文読解で食生活や健康に関する文章で登場する可能性があります。基本的な単語として知っておくべきです。
1. 出題形式:長文読解
2. 頻度と級・パート:標準レベル
3. 文脈・例題の特徴:食生活、健康、環境問題
4. 学習者への注意点・アドバイス:基本的な単語ですが、文脈の中で意味を理解できるように、関連語句と一緒に覚えましょう。